JP2016150473A - 粗面化フィルム及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルム表面に、粗面化効果が高く、特異な形状を有する凹凸を形成する。
【解決手段】本発明の粗面化フィルム10は、基材11と、基材11の上に設けられた樹脂層12とを備え、樹脂層12が、炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)を主成分として含む硬化性材料を硬化してなるものであり、樹脂層12の表面12Aには、平均山高さが0.5μm以上となる稜線が存在するように凹凸が設けられる
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば工程フィルム等に使用される粗面化フィルムに関する。
従来、表面に凹凸が付された粗面化フィルムは、種々の用途で使用されており、例えば、工程フィルムとして使用されることがある。工程フィルムは、例えば、そのフィルム上で各種シート部材等が製造されるものであるが、その製造過程において、工程フィルムの凹凸が各種シート部材に転写されることになる。
具体的には、粗面化フィルムの凹凸面上に、各種材料をキャストしてシート部材を形成すると、そのキャスト時に粗面化フィルムの凹凸がシート部材に転写される。そのため、粗面化フィルムは、シート部材に、凹凸により意匠性等を持たせたり、その他各種の機能を持たせたりすることが可能である。また、粗面化フィルムは、凹凸転写以外にも様々な目的で使用されており、例えば、フィルム裏面を凹凸面として、ブロッキング防止に使用されることもある。
フィルム表面に凹凸を形成する方法としては、サンドブラスト法等により樹脂フィルム自体に凹凸を付す方法が知られている。また、例えば、特許文献1に開示されるように、基材の上に、微粒子を含む塗料を塗布して、微粒子により凹凸を形成した粗面化フィルムも知られている。さらに、特許文献2に開示されるように、ポリエステル樹脂とアミノ樹脂を含む樹脂組成物を、基材背面に塗布し、これら樹脂の表面自由エネルギーの違いを利用して樹脂硬化時に塗膜表面に凹部を形成して、粗面化する方法も知られている。
特許4330320号公報 特開2013−060555号公報
しかしながら、サンドブラスト法や、特許文献1に示すように微粒子により凹凸を形成すると、残砂や微粒子の脱落により、異物混入のおそれがあり、さらには、微粒子の分散性を確保することも難しく、高品質の粗面化フィルムを得ることは困難である。一方で、特許文献2の方法では、残砂や微粒子による異物混入がなく、凹部も比較的均一に形成されるが、凹凸面の表面粗さ(Ra)が10〜80nm程度のものしかできず、高い粗面化効果を発揮することが難しい。また、意匠性等が要求される分野では、凹凸面は、特異な形状を有することが望ましいが、特許文献1、2の方法によれば、特異な形状の凹凸面を形成することが難しい。
本発明は、以上の問題点を鑑みてなされたものであり、残砂や微粒子による異物混入が生じることなく、簡単な方法で、粗面化効果が高く、かつ特異な形状の凹凸を有する粗面化フィルムを得ることを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、基材に特定のアルキル化メラミン樹脂を主成分として含む硬化性材料を塗布して硬化することで、その硬化膜表面に粗面化効果が高い特異な形状の凹凸が形成されることを見出し、以下の本発明を完成させた。すなわち、本発明は、以下の(1)〜(11)を提供する。
(1)基材と、前記基材の上に設けられた樹脂層とを備え、前記樹脂層が、炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)を主成分として含む硬化性材料を硬化してなるものであり、前記樹脂層の表面には、平均山高さが0.5μm以上となる稜線が存在するように凹凸が設けられる粗面化フィルム。
(2)幅(W)に対する長さ(L)の比(L/W)が10以上の稜線が存在する上記(1)に記載の粗面化フィルム。
(3)前記樹脂層表面は、算術平均粗さRaが0.1〜5μmであるとともに、粗さ曲線における最大山高さRpが0.3〜10μmである上記(1)又は(2)に記載の粗面化フィルム。
(4)前記稜線の平均幅が、5〜100μmである上記(1)〜(3)のいずれかに記載の粗面化フィルム。
(5)前記稜線は、間に谷を形成するように並行して存在する上記(1)〜(4)のいずれかに記載のフィルム。
(6)前記稜線の平均山高さが、20μm以下である上記(1)〜(5)のいずれかに記載の粗面化フィルム。
(7)前記硬化性材料は、さらに酸触媒(B)を含む上記(1)〜(6)のいずれかに記載の粗面化フィルム。
(8)前記酸触媒が、前記アルキル化メラミン樹脂100質量部に対して、0.7〜7.0質量部配合される上記(7)に記載の粗面化フィルム。
(9)前記樹脂層の厚みが、3〜30μmである上記(1)〜(8)のいずれかに記載の粗面化フィルム。
(10)前記凹凸を他の部材に転写するために使用される転写フィルムである上記(1)〜(9)のいずれかに記載の粗面化フィルム。
(11)炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)を主成分として含む硬化性材料を基材に塗布して、その硬化性材料を硬化することで、平均山高さが0.5μm以上である稜線が存在するように凹凸が表面に設けられた樹脂層を形成する粗面化フィルムの製造方法。
本発明によれば、簡単な構成で、粗面化効果が高く、かつ特異な形状を有する凹凸を、フィルム表面に形成することが可能になる。
粗面化フィルムの一実施形態を示す模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂層表面をレーザー顕微鏡にて観測し、三次元画像処理を行い、その三次元画像処理により得られる画像を模式的に示す図である。 稜線の幅及び長さを示す模式図である。 図2におけるIV-IV線上における樹脂層の断面を示す。 実施例1の樹脂層表面をレーザー顕微鏡にて観測し、三次元画像処理を行い、その三次元画像処理により得られた画像データを示す。
以下、本発明について実施形態を用いてさらに詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る粗面化フィルム10は、基材11と、基材11の一方の面に設けられる樹脂層12とを備えるものであり、樹脂層12の表面12Aには、凹凸が形成される。以下、各部材についてより詳細に説明する。
[基材]
基材11としては、汎用的に使用される基材を使用でき特に制限はないが、例えば、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリプロピレンやポリメチルペンテン等のポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、ポリスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリアミド、アクリル樹脂等の各種樹脂により構成される樹脂フィルムが使用できる。これらの中でも、加工のしやすさ、耐久性、耐熱性、コスト等の観点から、ポリエステルが好ましく、ポリエチレンテレフタレートがより好ましい。また、これらは単層であってもよいし、同種又は異種の2層以上の多層であってもよい。
基材11の厚みは、特に限定されないが、通常、10〜300μm、好ましくは15〜200μm程度である。
[樹脂層]
樹脂層12は、炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(以下、単にアルキル化メラミン樹脂(A)ともいう)を主成分として含む硬化性材料を硬化してなるものである。本発明では、炭素数が比較的大きいアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)により樹脂層12を形成することで、樹脂層12の表面12Aに、平均山高さが0.5μm以上となる稜線15(図2参照)が存在するように凹凸が設けられる。
このように特定のアルキル化メラミン樹脂(A)を含む硬化性材料を硬化すると、樹脂層の表面12Aに、稜線15が存在するように凹凸が形成される原理は明らかではないが、以下のように推定される。すなわち、メラミン樹脂の架橋は、アルコールや水の脱離で進行するため、架橋の進み具合により高分子と低分子でのアルキル化比率が乖離する。そして、アルキル基の炭素数が大きいことと相俟って、先行して高分子量化した成分と、遅れて高分子量化した成分とで相溶性が低下し、それにより乾燥後の膜厚に差異が出るためと推定される。
アルキル化メラミン樹脂(A)が含有するアルキル基の炭素数は、樹脂層表面に形成される凹凸形状に影響を及ぼし、具体的には、アルキル基の炭素数が大きくなることで、樹脂層表面の凹凸差を大きくすることができる。そのため、アルキル基の炭素数が4未満と小さくなると、樹脂層の表面に稜線が形成できず、また凹凸差が小さくなり、高い粗面化効果を発揮することが難しくなる。一方で、アルキル基の炭素数が18を超えると、アルキル化メラミン樹脂(A)自体が製造しにくくなり、さらには、アルキル化メラミン樹脂(A)が架橋しにくくなるという不具合も生じるおそれがある。
これら観点から、アルキル化メラミン樹脂(A)が有するアルキル基の炭素数は、4〜12が好ましく、6〜10がより好ましい。なお、アルキル基は、直鎖状でもよいし、分岐していてもよい。
アルキル化メラミン樹脂(A)は、メチロールメラミン樹脂中のメチロール基の一部又は全部を、アルキルモノアルコールによってエーテル化したものであり、具体的には、ノルマルブチル化メラミン樹脂、イソブチル化メラミン樹脂、ノルマルオクチル化メラミン樹脂等が挙げられる。
また、アルキル化メラミン樹脂(A)を主成分として含むとは、アルキル化メラミン樹脂(A)の架橋により樹脂層表面に所定の凹凸が形成できる程度に、硬化性材料がアルキル化メラミン樹脂(A)を含有することを意味するが、通常、硬化性材料におけるアルキル化メラミン樹脂(A)の含有量は、硬化性材料の不揮発成分の全量に対して50質量%以上となるものである。このアルキル化メラミン樹脂(A)の含有量は、不揮発成分の全量に対して、好ましくは70質量%以上、より好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。なお、本明細書において、硬化性材料の不揮発成分の全量とは、硬化工程等の製造過程で揮発される溶媒等の揮発成分を、硬化性材料から除いた量をいう。
硬化性材料は、上記アルキル化メラミン樹脂(A)に加えて、酸触媒(B)を含有することが好ましい。硬化性材料は、酸触媒(B)を含有することでアルキル化メラミン樹脂(A)の架橋を容易に進行させることが可能になる。また、酸触媒(B)の配合量を調整することで、樹脂層表面に形成される凹凸の高低差を調整することも可能である。
具体的には、硬化性材料において酸触媒(B)は、アルキル化メラミン樹脂(A)100質量部に対して、0.7〜7.0質量部配合されることが好ましい。
酸触媒の配合量を上記した下限値以上とすることで、硬化が適切に進行し、硬化不良等の不具合が防止される。一方で、配合量を上記した上限値以下とすることで、硬化速度が速くなることが防止され、架橋の進み具合に差が出る部分が生じて、凹凸形状が付与されやすくなる。凹凸の高低差を大きくして、粗面化効果を高める観点からは、上記酸触媒(B)の配合量は、0.8〜5.0質量部であることがより好ましく、0.8〜2.5質量部であることがさらに好ましい。
酸触媒(B)の具体例としては、パラトルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン酸、メタンスルホン酸等のスルホン酸、塩酸、硫酸に代表される鉱酸等の酸性物質が挙げられるが、これらの中ではスルホン酸が好ましく、パラトルエンスルホン酸がより好ましい。
また、酸触媒(B)は、予めアミンと混合したうえで硬化性材料に配合されてもよい。ここで、アミンとしては、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミンなどの3級アミン化合物が挙げられる。酸触媒(B)は、アミンと混合することで、アミン塩として硬化性材料に配合されることになるが、上記酸触媒(B)の配合量とは、アミン塩となる前の酸性物質そのものの量を意味する。また、酸触媒(B)は、アミン塩とすることで、硬化反応の速度が速くなることが防止され、粗面化効果の高い凹凸形状を形成しやすくなる。
また、硬化性材料は、本発明の目的を損なわない限り、上記(A)(B)成分以外の成分を含んでもよく、例えば(A)成分以外の樹脂成分を含んでもよい。また、硬化性材料は、各種の添加剤を含んでもよく、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、表面調整剤等を含んでもよい。
ただし、硬化性材料は、粒子状フィラーを実質的に含有しないことが好ましい。ここで、粒子状フィラーを実質的に含有しないとは、不純物程度に粒子状フィラーを含有してもよいことを示し、具体的には、硬化性材料の不揮発成分の全量の1質量%未満程度であれば含有していてもよい。ただし、硬化性材料は、異物混入をより防止するために、粒子状フィラーを含有しないほうがより好ましい。なお、粒子状フィラーとは、レーザー回折/散乱による測定法により測定された平均粒径が0.1μm以上のものをいう。
図2は、樹脂層の表面12Aをレーザー顕微鏡にて観測し、三次元画像処理を行い、その三次元画像処理により得られる画像を模式的に示した図である。
本発明では、上記したように、樹脂層の表面12Aには、平均山高さが0.5μm以上となる稜線15が存在するように凹凸が設けられるものである。ここで、「稜線」とは、突起が細長に連なったものをいい、具体的には、観察画像1cm2における最大山高さの50%以上の山高さを有する突起が、同稜線の幅(W)(5点平均値の値)の3倍以上の長さ連続するものをいう。また、稜線は、図3に示すように、幅(W)に対する長さ(L)の比(L/W比)が10以上の稜線15が存在することが好ましい。なお、山高さ、幅(W)及びL/W比の測定方法は後述する。なお、図2においては、高さ0.5μmの等高線を実線で描いたものであり、少なくとも、実線で囲まれた部分のうち細長の部分は、稜線15となる。
また、本発明において稜線15が、樹脂層の表面12Aを1cm2観察したときに、1つ以上存在すればよいが、複数存在することが好ましく、さらにL/W比が10以上の稜線が複数存在することがより好ましい。L/W比が大きい稜線15が複数存在することで、樹脂層の表面12Aに形成された模様が特異なものとなりやすくなる。
稜線15は、図2に示すように、通常、樹脂層の表面12Aにおいて、一部が2列以上に並行しつつ、一部が湾曲したり、さらには分岐したりするものである。このように、稜線15は、一部が並行しつつも、不規則に配列されるものであるため、樹脂層の表面12Aは不均一な縞模様を示す。また、並行する稜線15の間には、谷16があり、樹脂層の表面12Aは、稜線15及び谷16により特異な凹凸形状を示す。なお、樹脂層の表面12Aには、通常、稜線15とならない凸部も存在する。
樹脂層の表面12Aに形成された稜線15は、上記したように平均山高さが0.5μm以上となるとともに、20μm以下となることが好ましい。平均山高さが0.5μm未満となると、樹脂層表面12Aにおける凹凸の高低差が小さくなり、粗面化効果を十分に得ることができない。また、20μm以下とすることで稜線15の形成が容易となる。
以上の観点から、稜線の平均山高さは、1〜18μmがより好ましく、2〜15μmがさらに好ましい。
また、稜線15の平均幅は、5〜100μmであることが好ましく、10〜80μmがより好ましく、15〜70μmがさらに好ましい。稜線の平均幅がこのように所定の範囲となることで、粗面化効果を高めやすく、また、樹脂層表面に特異な形状を形成しやすくなる。
なお、本明細書において山高さ(H)とは、レーザー顕微鏡にて観察した3次元画像を処理し、図4に示すように、任意の稜線15に対して垂直に断面を取り、その断面における山頂15Aの両隣りの谷底15B、15Bを結ぶ直線を描き、山頂15Aから垂直に下ろした垂線の長さであり、その山高さ(H)を5点測定して、その平均値を平均山高さとして算出する。
また、稜線の幅(W)とは、平均山高さの測定と同様に断面を取り、図4に示すように、任意の稜線15の両隣りの谷底15B、15B間の間隔を測定したものであり、稜線の平均幅とは、稜線の幅(W)を5点測定し、その平均値を算出したものである。
また、幅(W)に対する長さ(L)の比(L/W比)は、以下のように測定する。
まず、稜線の長さ(L)は、レーザー顕微鏡にて観察した1cm2の観察画像において、長めの稜線を任意に選択して、図3に示すように同稜線における最大の山高さから70%となる山高さとなる位置を当該稜線の長さ方向の端部とし、端部からもう一方の端部までを稜線に沿って結んだ距離を測定したものである。また、L/W比は、測定された長さ(L)と、長さ(L)の測定対象であった稜線の幅(W)との比を求めたものである。なお、稜線の幅(W)は、同稜線上の5点平均値である。
なお、稜線が分岐している場合は、稜線距離が最大となるよう端部を選択して、稜線の長さを測定した。さらに、稜線の一方又は両方の端部が観察画像上にない場合には、その観察画像の4辺にある稜線の中途部分を稜線の端部と仮定して長さを測定し、その測定した長さに基づき、上記L/W比を算出する。
また、樹脂層12の表面12Aは、算術平均粗さRaが0.1〜5μmであるとともに、粗さ曲線における最大山高さRpが0.3〜10μmであることが好ましい。これらRa、Rpが以上の範囲となることで樹脂層12の凹凸差が大きくなり、粗面化効果を高めやすくなる。また、算術平均粗さRaは、より好ましくは0.2〜4μm、さらに好ましくは0.5〜3.5μmであるとともに、粗さ曲線における最大山高さRpは、より好ましくは0.5〜9μmであるとともに、さらに好ましくは1〜8μmである。
なお、これら算術平均粗さRa及び最大山高さRpは、接触式表面粗さ計を用いてJISB0601−2001に準拠して測定したものである。
また、樹脂層の表面に形成される凹凸形状は、樹脂層の厚みを変更することでも調整することが可能であり、例えば、樹脂層の厚みを大きくすることで凹凸の高低差を大きくして粗面化効果を高めやすくなる。具体的には、樹脂層の厚みは、3〜30μmであることが好ましく、5〜28μmであることがより好ましい。なお、樹脂層の厚みは、後述する実施例で示すように接触式膜厚計により計測して求めたものである。樹脂層の厚みを下限値以上の大きさとすることで粗面化効果を十分に高めることができる。また、上限値以下とすることで、残留溶剤の増大や、塗膜内部の硬化性不良等が生じにくくなる。
なお、樹脂層の厚みは、後述する塗布液の不揮発成分の濃度を調整したり、塗布方法を適宜変更したりすることで調整することが可能である。
また、粗面化フィルムにおいて、樹脂層と基材の間には、他の層が設けられてもよい。例えば、樹脂層と基材の間の接着性を良好にするために、プライマー層が設けられてもよい。
[粗面化フィルムの製造方法]
本発明の粗面化フィルムは、上記した硬化性材料を基材に塗布して、その硬化性材料を硬化させることで、表面に所定の凹凸が設けられた樹脂層を形成することで製造されるものである。
ここで、硬化性材料は、溶剤により希釈されて基材に塗布されることが好ましい。使用される溶剤としては、硬化性材料を溶解又は分散することができればよく、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、セロソルブアセテート、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール、シクロヘキサノン等が使用される。これらは1種単独で使用してもよく,2種以上を併用してもよい。
また、硬化性材料の塗布は、例えば、グラビアコート法、バーコート法、スプレーコート法、スピンコート法、エアーナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ゲートロールコート法、ダイコート法などで行うことができる。
また、基材の上に塗布された硬化性材料は、加熱により硬化されるものであり、例えば、70〜170℃で、1〜10分程度加熱して乾燥及び硬化されることが好ましい。
[粗面化フィルムの使用方法]
本発明の粗面化フィルムは、各種の用途に使用されるものであるが、樹脂層表面の凹凸を他の部材に転写する転写フィルムとして使用されることが好ましい。本発明では、樹脂層表面の凹凸形状が特異であるため、その凹凸を他の部材に転写することで、特異な表面形状を有する各種部材を容易に製造することが可能になる。
また、粗面化フィルムは、樹脂層の上に各種材料が例えばキャストないし塗布されることで、各種シート部材が製造され、その製造過程において各種シート部材に凹凸を転写する工程フィルムであることがより好ましい。なお、工程フィルム上で製造されるシート部材としては、化粧シート、光学フィルム、粘着シート、電磁波シールドフィルム、マーキングシート等が挙げられる。なお、工程フィルム上に形成された各種のシート部材は、工程フィルムから剥離されて各種用途に使用されるものである。
なお、上記のうち、化粧シートでは、転写される凹凸が主に意匠性を高めるために使用される。また、光学フィルムでは、凹凸が転写された面が、光拡散面等の各種光学機能を有する面として使用される。さらに、粘着シートでは、基材の上に設けられた粘着剤層に凹凸が転写され、例えば空気抜き用の凹凸として使用される。
また、粗面化フィルムは、凹凸を他の部材に転写する転写フィルム以外の用途で使用されてもよく、例えばブロッキングを防止することが可能な基材フィルムとして使用されてもよい。
以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例によって制限されるものではない。
[樹脂層の厚み]
粗面化フィルムにおける樹脂層の厚みは、接触式膜厚計((株)テックロック社製、製品名「定圧厚さ測定器 PG−02」)で計測した5点の測定箇所の平均値とした。
[表面粗さ]
粗面化フィルムの樹脂層表面の算術平均粗さRa及び粗さ曲線における最大山高さRpは、接触式表面粗さ計((株)ミツトヨ社製、製品名「SV3000S4」)を用い、JIS B0601−2001に準拠して測定した。
[凹凸形状の評価]
粗面化フィルムの樹脂相表面を、レーザー顕微鏡(形状測定レーザーマイクロスコープVK−9700、株式会社キーエンス製)を用いて、樹脂層表面を1cm2観察し、明細書記載の方法に従って、稜線の平均山高さを測定し、稜線の平均山高さが0.5μm未満となるか否かを判定し、平均山高さが0.5μm未満となる場合には、“平滑面”と評価した。
また、平均山高さが0.5μm以上となるような凹凸があるものの、樹脂層表面を1cm2観察した際に稜線が存在しないものは、“稜線なし”と評価した。一方で、平均山高さが0.5μm以上で、稜線があるものについては、“稜線あり”と評価した。
なお、粗面化フィルムの樹脂層表面に稜線がない場合には、断面を稜線に垂直な位置で取る代わりに任意の位置で取った点を除いて、平均山高さ、及び平均幅を明細書記載の方法に従って測定した。
さらに、明細書記載の方法に従って、1cm2の観察画像内にL/W比が10以上となる稜線があるか否かも判定するとともに、平均山高さが0.5μm以上である場合には、平均山高さに加え平均幅も測定した。その測定結果を表1に示す。
[密着性評価]
樹脂層表面とCPPフィルムを摩擦堅牢試験機((株)大栄化学精機製作所社製、製品名「RT−200」)を用いて摩擦させ(荷重1Kg、30往復)、フィラーまたはコーティング層の脱落の有無を目視にて評価した。
[実施例1]
オクチル化メラミン樹脂(株式会社三羽研究所製、商品名「ATOM BOND RP−30」、不揮発成分濃度:30wt%、溶媒:トルエン/キシレン/メチルエチルケトン/セロソルプアセテート/n−ブタノール=25/15/5/10/15(質量比)の混合溶媒)100質量部(不揮発成分基準)に、酸触媒希釈液(株式会社三羽研究所製、商品名「ATOM BOND CP 触媒」;パラトルエンスルホン酸(酸触媒)55質量部に、トリエチルアミン15質量部及びメタノール30質量部を混合したもの;不揮発成分量55質量%)を、酸触媒の配合量が0.9質量部となるように混合し、さらに、溶剤(トルエン/メチルエチルケトン=6/4(質量比)の混合溶媒)で希釈して、不揮発成分濃度30質量%の硬化性材料の塗工液を作製した。作製した塗工液をマイヤーバーで、乾燥後の膜厚が7μmになるように厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(三菱樹脂株式会社製、商品名「ダイアホイルT−100」)の一方の面上に塗工し、150℃で5分間乾燥して樹脂層を形成し、粗面化フィルムを得た。
粗面化フィルムの樹脂層表面をレーザー顕微鏡にて観測し、三次元画像処理を行い、その三次元画像処理により画像を得た。なお、得られた画像を図5に示すが、図5の画像は、1cm×1cm四方の領域を拡大して示したものであり、淡い部分が凸部である。
[実施例2]
酸触媒が1.5質量部配合されるように配合量を変更して、酸触媒希釈液をオクチル化メラミン樹脂に混合した点を除いて実施例1と同様に実施した。
[実施例3]
酸触媒が2.8質量部配合されるように配合量を変更して、酸触媒希釈液をオクチル化メラミン樹脂に混合した点を除いて実施例1と同様に実施した。
[実施例4]
樹脂層の厚みが25μmとなるように硬化性材料の塗工液を塗工した点を除いて実施例1と同様に実施した。
[実施例5]
オクチル化メラミン樹脂(株式会社三羽研究所製、商品名「ATOM BOND RP−30」)を、イソブチル化メラミン樹脂(DIC株式会社製、商品名「スーパーベッカミンG-821-60」、不揮発成分濃度:60wt%、溶媒:イソブタノール/キシレン=35/5(質量比)の混合溶媒)に変更した点を除いて実施例1と同様に実施した。
[比較例1]
オクチル化メラミン樹脂(株式会社三羽研究所製、商品名「ATOM BOND RP−30」)をメチル化メラミン樹脂(DIC株式会社製、商品名「スーパーベッカミンL‐105−60」、不揮発成分濃度:60wt%)に変更した点を除いて実施例1と同様に実施した。
[比較例2]
ビスフェノールA型エポキシ樹脂エステル80質量部とメラミン樹脂20質量部との混合物(日立化成株式会社製、商品名「TA31−059D」、不揮発成分濃度50%、溶媒:キシレン/トルエン/イソブタノール=18/16/16(質量比)の混合溶媒)の不揮発成分100質量部に対して、酸触媒として、p−トルエンスルホン酸の溶液(不揮発成分濃度:50質量%、溶媒:メタノール/イソプロピルアルコール=41.2/9.4(質量比)の混合溶媒)2.5質量部(不揮発成分比)を添加して、樹脂組成物の溶液を調製した。そして、当該樹脂組成物の溶液に、多孔質不定形シリカ粒子(東ソー・シリカ株式会社製、商品名「ニップシールSS−50B」、平均粒径1.7μm)を10質量%加え、トルエン/メチルエチルケトン=30/70(質量比)の混合溶媒で希釈して、離型層形成用溶液を調製した。作製した塗工液をマイヤーバーで厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(三菱樹脂株式会社製、商品名「ダイアホイルT−100」)の一方の面上に塗工し、150℃で5分間乾燥し、粗面化フィルムを得た。
[比較例3]
樹脂層の厚みが2μmなるように塗工液の硬化性材料を塗工した点を除いて実施例1と同様に実施した。
[比較例4]
酸触媒が8.2質量部配合されるように、酸触媒希釈液をオクチル化メラミン樹脂に混合した点を除いて実施例1と同様に実施した。
[比較例5]
酸触媒が0.6質量部配合されるように、酸触媒希釈液をオクチル化メラミン樹脂に混合した点を除いて実施例1と同様に実施した。
以上の実施例1〜5のように、炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)を主成分として含む硬化性材料により樹脂層を形成すると、稜線が樹脂層の全面にわたって形成され、稜線の平均高さ、平均幅が比較的大きくなり、粗面化効果の高い、特異な凹凸形状を有する粗面化フィルムを得ることができた。
一方で、比較例1のように、アルキル化メラミン樹脂(A)のアルキル基の炭素数が小さいと、樹脂層の表面は平滑面となり、粗面化フィルムを得ることができなかった。同様に、比較例3〜5のように、樹脂層の厚みや、酸触媒の質量部を適切に調整しないと、樹脂層表面を粗面化することができず、樹脂層表面は平滑面となった。さらに、比較例2のように、フィラーを樹脂層に配合すると、炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)を使用しなくても、樹脂層表面を粗面とすることができるが、フィラーの脱落が見られる不具合が生じた。また、細長の稜線が見られず、凹凸面は特異な形状にすることはできなかった。
10 粗面化フィルム
11 基材
12 樹脂層
12A 樹脂層の表面
15 稜線
16 谷
H 高低差
L 稜線の長さ
W 稜線の幅

Claims (11)

  1. 基材と、前記基材の上に設けられた樹脂層とを備え、前記樹脂層が、炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)を主成分として含む硬化性材料を硬化してなるものであり、前記樹脂層の表面には、平均山高さが0.5μm以上となる稜線が存在するように凹凸が設けられる粗面化フィルム。
  2. 幅(W)に対する長さ(L)の比(L/W)が10以上の稜線が存在する請求項1に記載の粗面化フィルム。
  3. 前記樹脂層表面は、算術平均粗さRaが0.1〜5μmであるとともに、粗さ曲線における最大山高さRpが0.3〜10μmである請求項1又は2に記載の粗面化フィルム。
  4. 前記稜線の平均幅が、5〜100μmである請求項1〜3のいずれか1項に記載の粗面化フィルム。
  5. 前記稜線は、間に谷を形成するように並行して存在する請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルム。
  6. 前記稜線の平均山高さが、20μm以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の粗面化フィルム。
  7. 前記硬化性材料は、さらに酸触媒(B)を含む請求項1〜6のいずれか1項に記載の粗面化フィルム。
  8. 前記酸触媒が、前記アルキル化メラミン樹脂100質量部に対して、0.7〜7.0質量部配合される請求項7に記載の粗面化フィルム。
  9. 前記樹脂層の厚みが、3〜30μmである請求項1〜8のいずれか1項に記載の粗面化フィルム。
  10. 前記凹凸を他の部材に転写するために使用される転写フィルムである請求項1〜9のいずれか1項に記載の粗面化フィルム。
  11. 炭素数4〜18のアルキル基を有するアルキル化メラミン樹脂(A)を主成分として含む硬化性材料を基材に塗布して、その硬化性材料を硬化することで、平均山高さが0.5μm以上である稜線が存在するように凹凸が表面に設けられた樹脂層を形成する粗面化フィルムの製造方法。
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