JP2016145009A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】優れたノイズ性能を有する空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
【解決手段】トレッド部2を具えた空気入りタイヤである。トレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびる主溝3と、主溝3の少なくとも一方側に隣接して設けられかつ主溝3よりも小さい溝幅でタイヤ周方向に連続してのびる細溝10と、主溝3と細溝10との間の小幅リブ11とが設けられている。小幅リブ11のタイヤ軸方向の幅は、1.0〜2.0mmである。細溝10の溝深さは、タイヤ周方向に変化している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、優れたノイズ性能を有する空気入りタイヤに関する。
一般に、タイヤが発生するノイズとして、気柱共鳴音がある。気柱共鳴音は、タイヤ周方向にのびる主溝と路面とで形成される管内を通る空気が、特定の周波数で共振することで発生する。
例えば、下記特許文献1には、気柱共鳴音を低減した空気入りタイヤが提案されている。具体的には、特許文献1のタイヤには、空気の共振を抑制するための小幅リブが、主溝に沿って設けられている。
しかしながら、特許文献1の空気入りタイヤであっても、ノイズ性能の改善については、さらなる改善の余地があった。
特開平10−086611号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、優れたノイズ性能を有する空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を具えた空気入りタイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ周方向に連続してのびる主溝と、前記主溝の少なくとも一方側に隣接して設けられかつ前記主溝よりも小さい溝幅でタイヤ周方向に連続してのびる細溝と、前記主溝と前記細溝との間の小幅リブとが設けられ、前記小幅リブのタイヤ軸方向の幅は、1.0〜2.0mmであり、前記細溝の溝深さは、タイヤ周方向に変化していることを特徴としている。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記細溝の溝幅は、0.5〜2.0mmであるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記細溝は、前記主溝の両側に設けられているのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記細溝の溝深さは、前記主溝の溝深さの0.5〜1.0倍であるのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記細溝の溝深さは、タイヤ周方向に増減を繰り返すのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記細溝の溝底は、タイヤ周方向に正弦波状、台形波状、又は、矩形波状に変化しているのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記細溝の溝底は、タイヤ周方向に1ピッチ長さ及び振幅量がランダムに変化しているのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記主溝は、最もトレッド接地端側に設けられたショルダー主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側に設けられたセンター主溝とを含み、前記細溝は、前記ショルダー主溝の一方側のみに設けられたショルダー細溝と、前記センター主溝の両方の側に設けられたセンター細溝とを含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間のミドル陸部は、前記センター主溝側でタイヤ周方向に連続してのびるプレーン部を含むのが望ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、トレッド部には、タイヤ周方向に連続してのびる主溝と、主溝の少なくとも一方側に隣接して設けられかつ主溝よりも小さい溝幅でタイヤ周方向に連続してのびる細溝と、主溝と細溝との間の小幅リブとが設けられている。
小幅リブのタイヤ軸方向の幅は、1.0〜2.0mmである。このような小幅リブは、走行時、適度に振動して主溝内の空気の共振(定常波の生成)を抑制し、気柱共鳴音を低減させる。
細溝の溝深さは、タイヤ周方向に変化している。これにより、主溝と細溝との間の小幅リブは、その剛性がタイヤ周方向に変化する。このような小幅リブは、走行時、不規則に振動するため、主溝内の空気の共振をさらに効果的に抑制することができる。
しかも、このような小幅リブは、路面との衝突によって発生する打撃音も、ホワイトノイズ化することができ、優れたノイズ性能が発揮される。
本発明の一実施形態の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。 図1のセンター主溝及びミドル陸部の拡大図である。 (a)は、図2のA−A線断面図であり、(b)は、(a)のB−B線断面図である。 (a)乃至(c)は、他の実施形態における細溝の溝底の形状を示す説明図である。 図1の外側ショルダー陸部の拡大図である。 図1の内側ショルダー陸部の拡大図である。 比較例の空気入りタイヤのトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」ということがある。)1のトレッド部2の展開図である。本実施形態の空気入りタイヤ1は、例えば、乗用車用として好適に使用される。
本実施形態のトレッド部2は、車両への装着の向きが指定されたトレッドパターンを具えている。車両への装着の向きは、例えば、サイドウォール部(図示省略)等に文字やマークで表示されている。
トレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびる主溝3と、主溝3に区分された陸部4とが設けられている。
主溝3は、例えば、ショルダー主溝5とセンター主溝6とを含んでいる。
ショルダー主溝5は、例えば、最もトレッド接地端Te側に設けられている。ショルダー主溝5は、各トレッド接地端Te側に1本ずつ設けられている。
トレッド接地端Teは、正規リム(図示せず)にリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも無負荷である正規状態のタイヤ1に、正規荷重を負荷してキャンバー角0°で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
「正規荷重」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。
各ショルダー主溝5は、例えば、タイヤ周方向に沿った直線状である。各ショルダー主溝5は、例えば、タイヤ周方向に波状又はジグザグ状にのびるものでも良い。
センター主溝6は、例えば、ショルダー主溝5のタイヤ軸方向内側に設けられている。本実施形態のセンター主溝6は、例えば、1本からなり、タイヤ赤道C上に設けられている。センター主溝6は、例えば、タイヤ赤道Cの両側に1本ずつ設けられるものでも良い。
センター主溝6は、例えば、タイヤ周方向に沿った直線状である。センター主溝6は、例えば、タイヤ周方向に波状又はジグザグ状にのびるものでも良い。
ショルダー主溝5の溝幅W1、及び、センター主溝6の溝幅W2は、例えば、トレッド接地幅TWの3.5〜6.0%が望ましい。トレッド接地幅TWは、前記正規状態のタイヤ1のトレッド接地端Te、Te間のタイヤ軸方向の距離である。
ショルダー主溝5及びセンター主溝6の溝深さ(図示省略)は、乗用車用タイヤの場合、例えば、5.0〜15.0mmであるのが望ましい。
陸部4は、例えば、ショルダー主溝5のタイヤ軸方向外側のショルダー陸部7と、ショルダー主溝5とセンター主溝6との間のミドル陸部8とを含んでいる。各陸部4の詳細な構成は、後述される。
陸部4には、主溝3に隣接する細溝10と、主溝3と細溝10との間の小幅リブ11とが設けられている。
図2には、細溝10及び小幅リブ11の構成を説明するための図として、センター主溝6及びミドル陸部8の拡大図が示されている。図2に示されるように、小幅リブ11は、例えば、タイヤ周方向にのびている。小幅リブ11は、例えば、タイヤ周方向に連続してのびるものでも、横溝等で分断されるものでも良い。
本実施形態において、センター主溝6と細溝10との間に設けられた小幅リブ11は、タイヤ周方向に連続している。
小幅リブ11のタイヤ軸方向の幅W3は、1.0〜2.0mmである。前記幅W3は、例えば、踏面上で測定される。このような小幅リブ11は、走行時において、路面との接触時及び離間時に、陸部4(図1に示す)よりも大きく振動する。このような小幅リブ11の振動は、主溝の幅(空気振動の振幅に相当)を連続的に変形させ、主溝内の空気の共振を抑制し、ひいては気柱共鳴音を低減させることができる。なお、前記幅W3が1.0mm未満である場合、タイヤ成形時に小幅リブ11がちぎれるおそれがある。前記幅W3が2.0mmよりも大きい場合、小幅リブ11は振動し難く、主溝内の空気の共振を十分に抑制できないおそれがある。
上述の効果をさらに発揮するために、小幅リブ11のタイヤ軸方向の幅W3は、望ましくは1.3〜1.7mmである。
細溝10は、例えば、主溝3の少なくとも一方側に隣接して設けられている。換言すれば、細溝10は、主溝3の両側に設けられるものでも良い。
細溝10は、タイヤ周方向に連続してのびている。本実施形態の細溝10は、例えば、主溝3に沿って直線状にのびている。細溝10は、例えば、タイヤ周方向に波状又はジグザグ状にのびるものでも良い。
細溝10は、主溝3よりも小さい溝幅W4を有している。細溝10の溝幅W4は、例えば、0.5〜2.0mmである。本実施形態の細溝10は、一定の溝幅でタイヤ周方向にのびている。
図3(a)には、図2の細溝10及び小幅リブ11のA−A線断面図が示されている。図3(a)に示されるように、細溝10の溝深さd2は、例えば、主溝3の溝深さd1の好ましくは0.5倍以上、より好ましくは0.65倍以上であり、好ましくは1.00倍以下、より好ましくは0.85倍以下である。このような細溝10は、小幅リブ11の耐久性を維持しつつ、その振動を促すのに役立つ。
図3(b)には、図3(a)のB−B線断面図が示されている。図3(b)に示されるように、細溝10の溝深さd2は、タイヤ周方向(図3(b)では横方向)に変化している。
これにより、主溝3と細溝10との間の小幅リブ11(図2に示され、以下、同様である。)は、その剛性がタイヤ周方向に変化する。このような小幅リブ11は、走行時、不規則に振動するため、主溝内の空気の共振をさらに効果的に抑制することができる。しかも、このような小幅リブ11は、路面との衝突によって発生する打撃音も、ホワイトノイズ化することができ、優れたノイズ性能が発揮される。
上述の効果をさらに発揮させるために、細溝10の溝深さd2は、タイヤ周方向に増減を繰り返しているのが望ましい。
本実施形態の細溝10の溝底12は、例えば、タイヤ周方向に向かって不規則な波状に変化している。換言すれば、細溝10の溝底12は、タイヤ周方向に1ピッチ長さL1及び振幅量d3がランダムに変化している。これにより、小幅リブ11の剛性は、タイヤ周方向にさらに不規則に変化する。従って、主溝内の空気の共振が、さらに効果的に抑制される。
前記1ピッチ長さL1は、例えば、30〜100mmの範囲、より望ましくは40〜60mmの範囲でランダムに変化しているのが望ましい。通常、乗用車用タイヤの気柱共鳴音は、周波数が800〜1200Hzの範囲(波長は350〜450mmの範囲)で大きな音圧レベルを発生させることが知られている。本実施形態では、1ピッチ長さが前記範囲内にあることにより、小幅リブ11の振動の波長が、気柱共鳴音の波長の0.1〜0.2倍程度となる。これにより、主溝内での空気の共振が、小幅リブ11の微細な振動によって効果的に抑制される。
前記振幅量d3は、例えば、1.0〜5.0mmの範囲で変化しているのが望ましい。これにより、細溝10のポンピング音を抑制しつつ、上述した効果を得ることができる。
細溝10の溝底12は、上述の様な形状に限定されるものではない。図4(a)乃至(c)には、他の実施形態における細溝10の溝底12の形状が示されている。図4(a)に示されるように、細溝10の溝底12は、タイヤ周方向に正弦波状に変化しているものでも良い。このような細溝10の溝底12は、上述した効果を発揮しつつ、タイヤのユニフォミティを高めるのに役立つ。
図4(b)に示されるように、細溝10の溝底12は、タイヤ周方向に矩形波状に変化しているものでも良い。このような細溝10の溝底12は、小幅リブ11の剛性がタイヤ周方向に急変するため、タイヤのユニフォミティを高めつつ、小幅リブ11の振動をさらに大きくすることができる。
図4(c)に示されるように、細溝10の溝底12は、タイヤ周方向に台形波状に変化しているものでも良い。このような細溝10の溝底12は、図4(b)で示された矩形波状のものよりも、小幅リブ11のタイヤ周方向の剛性変化を滑らかにし、小幅リブ11の割れ等を抑制することができる。
細溝10の溝底12は、図4(a)乃至(c)で示された波形の1ピッチ長さ及び振幅がランダムに変化するものでも良い。
図1に示されるように、細溝10は、例えば、センター主溝6に隣接するセンター細溝13と、ショルダー主溝5に隣接するショルダー細溝14とを含んでいる。
望ましい細溝10の配置として、センター細溝13は、例えば、センター主溝6の両方の側に設けられている。ショルダー細溝14は、例えば、ショルダー主溝5の一方側のみに設けられている。
これにより、センター主溝6及びショルダー主溝5が発生するノイズ(気柱共鳴音やポンピング音等を総合したもの)がホワイトノイズ化され、優れたノイズ性能が得られる。
さらに望ましい態様として、ショルダー細溝14は、ショルダー主溝5のタイヤ軸方向外側のみに設けられているのが望ましい。これにより、例えば、旋回時、小幅リブ11が大きく主溝側へと変形して、より高いノイズ低減効果を発揮しうる。また、このようなショルダー細溝14は、大きな接地圧が作用するミドル陸部8の幅を確保することができ、優れた操縦安定性が発揮される。
望ましい態様として、トレッド部2に設けられた各細溝10の溝幅の合計ΣW4は、トレッド接地幅TWの5%以下である。このような細溝10の配置は、操縦安定性及び耐摩耗性を維持しつつ、上述した効果を発揮することができる。
以下、各陸部4の詳細な構成が説明される。ミドル陸部8は、車両外側Aに位置する外側ミドル陸部8Aと、車両内側Bに位置する内側ミドル陸部8Bとを含んでいる。外側ミドル陸部8Aと内側ミドル陸部8Bとは、例えば、タイヤ赤道C上の点を中心とした互いに点対称の形状を有している。
図2に示されるように、各ミドル陸部8には、例えば、ミドルラグサイプ16が複数設けられているのが望ましい。ミドルラグサイプ16は、例えば、ショルダー主溝5からのびかつミドル陸部8内で終端している。このようなミドルラグサイプ16は、ミドル陸部8の踏面の接地時の歪みを抑制し、耐摩耗性を高める。
ミドル陸部8は、例えば、上述したミドルラグサイプ16が設けられることにより、センター主溝6側でタイヤ周方向に連続してのびるプレーン部17を含んでいるのが望ましい。このようなミドル陸部8は、タイヤ赤道C側で大きな剛性を有し、優れた操縦安定性を発揮するのに役立つ。
図1に示されるように、ショルダー陸部7は、車両外側Aに設けられた外側ショルダー陸部7Aと、車両内側Bに設けられた内側ショルダー陸部7Bとを含んでいる。
図5には、外側ショルダー陸部7Aの拡大図が示されている。図5に示されるように、外側ショルダー陸部7Aには、外側ショルダーラグ溝20と、外側ショルダーサイプ21とが設けられている。
外側ショルダーラグ溝20は、例えば、トレッド接地端Teからタイヤ軸方向内側にのびかつ外側ショルダー陸部7A内で終端している。このような外側ショルダーラグ溝20は、ポンピング音を低減しつつ、優れたワンダリング性能を発揮する。
上述の効果をさらに発揮させるために、外側ショルダーラグ溝20のタイヤ軸方向の長さL2は、好ましくは外側ショルダー陸部7Aのタイヤ軸方向の幅W5の0.55倍以上、より好ましくは0.60倍以上であり、好ましくは0.75倍以下、より好ましくは0.70倍以下である。
外側ショルダーラグ溝20のタイヤ軸方向に対する角度θ1は、例えば、0〜15°である。望ましい態様として、前記角度θ1は、タイヤ軸方向内側に向かって漸増している。このような外側ショルダーラグ溝20は、その内端付近での偏摩耗を抑制するのに役立つ。
外側ショルダーサイプ21は、例えば、タイヤ周方向で隣り合う外側ショルダーラグ溝20、20の間に設けられている。
外側ショルダーサイプ21は、例えば、外側ショルダー陸部7A内に位置する内端22及び外端23を有するクローズドサイプである。このような外側ショルダーサイプ21は、外側ショルダー陸部7Aの接地時の打撃音を緩和し、ノイズ性能を高めるのに役立つ。
外側ショルダーサイプ21の内端22は、例えば、外側ショルダーラグ溝20の内端24よりもタイヤ軸方向内側に位置しているのが望ましい。このような外側ショルダーサイプ21は、外側ショルダーラグ溝20とショルダー主溝5との間の踏面の歪みを緩和し、その偏摩耗を抑制することができる。
図6には、内側ショルダー陸部7Bの拡大図が示されている。図6に示されるように、内側ショルダー陸部7Bには、内側ショルダーラグ溝25と、内側ショルダーサイプ26と、接続サイプ27とが設けられている。
内側ショルダーラグ溝25及び内側ショルダーサイプ26は、例えば、外側ショルダーラグ溝20及び外側ショルダーサイプ21(図5に示す)と同様の構成を有している。
接続サイプ27は、例えば、内側ショルダーラグ溝25の内端28からショルダー細溝14までのびている。このような接続サイプ27は、内側ショルダー陸部7Bの剛性を緩和し、乗り心地性を高めることができる。
接続サイプ27は、例えば、内側ショルダーラグ溝25を滑らかに延長した仮想延長線に沿ってのびている。このような接続サイプ27は、内側ショルダーラグ溝25の内端28付近の偏摩耗を抑制するのに役立つ。
接続サイプ27のタイヤ軸方向の長さL3は、好ましくは内側ショルダー陸部7Bのタイヤ軸方向の幅W6の0.3倍以上、より好ましくは0.35倍以上であり、好ましくは0.45倍以下、より好ましくは0.4倍以下である。このような接続サイプ27は、操縦安定性と乗り心地性とをバランス良く高める。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施されうる。
図1の基本パターンを有するサイズ185/60R15の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作された。比較例1として、図7に示されるように、細溝が設けられておらず、その他の構成は共通する空気入りタイヤが試作された。各テストタイヤのノイズ性能がテストされた。各テストタイヤの共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
装着リム:15×5.5J
タイヤ内圧:230kPa
<ノイズ性能>
ドラム試験機上でテストタイヤを60km/hで走行させたときのノイズが測定された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が小さい程、ノイズ性能が優れていることを示す。
テスト結果が表1に示される。
Figure 2016145009
Figure 2016145009
テストの結果、実施例の空気入りタイヤは、優れたノイズ性能を発揮していることが確認できた。
2 トレッド部
3 主溝
10 細溝
11 小幅リブ

Claims (9)

  1. トレッド部を具えた空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ周方向に連続してのびる主溝と、前記主溝の少なくとも一方側に隣接して設けられかつ前記主溝よりも小さい溝幅でタイヤ周方向に連続してのびる細溝と、前記主溝と前記細溝との間の小幅リブとが設けられ、
    前記小幅リブのタイヤ軸方向の幅は、1.0〜2.0mmであり、
    前記細溝の溝深さは、タイヤ周方向に変化していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記細溝の溝幅は、0.5〜2.0mmである請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記細溝は、前記主溝の両側に設けられている請求項1又は2記載の空気入りタイヤ
  4. 前記細溝の溝深さは、前記主溝の溝深さの0.5〜1.0倍である請求項1乃至3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記細溝の溝深さは、タイヤ周方向に増減を繰り返す請求項1乃至4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記細溝の溝底は、タイヤ周方向に正弦波状、台形波状、又は、矩形波状に変化している請求項5記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記細溝の溝底は、タイヤ周方向に1ピッチ長さ及び振幅量がランダムに変化している請求項5記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記主溝は、最もトレッド接地端側に設けられたショルダー主溝と、前記ショルダー主溝のタイヤ軸方向内側に設けられたセンター主溝とを含み、
    前記細溝は、前記ショルダー主溝の一方側のみに設けられたショルダー細溝と、前記センター主溝の両方の側に設けられたセンター細溝とを含む請求項1乃至7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記センター主溝と前記ショルダー主溝との間のミドル陸部は、前記センター主溝側でタイヤ周方向に連続してのびるプレーン部を含む請求項8記載の空気入りタイヤ。
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