JP2016147592A - 踏面清掃装置 - Google Patents

踏面清掃装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016147592A
JP2016147592A JP2015025506A JP2015025506A JP2016147592A JP 2016147592 A JP2016147592 A JP 2016147592A JP 2015025506 A JP2015025506 A JP 2015025506A JP 2015025506 A JP2015025506 A JP 2015025506A JP 2016147592 A JP2016147592 A JP 2016147592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
abrasive
lock pin
cleaning device
receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015025506A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6480746B2 (ja
Inventor
鈴木 努
Tsutomu Suzuki
努 鈴木
遠藤 祐介
Yusuke Endo
祐介 遠藤
真二 佐藤
Shinji Sato
真二 佐藤
小林 信行
Nobuyuki Kobayashi
信行 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
KYB YS Co Ltd
Original Assignee
KYB Corp
KYB YS Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp, KYB YS Co Ltd filed Critical KYB Corp
Priority to JP2015025506A priority Critical patent/JP6480746B2/ja
Priority to TW105104259A priority patent/TWI599505B/zh
Publication of JP2016147592A publication Critical patent/JP2016147592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6480746B2 publication Critical patent/JP6480746B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】簡素な構造の踏面清掃装置を提供する。【解決手段】踏面清掃装置100は、研摩子受け40と研摩子50とを着脱自在に連結する連結機構80と、連結機構80を連結状態に保持するロック機構90と、を備え、ロック機構90は、ロックピン72と、ロックピン72に係合するクリップ60と、を有し、研摩子受け40は、ロックピン72を保持するクリップ60を支持するクリップ支持部43を有し、クリップ支持部43は、クリップ60が収容されるクリップ収容部44と、クリップ収容部44に形成されクリップ60の係止部63が係合する係止溝46と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、踏面清掃装置に関するものである。
一般に軌道上を走行する鉄道車両は、走行中に車輪の踏面にゴミ、砂利などが付着する。これらのゴミなどが踏面と軌道間に介在すると、軌道や車輪を損傷したり、異音を発生するおそれがある。
特許文献1には、鉄道車両の走行中に車輪の踏面に研摩子を押し当てて付着しているゴミなどを除去する踏面清掃装置が開示されている。特許文献1に記載された踏面清掃装置では、研摩子は研摩子受に連結部材によって取り付けられ、連結部材のロックピンが研摩子受に設けられたコ字形の係止部内に設けられたキャッチばねに弾性的に嵌まり込んで把持されている。これにより、連結部材が不用意には抜け出ないロック状態になっている。このロック状態では、ハンドルによって連結部材を回動させてロックピンをキャッチばねから外し出さない限り、連結部材を抜き取ることはできない。
特開2002−331933号公報
しかしながら、特許文献1に記載の踏面清掃装置では、キャッチばね(クリップ)を係止部内に固定するためにねじなどの締結体が必要となる。ねじなどの締結体を用いた場合には、部品点数が増えてしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、簡素な構造の踏面清掃装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、研摩子受けは、クリップを支持するクリップ支持部を有し、クリップ支持部は、クリップが収容されるクリップ収容部と、クリップ収容部に形成されクリップの係止部が係合する係止溝と、を備えることを特徴とする。
第1の発明では、クリップ収容部に形成された係止溝にクリップの係止部が係合する。これにより、クリップ収容部内でクリップが係止される。
第2の発明は、クリップの係止部には、切欠きが設けられ、クリップ収容部には、切欠きに係合するリブが形成されることを特徴とする。
第2の発明では、クリップの係止部の切欠きがクリップ収容部のリブに係合する。これにより、クリップがクリップ収容部から脱落することを防止できる。
第3の発明は、クリップ支持部は、クリップ収容部を挟んで対向する位置に貫通孔を備えることを特徴とする。
第3の発明では、クリップ支持部は、クリップ収容部を挟んで対向する位置に貫通孔を備える。これにより、貫通孔から治具を差し込んでクリップを押圧して変形させることで、係止部と係止溝との係合を解除でき、クリップの交換を簡単に行うことができる。
第4の発明は、ロックピンは、クリップに係合した状態では、その先端部がクリップ収容部から突出することを特徴とする。
第4の発明では、ロックピンは、クリップに係合した状態では、その先端部がクリップ収容部から突出する。これにより、ロックピンの先端部を掴んでロックピンとクリップの係合、または、ロックピンとクリップの係合の解除を簡単に行うことできる。
本発明によれば、簡素な構造の踏面清掃装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る踏面清掃装置の正面図である。 図1のI−I線に沿う部分断面図である。 本発明の実施形態に係る踏面清掃装置における研摩子と研摩子受けの連結前の部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る踏面清掃装置における研摩子と研摩子受けの連結後の部分斜視図である。 本発明の実施形態に係る踏面清掃装置におけるクリップとロックピンの係合状態を示す断面図である。
以下、図1〜図5を参照して、本発明の実施形態の踏面清掃装置100について説明する。図1は、踏面清掃装置100の正面図である。図2は、図1のI−Iに沿う部分断面図である。
図1に示すように、踏面清掃装置100は、シリンダ1に設けられたブラケット36を介して図示しない鉄道車両の台車などに取り付けられる。踏面清掃装置100は、研摩部3を車輪の踏面に摺接させて研摩し、踏面の外面に付着したゴミ、砂利などを取り除いて清掃するものである。
図2に示すように、踏面清掃装置100は、車両に取り付けられるシリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入され、シリンダ1内に導かれる流体圧により移動可能なトルク受ロッド2と、トルク受ロッド2の先端に取り付けられる研摩部3と、を備える。
シリンダ1は、トルク受ロッド2が摺動する円筒状のシリンダ部1aと、シリンダ部1aの一端側の開口を塞ぐロッド側キャップ部材1bと、他端側の開口を塞ぐピストン側キャップ部材1cと、を備える。ピストン側キャップ部材1cは、シリンダ1の後端部にOリングなどを介して結合される。ピストン側キャップ部材1cは中空状に形成され、中空部に流体圧としての空気圧を供給するコネクタ30が取り付けられる。なお、流体圧として、油圧を使用することもできる。
トルク受ロッド2は、外周にシリンダ1の内周面との間をシールするシール16が設けられる円環状のピストン部2aと、ピストン部2aと一体に形成されロッド側キャップ部材1bを貫通するように伸びる中空のロッド部2bと、ロッド部2bのピストン部2aとは反対側の開口を塞ぐ蓋部2cと、ロッド部2bの先端に蓋部2cを覆うように取り付けられた外端フランジ部2dと、を備える。ピストン部2aの内周には、円環状のシート24が設けられる。
シリンダ1のロッド側キャップ部材1bとトルク受ロッド2の外端フランジ部2dとの間には、ダストの侵入を防止するブーツ14が取り付けられている。
研摩部3は、トルク受ロッド2の外端フランジ部2dにボルトによって着脱自在に結合された研摩子受け40と、研摩子受け40の端部に連結機構80によって着脱自在に連結された研摩子50と、を備える。
シリンダ1のピストン側キャップ部材1cには、トルク受ロッド2のピストン部2a及びロッド部2bの中空部分内に位置するように支持桿5が設けられる。支持桿5の端部に設けた座部10とシート24との間にリターンスプリング4が設けられる。リターンスプリング4は、研摩子50が車輪の踏面から離れる方向であるトルク受ロッド2をシリンダ1内に引き込む方向にトルク受ロッド2を付勢する。
コネクタ30からエア(空気圧)が供給されると、エアがピストン側キャップ部材1c内を通してトルク受ロッド2のピストン部2aの端面と蓋部2cの端面に作用する。これにより、トルク受ロッド2は、リターンスプリング4を圧縮しながらシリンダ1の外部(車輪方向)に向かって伸長する。トルク受ロッド2が伸長すると、研摩部3も車輪に向かって移動し、研摩子50の湾曲面53が走行中の回転する車輪に押し当てられ踏面と摺接する。これにより、車輪の踏面に付着したゴミや砂利などの異物が除去される。なお、研摩子50が車輪に摺接すると、研摩部3には車輪の接線方向の力が作用するが、この接線方向の力は、トルク受ロッド2を介してシリンダ1によって担持される。
研摩部3によるゴミや砂利などの異物の除去が終了すると、コネクタ30から供給されたエアが排出される。これにより、トルク受ロッド2は、リターンスプリング4の復元力によって、トルク受ロッド2と研摩部3と共に後退して元の位置(エアを供給する前の位置)に戻る。これにより、研摩子50の湾曲面53は車輪の踏面から離間する。
踏面清掃装置100は、トルク受ロッド2の移動を軸方向に制限して案内する案内機構20をさらに備える。案内機構20は、トルク受ロッド2及び研摩部3のシリンダ1に対する軸方向周りでの回転を防止する。案内機構20は、トルク受ロッド2の外周面に形成されロッド軸方向に延在する軸方向溝37と、シリンダ1に取り付けられ軸方向溝37に嵌合するピン12と、を備える。本実施形態においては、ピン12は円柱状に形成される。ピン12は、ベアリング13を介してシリンダ1に取り付けられ、ベアリング13は、ピン12をシリンダ1に対して回転可能に支持する。なお、ベアリング13として、複数の円柱状のニードル(針部)13aを有するニードルベアリングが好ましいが、ボールベアリング、プレーンベアリングなどであってもよい。ピン12とベアリング13は、シリンダ1にねじ込めるボルト25内に収容され、シリンダ1に対して着脱自在に取り付けられる。
トルク受ロッド2は外周に外周溝38を備える。外周溝38内には、外周に多数ののこぎり歯状の溝を備えたラッチ受け8が、トルク受ロッド2の軸方向(又はシリンダ1の軸方向)に移動自在に挿入される。ラッチ受け8ののこぎり歯状の溝は、後述するラッチ7の先端と係合する。
シリンダ1には、径方向に向けてガイド筒39が形成され、ガイド筒39内にはロッド状のラッチ7が移動可能に挿入される。ラッチ7は、通常、スプリング19で付勢されてその先端がラッチ受け8と係合する。また、ラッチ7は、シリンダ1の外部に延出する外端を備えており、この外端をスプリング19に抗すようにして引き出すと、ラッチ受け8との係合が解消されてラッチ受け8が移動することができる。
ラッチ受け8は、トルク受ロッド2の後退ストロークを規制する。例えば、研摩子50が摩耗した場合、その摩耗した肉厚分の距離だけトルク受ロッド2とラッチ受け8は押し出される。トルク受ロッド2が一定の距離以上後退しないように、ラッチ受け8は、押し出された量に応じてトルク受ロッド2の位置を規制する。これによって研摩子50が摩耗しても、研摩子50と車輪の踏面との距離を常にある一定の範囲内に保持できる。
次に、図2〜図4を参照して研摩子受け40について説明する。図3は、踏面清掃装置100の研摩子50と研摩子受け40の連結前の部分斜視図である。図4は、踏面清掃装置100の研摩子50と研摩子受け40の連結後の部分斜視図である。
研摩子受け40は、平板状の本体部41と、本体部41から垂直方向に延びトルク受ロッド2の外端フランジ部2dに着脱自在に結合される一対の取付部42と、取付部42の一方の上部に設けられ、本体部41及び取付部42に対して略垂直方向に開口する溝状のクリップ収容部44を備えたクリップ支持部43と、を備える。本体部41の端部には、挿通孔49を有する凸部45が取付部42と平行な方向に間隔をおいて二箇所設けられる。なお、本実施形態では、取付部42とクリップ支持部43とが一体に形成された構成を示しているが、クリップ支持部43を研摩子受け40とは別体として構成し、クリップ支持部43が研摩子受け40に固定される構成であってもよい。
図3及び図4に示すように、クリップ収容部44にはクリップ60が収容される。クリップ60は、弾性を有する板状の金属部材から構成され、図3及び図5に示すように、円弧状に形成された湾曲部61と、湾曲部61から互いに平行に伸びる一対の保持部62と、一対の保持部62から先端に向かうにつれて互いに離間する係止部63と、係止部63の長手方向の中央付近に設けられた切欠き64と、を備える。対向する係止部63どうしの間の距離A(図5参照)は、クリップ収容部44の溝の幅よりも大きく形成される。なお、クリップ60は金属によって形成されるが、樹脂によって形成されてもよい。
クリップ収容部44には、クリップ60の係止部63が係合する係止溝46と、クリップ60の切欠き64に係合するリブ47と、が形成される。係止溝46及びリブ47は、クリップ収容部44の対向面のそれぞれに形成される。対向面のそれぞれに形成された係止溝46及びリブ47どうしは、互いに対峙するように形成される。リブ47は、係止溝46の長手方向における中央付近に設けられる。
クリップ60をクリップ収容部44に収容するには、クリップ60の係止部63どうしを近づけるように押圧して、クリップ60をクリップ収容部44に挿入する。そして、クリップ60の係止部63と係止溝46が対応する位置までクリップ60を挿入して押圧を解除すると、湾曲部61の弾性により係止部63が互いに離間する方向に移動し、係止部63が係止溝46に係止される。このようにして、クリップ60はクリップ収容部44内に収容され、支持される。
このとき、クリップ60の切欠き64とクリップ収容部44のリブ47も係合される。これにより、鉄道車両が走行して振動しても、クリップ60はクリップ60の長手方向に移動することが阻止される。したがって、クリップ60がクリップ収容部44から脱落することを防止できる。また、リブ47と切欠き64とを係合させることで、クリップ60がクリップ収容部44の正常な位置に取り付けられていることの視認性が向上する。このとき、リブ47が係止溝46の長手方向における中央付近にあると視認性がより向上する。なお、湾曲部61の弾性によってクリップ60をクリップ収容部44内に十分に保持できるのであれば、クリップ60の切欠き64とクリップ収容部44のリブ47とを設けなくてもよい。
クリップ支持部43には、クリップ60を押圧することによってクリップ60の係止部63とクリップ支持部43の係止溝46との係合を解除する治具を挿入するための二つの貫通孔48が、クリップ収容部44を挟んで対向する位置に形成される。二つの貫通孔48から治具を挿入し、治具によってクリップ60を両側面から挟むように押圧することで、係止部63と係止溝46との係合は解除される。これにより、クリップ60の交換を簡単に行うことができる。なお、貫通孔48はゴミ抜き孔としても使用できる。
次に、研摩子50について説明する。研摩子50は、研摩部材が取り付けられた基部51と、基部51の背面に取り付けられ研摩子受け40の本体部41が挿入される係合金具52と、を備える。係合金具52は、本体部41が挿入される開口52aと、研摩子受け40の本体部41が挿入された際に研摩子受け40の凸部45が挿通する一対の窓52bと、を備える。係合金具52は、板状の金属部材を曲げ加工などを施すことで形成される。
図3及び図4に示すように、踏面清掃装置100は、連結部材70をさらに備える。連結部材70は、L字型の金属製の円柱状の棒であり、挿通孔49に挿入される挿入部71と、挿入部71から略垂直な方向に延びるロックピン72と、挿入部71に設けられ凸部45の端面に当接することで連結部材70の移動を規制するストッパ73と、を備える。なお、図3及び図4では、挿入部71とロックピン72とが一体に形成された構成を示しているが、挿入部71とロックピン72とは別体に構成されていてもよい。
次に、研摩子受け40と研摩子50とを着脱自在に連結する連結機構80について説明する。連結機構80は、研摩子受け40の凸部45と、研摩子50の係合金具52と、連結部材70の挿入部71と、を備える。
研摩子受け40と研摩子50を連結するには、図3に示すように、研摩子受け40の本体部41を凸部45が係合金具52の窓52bに挿通されるまで係合金具52内に挿入する。これにより、図3の仮想線で示すように、研摩子受け40の凸部45は、窓52bから突出した状態となる。この状態で、凸部45に設けられた挿通孔49を挿通するように連結部材70の挿入部71を挿入する。挿入部71が上下二つの挿通孔49に挿入され、ストッパ73が凸部45の端面に当接すると、研摩子受け40と研摩子50との連結は完了する(図4)。なお、連結状態を解除するには、連結部材70の挿入部71を引き抜くだけでよい。このように、研摩子受け40と研摩子50とは、連結機構80によって着脱自在に連結される。
踏面清掃装置100は、連結機構80を連結状態に保持するロック機構90をさらに備える。ロック機構90は、クリップ60と、連結部材70のロックピン72と、を備える。図4に示す研摩子受け40と研摩子50とが連結された連結状態において、連結部材70のロックピン72を矢印で示す方向に回動させ、クリップ収容部44内に収容されたクリップ60に係合させる。図5に示すように、クリップ60の一対の保持部62の間の距離Bは、ロックピン72の直径Rよりも小さく形成されている。このため、ロックピン72をクリップ60に係合させる際には、湾曲部61の弾性力に打ち勝つようにロックピン72を回動させる。これにより、ロックピン72は、保持部62を押し拡げながら湾曲部61内に挿入される。このようにして、ロックピン72が湾曲部61内に挿入されると、押し拡げられた一対の保持部62は、湾曲部61の弾性によって元の状態に戻る。したがって、一対の保持部62の間の距離Bが再びロックピン72の直径Rよりも小さくなる。これにより、ロックピン72はクリップ60から抜け出すことができず、ロックピン72はロック状態となる。このようにして、踏面清掃装置100は、ロック機構90によって連結機構80を連結状態に保持することができる。また、このロック状態を解除するには、一対の保持部62を押し拡げるようにしてロックピン72をクリップ60から外れる方向に回動させる。これにより、クリップ60とロックピン72との係合は解除される。
ロックピン72は、クリップ60に係合した状態では、その先端部72aがクリップ収容部44から突出するように形成される。これにより、ロックピン72の先端部72aを掴んでロックピン72を回動することができ、ロックピン72を操作するハンドルなどを設けずとも、ロックピン72とクリップ60の係合、または、ロックピン72とクリップ60の係合の解除を簡単に行うことできる。さらに、図2に示すように、ロックピン72とクリップ60とが係合した状態では、ロックピン72は挿入部71との接続部から研摩子受け40の内側に向かう方向に延びるように位置する。これにより、作業者などがロックピン72に接触してロックピン72とクリップ60との係合が不用意に解除されることを防止できる。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
踏面清掃装置100では、クリップ60は、クリップ60の係止部63が湾曲部61の弾性によって研摩子受け40のクリップ収容部44の係止溝46に係止されることで、クリップ収容部44内に支持される。したがって、ねじなどの締結体を用いずともクリップ収容部44内にクリップ60を支持することができ、踏面清掃装置を簡素な構造とすることができる。
また、踏面清掃装置100では、ロック機構90によって、研摩子受け40と研摩子50とを連結する連結機構80を連結状態に保持することができる。これにより、連結部材70が不用意に外れてしまうことが防止できる。
踏面清掃装置は、台車などの振動の多い場所に設けられる。このように、振動の多い場所では、ねじなどの締結体に緩みが生じやすいため、クリップ60が脱落してしまうおそれがある。これに対して、本実施形態の踏面清掃装置100では、クリップ60の湾曲部61の弾性力によって係止部63がクリップ収容部44に形成された係止溝46と係合する。したがって、クリップ60は、湾曲部61の弾性力によってクリップ収容部44内に支持されるので、振動によって緩みなどが生じるおそれがなく、クリップ60を安定してクリップ収容部44内に支持することができる。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
踏面清掃装置100は、車両に取り付けられるシリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入され、シリンダ1内に導かれる流体圧により移動可能なトルク受ロッド2と、トルク受ロッド2の先端に取り付けられる研摩子受け40と、研摩子受け40に連結され、トルク受ロッド2が伸長することで車輪の踏面に押し当てられる研摩子50と、研摩子受け40と研摩子50とを着脱自在に連結する連結機構80と、連結機構80を連結状態に保持するロック機構90と、を備え、ロック機構90は、ロックピン72と、ロックピン72に係合するクリップ60と、を有し、研摩子受け40は、ロックピン72を保持するクリップ60を支持するクリップ支持部43を有し、クリップ支持部43は、クリップ60が収容されるクリップ収容部44と、クリップ収容部44に形成されクリップ60の係止部63が係合する係止溝46と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、クリップ収容部44に形成された係止溝46にクリップ60の係止部63が係合する。これにより、クリップ収容部44内でクリップ60が係止される。したがって、ねじなどの締結体を用いずともクリップ収容部44内にクリップ60を支持することができ、踏面清掃装置を簡素な構造とすることができる。
また、クリップ60の係止部63には、切欠き64が設けられ、クリップ収容部44には、切欠き64に係合するリブ47が形成されることを特徴とする。
この構成によれば、クリップ60の係止部63の切欠き64がクリップ収容部44のリブ47に係合する。これにより、クリップ60がクリップ収容部44から脱落することを防止できる。
また、クリップ支持部43は、クリップ収容部44を挟んで対向する位置に貫通孔48を備えることを特徴とする。
この構成によれば、クリップ支持部43は、クリップ収容部44を挟んで対向する位置に貫通孔48を備える。これにより、貫通孔48から治具を差し込んでクリップ60を押圧して変形させることで、係止部63と係止溝46との係合を解除でき、クリップ60の交換を簡単に行うことができる。
また、ロックピン72は、クリップ60に係合した状態では、その先端部72aがクリップ収容部44から突出することを特徴とする。
この構成によれば、ロックピン72は、クリップ60に係合した状態では、その先端部72aがクリップ収容部44から突出する。これにより、ロックピン72の先端部72aを掴んでロックピン72とクリップ60の係合、または、ロックピン72とクリップ60の係合の解除を簡単に行うことできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、クリップ支持部43は取付部42の上部に設けられているが、ロックピン72と係合できる箇所であれば、どのような場所であってもよい。また、クリップ収容部44が開口する向きも、ロックピン72と係合できる箇所であれば、どのようなものであってもよい。さらに、凸部45は、二箇所設けられているが、任意の数選択できる。
1・・・シリンダ、2・・・トルク受ロッド、3・・・研摩部、4・・・リターンスプリング、40・・・研摩子受け、41・・・本体部、42・・・取付部、43・・・クリップ支持部、44・・・クリップ収容部、45・・・凸部、46・・・係止溝、47・・・リブ、48・・・貫通孔、50・・・研摩子、51・・・基部、52・・・係合金具、52a・・・開口、52b・・・窓、60・・・クリップ 、61・・・湾曲部、62・・・保持部、63・・・係止部、64・・・切欠き、70・・・連結部材、71・・・挿入部、72・・・ロックピン、73・・・ストッパ、80・・・連結機構、90・・・ロック機構、100・・・踏面清掃装置

Claims (4)

  1. 車両に取り付けられるシリンダと、
    前記シリンダ内に摺動自在に挿入され、前記シリンダ内に導かれる流体圧により移動可能なトルク受ロッドと、
    前記トルク受ロッドの先端に取り付けられる研摩子受けと、
    前記研摩子受けに連結され、前記トルク受ロッドが伸長することで車輪の踏面に押し当てられる研摩子と、
    前記研摩子受けと前記研摩子とを着脱自在に連結する連結機構と、
    前記連結機構を連結状態に保持するロック機構と、を備え、
    前記ロック機構は、ロックピンと、前記ロックピンに係合するクリップと、を有し、
    前記研摩子受けは、前記クリップを支持するクリップ支持部を有し、
    前記クリップ支持部は、
    前記クリップが収容されるクリップ収容部と、
    前記クリップ収容部に形成され前記クリップの係止部が係合する係止溝と、を備えることを特徴とする踏面清掃装置。
  2. 前記クリップの前記係止部には、切欠きが設けられ、
    前記クリップ収容部には、前記切欠きに係合するリブが形成されることを特徴とする請求項1に記載の踏面清掃装置。
  3. 前記クリップ支持部は、前記クリップ収容部を挟んで対向する位置に貫通孔をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の踏面清掃装置。
  4. 前記ロックピンは、前記クリップに係合した状態では、その先端部が前記クリップ収容部から突出することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の踏面清掃装置。
JP2015025506A 2015-02-12 2015-02-12 踏面清掃装置 Active JP6480746B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015025506A JP6480746B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 踏面清掃装置
TW105104259A TWI599505B (zh) 2015-02-12 2016-02-15 Wheel contact surface cleaning device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015025506A JP6480746B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 踏面清掃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016147592A true JP2016147592A (ja) 2016-08-18
JP6480746B2 JP6480746B2 (ja) 2019-03-13

Family

ID=56690973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015025506A Active JP6480746B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 踏面清掃装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6480746B2 (ja)
TW (1) TWI599505B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107600036A (zh) * 2017-09-19 2018-01-19 中车株洲电力机车有限公司 一种研磨子转接装置及踏面清扫器
CN109017692A (zh) * 2017-06-12 2018-12-18 常州中车铁马科技实业有限公司 车轮踏面清扫装置的研磨子组件
WO2021068892A1 (zh) * 2019-10-10 2021-04-15 常州中车铁马科技实业有限公司 研磨子装卸组件、装卸方法、车轮踏面清扫装置及轨道车辆
JP2021094971A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 Kyb株式会社 踏面清掃装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7108520B2 (ja) * 2018-11-05 2022-07-28 Kyb株式会社 踏面清掃装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225945A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Kayaba Ind Co Ltd 車輪の踏面清掃装置
JP2001280423A (ja) * 2000-01-28 2001-10-10 Topy Ind Ltd 二輪車車輪用バランスウエイト
JP2002331933A (ja) * 2001-05-08 2002-11-19 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両の車輪踏面清掃装置
JP2014172461A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Kayaba Ind Co Ltd 車輪踏面清掃装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000225945A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Kayaba Ind Co Ltd 車輪の踏面清掃装置
JP2001280423A (ja) * 2000-01-28 2001-10-10 Topy Ind Ltd 二輪車車輪用バランスウエイト
JP2002331933A (ja) * 2001-05-08 2002-11-19 Kinki Sharyo Co Ltd 鉄道車両の車輪踏面清掃装置
JP2014172461A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Kayaba Ind Co Ltd 車輪踏面清掃装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109017692A (zh) * 2017-06-12 2018-12-18 常州中车铁马科技实业有限公司 车轮踏面清扫装置的研磨子组件
CN109017692B (zh) * 2017-06-12 2024-04-30 常州中车铁马科技实业有限公司 车轮踏面清扫装置的研磨子组件
CN107600036A (zh) * 2017-09-19 2018-01-19 中车株洲电力机车有限公司 一种研磨子转接装置及踏面清扫器
WO2021068892A1 (zh) * 2019-10-10 2021-04-15 常州中车铁马科技实业有限公司 研磨子装卸组件、装卸方法、车轮踏面清扫装置及轨道车辆
JP2021094971A (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 Kyb株式会社 踏面清掃装置
JP7324139B2 (ja) 2019-12-16 2023-08-09 Kyb株式会社 踏面清掃装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWI599505B (zh) 2017-09-21
TW201634322A (zh) 2016-10-01
JP6480746B2 (ja) 2019-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6480746B2 (ja) 踏面清掃装置
US7883355B2 (en) Electric device, in particular electric handheld power tool
JPWO2014141405A1 (ja) 光コネクタ用清掃具
WO2016072055A1 (ja) ディスク装置
JP6002604B2 (ja) 車輪踏面清掃装置
US9138853B2 (en) Portable optical fiber end face polisher
JP6210675B2 (ja) 巻尺ホルダ
JP2008194769A (ja) 無端ベルト式研削工具
US20040124630A1 (en) Locking device for extension pipe of vaccum cleaner
JP5145155B2 (ja) 車輌用灯具の洗浄装置
JP6715964B2 (ja) 接続装置
US9346378B2 (en) Infant care device
WO2015174015A1 (ja) 機器固定装置、取り付け枠内収納機器、ラックマウントサーバ装置、および、機器固定方法
JP2018024391A (ja) 踏面清掃装置
TW202021748A (zh) 套筒座及包含該套筒座之套筒架
KR20160082709A (ko) 케이블 고정 장치
KR100870024B1 (ko) 캘리퍼 어셈블리의 패드 스프링 고정 구조
JP2009166158A (ja) クリップ着脱工具
JP2015185185A5 (ja)
JP2016043208A (ja) 携帯用掃除機
KR101698553B1 (ko) 열상 조준경용 배터리 케이스
KR20180108798A (ko) 벨트식 연삭 공구
JP6594219B2 (ja) 電気機器収納用箱のロッド棒用キャップ
KR102333025B1 (ko) 차량용 드럼 브레이크
CN108237498B (zh) 夹头

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161205

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6480746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350