JP7029158B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、冷蔵庫に関し、特に、冷凍室を効率的に冷却することができる風路を有する冷蔵庫に関する。
一般的な冷蔵庫は、断熱箱体の内部に冷凍室や冷蔵室などの複数の貯蔵室を有し、冷凍サイクルの冷却器で冷却した冷気を各貯蔵室に送風することで、各貯蔵室の庫内温度が所定の温度帯域となるように冷却を行っている。具体的には、冷凍サイクルの蒸発器である冷却器で冷却室内の冷気を冷却し、送風路を経由して冷気を各貯蔵室に送風する。各貯蔵室を冷却した冷気は、帰還風路を経由して冷却室に帰還する。このように、各貯蔵室に冷気を循環させることで、各貯蔵室を所定の温度帯域に冷却していた。
特許文献1に、冷蔵庫に於ける冷気の経路の一例が記載されている。この文献の図3およびその説明箇所を参照すると、冷却室に収納された冷却器で冷却された冷気は、送風ファンの送風力により、各送風路を経由して、冷蔵室、冷凍室および野菜室に送風される。これにより、冷蔵室等は所定の温度帯域に冷却される。また、冷蔵室、冷凍室および野菜室を冷却した冷気は、帰還風路を経由して冷却室に帰還する。
更にここでは、冷蔵庫の内部に形成される貯蔵室として、上方から、冷蔵室、冷凍室および野菜室を備えている。そして、冷却室の前方に、冷却室から冷凍室に送風される冷気が流通する送風路と、冷凍室から冷却室に帰還する冷気が流通する帰還風路が形成されている。
特許第6026966号公報
しかしながら、上記した冷蔵庫では、送風ファンの送風力で冷却室から送風された冷気を、冷却室の前方に形成された送風路に一旦流入させた後に、別の送風路を経由して冷気を冷凍室に供給していた。よって、冷却室から冷凍室に至るまでの送風路の形状が複雑になってしまう課題があった。
更に、冷却室から冷凍室に送風される冷気が流通する送風路と、冷凍室から冷却室に帰還する冷気が流通する帰還風路とが、全く別の経路であったので、各風路を構成する部材数が増加してしまう課題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、冷却室と冷凍室とを連通させる風路の構成が簡素化された冷蔵庫を提供することにある。
本発明の冷蔵庫は、冷凍サイクルの冷却器で冷気が冷却される冷却室と、前記冷却室から貯蔵室に送風される前記冷気が流通する送風路と、前記貯蔵室から前記冷却室に帰還する前記冷気が流通する帰還風路と、断熱箱体の内部において最下段に配置される前記貯蔵室である冷凍室と、を具備し、前記冷却室と前記冷凍室とを連通するダクトを区画板材で区画することで、前記冷気が前記冷却室から前記冷凍室に送風される冷凍室送風路と、前記冷凍室から前記冷却室に帰還する前記冷気が流通する冷凍室帰還風路と、を形成し、前記断熱箱体の前方開口を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、前記断熱箱体の内部で前記冷凍室の前記前方開口を開閉自在に閉鎖する内部断熱扉と、を更に具備し、前記冷凍室の前記前方開口に沿って、ヒータおよびアルミテープが配設され、前記冷凍室の後端部付近で、前記区画板材から下方に延びる下方壁部を、更に有し、前記下方壁部は、前記冷凍室に収納された収納容器の後方上端よりも後方側に配置され、且つ、前記下方壁部の下端は、前記収納容器の前記後方上端よりも下方側に配置され、前記収納容器の前面部分の上端近傍を部分的に開口することで開口部が形成され、前記冷凍室送風路を経由して送風された前記冷気は、前記収納容器の内部を冷却し、前記開口部から、前記収納容器と前記内部断熱扉との間に進入し、前記収納容器の下面と前記冷凍室の下面との間隙を後方に向かって流通し、前記収納容器の後面と前記冷凍室の後面との間を上方に向かって流通し、前記冷凍室帰還風路を経由して前記冷却室に帰還することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室と他の貯蔵室とを上下方向で区切る冷凍室仕切部材と、を更に具備し、前記冷凍室送風路を、前記冷凍室仕切部材と前記区画板材とで囲まれる空間として形成することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室を、前記冷却器を除霜した際に発生する水分が貯留される露受皿よりも下方に形成することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫では、前記内部断熱扉を後方に向かって付勢する付勢力発生部を、更に具備することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室と他の貯蔵室とを上下方向で区切る冷凍室仕切部材と、を更に具備し、前記冷凍室仕切部材の上面の一部を露受皿とすることを特徴とする。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室送風路から前記冷凍室に前記冷気が吹き出される送風口を、前記冷凍室から前記冷凍室帰還風路に前記冷気が吸い込まれる帰還口よりも、前方に形成することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、冷凍サイクルの冷却器で冷気が冷却される冷却室と、前記冷却室から貯蔵室に送風される前記冷気が流通する送風路と、前記貯蔵室から前記冷却室に帰還する前記冷気が流通する帰還風路と、断熱箱体の内部において最下段に配置される前記貯蔵室である冷凍室と、を具備し、前記冷却室と前記冷凍室とを連通するダクトを区画板材で区画することで、前記冷気が前記冷却室から前記冷凍室に送風される冷凍室送風路と、前記冷凍室から前記冷却室に帰還する前記冷気が流通する冷凍室帰還風路と、を形成し、前記断熱箱体の前方開口を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、前記断熱箱体の内部で前記冷凍室の前記前方開口を開閉自在に閉鎖する内部断熱扉と、を更に具備し、前記冷凍室の前記前方開口に沿って、ヒータおよびアルミテープが配設され、前記冷凍室の後端部付近で、前記区画板材から下方に延びる下方壁部を、更に有し、前記下方壁部は、前記冷凍室に収納された収納容器の後方上端よりも後方側に配置され、且つ、前記下方壁部の下端は、前記収納容器の前記後方上端よりも下方側に配置され、前記収納容器の前面部分の上端近傍を部分的に開口することで開口部が形成され、前記冷凍室送風路を経由して送風された前記冷気は、前記収納容器の内部を冷却し、前記開口部から、前記収納容器と前記内部断熱扉との間に進入し、前記収納容器の下面と前記冷凍室の下面との間隙を後方に向かって流通し、前記収納容器の後面と前記冷凍室の後面との間を上方に向かって流通し、前記冷凍室帰還風路を経由して前記冷却室に帰還することを特徴とする。従って、冷凍室送風路と冷凍室帰還風路とは、ダクトを区画板材で区画することで形成されるので、冷凍室送風路および冷凍室帰還風路の構成を簡素化することができる。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室と他の貯蔵室とを上下方向で区切る冷凍室仕切部材と、を更に具備し、前記冷凍室送風路を、前記冷凍室仕切部材と前記区画板材とで囲まれる空間として形成することを特徴とする。従って、冷凍室仕切部材に沿って冷凍室送風路を形成することで、冷凍室送風路を簡易に形成することができる。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室を、前記冷却器を除霜した際に発生する水分が貯留される露受皿よりも下方に形成することを特徴とする。従って、冷凍室を露受皿よりも下方に配置することで、冷却器で冷却した冷気を良好に冷凍室に送風することができ、冷凍室を冷凍温度帯域にすることができる。
本発明の冷蔵庫では、前記内部断熱扉を後方に向かって付勢する付勢力発生部を、更に具備することを特徴とする。従って、結露防止のために内部断熱扉に磁石を設けない構成としても、付勢力発生部で内部断熱扉を後方に向かって付勢することで、内部断熱扉で冷凍室を良好に密閉することができる。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室と他の貯蔵室とを上下方向で区切る冷凍室仕切部材と、を更に具備し、前記冷凍室仕切部材の上面の一部を露受皿とすることを特徴とする。従って、冷凍室仕切部材の一部を露受皿として用いることができ、冷蔵庫全体の部材数を削減できる。更に、冷凍室仕切部材は継ぎ目が殆ど無い板状の部材であることから、冷凍室仕切部材の上面を露受皿として用いることで、露受皿に暫定的に貯留される除霜水が漏出することを抑止できる。
本発明の冷蔵庫では、前記冷凍室送風路から前記冷凍室に前記冷気が吹き出される送風口を、前記冷凍室から前記冷凍室帰還風路に前記冷気が吸い込まれる帰還口よりも、前方に形成することを特徴とする。従って、前方に形成された送風口から冷凍室に冷気を送風し、後方に形成された帰還口から冷気を冷却室に帰還させることで、冷凍室内部に於いて冷気を好適に循環させることができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、冷蔵庫の各貯蔵庫等の構成を示す側方断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、冷蔵庫の下方部分を拡大して示す側方断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、内部断熱扉およびそれを支持する支持機構を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、冷蔵庫の上下方向略中央部分を拡大して示す側方断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、冷蔵庫の風路の構成を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、冷蔵庫の風路の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫を示す図であり、冷蔵庫の他の箇所の風路の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、上下前後左右の各方向を適宜用いるが、左右とは冷蔵庫10を前方から見た場合の左右を示す。
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫10の概略構造を示す斜視図である。図1に示すように、冷蔵庫10は、本体としての断熱箱体11を備え、この断熱箱体11の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室16が複数形成されている。
断熱箱体11の前面開口は、断熱扉15で開閉可能な状態で閉鎖されている。断熱扉15は、例えば、右側の上下端部が図示しないヒンジ構造を介して、断熱箱体11により回転可能に支持されている。
図2を参照して、冷蔵庫10の構成を詳述する。図2は、冷蔵庫10の側方断面図である。
冷蔵庫10の本体である断熱箱体11は、前面が開口する鋼板製の外箱12と、この外箱12内に間隙を持たせて配設され、前面が開口する合成樹脂製の内箱13とから構成されている。外箱12と内箱13との間隙には、発泡ポリウレタン等から成る断熱材14が充填発泡されている。
断熱箱体11の内部に形成された貯蔵室16は、上方から、冷蔵室17、変温室18および冷凍室19を有している。冷蔵室17と変温室18とは、前後方向に延びる変温室仕切部材31で区切られている。変温室18と冷凍室19とは、前後方向に延びる冷凍室仕切部材32で区切られている。変温室仕切部材31および冷凍室仕切部材32は、断熱箱体11と同様の断熱構造を有している。
冷蔵室17、変温室18および冷凍室19の内部には、これらの庫内温度を計測する温度センサが配設されても良い。後述する演算装置は、これらの温度センサからの出力に基づいて、後述する冷凍サイクル等を制御する。また、断熱扉15の後面の周囲には、枠状の扉パッキング65が形成されている。扉パッキング65が、断熱扉15の後面と断熱箱体11の前方開口との間に配置されることで、貯蔵室16の気密性が確保されている。
冷蔵室17の下方部分および変温室18と、その後方に形成される冷却室21とは、冷却室仕切部材30で仕切られている。冷却室仕切部材30も、断熱箱体11と同様の断熱構造を有している。即ち、冷却室仕切部材30の内部には、発泡断熱材が充填されている。
変温室18の後方には冷却室21が形成されており、冷却室21には冷却器20が内蔵されている。冷却器20は、左右方向に並べられた複数の放熱フィンと、この放熱フィンを貫通する冷媒パイプから成るフィンアンドチューブ型である。冷却器20は、圧縮機33、図示しない放熱器および膨張手段と冷媒配管を介して接続されることで、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成している。また、冷蔵庫10は、図示しない制御装置を備えており、この制御装置は、センサ類からの入力値を基に所定の演算処理を実行し、圧縮機33等の各構成機器や後述するダンパの開閉を制御する。
冷却室21を前方から仕切る仕切板56に設けた開口には送風ファン28が取り付けられている。仕切板56の上方部分は、上方に向かって後方に傾斜する傾斜面であり、送風ファン28はこの傾斜面に取り付けられている。よって、仕切板56に取り付けられている送風ファン28も、その上方部分が後方に向かって傾斜するように傾斜配置されている。また、送風ファン28は、冷却器20の上方に配置されている。
冷蔵室17の内部には、冷蔵室17の内部を上下方向に区切る板材から成る棚44が複数配置されている。また、冷蔵室17の最下部には、収納容器45が前後方向に引き出し可能に配置されている。
変温室18の内部には、前後方向に引き出し可能な収納容器46が配置されており、更に、収納容器46の内部上方には、収納容器46とは別に前後方向に引き出し可能な内部収納容器49が配置されている。変温室18の庫内温度は、冷蔵庫10に備えられた操作部をユーザが操作することで、例えば、冷蔵温度帯域である0℃以上5℃以下の範囲で調整することができる。
冷凍室19の前方開口は、その庫内を冷蔵室17および変温室18と分離するための内部断熱扉50で閉鎖されている。内部断熱扉50は、断熱扉15と同様に、内部に発泡樹脂等の断熱材料が充填された断熱構造を有している。内部断熱扉50は、前後方向に引き出すことができる扉である。内部断熱扉50を引き出し可能に支持する機構は、図4を参照して後述する。
上記した送風ファン28で送風された冷気は、冷却室21と各貯蔵室とを区画する冷却室仕切部材30の内部に形成された各風路を流通する。ここでは、冷却室21の前方に、送風ファン28で送風された冷気が最初に流通する主送風路29が形成されている。主送風路29から各送風路に冷気が送風される。また、冷蔵室17に向けて送風される冷気が流通する冷蔵室送風路22、および、冷凍室19に向けて送風される冷気が流通する冷凍室送風路24が、冷却室仕切部材30の内部に形成されている。冷蔵室送風路22を経由して送風された冷気は、送風口43から冷蔵室17に吹き出される。また、冷蔵室送風路22には冷蔵室ダンパ36が介装されている。一方、冷凍室送風路24を経由して送風された冷気は、送風口47から冷凍室19に送風される。冷凍室19を冷却した冷気は、冷凍室帰還風路27を経由して冷却室21に帰還する。各送風路および帰還風路の詳細は、図6を参照して後述する。
冷却室21の内部に於いて冷却器20の下方には、除霜ヒータ54が配設されている。除霜ヒータ54は、冷却器20に付着した霜を除去するためのヒータである。除霜ヒータ54の下方には、除霜により生じる除霜水を暫定的に貯留するための露受皿55が配置されている。また、冷却室21の下方には、除霜水が貯留される蒸発皿52が配置されている。蒸発皿52は圧縮機33の近傍に配設されている。
冷蔵庫10の運転に伴い、冷却器20の着霜が一定以上になると、図示しない演算装置は、圧縮機33および送風ファン28を停止し、各ダンパを閉じ、除霜ヒータ54に電流を供給することで、冷却室21の室内温度を上昇させ、冷却器20に付着した霜を融解する。霜が融解することで発生した除霜水は、露受皿55に暫定的に貯留された後に、蒸発皿52に移送される。蒸発皿52に貯留された除霜水は、圧縮機33が運転される際に発生する熱により蒸発する。除霜行程が終了したら、図示しない制御装置は、除霜ヒータ54への通電を終了し、各貯蔵室が所定の温度帯域となるように、圧縮機33、送風ファン28および各ダンパを運転する。
図3を参照して、冷凍室19の風路に関して詳述する。上記したように、冷凍室19には、主送風路29、冷凍室送風路24および送風口47を介して、冷却室21から冷気が送風される。送風口47から、冷凍室19の収納容器51の内部に吹き出された冷気は、収納容器51の内部を冷却する。その後、冷気は、収納容器51の前面部分を部分的に開口することで形成された開口部63から、収納容器51と内部断熱扉50との間に進入し、収納容器51の下面と冷凍室19の下面との間隙を、後方に向かって流通する。更にその後、冷気は、収納容器51の後面と冷凍室19の後面との間を、上方に向かって流通し、帰還口60に到達する。帰還口60に到達した冷気は、冷凍室帰還風路27を経由して、除霜ヒータ54の下方から冷却室21に帰還する。また、内部断熱扉50の後方主面の周辺部には、内部断熱扉パッキング66が配設されている。内部断熱扉50で冷凍室19の前方開口を塞いだ際に、内部断熱扉50の後面と冷凍室19の前方開口との間に内部断熱扉パッキング66が介在することで、冷凍室19の密閉性を確保することができる。本実施形態では、冷凍室19の断熱性を高めるために、内部断熱扉50を冷凍室19側に引き寄せるための磁石は配設されていない。内部断熱扉50と冷凍室19の前方開口との密着性は、図4に示すように、内部断熱扉50を後方に向かって付勢する付勢手段を配設し、内部断熱扉50を冷凍室19の前方開口に当接させることで確保されている。
本実施形態では、冷却室21と冷凍室19とを連通するダクト62を区画板材59で区画することで、ダクト62の前方部分に冷凍室送風路24を形成し、ダクト62の後方部分に冷凍室帰還風路27を形成している。ここで、ダクト62は、冷凍室仕切部材32、冷却室仕切部材30、および断熱箱体11との間隙として形成されている。更に、ダクト62は、冷却室21の前方下端側部分と、冷凍室19の後方上端側部分とを連通させている。
区画板材59は、その上端が仕切板56と連続する合成樹脂から成る板材である。区画板材59は、ダクト62の後方上端部から前方下端部まで連続して形成され、ダクト62を、冷凍室送風路24および冷凍室帰還風路27に区画している。冷凍室送風路24は、冷凍室仕切部材32および冷却室仕切部材30と仕切板56とで挟まれる空間として形成されている。冷凍室帰還風路27は、断熱箱体11と仕切板56とで挟まれる空間として形成されている。
冷却室21から冷凍室19に送風される送風冷気と、冷凍室19から冷却室21に帰還する帰還冷気との温度差は小さい。よって、冷凍室送風路24と冷凍室帰還風路27とを、断熱機能を有さない板状の区画板材59で区画することができる。
更に、冷凍室送風路24および冷凍室帰還風路27は、冷却室21よりも下方に配置されている。このようにすることで、冷凍室送風路24および冷凍室帰還風路27を、冷却室21の前方に形成される冷却室仕切部材30の内部に形成する必要が無いことから、冷却室仕切部材30の断熱性を充分に確保することができる。
冷凍室送風路24の前方部分は、冷凍室仕切部材32の下面と区画板材59とで挟まれる空間として形成されている。また、冷凍室送風路24の前端部分には、区画板材59を部分的に開口した送風口47が形成されている。送風口47をこのように前方部分に形成することで、送風口47から吹き出される冷気を冷凍室19の前方領域まで行き渡らせることができる。
冷凍室19を冷却した冷気が帰還する帰還口60は、送風口47よりも後方に形成されている。具体的には、帰還口60は、冷凍室19の後方上端に形成されている。このようにすることで、送風口47から前方に向かって吹き出された冷気を、後方まで充分に行き渡らせた後に、帰還口60から冷却室21に帰還させることができる。
区画板材59の後方部分から連続して下方に延在する下方壁部61が形成されている。下方壁部61も、区画板材59と同様に、合成樹脂から成る板材である。下方壁部61は、収納容器51よりも後方に形成されている。また、下方壁部61は、冷凍室19の後面64の前方下端よりも後方に形成されている。更にまた、下方壁部61の下端は、収納容器51の後方上端よりも、下方まで延在している。このことから、冷凍室19を冷却した冷気は、傾斜する後面64に沿って上方に進行した後に、下方壁部61に沿って帰還口60から冷凍室帰還風路27を経由し、スムーズに冷却室21に帰還する。
更に、冷凍室19の前方開口部の全周に渡ってヒータ34およびアルミテープ35が配設されている。運転時に通電されたヒータ34から発せられた熱は、アルミテープ35を経由して、冷凍室19の前方開口部の全周に伝導する。従って、冷蔵室17の室内温度(例えば12℃)と冷凍室19の室内温度(例えばー18℃)との差が大きい場合でも、冷凍室19の前方開口部をヒータ34およびアルミテープ35で加熱することで、内部断熱扉パッキング66に結露が発生することを抑制することができる。
更にまた、冷凍室19の前面開口の左右部分および上下部分は、内箱13で一体形成されている。このことで、冷凍室19の開口にブレーカなどの別部品がなく、更に、冷凍室19の内壁に間隙が形成されないので、冷凍室19から外部に冷気が漏れることを防止することができる。
図4を参照して、上記した冷凍室19の前面を閉鎖する内部断熱扉50の構成等を説明する。この図では、内部断熱扉50およびそれを開閉自在に支持する各機構を、分解斜視図で示している。
内部断熱扉50の後面の左右方向両端部付近に2つの扉固定レール67が取り付けられている。扉固定レール67は後方に向かって延びている。扉固定レール67は、ネジなどの締結手段を用いて、内部断熱扉50の後面に固定されている。また、扉固定レール67は、所定形状に成形および曲折加工された鋼板から成る。
各々の扉固定レール67は、スライドレール68および自閉ユニット69で支持されている。自閉ユニット69は、後方に向かって付勢力を発生する付勢力発生部である。自閉ユニット69はここでは図示しない冷凍室19の側壁に固定され、スライドレール68は自閉ユニット69に前後方向にスライド可能に組み付けられている。自閉ユニット69は、スライドレール68を後方に向かって付勢する付勢力を発生している。扉固定レール67はスライドレール68に上方から組み付けられ、扉固定レール67およびスライドレール68は、前後方向に同期してスライドする。
更に、冷凍室19に内蔵される収納容器51は、扉固定レール67に組み付けられ、内部断熱扉50と共に前後方向に移動する。また、収納容器51の上方には、送風口47がその前端部に形成された区画板材59が配設される。ここで、区画板材59は、天面ダクトとも称される。
上記構成の内部断熱扉50をユーザが前方に向かって引き出すと、扉固定レール67およびスライドレール68は、内部断熱扉50と共に前方に引き出される。また、扉固定レール67により支持されている収納容器51も、内部断熱扉50と共に前方に引き出される。その後、ユーザが内部断熱扉50から手を離すと、自閉ユニット69が後方に向けて発生させている付勢力により、スライドレール68、扉固定レール67、内部断熱扉50および収納容器51は、後方に向かってスライドする。よって、図3に示しているように、内部断熱扉50により冷凍室19の前面開口が閉鎖される。
上記したように、本実施形態では、内部断熱扉50を冷凍室19側に引き寄せるための磁石を配置していない。これは、磁石を介して熱が不必要に伝導することにより結露が発生することを防止するためである。その磁石の代替として本実施形態では、上記した自閉ユニット69を備えている。自閉ユニット69で内部断熱扉50を自動的に閉鎖する構成とすることで、内部断熱扉50で閉鎖される冷凍室19の気密性を向上し、冷凍室19の庫内を効率的に冷却することができる。
図5を参照して、冷蔵室17および変温室18の断面構成を更に説明する。この図は、変温室18が形成される部分に於ける冷蔵庫10の側方断面図である。
上記したように、冷蔵室17および変温室18と冷却室21とは、冷却室仕切部材30で区画されると共に断熱されている。そして、冷却室仕切部材30の内部に、冷蔵室17から冷却室21に帰還する帰還冷気が流通する冷蔵室帰還風路25が形成されている。冷蔵室帰還風路25は、冷却室仕切部材30の上端から下端に至るまで、曲折形成されている。
冷蔵室帰還風路25の上端側の部分には、冷蔵室17から帰還冷気が流れ込む帰還口39が形成されている。また、冷蔵室帰還風路25の中間部分にも、冷蔵室17から帰還冷気が流れ込む別の帰還口39が形成されている。更に、冷蔵室帰還風路25の下端部分は、冷却室21の下端に繋がる帰還口38が形成されている。ここで、帰還口38に於いては、帰還口41を経由して帰還する変温室18からの帰還冷気が流通する変温室帰還風路26(図6参照)と合流する。変温室帰還風路26は図6を参照して後述する。
冷蔵室17の庫内を冷却した後の帰還冷気は、帰還口39から冷蔵室帰還風路25に流入した後に、冷蔵室帰還風路25の内部を下方に向かって流通し、帰還口38を経由して冷却室21に帰還する。帰還口38に於いて、変温室18から帰還する帰還冷気と合流する。
また、冷凍室仕切部材32は後方まで延伸されており、その上面は露受皿55を構成している。冷凍室仕切部材32と露受皿55とを一体の中仕切構造とすることで、冷蔵庫10の全体的構成を簡素化でき、更に、露受皿55に暫定的に貯留される除霜水が漏出することを防止することができる。
図6を参照して、冷蔵庫10に形成される各風路を詳述する。この図は、各風路を示す正面図である。
冷却器20が配設される冷却室21は、変温室18の後方に形成されている。ここで、冷却器20は左右方向に幅広に形成されており、冷却室21の側方には、風路は形成されてない。よって、本実施形態では、冷却器20を左右方向に幅広に形成することができ、冷却器20の上下方向の高さを低くすることができる。
冷却器20で冷却された冷気が各貯蔵室に向かって送風される送風路を説明する。送風路は、送風ファン28の前方に形成された主送風路29と、冷蔵室17に送風される冷気が流通する冷蔵室送風路22と、変温室18に向かって送風される冷気が流通する変温室送風路23と、冷凍室19に向かって送風される冷気が流通する冷凍室送風路24と、を有している。
冷蔵室送風路22は主送風路29から上方に向かって延びており、冷蔵室送風路22の上方部分に形成された複数の送風口43から、冷蔵室17に冷気が吹き出される。また、冷蔵室送風路22の途中部分には冷蔵室ダンパ36が介装されている。図示しない制御装置が冷蔵室ダンパ36を開くと、冷蔵室送風路22を経由して冷気が冷蔵室17に送風される。一方、図示しない制御装置が冷蔵室ダンパ36を閉じると、冷蔵室送風路22を経由して冷気が冷蔵室17に送風されない。
変温室送風路23は、冷蔵室送風路22の左方側で、主送風路29から上方に向かって延びており、その中間部分が左方向に向かって延び、更に、下方に向かって延伸している。また、変温室送風路23の途中部分に変温室ダンパ37が介装されている。図示しない制御装置が変温室ダンパ37を開くと、変温室送風路23および送風口40を経由して冷気が変温室18に送風される。一方、図示しない制御装置が変温室ダンパ37を閉じると、変温室送風路23を経由して冷気が変温室18に送風されない。
本実施形態では、上記したように、冷蔵室17と変温室18とで、個別にダンパを介装することで、冷蔵室17および変温室18の庫内温度を精密に制御することができる。
冷凍室送風路24は、図2に示したように、主送風路29の下端から冷凍室19の上端付近まで形成された風路である。冷凍室送風路24には上記したダンパは介装されていない。
各貯蔵室を冷却した冷気が冷却室21に帰還する帰還風路を説明する。帰還風路は、冷蔵室帰還風路25と、変温室帰還風路26と、冷凍室帰還風路27と、を有している。
冷蔵室帰還風路25は、冷蔵庫10の右端付近に形成されている。また、冷蔵室帰還風路25は、冷蔵室17の下方部分から冷却室21の下端付近に至るまで延伸している。冷蔵室帰還風路25の上端部と中間部に、冷蔵室17から冷蔵室帰還風路25に冷気が流入する帰還口39が形成されている。また、冷蔵室帰還風路25の下端には、冷蔵室帰還風路25を流通した冷気が冷却室21に帰還する帰還口38が形成されている。
変温室帰還風路26は、左右方向に於いて、主送風路29と、冷蔵室帰還風路25との間に配置されており、その上端に変温室18から冷気が流入する帰還口41が形成されている。変温室帰還風路26の下端は、冷蔵室帰還風路25と共に、帰還口38に繋がっている。
本実施形態では、冷蔵室帰還風路25と変温室送風路23とを、個別の帰還風路として形成している。仮に、冷蔵室帰還風路25と変温室送風路23とを、一体化した一つの帰還風路として形成した場合、この帰還風路を経由して冷蔵室17からの帰還冷気が変温室18に不用意に流入し、変温室18の庫内温度を好適に調節できない恐れがある。本実施形態では、冷蔵室帰還風路25と変温室送風路23とを、個別の帰還風路として形成しているため、冷蔵室17から帰還する冷気が変温室18に流入することがなく、変温室18の庫内温度を精密に調整することができる。
冷凍室帰還風路27は、上記した冷凍室送風路24の直下に形成されており、帰還口60から冷凍室帰還風路27に流入した冷気は冷却室21に帰還する。本実施形態では、図3に示したように、一つのダクト62を区画板材59で区切ることで、冷凍室送風路24および冷凍室帰還風路27を形成している。
本実施形態では、上記したように、冷蔵室17、変温室18および冷凍室19は、個別の冷却回路により庫内温度がコントロールされている。よって、冷蔵室17、変温室18および冷凍室19に送風されるべき冷気が、他の貯蔵室に不用意に送風されることがない。よって、冷蔵室17、変温室18および冷凍室19の各庫内温度を、所定の範囲に精密に制御することができる。
図7を参照して、上記した風路の断面構成を説明する。この図は、図6におけるA-A断面における冷蔵庫10の断面図である。即ち、この図は、送風ファン28が配設される部分に於ける断面図である。
この断面図を参照して、冷却器20が収納される冷却室21と、その前方に形成される変温室18とは、冷却室仕切部材30で仕切られている。これにより、運転時には-数十℃となる冷却室21と、0℃以上5℃以下で庫内温度が調整される変温室18とを、断熱することができる。よって、変温室18の庫内温度を所定の温度帯域に好適に調整することができ、更には、変温室18の内部側壁に結露が発生することを抑止できる。
冷却室仕切部材30は、その前方部分を構成する板状の仕切板材57と、その後方部分を構成する仕切板材58とから構成されている。仕切板材57、58は、その内部に発泡樹脂等の断熱材が充填された断熱構造を有している。
冷却室仕切部材30の内部に、変温室送風路23、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25が形成されている。変温室送風路23、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25は、仕切板材57と仕切板材58との間隙として形成されている。具体的には、仕切板材57の後面を前方に向かって溝状に窪ませることで、変温室送風路23、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25が形成されている。冷却室仕切部材30の内部に、これらの風路を形成することで、冷却器20の側方に風路を形成する必要がないことから、冷却器20を左右方向に充分に大きく形成することができ、冷却器20の上下方向の高さを低くすることができ、冷却器20の上方の空間を有効に活用することができる。
また、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25は、変温室18および冷蔵室17を冷却した後の比較的高温な冷気が流通する。よって、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25を流通する冷気と、変温室18の内部の冷気とでは、温度差が小さい。このことから、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25を被覆する仕切板材57は薄くても良い。具体的には、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25を前方から被覆する仕切板材57の厚さL10は、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25を後方から被覆する仕切板材58の厚さL12よりも薄い。換言すると、冷却室21と冷蔵室帰還風路25とを仕切る仕切板材58は厚く形成されている。このようにすることで、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25と冷却室21とを、仕切板材58で好適に断熱でき、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25の内部側壁に、結露が発生することを抑止することができる。
変温室送風路23からは、筒状の送風口40が変温室18に突出している。送風口40の前端部は、変温室18に内蔵される収納容器46の内部に配置されている。このようにすることで、収納容器46の内部に冷気を供給し、収納容器46の内部に貯蔵された食品等の貯蔵物を好適に冷却することができる。
また、冷却室仕切部材30の後面を部分的に前方に窪ませることで、送風ファン28の前方に主送風路29を形成している。上記した変温室送風路23、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25は、幅方向に於いて、主送風路29よりも外側に形成されている。換言すると、主送風路29、変温室送風路23、変温室帰還風路26および冷蔵室帰還風路25は、幅方向に於いて互いに重なり合わないように形成されている。このようにすることで、冷却室仕切部材30の実質的な厚みを一定以上確保することができ、冷却室仕切部材30による断熱性を確保することができる。
図8を参照して、上記した各風路の他の断面における断面構成を説明する。この図は、図6におけるB-B断面における冷蔵庫10の断面図である。即ち、この図は、各ダンパが配置される箇所に於ける断面図である。
この図を参照して、冷却室仕切部材30の内部には、左方から、変温室送風路23、冷蔵室送風路22および冷蔵室帰還風路25が形成されている。また、変温室送風路23および冷蔵室送風路22には、それぞれ、変温室ダンパ37および冷蔵室ダンパ36が配設されている。また、変温室送風路23は、前方左方に曲折して延在している。
ここで、変温室送風路23および冷蔵室送風路22を前方から覆う仕切板材57の厚さL11は、冷蔵室帰還風路25を前方から覆う仕切板材57の厚さL10よりも薄い。このようにすることで、-数十℃の冷気が流通する変温室送風路23および冷蔵室送風路22と、庫内温度が例えば0℃以上5℃以下である変温室18とを充分に断熱することができる。よって、変温室18の内部側壁に結露が発生することを抑止することができる。一方、冷蔵室帰還風路25は、冷蔵室17を冷却した後の比較的高温の帰還冷気がその内部を流通するので、冷蔵室帰還風路25と変温室18とを隔てる仕切板材57は薄くても良い。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
10 冷蔵庫
11 断熱箱体
12 外箱
13 内箱
14 断熱材
15 断熱扉
16 貯蔵室
17 冷蔵室
18 変温室
19 冷凍室
20 冷却器
21 冷却室
22 冷蔵室送風路
23 変温室送風路
24 冷凍室送風路
25 冷蔵室帰還風路
26 変温室帰還風路
27 冷凍室帰還風路
28 送風ファン
29 主送風路
30 冷却室仕切部材
31 変温室仕切部材
32 冷凍室仕切部材
33 圧縮機
34 ヒータ
35 アルミテープ
36 冷蔵室ダンパ
37 変温室ダンパ
38 帰還口
39 帰還口
40 送風口
41 帰還口
43 送風口
44 棚
45 収納容器
46 収納容器
47 送風口
49 内部収納容器
50 内部断熱扉
51 収納容器
52 蒸発皿
54 除霜ヒータ
55 露受皿
56 仕切板
57 仕切板材
58 仕切板材
59 区画板材
60 帰還口
61 下方壁部
62 ダクト
63 開口部
64 後面
65 扉パッキング
66 内部断熱扉パッキング
67 扉固定レール
68 スライドレール
69 自閉ユニット

Claims (6)

  1. 冷凍サイクルの冷却器で冷気が冷却される冷却室と、前記冷却室から貯蔵室に送風される前記冷気が流通する送風路と、前記貯蔵室から前記冷却室に帰還する前記冷気が流通する帰還風路と、断熱箱体の内部において最下段に配置される前記貯蔵室である冷凍室と、を具備し、
    前記冷却室と前記冷凍室とを連通するダクトを区画板材で区画することで、前記冷気が前記冷却室から前記冷凍室に送風される冷凍室送風路と、前記冷凍室から前記冷却室に帰還する前記冷気が流通する冷凍室帰還風路と、を形成し、
    前記断熱箱体の前方開口を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、前記断熱箱体の内部で前記冷凍室の前記前方開口を開閉自在に閉鎖する内部断熱扉と、を更に具備し、
    前記冷凍室の前記前方開口に沿って、ヒータおよびアルミテープが配設され、
    前記冷凍室の後端部付近で、前記区画板材から下方に延びる下方壁部を、更に有し、
    前記下方壁部は、前記冷凍室に収納された収納容器の後方上端よりも後方側に配置され、且つ、前記下方壁部の下端は、前記収納容器の前記後方上端よりも下方側に配置され、
    前記収納容器の前面部分の上端近傍を部分的に開口することで開口部が形成され、
    前記冷凍室送風路を経由して送風された前記冷気は、前記収納容器の内部を冷却し、前記開口部から、前記収納容器と前記内部断熱扉との間に進入し、前記収納容器の下面と前記冷凍室の下面との間隙を後方に向かって流通し、前記収納容器の後面と前記冷凍室の後面との間を上方に向かって流通し、前記冷凍室帰還風路を経由して前記冷却室に帰還することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記冷凍室と他の貯蔵室とを上下方向で区切る冷凍室仕切部材と、を更に具備し、
    前記冷凍室送風路を、前記冷凍室仕切部材と前記区画板材とで囲まれる空間として形成することを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  3. 前記冷凍室を、前記冷却器を除霜した際に発生する水分が貯留される露受皿よりも下方に形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記内部断熱扉を後方に向かって付勢する付勢力発生部を、更に具備することを特徴とする請求項1から請求項の何れかにに記載の冷蔵庫。
  5. 前記冷凍室と他の貯蔵室とを上下方向で区切る冷凍室仕切部材と、を更に具備し、
    前記冷凍室仕切部材の上面の一部を露受皿とすることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 前記冷凍室送風路から前記冷凍室に前記冷気が吹き出される送風口を、前記冷凍室から前記冷凍室帰還風路に前記冷気が吸い込まれる帰還口よりも、前方に形成することを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の冷蔵庫。
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