JP2016151406A - 全熱交換素子とそれを用いた熱交換型換気機器 - Google Patents

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【課題】熱交換型換気機器等に使用される全熱交換素子において、全熱交換効率の低下を抑制した軽量な全熱交換素子を提供することを目的とする。【解決手段】仕切部材12と中空構造である外リブ13と中リブ14とを備えた全熱交換素子ピース15であって、全熱交換素子ピース15を風向が異なる排気流16と給気流17を構成するように一層ずつ交互に複数積層して構成される全熱交換素子3であって、仕切部材12と中リブ14とを接着するのり代19を備え、のり代19は中リブ14に凹部18を設けて仕切部材12と接触させたものであって、凹部18にて構成される凹部風路21の凹部風路断面22を凹部18近傍の風路20の風路断面23より小さく設けたものであって、凹部風路21と凹部18近傍の風路20とが互いに垂直となることを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。【選択図】図3

Description

本発明は、全熱交換素子とそれを用いた熱交換型換気機器に関するものである。
従来、冷房や暖房の効果を損なわずに換気できる装置として、住宅の屋根裏等に設置され換気の際に給気と排気の間で熱交換を行う熱交換形換気機器が知られている。熱交換素子は、熱交換型換気機器の内部において排気流と給気流の間で熱交換を行うものであり、特に温度に加え湿度も交換するものが全熱交換素子と呼ばれている。
この種の全熱交換素子では、熱および湿度を交換するために伝熱性及び透湿性を有し、給気と排気が混合しないようにするため気体の遮蔽性も有する仕切部材を用いている。また、仕切部材の間隔を保持し、素子外への空気の漏れを抑制する樹脂製の漏れ防止リブを備えた単位構成部材を、所定の間隔で複数層に重ね合わせた構造を採用したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その全熱交換素子について図8を参照しながら説明する。
図8に示すように、全熱交換素子101は伝熱性と透湿性と、遮蔽性とを有する仕切部材104と、積層時に仕切部材104の間隔を保持し空気の漏れを防ぐ樹脂製の漏れ防止リブ103とを備えた単位構成部材102を一枚ずつ90度回転させて交互に積層したものである。また、仕切部材104の上部を通過する第一気流105と仕切部材104の下部を通過する第二気流106とが仕切部材104を介して、温度および湿度を交換されるものである。
特開2013−257106号公報
このような従来の全熱交換素子101は、漏れ防止リブ103の形状を金型に彫り、仕切部材104を金型に設置し、溶融樹脂を注入して成形することで製造された単位構成部材102によって構成される。そのため、漏れ防止リブ103が中実となり全熱交換素子101の重量が重く、材料費や運送費等のコストが多くかかるほか、全熱交換素子101を用いた熱交換型換気機器の施工が困難であるという課題があった。
従来例に記載のとおり、リブを薄く成形するか発泡剤を加えて樹脂使用量を削減したとしても、素子からの空気の漏れを防ぐためには複数の漏れ防止リブが必要であり、漏れ防止リブが仕切部材の伝熱面積を減少させるため、全熱交換効率の低下を生じるほか、根本的な軽量化にはつながらないという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、全熱交換効率の低下を抑制した軽量な全熱交換素子を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、伝熱性および透湿性を備えた仕切部材と中空外周リブとで構成された風路と、前記風路の間隔を保持する複数の中空間隔保持リブとを備えた単位構成部材であって、前記単位構成部材を風向が異なる前記風路を構成するように一層ずつ交互に複数積層して構成される全熱交換素子であって、前記仕切部材と前記中空間隔保持リブとを接着する接着部を備え、前記接着部は前記中空間隔保持リブに凹部を設けて仕切部材と接触させたものであって、前記凹部にて構成される凹部風路に接続された前記凹部近傍の風路の断面積より、前記凹部近傍の風路と前記凹部風路との接続部の開口面積を小さく設けたものであって、前記凹部風路と前記凹部風路に接続された前記凹部近傍の前記風路とが互いに垂直となることを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、伝熱性および透湿性を備えた仕切部材と中空外周リブとで構成された風路と、前記風路の間隔を保持する複数の中空間隔保持リブとを備えた単位構成部材であって、前記単位構成部材を風向が異なる前記風路を構成するように一層ずつ交互に複数積層して構成される全熱交換素子であって、前記仕切部材と前記中空間隔保持リブとを接着する接着部を備え、前記接着部は前記中空間隔保持リブに凹部を設けて仕切部材と接触させたものであって、前記凹部にて構成される凹部風路に接続された前記凹部近傍の風路の断面積より、前記凹部近傍の風路と前記凹部風路との接続部の開口面積を小さく設けたものであって、前記凹部風路と前記凹部風路に接続された前記凹部近傍の前記風路とが互いに垂直となる構成にしたことにより、中空外周リブと中空間隔保持リブが中空であるため、中実のものと比較すると全熱交換素子を軽量化することができる。
さらに、中空間隔保持リブ内部に接着部を備えることで、中空間隔保持リブと仕切部材との接着面を低減し、伝熱面積の減少を防ぐことで、全熱交換効率の低下を抑制できる。
その上、凹部風路に接続された凹部近傍の風路の断面積より、凹部近傍の風路と凹部風路との接続部の開口面積を小さくすることで、凹部風路に流れ込む風が通風抵抗を受けるため、凹部風路に流れ込む風の量を抑制できる。また、凹部風路と凹部近傍の風路が垂直となることで、凹部近傍の風路から凹部風路に流れ込む風の通風抵抗を増加させ、凹部風路に流れ込む風の量を抑制できる。これらの構成により、中空間隔保持リブによって整流された風が仕切部材上の風路を均等に流れるため、全熱交換効率の低下を抑制できる。
これらの結果、全熱交換効率の低下を抑制した軽量な全熱交換素子を得ることができる。
本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気機器の設置例を示す概念図 同熱交換型換気機器の構成を示す図 同全熱交換素子を分解した斜視図 同単位構成部材のC−C‘断面を示す断面図 同単位構成部材の外観を示す斜視図 同単位構成部材の平面図 同単位構成部材の凹部風路と風路が交差する領域を示す斜視図 従来の全熱交換素子の外観を示す斜視図
本発明の請求項1記載の全熱交換素子は、伝熱性および透湿性を備えた仕切部材と中空外周リブとで構成された風路と、前記風路の間隔を保持する複数の中空間隔保持リブとを備えた単位構成部材であって、前記単位構成部材を風向が異なる前記風路を構成するように一層ずつ交互に複数積層して構成される全熱交換素子であって、前記仕切部材と前記中空間隔保持リブとを接着する接着部を備え、前記接着部は前記中空間隔保持リブに凹部を設けて仕切部材と接触させたものであって、前記凹部にて構成される凹部風路に接続された前記凹部近傍の風路の断面積より、前記凹部近傍の風路と前記凹部風路との接続部の開口面積を小さく設けたものであって、前記凹部風路と前記凹部風路に接続された前記凹部近傍の前記風路とが互いに垂直となる構成を有する。
これにより、中空外周リブと中空間隔保持リブが中空であるため、中実のものと比較すると全熱交換素子を軽量化できる効果を奏する。さらに、中空間隔保持リブ内部に接着部を備えることで、中空間隔保持リブと仕切部材との接着面を低減し、伝熱面積の減少を防ぐことで、全熱交換効率の低下を抑制するという効果を奏する。その上、凹部風路に接続された凹部近傍の風路の断面積より、凹部近傍の風路と凹部風路との接続部の開口面積を小さくすることで、凹部風路に流れ込む風が通風抵抗を受けるため、凹部風路に流れ込む風の量を抑制できる。また、凹部風路と凹部近傍の風路を垂直とすることで、凹部近傍の風路から凹部風路へ流れ込む風の通風抵抗を増加させ、凹部風路に流れ込む風の量をさらに抑制することによって、中空間隔保持リブに整流された風が仕切部材上の風路を均等に流れるため、全熱交換効率の低下を抑制するという効果を奏する。
また、前記中空外周リブと前記中空間隔保持リブの成形手段として、真空成形を用いてもよい。薄い樹脂シートを引き伸ばすため、厚みの自由度が高く、薄い中空状のリブを成形することができる。この構成により外周リブおよび間隔保持リブを合成樹脂で成形する射出成形と比較し、単位構成部材の重量を低減できるため、軽量な全熱交換素子を得るという効果を奏する。
また、前記全熱交換素子を用いた熱交換形換気機器という構成にしてもよい。全熱交換効率の低下を抑制した軽量な全熱交換素子を用いることで、全熱交換効率の低下を抑制した軽量な熱交換型換気機器を得るという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、熱交換型換気機器が設置された2階建ての住宅を示す概念図である。図1に示すように、家1は排気のみを行う非居住空間、例えばトイレ、洗面所、浴室と給気と排気両方を行う居住空間、例えば寝室、リビングから構成されている。
熱交換型換気機器2は、各部屋の給気や排気を行うダクトが接続されており、熱交換型換気機器2は、屋外への排気空気と屋外からの給気空気の間で熱交換する全熱交換素子3(図2で説明)を内部に有している。
図2は熱交換型換気機器2の構成を示す概念図である。図2に示すように、熱交換型換気機器2は、排気空気4が流れる排気送風路4a、給気空気5が流れる給気送風路5aと、排気空気4を送風する排気送風手段6と、給気空気5を送風する給気送風手段7と、排気空気4と給気空気5の間で熱交換を行う全熱交換素子3で構成されている。
排気空気4を発生させる排気送風手段6は、室内の空気を内気口8に取り込み、排気口9を通過して室内の空気を屋外に排気し、給気空気5を発生させる給気送風手段7は、屋外の空気を外気口10から取り込み、給気口11から室内へ空気を給気しており、排気空気4と給気空気5が交差する位置に全熱交換素子3が設けられている。
ここで、全熱交換素子3の構成について図3を用いて説明する。図3は、全熱交換素子を分解した斜視図である。全熱交換素子3は仕切部材12上に、中空外周リブである外リブ13と中空間隔保持リブである中リブ14とを備えた単位構成部材である全熱交換素子ピース15を排気流16の方向をA、給気流17の方向をBとなるように交互に積層して構成される。仕切部材12は、熱および湿度を交換するために伝熱性及び透湿性を有し、排気流16と給気流17が混合しないようにするため、気体の遮蔽性も有する。このような仕切部材12として、例えば気体の遮蔽性を高めた紙や樹脂製の透湿膜などが挙げられるがこれに限らず、伝熱性および透湿性、遮蔽性を兼ね備えた部材であればよい。
本実施の形態では、例えば、外リブ13および中リブ14は一枚のシート状材料に曲げ加工を施し、金型により余剰なシート状材料を打ち抜く工法などで製造したもので、図4に示すように、中空の構造となっている。また、図5に示すように、外リブ13と中リブ14を、仕切部材12に貼り合わせることで、全熱交換素子ピース15を構成している。また、中リブ14上において凹部18を形成し、凹部18を仕切部材12と接触させ、接触面を接着剤にて接着し、接着部であるのり代19を設ける。
さらに、図6に示すように、凹部18は外リブ13や中リブ14によって形成された風路20に対して開口し、風路20を接続する形で凹部風路21を形成している。また、凹部風路21は凹部風路21が接している風路20と互いに垂直となるように設ける。
その上、図7に示すように、凹部風路21と風路20とを接続する開口面である凹部風路断面22が、凹部風路が接している風路20の風の流れに垂直な風路断面23より小さく構成されている。
このような構成にすることで、外リブ13と中リブ14が中空であるため、中実のものと比較すると全熱交換素子3を軽量化できる。さらに、中リブ14内部にのり代19を複数備えることで、中リブ14外周を全周接着する場合と比較すると、中リブ14と仕切部材12との接着面を低減し、伝熱面積の低下を抑制できるため、全熱交換効率の低下を抑制できる。
また、風路断面23より、凹部風路断面22を小さくすることで、風路20から凹部風路21に流れ込む風が通風抵抗を受けるため、凹部風路21を通過する風量を抑制できる。その上、凹部風路21を風路20と互いに垂直となるように設けることで、風路20から凹部風路21に流れ込む風は風路20に対して、90度風向を変化させることで生じる通風抵抗を受けるため、さらに凹部風路21に流れ込む風量を抑制できる。一般的に風路20は、排気空気4または給気空気5が仕切部材12の表面を均等に流れるようにすることで、全熱交換素子3の交換効率を高めるような形状になっている。ここで凹部風路21に流れる風の風量が大きい場合、風路20から凹部風路21を通って他の風路20へ流れ込む風の流れが生じ、風路20に風の流れない部分が生じてしまう。すなわち、風の流れない部分は熱交換に寄与しないため、全熱交換素子3の全熱交換効率低下に繋がる恐れがある。以上の理由から、凹部風路21を流れる風の風量を抑制することで、全熱交換素子3に均等に空気が流れ、全熱交換効率の低下を抑制できる。
前記のように、中リブ14は、通常全熱交換素子3内部の風路20内を均一に風が流れるように構成され、例えば仕切部材12上に風路20が等間隔となるように設けられ、中リブ14の高さは一定である構成が多い。
シート材料として例えば、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリルーブタジエンースチレン(ABS)、ポリスチレン(PS)、その他一般的な樹脂で薄く、希望の形状に成形できるものであればよく、なかでも剛性が高く、成形後の寸法精度の高いアクリロニトリルーブタジエンースチレンやポリスチレンが好ましい。
接着剤は中リブ14と仕切部材12ともに接着力を発揮する薬剤が好ましく、例えば、中リブ14にポリスチレン、仕切部材12に紙を用いた場合は、疎水性のポリスチレンと親水性の紙とを接着するため、両方の素材になじみやすい共重合エマルション系の薬剤が挙げられる。また、製造方法に応じて、湿気硬化、圧力硬化、UV硬化等の硬化方式を選択することができる。ただし、これらの薬剤に限らず材料の組み合わせに応じて既知の接着剤、接着方法を用いることができ、その効果に差異は生じない。
風路20は外リブ13または中リブ14と仕切部材12とで構成された空間であって、内部を風が流れることで、仕切部材12を通じて熱交換する空間を示す。また、全熱交換素子3の中で、前記熱交換する空間へ導風するための空間も風路20に含む。
凹部風路断面22とは、凹部風路21を構成するリブの端面と風路20との接線で構成される領域である。風路断面23よりも面積が少なければ良く、素子形状にもよるが例えば風路断面23の1%から50%にあたる面積が挙げられ、より好ましくは5%から25%にあたる面積が良い。面積比として1%を下回る場合、のり代19の接着面積も小さくなるため、接着が不完全になる可能性がある。また、面積比として50%を上回ると風路20から凹部風路21へ流れ込む風の通風抵抗が小さくなるため、凹部風路21を流れる風の量を減少させる効果が得にくくなる。
風路断面23とは、図7に示すように風路20において、仕切部材12と中リブ14または外リブ13の接線から、隣り合う中リブ14または外リブ13と仕切部材12との接線へ引いた垂線と、仕切部材12と隣り合う仕切部材12との間に引いた垂線とで構成される断面領域を示す。
風路が互いに垂直に交わるとは、図7に示すように、例えば風路20と凹部風路21が交わった場合、風路20の第一断面領域の中心を中リブ14または外リブ13に沿って結んだ線と、凹部風路21の第二断面領域の中心を中リブ14または外リブ13に沿って結んだ線とが、風路で交わった点において垂直に交差することを示す。
なお、外リブ13と仕切部材12とを接着することで、全熱交換素子3の内部での排気流16と給気流17との混合を防ぐことができ、外リブ13と仕切部材12の接着方式は、熱による接着あるいは接着剤を用いた接着のどちらでもよく、外リブ13あるいは仕切部材12の材料の耐熱性や耐薬品性によって方式を選定する。
なお、外リブ13同士の外周を接着することで、全熱交換素子3の外部への空気漏れを防ぐことができ、外リブ13同士の接着方式は、熱による接着あるいは接着剤を用いた接着のどちらでもよく、本実施の形態の効果に差異を生じない。
なお、中リブ14同士の位置関係は本実施の形態内で特定するものではなく、その素子の目的に応じて不均一な間隔で備えられている形状や、中リブ14が複数の高さを持つ形状でもよく、本実施の形態の効果に差異を生じない。
なお、リブの工法はシート状材料を曲げることに限らず、中リブ14または外リブ13を中空に薄く形成できれば既知の手法を用いることができ、例えば板材を切削加工して形成しても、その効果に差異を生じない。
なお、図7では、凹部風路21における仕切部材12と相対する仕切部材12との間隔は、風路20における仕切部材12と相対する仕切部材12との間隔とほぼ等しく描かれているが、双方の間隔が等しくなくともよく、本実施の形態の効果に差異を生じない。
なお、図6では凹部風路21の端面は、並行に描かれているが、例えば接着力を増すためにその表面に凹凸を設けても良く、その効果に差異を生じない。
また、外リブ13と中リブ14の成形手段として、真空成形を用いた構成にしてもよい。
このような構成にすることで、外リブ13と中リブ14の材料となる樹脂シートを引き伸ばすため、厚みの自由度が高く、薄い中空状のリブを成形することができる。これにより、外リブ13および中リブ14を合成樹脂で成形する射出成形と比較して、全熱交換素子3を軽量化できる。
また、熱交換型換気機器2に、前記構成の全熱交換素子3を用いた構成としてもよい。
この構成により、全熱交換効率の低下を抑制しつつ軽量な全熱交換素子3を用いることができ、全熱交換効率の低下を抑制しつつ軽量な熱交換型換気機器2を得ることができる。
本発明にかかる全熱交換素子は全熱交換効率の低下を抑制し、重量を軽量化した全熱交換素子の提供を可能とするものであるので、熱交換型換気機器等に用いられる全熱交換素子として有用である。
1 家
2 熱交換型換気機器
3 全熱交換素子
4 排気空気
4a 排気送風路
5 給気空気
5a 給気送風路
6 排気送風手段
7 給気送風手段
8 内気口
9 排気口
10 外気口
11 給気口
12 仕切部材
13 外リブ
14 中リブ
15 全熱交換素子ピース
16 排気流
17 給気流
18 凹部
19 のり代
20 風路
21 凹部風路
22 凹部風路断面
23 風路断面

Claims (3)

  1. 伝熱性および透湿性を備えた仕切部材と中空外周リブとで構成された風路と、前記風路の間隔を保持する複数の中空間隔保持リブとを備えた単位構成部材であって、前記単位構成部材を風向が異なる前記風路を構成するように一層ずつ交互に複数積層して構成される全熱交換素子であって、前記仕切部材と前記中空間隔保持リブとを接着する接着部を備え、前記接着部は前記中空間隔保持リブに凹部を設けて仕切部材と接触させたものであって、前記凹部にて構成される凹部風路に接続された前記凹部近傍の風路の断面積より、前記凹部近傍の風路と前記凹部風路との接続部の開口面積を小さく設けたものであって、前記凹部風路と前記凹部風路に接続された前記凹部近傍の前記風路とが互いに垂直となることを特徴とする全熱交換素子。
  2. 前記中空外周リブと前記中空間隔保持リブの成形手段として、真空成形を用いたことを特徴とする請求項1に記載の全熱交換素子。
  3. 請求項1または2に記載の全熱交換素子を用いたことを特徴とする熱交換型換気機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022186302A1 (ja) * 2021-03-03 2022-09-09 ダイキン工業株式会社 熱交換器及び空気処理装置

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