JP2005233504A - 貯蔵庫の仕切枠 - Google Patents

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徹 藤原
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Abstract


【課題】 強度を担保した上で断熱性能を向上させた仕切枠を提供する。
【解決手段】 前面枠31は磁性金属板製で後方に開口したコ字形断面に形成され、側面板33の奥行寸法は短い。カバー40は合成樹脂製で前方に開口したコ字形断面に形成され、その内部では、左右の側面板42の間に横壁44がわたされて前後2領域に分けられる。カバー40の後面板41と横壁44との間には、4枚の傾斜壁51がわたって形成され、これにより奥側の領域には、5個の空気室53が左右対称に形成される。横壁44の前側の領域には、前面枠31が嵌められ、前面枠31内には断熱材60が嵌着される。前面枠31の側面板33が、カバー40内の奥まで延びていないから、庫内の冷熱が側面板33を介して前面板32に伝わることが抑えられる。カバー40内の奥側では、複数の空気室53を形成するべく壁44,51が形成されているから、剛性が高められる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、冷却貯蔵庫等の貯蔵庫の出入口を仕切る仕切枠の構造に関する。
例えば4ドアタイプの冷蔵庫では、前面開口の断熱箱体により内部が貯蔵室とされる冷蔵庫本体が構成され、その前面開口に、十字形をなす断熱性の仕切枠が嵌められることにより、縦横4個の出入口が形成される。
従来この種の仕切枠の一例として、図8に示すものが知られている。これは、コ字形断面で後方に開口した磁性金属板製の前面枠1と、コ字形断面で前方に開口し前面枠1よりも一回り大きい合成樹脂製のカバー2と、発泡樹脂等によって予め角柱状に形成された断熱材3とを備えており、前面枠1内に断熱材3が嵌められたのち、前面枠1の両側面から後面を覆うようにカバー2が被せられた構造である。
前面枠1が磁性金属板製であるのは、出入口を開閉する扉に装着されたマグネットパッキンを吸着させ、また仕切枠の剛性を確保するためであり、合成樹脂製のカバー2を被せているのは、仕切枠の両側面において庫内外の熱伝導を抑える、すなわち断熱を図るためである。
なお、仕切枠(カバー2)の後面板2Aの表面(庫内に対向した面)に棚柱4が取り付けられる場合は、後面板2Aの裏側に配された金属板製の裏板5にねじ6で止められて固定されるようになっている。
この種の仕切枠は、例えば特許文献1に記載されている。
特開平8−35764号公報
ところで上記従来の仕切枠では、金属板製の前面枠1の側面板1Aが、庫内側である奥側一杯に延び、しかも庫内冷気に晒されて冷却されやすいカバー2の後面板2Aに当たった構造であるため、側面板1Aを介して冷熱が前面枠1の前面板1Bまで伝わる等、庫内外間での断熱性が損なわれるおそれがあった。側面板1Aでの熱伝導を極力抑えるために、側面板1Aに多数の孔を開けたものも提案されているが、熱伝導を抑えることには然したる実効がなく、むしろ前面枠1の剛性が低下し、ひいては仕切枠の強度低下を招くという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、強度を担保した上で断熱性能を向上させた仕切枠を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、金属製の前面枠の後面側に合成樹脂製のカバーが被せられ、その間に断熱材が配された仕切枠であって、前記カバーはほぼコ字形断面で前方に開口した形状であって、その内部の奥側の領域には仕切壁で仕切られることにより複数の空気室が形成される一方、前記前面枠はほぼコ字形断面で後方に開口し、かつ前記カバーよりも奥行寸法が短い形状に形成され、この前面枠が、前記カバー内における前記空気室よりも前の領域に嵌着され、前記前面枠と前記空気室との間に前記断熱材が配されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記カバーの後面板の表面には棚柱が当てられ、前記後面板の裏面に配された裏板との間で締結具で締結することにより固定されるものであって、前記空気室が、前記裏板を前記後面板の裏面に沿った所定位置に挿入案内するべく前記裏板とほぼ同一幅に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記空気室を形成する前記仕切壁における前記断熱材と対向した面には、電線を挿通可能とした凹溝が長さ方向に沿って形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
カバー内の奥側の領域に形成された空気室が断熱室として機能し、その前方に配された断熱材と合わせて、仕切枠の前後面間の断熱性は確保される。また、前面枠の側面板は、カバー内において奥行方向の途中位置までしか延びておらず、すなわち庫内から離間しているから、前面枠の側面板を介した庫内外の熱伝導が小さく抑えられる。その結果、庫内外間の断熱効果が高められる。前面枠の側面板が短くなったことで前面枠の剛性は低下するが、カバー内には、複数の空気室を形成するべく複数の仕切壁が形成されているから、カバー側の剛性が高められ、仕切枠全体としての強度は確保できる。
<請求項2の発明>
カバーの後面板に棚柱を取り付けるに当たって、後面板の裏側に裏板を配する場合、裏板を空気室に合わせて挿入することで所定位置に案内される。空気室に対して裏板を挿入案内する機能を兼備させたから、棚柱の取付部分の構造が簡素化される。
<請求項3の発明>
例えば前面枠の裏面に結露防止用のヒータが装着される場合、そのリード線が凹溝に通される。リード線等の電線を仕切枠内から外部へと無理なく引き出すことができる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図5に基づいて説明する。
この実施形態では横型冷蔵庫を例示している。図1及び図2において、符号10は冷蔵庫の本体であって、前面に開口した横長の断熱箱体によって構成され、内部が冷蔵室11とされており、底面の四隅に配された脚12によって支持されている。
冷蔵室11の前面開口13における間口方向の中央部には、詳しくは後記するように、縦向きの仕切枠30が嵌着され、左右2個の出入口14が形成されている。両出入口14には、一対の断熱扉15が、観音開き式の揺動開閉可能に装着されている。各断熱扉15の裏面側の周縁には、マグネット17が埋設されたパッキン16が嵌着され(図4参照)、閉扉時には、パッキン16が出入口14の表面側の周縁に吸着されてシールされるようになっている。
本体10の正面から見た左側部には、機械室20が設けられている。機械室20内の上部には、冷蔵室11と連通した断熱性の冷却器室21が張り出し形成されて、冷却器22並びに庫内ファン23が収容され、一方、機械室20内の下部側のスペースには冷凍装置24が収容されて、上記の冷却器22と冷媒配管により循環接続されている。
冷却運転に伴い、冷凍装置24並びに庫内ファン23が駆動されると、図1の矢線に示すように、冷蔵室11内の空気が冷却器22の下部側に設けられた取入口25から吸引され、冷却器22を流通して冷気に変換されたのち、庫内ファン23から冷蔵室11の天井面側に吹き出されるように循環供給され、冷蔵室11内が冷却される。そして、断熱扉15が開閉されつつ、冷蔵室11内に貯蔵物が出し入れされて収納されるようになっている。
続いて、仕切枠30の構造を詳細に説明する。
仕切枠30は、図3及び図4に示すように、前面枠31とカバー40と断熱材60とを備えている。
前面枠31は、ステンレス鋼板等の磁性金属板をプレス成形して形成されており、所定幅の前面板32の左右両側縁から側面板33が後方に直角曲げされ、もって後方に開口したコ字形断面に形成されている。ここで特筆すべきは、前面枠31の側面板33の奥行寸法が、仕切枠30全体の半分弱に留め置かれていることである。
両側面板33には、それぞれ上下2箇所ずつにおいて、係止突起34が叩き出しにより形成され、手前側の面が切り立った係止面34Aに、奥側の面が斜めのガイド面34Bとなっている。
また前面板32の上下両端はそれぞれ延出され、図5にも示すように、側面板33の上端または下端位置よりも少し上または下の位置から裏側に折り重ねられたのち、側面板33の上端または下端位置で後方に直角曲げされることで、上下の取付板35が形成されている。両取付板35の両端に直角曲げされた重ね部35Aが、側面板33の上端部または下端部にスポット溶接により固定されている。取付板35には、両端部にねじ36の挿通孔37が開口されているとともに、後縁の中央部に逃がし凹部38が形成されている。
カバー40は、合成樹脂材の押出成形によって形成されており、全体としては、後面板41の左右両側縁から側面板42が前方に向けて直角に形成され、前方に開口したコ字形断面に形成されている。ここで、カバー40の後面板41の幅は、前面枠31の前面板32のそれよりも若干大きく、また、カバー40の側面板42の奥行寸法は、前面枠31の側面板33のそれの2倍強の寸法である。
カバー40の内部では、左右の側面板42の間に横壁44がわたされ、前後2領域に分けられている。詳細にはこの横壁44は、カバー40の開口縁から、前面枠31のほぼ奥行寸法分だけ奥に入った位置に形成されており、横壁44の手前側が前面枠31並びに断熱材60の嵌着領域に、奥側が後記する空気室53の形成領域となっている。
前側の領域における両側面板42は相対的に薄肉に形成されて、弾性変形可能となっており、両側面板42の先端側における対向した面には、それぞれ2条のリブ45が間隔を開けて形成され、前面枠31の両側面板33を弾性的に挟持可能となっている。特に奥側のリブ45Aは、前面枠31の係止突起34に係止可能となっている。
奥側の領域における両側面板42は、相対的に厚肉に形成されており、その段差部分が、前面枠31の開口縁を突き当てるストッパ47となっている。厚肉部42A内には、肉抜きを兼ねて空気層48が形成されている。
上記した横壁44には、その前面における幅方向の中央部に、ほぼ半円形をなす凹溝49が形成されている。
そして、カバー40の後面板41の裏面(内面)において幅方向にほぼ三等分する2位置から、それぞれ横壁44の後面の端部と凹溝49とに向けて、都合4枚の傾斜壁51が形成されており、これによって横壁44よりも奥側の領域には、三角形断面をなす空気室53が合計5個左右対称に形成されている。
断熱材60は、発泡ウレタン等の発泡樹脂等によって、前面枠31の内部にほぼ緊密に嵌る厚板状に予め成形されている。なお、断熱材60の上端部には、後記する結露防止用のヒータ、例えばコードヒータ75のリード線76を通す2本の挿通孔61が形成されている。挿通孔61は、手前側の面の左右2箇所から、奥側の面の中央部に貫通して斜めに形成されている。
また、カバー40の後面板41の表面(外面)には、左右両側の2位置に、棚柱65が取り付けられるようになっている。
この棚柱65は、ステンレス鋼板等をプレス成形して形成されており、断面台形で両裾から当て板66を張り出して設けた縦長形状に形成され、その表面には、棚網78を支持すべく棚受金(図示せず)を着脱可能に掛止する掛止孔67が、複数個所定のピッチで開口されている。また、表面の上下両端部には、奥側が窄んだ取付部68が凹み形成され、底面にリベット孔69が形成されている。
棚柱65は、後記するように、カバー40の後面板41の裏面(内面)側に配された裏板71との間に、リベット70を打ち込むことで固定されるようになっている。この裏板71は、金属板製であって、カバー40の全高に等しい長さ寸法を有するとともに、上記した空気室53のうちの、対称形状をなす両端の空気室53Aにおける底面(後面板41の裏面)側の幅寸法と、ほぼ等しい幅寸法を有している。この裏板71の上下両端部の所定位置にはリベット孔72が開口されているとともに、空気室53Aの底面にも、リベット70の挿通孔55がリベット孔72と対応して形成されている。
また、両空気室53Aの側面を構成する側面板42の厚肉部42Aには、後面板41との間で裏板71を挟むようにして摺動案内可能なレール56が突設されている。
仕切枠30は、以下のようにして組み付けられる。
まず前面枠31側では、前面板32の裏面に結露防止用のコードヒータ75が予め張られる。コードヒータ75は例えば、前面板32の裏面における左右の領域のいずれか一方の上端側から下がり、下端部で回曲されて反対側の領域を立ち上がるように配線され、テープ等で貼り付けられる。それとともに、前面板32の裏面の上端部に位置するコードヒータ75の両端から、一対のリード線76が引き出された状態とされる。
一方、カバー40には、2本の棚柱65が予め取り付けられる。それには、図3に示すように、カバー40が作業台等の上に立てられ、続いて裏板71が、レール56の内側に嵌められつつ、対応する空気室53Aの底面に沿って上方から差し込まれる。裏板71の下端が作業台に当たるまで差し込まれると、裏板71の両リベット孔72が空気室53Aの挿通孔55と整合する。
裏板71が装着されたら、棚柱65が後面板41の表面に当てられ、上下のリベット孔69が対応する挿通孔55と整合される。そして、棚柱65のリベット孔69から裏板71のリベット孔72にわたってリベット70が打ち込まれることで、棚柱65が後面板41の左右2箇所の所定位置にそれぞれ固定される。
組み付けに当たっては、コードヒータ75を装着した前面枠31が、本体10の前面開口13の間口の中央部に嵌められ、図5に示すように、上下の取付板35の挿通孔37に通したねじ36を、同前面開口13の上下の面にねじ込むことで固定される。続いて、前面枠31の内部に、断熱材60が庫内側から嵌められる。このとき、コードヒータ75のリード線76が断熱材60の挿通孔61を通して奥面側に引き出され、2本揃って上側の取付板35の逃がし凹部38を通って上方に引き出される。このリード線76は、詳しくは図示しないが、仕切枠30の取付位置における本体10の前面開口13の上面に形成された孔から、その前面開口13の上縁部に沿って断熱材内に形成された挿通路を通って機械室20側に導出され、その中に装備された電装箱の給電部と接続される。
最後に、棚柱65が取り付けられたカバー40が、前面枠31の後面側に対して嵌められる。カバー40は、その側面板42の先端のリブ45が前面枠31の係止突起34のガイド面34Bに乗り上げることで、側面板42が外側に撓み変形しつつ押し込まれ、カバー40の側面板42のストッパ47が、前面枠31の側面板33の開口縁に当たったところで押し込みが停止される。そのとき両リブ45が係止突起34を通過することで、側面板42が復元変形し、奥側のリブ45Aが係止突起34の係止面34Aに係止し、カバー40は、両側面板42の先端のリブ45が、前面枠31の側面板33の基端側を挟んだ状態で、後方へ抜け止めされて取り付けられる。
ここでカバー40内の横壁44は、断熱材60の奥面に密着して当たっており、断熱材60の奥面側に突出したリード線76は、横壁44に形成された凹溝49の上端部内を通って、上記したように上方に引き出された状態とされる。
以上にように仕切枠30が組み付けられると、仕切枠30は左右の出入口14の内側の縦縁を構成し、断熱扉15が閉鎖された場合に、その裏面に嵌着されたパッキン16が前面枠31における前面板32に吸着されて密閉される。一方、冷蔵室11内では、仕切枠30の後面並びに冷蔵室11の壁面に装着された棚柱65にわたって、棚網78が張られて使用されるところとなる。
本実施形態の仕切枠30では、カバー40内の奥側の領域に形成された空気室53が断熱室として機能し、その前方に配された断熱材60と合わせて、仕切枠30の前後の面間の断熱性が確保される。また前面枠31の側面板33は、カバー40内において奥行方向の途中位置までしか延びておらず、すなわち庫内の冷気から離間しているから、側面板33を介して前面枠31の前面板32が冷却されることが抑えられる。その結果、前面板32の裏面に設ける結露防止用のコードヒータ75の容量を小さくでき、省エネルギを図ることができる。また、仕切枠30内に入れる断熱材60の量が少なくて済むことから、コスト低減も図ることができる。
一方、前面枠31の側面板33が短くなったことで、前面枠31の剛性が低下する可能性があるが、カバー40内の奥側の領域では、複数の空気室53を形成するべく横壁44並びに傾斜壁51が形成されているから、カバー40側の剛性が高められ、仕切枠30全体としての強度は確保できる。
カバー40の後面板41に棚柱65を取り付けるに当たって、後面板41の裏側に裏板71を配する場合に、裏板71を所定の空気室53Aの底面に沿って差し込むだけで、定位置に案内することができる。棚柱65の取付作業を能率良く行うことができ、しかも、空気室53Aに対して裏板71を挿入案内する機能を兼備させたから、棚柱65の取付部分の構造が簡素化される。
また、カバー40内の横壁44に凹溝49が設けられており、結露防止用のコードヒータ75のリード線76を通して無理なく外部に引き出すことができる。その結果リード線76の損傷等が防止でき、コードヒータ75を信頼性を持って作動させることができる。
<変形例1>
図6は、変形例1に係る仕切枠80を示し、空気室の形成部分の構造に変更が加えられている。この変形例1では、カバー81内の奥側の領域において、横壁44と後面板41との間に、2枚の真直な縦壁82が互いに平行に形成され、ほぼ長方形断面をなす空気室83が合計3個左右対称に形成されている。
ここで、両端の2個の空気室83Aでは、棚柱65を取り付ける際の裏板71とほぼ同じ幅に形成されているとともに、空気室83Aの左右の側面を構成する側面板42の厚肉部42Aと縦壁82の対向面には、後面板41との間で裏板71を挟むようにして摺動案内可能なレール56が突設されている。
その他の構造、並びに作用効果については、上記実施形態1と同様である。
<変形例2>
図7は、変形例2に係る仕切枠90を示している。この変形例2のカバー91では、上記した変形例1における縦壁に相当する仕切壁92が、後面板41の直前の短寸法部分が後面板41に対して直角で、そののち外側に開く斜め姿勢で横壁44に達している。それに加えて、後面板41の幅方向の中央部と横壁44の凹溝49との間に、真直な別の縦壁93が形成され、これによってほぼ三角形断面をなす空気室94が、合計4個左右対称に形成されている。
両端の2個の空気室94Aでは、その底面側が裏板71とほぼ同じ幅に形成されているとともに、両空気室94Aの側面を構成する側面板42の厚肉部42Aに、後面板41との間で裏板71を挟むようにして摺動案内可能なレール56が突設されている。
その他の構造、並びに作用効果については、上記実施形態1と同様である。変形例1と比べると、空気室94を形成するべく壁92,93の枚数が多い分、カバー91の剛性がより高められる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、仕切枠を組み付けるに当たり、本体の前面開口に対して前面枠、断熱材及びカバーを順次に組み付ける形式のものを例示したが、仕切枠は予めアッセンブリとして別体に組み付けられ、このアッセンブリを、本体の前面開口にキャッチ等を利用して後から組み付けるようにしたものにも、本発明は同様に適用できる。
(2)また、上記の場合、断熱材は、前面枠とカバーとで外殻を組み付けたのちにその内部で発泡充填するようにしてもよい。
(3)本発明は、上記実施形態に例示した横型冷蔵庫に限らず、縦型の冷却貯蔵庫や、さらには温蔵庫等、要は貯蔵庫の出入口を仕切る断熱性を備えた仕切枠全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の正面図 その平断面図 仕切枠の分解斜視図 同平断面図 仕切枠の取付構造を示す部分縦断面図 変形例1の仕切枠の平断面図 変形例2の仕切枠の平断面図 従来例の平断面図
符号の説明
30…仕切枠 31…前面枠 32…前面板 33…側面板 40…カバー 41…後面板 42…側面板 44…横壁(仕切壁) 49…凹溝 51…傾斜壁(仕切壁) 53,53A…空気室 60…断熱材 65…棚柱 70…リベット(締結具) 71…裏板 76…リード線(電線) 80…仕切枠 81…カバー 82…縦壁(仕切壁) 83,83A…空気室 90…仕切枠 91…カバー 92…仕切壁 93…縦壁(仕切壁) 94,94A…空気室

Claims (3)

  1. 金属製の前面枠の後面側に合成樹脂製のカバーが被せられ、その間に断熱材が配された仕切枠であって、
    前記カバーはほぼコ字形断面で前方に開口した形状であって、その内部の奥側の領域には仕切壁で仕切られることにより複数の空気室が形成される一方、
    前記前面枠はほぼコ字形断面で後方に開口し、かつ前記カバーよりも奥行寸法が短い形状に形成され、
    この前面枠が、前記カバー内における前記空気室よりも前の領域に嵌着され、前記前面枠と前記空気室との間に前記断熱材が配されていることを特徴とする貯蔵庫の仕切枠。
  2. 前記カバーの後面板の表面には棚柱が当てられ、前記後面板の裏面に配された裏板との間で締結具で締結することにより固定されるものであって、
    前記空気室が、前記裏板を前記後面板の裏面に沿った所定位置に挿入案内するべく前記裏板とほぼ同一幅に形成されていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫の仕切枠。
  3. 前記空気室を形成する前記仕切壁における前記断熱材と対向した面には、電線を挿通可能とした凹溝が長さ方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の貯蔵庫の仕切枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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