JP2016143795A - 静電チャック - Google Patents

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Abstract

【課題】端子穴の小径化が可能であり、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を確保でき、かつ、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差を緩和できる静電チャックを提供すること。
【解決手段】静電チャック1は、セラミック基板11と、吸着用電極と、ヒータ電極と、ヒータ電極に電気的に接続されたヒータ電極端子5と、金属ベース12と、ヒータ電極端子5を収容する端子穴14と、を備えている。ヒータ電極端子5は、セラミック基板11に固定された第1端子部51と、第1端子部51に連結された第2端子部52と、を有する。端子穴14内には、ヒータ電極端子5の第1端子部51を覆う第1絶縁管61と、伸縮性を有し、ヒータ電極端子5の第2端子部52を覆う第2絶縁管62と、が配設されている。第2絶縁管62は、第1絶縁管61の少なくとも一部を覆っている。
【選択図】図2

Description

本発明は、静電チャックに関する。
従来、半導体ウェハの製造に用いられる半導体製造装置では、半導体ウェハ(例えばシリコンウェハ)に対してドライエッチング(例えばプラズマエッチング)等の処理が行われている。このドライエッチング等の加工精度を高めるためには、半導体ウェハを確実に支持しておく必要がある。半導体ウェハを支持する手段としては、静電引力によって半導体ウェハを支持する静電チャックが知られている。
静電チャックは、セラミック基板と、セラミック基板に設けられた吸着用電極及びヒータ電極と、ヒータ電極に電気的に接続されたヒータ電極端子と、金属ベースと、金属ベースを貫通して形成され、ヒータ電極端子を収容する端子穴とを備えている。例えば、特許文献1には、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を確保するため、端子穴に収容したヒータ電極端子をセラミック製の外被部(セラミック溶射被膜)で被覆した静電チャックが開示されている。
特開2003−179127号公報
ところで、静電チャックには、セラミック基板にて支持する半導体ウェハの温度分布をより均一にするため、セラミック基板を複数の領域に区分し、各領域にそれぞれヒータ電極を配置した構造のものがある。このような構造の静電チャックの場合、ヒータ電極の数が増えると、それに伴ってヒータ電極端子の数やヒータ電極端子を収容する端子穴の数が増える。
静電チャック内部に多数の端子穴が形成されると、端子穴が形成された部分において、金属ベースとセラミック基板との接触が十分に得られない。そのため、端子穴が形成された部分において、セラミック基板から金属ベースへの放熱性が低下し、局所的に温度が高くなる熱の特異点がセラミック基板上に発生する。これにより、半導体ウェハの温度分布の均一化が困難となる。
この対策として、静電チャック内部に形成する端子穴の内径を小さくすることが考えられる。ところが、前記特許文献1の静電チャックでは、端子穴に収容したヒータ電極端子を、厚みや寸法の制御が困難なセラミック溶射被膜で被覆している。そのため、端子穴の内径を小さくすること(端子穴の小径化)が困難である。
さらに、前記特許文献1の静電チャックでは、ヒータ電極端子を被覆するセラミック溶射被膜の厚みにムラが生じるため、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を十分に確保できない。また、ヒータ電極端子をセラミック溶射被膜で被覆しているため、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差によってヒータ電極端子に熱応力が発生し、ヒータ電極端子がせん断され、ヒータ電極端子に異常発熱や断線等の不具合が生じる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、端子穴の小径化が可能であり、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を確保でき、かつ、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差によるヒータ電極端子への影響を緩和できる静電チャックを提供しようとするものである。
本発明の静電チャックは、基板第1主面及び基板第2主面を有し、前記基板第1主面に被処理物を支持するセラミック基板と、該セラミック基板に設けられ、前記被処理物を吸着するための吸着用電極と、前記セラミック基板に設けられ、前記被処理物を加熱するためのヒータ電極と、該ヒータ電極に電気的に接続されたヒータ電極端子と、ベース第1主面及びベース第2主面を有し、前記ベース第1主面を前記セラミック基板の前記基板第2主面側に向けて配置された金属ベースと、該金属ベースの前記ベース第1主面と前記ベース第2主面とを貫通して形成され、前記ヒータ電極端子を収容する端子穴と、を備え、前記ヒータ電極端子は、前記セラミック基板に固定された第1端子部と、該第1端子部に連結された第2端子部と、を有し、前記端子穴内には、前記ヒータ電極端子の前記第1端子部を覆う第1絶縁管と、伸縮性を有し、前記ヒータ電極端子の前記第2端子部を覆う第2絶縁管と、が配設され、該第2絶縁管は、前記第1絶縁管の少なくとも一部を覆っている。
前記静電チャックにおいて、ヒータ電極端子は、セラミック基板に固定された第1端子部と、その第1端子部に連結された第2端子部とを有する。第2端子部は、伸縮性を有する第2絶縁管によって覆われている。そのため、例えば、第2絶縁管として伸縮性を有する薄肉の絶縁管を用いれば、端子穴内の構造を小径化できる。これにより、端子穴の小径化を図ることができる。
また、端子穴の小径化を図ることができるため、静電チャックの構造を簡素化できると共に、セラミック基板(基板第1主面)上の特異点の面積を低減できる。これにより、セラミック基板(基板第1主面)上に支持する半導体ウェハ等の被処理物の温度分布をより均一化できる。このような効果は、ヒータ電極の数が多くなればなるほど、つまりヒータ電極端子の数が多くなればなるほど有効となる。
また、ヒータ電極端子を、セラミック基板に固定される第1端子部と、第1端子部に連結される第2端子部とに分けて構成している。そのため、例えば、第2端子部を変位可能に構成することができる。そして、第2端子部を伸縮性のある第2絶縁管によって覆うことにより、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差によるヒータ電極端子への影響を緩和できる。具体的には、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差に起因する端子穴内におけるヒータ電極端子の位置ずれを吸収し、ヒータ電極端子に発生する熱応力を低減できる。また、第2絶縁管は、第1絶縁管の少なくとも一部を覆っている。そのため、第1絶縁管及び第2絶縁管によって、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を十分に確保できる。
このように、本発明によれば、端子穴の小径化が可能であり、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を確保でき、かつ、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差によるヒータ電極端子への影響を緩和できる静電チャックを提供することができる。
前記静電チャックにおいて、前記ヒータ電極端子の前記第2端子部は、前記ヒータ電極端子の軸方向に直交する方向に変位可能に構成されていてもよい。この場合には、変位可能なヒータ電極端子の第2端子部と、伸縮性を有すると共に第2端子部の変位に追従可能な第2絶縁管とによって、端子穴内におけるヒータ電極端子の位置ずれが吸収される。これにより、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差によるヒータ電極端子への影響を緩和できる。
前記第2絶縁管は、熱収縮チューブであってもよい。この場合には、ヒータ電極端子の第2端子部とその第2端子部を覆う熱収縮チューブからなる第2絶縁管とによって、端子穴内におけるヒータ電極端子の位置ずれが吸収され、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差によるヒータ電極端子への影響をより一層緩和できる。
前記ヒータ電極端子は、さらに、前記第2端子部に連結され、前記金属ベースに固定された第3端子部を有し、前記第2端子部は、前記第1端子部と前記第3端子部との間に配置されていてもよい。この場合には、ヒータ電極端子の第2端子部とその第2端子部を覆う第2絶縁管とによって、端子穴内におけるヒータ電極端子の位置ずれが吸収され、セラミック基板と金属ベースとの熱膨張差によるヒータ電極端子への影響をより一層緩和できる。
前記端子穴内には、さらに、前記ヒータ電極端子の前記第3端子部を覆う第3絶縁管が配設され、該第3絶縁管は、前記第2絶縁管の少なくとも一部を覆っていてもよい。この場合には、第1絶縁管、第2絶縁管、及び第3絶縁管によって、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性をより一層十分に確保できる。
前記金属ベースの内部には、冷却用流体を流通させる冷却流路が形成され、前記第2絶縁管は、その少なくとも一部が前記冷却流路よりも前記セラミック基板側に配設されていてもよい。セラミック基板(基板第1主面)上に支持する半導体ウェハ等の被処理物の温度分布に特に影響するのは、冷却流路よりもセラミック基板側の領域の端子穴の径である。そのため、金属ベースの冷却流路よりもセラミック基板側において、端子穴の小径化をより一層図ることができる。これにより、セラミック基板(基板第1主面)上の特異点の面積を低減する効果をさらに高めることができる。
前記静電チャックにおいて、ヒータ電極端子の第1端子部と第2端子部とは、別々の部材で構成されていてもよいし、一体的に構成されていてもよい。ヒータ電極端子の第2端子部と第3端子部とは、別々の部材で構成されていてもよいし、一体的に構成されていてもよい。
ヒータ電極端子の第1端子部は、セラミック基板に対して直接固定されていてもよいし、他の部材を介して間接的に固定されていてもよい。ヒータ電極端子の第3端子部は、金属ベースに対して直接固定されていてもよいし、他の部材を介して間接的に固定されていてもよい。
第1絶縁管は、ヒータ電極端子の第1端子部の少なくとも一部を覆っていればよい。第2絶縁管は、ヒータ電極端子の第2端子部の少なくとも一部を覆っていればよい。第3絶縁管は、ヒータ電極端子の第3端子部の少なくとも一部を覆っていればよい。ただし、第1絶縁管、第2絶縁管、及び第3絶縁管は、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を確保できるように、ヒータ電極端子の第1端子部、第2端子部、及び第3端子部を覆う必要がある。
第1絶縁管は、ヒータ電極端子の第1端子部を直接又は間接的に覆っていればよい。第2絶縁管は、ヒータ電極端子の第2端子部を直接又は間接的に覆っていればよい。第3絶縁管は、ヒータ電極端子の第3端子部を直接又は間接的に覆っていればよい。ただし、第1絶縁管、第2絶縁管、及び第3絶縁管は、ヒータ電極端子と金属ベースとの間の絶縁性を確保できるように、ヒータ電極端子の第1端子部、第2端子部、及び第3端子部を覆う必要がある。
伸縮性を有する第2絶縁管を構成する材料としては、例えば、フッ素樹脂系の熱収縮チューブ等を用いることができる。第2絶縁管の特性としては、例えば、伸び率150%以上、耐久温度100℃以上、絶縁耐電圧20kV/mm、厚み0.4mm以下等の条件が好ましい。
セラミック基板は、該セラミック基板に設けた吸着用電極に対して電圧を印加した際に生じる静電引力を用いて、被処理物を吸着できるよう構成されている。被処理物としては、半導体ウェハ、ガラス基板等が挙げられる。
セラミック基板は、例えば、積層した複数のセラミック層により構成することができる。このような構成にすると、セラミック基板の内部に各種の構造(例えば、吸着用電極、ヒータ電極等)を容易に形成することができる。
セラミック基板を構成するセラミック材料としては、例えば、アルミナ、イットリア、窒化アルミニウム、炭化ケイ素等を主成分とする焼結体を用いることができる。
金属ベースを構成する金属材料としては、チタン(Ti)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、これらの合金等を用いることができる。
吸着用電極、ヒータ電極、及びヒータ電極端子を構成する導電性材料としては、特に限定されるものではなく、一般的な導電性を有する金属等を用いることができる。ただし、吸着用電極及びヒータ電極は、同時焼成法によってこれらの導体及びセラミック基板を形成する場合、導体中の金属粉末をセラミック基板の焼成温度よりも高融点とする必要がある。導体中の金属粉末としては、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、これらの合金等を用いることができる。
セラミック基板と金属ベースとは、例えば、両者の間に接着層等を介して接合(接着)することができる。接着層を構成する材料としては、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の樹脂材料、インジウム等の金属材料等を用いることができる。
実施形態1における、静電チャックの構造を示す断面説明図である。 実施形態1における、端子穴内の構造を示す断面説明図である。 実施形態1における、セラミック基板に対するヒータ電極端子の固定構造を示す断面説明図である。 実施形態2における、端子穴内の構造を示す断面説明図である。 実施形態3における、端子穴内の構造を示す断面説明図である。 実施形態3における、セラミック基板に対するヒータ電極端子の固定構造を示す断面説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、本実施形態の静電チャック1は、基板第1主面111及び基板第2主面112を有し、基板第1主面111に半導体ウェハ(被処理物)8を支持するセラミック基板11と、セラミック基板11に設けられ、半導体ウェハ8を吸着するための吸着用電極21と、セラミック基板11に設けられ、半導体ウェハ8を加熱するためのヒータ電極31と、ヒータ電極31に電気的に接続されたヒータ電極端子5と、ベース第1主面121及びベース第2主面122を有し、ベース第1主面121をセラミック基板11の基板第2主面112側に向けて配置された金属ベース12と、金属ベース12のベース第1主面121とベース第2主面122とを貫通して形成され、ヒータ電極端子5を収容する端子穴14と、を備えている。
図2、図3に示すように、ヒータ電極端子5は、セラミック基板11に固定された第1端子部51と、第1端子部51に連結された第2端子部52と、を有する。端子穴14内には、ヒータ電極端子5の第1端子部51を覆う第1絶縁管61と、伸縮性を有し、ヒータ電極端子5の第2端子部52を覆う第2絶縁管62と、が配設されている。第2絶縁管62は、第1絶縁管61の少なくとも一部を覆っている。以下、この静電チャック1について詳細に説明する。
図1に示すように、静電チャック1は、半導体製造装置に用いられ、被処理物である半導体ウェハ8を吸着支持する装置である。静電チャック1は、セラミック基板11、金属ベース12、接着層13等を備えている。セラミック基板11と金属ベース12とは、両者の間に配置された接着層13を介して接合されている。
本実施形態では、セラミック基板11側を上側、金属ベース12側を下側とする。上下方向とは、セラミック基板11と金属ベース12との積層方向であり、セラミック基板11及び金属ベース12の厚み方向である。
同図に示すように、セラミック基板11は、半導体ウェハ8を吸着支持する部材である。セラミック基板11は、基板第1主面111及び基板第2主面112を有し、円板状に形成されている。セラミック基板11の基板第1主面111は、半導体ウェハ8を吸着する吸着面である。セラミック基板11は、複数のセラミック層(図示略)を積層して構成されている。各セラミック層は、アルミナを主成分とするアルミナ質焼結体からなる。
セラミック基板11の内部には、吸着用電極21及びヒータ電極(発熱体)31が配置されている。吸着用電極21は、セラミック基板11の内部において、略同一平面上に配置されている。吸着用電極21は、直流高電圧を印加することにより静電引力を発生する。この静電引力により、半導体ウェハ8をセラミック基板11の基板第1主面(吸着面)111に吸着して支持する。吸着用電極21は、タングステンからなる。
ヒータ電極31は、セラミック基板11の内部において、吸着用電極21よりも下方側(金属ベース12側)に配置されている。ヒータ電極31は、セラミック基板11の内部において、略同一平面上に配置されている。ヒータ電極31は、タングステンからなる。吸着用電極21及びヒータ電極31を構成する材料としては、前述のタングステンの他、モリブデン、これらの合金等を用いることができる。
本実施形態において、セラミック基板11は、4つの加熱領域を有する。具体的に、セラミック基板11は、中心部を含む第1加熱領域113aと、第1加熱領域113aの外側を覆う第2加熱領域113bと、第2加熱領域113bの外側を覆う第3加熱領域113cと、第3加熱領域113cの外側を覆う第4加熱領域113dとを有する。第1加熱領域113a〜第4加熱領域113dは、同心円状に設けられている。
ヒータ電極31は、セラミック基板11の第1加熱領域113aに配置された第1ヒータ電極31aと、セラミック基板11の第2加熱領域113bに配置された第2ヒータ電極31bと、セラミック基板11の第3加熱領域113cに配置された第3ヒータ電極31cと、セラミック基板11の第4加熱領域113dに配置された第4ヒータ電極31dとを有する。
第1加熱領域113a〜第4加熱領域113dは、それぞれ独立して温度制御が可能に構成されている。すなわち、第1加熱領域113a〜第4加熱領域113dに配置された第1ヒータ電極31a〜第4ヒータ電極31dは、それぞれ独立して温度制御が可能に構成されている。
金属ベース12は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる金属製の冷却用部材(クーリングプレート)である。金属ベース12は、ベース第1主面121及びベース第2主面122を有し、円板状に形成されている。金属ベース12は、セラミック基板11の下方側に配置されている。金属ベース12の内部には、冷却用流体(例えば、フッ素化液、純水等)を流通させる冷却流路123が設けられている。
接着層13は、セラミック基板11と金属ベース12との間に配置されている。接着層13は、シリコーン樹脂からなる接着剤により構成されている。セラミック基板11と金属ベース12とは、接着層13を介して接合されている。
同図に示すように、セラミック基板11の基板第2主面112には、凹状の8つの端子凹部114が形成されている。金属ベース12には、ベース第1主面121とベース第2主面122との間を貫通する8つの貫通孔124が形成されている。各貫通孔124は、それぞれセラミック基板11の端子凹部114に連通している。連通する端子凹部114及び貫通孔124により、ヒータ電極端子5を収容する端子穴14が構成されている。
セラミック基板11の各端子凹部114の底面には、それぞれ端子パッド41が設けられている。各端子パッド41は、タングステン等からなる導電層(金属層)により構成されている。端子パッド41の表面には、Niめっき処理が施されている。
各端子穴14内には、それぞれヒータ電極端子5が収容されている。各ヒータ電極端子5は、セラミック基板11の内部に設けられたビア32、ドライバー層33、ビア34、端子凹部114の端子パッド41を介して、ヒータ電極31(第1ヒータ電極31a〜第4ヒータ電極31d)に電気的に接続されている。
なお、図示を省略したが、静電チャック1の内部には、吸着用電極21に電気的に接続された吸着用電極端子を収容する端子穴(端子凹部、貫通孔)が形成されている。吸着用電極端子は、セラミック基板11の内部に設けられたビア、端子凹部の端子パッド等を介して、吸着用電極21に電気的に接続されている。
また、同じく図示を省略したが、静電チャック1の内部には、半導体ウェハ8を冷却するヘリウム等の冷却用ガスの供給通路となる冷却用ガス供給路が設けられている。セラミック基板11の基板第1主面(吸着面)111には、冷却用ガス供給路が開口して形成された複数の冷却用開口部(図示略)及びその冷却用開口部から供給された冷却用ガスがセラミック基板11の基板第1主面(吸着面)111全体に広がるように形成された環状の冷却用溝部(図示略)が設けられている。
次に、端子穴14内のヒータ電極端子5等の構造について説明する。本実施形態では、1つの端子穴14内のヒータ電極端子5等の構造について説明し、同様の構造である他の端子穴14内のヒータ電極端子5等の構造については説明を省略する。
図2、図3に示すように、静電チャック1の端子穴14内には、金属製のヒータ電極端子5が収容されている。端子穴14(具体的には金属ベース12の貫通孔124)の内壁面には、アルマイト等の陽極酸化処理が施され、陽極酸化皮膜125が形成されている。なお、端子穴14の内径D2は、約5.5mmである。
ヒータ電極端子5は、第1端子部51と、第2端子部52と、第3端子部53とを有する。第1端子部51、第2端子部52、及び第3端子部53は、それぞれ別々の部材で構成されている。
第1端子部51は、セラミック基板11に対して固定された柱状の金属端子である。第1端子部51は、小径部51aと大径部51bとを有する。小径部51aは、セラミック基板11の端子凹部114の端子パッド41に対して、ろう材42を用いたろう付けにより接合されている。これにより、第1端子部51は、端子パッド41に対して電気的に接続されている。なお、端子パッド41の外径は、約3.2mmである。大径部51bには、軸方向に沿って窪んだ連結凹部511が設けられている。連結凹部511内には、後述する第2端子部52の第1連結凸部521が挿入配置されている。なお、大径部51bの外径D1は、約4mmである。
第2端子部52は、第1端子部51と第3端子部53との間に配置された金属製のマルチコンタクトである。第2端子部52は、軸方向の一方側(セラミック基板11側)に突出した柱状の第1連結凸部521と、軸方向の他方側に突出した柱状の第2連結凸部522とを有する。第1連結凸部521は、第1端子部51の連結凹部511内に挿入配置されている。第1連結凸部521は、ネジ止め等により連結凹部511に固定されている。第2連結凸部522は、弾性体を含む偏心可能なオス端子であって、後述する第3端子部53の第1連結凹部531内に挿入配置されている。
第2端子部52は、第1端子部51に連結され、かつ、第1端子部51に電気的に接続されている。第2端子部52は、第3端子部53に連結され、かつ、第3端子部53に電気的に接続されている。第2端子部52は、第1端子部51と第3端子部53との間において、ヒータ電極端子5の軸方向に直交する方向に変位可能に構成されている。
第3端子部53は、金属ベース12に対して固定された柱状の金属端子である。第3端子部53の一方側(セラミック基板11側)の端部には、軸方向に沿って窪んだ第1連結凹部531が設けられている。第1連結凹部531内には、第2端子部52の第2連結凸部522が挿入配置されている。第3端子部53の他方側の端部には、軸方向に沿って窪んだ第2連結凹部532が設けられている。第2連結凹部532内には、半導体製造装置側の電源コントローラーと電気的に接続されたマルチコンタクト(図示略)が挿入配置される。
端子穴14内には、電気的な絶縁性を有する第1絶縁管61と、第2絶縁管62と、第3絶縁管63と、第4絶縁管64とが配設されている。第1絶縁管61、第2絶縁管62、第3絶縁管63、及び第4絶縁管64は、それぞれ別々の部材で構成されている。
第1絶縁管61は、アルミナ等からなる筒状の絶縁スリーブである。第1絶縁管61の外径は、約4mmである。第1絶縁管61の厚みは、約0.3mmである。第1絶縁管61は、ヒータ電極端子5の第1端子部51を直接覆うように配置されている。第1絶縁管61の一方側(セラミック基板11側)の端部は、セラミック基板11の端子凹部114内を密閉するように配置されている。端子凹部114内は、シリコーン樹脂等からなる接着剤43により封止されている。
第2絶縁管62は、フッ素樹脂系の熱収縮チューブ等からなる筒状の絶縁チューブである。第2絶縁管62の厚みは、約0.3mmである。第2絶縁管62は、伸縮自在で変形可能に構成されている。第2絶縁管62は、ヒータ電極端子5の第2端子部52を直接又は間接的に覆うように配置されている。
具体的には、第2絶縁管62は、第1絶縁管61の外周面の一部を密着して覆っている。また、第2絶縁管62は、ヒータ電極端子5の第2端子部52における外部に露出している部分を外側から覆っている。また、第2絶縁管62は、ヒータ電極端子5の第3端子部53の外周面の一部を密着して覆っている。なお、第2絶縁管62の一部は、金属ベース12の冷却流路123よりも上側(セラミック基板11側)に配置されている。
第1絶縁管61における外部に露出している部分(第2絶縁管62に覆われていない部分)と金属ベース12との間には、隙間が形成されている。また、第2絶縁管62(後述する第3絶縁管63に覆われている部分を除く)と金属ベース12との間には、隙間が形成されている。隙間を有することにより、端子穴14内におけるヒータ電極端子5の位置ずれが生じた場合でも、ヒータ電極端子5が金属ベース12に接触することを抑制できる。
第3絶縁管63は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等からなる筒状の絶縁ブッシュである。第4絶縁管64は、PEEK等からなる環状の絶縁ブッシュである。第3絶縁管63及び第4絶縁管64は、ヒータ電極端子5の第3端子部53を直接又は間接的に覆うように配置されている。
具体的には、第3絶縁管63は、第2絶縁管62の外周面の一部を外側から覆っている。第3絶縁管63及び第4絶縁管64は、ヒータ電極端子5の第3端子部53における外部に露出している部分を外側から覆っている。第3絶縁管63及び第4絶縁管64は、ヒータ電極端子5と金属ベース12との間に配置されている。第3絶縁管63及び第4絶縁管64は、金属ベース12の冷却流路123よりも下側に配置されている。
第3絶縁管63は、ヒータ電極端子5の第3端子部53に設けられたネジ部631に固定されている。第4絶縁管64は、ネジ部641によって金属ベース12に固定されている。第3絶縁管63は、金属ベース12に固定された第4絶縁管64と端子穴14(貫通孔124)の内壁面との間に挟持されている。ヒータ電極端子5は、第3絶縁管63及び第4絶縁管64を介して、金属ベース12に固定されている。
次に、本実施形態の静電チャック1の作用効果について説明する。
本実施形態の静電チャック1において、ヒータ電極端子5は、セラミック基板11に固定された第1端子部51と、その第1端子部51に連結された第2端子部52とを有する。第2端子部52は、伸縮性を有する第2絶縁管62によって覆われている。そのため、本実施形態のように、第2絶縁管62として伸縮性を有する薄肉の絶縁管を用いれば、端子穴14内の構造を小径化できる。これにより、端子穴14の小径化を図ることができる。
また、端子穴14の小径化を図ることができるため、静電チャック1の構造を簡素化できると共に、セラミック基板11(基板第1主面111)上の特異点の面積を低減できる。これにより、セラミック基板11(基板第1主面111)上に支持する半導体ウェハ(被処理物)8の温度分布をより均一化できる。このような効果は、ヒータ電極31の数が多くなればなるほど、つまりヒータ電極端子5の数が多くなればなるほど有効となる。
また、ヒータ電極端子5を、セラミック基板11に固定される第1端子部51と、第1端子部51に連結される第2端子部52とに分けて構成している。そのため、本実施形態のように、第2端子部52を変位可能に構成することができる。そして、第2端子部52を伸縮性のある第2絶縁管62によって覆うことにより、セラミック基板11と金属ベース12との熱膨張差によるヒータ電極端子5への影響を緩和できる。具体的には、セラミック基板11と金属ベース12との熱膨張差に起因する端子穴14内におけるヒータ電極端子5の位置ずれを吸収し、ヒータ電極端子5に発生する熱応力を低減できる。また、第2絶縁管62は、第1絶縁管61の少なくとも一部を覆っている。そのため、第1絶縁管61及び第2絶縁管62によって、ヒータ電極端子5と金属ベース12との間の絶縁性を十分に確保できる。
また、本実施形態の静電チャック1において、ヒータ電極端子5の第2端子部52は、ヒータ電極端子5の軸方向に直交する方向に変位可能に構成されている。また、第2絶縁管62は、熱収縮チューブである。そのため、変位可能なヒータ電極端子5の第2端子部52と、伸縮性を有すると共に第2端子部52の変位に追従可能な第2絶縁管62とによって、端子穴14内におけるヒータ電極端子5の位置ずれが吸収される。これにより、セラミック基板11と金属ベース12との熱膨張差によるヒータ電極端子5への影響を緩和できる。
また、ヒータ電極端子5は、さらに、第2端子部52に連結され、金属ベース12に固定された第3端子部53を有し、第2端子部52は、第1端子部51と第3端子部53との間に配置されている。そのため、ヒータ電極端子5の第2端子部52とその第2端子部52を覆う第2絶縁管62とによって、端子穴14内におけるヒータ電極端子5の位置ずれが吸収され、セラミック基板11と金属ベース12との熱膨張差によるヒータ電極端子5への影響をより一層緩和できる。
また、端子穴14内には、さらに、ヒータ電極端子5の第3端子部53を覆う第3絶縁管63が配設され、第3絶縁管63は、第2絶縁管62の少なくとも一部を覆っている。そのため、第1絶縁管61、第2絶縁管62、及び第3絶縁管63によって、ヒータ電極端子5と金属ベース12との間の絶縁性をより一層十分に確保できる。
また、金属ベース12の内部には、冷却用流体を流通させる冷却流路123が形成され、第2絶縁管62は、その少なくとも一部が冷却流路123よりもセラミック基板11側に配設されている。セラミック基板11(基板第1主面111)上に支持する半導体ウェハ8の温度分布に特に影響するのは、冷却流路123よりもセラミック基板11側の領域の端子穴14の径である。そのため、金属ベース12の冷却流路123よりもセラミック基板11側において、端子穴14の小径化をより一層図ることができる。これにより、セラミック基板11(基板第1主面111)上の特異点の面積を低減する効果をさらに高めることができる。
このように、本実施形態によれば、端子穴14の小径化が可能であり、ヒータ電極端子5と金属ベース12との間の絶縁性を確保でき、かつ、セラミック基板11と金属ベース12との熱膨張差によるヒータ電極端子5への影響を緩和できる静電チャック1を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、図4に示すように、静電チャック1において、ヒータ電極端子5の第2端子部52の構成を変更した例である。なお、実施形態1と同様の構成及び作用効果については説明を省略する。
同図に示すように、ヒータ電極端子5の第2端子部52は、複数の導体(導線)を撚り合わせて構成された撚り線である。第2端子部52の一端部は、第1端子部51の連結凹部511内に挿入配置されている。第2端子部52の他端部は、第3端子部53の第1連結凹部531内に挿入配置されている。
第2端子部52は、第1端子部51に連結され、かつ、第1端子部51に電気的に接続されている。第2端子部52は、第3端子部53に連結され、かつ、第3端子部53に電気的に接続されている。第2端子部52は、第1端子部51と第3端子部53との間において、ヒータ電極端子5の軸方向に直交する方向に変位可能に構成されている。
本実施形態の場合には、撚り線により構成された、変位可能なヒータ電極端子5の第2端子部52と、伸縮性を有すると共に第2端子部52の変位に追従可能な第2絶縁管62とによって、端子穴14内におけるヒータ電極端子5の位置ずれが吸収され、セラミック基板11と金属ベース12との熱膨張差によるヒータ電極端子5への影響を緩和できる。もちろん、端子穴14の小径化を図ることができ、ヒータ電極端子5と金属ベース12との間の絶縁性を十分に確保できる。
(実施形態3)
本実施形態は、図5、図6に示すように、静電チャック1において、ヒータ電極端子5の構成を変更した例である。なお、実施形態1と同様の構成及び作用効果については説明を省略する。
同図に示すように、ヒータ電極端子5(第1端子部51、第2端子部52、第3端子部53)は、一体的に形成されている。すなわち、第1端子部51と第2端子部52とは、一体的に構成されている。第2端子部52と第3端子部53とは、一体的に形成されている。ヒータ電極端子5は、無酸素銅からなる。ヒータ電極端子5の表面には、Niめっき処理が施されている。
第1端子部51は、軸方向に沿って略同径に形成されている。第2端子部52は、第1端子部51及び第3端子部53よりも外径が小さく、軸方向の中央部分がくびれた細径部523を有する。細径部523の外径は、約1.5mmである。なお、第1端子部51の外径D3は、約2mmである。第3端子部53の外径は、約4mmである。
第1絶縁管61の上端には、外側に突出する突出部611が設けられている。第1絶縁管61の突出部611は、セラミック基板11の端子凹部114内を密閉するように配置されている。端子凹部114内は、接着剤43により封止されている。なお、第1絶縁管61の厚みは、約0.3mmである。端子穴14の内径D2は、約4.5mmである。
本実施形態の場合には、ヒータ電極端子5の第1端子部51、第2端子部52、及び第3端子部53を、柔軟性を有する金属材料で一体的に構成したことにより、ヒータ電極端子5の構造を簡素化でき、ヒータ電極端子5の小径化を図ることができる。これにより、端子穴14の小径化を図ることができる。
また、ヒータ電極端子5の第2端子部52に、くびれ形状の細径部523を設けたことにより、第2端子部52をより変位可能な構成とし、端子穴14内におけるヒータ電極端子5の位置ずれがさらに吸収され、セラミック基板11と金属ベース12との熱膨張差によるヒータ電極端子5への影響をより一層効果的に緩和できる。もちろん、第1絶縁管61〜第4絶縁管64によって、ヒータ電極端子5と金属ベース12との間の絶縁性を十分に確保できる。
(その他の実施形態)
本発明は、前述の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)前述の実施形態では、複数のヒータ電極端子5のうち、すべてのヒータ電極端子5について、本発明の構造を採用したが、これに限定されるものではなく、一部のヒータ電極端子5について、本発明の構造を採用してもよい。また、吸着用電極21に電気的に接続される吸着用電極端子(図示略)に対して、本発明のヒータ電極端子5の構造と同様の構造を採用してもよい。
(2)前述の実施形態では、セラミック基板11は、4つの加熱領域(第1加熱領域113a〜第4加熱領域113d)を有するが、加熱領域の数は、これに限定されるものではない。加熱領域の数が増えるとヒータ電極31の数も増え、それに伴ってヒータ電極端子5の数も増えるため、本発明を採用することによる効果が大きくなる。もちろん、セラミック基板11が複数の加熱領域に区分されていない構成であっても、本発明のヒータ電極端子5の構造を採用することができる。
1…静電チャック
11…セラミック基板
111…基板第1主面
112…基板第2主面
12…金属ベース
121…ベース第1主面
122…ベース第2主面
14…端子穴
21…吸着用電極
31…ヒータ電極
5…ヒータ電極端子
51…第1端子部
52…第2端子部
61…第1絶縁管
62…第2絶縁管
8…半導体ウェハ(被処理物)

Claims (6)

  1. 基板第1主面及び基板第2主面を有し、前記基板第1主面に被処理物を支持するセラミック基板と、
    該セラミック基板に設けられ、前記被処理物を吸着するための吸着用電極と、
    前記セラミック基板に設けられ、前記被処理物を加熱するためのヒータ電極と、
    該ヒータ電極に電気的に接続されたヒータ電極端子と、
    ベース第1主面及びベース第2主面を有し、前記ベース第1主面を前記セラミック基板の前記基板第2主面側に向けて配置された金属ベースと、
    該金属ベースの前記ベース第1主面と前記ベース第2主面とを貫通して形成され、前記ヒータ電極端子を収容する端子穴と、を備え、
    前記ヒータ電極端子は、前記セラミック基板に固定された第1端子部と、該第1端子部に連結された第2端子部と、を有し、
    前記端子穴内には、前記ヒータ電極端子の前記第1端子部を覆う第1絶縁管と、伸縮性を有し、前記ヒータ電極端子の前記第2端子部を覆う第2絶縁管と、が配設され、
    該第2絶縁管は、前記第1絶縁管の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする静電チャック。
  2. 前記ヒータ電極端子の前記第2端子部は、前記ヒータ電極端子の軸方向に直交する方向に変位可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の静電チャック。
  3. 前記第2絶縁管は、熱収縮チューブであることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電チャック。
  4. 前記ヒータ電極端子は、さらに、前記第2端子部に連結され、前記金属ベースに固定された第3端子部を有し、前記第2端子部は、前記第1端子部と前記第3端子部との間に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の静電チャック。
  5. 前記端子穴内には、さらに、前記ヒータ電極端子の前記第3端子部を覆う第3絶縁管が配設され、該第3絶縁管は、前記第2絶縁管の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする請求項4に記載の静電チャック。
  6. 前記金属ベースの内部には、冷却用流体を流通させる冷却流路が形成され、前記第2絶縁管は、その少なくとも一部が前記冷却流路よりも前記セラミック基板側に配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の静電チャック。
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