JP2016151367A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】結露防止ヒータから延びる電線を仕切部材の長手方向の側壁に接触させることなく仕切部材から引き出す作業の作業効率が向上すること。
【解決手段】貯蔵庫本体の開口を上下又は左右に仕切る柱状の仕切部材15を備える冷却貯蔵庫であって、仕切部材15は、後方に開口する箱状の前面枠20と、結露防止ヒータと、前側断熱部材27と、後側断熱部材28と、後面枠21とを有し、前側断熱部材27には、前面枠20の長手方向の側壁22から当該長手方向の中心側に離間した位置に、結露防止ヒータから延びる電線25を前側断熱部材27の前面側から背面側に通す電線通路29が設けられており、電線25が電線通路29、及び、前側断熱部材27と後側断熱部材28との間に配線されて仕切部材15から引き出されている。
【選択図】図7

Description

貯蔵庫本体の開口を上下又は左右に仕切る柱状の仕切部材を備える冷却貯蔵庫に関する。
従来、前面に開口を有する断熱箱体からなる貯蔵庫本体と、貯蔵庫本体の開口を上下又は左右に仕切る柱状の仕切部材とを備える冷却貯蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の仕切枠(仕切部材)は、断面コ字状の前面板(前面枠)の裏面に防露ヒータ(結露防止ヒータ)が貼り付けられており、防露ヒータの後方から断熱材(断熱部材)が嵌め込まれている。そして、断熱部材の長手方向の端面に前後方向に延びる逃がし溝が形成されており、防露ヒータから延びる電線が逃がし溝から引き出されている。
特開2008−32258号公報
上述した特許文献1に記載の前面枠は長手方向の両端が開放されているが、図11に示すように前面枠300の長手方向(図11では左右方向)の端に側壁301が設けられることによって前面枠300が後方に開口する箱状に形成される場合もある。そして、そのような箱状の前面枠300において、前面枠300の裏面に沿って配線された電線302が裏面と側壁301との角で90度曲げられ、側壁301の後側の縁部で更に90度曲げられて前面枠300から引き出される場合がある。
この場合、電線302が側壁301の後側の縁部に接触して断線したり漏電したりする虞があるので、従来は側壁301の縁部にアルミテープを張り付けたり電線302を保護チューブで覆ったりして電線302を保護していた。しかしながら、側壁301の縁部にアルミテープを張り付けたり電線302を保護チューブで覆ったりすると作業工程が増えて作業効率が悪いという問題がある。
本明細書では、結露防止ヒータから延びる電線を仕切部材の長手方向の側壁に接触させることなく仕切部材から引き出す作業の作業効率が向上する技術を開示する。
本明細書で開示する冷却貯蔵庫は、前面に開口を有する断熱箱体からなる貯蔵庫本体と、前記開口を上下又は左右に仕切る柱状の仕切部材と、を備え、前記仕切部材は、後方に開口する箱状の前面枠と、前記前面枠の裏面に取り付けられている結露防止ヒータと、前側部分が前記前面枠に嵌め込まれて後側部分が前記前面枠の長手方向の側壁より後方に出ている前側断熱部材と、前記前側断熱部材の後方に配置されている後側断熱部材と、前記前側断熱部材及び前記後側断熱部材を覆うように後方から前記前面枠に取り付けられている断面コ字状の後面枠と、を有し、前記前側断熱部材には、前記側壁から前記長手方向の中心側に離間した位置に、前記結露防止ヒータから延びる電線を前記前側断熱部材の前面側から背面側に通す電線通路が設けられており、前記電線が前記電線通路、及び、前記前側断熱部材と前記後側断熱部材との間に配線されて前記仕切部材から引き出されている。
上記の冷却貯蔵庫によると、電線を電線通路、及び、前側断熱部材と後側断熱部材との間に配線することにより、電線を仕切部材の長手方向の側壁に接触させることなく仕切部材から引き出すことができる。このため、側壁の縁部にアルミテープを張り付けたり電線を保護チューブで覆ったりする作業が不要になり、電線を仕切部材の長手方向の側壁に接触させることなく仕切部材から引き出す作業の作業効率が向上する。
また、前記前側断熱部材の背面には、前記電線通路から前記長手方向の端まで延びる溝であって底面が前記側壁より後方に位置している溝が設けられており、前記電線が前記電線通路、及び、前記溝に配線されていてもよい。
上記の冷却貯蔵庫によると、前側断熱部材の背面に溝が設けられているので、前側断熱部材と後側断熱部材との間に電線を配線し易くなる。
また、前記電線通路は、前記前側断熱部材の前面から背面に至る切れ込みであってもよい。
上記の冷却貯蔵庫によると、電線と前側断熱部材とが密着し易くなり、仕切部材の断熱性が向上する。
本明細書で開示する冷却貯蔵庫によれば、結露防止ヒータから延びる電線を仕切部材の長手方向の側壁に接触させることなく仕切部材から引き出す作業の作業効率が向上する。
実施形態1に係る冷蔵庫の斜視図 ドロワを外した状態の冷蔵庫の斜視図 仕切枠の斜視図 長手方向から見た前面枠を簡略化して示す模式図 横枠の断熱部材及び後面枠、並びに、縦枠の断熱部材及び後面枠を透視した仕切枠の斜視図 横枠の図7に示すB−B線の断面を簡略化して示す模式図 横枠の図6に示すA−A線の断面を簡略化して示す模式図 横枠の前側断熱部材及び縦枠の前側断熱部材を簡略化して示す斜視図 実施形態2に係る前側断熱部材の斜視図 他の実施形態に係る前側断熱部材及び後側断熱部材の断面を簡略化して示す模式図 箱状の前面枠における従来の配線を示す模式図。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図8に基づいて説明する。以降の説明において上下方向、前後方向、及び、左右方向とは図1に示す上下方向、前後方向、及び、左右方向のことをいう。
(1)冷却貯蔵庫の全体構成
図1及び図2を参照して、実施形態1に係る冷却貯蔵庫としての冷蔵庫1の全体構成について説明する。図1に示すように冷蔵庫1は6個のドロワ10(図1では2つのドロワ10を省略している)を備えた引き出し式冷蔵庫であり、前面に開口する断熱箱体からなる横長の貯蔵庫本体11を備えている。
貯蔵庫本体11の開口は仕切枠12によって6つの出入口に仕切られており、上方に開口する箱状のドロワ10がそれらの出入口から庫内に挿入されている。貯蔵庫本体11の左側には機械室13が設けられている。機械室13には冷却装置、制御部、電源部などが収容されている。
図2に示すように、仕切枠12は開口の左右方向の中央において上下方向に延びる縦枠14、縦枠14の左側面から上下に離間して水平に伸びる2つの横枠15、及び、縦枠14の右側面から上下に離間して水平に伸びる2つの横枠15を備えている。横枠15は「柱状の仕切部材」の一例である。
また、貯蔵庫本体11の左右の内面には上下に離間して水平に延びるガイドレール16が三つずつ取り付けられていると共に、縦枠14の左右の側面にも奥側に向かって水平に伸びるガイドレール16が上下に離間して三つずつ取り付けられている。図1に示すドロワ10はこれらのガイドレール16によって前後方向にスライド可能に支持されている。
(2)仕切枠
図3に示すように、縦枠14の長手方向の両端には縦枠14を貯蔵庫本体11に固定するための固定具17が取り付けられている。同様に、縦枠14から左に延びる横枠15には左側の端面に固定具18が取り付けられており、右に延びる横枠15には右側の端面に固定具18が取り付けられている。仕切枠12はこれらの固定具17,18が貯蔵庫本体11の上下左右の内面の前側縁部に固定されることによって貯蔵庫本体11の開口を仕切っている。
また、縦枠14の上側の端面からは後述するコードヒータ24から延びる複数の電線からなる電線束19が引き出されている。引き出された電線束19は例えば貯蔵庫本体11の天井壁の内部を通され、天井壁の前面から庫外に導出されて機械室13まで配線される。
(2−1)横枠
図4に示すように、横枠15は後方に開口する箱状の前面枠20と前方に開口する断面コ字状の後面枠21とを有しており、前面枠20が後面枠21の内側に嵌合されることによって角柱状に形成されている。本実施形態では前面枠20は金属製であり、後面枠21は合成樹脂製である。
前面枠20は後方に開口する箱状に形成されているため長手方向(図4において紙面垂直方向)の両端にも側壁22が形成されている。これに対し、後面枠21は長手方向の両端に側壁が形成されていない。また、前面枠20は前後方向の幅が後面枠21の前後方向の幅より小さい。このため、前面枠20が後面枠21の内側に嵌合されて横枠15が構成されたとき、横枠15の長手方向の端面に開口23が形成される。開口23は後述するコードヒータ24から延びる電線25を横枠15から引き出すためのものである。
図5は仕切枠12を後ろ側から見た斜視図である。理解を容易にするため図5では横枠15の後面枠21及び後述する断熱部材26、並びに、縦枠14の後述する後面枠32及び断熱部材を透視した状態の仕切枠12を示している。
図5に示すように、前面枠20の上下の側壁の外面には突部23が形成されている。後面枠21の上下の側壁の内面には突部23に係合する図示しない係合部が形成されており、後面枠21は係合部が突部23に係合することによって前面枠20から外れてしまうことが抑制される。
また、前面枠20の裏面にはコードヒータ24が取り付けられている。本実施形態ではコードヒータ24はアルミテープによって裏面に張り付けられている。コードヒータ24は前面枠20を加熱することによって前面枠20への結露を防止するためのものである。コードヒータ24からはコードヒータ24に電力を供給するための一対の電線25が伸びている。コードヒータ24は結露防止ヒータの一例である。
図6に示すように、前面枠20と後面枠21とによって形成される角柱状の内部空間には、横枠15の断熱性を確保するために発砲樹脂などからなる予め成形された断熱部材26が嵌め込まれている。断熱部材26の形状は横枠15の内部空間の形状と略一致している。
断熱部材26は前側断熱部材27と後側断熱部材28とに分割されている。前側断熱部材27の前後方向の幅は前面枠20の前後方向の幅より大きい。このため、前側断熱部材27は前側部分が前面枠20に嵌め込まれて後側部分が前面枠20の長手方向の側壁22(図4参照)より後方に出ている。
図7に示すように、前側断熱部材27には、前側断熱部材27の長手方向(図7では左右方向)において縦枠14側の端(図7では右端)から中央側に離間した位置に、前後方向に貫通する貫通穴29が形成されている。貫通穴29は「電線通路」の一例である。
そして、前側断熱部材27の背面には貫通穴29の後側の開口から縦枠14側の端まで延びる溝30が形成されている。溝30の底面30Aは前面枠20の長手方向の側壁22の後端より後方に位置している。
電線25は貫通穴29の前側の開口から貫通穴29に挿入され、貫通穴29の後側の開口から引き出されている。引き出された電線25は縦枠14側に90度曲げられて溝30に配線され、溝30の端から外に延びている。そして、その状態で前側断熱部材27の背面が後側断熱部材28によって覆われることにより、電線25が断熱部材26の長手方向の端面から引き出されている状態になる。
前述したように溝30の底面30Aは側壁22の後端より後方に位置しているので、電線25は側壁22より後方で断熱部材26の端面から引き出されている。このため、電線25は側壁22に接することなく横枠15から引き出されている。
(2−2)縦枠
図3に示すように、縦枠14も後方に開口する箱状の前面枠31と前方に開口する断面コ字状の後面枠32とを有しており、後面枠32の内側に前面枠31が嵌合されることによって角柱状に形成されている。ただし、縦枠14の後面枠32は左右の側壁において横枠15が取り付けられる位置が切り欠かれている。
図5に示すように、横枠15の前面枠20と縦枠14の前面枠31とは前後方向の幅が概ね同じである。横枠15の前面枠20は長手方向の側壁22がリベットによって縦枠14の前面枠31の左右の側壁31Aに固定されている。
縦枠14の前面枠31の裏面にもコードヒータ24がアルミテープによって貼り付けられている。また、縦枠14の内部空間にも発泡樹脂等からなる予め成形された図示しない断熱部材が嵌め込まれている。
図8を参照して、縦枠14の断熱部材について説明する。縦枠14の断熱部材は前側断熱部材33と図示しない後側断熱部材とに分割されている。ただし、縦枠14の前側断熱部材33は横枠15の前側断熱部材27と形状が異なっている。
具体的には、縦枠14の前側断熱部材33は前後方向の幅が横枠15の前側断熱部材27の前後方向の幅より大きい。また、縦枠14の前側断熱部材33の背面には左右方向(前側断熱部材33の幅方向)の中央において上下方向(前側断熱部材33の長手方向)に延びる中央配線溝34が形成されている。中央配線溝34は横枠15や縦枠14に取り付けられているコードヒータ24から延びる電線25をまとめて配線するためのものである。
また、図8に示すように、縦枠14の前側断熱部材33には、左右の側面において横枠15の溝30に対応する位置から中央配線溝34の側面まで貫通する穴35が形成されている。横枠15から引き出された電線25は穴35を通されて中央配線溝34まで導かれる。
(3)実施形態の効果
以上説明した実施形態1に係る冷蔵庫1によると、電線25を貫通穴29及び溝39に配線することにより、電線25を横枠15の長手方向の側壁22に接触させることなく横枠15から引き出すことができる。このため、側壁22の後側の縁部にアルミテープを張り付けたり電線25を保護チューブで覆ったりする作業が不要になり、電線25を側壁22に接触させることなく横枠15から引き出す作業の作業効率が向上する。
更に、冷蔵庫1によると、前側断熱部材27の背面に溝30が設けられているので、前側断熱部材27と後側断熱部材28との間に電線25を配線し易くなる。
また、従来のように側壁22の縁部にアルミテープを張り付けたり電線25を保護チューブで覆ったりする場合はアルミテープや保護チューブなどが必要であるが、冷蔵庫1ではアルミテープや保護チューブなどが不要であるので部品点数を削減できる。
また、従来のように側壁22の縁部にアルミテープを張り付けたり電線25を保護チューブで覆ったりする場合は、アルミテープを張り付け忘れたり保護チューブを取り付け忘れたりすることによって電線25が側壁22に接触してしまう虞がある。冷蔵庫1ではアルミテープや保護チューブなどが不要であるのでそのようなアルミテープの張り付け忘れや保護チューブの取り付け忘れによる接触を防止できる。
また、従来のように電線25を保護チューブで覆うと電線25が曲がり難くなるため配線作業の作業性が悪くなる。冷蔵庫1では電線25を保護チューブで覆う必要がないので電線25が曲がり易い。このため電線25を配線する作業をより効率よく行うことができる。
また、従来のように保護チューブで保護された電線を前面枠20の裏面や側壁の内面に沿って配線した場合は、断熱部材が後方から電線25を抑え込むように前面枠20に嵌め込まれることになるので電線25にストレスがかかる。電線25にストレスがかかると電線25が断線してしまう可能性が高くなる。冷蔵庫1では電線25が貫通穴29及び溝30に配線されるので断熱部材26からのストレスを受け難い。このため断熱部材26からのストレスによって電線25が断線してしまう可能性を低減できる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図9によって説明する。
図9に示すように、実施形態2に係る横枠15の前側断熱部材227は、前側断熱部材227の長手方向の端から当該長手方向の中心側に離間した位置において、上下に貫通する貫通穴ではなく、前側断熱部材227の上下方向の一方の端面(図9では上側の端面)から溝30の他方の端(図9では下側の端)に至る切れ込み228が形成されている。切れ込み228は前側断熱部材227の前後方向全体に亘って形成されている。
実施形態2では電線25が切れ込み228と溝30とに配線されて断熱部材の端面から引き出される。実施形態2はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
以上説明した実施形態2に係る冷蔵庫1によると、電線通路が貫通穴ではなく切れ込み228として形成されているので、電線25と前側断熱部材227とが密着し易くなり、横枠15の断熱性が向上する。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では前側断熱部材27の背面に溝30が設けられている場合を例に説明した。これに対し、前側断熱部材27の背面に溝30が設けられていなくてもよい。一般に断熱部材は変形可能なため、必ずしも溝30がなくても前側断熱部材27と後側断熱部材28との間に電線25を配線することは可能だからである。ただし、電線25を配線し易くするためには溝30が設けられていることが望ましい。
(2)上記実施形態1では溝30が前側断熱部材27の背面に形成されている場合を例に説明した。これに対し、図10に示すように溝30は後側断熱部材28の前面に設けられてもよい。実施形態2についても同様である。
(3)上記実施形態では断熱部材6が前側断熱部材27と後側断熱部材28とに2分割されている場合を例に説明したが、断熱部材6は前後に3分割以上されていてもよいし、必要であれば長手方向にも分割されていてもよい。
(4)上記実施形態では冷却貯蔵庫として引き出し式の冷蔵庫1を例に説明した。これに対し、冷却貯蔵庫は例えば開口を開閉する左右一対の観音開き式の断熱扉を備える冷蔵庫であってもよい。その場合は、仕切部材は開口の左右方向の中心において上下に延びるように設けられることになる。あるいは、冷却貯蔵庫は開口を開閉する断熱扉を上下に備える冷蔵庫であってもよい。その場合は、左右に延びる仕切部材が一つだけ設けられることになる。
(5)上記実施形態では冷却貯蔵庫として冷蔵庫を例に説明したが、冷却貯蔵庫は冷凍庫であってもよい。
1・・・冷蔵庫、11・・・貯蔵庫本体、14・・・縦枠、15・・・横枠、20・・・前面枠、21・・・後面枠、22・・・側壁、24・・・コードヒータ、25・・・電線、27・・・前側断熱部材、28・・・後側断熱部材、29・・・貫通穴、30・・・溝、30A・・・底面、227・・・前側断熱部材、228・・・切れ込み

Claims (3)

  1. 前面に開口を有する断熱箱体からなる貯蔵庫本体と、
    前記開口を上下又は左右に仕切る柱状の仕切部材と、
    を備え、
    前記仕切部材は、
    後方に開口する箱状の前面枠と、
    前記前面枠の裏面に取り付けられている結露防止ヒータと、
    前側部分が前記前面枠に嵌め込まれて後側部分が前記前面枠の長手方向の側壁より後方に出ている前側断熱部材と、
    前記前側断熱部材の後方に配置されている後側断熱部材と、
    前記前側断熱部材及び前記後側断熱部材を覆うように後方から前記前面枠に取り付けられている断面コ字状の後面枠と、
    を有し、
    前記前側断熱部材には、前記側壁から前記長手方向の中心側に離間した位置に、前記結露防止ヒータから延びる電線を前記前側断熱部材の前面側から背面側に通す電線通路が設けられており、
    前記電線が前記電線通路、及び、前記前側断熱部材と前記後側断熱部材との間に配線されて前記仕切部材から引き出されている、冷却貯蔵庫。
  2. 請求項1に記載の冷却貯蔵庫であって、
    前記前側断熱部材の背面には、前記電線通路から前記長手方向の端まで延びる溝であって底面が前記側壁より後方に位置している溝が設けられており、
    前記電線が前記電線通路、及び、前記溝に配線されている、冷却貯蔵庫。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の冷却貯蔵庫であって、
    前記電線通路は、前記前側断熱部材の前面から背面に至る切れ込みである、冷却貯蔵庫。
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