JP5790600B2 - 熱交換素子 - Google Patents

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Description

本発明は、室外から室内への給気と、室内から室外への排気とを同時に行う空気調和装置において、流体間での熱や湿度の交換を行う積層構造の熱交換素子に関するものである。
近年、暖房及び冷房等の空調機器が発達かつ普及し、空気調和装置を用いた居住区域が拡大するにつれて、換気において温度及び湿度が回収できる空気調和装置用の全熱交換器に対する重要性も高まっている。こうした全熱交換器には熱交換する要素部品として熱交換素子が搭載されている。この熱交換素子は、使用時に屋外から屋内に吸込まれる新鮮な外気と屋内から屋外へ排気される汚れた空気とが混合することなく、顕熱と同時に潜熱も熱交換できるものであり、全熱交換率が高いことが求められている。さらに、換気を行うために気流を流通させる送風装置(ファン、ブロワなど)の消費電力を抑え、全熱交換器の運転音を低く抑えるために、各気流が流通する際の通風抵抗が低いことも求められている。
従来の熱交換素子は気体の遮蔽性、伝熱性及び透湿性を有する仕切部材を断面が波形状の間隔保持部材で挟み、所定の間隔をおいて複数層に重ね合わせた構造が採用されていた。例えば、仕切部材は方形の平板で、間隔保持部材は三角形断面の波形を成形した波形板となっており、間隔保持部材を仕切部材の間にその波形の方向を一枚ごとに90度反転させて交互に積層し、一次気流と二次気流を通す二方向の流体通路を各層間に一層おきに構成しているものがある(特許文献1)。この波形の板厚によって仕切部材の間に形成される通風路の有効面積が小さくなり、さらに、仕切部材と間隔保持部材の接触面積が大きく、熱交換可能な仕切部材の有効面積が小さくなるため全熱交換効率が低くなるという問題がある。また、間隔保持部材が紙等より形成されているため通風路の断面形状が崩れ易く通風抵抗が高くなるという問題があった。
このため近年では、熱交換素子の、間隔保持部材として波形板の代わりに樹脂成形品を使用し仕切部材と樹脂を一体成形する方法が用いられてきた。この構造により、熱交換素子形状の自由度が上がり、全熱交換効率の向上や通風抵抗の低減をしたものがある。(特許文献2)さらに、全熱交換素子の空気漏れ量の低減と湿度交換効率の向上を主な目的として、より緻密かつ密度を高くして作成した仕切部材が開発されており、これらは通気性(透気度)が低く、透湿性に優れ、熱交換素子の仕切部材として非常に良好な性質を有するが、同時に伸縮量が大きいという特徴がある。
特公昭47−19990号公報 特開2003−287387号公報
こういった仕切部材を使用した熱交換素子を多湿環境で使用した場合、仕切部材が膨張して撓むことで上下層を形成する仕切部材同士が接触し、通風路を閉塞してしまうため通風抵抗が増加し、結果として全熱交換効率が低くなるという課題がある。また、仕切部材同士が接触すると、仕切部材の空気と接触する面積が少なくなるため、環境湿温度が改善した場合に通常の状態へ復帰するのが遅れるという課題がある。
本発明は上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、全熱交換効率向上のため、緻密かつ高密度な素材を仕切部材に使用しても、温湿度変化による仕切部材のたわみによる仕切部材同士の接触を抑制することで通風抵抗の悪化低減及び全熱交換効率の向上を図ることができる熱交換素子を得ることを目的としている。
本発明は、伝熱性と透湿性を有する仕切部材と、
前記仕切部材を所定間隔に保持する間隔保持部材と、
で形成された単位構成部材を積層し、前記仕切部材の表面側を通過する一次気流と前記仕切部材の裏面側を通過する二次気流とが前記仕切部材を介して熱と湿度を交換する熱交換素子において、
前記間隔保持部材は、
前記仕切部材の表面に前記一次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第一間隔リブと、前記仕切部材の裏面に前記二次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第二間隔リブと、を備え、
前記第二間隔リブと接続され、前記第一間隔リブの間を所定間隔ごとに前記一次気流が流れる方向と並行設けられた前記第一間隔リブよりも高さが低い第一たわみ抑制リブと、
前記第一間隔リブと接続され、前記第二間隔リブの間を所定間隔ごとに前記二次気流が流れる方向と並行設けられた前記第二間隔リブよりも高さが低い第二たわみ抑制リブと、を備え、
前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置することを特徴とする。
本発明に係る熱交換素子は、たわみ抑制リブを流路の上下で重なり合わない位置に配置したことにより、仕切部材が温湿度環境の変化により伸縮した場合でも、熱交換を行う2つの流路の静圧差により仕切部材が変形してたわんだ際にもっとも変位量が大きくなる中央部の位置が上下層でずれるため、伸縮した仕切部材同士が接触する可能性が低くなる。これにより仕切部材が伸縮してたわんだ場合でも、流体と仕切部材表面の接触面積が確保されるため熱交換量の維持ができ、また、温湿度環境が改善した場合の仕切部材の変化を早くすることができ、通常の状態へ早く復帰することができる。
本発明の実施の形態1に係る熱交換素子の斜視図。 本発明の実施の形態1に係る単位構成部材一層分の斜視図。 本発明の実施の形態1に係る単位構成部材一層分の4面図の模式図。 本発明の実施の形態1に係る熱交換素子における通風路を示す模式図。 本発明の実施の形態1に係るたわみ抑制リブと仕切部材のたわみとの関係を示す図。 本発明の実施の形態2に係るたわみ抑制リブと仕切部材のたわみとの関係を示す図。 本発明の実施の形態3に係る熱交換素子の斜視図。 図7のE−E断面図。
実施の形態1
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る熱交換素子の斜視図であり、図2は本発明の実施の形態1に係る単位構成部材の一層分の斜視図である。
図1に示すように、熱交換素子1は表裏を通過する空気の熱交換を行う伝熱性と透湿性と遮蔽性を有する仕切部材3と、この仕切部材3を所定間隔に保持する間隔保持部材4と、仕切部材3のたわみを抑制するたわみ抑制リブ7とで形成された単位構成部材2を一枚ごとに90度反転させて交互に積層したものであり、仕切部材3の表側を通過する一次気流Aと仕切部材3の裏側を通過する二次気流Bとが仕切部材3を介して、熱と湿分を交換させるものである。
以下で熱交換素子1を構成する各要素について詳細を説明する。
仕切部材3は、一次気流Aと二次気流Bとの間で熱と湿度の交換がなされる際に、熱と湿分を透過させる媒体となるものである。一次気流Aと二次気流Bが流れた場合、仕切部材3の両面に高温側(または高湿側)の気流中の熱(もしくは水蒸気)の温度差(もしくは水蒸気分圧差)を利用し、高温側(高湿側)から低温側(もしくは低湿側)へ仕切部材3を介して移行することで温度(湿度)の交換がなされる。また同時に仕切部材3は一次気流Aと二次気流Bの混合を防止し、両気流間での二酸化炭素および臭い成分等の移行を抑制できることが必要である。これらを満足するためには、仕切部材3は緻密かつ高密度なもので密度が0.95[g/cm]以上で透気抵抗度(JIS:P8628)が200秒/100cc以上で、かつ透湿性を有するものがよい。具体的には、仕切部材3の素材としては、和紙や無機添料を入れた防燃紙、その他特殊な加工を施した特殊加工紙、樹脂とパルプを混抄した紙などを原料とし、透湿性や難燃性等の機能性を付与するために薬剤処理をほどこした透湿膜や、透湿性を有するオキシエチレン基を含むポリウレタン系樹脂、オキシエチレン基を含むポリエステル系樹脂、末端あるいは側鎖にスルホン酸基、アミノ基、水酸基、カルボキシル基を含む樹脂等で形成された非水溶性の親水性高分子薄膜に多孔質シート(不織布や延伸PTFE膜など)を熱や接着剤等により接着したもの、また顕熱交換器の場合には伝熱性と気体遮蔽性のみを有するポリスチレン系のABS、AS、PS、ポリオレフィン系のPP、PEなどの樹脂シート、樹脂フィルム等である。
また、仕切部材3は伝熱性、透湿性、気体遮蔽性を向上させるために、セルロース繊維(パルプ)を十分叩解して繊維をフィブリル化し、それを用いて抄紙した後スーパーカレンダー等でカレンダー加工(押しつぶし)を行う製造方法が用いられている。この製造方法で製造された仕切部材3は、厚さ20〜60μm程度、密度も0.9g/cm3以上からほぼ1g/cm3に近いものやさらに大きいものも登場しており、通常の紙(厚さ約100〜150μm、密度約0.6〜0.8g/cm3程度)と比べて、緻密かつ高密度な構造となっている。また気体遮蔽性の面でも、従来は多孔質の紙などに目止め材としてポリビニルアルコールを塗布して透気抵抗度を高めていたが、上述のような高密度化された仕切部材3であれば特段そのような加工をしなくとも、高密度で穴をセルロース繊維自体でふさがれているため、5,000秒/100cc程度が確保されている。
間隔保持部材4は、単位構成部材2を積層した際に通風路の高さを一定に保持する役割を有している。具体的には、間隔保持部材4は、熱交換素子1の外枠を構成し、熱交換素子1両端からの空気漏れを防止するため、気流が流れる方向に並行し、両端に設けられた遮蔽リブ5と、遮蔽リブ5と並行して所定間隔で複数本設けられ熱交換素子1を積層した際に積層方向の仕切部材3の間隔を保持し通風路を形成する間隔リブ6とによって構成されている。
図2に示すように遮蔽リブ5は、単位構成部材2の周縁部に形成され、仕切部材3の表面の両側にそれぞれ一次気流Aが流れる方向と並行に設けられた第一遮蔽リブ5aと、仕切部材3の裏面の両側にそれぞれ二次気流Bが流れる方向と並行に設けられた第二遮蔽リブ5bとから構成される。
間隔リブ6は、第二遮蔽リブ5bと接続され、前記第一遮蔽リブ5aの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第一間隔リブ6aと、第一遮蔽リブ5aと接続され、第二遮蔽リブ5bの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第二間隔リブ6bとで構成される。
なお、この遮蔽リブ5と間隔リブ6の高さは仕切部材3が湿気を含んで膨張しても通風路が閉塞されない高さにする必要がある。
また、隣り合う間隔リブ6間に間隔リブ6と並行に所定間隔に複数本設けられ仕切部材3のたわみによる風路閉塞を抑制するたわみ抑制リブ7が構成されている。
具体的には、たわみ抑制リブ7は、第二遮蔽リブ5b又は第二間隔リブ6bと接続され、第一間隔リブ6aの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第一たわみ抑制リブ7aと、第一遮蔽リブ5a又は第一間隔リブ6aと接続され、第二間隔リブ6bの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第二たわみ抑制リブ7bとで構成される。
つづいて、第一たわみ抑制リブ7a及び第二たわみ抑制リブ7bの詳細な構成について図3を用いて説明する。図3は本発明の実施の形態1に係る単位構成部材2一層分の4面図の模式図である。
図3に示すように、単位構成部材2の表面側に構成される第一たわみ抑制リブ7aは第一間隔リブ6aの間を等間隔に4個設けられており、裏面側に構成される第二たわみ抑制リブ7bは第二間隔リブ6bの間を等間隔に5個設けられている。さらに、単位構成部材2の表面側に構成される第一遮蔽リブ5a、第一間隔リブ6a、第一たわみ抑制リブ7aと裏面側に構成される第二遮蔽リブ5b、第二間隔リブ6b、第二たわみ抑制リブ7bは90度ずれた(直交した)構成となっている。
この第一たわみ抑制リブ7aと第二たわみ抑制リブ7bは、通風路を広く確保し、通風路内を通過する空気の圧力損失を抑制するために第一遮蔽リブ5a、第二遮蔽リブ5b、第一間隔リブ6a、第二間隔リブ6bよりも高さを低く、リブ幅を薄くする。また、仕切部材3の伝熱面積や透湿面積を阻害しないようリブの奥行を短くする。具体的には積層時に上の層の第二たわみ抑制リブ7bと下の層の第一たわみ抑制リブ7aが干渉(接触)しないよう、高さは第一間隔リブ6a、第二間隔リブ6bのリブ高さの1/2未満が望ましい。また、たわみ抑制リブ7のリブ幅は伝熱面積、透湿面積の阻害要因となるため、成形にて可能な限り極力細いことが望まれる。
また、表面側には4個の第一たわみ抑制リブ7aが構成され、裏面側に5個の第二たわみ抑制リブ7bが構成されているため、第一たわみ抑制リブ7aと第二たわみ抑制リブ7bはずれて配置されている。
上記のような構成を有する単位構成部材2は第一遮蔽リブ5a、第二遮蔽リブ5b、第一間隔リブ6a、第二間隔リブ6b、第一たわみ抑制リブ7a、第二たわみ抑制リブ7bの形状を彫った金型に、成形前に前記仕切部材3を入れて成形することにより得ることができる。これらのリブ以外にも例えば、積層時の位置あわせのための凹凸や穴、成形品を押し出すためのストリッパーを受けるための部分等が適宜設けられることもある。これにより多数積層した際に仕切部材3の間隔を保持する役目をする。
また、単位構成部材2は、概ね方形(1次気流Aと2次気流Bが直交する場合)もしくは平行四辺形状(一次気流Aと二次気流Bが斜交する場合)を成し、仕切部材3の成形時の挿入位置ズレにより製造不良となることを極力防ぐため、また空気漏れに対する信頼性を増すため、一般には第一遮蔽リブ5a、第二遮蔽リブ5bは第一間隔リブ6a、第二間隔リブ6bよりも幅が広く設計される。また第一間隔リブ6a、第二間隔リブ6bは仕切部材3上の占有面積が増加すると、仕切部材3の直接伝熱、透湿面積が失われることになるため、そのリブの幅は極力狭いことが望まれる。幅が狭いことにより、使用する樹脂量の削減にもなる。間隔保持部材4に用いる樹脂は、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル-スチレン(AS)、ポリカーボネート(PC)、その他一般的な樹脂で希望の形状に成形可能なものであればよい。このようにリブを樹脂で成形することにより、間隔保持部材4の湿度による変形を抑え、安定な通風路を構成することができる。また、これら樹脂は難燃剤を添加して難燃化したり、無機分を添加して寸法安定性や強度の向上を図ることができる。また、目的によっては発泡剤(物理発泡剤・化学発泡剤)を添加して樹脂を発泡させ、樹脂量の削減などを図ることも可能である。
上記のような構成を有する単位構成部材2を各層ごとに90度ずつずらして積層すると図1に記載の熱交換素子1が完成する。
つづいて、実施の形態1に係る単位構成部材2を積層した熱交換素子1における第一たわみ抑制リブ7aと第二たわみ抑制リブ7bの位置関係を説明する。図4は本発明の実施の形態1に係る熱交換素子1の通風路を示す模式図であり、図5は本発明の実施の形態1に係るたわみ抑制リブと仕切部材のたわみとの関係を示す図である。
図4に示すように、仕切部材3、第一間隔リブ6a、第二間隔リブ6bで囲まれた領域である通風路内に第一たわみ抑制リブ7a、第二たわみ抑制リブ7bが形成される。上の段に構成される第二たわみ抑制リブ7bと、下の段に構成される第一たわみ抑制リブ7aは、ずれて等間隔に配置されているため対向する位置関係にない。よって、図5に示すように、第一たわみ抑制リブ7aと第二たわみ抑制リブ7bの位置が対向する関係にない(ずれている)ため、温湿度環境の変化により仕切部材3が伸びた場合でも、熱交換を行う通風路の圧力差により変形した場合にもっとも変位量が大きくなる中央部の位置が上下でずれるため、上下の仕切部材3同士が接触する可能性が低くなる。これにより仕切部材3がたわんだ状況でも通風路が確保され、仕切部材3と空気が接触し続けるため熱交換量を維持することができる。また温湿度環境が改善した場合には、仕切部材3と空気が接触しているため、仕切部材3を元の状態へ早く戻すことができ、圧力損失等を通常の状態へ早く復帰させることが出来る。さらに仕切部材3同士が接触しないため、仕切部材3の表面に気体遮蔽性を持たせた層を設けている場合などには、接触により表面の層が傷つく危険性を下げることができる。よって、利用可能な仕切部材3の種類を拡大できる効果もある。
特に、第一たわみ抑制リブ7aと第二たわみ抑制リブ7bの配置間隔を半ピッチずつずらす(上の段の第二たわみ抑制リブ7bの中間点に下の段の第一たわみ抑制リブ7aが配置される)ことで、温湿環境の変化による仕切部材3が伸びた場合でも、変化量が最も大きいたわみ抑制リブ7間の中央部に対向する位置には高さの低いたわみ抑制リブ7しかないため第一たわみ抑制リブ7aと第二たわみ抑制リブ7bが接触することはない。
このような製造方法で熱交換素子1を得ることにより、まず流路の断面形状が矩形状となるため、同じ層高さで同じ配置間隔(山ピッチ)を持つ三角形流路(先行技術文献1に記載の熱交換素子)よりも等価直径(圧損が等価な円管に置き換えたときの円管の大きさ、流路断面積をS、流路の周長をLとした時に4S/Lで求められる)が大きくなり圧力損失が低くなる効果がある。さらに間隔保持部材4及びたわみ抑制リブ7が仕切部材3を拘束する線となり、多数並ぶことで仕切部材3上のたわむことができる部分の長さ(自由長)を短く抑えるため仕切部材3の積層方向のたわみ寸法も小さくなり、仕切部材3が伸びたことによる流路面積の減少量及び圧力損失の増大を抑制できる。また、たわみ抑制リブ7は高さが低く、奥行きが短く、幅が細いため、間隔保持部材4、たわみ抑制リブ7を入れたことで失っていた仕切部材3の伝熱面積や透湿面積の減少を抑制でき、熱交換効率や湿度交換効率も向上する効果がある。
なお、図4及び図5で示した通風路は第一間隔リブ6aと第二間隔リブ6bで囲まれたもののみであるが、第一遮蔽リブ5a、第二遮蔽リブ5b、第一間隔リブ6aと第二間隔リブ6bで囲まれたものであってもよい。また、本実施の形態1においては表面側に第一たわみ抑制リブ7aを4個、裏面側に第二たわみ抑制リブ7bを5個設けた構成をしているが、この個数に限らず、上面側に構成される第一たわみ抑制リブ7aと裏面側に構成される第二たわみ抑制リブ7bの配置間隔がずれる構成であればよい。
実施の形態2
実施の形態1では、たわみ抑制リブを等間隔(等ピッチ)で配置した熱交換素子に関するものであったが、実施の形態2では、たわみ抑制リブを不等ピッチ(不等間隔)で配置した熱交換素子に関するものである。実施の形態2については図6を用いて説明する。なお、実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一の構成要素については同一の符号を付す。
図6に示すように、実施の形態2に係る熱交換素子1は、第一たわみ抑制リブ7aの配置間隔が最も広いものの中点と、第二たわみ抑制リブ7bの配置間隔の最も狭いものの中点とが対向する位置関係となるように第一たわみ抑制リブ7a、第二たわみ抑制リブ7bを配置され、第一たわみ抑制リブ7aの配置間隔が最も狭いものの中点と、第二たわみ抑制リブ7bの配置間隔の最も広いものの中点とが対向する関係となるように第一たわみ抑制リブ7a、第二たわみ抑制リブ7bを配置されている。
このように配置することで、温湿度環境の変化により仕切部材3が伸びた場合でも、熱交換を行う流路の圧力差により変形した場合に最も変位量が大きくなる中央部の位置が最も変位量が小さい中央部の位置と対向するため上下の仕切部材3同士が接触する可能性が低くなる。これにより仕切部材3がたわんだ状況でも、仕切部材3と空気とが接触される続けるため熱交換量を維持することができる。また温湿度環境が改善した場合には、仕切部材3と空気が接触しているため、仕切部材3を元の状態へ早く戻すことができ、圧力損失等を通常の状態へ早く復帰させることが出来る。さらに仕切部材3同士が接触しないため、仕切部材3の表面に気体遮蔽性を持たせた層を設けている場合などには、接触により表面の層が傷つく危険性を下げることができる。よって、利用可能な仕切部材3の種類を拡大できる効果もある。また、不等間隔に配置することにより、間隔が短くなった部分は単位構成部材2の面方向の曲げ強度が向上する効果もある。
なお、図6で示した通風路は第一間隔リブ6aと第二間隔リブ6bで囲まれたもののみであるが、第一遮蔽リブ5a、第二遮蔽リブ5b、第一間隔リブ6と第二間隔リブ6bで囲まれたものであってもよい。また、本実施の形態2においては表面側に第一たわみ抑制リブ7aを5個、裏面側に第二たわみ抑制リブ7bを6個設けた構成をしているが、個数はこの限りではない。また、適宜実施の形態1に係る等ピッチと織り交ぜてもよい。織り交ぜることで、面方向の曲げ強度を得つつ、仕切部材3同士の接触を抑制することができる。
実施の形態3
実施の形態1及び2では、直交流型の熱交換素子に関するものについて説明してきたが、実施の形態3では対向流型の熱交換素子に関するものである。実施の形態3については図7及び図8を用いて説明する。なお、実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、同一の構成要素については同一の符号を付す。図7は本発明の実施の形態3に係る熱交換素子の斜視図であり、図8は図7のE−E断面図である。
対向流型の熱交換素子11は表裏を通過する空気の熱交換を行う伝熱性と透湿性と遮蔽性を有する仕切部材13と、この仕切部材13を所定間隔に保持する略S字形状をした間隔保持部材14と、仕切部材13のたわみを抑制する前記間隔保持部材14に並行して備えられたたわみ抑制リブ17とで形成された単位構成部材12を一枚ごとに表裏反転させて交互に積層したものであり、仕切部材13の表側を通過する一次気流Aと仕切部材13の裏側を通過する二次気流Bとが仕切部材13を介して、熱と湿分を交換させるものである。
間隔保持部材14は、途中で曲がりが付いた略S字形状の遮蔽リブ15と、この遮蔽リブ15と並行に所定間隔に複数本設けられ熱交換素子11を積層した際に積層方向の仕切部材13の間隔を保持し通風路を形成する間隔リブ16により構成される。
遮蔽リブ15は、単位構成部材12の周縁部に形成され、仕切部材13の表面の両側にそれぞれ一次気流Aが流れる方向と並行に設けられた略S字形状の第三遮蔽リブ15aと、仕切部材13の裏面の両側にそれぞれ二次気流Bが流れる方向と並行に設けられた略S字形状の第四遮蔽リブ15bとから構成される。
間隔リブ16は、第四遮蔽リブ15bと接続され、前記第三遮蔽リブ15aの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第三間隔リブ16aと、第三遮蔽リブ15aと接続され、第四遮蔽リブ15bの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第四間隔リブ16bとで構成される。
なお、この遮蔽リブ15と間隔リブ16の高さは仕切部材13が湿気を含んで膨張しても風路が閉塞されない高さにする必要がある。
遮蔽リブ15及び間隔リブ16は線対称に2種類の配置があり仕切部材13と間隔保持部材14が一体化された単位構成部材12を積層した際に、表面の第三遮蔽リブ15a及び第三間隔リブ16aが、その上に積層された次の単位構成部材12の裏面の第四遮蔽リブ15b及び第四間隔リブ16bとそれぞれに当接する位置となるように配置されていて、表裏の間隔リブ6同士、遮蔽リブ5同士はそれぞれ互いに突き当たって接触して風路を形成している。
また、隣り合う間隔リブ16間に間隔リブ16と並行に所定間隔に複数本設けられ仕切部材13のたわみによる風路閉塞を抑制するたわみ抑制リブ17が構成されている。
具体的には、たわみ抑制リブ17は、第四遮蔽リブ15b又は第四間隔リブ16bと接続され、第三間隔リブ16aの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第三たわみ抑制リブ17aと、第三遮蔽リブ15a又は第三間隔リブ16aと接続され、第四間隔リブ16bの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第四たわみ抑制リブ17bとで構成される。
たわみ抑制リブ17は積層時に下の層の第三たわみ抑制リブ17aと上の層の第四たわみ抑制リブ17bが干渉(接触)しない様に、リブ高さは遮蔽リブ15及び間隔リブ16のリブ高さの1/2未満、少なくとも流路高さの1/2未満が望ましい。また、たわみ抑制リブ17のリブ幅は伝熱面積、透湿面積の阻害要因となるため、成形にて可能な限り極力細いことが望まれる。
本実施の形態3に係るたわみ抑制リブ17を、仕切部材13の表裏で位置をずらして配置している点に特徴がある。仕切部材の13表裏で第三たわみ抑制リブ17a、第四たわみ抑制リブ17bの位置をずらすと、単位構成部材12を積層した際にも流路内で積層方向に位置をずらすことが出来る。また、間隔保持部材14を積層して構成される通風路内に複数のたわみ抑制リブ17を設置する場合には、実施の形態1及び実施の形態2と同様にたわみ抑制リブ17の設置間隔を表裏で半ピッチすらしたり、不等ピッチとするなどの方法も用いることが出来る。
本実施の形態3に係る熱交換素子11は、実施の形態1及び実施の形態2に係る熱交換素子1と同様に温湿度環境の変化により仕切部材13が伸びた場合でも、熱交換を行う通風路の圧力差により変形した場合にもっとも変位量が大きくなる中央部の位置が上下でずれるため、上下の仕切部材13同士が接触する可能性が低くなる。これにより仕切部材13がたわんだ状況でも、仕切部材13と空気とが接触される続けるため熱交換量を維持することができる。また温湿度環境が改善した場合には、仕切部材13と空気が接触しているため、仕切部材13を元の状態へ早く戻すことができ、圧力損失等を通常の状態へ早く復帰させることが出来る。さらに仕切部材13同士が接触しないため、仕切部材13の表面に気体遮蔽性を持たせた層を設けている場合などには、接触により表面の層が傷つく危険性を下げることができる。よって、利用可能な仕切部材13の種類を拡大できる効果もある。
特に、第三たわみ抑制リブ17aと第四たわみ抑制リブ17bの配置間隔を半ピッチずつずらす(上の段の第四たわみ抑制リブ17bの中間点に下の段の第三たわみ抑制リブ17aが配置される)ことで、温湿環境の変化による仕切部材13が伸びた場合でも、変化量が最も大きいたわみ抑制リブ17間の中央部に対向する位置には高さの低いたわみ抑制リブ17しかないため第三たわみ抑制リブ17aと第四たわみ抑制リブ17bが接触することはない。
また、不当ピッチを採用すると温湿度環境の変化により仕切部材13が伸びた場合でも、熱交換を行う流路の圧力差により変形した場合に最も変位量が大きくなる中央部の位置が最も変位量が小さい中央部の位置と対向するため上下の仕切部材13同士が接触する可能性が低くなる。これにより仕切部材13がたわんだ状況でも、仕切部材13と空気との接触面積が確保されるため熱交換量を維持できる効果がある。また温湿度環境が改善した場合には、仕切部材13と空気が接触しているため、仕切部材13を元の状態へ早く戻すことができ、圧力損失等を通常の状態へ早く復帰させることが出来る。さらに仕切部材13同士が接触しないため、仕切部材13の表面に気体遮蔽性を持たせた層を設けている場合などには、接触により表面の層が傷つく危険性を下げることができる。よって、利用可能な仕切部材13の種類を拡大できる効果もある。さらに不等間隔に配置することにより、間隔が短くなった部分は単位構成部材12の面方向の曲げ強度が向上する効果もある。
また、一般的に、対向流型の熱交換素子11は直交流型の熱交換素子1よりも同じ伝熱面積を有する場合に熱や湿度の交換効率が優れるが、通風路が長くなることや通風路内に曲がりが入ることによる圧力損失が高くなるという課題がある。また対向流型熱交換素子11の対向流の部分(図8の断面E−Eの通風路の部分)では、直交流では交差して細かい間隔で仕切部材3を支えていたリブが同一方向に並ぶため、一通風路の幅が同じ場合には直交流型熱交換素子1(実施の形態1、実施の形態2に係る熱交換素子)よりもより長い間隔で仕切部材13を支えることになる。そのため仕切部材13が温湿度条件によって伸びてたわんだ場合、支点間距離が長いためより大きくたわんでしまい、通風路を大きく塞いでさらに圧力損失を増大させてしまう。
そこで本実施の形態3に係る熱交換素子11を得ることにより、実施の形態1及び実施の形態2と同様に断面形状が矩形状となることで圧力損失を抑制することができる点、圧力損失を極力抑えながらたわみ抑制リブ17を多数入れることで仕切部材13を拘束する線となり、仕切部材13上のたわむことができる部分の長さ(自由長)を短く抑えるため仕切部材13の積層方向のたわみ寸法も小さくなり、仕切部材13が伸びたことによる通風路の面積の減少量及び圧力損失の増大を抑制できるという効果を得ることができる。このため、従来の直交流型熱交換素子よりも交換効率が高く、従来の対向流形熱交換素子よりも圧力損失を抑えた熱交換素子を得ることができる。
1 熱交換素子
2 単位構成部材
3 仕切部材
4 間隔保持部材
5 遮蔽リブ
5a 第一遮蔽リブ
5b 第二遮蔽リブ
6 間隔リブ
6a 第一間隔リブ
6b 第二間隔リブ
7 たわみ抑制リブ
7a 第一たわみ抑制リブ
7b 第二たわみ抑制リブ
11 熱交換素子
12 単位構成部材
13 仕切部材
14 間隔保持部材
15 遮蔽リブ
15a 第三遮蔽リブ
15b 第四遮蔽リブ
16 間隔リブ
16a 第三間隔リブ
16b 第四間隔リブ
17 たわみ抑制リブ
17a 第三たわみ抑制リブ
17b 第四たわみ抑制リブ

Claims (11)

  1. 伝熱性と透湿性を有する仕切部材と、
    前記仕切部材を所定間隔に保持する間隔保持部材と、
    で形成された単位構成部材を積層し、前記仕切部材の表面側を通過する一次気流と前記仕切部材の裏面側を通過する二次気流とが前記仕切部材を介して熱と湿度を交換する熱交換素子において、
    前記間隔保持部材は、
    前記仕切部材の表面に前記一次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第一間隔リブと、前記仕切部材の裏面に前記二次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第二間隔リブと、を備え、
    前記第二間隔リブと接続され、前記第一間隔リブの間を所定間隔ごとに前記一次気流が流れる方向と並行設けられた前記第一間隔リブよりも高さが低い第一たわみ抑制リブと、
    前記第一間隔リブと接続され、前記第二間隔リブの間を所定間隔ごとに前記二次気流が流れる方向と並行設けられた前記第二間隔リブよりも高さが低い第二たわみ抑制リブと、を備え、
    前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置することを特徴とする熱交換素子。
  2. 伝熱性と透湿性を有する仕切部材と、
    前記仕切部材を所定間隔に保持する間隔保持部材と、
    で形成された単位構成部材を積層し、前記仕切部材の表面側を通過する一次気流と前記仕切部材の裏面側を前記一次気流と交差して通過する二次気流とが前記仕切部材を介して熱と湿度を交換する熱交換素子において、
    前記間隔保持部材は、
    前記仕切部材の表面に前記一次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第一間隔リブと、前記仕切部材の裏面に前記二次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第二間隔リブと、を備え、
    前記第二間隔リブと接続され、前記第一間隔リブの間を所定間隔ごとに前記一次気流が流れる方向と並行設けられた前記第一間隔リブよりも高さが低い第一たわみ抑制リブと、
    前記第一間隔リブと接続され、前記第二間隔リブの間を所定間隔ごとに前記二次気流が流れる方向と並行設けられた前記第二間隔リブよりも高さが低い第二たわみ抑制リブと、を備え、
    前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置することを特徴とする熱交換素子。
  3. 伝熱性と透湿性を有する仕切部材と、
    前記仕切部材を所定間隔に保持する間隔保持部材と、
    で形成された単位構成部材を積層し、前記仕切部材の表面側を通過する一次気流と前記仕切部材の裏面側を前記一次気流と並行して通過する二次気流とが前記仕切部材を介して熱と湿度を交換する熱交換素子において、
    前記間隔保持部材は、
    前記仕切部材の表面に前記一次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第一間隔リブと、前記仕切部材の裏面に前記二次気流が流れる方向と並行に所定間隔ごとに設けられた第二間隔リブと、を備え、
    前記第二間隔リブと接続され、前記第一間隔リブの間を所定間隔ごとに前記一次気流が流れる方向と並行設けられた前記第一間隔リブよりも高さが低い第一たわみ抑制リブと、
    前記第一間隔リブと接続され、前記第二間隔リブの間を所定間隔ごとに前記二次気流が流れる方向と並行設けられた前記第二間隔リブよりも高さが低い第二たわみ抑制リブと、を備え、
    前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置することを特徴とする熱交換素子。
  4. 伝熱性と透湿性を有する仕切部材と、
    前記仕切部材を所定間隔に保持する間隔保持部材と、
    で形成された単位構成部材を積層し、前記仕切部材の表面側を通過する一次気流と前記仕切部材の裏面側を通過する二次気流とが前記仕切部材を介して熱と湿度を交換する熱交換素子において、
    前記間隔保持部材は、
    前記仕切部材の表面の両側にそれぞれ前記一次気流が流れる方向と並行に設けられた第一遮蔽リブと、前記仕切部材の裏面の両側にそれぞれ前記二次気流が流れる方向と並行に設けられた第二遮蔽リブと、
    前記第二遮蔽リブと接続され、前記第一遮蔽リブの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第一間隔リブと、前記第一遮蔽リブと接続され、前記第一遮蔽リブの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第二間隔リブと、を備え、
    前記第二遮蔽リブまたは前記第二間隔リブと接続され、前記第一間隔リブの間を所定間隔ごとに前記一次気流が流れる方向と並行設けられた前記第一間隔リブよりも高さが低い第一たわみ抑制リブと、
    前記第一遮蔽リブまたは前記第一間隔リブと接続され、前記第二間隔リブの間を所定間隔ごとに前記二次気流が流れる方向と並行設けられた前記第二間隔リブよりも高さが低い第二たわみ抑制リブと、を備え、
    前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置することを特徴とする熱交換素子。
  5. 伝熱性と透湿性を有する仕切部材と、
    前記仕切部材を所定間隔に保持する間隔保持部材と、
    で形成された単位構成部材を積層し、前記仕切部材の表面側を通過する一次気流と前記仕切部材の裏面側を前記一次気流と交差して通過する二次気流とが前記仕切部材を介して熱と湿度を交換する熱交換素子において、
    前記間隔保持部材は、
    前記仕切部材の表面の両側にそれぞれ前記一次気流が流れる方向と並行に設けられた第一遮蔽リブと、前記仕切部材の裏面の両側にそれぞれ前記二次気流が流れる方向と並行に設けられた第二遮蔽リブと、
    前記第二遮蔽リブと接続され、前記第一遮蔽リブの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第一間隔リブと、前記第一遮蔽リブと接続され、前記第一遮蔽リブの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第二間隔リブと、を備え、
    前記第二遮蔽リブまたは前記第二間隔リブと接続され、前記第一間隔リブの間を所定間隔ごとに前記一次気流が流れる方向と並行設けられた前記第一間隔リブよりも高さが低い第一たわみ抑制リブと、
    前記第一遮蔽リブまたは前記第一間隔リブと接続され、前記第二間隔リブの間を所定間隔ごとに前記二次気流が流れる方向と並行設けられた前記第二間隔リブよりも高さが低い第二たわみ抑制リブと、を備え、
    前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置することを特徴とする熱交換素子。
  6. 伝熱性と透湿性を有する仕切部材と、
    前記仕切部材を所定間隔に保持する間隔保持部材と、
    で形成された単位構成部材を積層し、前記仕切部材の表面側を通過する一次気流と前記仕切部材の裏面側を前記一次気流と並行して通過する二次気流とが前記仕切部材を介して熱と湿度を交換する熱交換素子において、
    前記間隔保持部材は、
    前記仕切部材の表面の両側にそれぞれ前記一次気流が流れる方向と並行に設けられた第一遮蔽リブと、前記仕切部材の裏面の両側にそれぞれ前記二次気流が流れる方向と並行に設けられた第二遮蔽リブと、
    前記第二遮蔽リブと接続され、前記第一遮蔽リブの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第一間隔リブと、前記第一遮蔽リブと接続され、前記第一遮蔽リブの間を所定間隔ごとに並行して設けられた第二間隔リブと、を備え、
    前記第二遮蔽リブまたは前記第二間隔リブと接続され、前記第一間隔リブの間を所定間隔ごとに前記一次気流が流れる方向と並行設けられた前記第一間隔リブよりも高さが低い第一たわみ抑制リブと、
    前記第一遮蔽リブまたは前記第一間隔リブと接続され、前記第二間隔リブの間を所定間隔ごとに前記二次気流が流れる方向と並行設けられた前記第二間隔リブよりも高さが低い第二たわみ抑制リブと、を備え、
    前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置することを特徴とする熱交換素子。
  7. 前記間隔保持部材は略S字形状をしたことを特徴とする請求項3または6記載の熱交換素子。
  8. 前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブの配置間隔を同一にし、前記第一たわみ抑制リブが隣り合う前記第二たわみ抑制リブの中点に配置することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の熱交換素子。
  9. 前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブの配置間隔を不等間隔とし、前記単位構成部材を積層したときに前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブが対向しない位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の熱交換素子。
  10. 前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブの配置を不等間隔にし、前記第一たわみ抑制リブが隣り合う前記第二たわみ抑制リブの中点に配置することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の熱交換素子。
  11. 前記第一たわみ抑制リブと前記第二たわみ抑制リブは、通風路高さの1/4以下であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の熱交換素子。
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