JP2016148815A - ヒンジ - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒンジにおける回動軸方向の寸法を小さくできるとともに、回動部材が回動軸に対して捻れることのない、ヒンジを提供する。【解決手段】ヒンジ100は、筒状の本体部10と、本体部10に回動軸15を介して回動可能に連結され、本体部10の側にカム部36が形成される回動部30と、回動部30のカム部36に対して近接離間する方向に移動可能に本体部10に収容され、カム部36の側にカム面43が形成されるスライド部材40と、スライド部材40と本体部10の底部との間に介挿され、スライド部材40をカム部36に接近する方向に付勢することにより、スライド部材40をカム部36に当接させる圧縮バネと、を具備するヒンジ100であって、圧縮バネは、回動軸15に近い側から順に、第一圧縮バネ51、及び、第二圧縮バネ52が並んで配設される。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば事務機器の本体に事務機器の原稿圧着板を開閉可能に連結する等、第一連結対象物に第二連結対象物を開閉可能に連結するヒンジに関する。
従来、複写機、ファクシミリ、スキャナー等、オフィスで使用される事務機器の多くは、その本体の上面に原稿読み取り部(コンタクトガラス)を具備するとともに、当該原稿読み取り部を覆う原稿圧着板を具備する。原稿圧着板は、原稿読み取り部に載置された原稿を原稿読み取り部に密着させるとともに原稿読み取り部に対する原稿の位置を保持するものである。
事務機器の本体と原稿圧着板とを連結する器具としては、本体部と、本体部に回動可能に連結される回動部と、回動部に形成されるカム部と、本体部に収容されるスライド部材と、スライド部材をカム部に付勢する圧縮バネと、を具備するヒンジが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2011−112967号公報 登録実用新案第3119401号公報
前記特許文献1に記載のヒンジによれば、第一付勢部材を用いてヒンジトルクを出し、第二付勢部材を用いて第二連結対象物を第一連結対象物に対して閉じる際の緩衝効果を得る構成としている。このため、ヒンジにおいて所定値以上のヒンジトルクが求められる場合、第一付勢部材である第一圧縮バネが大きくなるため、ヒンジの寸法が大きくなっていた。
一方、前記特許文献2に記載のヒンジによれば、二つの圧縮バネを並列させてヒンジトルクを出す構成としている。この場合、カム部材の回動軸方向の寸法が圧縮バネ二本分となって大きくなる。また、二つの圧縮バネの付勢力は回動軸方向の異なった部分に加わるため、それぞれの圧縮バネの弾性力が変化して異なった場合、カム部材が回動軸に対して捻れて回動する可能性があった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ヒンジにおける回動軸方向の寸法を小さくできるとともに、回動部材が回動軸に対して捻れることのない、ヒンジを提供することである。
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、第一連結対象物に固定される筒状の本体部と、第二連結対象物に固定されるとともに前記本体部に回動軸を介して回動可能に連結され、前記本体部の側にカム部が形成される回動部と、前記回動部の前記カム部に対して近接離間する方向に移動可能に前記本体部に収容され、前記カム部の側にカム面が形成されるスライド部材と、前記スライド部材と前記本体部の底部との間に介挿され、前記スライド部材を前記カム部に接近する方向に付勢することにより、前記スライド部材を前記カム部に当接させる圧縮バネと、を具備するヒンジであって、前記圧縮バネは、前記回動軸に近い側から順に、第一圧縮バネ、及び、第二圧縮バネが並んで配設されるものである。
請求項2においては、前記カム面又は前記カム部のうち、何れか一方には前記回動軸と直交する方向に溝部が形成され、他方には前記溝部に挿入可能なリブが形成されるものである。
請求項3においては、前記スライド部材は、前記回動軸に近い側から順に、前記カム部の側に第一カム面が形成される第一スライド部材、及び、前記カム部の側に第二カム面が形成される第二スライド部材が並んで、それぞれが移動可能に前記本体部に収容され、前記第一スライド部材及び前記第二スライド部材は、それぞれ前記第一圧縮バネ及び前記第二圧縮バネに付勢され、前記カム部は、前記回動軸に近い側から順に、第一カム部、及び、第二カム部が並んで配設され、前記第一カム部及び前記第二カム部は、それぞれ前記第一カム面及び前記第二カム面と当接するものである。
請求項4においては、前記第二カム面又は前記第二カム部のうち、何れか一方には前記回動軸と直交する方向に溝部が形成され、他方には前記溝部に挿入可能なリブが形成されるものである。
本発明に係るヒンジは、回動軸方向の寸法を小さくできるとともに、回動部材が回動軸に対して捻れることがない、という効果を奏する。
第一実施形態に係るヒンジを具備する複合機を示す左側面図。 第一実施形態に係るヒンジを示す左側面図。 第一実施形態に係るヒンジを示す正面図。 第一実施形態に係るヒンジの閉塞状態における断面図。 第一実施形態に係るヒンジの開放状態における断面図。 第二実施形態に係るヒンジの閉塞状態における断面図。 第二実施形態に係るヒンジの開放状態における断面図。
以下では図1を用いて本発明の第一実施形態に係るヒンジ100を具備する事務機器である複合機1について説明する。
複合機1は本体2および原稿圧着板3を具備する。本実施形態において、複合機1がヒンジ100を具備する構成とするが、複合機1とは異なる他の事務機器がヒンジ100を具備する構成とすることも可能である。
本体2は本発明に係る本体部の実施の一形態である。
本体2は原稿読み取り装置、制御装置、印刷装置、表示装置および入力装置を具備する。
原稿読み取り装置は本体2の上面に配置される。原稿読み取り装置は本体2の上面に載置された原稿を読み取る(原稿の画像情報を生成する)。
制御装置は複合機1の各部の動作、より詳細には原稿読み取り装置、後述する印刷装置および後述するADFの動作を制御する。また、制御装置は原稿読み取り装置が生成した画像情報および本体2に接続された回線(インターネット回線等)を通じて取得した画像情報を記憶することが可能である。
印刷装置は原稿読み取り装置の下方に配置される。印刷装置は制御装置が記憶した画像情報に基づいて所定の用紙に画像を印刷する。
表示装置は例えば液晶パネルからなり、複合機1の動作状況等に係る情報を表示する。
入力装置は例えばボタン、スイッチ等からなり、作業者が複合機1に対する指示等を入力する際に操作する。表示装置および入力装置は本体2の上面前部に配置される。
原稿圧着板3は本発明に係る回動部の実施の一形態である。
原稿圧着板3は原稿読み取り装置の上に載置された原稿を原稿読み取り装置に向かって押さえつける(圧着する)ことにより、原稿読み取り装置が原稿を読み取る際に原稿が動く(原稿読み取り装置との相対的な位置が変化する)ことを防止する。
原稿圧着板3は読取前原稿収容トレイ、ADF(Auto Document Feeder)および読取後原稿収容トレイを具備する。
ADFは読取前原稿収容トレイに積層状態で収容された複数枚の原稿を一枚ずつ順に取り出して原稿読み取り装置の上の所定の読取位置に載置する。原稿読み取り装置による原稿の読み取りが終了した後、ADFは読取位置に載置された原稿を読取後原稿収容トレイに搬送する。
「事務機器」は、少なくとも原稿を読み取る(原稿の画像情報を取得する)機能を具備する装置を指す。
事務機器の具体例としては、(a)原稿を読み取る機能および読み取った原稿に係る画像情報を他の機器(例えば、パーソナルコンピュータ)に送信する機能を具備するスキャナー、(b)原稿を読み取る機能、読み取った原稿に係る画像情報を通信回線を介して他の機器に送信する機能および他の機器から取得した画像情報をプリントアウトする機能を具備するファクス、(c)原稿を読み取る機能および読み取った原稿に係る画像情報をプリントアウトする機能を具備するコピー機、(d)上記スキャナー、ファクス、およびコピー機としての機能を兼ねる複合機、等が挙げられる。
以下の説明では、原稿圧着板3が閉じているとき(原稿圧着板3の下面が本体2の上面に当接しているとき)の原稿圧着板3の回動角度θ(より厳密には、本体2に対する原稿圧着板3の回動角度θ)を「0°」とし、原稿圧着板3が開く方向に回動した場合に回動角度θが増加する(回動角度θが正になる)ように原稿圧着板3の回動角度θを定義する(図1参照)。
以下では、図1から図5を用いてヒンジ100について説明する。
図1に示す如く、ヒンジ100は複合機1の原稿圧着板3を本体2に回動可能に連結する。具体的には、筒状の本体部10が複合機1の本体2に固定され、回動部30が複合機1の原稿圧着板3に固定されることにより、原稿圧着板3を本体2に対して回動可能に連結する。
本実施形態においては、原稿圧着板3が閉じているとき(原稿圧着板3の回動角度θ=0°のとき)を、「回動部30の閉塞状態」とし(図2及び図4を参照)、原稿圧着板3が開いているとき(原稿圧着板3の回動角度θが0°より大きいとき)を、「回動部30の開放状態」とする(図5を参照)。
図2から図5に示す如く、ヒンジ100は本体部10、本体部10の後側上端部で回動軸15により回動可能に連結され、本体部10の側(回動部30の閉塞状態における下側)にカム部36が形成される回動部30、カム部36に対して近接離間する方向(上下方向)に移動可能に、本体部10の内部で移動可能に収容されるスライド部材40、スライド部材40と本体部10の底部との間に介挿される圧縮バネである第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52、等を具備する。
以下では便宜上、原稿圧着板3が本体2に対して閉じているとき(回動角度θ=0°のとき)の複合機1の上下方向、前後方向および左右方向を基準として(原稿圧着板3が本体2に対して閉じているときの複合機1の上下方向、前後方向および左右方向をそれぞれヒンジ100の上下方向、前後方向および左右方向に対応させて)ヒンジ100を構成する各部材の形状を説明する。
本体部10は上側が開口した筒状部材であり、複合機1の本体2に固定される。本体部10は射出成形された樹脂製部材である。本体部10の内側には底部において上方に突出するバネ固定部11・12が形成されている。また、本体部10は後側上端部の左右両側で上方に突出する支持板14・14を備える。支持板14・14に回動軸15が挿通されることにより、本体部10は回動軸15を支持する。
回動部30は閉塞状態において下方に突出するカム部36が形成された部材であり、回動軸15により本体部10に対して回動可能に軸支される。カム部36は圧縮バネ(第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52)によって付勢されるスライド部材40と当接する。回動部30は射出成形された樹脂製部材である。回動部30の上部には原稿圧着板3に固定する固定部31が形成される。
スライド部材40は図4及び図5に示す如く、本体部10の内部で摺動可能に収容される樹脂製部材である。スライド部材40は下方に向けて開口された二つの収容孔部(第一収容孔部45及び第二収容孔部46)を有する有底筒状部材である。第一収容孔部45及び第二収容孔部46の上底面には、下方に突出するバネ固定部47・48が形成されている。スライド部材40はカム部36の側である上面にカム面43が形成されている。
スライド部材40と本体部10の底部との間には、圧縮バネである第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52が介挿される。具体的には図4及び図5に示す如く、回動軸15に近い側から順に、第一圧縮バネ51、及び、第二圧縮バネ52が並んで配設されるのである。第一圧縮バネ51、及び、第二圧縮バネ52は、それぞれに上下からバネ固定部11・47、及び、バネ固定部12・48を挿入されることにより固定される。このように、第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52の下端部が本体部10の底部に当接され、上端部がスライド部材40の第一収容孔部45及び第二収容孔部46に収容されるとともにそれぞれの底面に当接される。
上記の如く、本体部10とスライド部材40との間に第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52を介挿することで、第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52の付勢力により、回動部30が本体部10から離間する回動方向に力を付与される。具体的には図5に示す如く、第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52からの力がスライド部材40のカム面43を介して回動部30に配設されているカム部36に伝えられる。これにより、回動部30の前部が上方に持ち上がる方向に回動するのである。
本実施形態に係るヒンジ100によれば上記の如く、回動軸15に近い側から順に、第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52を並んで配設し、これらの第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52を用いてヒンジトルクを出す構成としている。これにより、二本の圧縮バネ(第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52)の付勢力によりヒンジ100において充分なヒンジトルクを発揮しつつ、一本あたりの圧縮バネの太さを小さくするとともに、回動部30の回動軸15の方向(左右方向)の寸法を圧縮バネ一本分の厚みに抑えることが可能となる。また、第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52の付勢力は回動軸15における同じ部分(略中央部)に加わるため、第一圧縮バネ51及び第二圧縮バネ52の弾性力が異なる場合でも、回動部30が回動軸15に対して捻れて回動することがないのである。
また、本実施形態に係るヒンジ100においては図3から図5に示す如く、スライド部材40のカム面43には回動軸15と直交する前後方向に溝部43aが形成され、カム部36には溝部43aに挿入可能なリブ36aが形成される。
本実施形態においては上記の如く構成することにより、図5のように回動部30が開放状態となった際に、リブ36aがカム部36とカム面43との間に異物が挟まることを防止している。なお、本実施形態においてはカム面43に溝部43aを形成し、カム部36にリブ36aを形成しているが、カム面43にリブを形成し、カム部36に溝部を形成する構成とすることも可能である。
次に、図6及び図7を用いて、本発明の第二実施形態に係るヒンジ200について説明する。以下では、第一実施形態に係るヒンジ100と共通する部分は説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
ヒンジ200もヒンジ100と同様に、複合機1の原稿圧着板3を本体2に回動可能に連結する。具体的には、筒状の本体部110が複合機1の本体2に固定され、回動部130が複合機1の原稿圧着板3に固定されることにより、原稿圧着板3を本体2に対して回動可能かつスライド可能に連結する(図1を参照)。
図6及び図7に示す如く、ヒンジ200は本体部110、本体部110の後側上端部で回動軸115により回動可能に連結され、本体部110の側(回動部130の閉塞状態における下側)に第一カム部135及び第二カム部136が形成される回動部130、カム部136に対して近接離間する方向(上下方向)に移動可能に、本体部110の内部で移動可能に収容されるスライド部材である第一スライド部材141及び第二スライド部材142、第一スライド部材141及び第二スライド部材142と本体部110の底部との間に介挿される圧縮バネである第一圧縮バネ151及び第二圧縮バネ152、等を具備する。具体的には図6及び図7に示す如く、回動部130の下面における回動軸115に近い側から順に、第一カム部135及び第二カム部136が並んで配設される。また、本体部110の内部における回動軸115に近い側から順に、第一スライド部材141及び第二スライド部材142が並んで配設される。
本体部110は上側が開口した筒状部材であり、複合機1の本体2に固定される。本体部110は射出成形された樹脂製部材である。本体部110の内側における前後方向略中央部には、本体部110の内部空間を第一室110aと第二室110bとの前後二つに分割する内壁113が形成されている。第一室110aの底部には上方に突出するバネ固定部111が形成され、第二室110bの底部には上方に突出するバネ固定部112が形成されている。また、本体部110は後側上端部の左右両側で上方に突出する支持板を備え、この支持板に回動軸115が挿通されることにより、本体部110は回動軸115を支持する。
回動部130は閉塞状態において下方に突出するカム部である第一カム部135及び第二カム部136が形成された部材であり、回動軸115により本体部110に対して回動可能に軸支される。
第一スライド部材141は図6及び図7に示す如く、第一室110aの内部で摺動可能に収容される樹脂製部材である。第一スライド部材141は下方に向けて開口された第一収容孔部145を有する有底筒状部材である。第一収容孔部145の上底面には、下方に突出するバネ固定部147が形成されている。第一スライド部材141は第一カム部135の側である上面に第一カム面143が形成されている。
第二スライド部材142は図6及び図7に示す如く、第二室110bの内部で摺動可能に収容される樹脂製部材である。第二スライド部材142は下方に向けて開口された第二収容孔部146を有する有底筒状部材である。第二収容孔部146の上底面には、下方に突出するバネ固定部148が形成されている。第二スライド部材142は第二カム部136の側である上面に第二カム面144が形成されている。
第一スライド部材141と第一室110aの底部との間には、第一圧縮バネ151が介挿される。また、第二スライド部材142と第二室110bの底部との間には、第二圧縮バネ152が介挿される。具体的には図6及び図7に示す如く、回動軸115に近い側から順に、第一圧縮バネ151、及び、第二圧縮バネ152が並んで配設されるのである。第一圧縮バネ151、及び、第二圧縮バネ152は、それぞれに上下からバネ固定部111・147、及び、バネ固定部112・148を挿入されることにより固定される。
このように、第一圧縮バネ151の下端部が第一室110aの底部に当接され、上端部が第一スライド部材141の第一収容孔部145に収容されて底面に当接される。第一カム部135は第一圧縮バネ151によって付勢される第一スライド部材141の第一カム面141aと当接する。
また、第二圧縮バネ152の下端部が第二室110bの底部に当接され、上端部が第二スライド部材142の第二収容孔部146に収容されて底面に当接される。第二カム部136は第二圧縮バネ152によって付勢される第二スライド部材142の第二カム面142aと当接する。
上記の如く、第一室110aの底部と第一スライド部材141との間に第一圧縮バネ151を介挿し、第二室110bの底部と第二スライド部材142との間に第二圧縮バネ152を介挿することで、第一圧縮バネ151及び第二圧縮バネ152の付勢力により、回動部130が本体部110から離間する回動方向に力を付与される。具体的には図7に示す如く、第一圧縮バネ151からの力が第一スライド部材141の第一カム面143を介して回動部130に配設されている第一カム部135に伝えられる。また、第二圧縮バネ152からの力が第二スライド部材142の第二カム面144を介して回動部130に配設されている第二カム部136に伝えられる。これにより、回動部130の前部が上方に持ち上がる方向に回動するのである。
本実施形態に係るヒンジ200によれば上記の如く、回動部130の下面における回動軸115に近い側から順に、第一カム部135及び第二カム部136が形成される。また、本体部110には回動軸115に近い側から順に第一スライド部材141及び第二スライド部材142が配設される。そして、第一カム部135及び第二カム部136が、それぞれ第一スライド部材141の第一カム面143及び第二スライド部材142の第二カム面144と当接することによりヒンジトルクを出す構成としている。
これにより、ヒンジ200において二本の圧縮バネ(第一圧縮バネ151及び第二圧縮バネ152)の付勢力により充分なヒンジトルクを発揮しつつ、一本あたりの圧縮バネの太さを小さくするとともに、回動部130の回動軸115の方向(左右方向)の寸法を圧縮バネ一本分の厚みに抑えることが可能となる。また、第一圧縮バネ151及び第二圧縮バネ152の付勢力は回動軸115における同じ部分(略中央部)に加わるため、第一圧縮バネ151及び第二圧縮バネ152の弾性力が異なる場合でも、回動部130が回動軸115に対して捻れて回動することがない。
また、第一圧縮バネ151及び第二圧縮バネ152からの付勢力を回動部130の第一カム部135及び第二カム部136の二箇所で受ける構成とすることにより、一箇所のカム部で付勢力を受ける構成よりも、それぞれの接触部分に発生する面圧を低くすることが可能となる。即ち、回動部130に加わる力を二箇所に分散させることにより、回動部130が回動する際の傾きやぐらつきが発生することを抑制できるのである。
また、本実施形態に係るヒンジ200においては図6及び図7に示す如く、第二スライド部材142の第二カム面144には回動軸115と直交する前後方向に溝部144aが形成され、第二カム部136には溝部144aに挿入可能なリブ136aが形成される。
本実施形態においては上記の如く構成することにより、図7のように回動部130が開放状態となった際に、リブ136aが第二カム部136と第二カム面144との間に異物が挟まることを防止している。なお、本実施形態においては第二カム面144に溝部144aを形成し、第二カム部136にリブ36aを形成しているが、第二カム面144にリブを形成し、第二カム部136に溝部を形成する構成とすることも可能である。
10 本体部
15 回動軸
30 回動部
40 スライド部材
51 第一圧縮バネ
52 第二圧縮バネ
100 ヒンジ

Claims (4)

  1. 第一連結対象物に固定される筒状の本体部と、
    第二連結対象物に固定されるとともに前記本体部に回動軸を介して回動可能に連結され、前記本体部の側にカム部が形成される回動部と、
    前記回動部の前記カム部に対して近接離間する方向に移動可能に前記本体部に収容され、前記カム部の側にカム面が形成されるスライド部材と、
    前記スライド部材と前記本体部の底部との間に介挿され、前記スライド部材を前記カム部に接近する方向に付勢することにより、前記スライド部材を前記カム部に当接させる圧縮バネと、を具備するヒンジであって、
    前記圧縮バネは、前記回動軸に近い側から順に、第一圧縮バネ、及び、第二圧縮バネが並んで配設される、ヒンジ。
  2. 前記カム面又は前記カム部のうち、何れか一方には前記回動軸と直交する方向に溝部が形成され、他方には前記溝部に挿入可能なリブが形成される、請求項1に記載のヒンジ。
  3. 前記スライド部材は、前記回動軸に近い側から順に、前記カム部の側に第一カム面が形成される第一スライド部材、及び、前記カム部の側に第二カム面が形成される第二スライド部材が並んで、それぞれが移動可能に前記本体部に収容され、
    前記第一スライド部材及び前記第二スライド部材は、それぞれ前記第一圧縮バネ及び前記第二圧縮バネに付勢され、
    前記カム部は、前記回動軸に近い側から順に、第一カム部、及び、第二カム部が並んで配設され、
    前記第一カム部及び前記第二カム部は、それぞれ前記第一カム面及び前記第二カム面と当接する、請求項1に記載のヒンジ。
  4. 前記第二カム面又は前記第二カム部のうち、何れか一方には前記回動軸と直交する方向に溝部が形成され、他方には前記溝部に挿入可能なリブが形成される、請求項3に記載のヒンジ。
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