JP6584525B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6584525B2
JP6584525B2 JP2017553488A JP2017553488A JP6584525B2 JP 6584525 B2 JP6584525 B2 JP 6584525B2 JP 2017553488 A JP2017553488 A JP 2017553488A JP 2017553488 A JP2017553488 A JP 2017553488A JP 6584525 B2 JP6584525 B2 JP 6584525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
air passage
refrigerator
temperature
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017553488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017094058A1 (ja
Inventor
由花子 林
由花子 林
沙織 杉▲崎▼
沙織 杉▲崎▼
誠 岡部
誠 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2017094058A1 publication Critical patent/JPWO2017094058A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6584525B2 publication Critical patent/JP6584525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D11/00Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators
    • F25D11/02Self-contained movable devices, e.g. domestic refrigerators with cooling compartments at different temperatures
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/06Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection by forced circulation
    • F25D17/08Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection by forced circulation using ducts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に、貯蔵室に冷気を供給するのに用いられる構造に関するものである。
冷蔵庫には、貯蔵品を貯蔵する空間が形成された貯蔵室が形成されている。冷蔵庫には、貯蔵品を冷蔵して保存する冷蔵室だけでなく、貯蔵品を過冷却状態にして保存する保冷室(スライド室)を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。貯蔵品を過冷却状態にしておくと、貯蔵品の品質の低下を抑制することができる。
特許第4948562号公報
貯蔵室は、必要となる冷気の量が状況に応じて変わる。例えば、貯蔵室の扉を開けば、貯蔵室内に熱が流入するため、より多くの冷気が必要となる。また、貯蔵室が保冷室である場合には、貯蔵品を過冷却状態にできるように、保冷室に供給される冷気量の調整が必要となる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、冷却ファンの回転数を変えなくても、貯蔵室において冷気不足が生じにくい冷蔵庫を提供することを目的としている。
本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵品を貯蔵する貯蔵室と前記貯蔵室の背面に連通する第1の風路と前記貯蔵室の背面に連通し、前記第1の風路とは独立している第2の風路とが形成された冷蔵庫箱体と、前記冷蔵庫箱体に配置された冷却器と、前記冷蔵庫箱体に配置され、前記冷却器で冷却される空気を前記第1の風路及び前記第2の風路に供給する冷却ファンと、前記第1の風路に配置され、前記第1の風路を流れる冷気の流量の調整を行う第1のダンパーと、前記第2の風路に配置され、前記第2の風路を流れる冷気の流量の調整を行う第2のダンパーと、前記貯蔵室の温度を検出する温度検出センサーと、前記温度検出センサーの検出温度に基づいて、前記第1のダンパーを制御する制御装置と、を備え、前記貯蔵室は、冷蔵室を含み、前記冷蔵室は、前記貯蔵品を過冷却状態にするスライド室を含み、前記スライド室は、前記第1の風路及び前記第2の風路が接続され、前記第1の風路及び前記第2の風路に連通し、前記制御装置は、前記貯蔵室の温度が予め設定された第1の温度以下である場合には、前記第1のダンパーだけを開き、前記第2のダンパーを閉じ、前記貯蔵室の温度が前記第1の温度よりも高い場合には、前記第1のダンパー及び前記第2のダンパーのいずれも開くものである。
本発明に係る冷蔵庫によれば、貯蔵室に連通する第2の風路より貯蔵室に冷気が供給される。また、貯蔵室で冷気不足が生じると、第1の風路の第1のダンパーを制御して、第1の風路から貯蔵室に冷気が供給される。このため、貯蔵室において冷気不足が生じにくくなっている。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の鉛直断面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の変形例である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の冷気風路を示す水平断面図である。 図3に示す冷蔵庫の風路構成と冷気の流れ(図中矢印)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の貯蔵品の温度遷移イメージ図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100のスライド室の温度の推移と第1のダンパーと第2のダンパーの開閉状態の時間推移の一例である。 図8とは異なる時間推移の一例である。 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の冷気風路を示す鉛直断面図である。 図10に示す冷蔵庫の風路構成と冷気の流れ(図中矢印)を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の風路構成と冷気の流れ(図中矢印)を示す斜視図である。
以下、図面を適宜参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷蔵庫100の正面図である。図2は、実施の形態1に係る冷蔵庫100を示す斜視図である。図3は、実施の形態1に係る冷蔵庫100の鉛直断面図である。
[全体構成の説明]
冷蔵庫100は、貯蔵品を貯蔵する貯蔵室が形成された冷蔵庫箱体6を備えている。冷蔵庫箱体6は、例えば、内箱、内箱の外側に位置する外箱、及び、内箱と外箱との間に配置された断熱材等から構成される。
冷蔵庫箱体6には、冷蔵室1A、製氷室(図示省略)、切替室3A、冷凍室4A及び野菜室5Aが形成されている。冷蔵室1Aの前面には冷蔵室扉1が配置され、製氷室の前面には製氷室扉2が配置され、切替室3Aの前面には切替室扉3が配置され、冷凍室4Aの前面には冷凍室扉4が配置され、野菜室5Aの前面には野菜室扉5が配置されている。また、冷蔵庫箱体6には、後述する第1の風路18、第2の風路27及び第3の風路17等を形成する風路構成部品7が配置されている。風路構成部品7は、冷蔵室1A、製氷室、切替室3A及び冷凍室4Aの背面側に配置されている。
冷蔵室1Aには、貯蔵品を載置する複数の棚8が配置されている。棚8は、平板状部材であり、水平面に平行である。冷蔵室1Aには、冷蔵室扉1がしまっている状態において、貯蔵品を載置する複数のドアポケット30が配置されている。ドアポケット30は、冷蔵室扉1に取り付けられている。冷蔵室1Aには、氷を生成するのに用いる水が貯留される製氷用水タンク10が配置されている。製氷用水タンク10は、冷蔵室1Aの底面であって、後述するスライド室11の側方に配置されている。
冷蔵室1Aには、第1の室、第2の室及び第3の室を含む。第1の室は、棚8等が配置されるとともに、冷蔵室扉1がしまっている状態においてドアポケット30が配置されている空間を形成する。第2の室は、一番下の棚8の下に配置されたスライド室9である。第3の室は、スライド室9の下に配置されたスライド室11である。冷蔵室1Aは、第1の室に対して、第2の室及び第3の室が区画されている。このため、第2の室及び第3の室は、第1の室に対して異なる温度環境を実現することができるようになっている。なお、第2の室と第3の室とについても、区画されている。なお、スライド室11は、前後に引き出すことができる引き出し式ケースを備えている。スライド室9も、前後に引き出すことができる引き出し式ケースを備えている。
製氷室には氷を生成する図示省略の製氷装置が配置されている。切替室3Aには、貯蔵品を載置する切替室ケース12が配置されている。また、冷凍室4Aには、貯蔵品を載置する冷凍室ケース13と、冷凍室ケース13の下に配置された冷凍室ケース14とが配置されている。さらに、野菜室5Aには、貯蔵品を載置する野菜室ケース15及び野菜室ケース16が配置されている。
冷蔵庫100の冷蔵庫箱体6には、冷媒を圧縮する圧縮機24と、蒸発器として機能する熱交換器21とが搭載されている。圧縮機24は、冷蔵庫箱体6の底部に配置されている。熱交換器21は、冷蔵庫100における冷却器であり、圧縮機24よりも上に配置されている。また、図示は省略しているが、冷蔵庫100には、例えば、放熱器として機能する放熱パイプ及び冷媒を減圧させる減圧機構が搭載されている。そして、冷蔵庫100は、圧縮機24と放熱パイプと減圧機構と熱交換器21とが接続されて構成された冷凍サイクルを備えている。減圧機構は、例えば、キャピラリーチューブ等を採用することができる。
冷蔵庫100の冷蔵庫箱体6には、熱交換器21に形成された霜を除去するヒータ22と、熱交換器21で冷却された空気(冷気)を冷蔵室1A等の各室に供給する冷却ファン20とが搭載されている。ヒータ22は、熱交換器21の下に配置されている。冷却ファン20は、熱交換器21の上に配置されている。なお、冷蔵庫100には、熱交換器21等から流れ落ちた水が流れるドレン用パイプ23が搭載されている。
冷蔵庫100には、スライド室9の温度を検出する温度検出センサー25(図5参照)と、温度検出センサー25の検出温度に基づいて、冷却ファン20の回転数及び後述する第1のダンパー19及び第2のダンパー29の開閉等を制御する制御装置50とが搭載されている。温度検出センサー25は、例えば、サーミスタ等から構成することができる。制御装置50は、圧縮機24の運転、停止、回転数の制御等も行うものであり、例えば、マイコンが実装された制御基板等から構成される。
図4は、実施の形態1に係る冷蔵庫の変形例である。図3では、冷蔵庫100の冷蔵室1Aに複数のスライド室が配置されている場合について説明したが、それに限定されるものではない。図4に示すように、冷蔵室1Aには、スライド室9がなく、スライド室11だけが配置されていてもよい。つまり、第1の室及び第3の室が設けられ、第2の室がない構成である。また、冷蔵室1Aには、3つ以上のスライド室が配置されていてもよい。
[冷蔵庫100の風路構成等]
図5は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の冷気風路を示す水平断面図である。図6は、図3に示す冷蔵庫100の風路構成と冷気の流れ(図中矢印)を示す斜視図である。図6では、冷蔵室1A、製氷室、切替室3A、冷凍室4A及び野菜室5Aの背面部分を取り外した状態を示している。また、図6では、スライド室11は取り付けているが、棚8等は取り外した状態を示している。さらに、図5及び図6では、第1のダンパー19を通過した冷気FL1及び第2のダンパーを通過した冷気FL2を示している。前述の図3に加えて図5及び図6を参照して冷蔵庫100の風路構成等について説明する。
実施の形態1では、冷却ファン20が運転している場合には、冷気がスライド室9に常時供給される。一方、スライド室11では、冷気が供給されるかどうかが切り替えられる構成となっている。
冷蔵庫100には、冷却ファン20等が設置される設置空間Sと、冷却ファン20により供給される空気が流れる第1の風路18、第2の風路27及び第3の風路17とが形成されている。また、冷蔵庫100は、第1の風路18を流れる冷気(空気)の流量の調整を行う第1のダンパー19と、第2の風路27を流れる冷気(空気)の流量の調整を行う第2のダンパー29とを備えている。なお、制御装置50は、温度検出センサー25の検出温度に基づいて、第1のダンパー19及び第2のダンパー29を個別に制御する。
設置空間Sは、例えば、冷蔵庫箱体6の背面よりも前側であって貯蔵室よりも背面側に形成されている。実施の形態1では、設置空間Sは、切替室3A及び冷凍室4Aの背面側に形成されている。設置空間Sには、下から順番に、ヒータ22、熱交換器21、及び冷却ファン20が配置されている。
第1の風路18は、設置空間Sとスライド室11とを連通する風路である。第1の風路18は、上下方向に延びるように形成されている。第1の風路18の上流側の部分には、第1のダンパー19が配置されている。つまり、第1の風路18の入口の部分には、第1のダンパー19が配置されている。第1の風路18には、出口となる第1の吹出口26が形成されている。すなわち、第1の風路18には、冷気をスライド室11に吹き出す第1の吹出口26が形成されている。第1のダンパー19が開いているときには、第1の風路18からスライド室11に冷気が供給される。なお、図3では、第1の風路18における空気の流れARが示されている。このように、第1の風路18をとおった冷気は、スライド室11に供給される。第1のダンパー19が閉じているときには、第1の風路18からスライド室11に冷気が供給されない。
第2の風路27は、第1の風路18とは独立した風路である。また、第2の風路27は、第3の風路17とも独立した風路である。第2の風路27は、設置空間Sとスライド室11とを連通する風路である。第2の風路27は、上下方向に延びるように形成されている。そして、第2の風路27は、第1の風路18及び第3の風路17に併設されている。冷蔵庫100を水平断面視したときにおいて、第3の風路17は、第1の風路18と第2の風路27との間に配置されている。また、冷蔵庫100を正面側から見たときに、第2の風路27は、第1の風路18よりも右側に配置されている。第2の風路27の上流側の部分には、第2のダンパー29が配置されている。つまり、第2の風路27の入口の部分には、第2のダンパー29が配置されている。第2の風路27には、出口となる第2の吹出口28が形成されている。すなわち、第2の風路27には、冷気をスライド室11に吹き出す第2の吹出口28が形成されている。第2のダンパー29が開いているときには、第2の風路27からスライド室11に冷気が供給される。第2のダンパー29が閉じているときには、第2の風路27からスライド室11に冷気が供給されない。
第3の風路17は、設置空間Sと冷蔵室1Aの第1の室とを連通するとともに、設置空間Sと冷蔵室1Aの第2の室であるスライド室9とを連通する風路である。第3の風路17は、上下方向に延びるように形成されている。なお、第3の風路17の方が、第1の風路18及び第2の風路27よりも全長が長い。第3の風路17には、特に、ダンパーといった風量を調整する手段は設けられていない。このため、冷却ファン20が運転している場合には、常時、冷却ファン20から搬送された空気が、第3の風路17をとおって冷蔵室1Aの第1の室及び第2の室であるスライド室9に供給される。第3の風路17には、出口となる冷蔵室吹出口45が複数形成されている。
[第1のダンパー19及び第2のダンパー29の動作等]
図7は、実施の形態1に係る冷蔵庫100の貯蔵品の温度遷移イメージ図である。第1のダンパー19と第2のダンパー29は、温度検出センサー25の検出温度をもとに開閉動作を行う。制御装置50は、予め設定された第1の温度θよりも温度検出センサー25の検出温度の方が高ければ第1のダンパー19を開き、予め設定された第1の温度θよりも温度検出センサー25の検出温度の方が低ければ第1のダンパー19を閉じる。また、下記に示すような2つのケースを除き、基本的には第1のダンパー19のみでスライド室11の温度制御を行うとよい。
(1つ目のケース)
図8は、実施の形態1に係る冷蔵庫100のスライド室11の温度の推移と第1のダンパー19と第2のダンパー29の開閉状態の時間推移の一例である。制御装置50は、温度検出センサー25の検出温度が、予め設定された第1の温度θ(例えば0℃)以下の場合は、第1のダンパー19のみの開閉でスライド室11内の温度制御を行う。制御装置50は、温度検出センサー25の検出温度が、予め設定された第1の温度θ以上になった場合は、第1のダンパー19と第2のダンパー29の両方を開閉してスライド室11内の温度制御を行う。このように両ダンパーの開閉を実施するのは、冷却能力が不足していると想定されるからである。このとき、第2のダンパー29の開閉タイミングは、第1のダンパー19の開閉タイミングに合わせる。
例えば、時間T1にユーザーが冷蔵室扉1とスライド室11を開けて貯蔵品を取り出し、時間T2にスライド室11の温度が予め設定された第2の温度θ(例えば15℃)になったとする。その後、ユーザーは、時間T2にスライド室11を閉め、時間T3に冷蔵室扉1を閉めたとする。この場合には、ユーザーが冷蔵室扉1を閉めてから第1のダンパー19と第2のダンパー29の両方での温度制御を行う。そして、予め設定された第1の温度θに到達した時間T4からは第1のダンパー19のみでの温度制御に戻る。
(2つ目のケース)
図9は、図8とは異なる時間推移の一例である。制御装置50は、温度検出センサー25検出温度が予め設定された第1の温度θ以上であり、かつ、予め定められた第1の期間(例えば60秒)、第1のダンパー19だけが開の状態が継続している場合には、第1のダンパー19と第2のダンパー29の両方を開閉してスライド室11内の温度制御を行う。このように両ダンパーの開閉を実施するのは、冷却能力が不足していると想定されるからである。このとき、第2のダンパー29の開閉タイミングは第1のダンパー19の開閉タイミングに合わせる。
例えば、時間T1に他室(例えば、冷凍室4A等)のダンパーが開き、スライド室11に流入する冷気が不足したとする。この場合は、時間T1から第1のダンパー19が開になっているのにも関わらずスライド室11の温度が下がらないという状態である。そこで、制御装置50は、第1のダンパー19の開状態が、予め定められた第1の期間(時間T1から時間T2までの間)継続した時点で、第2のダンパー29も開く。第2のダンパー29は、予め定められた第2の期間だけ開く。ここで、第2の期間は、図9において、時間T2から時間T3までの間に対応している。制御装置50は、この第2の期間が経過後は、第2のダンパー29を閉じ、第1のダンパー19のみでの温度制御に戻る。他にも、スライド室11に温度が高い貯蔵品などが入れられ、冷気が不足した場合も同様の方式で対処する。
[実施の形態1に係る冷蔵庫100の有する効果]
実施の形態1に係る冷蔵庫100は、第1の風路18に配置され、第1の風路18を流れる冷気の流量の調整を行う第1のダンパー19と、第2の風路27に配置され、第2の風路27を流れる冷気の流量の調整を行う第2のダンパー29とを備えている。そして、第1の風路18及び第2の風路27は、貯蔵室のうちの一つであるスライド室9に連通している。また、制御装置50は、温度検出センサー25の検出温度に基づいて、第1のダンパー19及び第2のダンパー29を個別に制御する。
実施の形態1に係る冷蔵庫100は、上述の構成を採用しているため、第1のダンパー19及び第2のダンパー29が両方とも閉の状態、第1のダンパー19及び第2のダンパー29のうちの一方だけ開の状態、及び、第1のダンパー19及び第2のダンパー29が両方とも開の状態を実現できる。このため、スライド室11へ供給する冷気量のバリエーションが多くなっており、よりきめ細やかに、貯蔵品の温度管理ができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫100は、スライド室11で冷気不足が生じると、第1のダンパー19に加えて第2のダンパー29を開き、第2の風路27からもスライド室11に冷気を供給することができる。このため、スライド室11において冷気不足が生じにくくなっている。
例えば、常温の貯蔵品がスライド室11内に投入された場合、及びスライド室11を長時間開けっぱなしにした場合等において、スライド室11の温度が上昇してしまっても、第1のダンパー19に加えて第2のダンパーを開き、スライド室11への冷気の供給量を増大させることができる。このため、スライド室11内の貯蔵品を予め定められた適正な温度領域まで、すばやく冷却できる。
特に、スライド室11が、貯蔵品を過冷却保存する室である場合には、高品質及び長期間の貯蔵品保存を実現することができる。つまり、冷蔵庫100では、スライド室11に、過冷却状態をつくりだすための条件を満たすような静穏な温度環境をすみやかに実現できる。
貯蔵品はその保存中の平均温度が低温であればあるほど組織の経時劣化を抑えることができる。反対に貯蔵品の平均温度が高ければ、品質が一定以上の状態で貯蔵品を保存することができる期間が短くなってしまう。
また、それだけでなく、例えば冷却ファンを1つしかもたない冷蔵庫100の場合には、スライド室11内の温度が上昇していなくても、他の室(例えば冷蔵室1Aの第1の室及び切替室3A等)の温度が上昇した場合には、そちらの室に流れ込む冷気の量が多くなってしまうことがある。そうすると、スライド室11の方に分配される冷気が不足してしまう。なお、例えば冷却ファン20の回転数を上げる、又は熱交換器21の温度を下げ冷気温度を下げるという対処方法が考えられる。しかし、前者では、スライド室11のダンパーサイズが小さい場合には、冷気がやはり不足することになるし、消費電力も増大してしまうというデメリットがある。また、後者では、熱交換器21の温度制御を時間単位できめ細やかに実施することは難しいというデメリットがある。実施の形態1に係る冷蔵庫100では、こういったデメリットを回避する構成を採用し、スライド室11において冷気不足が生じにくくなっている。
実施の形態1に係る冷蔵庫100は、貯蔵品を冷蔵庫100のスライド室11に投入した段階において、凍結点以上の温度である第1の温度θまで急速冷却することができる。このため、冷却時間に対応する、図7の時間T0から時間T1までの期間及び図8の時間T3から時間T4までに期間を短くすることができる。その結果、従来よりも貯蔵品の平均温度を低くして、さらに貯蔵品の保存品質を上げる効果を持つ冷蔵庫を得ることができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫100は、スライド室11を冷蔵室1Aに配置した例を一例として説明したが、それに限定されるものではない。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る冷蔵庫100の冷気風路を示す鉛直断面図である。図11は、図10に示す冷蔵庫100の風路構成と冷気の流れ(図中矢印)を示す斜視図である。図11では、第1のダンパー19を通過した冷気FL1及び第2のダンパーを通過した冷気FL2を示している。実施の形態1では、スライド室9には第1の風路18及び第2の風路27が連通しない構成を採用していたが、実施の形態2では、スライド室9にも第1の風路18及び第2の風路27が連通し、冷気量の調整できる構成となっている。なお、実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分については同じ符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。
第1の風路18は、設置空間Sとスライド室9とを連通するとともに、設置空間Sとスライド室11とを連通する風路である。第1の風路18には、出口となる第1の吹出口26が2つ形成されている。すなわち、第1の風路18には、冷気をスライド室9に吹き出す第1の吹出口26Aと、冷気をスライド室11に吹き出す第1の吹出口26Bとが形成されている。第1のダンパー19が開いているときには、第1の風路18からスライド室9及びスライド室11に冷気が供給される。
第2の風路27は、設置空間Sとスライド室9とを連通するとともに、設置空間Sとスライド室11とを連通する風路である。第2の風路27には、出口となる第2の吹出口28が2つ形成されている。すなわち、第2の風路27には、冷気をスライド室9に吹き出す第2の吹出口(図示省略)と、冷気をスライド室11に吹き出す第2の吹出口(図示省略)が形成されている。第2のダンパー29が開いているときには、第2の風路27からスライド室9及びスライド室11に冷気が供給される。
[実施の形態2に係る冷蔵庫100の有する効果]
実施の形態2に係る冷蔵庫100は、実施の形態1に係る冷蔵庫100と同様の効果を有する。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る冷蔵庫100の風路構成と冷気の流れ(図中矢印)を示す斜視図である。図12では、第1のダンパー19を通過した冷気FL1及び第2のダンパーを通過した冷気FL2を示している。実施の形態1では、第1のダンパー19及び第2のダンパー29が配置された構成を採用していたが、実施の形態3では、第2のダンパーが設けられていない構成となっている。なお、実施の形態3では、実施の形態1と共通する部分については同じ符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明するものとする。実施の形態3に係る冷蔵庫100は、実施の形態1の冷蔵庫100の第2のダンパー29が配置されていない。それ以外の構成については、実施の形態1の冷蔵庫100と同様である。
実施の形態3に係る冷蔵庫100は、第2の風路27に第2のダンパー29が配置されていない。このため、第2の風路27には、冷却ファン20が運転している場合には、常時、スライド室11に冷気が供給されることになる。
[実施の形態3に係る冷蔵庫100の有する効果]
実施の形態3の冷蔵庫100では、貯蔵室であるスライド室11に連通する第2の風路よりスライド室11に冷気が供給される。また、スライド室11で冷気不足が生じると、第1の風路18の第1のダンパー19を制御して第1のダンパー19を開き、第1の風路18からスライド室11に冷気が供給される。このため、スライド室11において冷気不足が生じにくくなっている。
1 冷蔵室扉、1A 冷蔵室、2 製氷室扉、3 切替室扉、3A 切替室、4 冷凍室扉、4A 冷凍室、5 野菜室扉、5A 野菜室、6 冷蔵庫箱体、7 風路構成部品、8 棚、9 スライド室、10 製氷用水タンク、11 スライド室(貯蔵室)、12 切替室ケース、13 冷凍室ケース、14 冷凍室ケース、15 野菜室ケース、16 野菜室ケース、17 第3の風路、18 第1の風路、19 第1のダンパー、20 冷却ファン、21 熱交換器、22 ヒータ、23 ドレン用パイプ、24 圧縮機、25 温度検出センサー、26 第1の吹出口、26A 第1の吹出口、26B 第1の吹出口、27 第2の風路、28 第2の吹出口、29 第2のダンパー、30 ドアポケット、50 制御装置、100 冷蔵庫、FL1 冷気、FL2 冷気、S 設置空間。

Claims (4)

  1. 貯蔵品を貯蔵する貯蔵室と前記貯蔵室の背面に連通する第1の風路と前記貯蔵室の背面に連通し、前記第1の風路とは独立している第2の風路とが形成された冷蔵庫箱体と、
    前記冷蔵庫箱体に配置された冷却器と、
    前記冷蔵庫箱体に配置され、前記冷却器で冷却される空気を前記第1の風路及び前記第2の風路に供給する冷却ファンと、
    前記第1の風路に配置され、前記第1の風路を流れる冷気の流量の調整を行う第1のダンパーと、
    前記第2の風路に配置され、前記第2の風路を流れる冷気の流量の調整を行う第2のダンパーと、
    前記貯蔵室の温度を検出する温度検出センサーと、
    前記温度検出センサーの検出温度に基づいて、前記第1のダンパーを制御する制御装置と、
    を備え、
    前記貯蔵室は、
    冷蔵室を含み、
    前記冷蔵室は、
    前記貯蔵品を過冷却状態にするスライド室を含み、
    前記スライド室は、
    前記第1の風路及び前記第2の風路が接続され、前記第1の風路及び前記第2の風路に連通し、
    前記制御装置は、
    前記貯蔵室の温度が予め設定された第1の温度以下である場合には、前記第1のダンパーだけを開き、前記第2のダンパーを閉じ、
    前記貯蔵室の温度が前記第1の温度よりも高い場合には、前記第1のダンパー及び前記第2のダンパーのいずれも開く
    冷蔵庫。
  2. 前記冷蔵庫箱体に形成され、前記冷却ファンが配置され、前記第1の風路及び前記第2の風路に接続されている設置空間を備えた
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御装置は、
    前記貯蔵室の温度が前記第1の温度よりも高い場合において、前記貯蔵室の扉が開いた状態であるときには、前記貯蔵室の扉が閉じてから、前記第1のダンパー及び前記第2のダンパーのいずれも開く
    請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記制御装置は、
    前記第1のダンパーを開き、前記第2のダンパーを閉じている状態が予め定められた期間継続している場合には、前記第2のダンパーも開く
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
JP2017553488A 2015-11-30 2015-11-30 冷蔵庫 Active JP6584525B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/083555 WO2017094058A1 (ja) 2015-11-30 2015-11-30 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017094058A1 JPWO2017094058A1 (ja) 2018-06-07
JP6584525B2 true JP6584525B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=58796512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017553488A Active JP6584525B2 (ja) 2015-11-30 2015-11-30 冷蔵庫

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6584525B2 (ja)
CN (1) CN207019374U (ja)
WO (1) WO2017094058A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102540352B1 (ko) 2018-07-30 2023-06-07 삼성전자주식회사 냉장고

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52157567U (ja) * 1976-05-25 1977-11-30
JPH06100412B2 (ja) * 1985-03-20 1994-12-12 松下冷機株式会社 冷蔵庫等の庫内温度調節装置
JPH05782Y2 (ja) * 1986-05-20 1993-01-11
JPH051986U (ja) * 1991-01-17 1993-01-14 三菱電機株式会社 冷却装置
JP4595972B2 (ja) * 2007-07-30 2010-12-08 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JP5178808B2 (ja) * 2010-11-04 2013-04-10 三菱電機株式会社 冷凍冷蔵庫
JP6138708B2 (ja) * 2014-02-03 2017-05-31 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017094058A1 (ja) 2018-06-07
WO2017094058A1 (ja) 2017-06-08
CN207019374U (zh) 2018-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2833089B1 (en) Refrigerator and working method thereof
US9127873B2 (en) Temperature controlled compartment and method for a refrigerator
KR101260277B1 (ko) 냉장고
JP4833337B2 (ja) 温度制御室を有する冷蔵庫
JP2010060258A (ja) 冷蔵庫
JP5313857B2 (ja) 冷蔵庫
KR20190023257A (ko) 냉장고 및 그 제어방법
WO2018064866A1 (zh) 冰箱
TWI716636B (zh) 冰箱
JP6563273B2 (ja) 冷蔵庫
JP6422513B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP6584525B2 (ja) 冷蔵庫
JP6890502B2 (ja) 冷蔵庫
JP5743867B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR100678777B1 (ko) 냉장고
JP3439981B2 (ja) 冷蔵庫
JP6261535B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2012063026A (ja) 冷蔵庫
JP5404549B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP6261327B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP5631284B2 (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2019027649A (ja) 冷蔵庫
JP2008039247A (ja) 冷蔵庫
JP6709348B2 (ja) 冷蔵庫
JP2017058075A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6584525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250