JP2016149873A - 係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネス - Google Patents

係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性を向上することができる係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。【解決手段】係止構造40は、電子部品22を収容する筐体3、又は、当該筐体3が組み付けられる保持部材103の一方に凹状に形成される係止凹部41と、筐体3、又は、保持部材103の他方に係止凹部41に嵌合可能な凸状に形成され係止凹部41に係止可能である係止凸部31gとを備え、係止凹部41は、係止凸部31gとの係止面である凹部側係止面41aの端部に曲面状に形成された凹部側角部41bを有し、係止凸部31gは、係止凹部41との係止面である凸部側係止面31lの端部に曲面状に形成され凹部側角部41bと対向する凸部側角部31nを有することを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネスに関する。
車両等に搭載される従来のワイヤハーネスに設けられる電子部品ユニットとして、例えば、特許文献1には、複数のバスバーが絶縁板に取り付けられ、複数のバスバーに複数の電子部品が電気接続された電子部品基板と、該電子部品基板を収容したケースと、を有し、各バスバーに設けられた外部端子接続部が集められてコネクタ接続部が形成された電子部品モジュールが開示されている。この電子部品モジュールは、コネクタ接続部が複数の電子部品の間に配置されることで、ユニットの小型化を図っている。
特開2013−198347号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の電子部品モジュールは、例えば、ケース(筐体)に設けられた係止部等の係止構造を介して電気接続箱等の保持部材に組み付けられる構成となっているが、耐久性の向上の点で更なる改善の余地がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、耐久性を向上することができる係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る係止構造は、電子部品を収容する筐体、又は、当該筐体が組み付けられる保持部材の一方に凹状に形成される係止凹部と、前記筐体、又は、前記保持部材の他方に前記係止凹部に嵌合可能な凸状に形成され前記係止凹部に係止可能である係止凸部とを備え、前記係止凹部は、前記係止凸部との係止面である凹部側係止面の端部に曲面状に形成された凹部側角部を有し、前記係止凸部は、前記係止凹部との係止面である凸部側係止面の端部に曲面状に形成され前記凹部側角部と対向する凸部側角部を有することを特徴とする。
また、上記係止構造では、前記凸部側角部の曲率は、前記凹部側角部の曲率以下であるものとすることができる。
また、上記係止構造では、前記凹部側角部は、前記凹部側係止面の両端部に形成され、前記凸部側角部は、前記凸部側係止面の両端部に形成されるものとすることができる。
また、上記係止構造では、前記凹部側係止面、及び、前記凸部側係止面は、前記筐体が前記保持部材に組み付けられた状態で水平方向に対して傾斜しているものとすることができる。
また、上記係止構造では、前記係止凹部は、前記凹部側係止面が形成された係止軸部と、前記係止軸部の両端部を支持する一対のアーム部とによって区画され、前記凹部側角部は、前記係止軸部と前記アーム部との接続部分に形成されるものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品ユニットは、電子部品と、前記電子部品を収容し、係止構造を介して保持部材に組み付けられる筐体とを備え、前記係止構造は、前記筐体、又は、前記保持部材の一方に凹状に形成される係止凹部と、前記筐体、又は、前記保持部材の他方に前記係止凹部に嵌合可能な凸状に形成され前記係止凹部に係止可能である係止凸部とを有し、前記係止凹部は、前記係止凸部との係止面の端部に曲面状に形成された凹部側角部を有し、前記係止凸部は、前記係止凹部との係止面の端部に曲面状に形成された凸部側角部を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、電線と、前記電線と電気的に接続される電子部品ユニットとを備え、前記電子部品ユニットは、電子部品と、前記電子部品を収容し、係止構造を介して保持部材に組み付けられる筐体とを備え、前記係止構造は、前記筐体、又は、前記保持部材の一方に凹状に形成される係止凹部と、前記筐体、又は、前記保持部材の他方に前記係止凹部に嵌合可能な凸状に形成され前記係止凹部に係止可能である係止凸部とを有し、前記係止凹部は、前記係止凸部との係止面の端部に曲面状に形成された凹部側角部を有し、前記係止凸部は、前記係止凹部との係止面の端部に曲面状に形成された凸部側角部を有することを特徴とする。
本発明に係る係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネスは、係止凹部に係止凸部が係止されることで電子部品が収容された筐体を保持部材に係止し組み付けることができる。そして、係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネスは、係止凹部の凹部側係止面の端部の凹部側角部、及び、係止凸部の凸部側係止面の端部の凸部側角部が共に曲面状に形成されることで、凹部側角部と凸部側角部とを面で接触させることができるので、当該凹部側角部、及び、当該凸部側角部に対して応力が集中することを緩和することができる。この結果、係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネスは、耐久性を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。 図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。 図4は、実施形態に係る電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。 図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。 図6は、実施形態に係る電子部品ユニットに適用された係止構造の断面図である。 図7は、実施形態に係る電子部品ユニットの上面図である。 図8は、実施形態に係る電子部品ユニットの短辺側壁面側の側面図である。 図9は、実施形態に係る電子部品ユニットが収容される電子部品ユニット収容部を拡大視した上面図である。 図10は、実施形態に係る電子部品ユニットが収容される電子部品ユニット収容部を拡大視した部分切欠き斜視図である。 図11は、変形例に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。図2は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す分解斜視図である。図3は、実施形態に係る電子部品ユニットの概略構成を表す斜視図である。図4は、実施形態に係る電子部品ユニットのバスバーについて説明する斜視図である。図5は、実施形態に係る電子部品ユニットのインサートバスバープレートの概略構成を表す斜視図である。図6は、実施形態に係る電子部品ユニットに適用された係止構造の断面図である。図7は、実施形態に係る電子部品ユニットの上面図である。図8は、実施形態に係る電子部品ユニットの短辺側壁面側の側面図である。図9は、実施形態に係る電子部品ユニットが収容される電子部品ユニット収容部を拡大視した上面図である。図10は、実施形態に係る電子部品ユニットが収容される電子部品ユニット収容部を拡大視した部分切欠き斜視図である。図11は、変形例に係る電子部品ユニットが適用される電気接続箱の概略構成を表す斜視図である。なお、図1、図11は、電気接続箱のアッパカバーを二点鎖線で図示している。
本実施形態に係る電子部品ユニット1は、図1に示すように、自動車等の車両に搭載される電気接続箱100に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものである。ここで、電気接続箱100は、ワイヤハーネス150に組み込まれ、電線等の接続処理用部品を構成するコネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等の電装品を集約して内部に収容するものである。ワイヤハーネス150は、電線151と、当該電線151と電気的に接続される電気接続箱100(電子部品ユニット1)とを備える。電気接続箱100は、例えば、車両のエンジンルームや車体の下方部分に設置され、バッテリ等の電源と、車両内に搭載される各種電子機器との間に接続されている。電気接続箱100は、電源から供給された電力を車両内の各種電子機器に分配する。なお、電気接続箱100は、ジャンクションボックス、ヒューズボックス、リレーボックスなどとも呼ばれる場合があるが、本実施形態ではこれらを総称して電気接続箱と呼ぶ。
図1に例示した電気接続箱100は、保持部材としての箱本体101の内部の収容空間部に、種々の電子部品102が収容される。箱本体101は、例えば、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105等を含んで構成される。箱本体101は、ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105が分割された3層分割構造となっている。ボディ103、アッパカバー104、及び、ロアカバー105は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。ボディ103は、電子部品102が組み付けられる収容空間部を形成する主たる部材である。ボディ103は、略ロの字型の筒状に形成され、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向上側、及び、鉛直方向下側に開口が位置する。アッパカバー104は、ボディ103の鉛直方向上側の開口を塞ぐ蓋状の部材である。ロアカバー105は、ボディ103の鉛直方向下側の開口を塞ぐ皿状(トレイ状)の部材である。箱本体101は、ボディ103の鉛直方向上側の開口とアッパカバー104の開口とが対向し、ボディ103の鉛直方向下側の開口とロアカバー105の開口とが対向するようにして、アッパカバー104がボディ103の鉛直方向上側に組み付けられ、ロアカバー105がボディ103の鉛直方向下側に組み付けられる。箱本体101は、ボディ103に対して、種々の形式の係止機構106を介して、アッパカバー104、ロアカバー105が係止される。なお、ボディ103とアッパカバー104とロアカバー105とが積層される方向は、典型的には、この電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
そして、この箱本体101の内部の収容空間部に組み付けられる種々の電子部品102としては、上述したように、コネクタ、ヒューズ、リレー、分岐部、電子制御ユニット等と共に、本実施形態の電子部品ユニット1が含まれる。電気接続箱100は、ボディ103に一体的に形成される種々の形状の区画壁107、ボディ103に着脱可能に組み付けられる種々の形状のブロック108等によって形成される多数のキャビティ内に、上記種々の電子部品102が組み付けられる。この場合、区画壁107、ブロック108等もボディ103等と同様に絶縁性の合成樹脂によって形成される。そして、電気接続箱100は、種々の電子部品102が組み付けられたキャビティに対して、開口部109等を介して配索される電線151の端子等が鉛直方向下側から嵌合し電気的に接続される。
そして、本実施形態の電子部品ユニット1は、図2〜図5に示すように、プレートとしてのインサートバスバープレート2と、筐体3と、電線151との接続部としてのコネクタ4とを備え、筐体3の内部にインサートバスバープレート2が組み付けられる。
インサートバスバープレート2は、図2、図4、図5に示すように、樹脂材23の内部に金属製のバスバー24が内蔵され電子部品22が実装された基板である。インサートバスバープレート2は、基板本体21と、電子部品22とを含んで構成される。
基板本体21は、樹脂材23の内部に導電性の複数のバスバー24が内蔵されたものであり、言い換えれば、複数のバスバー24を絶縁性の樹脂材23で覆い相互に絶縁したものである。基板本体21は、例えば、導電性の金属によって形成され金型内に配置されたバスバー24の周りに絶縁性の樹脂を注入して金属と樹脂を一体化するインサート成形によって形成される。
図4に例示する成形前バスバー集合体24aは、複数のバスバー24をキャリア24bによって連結した、インサート成形前のバスバー24の集合体を表している。当該成形前バスバー集合体24aは、導電性の金属によって形成されたものであり、例えば、プレス加工等によって全体として略板状に形成される。成形前バスバー集合体24aは、各バスバー24の端子24cが屈曲された状態でインサート成形用の金型に挿入される。基板本体21は、金型に挿入された成形前バスバー集合体24aの周りに絶縁性の樹脂を注入して各バスバー24と樹脂材23とを一体成形することで形成される。そして、基板本体21は、各バスバー24と樹脂材23とを一体成形した後にキャリア24bが切断される。基板本体21は、全体として長方形板状に形成される。
インサート成形された基板本体21は、図5等に示すように、各バスバー24の端子24cが短辺方向(第1の幅方向)のほぼ中央部に、長辺方向(第1の幅方向と直交する第2の幅方向)に沿って並んで位置する。ここでは、端子24cは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。各端子24cは、基板本体21において電子部品22が実装される面である実装面25に対してほぼ垂直に立設される。つまり、各端子24cは、短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って実装面25から突出し延在する。当該各端子24cは、短辺方向に対して、後述の複数の電子部品22の間に位置することとなる。言い換えれば、複数の端子24cは、実装面25の中央部に集約されている。また、基板本体21は、各バスバー24において、インサート成形後に切断されたキャリア24bと連結されていた側の端部が、基板本体21の端面において樹脂材23から露出した露出端部24dとなっている。つまり、このインサートバスバープレート2は、端面にバスバー24の複数の露出端部24dが露出している。露出端部24dは、基板本体21において対向する一対の長辺の端面にそれぞれ形成される。露出端部24dは、各長辺の端面において長辺方向に並んで複数が露出している。
電子部品22は、基板本体21の実装面25に実装されるものであり、ここでは、種々の機能を発揮する素子である。電子部品22は、各端子が所定のバスバー24と電気的に接続されると共に、実装面25の裏面においてハンダ付等によって固定される。本実施形態の電子部品22は、例えば、リレーである。つまり、本実施形態の電子部品ユニット1は、リレーユニットモジュールである。本実施形態のインサートバスバープレート2は、電子部品22としてのリレーが、各端子24cの短辺方向両側に、長辺方向に沿って並んで3つずつ、合計6つ設けられる。言い換えれば、インサートバスバープレート2は、電子部品22が2列に配置され、複数の端子24cが当該2列の電子部品22の間に2列で配置されている。本実施形態のインサートバスバープレート2は、基本的には、基板本体21の長辺方向に沿った中心線(つまり短辺方向の中心線)に対してほぼ線対称の形状であり、端子24c、電子部品22の配置もほぼ線対称となっている。なお、このインサートバスバープレート2は、電子部品22として6つのリレーの他、リレー抵抗等の素子も実装されている。
筐体3は、図2、図3に示すように、インサートバスバープレート2が組み付けられこれを保持するものである。本実施形態の筐体3は、ベース部としてのベースカバー31と、蓋部としてのトップカバー32と、接続部嵌合部としてのコネクタ嵌合部33とを有し、ベースカバー31とトップカバー32とによって区画された内部にインサートバスバープレート2が組み付けられる。ベースカバー31は、インサートバスバープレート2が組み付けられるものである。トップカバー32は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側から覆うものである。コネクタ嵌合部33は、バスバー24の端子24cと電線151との接続部であるコネクタ4が嵌合するものであり、ベースカバー31に一体で形成される。ベースカバー31、トップカバー32、及び、コネクタ嵌合部33は、絶縁性の合成樹脂によって形成される。
具体的には、ベースカバー31は、図2に示すように、皿状(トレイ状)の部材である。ベースカバー31は、略ロの字型に形成された壁体としての矩形枠状部31aと、当該矩形枠状部31aを閉塞する底部31bとを含んで構成される。底部31bは、インサートバスバープレート2の基板本体21と同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部31aは、底部31bの縁部を囲うように形成される。底部31bは、矩形枠状部31aの中腹に当該矩形枠状部31aと一体で形成される(図7等参照)。矩形枠状部31aは、底部31bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面31cに、それぞれ切り欠き31dが形成されると共に、トップカバー32と係合するための係合爪31eが形成される。また、矩形枠状部31aは、底部31bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面31fに、それぞれ保持部材としての電気接続箱100の箱本体101と係合するための係止爪31gが形成される。なお、この係止爪31gについては、後で詳細に説明する。ベースカバー31は、当該矩形枠状部31aの中腹が底部31bよって閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き31dによって切り欠かれている)に形成される。ベースカバー31は、矩形枠状部31aと底部31bとによって囲われた空間部がインサートバスバープレート2の電子部品22を収容する収容空間部31hとして区画される。
また、ベースカバー31は、底部31bの中央部に中央壁状部31iが形成される。中央壁状部31iは、底部31bが収容空間部31h側に突出するようにして形成される。中央壁状部31iは、底部31bの短辺方向のほぼ中央部に、長辺方向に沿って形成される。中央壁状部31iは、長辺方向に沿って一方の短辺側壁面31fから他方の短辺側壁面31fまで延在している。中央壁状部31iは、先端面に複数の端子嵌合孔31jと、一対のネジ孔31kが形成される。端子嵌合孔31jは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、上述の各バスバー24の端子24cが嵌合する孔であり、当該端子24cに応じた数、位置で形成される。ここでは、端子嵌合孔31jは、長辺方向に沿って2列で並んでいる。ネジ孔31kは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた際に、当該インサートバスバープレート2をベースカバー31に締結するためのネジ26が螺合するための孔である。
さらに、ベースカバー31は、中央壁状部31iの裏面側、すなわち、収容空間部31hとは反対側が中空状になっており、この中空部分が電線151との接続部であるコネクタ4が嵌合するコネクタ嵌合部33として形成される。上述の各バスバー24の端子24cは、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、各端子嵌合孔31jを介してコネクタ嵌合部33内に露出する。ここでは、コネクタ嵌合部33は、2箇所に形成されており、2つのコネクタ嵌合部33にそれぞれ1つずつ、合計2つのコネクタ4が嵌合する。すなわち、本実施形態の電子部品ユニット1は、複数のバスバー24の端子24cに対して2つのコネクタ4が接続される。
トップカバー32は、図2、図3に示すように、蓋状の部材である。トップカバー32は、略ロの字型に形成された壁体としての矩形枠状部32aと、当該矩形枠状部32aの一方の開口を閉塞する天井部32bとを含んで構成される。天井部32bは、インサートバスバープレート2の基板本体21、ベースカバー31の底部31bと同様の形状の長方形板状に形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの縁部に立設されるようにして形成される。矩形枠状部32aは、天井部32bの長辺方向に沿った一対の長辺側壁面32cに、ベースカバー31と係合するための係合凹部32dが形成される。また、矩形枠状部32aは、天井部32bの短辺方向に沿った一対の短辺側壁面32eに、それぞれ切り欠き32fが形成される。トップカバー32は、当該矩形枠状部32a、及び、天井部32bよって一端が開口し他端が閉塞した矩形筒状(一部が切り欠き32fによって切り欠かれている)に形成される。
上記のように構成される電子部品ユニット1は、図2、図3に示すように、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられ、インサートバスバープレート2のベースカバー31とは反対側をトップカバー32によって覆った状態で、コネクタ4がコネクタ嵌合部33に嵌合されることで1つのモジュールを構成する。
より詳細には、電子部品ユニット1は、ベースカバー31の収容空間部31hにインサートバスバープレート2の電子部品22が収容されるような位置関係で、すなわち、電子部品22が実装される実装面25(図5等参照)がベースカバー31の底部31bと対向するような位置関係で、ベースカバー31にインサートバスバープレート2が組み付けられる。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態では、ベースカバー31の各端子嵌合孔31jにインサートバスバープレート2の複数のバスバー24の端子24cが嵌合し、端子24cが短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿ってコネクタ嵌合部33内に露出する。電子部品ユニット1は、ネジ26がインサートバスバープレート2のネジ孔27に挿入されてベースカバー31のネジ孔31kに螺合することで、インサートバスバープレート2とベースカバー31とが締結される。電子部品ユニット1は、インサートバスバープレート2がベースカバー31に組み付けられた状態で、中央壁状部31iの短辺方向両側に、電子部品22が3つずつ位置することとなる。
電子部品ユニット1は、ベースカバー31に組み付けられたインサートバスバープレート2をベースカバー31とは反対側からトップカバー32で覆うような位置関係で、ベースカバー31等に対して当該トップカバー32が装着される。電子部品ユニット1は、トップカバー32が適正な位置に装着された状態で、ベースカバー31側の各係合爪31eにトップカバー32側の各係合凹部32dが係合することで、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられる。電子部品ユニット1は、図3等に示すように、トップカバー32がベースカバー31に組み付けられた状態で、トップカバー32の矩形枠状部32aがベースカバー31の矩形枠状部31aの外側に重なるように位置すると共に、トップカバー32の切り欠き32fから係止爪31gが露出する。そして、電子部品ユニット1は、コネクタ4が上記コネクタ嵌合部33に短辺方向及び長辺方向に直交する方向に沿って嵌合されることで、複数のバスバー24の端子24cに当該コネクタ4が接続されると共に、各係止爪31gを介して電気接続箱100の箱本体101の内部の所定の箇所に組み付けられる。
なお、ベースカバー31とインサートバスバープレート2とトップカバー32とが積層される方向は、上述の電気接続箱100と同様に、電気接続箱100がエンジンルーム等に接続された状態で、鉛直方向に沿っているが、当該電気接続箱100の設置状況によっては当該積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有して設置される場合もある。
ところで、本実施形態の電子部品ユニット1は、筐体3が、各係止爪31gを含んで構成される係止構造40を介して、保持部材としての箱本体101に組み付けられるものである。ここでは、電子部品ユニット1は、保持部材として、箱本体101を構成するボディ103(図1参照)の内壁面に構成される。そして、本実施形態の係止構造40は、所定の形状に形成されることで、耐久性の向上が図られている。
具体的には、係止構造40は、図6、図7、図8、図9、図10に示すように、係止凹部41と、係止凸部としての係止爪31gとを備える。係止凹部41は、筐体3、又は、ボディ103の一方、ここでは、ボディ103に凹状に形成される。係止爪31gは、筐体3、又は、ボディ103の他方、ここでは、筐体3のベースカバー31に係止凹部41に嵌合可能な凸状に形成され係止凹部41に係止可能である。
本実施形態の電子部品ユニット1は、1対の係止爪31gと係止凹部41とを1組として、4組の係止構造40が設けられる。ここでは、係止構造40は、ベースカバー31の各短辺側壁面31fに2組ずつ設けられている。そして、各短辺側壁面31fに2組ずつ設けられる係止構造40のうち一方は、第1係止構造40Aを構成し、他方は第2係止構造40Bを構成する。第1係止構造40Aは、筐体3を第1の方向、ここでは鉛直方向上側からボディ103に組み付けた際に、筐体3をボディ103に係止し、当該筐体3がボディ103から鉛直方向上側へ向けて抜け出ることを防止する係止構造40である。一方、第2係止構造40Bは、筐体3を第1の方向とは逆の第2の方向、ここでは鉛直方向下側からボディ103に組み付けた際に、筐体3をボディ103に係止し、当該筐体3がボディ103から鉛直方向下側へ向けて抜け出ることを防止する係止構造40である。なお、以下の説明では、第1係止構造40Aと第2係止構造40Bを特に区別して説明する必要がない場合には、単に係止構造40とし、共通の説明とする。
各係止構造40の係止爪31gは、図7、図8に示すように、ベースカバー31の短辺側壁面31fの各面にそれぞれ設けられている。係止爪31gは、短辺側壁面31fの面上から外側方向(例えば短辺側壁面31fの法線方向)に突出するよう形成されている。第1係止構造40Aの係止爪31gと第2係止構造40Bの係止爪31gとは、各短辺側壁面31fにおいて短辺方向に沿って並設され、短辺側壁面31fを外側から視たときに、第1係止構造40Aの係止爪31gが短辺方向左側、第2係止構造40Bの係止爪31gが短辺方向右側に配置されている。また、第1係止構造40Aの係止爪31gと第2係止構造40Bの係止爪31gとは、それぞれの鉛直方向の位置が異なるように設けられており、第1係止構造40Aの係止爪31gの鉛直方向の位置が、第2係止構造40Bの係止爪31gよりも上側に配置されている。
各係止構造40の係止凹部41は、図9、図10に示すように、ボディ103に設けられた電子部品ユニット収容部110の内壁面に凹部状の部分として形成される。
ここで、電子部品ユニット収容部110は、ボディ103の一部に形成されキャビティを構成し電子部品ユニット1を収容する部分である。電子部品ユニット収容部110は、区画壁107によってボディ103の収容空間内に形成されており、電子部品ユニット1を内周側に嵌合可能となるように、平面視(鉛直方向視)において電子部品ユニット1と略同一形状の矩形状に形成されている。電子部品ユニット収容部110は、電子部品ユニット1の嵌合時に、電子部品ユニット1の外周面の外周側に配置される複数の内周面として、一対の短辺側内周面110cと、一対の長辺側内周面110dと、を有する。短辺側内周面110cは、電子部品ユニット収容部110内に電子部品ユニット1が収容された状態で、短辺側壁面31f、短辺側壁面32eと対向する。長辺側内周面110dは、電子部品ユニット収容部110内に電子部品ユニット1が収容された状態で、長辺側壁面32cと対向する。電子部品ユニット収容部110は、鉛直方向の上下側が共に開口されている。電子部品ユニット1は、鉛直方向上側から電子部品ユニット収容部110に嵌合できると共に、鉛直方向下側からも電子部品ユニット収容部110に嵌合できるよう構成されている。つまり、電子部品ユニット1は、鉛直方向上側及び下側の両方向から電気接続箱100のボディ103に取り付け可能かつ取り外し可能となっている。
そして、電子部品ユニット収容部110は、各短辺側内周面110c上において、各係止爪31gと対向する位置にそれぞれ1つずつ、合計4つのロックアーム111が設けられている。ロックアーム111は、短辺方向に沿って並設され、短辺側内周面110cを内側から視たときに、第1係止構造40Aの係止爪31gと対向するロックアーム111(以下、単に「第1係止構造40Aのロックアーム111」という場合がある。)が短辺方向右側、第2係止構造40Bの係止爪31gと対向するロックアーム111(以下、単に「第2係止構造40Bのロックアーム111」という場合がある。)が短辺方向左側に配置されている。そして、第1係止構造40Aのロックアーム111と第2係止構造40Bのロックアーム111とは、同一の構成要素で構成されるが、それぞれの構成要素が鉛直方向で反転して配置されている。
各ロックアーム111は、短辺方向に延在する係止軸部111aと、この係止軸部111aの両端部と短辺側内周面110cとを接続する一対のアーム部111bとを有する。係止軸部111aは、矩形板状に形成される部分である。一対のアーム部111bは、電子部品ユニット収容部110が開口する方向(電子部品ユニット1の嵌合方向)に沿って互いに平行に延在し、一方の端部が短辺側内周面110cと接続されて基端部を構成し、他方の端部が先端部を構成し係止軸部111aの両端部を支持する。各一対のアーム部111bは、当該一対のアーム部111bの間に係止爪31gが嵌合可能なようにその間隔が係止爪31gの短辺方向の長さより大きく取られている。係止軸部111aは、アーム部111bの延在方向に対して交差する方向(電子部品ユニット1の嵌合方向と交差する方向)に沿って延在する。ここでは、第1係止構造40Aのロックアーム111は、一対のアーム部111bの先端部が鉛直方向上側を向き、当該鉛直方向上側に係止軸部111aが位置する。一方、第2係止構造40Bのロックアーム111は、一対のアーム部111bの先端部が鉛直方向下側を向き、当該鉛直方向下側に係止軸部111aが位置する。
各係止構造40の係止凹部41は、各ロックアーム111を構成する係止軸部111aと一対のアーム部111bとによって区画される。つまり、係止凹部41は、係止軸部111aと一対のアーム部111bとによって略コの字型に囲われた空間部部分である。つまり、第1係止構造40Aの係止凹部41は、第1係止構造40Aのロックアーム111によって形成され、鉛直方向下側に向けて開口しており、鉛直方向下側から一対のアーム部111bの間隙に係止爪31gを挿入可能に構成されている。第2係止構造40Bの係止凹部41は、第2係止構造40Bのロックアーム111によって形成され、鉛直方向上側に向けて開口しており、鉛直方向上側から一対のアーム部111bの間隙に係止爪31gを挿入可能に構成されている。なおここでは、係止凹部41は、言い換えれば、各ロックアーム111を貫通した貫通孔によって凹部状の部分として形成されるが、これに限らず、貫通していなくてもよく、すなわち、底部がある穴状の凹部として形成されてもよい。
上記のように構成される各係止構造40は、図6、図8に示すように、係止爪31gにおける所定の面が係止凹部41との係止面(ロック面)である凸部側係止面31lを構成する。第1係止構造40Aの係止爪31gは、鉛直方向上側の面が係止凹部41を区画する係止軸部111aと当接し係止される凸部側係止面31lを構成する。第2係止構造40Bの係止爪31gは、鉛直方向下側の面が係止凹部41を区画する係止軸部111aと当接し係止される凸部側係止面31lを構成する。また、各係止構造40は、図6、図10に示すように、係止凹部41における所定の面が係止爪31gとの係止面(ロック面)である凹部側係止面41aを構成する。第1係止構造40Aの係止凹部41は、係止軸部111aの鉛直方向下側の面が係止爪31gの凸部側係止面31lと当接する凹部側係止面41aを構成する。第2係止構造40Bの係止凹部41は、係止軸部111aの鉛直方向上側の面が係止爪31gの凸部側係止面31lと当接する凹部側係止面41aを構成する。各係止構造40は、ボディ103側のロックアーム111によって形成された各係止凹部41に、電子部品ユニット1側の各係止爪31gが挿入され、凸部側係止面31lと凹部側係止面41aとの接触状態が維持されることで、係止爪31gが各係止凹部41に係止される。この結果、各係止構造40は、電子部品ユニット1の筐体3をボディ103に係止し組み付けることができる。これにより、電子部品ユニット1は、ボディ103から抜け出ることを防止することができる。より詳細には、電子部品ユニット1は、電子部品ユニット収容部110に嵌合した状態において、第1係止構造40Aの係止爪31gが係止凹部41に係止されることで、ボディ103から鉛直方向上側へ向けて抜け出ることが防止される。一方、電子部品ユニット1は、電子部品ユニット収容部110に嵌合した状態において、第2係止構造40Bの係止爪31gが係止凹部41に係止されることで、ボディ103から鉛直方向下側へ向けて抜け出ることが防止される。
なお、本実施形態の電子部品ユニット1は、図6、図7、図8に示すように、短辺側壁面31fにおいて、2つの係止爪31gより短辺方向両端側に一対のガイド部材31mが設けられている。また、図9、図10等に示すように、電子部品ユニット収容部110は、短辺側内周面110cにおいて、電子部品ユニット1が電子部品ユニット収容部110に嵌合する際に、このガイド部材31mと嵌合しこれを案内するガイド受け部110eが設けられている。ガイド部材31mは、同一面に設けられる2つの係止爪31gの鉛直方向位置より上側及び下側の位置まで延在するよう設けられる。これにより、電子部品ユニット1が鉛直方向の上下いずれかから電子部品ユニット収容部110に嵌合する際には、係止爪31gが係止凹部41に係止されるより先に、ガイド部材31mがガイド受け部110eに嵌合するので、電子部品ユニット収容部110に対する電子部品ユニット1の位置決めを容易に行うことができる。
そして、本実施形態の各係止構造40は、図6、図8、図10に示すように、係止凹部41が所定の形状の凹部側角部41bを有し、係止爪31gが所定の形状の凸部側角部31nを有する。
凹部側角部41bは、凹部側係止面41aの端部に曲面状に形成され、凸部側角部31nは、凸部側係止面31lの端部に曲面状に形成される。ここでは、凹部側角部41bは、凹部側係止面41aの両端部に形成され、同様に、凸部側角部31nは、凸部側係止面31lの両端部に形成される。より詳細には、凹部側係止面41aは、ロックアーム111の係止軸部111aとアーム部111bとの各接続部分に曲面状に形成される。凸部側角部31nは、係止爪31gが凹部側係止面41aに係止された状態で、凹部側係止面41aと対向する位置、すなわち、係止爪31gの両肩に形成される。そして、典型的には、凸部側角部31nの曲率は、凹部側角部41bの曲率以下に設定される。
以上で説明した係止構造40によれば、電子部品22を収容する筐体3、又は、当該筐体3が組み付けられるボディ103の一方に凹状に形成される係止凹部41と、筐体3、又は、ボディ103の他方に係止凹部41に嵌合可能な凸状に形成され係止凹部41に係止可能である係止爪31gとを備え、係止凹部41は、係止爪31gとの係止面である凹部側係止面41aの端部に曲面状に形成された凹部側角部41bを有し、係止爪31gは、係止凹部41との係止面である凸部側係止面31lの端部に曲面状に形成され凹部側角部41bと対向する凸部側角部31nを有する。以上で説明した電子部品ユニット1によれば、電子部品22と、電子部品22を収容し、上記係止構造40を介してボディ103に組み付けられる筐体3とを備える。以上で説明したワイヤハーネス150によれば、電線151と、電線151と電気的に接続される上記電子部品ユニット1とを備える。
したがって、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、係止凹部41に係止爪31gが係止されることで電子部品22が収容された筐体3をボディ103に係止し組み付けることができる。そして、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、係止凹部41の凹部側係止面41aの端部の凹部側角部41b、及び、係止爪31gの凸部側係止面31lの端部の凸部側角部31nが共に曲面状に形成されることで、凹部側角部41bと凸部側角部31nとを面で接触させることができ、言い換えれば、点接触しないようにすることができる。これにより、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、凹部側角部41b、及び、凸部側角部31nに対して応力が集中することを緩和することができる。この結果、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、耐久性を向上することができる。
さらに、以上で説明した係止構造40によれば、凸部側角部31nの曲率は、凹部側角部41bの曲率以下である。したがって、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、凸部側角部31nの曲面を凹部側角部41bの曲面と同等あるいはそれより緩くすることができるので、凹部側角部41bに対して凸部側角部31nを確実に面あたりさせ応力集中を緩和することができる。
ここで、以上で説明した係止構造40によれば、上述したように、電気接続箱100の設置状況によっては、筐体3がボディ103に組み付けられた状態で、凹部側係止面41a、及び、凸部側係止面31lが水平方向に対して傾斜している場合がある(例えば、図6参照)。係止構造40は、ベースカバー31とインサートバスバープレート2とトップカバー32とが積層される方向が鉛直方向に対して所定の角度を有し凹部側係止面41a、及び、凸部側係止面31lが水平方向に対して傾斜している場合、電気接続箱100が車両に搭載された状態で、例えば、車両振動等に応じた上下動に伴って凹部側角部41bと凸部側角部31nとが衝突しやすい傾向にある。またこの場合、係止構造40は、係止凹部41(ロックアーム111)と係止爪31gとの間に設定されるクリアランス等の影響で垂直方向クリアランスが相対的に大きくなりやすく、凹部側係止面41a、及び、凸部側係止面31lが水平となるように設置されている場合と比較して、凸部側角部31nと凹部側角部41bとが相対移動可能な距離が相対的に長くなる傾向にある。これにより、係止構造40は、電気接続箱100が車両に搭載された状態で、例えば、車両振動等に応じた上下動に伴って凸部側角部31nと凹部側角部41bとが衝突する際のストローク量が相対的に大きくなり、この結果、当該衝突における衝突エネルギーが相対的に大きくなる傾向にある。
これに対して、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、上述のように、凹部側角部41b、及び、凸部側角部31nを曲面状に形成することで、凸部側角部31nと凹部側角部41bとが衝突した際の応力集中を緩和している。このため、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、上記のように電子部品ユニット1が傾斜して設置され凹部側角部41bと凸部側角部31nとの衝突エネルギーが相対的に大きくなった場合であっても適正に耐久性を向上することができる。言い換えれば、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、凹部側係止面41a、及び、凸部側係止面31lが水平方向に対して傾斜しているような場合に適用されることでより顕著に耐久性向上の効果を発揮することができる。
また、以上で説明した係止構造40によれば、凹部側角部41bは、凹部側係止面41aの両端部に形成され、凸部側角部31nは、凸部側係止面31lの両端部に形成される。したがって、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、係止凹部41(ロックアーム111)と係止爪31gとのクリアランスの状態や電子部品ユニット1、凹部側係止面41a、凸部側係止面31lの傾斜の度合い等に応じて、凹部側係止面41aと凸部側係止面31lとの衝突エネルギーが相対的に大きくなりやすい位置が変わっても、適正に耐久性を向上することができる。つまり、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、電子部品ユニット1、凹部側係止面41a、凸部側係止面31lがどのような傾斜角度で設置された場合であっても耐久性を向上しやすくすることができ、すなわち、汎用性を向上することができる。
さらに、以上で説明した係止構造40によれば、係止凹部41は、凹部側係止面41aが形成された係止軸部111aと、係止軸部111aの両端部を支持する一対のアーム部111bとによって区画され、凹部側角部41bは、係止軸部111aとアーム部111bとの接続部分に形成される。したがって、係止構造40、電子部品ユニット1、及び、ワイヤハーネス150は、係止軸部111aとアーム部111bとによって係止凹部41を形成し、当該係止凹部41に係止爪31gを係止することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る係止構造、電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネスは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明した電子部品ユニット1は、電気接続箱100に対して脱着可能に組み付けられる電子部品モジュールを構成するものとして説明したがこれに限らない。本実施形態の電子部品ユニットの構成は、例えば、電気接続箱100自体に適用されてもよい。
以上で説明した電子部品22は、リレーであるものとして説明したがこれに限らず、ヒューズ等であってもよい。
以上の説明では、筐体3は、ベースカバー31(ベース部)、トップカバー32(蓋部)を有し、内部にインサートバスバープレート2が組み付けられるものとして説明したがこれに限らない。筐体3は、トップカバー32にインサートバスバープレート2が組み付けられるものであってもよいし、そもそもベースカバー31とトップカバー32とが別体の構成でなくてもよい。
以上の説明では、係止構造40は、係止凹部41が保持部材であるボディ103に形成され、係止爪31gが筐体3に形成されるものとして説明したがこれに限らず、係止凹部41が筐体3に形成され、係止爪31gが保持部材であるボディ103に形成されてもよい。また、以上の説明では、電子部品ユニット1は、1対の係止爪31gと係止凹部41とを1組として、4組の係止構造40が設けられるものとして説明したがこれに限らない。係止構造40は、第1係止構造40Aと第2係止構造40Bとの区別がなくてもよい。
以上の説明では、曲面状の凸部側角部31n、凹部側角部41bは、それぞれ凸部側係止面31l、凹部側係止面41aの両端部に形成されるものとして説明したがこれに限らない。係止構造40は、係止凹部41(ロックアーム111)と係止爪31gとのクリアランスの状態や電子部品ユニット1、凹部側係止面41a、凸部側係止面31lの傾斜の度合い等に応じて、凹部側係止面41aと凸部側係止面31lとの衝突エネルギーが相対的に大きくなりやすい角部に、曲面状の凸部側角部31n、凹部側角部41bを設けるようにしてもよい。
また、図11の変形例に係る電子部品ユニット201に示すように、ドライバ等の係止解除治具等を用いて係止構造40における各係止爪31gの係止を解除し当該電子部品ユニット201をボディ103の電子部品ユニット収容部110(図9等参照)から引き出す際に、ラジオペンチ等の引き上げ治具によって電子部品ユニット201を把持するための把持凹部50が設けられていてもよい。把持凹部50は、例えば、トップカバー32の矩形枠状部32aと天井部32bとの接続部分の角部に形成される。これにより、電子部品ユニット201は、例えば、電子部品ユニット201を保護するために電子部品ユニット収容部110の壁面を高くした場合、例えば、係止解除治具だけでは電子部品ユニット201を引き出せないような場合であっても引き上げ治具によって把持凹部50を把持して適正に電子部品ユニット201を引き上げることができ、取り外し性を向上することができる。
1、201 電子部品ユニット
3 筐体
22 電子部品
31 ベースカバー
31g 係止爪(係止凸部)
31l 凸部側係止面
31n 凸部側角部
40 係止構造
40A 第1係止構造
40B 第2係止構造
41 係止凹部
41a 凹部側係止面
41b 凹部側角部
50 把持凹部
103 ボディ(保持部材)
111a 係止軸部
111b アーム部
150 ワイヤハーネス
151 電線

Claims (7)

  1. 電子部品を収容する筐体、又は、当該筐体が組み付けられる保持部材の一方に凹状に形成される係止凹部と、
    前記筐体、又は、前記保持部材の他方に前記係止凹部に嵌合可能な凸状に形成され前記係止凹部に係止可能である係止凸部とを備え、
    前記係止凹部は、前記係止凸部との係止面である凹部側係止面の端部に曲面状に形成された凹部側角部を有し、
    前記係止凸部は、前記係止凹部との係止面である凸部側係止面の端部に曲面状に形成され前記凹部側角部と対向する凸部側角部を有することを特徴とする、
    係止構造。
  2. 前記凸部側角部の曲率は、前記凹部側角部の曲率以下である、
    請求項1に記載の係止構造。
  3. 前記凹部側角部は、前記凹部側係止面の両端部に形成され、
    前記凸部側角部は、前記凸部側係止面の両端部に形成される、
    請求項1又は請求項2に記載の係止構造。
  4. 前記凹部側係止面、及び、前記凸部側係止面は、前記筐体が前記保持部材に組み付けられた状態で水平方向に対して傾斜している、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の係止構造。
  5. 前記係止凹部は、前記凹部側係止面が形成された係止軸部と、前記係止軸部の両端部を支持する一対のアーム部とによって区画され、
    前記凹部側角部は、前記係止軸部と前記アーム部との接続部分に形成される、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の係止構造。
  6. 電子部品と、
    前記電子部品を収容し、係止構造を介して保持部材に組み付けられる筐体とを備え、
    前記係止構造は、前記筐体、又は、前記保持部材の一方に凹状に形成される係止凹部と、前記筐体、又は、前記保持部材の他方に前記係止凹部に嵌合可能な凸状に形成され前記係止凹部に係止可能である係止凸部とを有し、
    前記係止凹部は、前記係止凸部との係止面の端部に曲面状に形成された凹部側角部を有し、
    前記係止凸部は、前記係止凹部との係止面の端部に曲面状に形成された凸部側角部を有することを特徴とする、
    電子部品ユニット。
  7. 電線と、
    前記電線と電気的に接続される電子部品ユニットとを備え、
    前記電子部品ユニットは、電子部品と、前記電子部品を収容し、係止構造を介して保持部材に組み付けられる筐体とを備え、
    前記係止構造は、前記筐体、又は、前記保持部材の一方に凹状に形成される係止凹部と、前記筐体、又は、前記保持部材の他方に前記係止凹部に嵌合可能な凸状に形成され前記係止凹部に係止可能である係止凸部とを有し、
    前記係止凹部は、前記係止凸部との係止面の端部に曲面状に形成された凹部側角部を有し、
    前記係止凸部は、前記係止凹部との係止面の端部に曲面状に形成された凸部側角部を有することを特徴とする、
    ワイヤハーネス。
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