JP2016142938A - 光学部品の調整装置及び光学部品の調整方法 - Google Patents

光学部品の調整装置及び光学部品の調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光学部品の位置調整を高精度にかつ効率良く実施する。【解決手段】 光学部品の調整装置1は、光学センサ2が実装された基板3と、基板3上に配置されたレンズ4を独立して移動可能に支持する。調整用チャート24を撮影した画像に基づいてレンズ4のみを移動させて光学センサ2とレンズ4の光軸を一致させた後、ハーフミラー23に移した基板3の画像を撮像する。画像中心と光学センサ2の中心が一致するように光学センサ2とレンズ4のそれぞれの位置を補正すことにより、光学センサ2が撮影位置のずれを修正する。【選択図】図1

Description

本発明は、光学部品の調整装置及び光学部品の調整方法に関する。
基板上にCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などを使用した撮像用のセンサとレンズが実装されたデバイスの生産ラインでは、センサが撮像対象を正しく撮影できるように、基板上のセンサの位置や、レンズの位置を調整する工程が実施される。このような工程に使用されるセンサの調整方法では、例えば、センサを移動可能に配置した状態でテストチャートをセンサの光軸上に配置し、テストチャートの像に基づいてセンサを原点位置から移動させる。また、別の調整方法では、センサが基板に実装された状態で実施させる。例えば、センサでテストチャートの画像を取得する。制御装置は、調整用チャートの中心とセンサの中心とを結ぶ直線上にレンズの中心が配置されるようにレンズの位置を調整する。この調整方法では、レンズの位置を調整した後、センサで撮影したテストチャートの画像の歪みが小さくなるようにセンサを実装した基板の位置を調整する。レンズ及びセンサの調整が終了したら、レンズを基板に固定する。
特開2009−139877号公報 特開2013−222158号公報
しかしながら、センサや、レンズ、基板が小型化すると、基板の寸法誤差や、基板に対するセンサの実装位置のずれ、基板やテストチャートの設定位置のずれなどに起因して、テストチャートと基板や、センサ、レンズの間に位置ずれが生じることがある。例えば、基板の中心からずれた位置にテストチャートが配置された場合、テストチャートの中心がセンサの撮像視野の中心に合うようにレンズを調整すると、センサ及びレンズが本来の中心位置からずれた場所を撮像するように調整されてしまう。この結果、このようなセンサ及びレンズが実装されたデバイスは、本来の撮像位置を正確に撮像することができなくなる。また、基板に照明用の発光素子が実装される場合には、発光素子が照明する領域の中心と、センサの撮像中心とがずれてしまう。
また、最初に基板に対するレンズの位置を調整した後、テストチャートの画像の歪みが小さくなるようにセンサの位置を調整する方法は、レンズが歪を有しない場合には有効であるが、レンズ自体が台形歪特性等を有する場合には、画像の調整が困難である。そして、レンズ位置を調整しても画像の歪みを解消できない場合には、最初のレンズ位置の調整工程に戻り、レンズ位置の調整とセンサ位置の調整を順番に繰り返す必要があった。
本発明は、一つの側面として、微小なレンズやセンサを高精度に、かつ効率良く基板に実装できるようにすることを目的とする。
実施形態の一観点によれば、光学センサを実装した基板を移動可能に載置する基板移動装置と、前記基板上に配置したレンズを前記光学センサに対して移動可能に支持するレンズ移動装置と、前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置されるパターンと、前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置されるミラーと、前記基板及び前記レンズの移動量と、前記光学センサの撮像を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記光学センサで前記パターンを撮像して得られる第1の画像の中心と、前記第1の画像内の前記パターンの中心を一致させる前記レンズの位置の補正値を算出すると共に、前記ミラーに映る前記基板を撮影した第2の画像の中心と、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を画像中心に一致させる前記レンズ及び前記光学センサのそれぞれの位置の補正値を算出するように構成したことを特徴とする光学部品の調整装置が提供される。
また、実施形態の別の観点によれば、光学センサを実装した基板を水平移動可能な基板移動装置上に載置し、前記基板上にレンズを前記光学センサに対して移動可能に配置し、前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置したパターンを、前記レンズを通して前記光学センサで撮像して第1の画像を取得し、前記基板の位置を固定して前記レンズの位置を移動させ、前記第1の画像中の前記パターンの中心と前記第1の画像の中心を一致させ、前記第1の画像中の前記パターンの中心と前記第1の画像の中心を一致させた後、前記光学センサに対向する位置に配置したミラーに映る前記基板の像を、前記レンズを通して前記光学センサで撮影して第2の画像として取得し、前記第2の画像中の前記光学センサの中心と前記第2の画像の中心のずれ量を算出し、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を前記第2の画像の中心に一致させる前記光学センサの位置の補正量と、前記レンズの位置の補正量を算出し、前記光学センサ及び前記レンズをそれぞれ前記光学センサの位置の補正量及び前記レンズの位置の補正量だけ移動させ、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を前記第2の画像の中心に一致させることを特徴とする光学部品の調整方法が提供される。
基板に実装した光学センサと光学センサを覆うレンズの位置を高速に調整できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整装置の概略構成の一例を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整装置の調整対象となる光学センサとレンズの一例を分解して示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整方法の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整方法において、(a)は調整前、(b)調整後の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整方法において光軸が傾いている状態の一例を説明する図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整方法において光学センサ及びレンズの位置補正を行う工程の一例を説明する図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整方法においてミラーに映った画像の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る光学部品調整装置の変形例の概略構成を示す図である。
発明の目的及び利点は、請求の範囲に具体的に記載された構成要素及び組み合わせによって実現され達成される。
前述の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、典型例及び説明のためのものであって、本発明を限定するためのものではない。
図1に概略構成を示すように、光学部品調整装置1は、基板3を載置する基板移動装置10を有する。基板3には、光学センサ2が実装されており、レンズ4が位置決めして固定される。光学部品調整装置1の基板移動装置10は、基板3を位置決めするホルダ11と、基板3を水平の2方向に(XY方向)に移動させるステージ12とを有する。また、基板移動装置10の上方には、レンズ4を把持する把持片13が配置されている。把持片13は、レンズ移動装置14に連結されている。レンズ移動装置14は、例えば、XYの2方向に把持片13を移動させるステージを有する。
さらに、基板移動装置10及び把持片13の上方には、調整用チャートミラー21が配置されている。調整用チャートミラー21の上方には、透過照明部22が配置されている。調整用チャートミラー21と透過照明部22が不図示の支持部材によって固定されている。調整用チャートミラー21は、ハーフミラー23の下面にテスト用のパターンである調整用チャート24が蒸着等の方法を使用して形成されている。また、光学部品調整装置1には、調整用チャートミラー23を下方から照明する反射照明部25が設けられている。
各移動装置10,14や各照明部22,25は、装置制御部26に接続されている。装置制御部26は、基板3やレンズ4の移動量の制御や、各照明部22,25のON、OFFの切り替えなどを実行するように構成されている。装置制御部26は、制御装置27に接続されている。制御装置27は、装置制御部26との間でデータの授受を行うことで、光学センサ2による画像取得や、光学センサ2で取得した画像データの処理や、移動装置10,14の位置制御などを実行するコンピュータである。
ここで、図1と、図2の分解図に示すように、基板3は、不図示の配線が表面層などに形成され、素子等が実装可能な構成を有する。このような基板3としては、例えばプリント基板がある。また、基板3に実装される光学部品である光学センサ2には、撮像素子、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)が使用される。また、光学部品であるレンズ4は、例えば、光学素子であるレンズ本体4Aが筒体4Bに支持されている。また、基板3上には、LED(light emitting diode)などの照明装置5を実装することが可能である。なお、照明装置5は、必須の構成要素ではない。また、以降の説明する光学部品の調整方法において、照明装置5が反射照明部25の代わりに使用されても良い。
次に、光学部品の調整方法について説明する。なお、以下において、光学センサ2は、センサ基板3の中心に実装されているものとして説明する。即ち、基板3の中心は、光学センサ2の中心と同一し、基板3の移動量及び位置の補正値は、光学センサ2の移動量及び位置の補正値に等しい。
また、光学部品の調整に先立って、光学センサ2が実装された基板3を基板移動装置10のホルダ11上に位置決めして載置する。続いて、作業者又は、不図示のロボットが、光学センサ2を覆うようにレンズ4を基板3上に配置する。続いて、制御装置27が制御信号を出力して一対の把持片13を閉じさせると、レンズ4が基板3に対して位置決めされる。
図3のフローチャートのステップS101に示すように、最初に、レンズ4の光軸のずれを補正するチャート撮像調整工程が実施される。制御装置27からの指令に基づいて透過照明部22が調整用チャートミラー21を上方から下向きに照明する。一方、反射照明部25は、消灯させる。調整用チャート24が背面から照明されることにより、調整用チャートミラー21の下面に調整用チャート24が光学センサ2で撮像可能になる。制御装置27は、装置制御部26に制御信号を出力し、ホルダ11上の基板3に撮像を指示する信号を入力する。これにより、基板3上の光学センサ2が、レンズ4を通した調整用チャート24の画像(第1の画像)を撮影する。光学センサ2は、調整用チャート24の画像データを、装置制御部26を介して制御装置27に出力する。
制御装置27は、光学センサ2から出力された画像データを受け取り、画像処理することにより、光学センサ2がレンズ4を通して撮影した調整用チャート24の画像を作成する。さらに、制御装置27は、画像処理によって、画像の中心と調整用チャート24の中心とのずれ量を算出する。続いて、制御装置27は、ずれ量がゼロになるレンズ4の位置を補正値として算出し、装置制御部26に出力する。装置制御部26は、基板3を固定した状態でレンズ移動装置14を駆動させ、補正値に相当する距離及び方向に一対の把持片13を移動させる。これにより、把持片13に把持されたレンズ4の位置が調整され、調整用チャート24の中心と撮像中心が一致する画像が撮像可能になる。
次のステップS102では、光学センサ2の位置ずれを補正する自己像撮像調整工程が実施される。制御装置27は、透過照明部22を消灯し、反射照明部25を点灯させる。調整用チャートミラー21は、反射照明部25からの光を反射することにより、ミラーとして機能する。これにより、光学センサ2は、調整用チャート24の代わりにレンズ4を通して自身の画像を取得できるようになる。前記と同様に、光学センサ2は、制御装置27の指令に基づいて調整用チャートミラー21に映る基板3の画像(第2の画像)を取得し、画像データを制御装置27に出力する。
制御装置27は、光学センサ2で撮像した光学センサ2自身の画像に基づいて基板3の中心を算出する。基板3の中心は、基板3上に予め配置された不図示の位置決め用のマーカや、光学センサ2、照明装置5、他の素子の位置、配線の位置などを調べることにより算出できる。制御装置27は、画像の中心から基板3の中心のずれ量を光学センサ2の位置ずれ量とみなし、位置ずれ量をゼロにする補正値を算出する。
この後、ステップS103で、補正後の光軸を確認するチャート撮像確認工程が実施される。制御装置27は、透過照明部22を点灯し、反射照明部25を消灯させる。この状態で、透過光で照明された調整用チャート24を光学センサ2が撮像し、制御装置27はチャート中心と撮像中心との差分を算出する。そして、ステップS104で、制御装置27は、差分と予め定められた規定値とを比較し、差分が規定値以内である場合に、調整完了として調整処理を終了する。この場合は、調整された位置でレンズ4が基板3に固定される。一方、ステップS104で、差分が規定値より大きい場合には、ステップS101に戻り、前記の処理を繰り返す。
ここで、図4から図7を参照して補正値に計算方法の一例を説明する。図4及び図7は、光学センサ2で撮影した画像の一例を示す。図5及び図6は、X方向の基板3やレンズ4の位置ずれを修正する工程を模式的に示している。
まず、ステップS101のチャート撮像調整工程では、制御装置27が、レンズ移動装置14の把持片13を図1に矢印で示すように移動させる。例えば、図4(a)に示す第1の画像51のように、調整用チャート24の中心と第1の画像51の中心がずれていた場合、制御装置27は、2つの中心のずれ量をゼロにするようなレンズ4の位置の補正値を算出する。補正値のデータは、制御装置27から装置制御部26に送信され、装置制御部26が基板3を固定した状態でレンズ移動機構14を駆動させ、レンズ4を補正値に相当する距離及び方向に移動させる。これにより、レンズ4と光学センサ2の相対的な位置が調整され、光学センサ2の中心と調整用チャート24の中心を通る光軸上にレンズ4の中心が配置される。この結果、図4(b)に示すように、光学センサ2で取得した第1の画像51の中心に調整用チャート24の中心が配置される。
しかしながら、光学センサ2や、基板3、調整用チャートミラー21などの位置ずれに起因して、調整用チャート24が光学センサ2の真上からずれた位置に配置されることがある。光学センサ2の中心と調整用チャート24の中心が最初からずれていた場合には、画像中では光学センサ2の撮像中心と調整用チャート24の中心は一致するが、実際には両者の中心が一致しなくなる。
即ち、図5に一例を示すように、光学センサ2中心の真上に、調整用チャート24の中心が配置されていない場合、ステップS101のレンズ4の位置調整を行うと、光学センサ2の光軸C1が鉛直上向きのZ軸に対して傾斜してしまい、光学センサ2で正しく真上の画像を撮影できなくなる。
そこで、続くステップS102の自己像撮像調整工程で、図6に示すように、光学部品調整装置1は、調整用チャートミラー21を反射照明部25で照明し、ハーフミラー23に映る基板3の画像を光学センサ2で撮影する。光軸C1がZ軸に対してずれている場合には、図7に一例を示すような第2の画像52が得られる。第2の画像52では、第2の画像52中の光学センサ2(基板3)の中心P1が、第2の画像52の中心P2から、X方向にΔdxだけずれている。
制御装置27は、光学センサ2が取得した自身の第2の画像52から、基板3の中心P1と、第2の画像52の中心P2のずれ量を画像処理により算出する。基板3の中心P1と、第2の画像52の中心P2のずれ量は、例えば、X方向成分とY方向成分に分解して、それぞれ求まる。まず、基板3の中心P1が、画像の中心P2に対してX方向にΔdxだけずれていた場合、基板3の補正量LSxと、レンズ4の補正量LLxは、それぞれ、
LSx=Δd−αx×(Δdx/レンズ倍率)
LLx=βx×(Δdx/レンズ倍率)
となる。αx、βxは、各移動装置10,14などの機構の特性や、光学センサ2や調整用チャート24の配置などによって決まる係数である。
なお、第2の画像52の中心P2がY方向にΔdyだけずれていた場合、基板3の補正量LSxと、レンズ4の補正量LLxは、それぞれ、
LSy=Δd−αy×(Δdy/レンズ倍率)
LLy=βy×(Δdy/レンズ倍率)
となる。αx、βxは、移動装置10,14などの機構の特性や、光学センサ2や調整用チャート24の配置などによって決まる係数である。
制御装置27は、補正値に応じた制御信号を装置制御部26に出力し、基板移動装置10を駆動させ、基板3の位置を基板補正量LSx、LSyだけ移動させる。これと同時に、制御装置27は、レンズ移動装置14を駆動させ、レンズ4の位置をレンズ補正量LLx、LLyだけ移動させる。これにより、図1に示すように、光学センサ2が、調整用チャート24の中心、即ち光学センサ2の真上を撮像するように、レンズ4と基板3の位置が調整される。
この実施の形態では、最初に調整用チャート24に使用してレンズ4のみを移動させてチャート中心と、レンズ4の中心と、光学センサ2の中心が同一の光軸上に配置されるように調整する。この後、基板3の画像からレンズ4及び基板3の両方を独立して移動させることにより、光学センサ2及びレンズ4の位置を調整する。最初の調整工程で光学センサ2とレンズ4の光軸を一致させていることから、ハーフミラー23に映る自身の画像の中心位置のずれからレンズ4の位置から光学センサ2の位置を推定できるので、光学センサ2及びレンズ4のそれぞれの補正量を算出できる。これにより、少ない工数で、レンズ調整後の画像中心と光学センサ2の中心を一致させることが可能になり、光学センサ2の撮像位置が正しくなるように調整できる。また、光学センサ2の位置ずれを検出するために別のカメラ等を使用する必要がなくなり、調整作業を簡略化、かつ効率化できる。調整用チャートミラー21の照明方法を切り換えることにより、第1の画像51と第2の画像52を取得できるようにしたので、作業効率が向上する。
なお、基板3の形状や、光学センサ2の実装位置によっては、光学センサ2の中心と基板3の中心が一致しないことがある。この場合、制御装置27は、基板3の中心を画像51,52の中心に一致させる代わりに、光学センサ2の中心を画像51,52の中心に一致するように前記の処理を実行する。また、制御装置27は、基板3上の予め定められた着目点の位置と、位置ずれが無い場合の着目点の位置のずれ量を画像処理により算出して光学センサ2の位置の補正値を算出しても良い。
ここで、図8を参照して実施の形態の変形例について説明する。
図8に示すように、光学部品調整装置61は、調整用ミラー21Aと、調整用チャート24が移動機構62により移動可能に取り付けられていることを特徴とする。調整用ミラー21Aは、光学センサ2に臨む下面が反射面になっている。移動機構62は、調整用ミラー21Aと調整用チャート24の一方を光学センサ2の上方に配置可能な構成を有する。装置制御部26は、制御装置27の指令を受けて調整用ミラー21Aと調整用チャート24の一方を光学センサ2の上方に配置するように構成されている。このために、光学部品調整装置61には、透過照明部22は設けられていない。調整用ミラー21Aと調整用チャート24の照明は、反射照明部25で実施される。
図3に示す光学部品の調整方法において、ステップS101では、制御装置27が調整用チャート24を光学センサ2の上方に配置する。ステップS102では、制御装置27が調整用チャート24を光学センサ2の上方から退避させ、代わりに調整用ミラー21Aを光学センサ2の上方に移動させる。ステップS103では、制御装置27が調整用ミラー21Aを光学センサ2の上方から退避させ、代わりに調整用チャート24を光学センサ2の上方に移動させる。調整用ミラー21Aと調整用チャート24を交換可能な構成において、前記と同様の効果が得られる。
ここで挙げた全ての例及び条件的表現は、発明者が技術促進に貢献した発明及び概念を読者が理解するのを助けるためのものであり、ここで具体的に挙げたそのような例及び条件に限定することなく解釈するものであり、また、明細書におけるそのような例の編成は本発明の優劣を示すこととは関係ない。本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、それに対して種々の変更、置換及び変形を施すことができる。
以下に、前記の実施の形態の特徴を付記する。
(付記1) 光学センサを実装した基板を移動可能に載置する基板移動装置と、前記基板上に配置したレンズを前記光学センサに対して移動可能に支持するレンズ移動装置と、前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置されるパターンと、前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置されるミラーと、前記基板及び前記レンズの移動量と、前記光学センサの撮像を制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記光学センサで前記パターンを撮像して得られる第1の画像の中心と、前記第1の画像内の前記パターンの中心を一致させる前記レンズの位置の補正値を算出すると共に、前記ミラーに映る前記基板を撮影した第2の画像の中心と、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を画像中心に一致させる前記レンズ及び前記光学センサのそれぞれの位置の補正値を算出するように構成したことを特徴とする光学部品の調整装置。
(付記2) 前記ミラーは、ハーフミラーであり、前記ミラーの下面に前記パターンが形成されると共に、前記ミラーを通して前記基板を照明する透過照明部を有することを特徴とする付記1に記載の光学部品の調整装置。
(付記3) 前記ミラーと前記チャートの一方を前記基板の上方に配置する移動機構を有することを特徴とする付記1に記載の光学部品の調整装置。
(付記4) 前記制御装置は、前記第2の画像中の前記光学センサの中心と画像中心の位置ずれ量をΔdとし、α、βを係数とした場合に、前記光学センサの位置の補正量LSをLS=Δd−α×(Δd/レンズ倍率)から算出し、前記レンズの位置の補正量LLをLL=β×(Δd/レンズ倍率)から算出するように構成したことを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか一項に記載の光学部品の調整方法。
(付記5) 光学センサを実装した基板を水平移動可能な基板移動装置上に載置し、前記基板上にレンズを前記光学センサに対して移動可能に配置し、前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置したパターンを、前記レンズを通して前記光学センサで撮像して第1の画像を取得し、前記基板の位置を固定して前記レンズの位置を移動させ、前記第1の画像中の前記パターンの中心と前記第1の画像の中心を一致させ、前記第1の画像中の前記パターンの中心と前記第1の画像の中心を一致させた後、前記光学センサに対向する位置に配置したミラーに映る前記基板の像を、前記レンズを通して前記光学センサで撮影して第2の画像として取得し、前記第2の画像中の前記光学センサの中心と前記第2の画像の中心のずれ量を算出し、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を前記第2の画像の中心に一致させる前記光学センサの位置の補正量と、前記レンズの位置の補正量を算出し、前記光学センサ及び前記レンズをそれぞれ前記光学センサの位置の補正量及び前記レンズの位置の補正量だけ移動させ、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を前記第2の画像の中心に一致させることを特徴とする光学部品の調整方法。
(付記6) 前記ミラーとして、前記チャートが下面に形成されたハーフミラーを使用し、前記パターンを前記光学センサで撮像するときには、透過透明により前記パターンを照明し、前記ミラーに映る前記基板の像を撮像するときには前記ミラーを反射照明で照明することを特徴とする付記5に記載の光学部品の調整方法。
(付記7) 前記パターンを前記光学センサで撮像するときには、前記パターンを前記基板の上方に配置し、前記ミラーに映る前記基板の像を撮像するときには、前記パターンの代わりに前記ミラーを前記基板の上方に配置することを特徴とする付記5に記載の光学部品の調整方法。
(付記8) 前記第2の画像中の前記光学センサの中心が画像中心からの位置ずれ量をΔdとし、α、βを係数とした場合に、前記光学の位置の補正量LSをLS=Δd−α×(Δd/レンズ倍率)から算出し、前記レンズの位置の補正量LLをLL=β×(Δd/レンズ倍率)から算出することを特徴とする付記5乃至付記7のいずれか一項に記載の光学部品の調整方法。
1,61 光学部品調整装置
2 光学センサ
3 基板
4 レンズ
10 基板移動装置
14 レンズ移動装置
22 透過照明部
23 ハーフミラー
24 調整用パターン
27 制御装置
51 第1の画像
52 第2の画像
62 移動機構

Claims (5)

  1. 光学センサを実装した基板を移動可能に載置する基板移動装置と、
    前記基板上に配置したレンズを前記光学センサに対して移動可能に支持するレンズ移動装置と、
    前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置されるパターンと、
    前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置されるミラーと、
    前記基板及び前記レンズの移動量と、前記光学センサの撮像を制御する制御装置と、
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記光学センサで前記パターンを撮像して得られる第1の画像の中心と、前記第1の画像内の前記パターンの中心を一致させる前記レンズの位置の補正値を算出すると共に、前記ミラーに映る前記基板を撮影した第2の画像の中心と、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を画像中心に一致させる前記レンズ及び前記光学センサのそれぞれの位置の補正値を算出するように構成したことを特徴とする光学部品の調整装置。
  2. 前記ミラーは、ハーフミラーであり、前記ミラーの下面に前記パターンが形成されると共に、前記ミラーを通して前記基板を照明する透過照明部を有することを特徴とする請求項1に記載の光学部品の調整装置。
  3. 前記制御装置は、
    前記第2の画像中の前記光学センサの中心と画像中心の位置ずれ量をΔdとし、α、βを係数とした場合に、
    前記光学センサの位置の補正量LSをLS=Δd−α×(Δd/レンズ倍率)から算出し、前記レンズの位置の補正量LLをLL=β×(Δd/レンズ倍率)から算出するように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学部品の調整方法。
  4. 光学センサを実装した基板を水平移動可能な基板移動装置上に載置し、
    前記基板上にレンズを前記光学センサに対して移動可能に配置し、
    前記基板上に実装された前記光学センサに対向する位置に配置したパターンを、前記レンズを通して前記光学センサで撮像して第1の画像を取得し、
    前記基板の位置を固定して前記レンズの位置を移動させ、前記第1の画像中の前記パターンの中心と前記第1の画像の中心を一致させ、
    前記第1の画像中の前記パターンの中心と前記第1の画像の中心を一致させた後、前記光学センサに対向する位置に配置したミラーに映る前記基板の像を、前記レンズを通して前記光学センサで撮影して第2の画像として取得し、
    前記第2の画像中の前記光学センサの中心と前記第2の画像の中心のずれ量を算出し、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を前記第2の画像の中心に一致させる前記光学センサの位置の補正量と、前記レンズの位置の補正量を算出し、
    前記光学センサ及び前記レンズをそれぞれ前記光学センサの位置の補正量及び前記レンズの位置の補正量だけ移動させ、前記第2の画像中の前記光学センサの中心を前記第2の画像の中心に一致させることを特徴とする光学部品の調整方法。
  5. 前記第2の画像中の前記光学センサの中心が画像中心からの位置ずれ量をΔdとし、α、βを係数とした場合に、
    前記光学の位置の補正量LSをLS=Δd−α×(Δd/レンズ倍率)から算出し、前記レンズの位置の補正量LLをLL=β×(Δd/レンズ倍率)から算出することを特徴とする請求項4に記載の光学部品の調整方法。
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