JP2018024391A - 踏面清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】踏面清掃装置のコストを低減する。【解決手段】踏面清掃装置100は、研摩子受け40と研摩子50とを着脱自在に連結する連結機構80と、連結機構80を連結状態に保持するロックピン70と、ロックピン70の移動を規制するロック機構90と、を備え、ロック機構90は、ロッド部71の係止孔49からの抜けを規制する支持部43と、把持部72の回動を規制する係止部材11と、を有し、把持部72がロッド部71を中心として一方側に回動する際には、把持部72が係止部材11に当接してばね12を収縮させることによって係止部材11が後退し、把持部72が係止部材11を超えて回動することが許容される一方、把持部72が係止部材11を超えて回動した後は、ロッド部71を中心とする他方側への把持部72の回動は、係止部材11によって規制される。【選択図】図1

Description

本発明は、踏面清掃装置に関するものである。
一般に、軌道上を走行する鉄道車両では、走行中に車輪の踏面にゴミ、砂利などが付着する。これらのゴミなどが踏面と軌道間に介在すると、軌道や車輪が損傷したり、異音が発生するおそれがある。
特許文献1には、鉄道車両の走行中に車輪の踏面に研摩子を押し当てて付着しているゴミなどを除去する踏面清掃装置が開示されている。特許文献1に記載された踏面清掃装置では、研摩子は研摩子受に連結部材によって取り付けられ、連結部材のロックピンが研摩子受に設けられたコ字形の係止部内に設けられたキャッチばねに弾性的に嵌まり込んで把持されている。これにより、連結部材が不用意には抜け出ないロック状態になっている。このロック状態では、ハンドルによって連結部材を回動させてロックピンをキャッチばねから外し出さない限り、連結部材を抜き取ることはできない。
特開2002−331933号公報
しかしながら、特許文献1に記載の踏面清掃装置では、キャッチばね(クリップ)によってロックピンを確実に把持するとともに、キャッチばねからロックピンを簡単に取り外すためには、キャッチばねの加工寸法を厳密に管理する必要がある。このため、キャッチばねの製作コストが上昇し、踏面清掃装置全体としてコストが上昇してしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、踏面清掃装置のコストを低減することを目的とする。
第1の発明は、車両に取り付けられるシリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入され、シリンダ内に導かれる流体圧により移動可能なトルク受ロッドと、トルク受ロッドの先端に取り付けられる研摩子受けと、研摩子受けに連結され、トルク受ロッドが伸長することで車輪の踏面に押し当てられる研摩子と、研摩子受けと研摩子とを着脱自在に連結する連結機構と、研摩子受け及び研摩子の少なくともいずれかに形成された係止孔に挿入されることで連結機構を連結状態に保持するロックピンと、ロックピンの移動を規制するロック機構と、を備え、ロックピンは、係止孔に回転自在に挿入されるロッド部と、ロッド部から径方向に延びるように形成される把持部と、を有し、ロック機構は、ロッド部を中心とする把持部の回動に伴って把持部が対向することで、ロッド部の係止孔からの抜けを規制する第1規制部と、把持部の回動を規制する第2規制部と、第2規制部を付勢する付勢部と、を有し、把持部がロッド部を中心として一方側に回動する際には、把持部が第2規制部に当接して付勢部を収縮させることによって第2規制部が後退し、把持部が第2規制部を超えて回動することが許容される一方、把持部が第2規制部を超えて回動した後は、ロッド部を中心とする他方側への把持部の回動は、第2規制部によって規制されることを特徴とする。
第1の発明では、第1規制部、第2規制部及び付勢部によってロックピンを把持することなくロックピンの移動を規制できる。よって、第1規制部、第2規制部及び付勢部を加工するにあたって高い加工精度を要しない。
第2の発明は、研摩子受けは、第2規制部を支持する支持部を有し、支持部が第1規制部であることを特徴とする。
第2の発明では、第2規制部を支持する支持部を第1規制部として利用しているので、部品点数を少なくできる。
第3の発明は、第2規制部と付勢部は、一体に形成されることを特徴とする。
第3の発明では、第2規制部と付勢部が一体に形成されるので、部品点数を少なくできる。
第4の発明は、研摩子受けは、第2規制部を支持する支持部を有し、把持部は、板状であって支持部が挿通可能な貫通孔を有し、支持部が把持部の貫通孔を挿通することでロッド部の係止孔からの抜けが規制され、把持部が第2規制部を超えて回動した後は、他方側への把持部の回動は、第2規制部によって規制されることを特徴とする。
第5の発明は、第2規制部には、把持部の先端部が嵌合する凹部が設けられ、把持部の先端部が凹部に嵌合することでロッド部の係止孔からの抜けが規制されることを特徴とする。
第5の発明では、第2規制部に設けられた凹部が、ロッド部の係止孔からの抜けが規制する第1規制部として機能するので、部品点数を少なくできる。
本発明によれば、踏面清掃装置のコストを低減できる。
本発明の第1実施形態に係る踏面清掃装置の正面図である。 図1のI−I線に沿う部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係る踏面清掃装置における研摩子と研摩子受けの連結前の部分斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る踏面清掃装置における研摩子と研摩子受けの連結後の部分斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る踏面清掃装置におけるロック機構の拡大図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係る踏面清掃装置の変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る踏面清掃装置におけるロック機構の拡大図である。 図8のB−B線に沿う部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る踏面清掃装置のロック機構の背面図である。 本発明の第3実施形態に係る踏面清掃装置のロック機構の上面図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態の踏面清掃装置100について説明する。図1は、踏面清掃装置100の正面図である。図2は、図1のI−Iに沿う部分断面図である。
図1に示すように、踏面清掃装置100は、シリンダ1に設けられたブラケット36を介して図示しない鉄道車両の台車などに取り付けられる。踏面清掃装置100は、研摩部3を車輪の踏面に摺接させて研摩し、踏面の外面に付着したゴミ、砂利などを取り除いて清掃するものである。
図2に示すように、踏面清掃装置100は、車両に取り付けられるシリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入され、シリンダ1内に導かれる流体圧により移動可能なトルク受ロッド2と、トルク受ロッド2の先端に取り付けられる研摩部3と、を備える。
シリンダ1は、トルク受ロッド2が摺動する円筒状のシリンダ部1aと、シリンダ部1aの一端側の開口を塞ぐロッド側キャップ部材1bと、他端側の開口を塞ぐピストン側キャップ部材1cと、を備える。ピストン側キャップ部材1cは、シリンダ1の後端部にOリングなどを介して結合される。ピストン側キャップ部材1cは中空状に形成され、中空部に流体圧としての空気圧を供給するコネクタ30が取り付けられる。なお、流体圧として、油圧を使用することもできる。
トルク受ロッド2は、外周にシリンダ1の内周面との間をシールするシール16が設けられる円環状のピストン部2aと、ピストン部2aと一体に形成されロッド側キャップ部材1bを貫通するように延びる中空のロッド部2bと、ロッド部2bのピストン部2aとは反対側の開口を塞ぐ蓋部2cと、ロッド部2bの先端に蓋部2cを覆うように取り付けられた外端フランジ部2dと、を備える。ピストン部2aの内周には、円環状のシート24が設けられる。
シリンダ1のロッド側キャップ部材1bとトルク受ロッド2の外端フランジ部2dとの間には、ダストの侵入を防止するブーツ18が取り付けられている。
研摩部3は、トルク受ロッド2の外端フランジ部2dにボルト9によって着脱自在に結合された研摩子受け40と、研摩子受け40の端部に連結機構80によって着脱自在に連結された研摩子50と、を備える。
シリンダ1のピストン側キャップ部材1cには、トルク受ロッド2のピストン部2a及びロッド部2bの中空部分内に位置するように支持桿5が支持される。支持桿5の端部に設けた座部10とシート24との間にリターンスプリング4が設けられる。リターンスプリング4は、研摩子50が車輪の踏面から離れる方向であるトルク受ロッド2をシリンダ1内に引き込む方向にトルク受ロッド2を付勢する。
コネクタ30からエア(空気圧)が供給されると、エアがピストン側キャップ部材1c内を通してトルク受ロッド2のピストン部2aの端面及びロッド部2bの内部を通じて蓋部2cの端面に作用する。これにより、トルク受ロッド2は、リターンスプリング4を圧縮しながらシリンダ1の外部(車輪方向)に向かって伸長する。トルク受ロッド2が伸長すると、研摩部3も車輪に向かって移動し、研摩子50の湾曲面53が走行中の回転する車輪に押し当てられ踏面と摺接する。これにより、車輪の踏面に付着したゴミや砂利などの異物が除去される。なお、研摩子50が車輪に摺接すると、研摩部3には車輪の接線方向の力が作用するが、この接線方向の力は、トルク受ロッド2を介してシリンダ1によって担持される。
研摩部3によるゴミや砂利などの異物の除去が終了すると、コネクタ30から供給されたエアが排出される。これにより、トルク受ロッド2は、リターンスプリング4の復元力によって、トルク受ロッド2と研摩部3と共に後退して元の位置(エアを供給する前の位置)に戻る。これにより、研摩子50の湾曲面53は車輪の踏面から離間する。
踏面清掃装置100は、トルク受ロッド2の移動を軸方向に制限して案内する案内機構20をさらに備える。案内機構20は、シリンダ1の軸方向周りでのトルク受ロッド2及び研摩部3の回転を防止する。案内機構20は、トルク受ロッド2の外周面に形成されロッド軸方向に延在する軸方向溝37と、シリンダ1に取り付けられ軸方向溝37に嵌合するピン15と、を備える。本実施形態においては、ピン15は円柱状に形成される。ピン15は、ベアリング13を介してシリンダ1に取り付けられ、ベアリング13は、ピン15をシリンダ1に対して回転可能に支持する。なお、ベアリング13として、複数の円柱状のニードル(針部)13aを有するニードルベアリングが好ましいが、ボールベアリング、プレーンベアリングなどであってもよい。ピン15とベアリング13は、シリンダ1にねじ込めるボルト25内に収容され、シリンダ1に対して着脱自在に取り付けられる。
トルク受ロッド2は外周に外周溝38を備える。外周溝38内には、外周に多数ののこぎり歯状の溝を備えたラッチ受け8が、トルク受ロッド2の軸方向(又はシリンダ1の軸方向)に移動自在に挿入される。ラッチ受け8ののこぎり歯状の溝は、後述するラッチ7の先端と係合する。
シリンダ1には、径方向に向けてガイド筒39が形成され、ガイド筒39内にはロッド状のラッチ7が移動可能に挿入される。ラッチ7は、通常、ばね19で付勢されてその先端がラッチ受け8と係合する。また、ラッチ7は、シリンダ1の外部に延出する外端を備えており、この外端をばね19に抗すようにして引き出すと、ラッチ受け8との係合が解消されてラッチ受け8が移動することができる。
ラッチ受け8は、トルク受ロッド2の後退ストロークを規制する。例えば、研摩子50が摩耗した場合、その摩耗した肉厚分の距離だけトルク受ロッド2とラッチ受け8は押し出される。トルク受ロッド2が一定の距離以上後退しないように、ラッチ受け8は、押し出された量に応じてトルク受ロッド2の位置を規制する。これによって研摩子50が摩耗しても、研摩子50と車輪の踏面との距離を常にある一定の範囲内に保持できる。
次に、図2〜図6を参照して研摩子受け40について説明する。図3は、踏面清掃装置100の研摩子50と研摩子受け40の連結前の部分斜視図である。図4は、踏面清掃装置100の研摩子50と研摩子受け40の連結後の部分斜視図である。
研摩子受け40は、平板状の本体部41と、本体部41から垂直方向に延びトルク受ロッド2の外端フランジ部2dに着脱自在に結合される一対の取付部42(図2参照)と、取付部42の図3における上部に設けられ、取付部42と交差する方向に延びる支持部43と、を備える。本体部41の端部には、係止孔45を有する凸部44が間隔をおいて二箇所設けられる。なお、本実施形態では、取付部42と支持部43とが一体に形成された構成を示しているが、支持部43を研摩子受け40とは別体として構成し、支持部43が研摩子受け40に固定される構成であってもよい。
支持部43は、一端が開口する中空部43aを備えた中空形状に形成される(図5及び図6参照)。中空部43aには、後述する第2規制部としての係止部材11と、係止部材11を付勢する付勢部としてのばね12と、が設けられる。
次に、研摩子50について説明する。
研摩子50は、研摩部材が取り付けられた基部51と、基部51の背面に取り付けられ研摩子受け40の本体部41が挿入される係合金具52と、を備える。係合金具52は、本体部41が挿入される開口52aと、研摩子受け40の本体部41が挿入された際に研摩子受け40の凸部44が挿通する一対の窓52bと、を備える。係合金具52は、板状の金属部材を曲げ加工などを施すことで形成される。
踏面清掃装置100は、ロックピン70をさらに備える。ロックピン70は、L字型の金属製の円柱状の棒であり、係止孔45に回転自在に挿入されるロッド部71と、ロッド部71から径方向に延びるように形成される把持部72と、ロッド部71に設けられ凸部44の端面に当接することでロックピン70の移動を規制するストッパ部73と、を備える。なお、図3及び図4では、ロッド部71と把持部72とが一体に形成された構成を示しているが、ロッド部71と把持部72とは別体に構成されていてもよい。
次に、研摩子受け40と研摩子50とを着脱自在に連結する連結機構80について説明する。本実施形態では、連結機構80は、研摩子受け40の凸部44と、研摩子50の係合金具52と、ロックピン70と、を備える。
研摩子受け40と研摩子50を連結するには、図3に示すように、研摩子受け40の本体部41を凸部44が係合金具52の窓52bに挿通されるまで係合金具52内に挿入する。これにより、図3の仮想線で示すように、研摩子受け40の凸部44は、窓52bから突出した状態となる。この状態で、凸部44に設けられた係止孔45を挿通するようにロックピン70のロッド部71を挿入する。ロッド部71が上下二つの係止孔45に挿入され、ストッパ部73が凸部44の端面に当接すると、研摩子受け40と研摩子50との連結は完了する(図4)。なお、連結状態を解除するには、ロックピン70のロッド部71を引き抜けばよい。このように、研摩子受け40と研摩子50とは、連結機構80によって着脱自在に連結される。
図5及び図6に示すように、踏面清掃装置100は、連結機構80を連結状態に保持するロック機構90をさらに備える。図5は、ロック機構90を中空部43aの開口側から見た拡大図であり、図6は、図5のA−A線に沿う断面図である。本実施形態では、ロック機構90は、第1規制部としての支持部43と、第2規制部としての係止部材11と、係止部材11を付勢するばね12と、を備える。ばね12は、ねじりばねによって構成される。ロック機構90は、ロッド部71の軸方向の移動及び把持部72の回動を規制する。以下、ロック機構90を構成する支持部43及び係止部材11について説明する。
支持部43は、ロッド部71を中心とする把持部72の回動に伴って把持部72が対向することによって、係止孔45からのロッド部71の抜けを規制する。具体的に説明すると、図4に示す状態(ロックピン70のロッド部71が係止孔45に挿通された状態)から、ロックピン70の把持部72が回動され支持部43の下面43c(図4〜図6における支持部43の下側の面)と対向すると、ロックピン70を引き抜こうとしても、把持部72が支持部43の下面43cに当接する。これにより、ロッド部71の軸方向の移動が規制される。つまり、把持部72が支持部43の下面43cに当接することで、ロッド部71の軸方向の移動が規制され、係止孔45からのロッド部71の抜けが規制される。
図5及び図6に示すように、係止部材11は、支持部43によって支持される。具体的には、係止部材11は、一部が支持部43の中空部43a内に収容され、支持部43に形成された開口部43bから一部が突出するようにして支持部43に支持される。
ばね12は、ねじりばねによって構成される。ばね12は、支持部43の開口部43bから一部が突出するように係止部材11を付勢する。別の言い方をすると、ばね12は、係止部材11を把持部72の回転軸方向(ロッド部71の軸方向)に向かって付勢する。なお、把持部72の回動領域とは、ロッド部71が上下二つの係止孔45に挿入された状態において、把持部72が回動できる領域である。支持部ばね12の一端は、支持部43の中空部43aの内面に形成された孔43dに挿入され、ばね12の他端は、係止部材11の背面に形成された孔11dに挿入される。これにより、係止部材11は、中空部43a内に後退しても、ばね12の付勢力によって一部が突出した状態に戻される。
係止部材11は、基端側に形成される鍔部11aと、把持部72が回動して当接したときに係止部材11が後退可能なように傾斜する傾斜面11bと、係止部材11の後退方向と略平行に形成される規制面11cと、を備える。図5に示すように、鍔部11aの幅は、開口部43bの幅よりも大きくなるように形成される。これにより、係止部材11がばね12によって付勢されても、鍔部11aが中空部43aの壁面に当接するので、係止部材11が開口部43bから脱落することが防止される。なお、本実施形態では、ばね12として、ねじりばねを例に説明しているが、ばね12は、係止部材11を付勢できるものであれば、円筒形のコイルばねや板ばね、あるいはゴムなどの弾性体などであってもよい。
図4に示すロッド部71が係止孔45に挿入された状態から、把持部72がロッド部71を中心として一方側(傾斜面11b側から規制面11c側)に向かって回動すると、把持部72は係止部材11の傾斜面11bに当接する。この状態からさらに把持部72を回動すると、把持部72がばね12を収縮させて係止部材11を支持部43内に後退させる。これにより、把持部72が係止部材11を超えて回動することが許容される。把持部72が係止部材11を超えて回動すると、係止部材11は、ばね12の付勢力によって鍔部11aが中空部43aの壁面に当接した状態に戻る。
一方、把持部72が係止部材11を超えて回動した後は、ロッド部71を中心とする他方側(規制面11c側から傾斜面11b側)への把持部72の回動は、係止部材11の規制面11cによって規制される。上述のように、規制面11cは、把持部72の回動方向に対して略直交するように形成されているので、把持部72が係止部材11の規制面11cに当接しても、係止部材11を後退させることができない。このため、係止部材11は、ばね12の付勢力によって外面に突出した状態に保持される。これにより、把持部72の他方側への回動が係止部材11の規制面11cによって規制される。したがって、把持部72が支持部43と対向した位置に保持されるので、係止孔45からのロッド部71の抜けが規制され、連結機構80は連結状態に保持される。
このように、ロック機構90は、係止部材11によって把持部72の回動を規制しつつ、支持部43によって係止孔45からのロッド部71の抜けを規制する。
踏面清掃装置100では、係止部材11とばね12という加工が簡単な部品によって係止孔45からのロックピン70の抜けを規制できる。さらに、係止部材11やばね12の加工、さらに、支持部43の加工は、ロックピン70を把持するキャッチばね(クリップ)を用いた場合に比べて、厳密に加工寸法を管理する必要がない。したがって、踏面清掃装置100を製作する際の加工が簡単になるので、コストを低減できる。
なお、係止部材11による把持部72の回動の規制を解除するには、指などによって係止部材11を後退させれば(中空部43a内に押し込めば)よい。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
踏面清掃装置100では、係止部材11、ばね12及び支持部43によってロックピン70,170を把持することなくロックピン70,170の移動を規制できる。ロックピン70を把持するキャッチばね(クリップ)を用いた場合には、ロックピン70の把持部72が外れないようにキャッチばねの保持力を確保するとともに、ロックピン70の把持部72のキャッチばねに対する脱着性を良好にするため、キャッチばねの加工は、厳密に加工寸法を管理する必要がある。これに対して、踏面清掃装置100では、係止部材11、ばね12及び支持部43を加工するにあたって、ロックピン70を把持するキャッチばねを用いた場合に比べて、高い加工精度を要しない。よって、係止部材11、ばね12及び支持部43の加工を簡単にできる。これにより、踏面清掃装置100を製作する際のコストを低減できる。
また、踏面清掃装置100では、係止部材11を支持する支持部43が係止孔45からロッド部71の抜けを規制する第1規制部として機能する。これにより、別途ロッド部71の抜けを規制する部材を設ける必要がないので、部品点数を少なくでき、コストを低減できる。
さらに、踏面清掃装置100では、係止部材11の規制面11cが把持部72の回動方向に対して略直交するように形成されているので、ばね12が破損しても、把持部72の回動を規制できる。
図7を参照して、本第1実施形態の変形例について説明する。
図7に示すように、この変形例では、支持部43に板ばね14が支持される。板ばね14は、中空部43a内に収容される付勢部としての板ばね部14aと、開口部43bから外部に突出する第2規制部としての凸部14dと、を備える。凸部14dは、把持部72が回動して当接したときに凸部14dが後退可能なように傾斜する傾斜面14bと、凸部14dの後退方向と略平行に形成される規制面14cと、を備える。
把持部72がロッド部71を中心として一方側(傾斜面14b側から規制面14c側)に向かって回動すると、把持部72は凸部14dの傾斜面14bに当接する。この状態からさらに把持部72を回動すると、把持部72が板ばね14の板ばね部14aを屈曲させて凸部14dを支持部43内に後退させる。これにより、把持部72が凸部14dを超えて回動することが許容される。把持部72が凸部14dを超えて回動すると、凸部14dは、板ばね部14aの付勢力によって開口部43bから外部に突出した状態に戻る。
一方、把持部72が凸部14dを超えて回動した後は、ロッド部71を中心とする他方側(規制面14c側から傾斜面14b側)への把持部72の回動は、凸部14dの規制面14cによって規制される。上述のように、規制面14cは、把持部72の回動方向に対して略直交するように形成されているので、把持部72が規制面14cに当接しても、凸部14dを後退させることができない。このため、凸部14dは、板ばね部14aの付勢力によって開口部43bから外部に突出した状態に保持される。これにより、把持部72の他方側への回動が凸部14dの規制面14cによって規制される。したがって、把持部72が支持部43と対向した位置に保持されるので、係止孔45からのロッド部71の抜けが規制され、連結機構80は連結状態に保持される。
このように、変形例におけるロック機構90は、板ばね14の凸部14dによって把持部72の回動を規制しつつ、支持部43によって係止孔45からのロッド部71の抜けを規制する。
このような構成であっても、板ばね14がロックピン70の把持部72を把持する必要がないので、簡単な加工とすることができる。また、板ばね14は、凸部を付勢する付勢部としての板ばね部14aと、把持部72の他方側への回動を規制する第2規制部としての凸部14dと、が一体に形成される。つまり、第2規制部と付勢部とが一体に形成されるので、部品点数を少なくできる。よって、踏面清掃装置100を製作する際のコストをさらに低減できる。
<第2実施形態>
次に、図8及び図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る踏面清掃装置200について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態の踏面清掃装置100と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態の踏面清掃装置200は、ロックピン170及びロック機構190の構成が第1実施形態のロックピン70及びロック機構90の構成と相違する。
図8及び図9に示すように、踏面清掃装置200は、連結機構80を連結状態に保持するロック機構190を備える。ロック機構190は、第1規制部としての支持部43と、第2規制部としての係止部材11と、係止部材11を付勢する付勢部としてのばね12と、を備える。ロック機構190は、ロッド部171の軸方向の移動及び把持部172の回動を規制する。
ロックピン170は、係止孔45に回転自在に挿入されるロッド部171と、ロッド部171から径方向に延びるように形成される平板状の把持部172と、を備える。把持部172には、支持部43が挿通可能な貫通孔174が形成される。本実施形態では、係止部材11は、ばね12を挟んで対向するように2つ設けられている。なお、係止部材11は、第1実施形態のように1つであってもよい。
以上のように構成されたロック機構190の作用について説明する。
ロッド部171が係止孔45に挿入された状態(図9の点線で示す位置)から、把持部172がロッド部171を中心として一方側(傾斜面11b側から規制面11c側)に向かって回動すると、把持部172の貫通孔174に支持部43が挿通され、把持部172が係止部材11の傾斜面11bに当接する。この状態からさらに把持部172を回動すると、把持部172がばね12を収縮させて係止部材11を支持部43内に後退させる。これにより、把持部172が係止部材11を超えて回動することが許容される。把持部72が係止部材11を超えて回動すると、係止部材11は、ばね12の付勢力によって突出した状態に戻る。
一方、把持部172が係止部材11を超えて回動した後は、ロッド部171を中心とする他方側(規制面11c側から傾斜面11b側)への把持部172の回動は、係止部材11の規制面11cによって規制される。踏面清掃装置200においても、規制面11cは、把持部172の回動方向に対して略直交するように形成されているので、把持部172が係止部材11の規制面11cに当接しても、係止部材11を後退させることができない。このため、係止部材11は、ばね12の付勢力によって外面に突出した状態に保持される。これにより、把持部172の他方側への回動が係止部材11の規制面11cによって規制される。したがって、把持部172が支持部43と対向した位置に保持されるので、係止孔45からのロッド部171の抜けが規制され、連結機構80は連結状態に保持される。
このように、踏面清掃装置200においては、支持部43が第1規制部として機能し、係止部材11が第2規制部として機能する。
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
次に、図10及び図11を参照して、本発明の第3実施形態に係る踏面清掃装置300について説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態の踏面清掃装置100と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
第1実施形態の踏面清掃装置100では、別々の部材でロッド部71の軸方向の移動及び把持部72の回動を規制するのに対し、第3実施形態の踏面清掃装置300では、同一の部材でロッド部71の軸方向の移動及び把持部72の回動を規制する点で相違する。
踏面清掃装置300は、連結機構80を連結状態に保持するロック機構290を備える。ロック機構290は、第1規制部及び第2規制部としての係止部材211と、係止部材211を付勢する付勢部としてのばね12と、を備える。ロック機構290は、ロッド部71の軸方向の移動及び把持部72の回動を規制する。
係止部材211は、支持部43によって支持される。具体的には、係止部材211は、一部が支持部43の中空部43a内に収容され、支持部43に形成された開口部43bから一部が突出するようにして支持される。本実施形態では、開口部43bは、図11に示すように、支持部43の研摩子50に対向する側面に支持部43の内外面を貫通して形成される。
ばね12は、ねじりばねによって構成される。ばね12は、支持部43の開口部43bから一部が突出するように係止部材211を付勢する。別の言い方をすると、ばね12は、係止部材211を把持部72の回転軸(ロッド部71の軸方向)と直交する方向に向かって付勢する。ばね12の一端は、支持部43の中空部43aの内面に形成された孔43dに挿入され、ばね12の他端は、係止部材211の背面に形成された孔211gに挿入される。これにより、係止部材211は、中空部43a内に後退しても、ばね12の付勢力によって一部が突出した状態に戻される。
係止部材211は、基端側に形成される鍔部211aと、開口部43bから外部に突出する凸部211dと、把持部72の回動方向において凸部211dに隣接して形成され把持部72の先端部72aが嵌合する凹部211eと、を備える。鍔部211aの幅は、開口部43bの幅よりも大きくなるように形成される。これにより、係止部材211がばね12によって付勢されても、鍔部211aが中空部43aの壁面に当接するので、係止部材211が開口部43bから脱落することが防止される。
凹部211eは、内周面が円形の孔として形成される。なお、凹部211eの内周面の形状は、四角形などであってもよい。また、凸部211dは、把持部72が回動して当接したときに係止部材211が後退可能なように傾斜する傾斜面211bと、係止部材211の後退方向と略平行に形成される規制面211cと、を備える。規制面211cは、凸部211dの側面を構成するとともに、凹部211eの傾斜面211b側の側面を構成する。
以上のように構成されたロック機構290の作用について説明する。
ロッド部71が係止孔45に挿入された状態(図11の点線で示す位置)から、把持部72がロッド部71を中心として一方側(傾斜面211b側から規制面211c側)に向かって回動すると、把持部72は係止部材211の傾斜面211bに当接する。この状態からさらに把持部72を回動すると、把持部72がばね12を収縮させて係止部材211を支持部43内に後退させる。さらに把持部72を回動すると、把持部72の先端部72aが係止部材211の凹部211eに嵌合する。把持部72の先端部72aが係止部材211の凹部211eに嵌合すると、係止部材211は、ばね12の付勢力によって突出した状態に戻る。
一方、把持部72の先端部72aが係止部材211の凹部211eに嵌合した後は、ロッド部71を中心とする他方側(規制面211c側から傾斜面211b側)への把持部72の回動は、規制面211cによって規制される。上述のように、規制面211cは、把持部72の回動方向に対して略直交するように形成されているので、把持部72が係止部材211の規制面211cに当接しても、係止部材211を後退させることができない。このため、係止部材211は、ばね12の付勢力によって外面に突出した状態に保持される。これにより、把持部72の他方側への回動が係止部材211の規制面211cによって規制される。このように、踏面清掃装置300では、係止部材211、より具体的には、凸部211d及び凹部211eの側面である規制面211cが第2規制部として機能する。
なお、係止部材211による把持部72の回動の規制を解除するには、指などによって係止部材211を後退させる(中空部43a内に押し込む)ことにより、把持部72の他方側への回動が許容される。
また、踏面清掃装置300では、把持部72の先端部72aが係止部材211の凹部211eに嵌合することで、ロッド部71の軸方向の移動が凹部211eの図10における上方側の側面211f(ロッド部71の軸線方向におけるストッパ部73から離れた側の側面)によって規制される。
このように、踏面清掃装置300では、把持部72の先端部72aが係止部材211の凹部211eに嵌合することにより、係止部材211が第1規制部及び第2規制部として機能し、より具体的には、規制面211c及び側面211fがそれぞれ第1規制部及び第2規制部として機能し、ロッド部71の軸方向の移動及び把持部72の回動を規制する。これにより、係止孔45からロッド部71の抜けが規制され、連結機構80は連結状態に保持される。
以上の第3実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え以下の効果を奏する。
踏面清掃装置300では、把持部72の先端部72aが凹部211eに嵌合することで、ロッド部71の係止孔45からの抜けが規制されるとともに、他方側への把持部72の回動が規制される。これにより、一つの部材でロッド部71の軸方向の移動及び把持部72の回動を規制できるので、部品点数を少なくできる。
また、第1実施形態の踏面清掃装置100では、把持部72が支持部43の下面側に潜り込む構成であるために、支持部43の高さ(ロッド部71の軸方向の長さ)が必要であったが、第3実施形態の踏面清掃装置300では、把持部72の先端部72aが係止部材211に嵌合する構成であるため、支持部43の高さを低くできる。これにより、装置をコンパクト化できる。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
踏面清掃装置100,200,300は、車両に取り付けられるシリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入され、シリンダ1内に導かれる流体圧により移動可能なトルク受ロッド2と、トルク受ロッド2の先端に取り付けられる研摩子受け40と、研摩子受け40に連結され、トルク受ロッド2が伸長することで車輪の踏面に押し当てられる研摩子50と、研摩子受け40と研摩子50とを着脱自在に連結する連結機構80と、研摩子受け40及び研摩子50の少なくともいずれかに形成された係止孔45に挿入されることで連結機構80を連結状態に保持するロックピン70と、ロックピン70の移動を規制するロック機構90,190,290と、を備え、ロックピン70は、係止孔45に回転自在に挿入されるロッド部71,171と、ロッド部71,171から径方向に延びるように形成される把持部72,172と、を有し、ロック機構90,190,290は、ロッド部71,171を中心とする把持部72,172の回動に伴って把持部72,172が対向することで、ロッド部71,171の係止孔49からの抜けを規制する第1規制部(支持部43,係止部材211)と、把持部72,172の回動を規制する第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)と、第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)を付勢する付勢部(ばね12、板ばね14の板ばね部14a)と、を有し、把持部72,172がロッド部71,171を中心として一方側に回動する際には、把持部72,172が第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)に当接して付勢部(ばね12、板ばね14の板ばね部14a)を収縮させることによって第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)が後退し、把持部72,172が第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)を超えて回動することが許容される一方、把持部72,172が第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)を超えて回動した後は、ロッド部71,171を中心とする他方側への把持部72,172の回動は、第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)によって規制される。
この構成によれば、第1規制部(支持部43,係止部材211)、第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)及び付勢部(ばね12、板ばね14の板ばね部14a)によってロックピン70,170を把持することなくロックピン70,170の移動を規制できる。よって、第1規制部(支持部43,係止部材211)、第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d、係止部材211)及び付勢部(ばね12、板ばね14の板ばね部14a)を加工するにあたって高い加工精度を要しない。これにより、踏面清掃装置100,200,300を製作する際のコストを低減できる。
また、踏面清掃装置100,200では、研摩子受け40は、第2規制部(係止部材11、板ばね14の凸部14d)を支持する支持部43を有し、支持部43が第1規制部である。
この構成によれば、(係止部材11、板ばね14の凸部14d)を支持する支持部43を第1規制部として利用しているので、部品点数を少なくできる。
また、踏面清掃装置100では、第2規制部(板ばね14の凸部14d)と付勢部(板ばね14の板ばね部14a)は、一体に形成される。
この構成によれば、第2規制部(板ばね14の凸部14d)と付勢部(板ばね14の板ばね部14a)とが一体に形成されるので、部品点数を少なくできる。
また、踏面清掃装置200では、研摩子受け40は、第2規制部(係止部材11)を支持する支持部43を有し、把持部172は、板状であって支持部43が挿通される貫通孔174を有し、支持部43が把持部172の貫通孔174を挿通することでロッド部171の係止孔45からの抜けが規制され、把持部172が第2規制部(係止部材11)を超えて回動した後は、他方側への把持部172の回動は、第2規制部(係止部材11)によって規制される。
また、踏面清掃装置300では、第2規制部(係止部材211)には、把持部72の先端部72aが嵌合する凹部211eが設けられ、把持部72の先端部72aが凹部211eに嵌合することでロッド部71の係止孔45からの抜けが規制されるとともに、他方側への把持部72の回動が規制される。
この構成によれば、一つの部材でロッド部71の軸方向の移動及び把持部72の回動を規制できるので、部品点数を少なくできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、ロッド部71が挿入される係止孔を研摩子受け40にのみ設けたが、研摩子50の係合金具52にも設けてもよい。
100,200,300・・・踏面清掃装置、1・・・シリンダ、2・・・トルク受ロッド、3・・・研摩部、11・・・係止部材(第2規制部)、11b・・・傾斜面、11c・・・規制面、12・・・ばね(付勢部)、14・・・板ばね、14a・・・板ばね部(付勢部)、14b・・・傾斜面、14c・・・規制面(第2規制部)、20・・・案内機構、40・・・研摩子受け、41・・・本体部、42・・・取付部、43・・・支持部(第1規制部)、45・・・係止孔、50・・・研摩子、70,170・・・ロックピン、71,171・・・ロッド部、72,172・・・把持部、72a・・・先端部、80・・・連結機構、90,190,290・・・ロック機構、174・・・貫通孔、211・・・係止部材(第1規制部、第2規制部)、211b・・・傾斜面、211c・・・規制面、211e・・・凹部、211f・・・側面

Claims (5)

  1. 車両に取り付けられるシリンダと、
    前記シリンダ内に摺動自在に挿入され、前記シリンダ内に導かれる流体圧により移動可能なトルク受ロッドと、
    前記トルク受ロッドの先端に取り付けられる研摩子受けと、
    前記研摩子受けに連結され、前記トルク受ロッドが伸長することで車輪の踏面に押し当てられる研摩子と、
    前記研摩子受けと前記研摩子とを着脱自在に連結する連結機構と、
    前記研摩子受け及び前記研摩子の少なくともいずれかに形成された係止孔に挿入されることで前記連結機構を連結状態に保持するロックピンと、
    前記ロックピンの移動を規制するロック機構と、を備え、
    前記ロックピンは、
    前記係止孔に回転自在に挿入されるロッド部と、
    前記ロッド部から径方向に延びるように形成される把持部と、を有し、
    前記ロック機構は、
    前記ロッド部を中心とする前記把持部の回動に伴って前記把持部が対向することで、前記ロッド部の前記係止孔からの抜けを規制する第1規制部と、
    前記把持部の回動を規制する第2規制部と、
    前記第2規制部を付勢する付勢部と、を有し、
    前記把持部が前記ロッド部を中心として一方側に回動する際には、前記把持部が前記第2規制部に当接して前記付勢部を収縮させることによって前記第2規制部が後退し、前記把持部が前記第2規制部を超えて回動することが許容される一方、
    前記把持部が前記第2規制部を超えて回動した後は、前記ロッド部を中心とする他方側への前記把持部の回動は、前記第2規制部によって規制されることを特徴とする踏面清掃装置。
  2. 前記研摩子受けは、前記第2規制部を支持する支持部を有し、
    前記支持部が前記第1規制部であることを特徴とする請求項1に記載の踏面清掃装置。
  3. 前記第2規制部と前記付勢部は、一体に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の踏面清掃装置。
  4. 前記研摩子受けは、前記第2規制部を支持する支持部を有し、
    前記把持部は、板状であって前記支持部が挿通可能な貫通孔を有し、
    前記支持部が前記把持部の前記貫通孔を挿通することで前記ロッド部の前記係止孔からの抜けが規制され、
    前記把持部が前記第2規制部を超えて回動した後は、前記他方側への前記把持部の回動は、前記第2規制部によって規制されることを特徴とする請求項1に記載の踏面清掃装置。
  5. 前記第2規制部には、前記把持部の先端部が嵌合する凹部が設けられ、
    前記把持部の前記先端部が前記凹部に嵌合することで前記ロッド部の前記係止孔からの抜けが規制されるとともに、前記他方側への前記把持部の回動が規制されることを特徴とする請求項1に記載の踏面清掃装置。
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