JP2016147938A - 変性ポリオレフィン樹脂組成物、およびそのホットメルト接着フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、変性ポリオレフィン樹脂組成物、およびそのホットメルト接着フィルムにおいて、フィッシュアイの数を減らすことである。【解決手段】本発明の変性ポリオレフィン樹脂組成物は、(a)ポリオレフィン樹脂に対し、(b)ラジカル重合開始剤と(c)芳香族ビニル単量体と(d)エポキシ基含有ビニル単量体を添加し、溶融混練して得られる変性ポリオレフィン樹脂を含む変性ポリオレフィン樹脂組成物であって、(d)エポキシ基含有ビニル単量体中のグリシドール含量あるいはエピクロロヒドリン含量が3000ppm以下であり、グリシドール含量とエピクロロヒドリン含量の合計が8000ppm以下であることを特徴とする変性ポリオレフィン樹脂組成物である。【選択図】なし

Description

本発明は、フィッシュアイの少ない変性ポリオレフィン樹脂組成物、およびそのホットメルト接着フィルムに関する。
熱可塑性エラストマー、オレフィン系重合体、ビニル系重合体およびエンジニアリングプラスチックス等の熱可塑性樹脂は、物性、成型性および表面 特性等に優れているため、自動車、電気・電子、建築、雑貨等の分野で、押出成型、射出成型、プレス成型などの加工方法によって成型され使用されている。そして、これらの成型品は、所望形状の製品とするため、あるいは性能の高度化、機能の多様化を図るため複数の成型品を接着させ、複合化を図ることが多い。このような簡便かつ接着強度の優れた加熱溶融型(ホットメルト型)の接着剤として、変性オレフィン樹脂が用いられている。
また、近年では、同種の熱可塑性樹脂の接着はもとより、異種の熱可塑性樹脂や熱可塑性樹脂と金属またはガラス、金属同士、金属とガラスとの接着が必要とされている。特に金属部材を使用する場合、接着層にフィッシュアイ等の欠陥があると、意匠面に凸欠陥などが生じる場合があり、外観不良につながることがある。
このようなフィッシュアイの発生を抑制した変性オレフィン樹脂の製造方法として、例えば特許文献1には、無水マレイン酸等の官能性モノマー及びラジカル開始剤を含むオレフィン系重合体に抗酸化剤を添加する方法や特許文献2には、溶融状態のオレフィン系重合体に、溶剤に溶解させた不飽和カルボン酸及びラジカル発生剤の溶液をオレフィン系重合体に添加する方法などが挙げられている。しかし、これらの方法ではフィッシュアイを低減させると十分な変性が行えないといった問題があった。
また、特許文献3には、ポリオレフィン重合体とラジカル重合開始剤と芳香族ビニル単量体とエポキシ基含有ビニル単量体を溶融混練して得られるグラフト変性ポリオレフィン重合体に関する開示がなされているが、フィッシュアイに関する記載はない。
特開平7−216032 特開平9−202846 特許第2643388号
本発明の課題は、変性ポリオレフィン樹脂組成物、およびそのホットメルト接着フィルムにおいて、フィッシュアイの数を減らすことである。
本発明者らは、鋭意検討した結果、ポリオレフィン樹脂に対し、ラジカル重合開始剤と芳香族ビニル単量体とエポキシ基含有ビニル単量体を溶融混練して得られた変性ポリオレフィン樹脂を含む変性ポリオレフィン樹脂組成物およびそのホットメルト接着フィルムにおいて、グリシドール含量あるいはエピクロロヒドリン含量を特定量にしたエポキシ基含有ビニル単量体を用いることで、フィッシュアイが低減することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(a)ポリオレフィン樹脂に対し、(b)ラジカル重合開始剤と(c)芳香族ビニル単量体と(d)エポキシ基含有ビニル単量体を添加し、溶融混練して得られる変性ポリオレフィン樹脂を含む変性ポリオレフィン樹脂組成物であって、(d)エポキシ基含有ビニル単量体中のグリシドール含量あるいはエピクロロヒドリン含量が3000ppm以下であり、グリシドール含量とエピクロロヒドリン含量の合計が8000ppm以下であることを特徴とする変性ポリオレフィン樹脂組成物であることが好ましい。
(d)エポキシ基含有ビニル単量体中のグリシドール含量あるいはエピクロロヒドリン含量が2000ppm以下であり、グリシドール含量とエピクロロヒドリン含量の合計が6000ppm以下であることが好ましい。
(c)芳香族ビニル単量体がスチレンであることが好ましい。
(d)エポキシ基含有ビニル単量体が、グリシジル(メタ)アクリレートであることが好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂組成物に含まれる(c)芳香族ビニル単量体及び(d)エポキシ基含有ビニル単量体の合計からなる残存単量体濃度が10000ppm未満であることが好ましい。
溶融混練時のダイス内部樹脂温度が240℃未満であることが好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法として好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂組成物を用いた樹脂組成物であることが好ましい。
変性ポリオレフィン樹脂組成物からなるホットメルト接着フィルムであることが好ましい。
フィッシュアイの数が少ない変性ポリオレフィン樹脂組成物、およびそのホットメルト接着フィルムを得ることができる。
本発明の変性ポリオレフィン樹脂組成物は、(A)変性ポリオレフィン樹脂、(B)粘着付与剤、(C)熱可塑性樹脂、添加剤を含む変性ポリオレフィン樹脂組成物である。(A)変性ポリオレフィン樹脂は、(a)ポリオレフィン樹脂に対し、(b)ラジカル重合開始剤、(c)芳香族ビニル単量体、(d)エポキシ基含有ビニル単量体を添加し、溶融混練することで得られる。
<(a)ポリオレフィン樹脂>
本発明において、(a)ポリオレフィン樹脂は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、プロピレンとエチレンおよび/または1−ブテンとのあらゆる比率でのランダム共重合体またはブロック共重合体、エチレンとプロピレンとのあらゆる比率においてジエン成分が50重量%以下であるエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体、ポリメチルペンテン、シクロペンタジエンとエチレンおよび/またはプロピレンとの共重合体などの環状ポリオレフィン、エチレンまたはプロピレンと50重量%以下のビニル化合物などとのランダム共重合体、ブロック共重合体などが挙げられる。中でも、ポリプロピレン、ポリエチレン、プロピレン−エチレン共重合体が好ましく、プロピレン−エチレン共重合体が特に好ましい。
<(b)ラジカル重合開始剤>
ラジカル重合開始剤としては、有機過酸化物あるいはアゾ化合物などを挙げることができる。例示するならば、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルアセトアセテートパーオキサイドなどのケトンパーオキサイド;1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタンなどのパーオキシケタール;パーメタンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド;ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、α,α´−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3などのジアルキルパーオキサイド;ベンゾイルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド;ジ(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシジカーボネート、ジ−2−メトキシブチルパーオキシジカーボネートなどのパーオキシジカーボネート;t−ブチルパーオキシオクテート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルパーオキシイソフタレートなどのパーオキシエステルなどの有機過酸化物の1種または2種以上があげられる。
(b)ラジカル重合開始剤の添加量は、変性反応の反応率や変性ポリオレフィン樹脂の流動性、変性ポリオレフィンの機械的物性、フィッシュアイの観点から、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、0.01〜10重量部の範囲内にあることが好ましく、0.2〜5重量部の範囲内にあることがさらに好ましく、0.3〜2重量部が特に好ましい。0.01重量部未満では変性が充分に進行せず、10重量部を超えると架橋反応による流動性の低下もしくは、分子鎖切断による機械的特性の低下を招くことがある。
<(c)芳香族ビニル単量体>
(b)芳香族ビニル単量体としては、ポリプロピレンなどの分子鎖切断型ポリオレフィンへのグラフトの際に分子鎖の切断が抑制され、高い分子量を保ったまま、エポキシ基含有ビニル単量体を高い比率で導入することができるので好ましい。
芳香族ビニル単量体を例示するならば、スチレン;o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレンなどのメチルスチレン;o−クロロスチレン、m−クロロスチレン、p−クロロスチレン、α−クロロスチレン、β−クロロスチレン、ジクロロスチレン、トリクロロスチレンなどのクロロスチレン;o−ブロモスチレン、m−ブロモスチレン、p−ブロモスチレン、ジブロモスチレン、トリブロモスチレンなどのブロモスチレン;o−フルオロスチレン、m−フルオロスチレン、p−フルオロスチレン、ジフルオロスチレン、トリフルオロスチレンなどのフルオロスチレン;o−ニトロスチレン、m−ニトロスチレン、p−ニトロスチレン、ジニトロスチレン、トリニトロスチレンなどのニトロスチレン;o−ヒドロキシスチレン、m−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレン、ジヒドロキシスチレン、トリヒドロキシスチレンなどのビニルフェノール;o−ジビニルベンゼン、m−ジビニルベンゼン、p−ジビニルベンゼンなどのジビニルベンゼン;o−ジイソプロペニルベンゼン、m−ジイソプロペニルベンゼン、p−ジイソプロペニルベンゼンなどのジイソプロペニルベンゼン;などの1種または2種以上が挙げられる。
変性ポリオレフィン樹脂に残存する単量体を除去しやすく、残存単量体濃度を低くでき、フィッシュアイの数をより少なくできる点で、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレンなどのメチルスチレンが好ましく、スチレンが特に好ましい。残存単量体濃度が高いと、フィッシュアイの原因となる。
(c)芳香族ビニル単量体の添加量は、樹脂組成物やホットメルト接着フィルムの接着性やフィッシュアイの観点から、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して、0.1〜10重量部が好ましく、1〜8重量部がより好ましく、2〜5重量部が更に好ましい。(c)の添加量が少ないと、ポリオレフィン樹脂に対するエポキシ基含有ビニル単量体のグラフト率が低下し、樹脂組成物やホットメルト接着フィルムの接着性が低下する。一方、添加量が1多いと、残存単量体濃度が高くなり、フィッシュアイの数が多くなる。
<(d)エポキシ基含有ビニル単量体>
(d)エポキシ基含有ビニル単量体としては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、マレイン酸モノグリシジル、マレイン酸ジグリシジル、イタコン酸モノグリシジル、イタコン酸ジグリシジル、アリルコハク酸モノグリシジル、アリルコハク酸ジグリシジル、p−スチレンカルボン酸グリシジル、アリルグリシジルエーテル、メタアリルグリシジルエーテル、スチレン−p−グリシジルエーテル、p−グリシジルスチレンなどのエポキシオレフィンなどの1種または2種以上が挙げられる。
これらのうち、変性ポリオレフィン樹脂に残存する単量体を除去しやすく、残存単量体濃度を低くでき、フィッシュアイの数をより少なくできる点で、グリシジル(メタ)アクリレートが好ましく、接着性の観点から、グリシジルメタクリレートが特に好ましい。残存単量体濃度が高いと、フィッシュアイの原因となる。
(d)エポキシ基含有ビニル単量体中のグリシドール含量あるいはエピクロロヒドリン含量は、フィッシュアイの数が少ないという観点から、いずれかが3000ppm以下であり、その合計が8000ppm以下であることが好ましく、いずれかが2000ppm以下であり、その合計が6000ppm以下であることがより好ましく、いずれかが1500ppm以下であり、その合計が4000ppm以下であることが特に好ましい。
(d)エポキシ基含有ビニル単量体の添加量は、樹脂組成物やホットメルト接着フィルムの接着性やフィッシュアイの観点から、0.1〜10重量部が好ましく、1〜8重量部がより好ましく、2〜5重量部が特に好ましい。(d)の添加量が多いと、未反応の単量体が樹脂中で重合し、フィッシュアイの数が多くなる。また、添加量が少ないと、グラフト率が低下し、樹脂組成物やホットメルト接着フィルムの接着性が低下する。
<残存単量体濃度>
本発明のグラフト変性ポリオレフィン重合体組成物に含まれる前記芳香族ビニル単量体及び前記エポキシ基含有ビニル単量体の残存単量体濃度の総量は1重量%未満であることが好ましく、0.5重量%未満であることが更に好ましい。残存単量体濃度の総量が1重量%以上になると、フィルム作製時にフィッシュアイが増加する原因となるため好ましくない。
<(A)変性ポリオレフィン樹脂>
(A)変性ポリオレフィン樹脂は、(a)ポリオレフィン樹脂に対し、(b)ラジカル重合開始剤、(c)芳香族ビニル単量体と(d)エポキシ基含有ビニル単量体を添加し、溶融混練して得られる。
(A)変性ポリオレフィン樹脂の融点としては、120℃以上であり、好ましくは125℃以上165℃以下、より好ましくは130℃以上160℃以下である。融点が低いとでは自動車部材などで求められる耐熱性が不足し、高温雰囲気下にて金属部材と成形部材が剥離する場合がある。また、融点が高いと、変性ポリオレフィン樹脂組成物およびそのホットメルト接着フィルムの接着性が低い場合がある。
(A)変性ポリオレフィン樹脂の融解熱量としては、15J/g以下であり、好ましくは0.1J/g以上12J/g以下、より好ましくは0.2J/g以上10J/g以下である。融解熱量が15J/gを超えると、接着フィルム層とそれが接する基材間での初期密着性が十分に得られず、位置決めが難しいなど作業効率性が大きく低下する。また、融解熱量が0.1J/g未満となる原料ポリオレフィン樹脂の製造は技術的に困難である。融点および融解熱量は、例えば、示差走査熱量測定(DSC)によって求めることができる。
<(B)粘着付与剤>
(B)粘着付与剤としては、例えば、ロジン系樹脂(ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、水添ロジン、不均化ロジン、重合ロジン、マレイン化ロジン、ロジンエステル等)、テルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂(α−ピネン、β-ピネン、リモネンなどの重合体)、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、石油樹脂(脂肪族系、脂環族系、芳香族系等)、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール樹脂(アルキルフェノール、フェノールキシレンホルムアルデヒド、ロジン変性フェノール樹脂等)、キシレン樹脂などが挙げられ、これらは単独あるいは2種以上をあわせて用いることができる。これらのうち、熱安定性の観点から、ロジン系樹脂、テルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、石油樹脂、水添石油樹脂が好ましく、本発明の変性ポリオレフィン系樹脂と相溶し、極性樹脂との接着にも寄与できるという点から、ロジン系樹脂、テルペンフェノール樹脂が特に好ましい。
(B)粘着付与剤の配合量は、ホットメルト接着フィルムの耐熱性や接着性の観点から、変性ポリオレフィン樹脂100重量部に対し0.1〜50重量部が好ましく、更には0.1〜30重量部が好ましい。
<(C)熱可塑性樹脂>
(C)熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン単独重合体、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、ポリペンテン−1、ポリメチルペンテン−1などのポリα−オレフィン;プロピレン含有量が75重量%未満のプロピレン/ブテン−1共重合体などのエチレンまたはα−オレフィン/α−オレフィン共重合体;プロピレン含有量が75重量%未満のエチレン/プロピレン/5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体などのエチレンまたはα−オレフィン/α−オレフィン/ジエン単量体共重合体;ポリブタジエン、ポリイソプレンなどのポリジエン共重合体;スチレン/ブタジエンランダム共重合体、スチレン/イソプレンランダム共重合体などのビニル単量体/ジエン単量体ランダム共重合体;スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体、スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体などのビニル単量体/ジエン単量体/ビニル単量体ブロック共重合体;水素化(スチレン/ブタジエンランダム共重合体)、水素化(スチレン/イソプレンランダム共重合体)などの水素化(ビニル単量体/ジエン単量体ランダム共重合体);水素化(スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体)、水素化(スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体)などの水素化(ビニル単量体/ジエン単量体/ビニル単量体ブロック共重合体);アクリロニトリル/ブタジエン/スチレングラフト共重合体、メタクリル酸メチル/ブタジエン/スチレングラフト共重合体などのビニル単量体/ジエン単量体/ビニル単量体グラフト共重合体;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレンなどのビニル重合体;塩化ビニル/アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、アクリロニトリル/スチレン共重合体、メタクリル酸メチル/スチレン共重合体などのビニル共重合体などが挙げられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
(C)熱可塑性樹脂の配合量は、ホットメルト接着フィルムの接着性の観点から、(A)変性ポリオレフィン系樹脂100重量部に対し、0.1〜50重量部が好ましく、更には0.1〜30重量部が好ましい。
<添加剤>
添加剤としては、酸化防止剤、金属不活性剤、燐系加工安定剤、紫外線吸収剤、紫外線安定剤、蛍光増白剤、金属石鹸、制酸吸着剤などの安定剤、または架橋剤、連鎖移動剤、核剤、滑剤、可塑剤、充填材、強化材、顔料、染料、難燃剤、帯電防止剤などが挙げられる。
<(A)変性ポリオレフィン樹脂の製造>
(A)変性ポリオレフィン樹脂を製造する溶融混練の装置としては、押出機、バンバリーミキサー、ミル、ニーダー、加熱ロールなどを使用することができる。生産性の面から単軸あるいは2軸の押出機を用いる方法が好ましい。また、各々の材料を充分に均一に混合するために、前記溶融混練を複数回繰返してもよい。
溶融混練時の樹脂温度、例えば、溶融混練時のダイス内部樹脂温度は、(c)芳香族ビニル単量体や(d)エポキシ基含有ビニル単量体の単量体が重合して生成する重合体を低減し、フィッシュアイの数を少なくする観点から、240℃未満であることが好ましく、230℃未満であることがより好ましい。
<ベント口からの真空脱揮>
(A)変性ポリオレフィン樹脂を溶融混練する際に、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度を低減し、フィッシュアイの数を減らす観点から、ベント口から真空脱揮することが好ましい。
<ホットメルト接着フィルム>
ホットメルト接着フィルムの厚みは、ハンドリングの点から、20μm〜300μmが好ましく、25μm〜200μmがより好ましく、30〜100μmが特に好ましい。
<ホットメルト接着フィルムの被着体>
ホットメルト接着フィルムの被着体としては、例えば、金、銀、銅、鉄、錫、鉛、アルミニウム、シリコンなどの金属;ガラス、セラミックスなどの無機材料;紙、布などのセルロース系高分子材料;メラミン樹脂、アクリル・ウレタン樹脂、ウレタン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、スチレン・アクリロニトリル共重合体、ポリカーボネート樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂などの合成高分子材料等が挙げられる。
被着体の材料として、異なる2種類以上の材料を混合、複合してもよい。また、積層体が本発明の接着性フィルムを介して、異なる2つの被着体が接着してなるものである場合、2つの被着体を構成する材料は、同じ種類の材料でも異なる種類の材料のいずれでもよい。被着体の性状としては特に限定されないが、例えば、フィルム状、シート状、板状、繊維状などが挙げられる。また、被着体には、必要に応じて、離型剤、メッキなどの被膜、塗料による塗膜、プラズマやレーザーなどによる表面改質、表面酸化、エッチングなどの表面処理等を実施してもよい。被着体の具体例としては、トリム類(ドアトリム、内装トリムなど)、成形天井、シート材(内装シート、インパネ表皮、装飾シートなど)等の自動車部材や、室内ドア、パーティション、内装壁板、家具、システムキッチン等の住宅資材で使用される化粧フィルムが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
以下に具体的な実施例を示すが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。下記実施例および比較例中「部」および「%」は、それぞれ「重量部」および「重量%」を表す。
<原料>
実施例では、以下の原料を用いた。
(a)ポリオレフィン樹脂
(a1):プロピレン−エチレン共重合体(ダウケミカル製Versify3401.05)
(b)ラジカル重合開始剤
(b1):1,3−ジ(t-ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン(日油製:パーブチルP)
(c)芳香族ビニル単量体
(c1)スチレン
(d)エポキシ基含有ビニル単量体
(d1)〜(d8):グリシドールおよびエピクロロヒドリンの含量の異なるグリシジルメタクリレート(それぞれの含量は表1を参照のこと)
Figure 2016147938
<評価>
[フィッシュアイの数の測定]
厚さ50μmのホットメルト接着フィルム40cmx10cmを切り出し、外観不良に影響する目視可能なサイズの異物を確認し、マイクロスコープ(キーエンス社製、VHX900、倍率500倍)で、気泡等を除いた樹脂由来のフィッシュアイの個数を数え、単位面積当たりの個数を比較した。
<変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度>
変性ポリオレフィン樹脂中に含まれる残存単量体(未反応スチレン及びグリシジルメタクリレート)濃度は、得られた変性ポリオレフィン樹脂ペレットをトルエンに溶解させ、樹脂分をメタノールで析出させた後、液分中の残存単量体濃度をガスクロマトグラフ(島津製作所社製、GC−2010)を用いて定量した。
(実施例1)
<変性ポリオレフィン樹脂の作製>
(a1)プロピレン−エチレン共重合体(ダウケミカル製Versify3401.05)100部、(b1)1,3−ジ(t-ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン(日油製:パーブチルP)0.5部をホッパー口よりシリンダー温度200℃、スクリュー回転数150rpmに設定した二軸押出機(46mmφ、L/D=63、神戸製鋼社製)に供給して溶融混練した後、シリンダー途中より(c1)スチレン3部、(d1)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量691ppm、エピクロロヒドリン含量984ppm)3部を加え、溶融混練した後、ベント口から真空脱揮することにより変性ポリオレフィン樹脂のペレットを得た。溶融混練時のダイス内部樹脂温度を表2に示す。
<変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度>
得られた変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度を前記評価欄の記載に従い、ガスクロマトグラフィーで分析した結果を表2に示す。
<ホットメルト接着フィルムの作製>
T型ダイスを備えた単軸押出機により、変性ポリオレフィン樹脂のペレットからホットメルト接着フィルムを作製した。単軸押出機の設定として、シリンダー温度を200℃に、ダイス温度を200℃に、スクリュー回転数を30rpmにそれぞれ設定した。フィルム作製手順として、変性ポリオレフィン樹脂のペレットをホッパーに投入し、単軸押出機のT型ダイスから押し出し、離型処理したPETフィルムにラミネートしたホットメルト接着フィルムを作製した。ホットメルト接着フィルム自体の寸法は、幅40cm、長さ150cm、厚さ50μmであった。
<フィルム評価>
幅40cm、長さ10cmのホットメルト接着フィルムを、前記評価欄の記載に従い、マイクロスコープで観察し、1平方メートル当たりのフィッシュアイの個数を算出した。結果を表2に示す。
Figure 2016147938
(実施例2)
(c1)スチレン3部、(d1)グリシジルメタクリレート添加以降のシリンダー温度を235℃にする以外は、実施例1と同様にして変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例3)
溶融混練時に真空脱揮を行わない以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例4)
(d2)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量1,204ppm、エピクロロヒドリン含量647ppm)を使用する以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例5)
(d3)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量1,675ppm、エピクロロヒドリン含量919ppm)を使用する以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例6)
(d4)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量4,047ppm、エピクロロヒドリン含量2,850ppm)を使用する以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例7)
(d5)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量4,013ppm、エピクロロヒドリン含量984ppm)を使用する以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例8)
(d6)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量691ppm、エピクロロヒドリン含量4,306ppm)を使用する以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(実施例9)
(d7)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量2,355ppm、エピクロロヒドリン含量2,648ppm)を使用する以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例1)
(d8)グリシジルメタクリレート(グリシドール含量4,013ppm、エピクロロヒドリン含量4,306ppm)を使用する以外は実施例1と同様にして、変性ポリオレフィン樹脂ペレットを得、溶融混練時のダイス内部樹脂温度、変性ポリオレフィン樹脂中の残存単量体濃度評価及びフィルムを作製しフィッシュアイの評価を行った。結果を表2に示す。
上記の結果より、本発明のホットメルト接着フィルムはフィッシュアイの発生を明らかに抑制していることから、接着層の外観不良を抑制した積層体に適している。

Claims (9)

  1. (a)ポリオレフィン樹脂に対し、(b)ラジカル重合開始剤と(c)芳香族ビニル単量体と(d)エポキシ基含有ビニル単量体を添加し、溶融混練して得られる変性ポリオレフィン樹脂を含む変性ポリオレフィン樹脂組成物であって、
    (d)エポキシ基含有ビニル単量体中のグリシドール含量あるいはエピクロロヒドリン含量が3000ppm以下であり、グリシドール含量とエピクロロヒドリン含量の合計が8000ppm以下であることを特徴とする変性ポリオレフィン樹脂組成物。
  2. (d)エポキシ基含有ビニル単量体中のグリシドール含量あるいはエピクロロヒドリン含量が2000ppm以下であり、グリシドール含量とエピクロロヒドリン含量の合計が6000ppm以下であることを特徴とする請求項1に記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物。
  3. (c)芳香族ビニル単量体がスチレンである請求項1から2いずれかに記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物。
  4. (d)エポキシ基含有ビニル単量体が、グリシジル(メタ)アクリレートである請求項1から3のいずれかに記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物。
  5. 変性ポリオレフィン樹脂組成物に含まれる(c)芳香族ビニル単量体及び(d)エポキシ基含有ビニル単量体の合計からなる残存単量体濃度が10000ppm未満である請求項1から4のいずれかに記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物。
  6. 前記溶融混練時のダイス内部樹脂温度が240℃未満である請求項1から5のいずれかに記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物の製造方法。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物を用いた樹脂組成物。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の変性ポリオレフィン樹脂組成物からなるホットメルト接着フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020164806A (ja) * 2019-03-27 2020-10-08 日本エイアンドエル株式会社 グラフト共重合体、二色積層体、及びグラフト共重合体の製造方法

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