JP2016142935A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光軸方向に配列された複数のレンズ等の光学要素を含む光学機器の伸長時における光軸寸法を所定の光軸寸法に保持して光学性能を向上した光学機器を提供する。
【解決手段】レンズ(バリエータレンズ:第1の光学要素)L2を保持する第1保持枠(第1保持部材)9と、他のレンズ(リレーレンズ:第2の光学要素)L4を保持する第2保持枠(第2保持部材)12を備え、第1保持枠9と第2保持12枠を光軸方向に移動させて光軸方向の長さを短縮することが可能なレンズ鏡筒として構成された光学機器である。第2保持枠12は、第1保持枠9に対して光軸方向に相対移動できるように当該第1保持枠9と光軸方向に連結され、第1保持枠9と第2保持枠12には、両保持枠9,12が光軸方向に離間する方向への相対移動を規制する位置規制手9c,12cを備える。
【選択図】 図11

Description

本発明は非撮像時に光軸方向に短縮して携帯性を向上した光学機器に関し、特にカメラやレンズ鏡筒に適用して好適な光学機器に関するものである。
光学機器、例えば静止画や動画を撮像するデジタルカメラ等の撮像機器やそのレンズ鏡筒等の光学機器の一つとして、非撮影時に光軸方向に短縮して携帯性を高めたレンズ鏡筒が提案されている。特許文献1のレンズ鏡筒は、実施形態によれば、バリエータレンズ保持枠とコンペンセータレンズ保持枠をそれぞれコイルスプリングにより光軸方向に付勢し、この付勢力を利用して両レンズ保持枠を変倍カム枠のカム面に当接させる構成がとられている。撮影時には、この変倍カム枠により両レンズ保持枠を光軸方向に移動させて変倍動作させる。非撮影時には、それぞれのコイルスプリングのスプリング力に抗して両レンズ保持枠をリレーレンズ保持枠に向けて強制的に光軸方向に移動させることにより、レンズ鏡筒を短縮させている。
特開2011−154113号公報
特許文献1の技術は、撮像時においては、リレーレンズは光軸方向に移動しない変倍レンズ系として構成されており、変倍時にはバリエータレンズはリレーレンズとは関係なく独自に光軸方向に移動される変倍レンズ系である。そのため、この特許文献1の技術を、変倍時にリレーレンズが光軸方向に移動する変倍レンズ系、特にバリエータレンズとリレーレンズとの光軸方向の間隔寸法(以下、光軸寸法と称する)を一定に保持して変倍を行うレンズ系に適用したときには、バリエータレンズとリレーレンズとの当該光軸寸法を一定に保持することが難しいという問題が生じる。すなわち、特許文献1の技術は、バリエータレンズとリレーレンズとの光軸寸法を一定に保持するための構成が存在していないため、変倍時に両レンズの光軸寸法に変動が生じることがあり、高い変倍性能を維持することが難しくなる。
本発明の目的は、光軸方向に配列されたレンズ又はレンズ群、例えばバリエータレンズとリレーレンズの撮像時における光軸寸法を、所定の光軸寸法に保持して変倍性能を向上したレンズ鏡筒、さらには光軸方向に配列された複数の光学要素を備えた光学機器を提供するものである。
本発明は、第1の光学要素を保持する第1保持部材と、第2の光学要素を保持する第2保持部材を備え、第1保持部材と第2保持部材を光軸方向に移動させて光軸方向の長さを短縮することが可能な光学機器であって、第1保持部材は駆動手段により光軸方向に移動可能に構成され、第2保持部材は、第1保持部材と共に光軸方向に移動されるとともに当該第1保持部材に対して光軸方向に相対移動できるように当該第1保持部材と光軸方向に連結されていることを特徴とする。
本発明においては、第1保持部材と前記第2保持部材の少なくとも一方は、両保持部材が光軸方向に離間する方向への相対移動を規制する位置規制手段を備えることが好ましい。この位置規制手段を構成するために、例えば、第1保持部材には光軸方向に突出した複数のガイド片が周方向に配設され、第2保持部材には光軸方向に突出した複数の位置規制片が周方向に配設され、第2保持部材はこれら複数の位置規制片において複数のガイド片に保持される構成とする。その上で、ガイド片の先端に設けられたガイド突部と、このガイド突部に光軸方向に当接される位置規制片の先端に設けられた位置規制部とで位置規制手段を構成する。
本発明の光学機器の好ましい形態は、カメラ等の撮像装置に用いられるレンズ鏡筒である。このレンズ鏡筒は、レンズ鏡筒の固定枠と、この固定枠に支持された案内枠と、固定枠に支持されて光軸回りに回転される第1カム筒と、第1カム筒の回転により案内枠に沿って光軸方向に移動可能な案内移動枠と、案内移動枠と一体的に光軸方向に移動されるとともに、第1カム筒とともに光軸回りに回転される第2カム筒と、第1カム筒により光軸方向に移動される第1保持枠と、第1保持枠に対して光軸方向に相対移動できるように当該第1保持枠と光軸方向に連結された第2保持枠とを備え、第1保持枠と前記第2保持枠にそれぞれ少なくとも一つのレンズ又はレンズ群が保持されている構成とする。
本発明の他の好ましい形態としてのレンズ鏡筒は、第1ないし第4のレンズ又はレンズ群と、第1ないし第3のレンズまたはレンズ群を光軸方向に移動させるレンズ駆動手段とを備え、第2レンズを保持する第1保持枠と、第4レンズを保持する第2保持枠は光軸方向に相対移動できるように光軸方向に連結され、レンズ駆動手段により第1ないし第3のレンズ又はレンズ群が光軸方向に移動されたときに、第1保持枠を介して第2保持枠が光軸方向に移動される構成とする。
本発明によれば、第2保持部材が第1保持部材に対して光軸方向に相対移動できるように第1保持部材と光軸方向に連結されているので、駆動手段により光学要素を光軸方向に移動して光学機器の光軸方向の寸法を短縮することができる。また、伸長時に駆動手段により第1保持部材が光軸方向に移動されたときには、第1保持部材に連結されている第2保持部材は第1保持部材と一体的に、すなわち一定の光軸寸法を保って光軸方向に移動されることになり、光学機器の光学性能を向上することができる。
実施形態のレンズ鏡筒の外観斜視図。 撮像時(ワイド時)におけるレンズ鏡筒の光軸に沿った断面図。 レンズ鏡筒の主要部の分解斜視図。 レンズ系を除く枠部の光軸に沿った断面図。 レンズ系とカム筒の関連を示す模式図。 第1保持枠と第2保持枠を組み合わせた状態の光軸に沿った断面図、B部の拡大図。 第1保持枠と第2保持枠を組み合わせた状態の像面側から見た側面図、B1−B1線断面図、C部の拡大図。 レンズ系における伸長・短縮動作を示す光軸に沿った断面図。 撮像時(テレ時)におけるレンズ鏡筒の光軸に沿った断面図。 被撮像時(短縮時)におけるレンズ鏡筒の光軸に沿った断面図。 第1保持枠と第2保持枠の伸長・短縮動作を示す光軸に沿った断面図。 変形例におけるレンズ系とカム筒の関連を示す模式図。 レンズ位置調整機構を備えたレンズ枠の斜視図と後面図。 レンズ位置調整機構を備えたレンズ枠の分解斜視図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の光学機器の一つの形態として、図には表れないデジタルカメラのカメラボディに着脱可能なズームレンズとして用いられるレンズ鏡筒に適用した実施形態の外観斜視図である。このレンズ鏡筒LLは内部に所要のレンズ系が構成されており、撮像時には図1(a)のように、筒状をした固定枠1に対して可動枠2が光軸方向の被写体側(以下、物体側と称する)に突出した状態に伸長される。また、非撮像時には図1(b)のように、可動枠2がレンズ鏡筒LLにより結像される被写体像側(以下、像面側と称する)に後退されて前記固定枠1の内部に概ね収納された状態に短縮されるようになっている。前記固定枠1の円周一部には押しボタンからなるロックボタン1bが配設されており、このロックボタン1bを操作しないときにはレンズ鏡筒LLは短縮状態を保持し、操作したときに短縮状態から伸長させることが可能とされている。
すなわち、前記レンズ鏡筒LLは外周面に沿って光軸回りに操作される変倍リング(ズームリング)3が配設されており、この変倍リング3を一方向に回転操作することにより、図1(a)に示したように前記可動枠2を固定枠1に収納された状態から光軸方向に突出させるとともに、内蔵するレンズ系を当該変倍リング3の回転位置に対応した焦点距離に設定する。また、前記変倍リング3を反対方向の終端位置まで回転操作することにより、図1(b)に示したように、前記可動枠2を固定枠1の内部に概ね収納した状態に短縮するようになっている。
図2は前記レンズ鏡筒LLの光軸に沿った縦断面図であり、図1(a)に対応してレンズ鏡筒LLを伸長した撮像時の状態を示している。なお、図2においては、主要部についてのみハッチングを付してある。このレンズ鏡筒LLのレンズ系は第1ないし第4のレンズL1〜L4で構成されている。これら第1ないし第4のレンズL1〜L4はそれぞれ複数のレンズからなるレンズ群として構成されるが、ここでは単に第1レンズないし第4レンズと称している。ここで、このレンズ系においては、第1レンズL1はフォーカスレンズ、第2レンズL2はバリエータレンズ、第3レンズL3はコンペンセータレンズ、第4レンズL4はリレーレンズとして構成されている。
このレンズ鏡筒LLでは、撮像時には、図2のように前記第1,2,3,4のレンズL1〜L4が物体側に移動された伸長状態とされる。そして、この撮像時においては、変倍リング2での操作により、第1ないし第4のレンズはそれぞれ光軸方向に移動されて変倍動作を行うが、この際第2のレンズL2と第4のレンズL4は、両レンズの光軸方向の間隔寸法(以下、光軸寸法)が所定の寸法に保たれた状態で一体的に移動されるようになっている。これにより、第2のレンズL2と第4のレンズL4の光軸寸法を一定に保持し、安定した変倍が得られる等の変倍性能を向上することが可能とされている。
前記レンズ鏡筒LLの詳細について説明する。図3は前記レンズ鏡筒LLを主要構成部品に分解した斜視図、図4は前記固定枠1、案内枠4、第2カム筒5、案内移動枠6、第1カム筒7を組み立てた状態の断面図である。図2ないし図4を参照すると、レンズ鏡筒LLの前記レンズ系を除いた構成部品は、前記固定枠1と、この固定枠1に固定的に支持された案内枠4と、固定枠1および案内枠4に対して軸回り方向に回転される第2カム筒5を有している。また、前記案内枠4に対して光軸方向に移動可能な案内移動枠5と、この案内移動枠6に対して軸回り方向に回転される第1カム筒7を有している。これら案内移動枠6と第1カム筒7が前記した可動枠2となる。
円筒状をした前記固定枠1は、像面側にバヨネット環1aが固定されており、図には表れないカメラボディのレンズマウントに装着可能とされている。また、この固定枠1の内部には、当該固定枠1の内周面に沿うように前記第2カム筒5が内装され、さらにその内径側に前記案内枠4が内装されている。
前記第2カム筒5は、前記固定枠1の内周面に沿って光軸回りに回転可能に支持されている。ここでは、この第2カム筒5は光軸方向の物体側の一部が前記固定枠1から露呈されており、この露呈された部分が前記した変倍リング3として構成されている。したがって、この変倍リング3の回転操作によって第2カム筒5は光軸回りに回転されることになる。また、第2カム筒5の内周面にはヘリコイド溝5aと光軸方向のガイド溝5bが形成されている。前記ヘリコイド溝5aは前記案内移動枠6をヘリコイド動作によって光軸方向に移動させるようになっている。ガイド溝5bについては後述する。
前記案内枠4は、光軸方向の像面側の端部4aが略環状に形成されており、この端部4aにおいて前記固定枠1に固定支持されている。この端部4aの円周方向の複数箇所、ここでは3箇所に光軸方向に突出された案内キー4bが設けられている。この案内キー4bは前記案内移動枠6にキー結合し、当該案内移動枠6を周方向に一体化した状態で、すなわち光軸回りに回転させることなく光軸方向に移動可能に支持するものである。
前記案内移動枠6は、円筒状に形成されており、その周面の3箇所に光軸方向のキー溝6aが形成され、また各キー溝6aの周方向の間にはカム窓6bが開口されている。各キー溝6aはそれぞれ前記案内枠4の3つの案内キー4bに係合されており、これらキー溝6aと案内キー4bとの係合により、当該案内移動枠6は案内枠4に対して光軸回りに回転されることなく光軸方向に移動可能とされている。また、前記案内移動枠6は、像面側の端部の周方向の複数箇所に外径方向に突出されたヘリコイド突起6cが形成されている。このヘリコイト突起6cは前記第2カム筒5の内周面の前記ヘリコイド溝5aに係合されており、第2カム筒5が光軸回りに回転されたときには、ヘリコイド突起6cとヘリコイド溝5aとのヘリコイド動作により、案内移動枠6は光軸方向に移動されることになる。
前記案内移動枠5の外周には円筒状をした前記第1カム筒7が配設されている。この第1カム筒7は前記案内移動枠6に対して光軸方向には一体化され、光軸回りには相対移動可能に支持されている。また、第1カム筒7は像面側の端部に周方向に複数のガイド突起7aが設けられ、前記第2カム筒5のガイド溝5bに係合されている。これにより、第2カム筒5を回転して案内移動枠6が光軸方向に移動されたときには、第1カム筒7はこれと一体に光軸方向に移動されるが、当該第2カム筒5の回転に伴ってこれと一体的に案内移動枠6に対して光軸回りに相対回動可能とされている。さらに、この第1カム筒7の内周面には、それぞれ3条の第1カム溝7b、第2カムc、第3のカム溝7dが形成されており、これらのカム溝7b,7c,7dは、後述するように第1カム筒7の回転により前記第1ないし第3のレンズL1,L2,L3をそれぞれ光軸方向に移動するようになっている。
次に前記レンズ系、すなわち第1ないし第4のレンズL1〜L4の構成について説明する。まず、レンズ系の構成の概略を説明する。図5(a)は前記第1カム筒7および第2カム筒5と、第1ないし第4のレンズL1〜L4の相互構成を示す模式図である。図5に示すように、第1カム筒7のカム溝7b,7c,7dにそれぞれ第1レンズ枠8、第2レンズ枠9、第3レンズ枠10の各カムフォロア8a,9a,9bが係合されている。これにより、第2カム筒5を回転操作して第1カム筒7が一体的に回転されると、当該第1カム筒7の軸回り回転により第1ないし第3のレンズ枠8,9,10が光軸方向に移動される。ここで、第2レンズ枠9は第1保持枠として構成されているので、以降は第1保持枠9と称する。
また、第4レンズ枠11は第2保持枠12と一体化されており、第2保持枠12は第1保持枠9に対して光軸方向に相対移動であるが、所定の光軸寸法よりも離間されないように第1保持枠9に対して光軸方向に連結されている。また、この第2保持枠12は第3レンズ枠10との間に圧縮コイルスプリング13が介装されており、この圧縮コイルスプリング13のバネ力によって第1保持枠9に対して光軸方向に離間する方向に付勢されている。これにより、当該圧縮コイルスプリング13を撓める方向に力が作用しない状態では、第2保持枠12は第1保持枠9と一体的に光軸方向に移動されることになる。
前記レンズ系の詳細を図2ないし図4を参照して説明する。最も物体側に配置されている前記第1レンズL1はフォーカスレンズであり、前記第1レンズ枠8はここでは第1レンズユニット8として構成されている。この第1レンズユニット8は、略円筒状をしたユニット筒8b内に第1レンズL1を保持したレンズ枠8cが内装されている。このユニット筒8bの像面側の端部の周方向の3箇所には外径方向に突出した前記カムフォロア8aが設けられており、このカムフォロア8aは前記第1カム筒7の第1カム溝7bにカム係合している。これにより、第1レンズユニット8は第1カム筒7の回転に伴って光軸方向に移動され、これと一体に第1レンズL1が光軸方向に移動される。また、前記案内移動枠6が光軸方向に移動されて、これと一体的に第1カム筒7が光軸方向に移動されたときにも第1レンズユニット8は光軸方向に移動されることになる。
前記第1レンズユニット8は、ここでは前記レンズ枠8cは前記ユニット筒8bに対して光軸方向に移動可能に内装されている。すなわち、前記ユニット筒8b内に対して前記レンズ枠8cを螺合させるとともに、当該ユニット筒8bにフォーカスモータ8dを配設し、このフォーカスモータ8dにより回転される歯車8eとレンズ枠8cに設けたリング歯車8fを歯合させることにより、フォーカスモータ8dを駆動したときにレンズ枠8cを光軸方向に螺進させ、ユニット筒8bに対する第1レンズL1の光軸位置を調整し、フォーカス調整(合焦調整)を行うようになっている。
前記第2レンズL2はバリエータレンズであり、第2レンズ枠9に保持されている。この第2レンズ枠9は前記したように本発明における第1保持枠9である。第1保持枠9は円板部材9bの円周の2箇所を切り欠いた形状に形成され、その円周3箇所には外径方向に突出した前記カムフォロア9aが設けられている。このカムフォロア9aは前記第1カム筒7の第2カム溝7cにカム係合している。これにより、第1カム筒8が軸回りに回転されたときに、第1保持枠9は光軸方向に移動され、これに保持されている第2レンズL2が光軸方向に移動される。また、前記案内移動枠6が光軸方向に移動されて、これと一体的に第1カム筒7が光軸方向に移動されたときにも第1保持枠9と第2レンズL2は光軸方向に移動されることになる。
前記第1保持枠9は周方向の複数箇所において像面側に向けて僅かに内径寸法が縮径するように光軸方向に突出したガイド片9bが設けられている。これらガイド片9bの先端、すなわち最も像面側の端部には内径方向に突出したガイド突部9cが形成されている。このガイド突部9cは後述するように、第4レンズ枠11に一体化された第2保持枠12との光軸方向の相対位置、すなわち光軸寸法を規制するものである。また、当該第1保持枠9の周方向の2箇所には、第2保持枠12に係合される付勢部材が設けられているが、この付勢部材については後述する。
前記第3レンズL3はコンペンセータレンズであり、第3レンズ枠10に保持されている。この第3レンズ枠10は前記第1保持枠9の前記複数のガイド片9bで囲まれる内径領域に配設されており、これらガイド片9bによって周縁が支持された状態で当該第1保持枠9に対して光軸方向に移動可能とされている。前記第3レンズ枠10の周方向の3箇所には物体側に向けて延出した腕片10bが形成されており、これら腕片10bの物体側の端部に外径方向に突出した前記カムフォロア10aが設けられている。このカムフォロア10aは前記第1カム筒7の第3カム溝7dにカム係合されている。これにより、第3レンズ枠は第1カム筒の回転に伴って光軸方向に移動され、これと一体に第3レンズが光軸方向に移動される。また、前記案内移動枠が光軸方向に移動されたときに、これと一体的に第1カム筒が光軸方向に移動されたときにも第3レンズは光軸方向に移動されることになる。
前記第4レンズL4はリレーレンズであり、第4レンズ枠11に保持されている。この第4レンズ枠11は前記第2保持枠12に一体的に支持されている。この第2保持枠12は光軸を含む中心領域に円形開口12aが設けられており、この円形開口12a内に前記第4レンズ枠11が嵌入され、第2保持枠12に一体化されている。第2保持枠12には円周複数箇所に前記第1保持枠9の複数のガイド片9bに対応する複数の位置規制片12bが物体側に向けて光軸方向に突出されている。この位置規制片12bは物体側に向けて僅かに外径寸法が拡径するように形成されている。
その上で、前記複数の位置規制片12bの物体側の端部には外径に向けて突出した突起からなる位置規制部12cが形成されている。また、前記複数の位置規制片12bのうち、第2保持枠の中心を通る仮想直径線の片方の側に位置する2つの位置規制片は偏位当接部として構成されているが、この2つの偏位当接部についての詳細は後述する。さらに、前記第2保持枠12の外周面の円周複数箇所には外径方向に突出した突起からなる収納位置規制部12dが形成されている。
これら第1保持枠9と第2保持枠12は、図2に示したように、第1保持枠9の内径位置に第3レンズ枠10を内挿した上で、第2保持枠12の光軸位置規制片12bが第1保持枠9のそれぞれ対応するガイド片9bの内径側において径方向に重なるようにして組み合わせられる。また、第1保持枠9に対して組み合わされた第2保持枠12の物体側端部と前記第3レンズ枠10との間には圧縮コイルスプリング13が介装される。圧縮コイルスプリング13の物体側の端部は第3レンズ枠10の像面側に向けられた面に当接され、圧縮コイルスプリング13の像面側の端部は第2保持枠12の物体側に向けられた面に当接されている。これにより、当該圧縮コイルスプリング13の軸方向の弾性力によって第3レンズ枠10と第2保持枠12は互いに光軸方向に離間する方向に付勢されている。
前記第1保持枠9と前記第2保持枠12の組み合わせ構造について詳細に説明する。図6(a)は第1保持枠9と第2保持枠12を組み合わせた状態の光軸に沿った断面図であり、そのB部の拡大図を図6(b)に示す。前記したように、第2保持枠12の位置規制片12bは第1保持枠9のガイド片9bの内径側に径方向に重ねられている。これにより、第2保持枠12の位置規制片12bの外周面が第1保持枠9のガイド片9bのガイド突部9cの内径端に当接され、この当接によって第2保持枠12は位置規制片12bの外周面において第1保持枠9に光軸が一致した状態で支持される。
また、この状態では第2保持枠12は第1保持枠9に対して光軸方向に相対移動が可能な状態で支持される。さらに、この組み合わせた状態では、第1保持枠9のガイド片9bに内径方向に突出したガイド突部9cと、第2保持枠12の位置規制片12bに外径方向に突出した位置規制部12cが光軸方向に対向配置される。そのため、両保持枠9,12が光軸方向に離間されようとしたときには、ガイド突部9cと位置規制部12cとが光軸方向に当接され、両保持枠9,12がそれ以上離間されることがない最大の光軸寸法に規制されることになる。
また、図7(a)は前記第1保持部9と前記第2保持枠12を組み合わせた状態を像面側からみた側面図であり、図7(b)はそのB1−B1線断面図、図7(c)はC部の拡大図である。前記第2保持枠12に設けられている複数の位置規制片12bのうち、2つの位置規制片12b、すなわち光軸を通る直径線を境界とする一方の側に配置されている周方向に並んだ2つの位置規制片12bは、図7(b),(c)に示すように、物体側に向けて徐々に肉厚が増大された偏位当接部12eとして構成されている。この偏位当接部12eは、その外面がスロープ面12fとして形成されている。さらに、この偏位当接部12eの前記スロープ面12fよりも物体側の端部の外面は、先端に向けて肉厚が減少する逆向きのテーパ面12gとして形成されている。その上で、このテーパ面12gには前記第1保持枠9に設けられた付勢部材14が弾接されている。
前記付勢部材14は、前記第2保持枠12の2つの偏位当接部12eに対応する第1保持枠9の周方向の2箇所にそれぞれ設けられている。これら2つの付勢部材14は短冊状の板バネ材を曲げ加工したバネ片14aで構成されており、物体側の基端部14bがビス14dにより第1保持枠9の像面側の面に固定されている。また、バネ片14aの像面側の先端部14cは楔状に曲げ加工され、その内面が前記第2保持枠12の偏位当接部12eのテーパ面12gに対して外径側から内径側に向けて当接され、自身の弾性力によって当該テーパ面12gに対して内径方向に向けて弾接されている。これにより、2つの偏位当接部12eはそれぞれ付勢部材14によって内径側に向けて付勢され、この付勢力によって第2保持枠12は全体が光軸方向と直交する直径方向の一方に向けて偏位力が加えられる。
以上の構成の実施形態のレンズ鏡筒LLにおける伸長・短縮動作を説明する。撮像時の短焦点状態(ワイド状態)には、図2に示したように、変倍リング3が一方向に回転操作されており、これと一体に第2カム筒5も同じ回転位置に回転される。そのため、第2カム筒5のヘリコイド溝5aと、これに係合している案内移動枠6のヘリコイド突起6cによるヘリコイド動作により、案内移動枠6は物体側に向けて光軸方向に移動される。また、これと同時に案内移動枠6に光軸方向に一体化されている第1カム筒7も物体側に向けて光軸方向に移動される。このとき、案内移動枠6は案内枠4とのキー結合により光軸回りに回転されることはないが、第1カム筒7は第2カム筒5と一体的に光軸回りに回転される。図5(a)はこのときの模式図である。
第1カム筒7が光軸回りに回転されると、第1カム筒7の第1カム溝7bと第1レンズユニット8のカムフォロア8aとの係合によるカム動作により、第1レンズユニット8は物体側に向けて光軸方向に移動される。このような第1カム筒7の光軸方向の移動と、第1レンズユニット8のかかる光軸方向の移動により、レンズ鏡筒LLの全体の鏡筒長が伸長状態となる。
これと同時に第1カム筒7の第2カム溝7cと第1保持枠9のカムフォロア9aとの係合によるカム動作により、第1保持枠9も物体側に向けて光軸方向に移動される。このときの第2ないし第4のレンズL2〜L4の状態を図8(a)に示す。第1保持枠9が光軸方向の物体側に移動されると、第1保持枠9は第2保持枠12に対して光軸方向に離間される状態となるが、所定の光軸寸法まで離間されると第1保持枠9のガイド突部9cは第2保持枠12の外周面に接する状態となる。これにより、第2保持枠12は第1保持枠9のガイド突部9cによって光軸直交方向に位置決めされることになり、第1保持枠9と第2保持枠12は光軸が一致された状態となる。
また、第1保持枠9が物体側に向けて光軸方向に移動されて第2保持枠12との光軸方向の間隔が増大して行くと、所定の光軸寸法において第1保持枠9のガイド突起9cと第2保持枠12の位置規制部12cとが光軸方向に当接される。これにより、第1保持枠9と第2保持枠12とは光軸方向に連結されることになり、第1保持枠9の物体側への光軸方向の移動に伴って第2保持枠12は一体的に物体側に移動されることになる。
この状態において、変倍リング3が一方向あるいは反対方向に所要の回転角度範囲ないで回転操作されると、これに伴って第1カム筒7が回転され、第1カム筒7の第3カム溝7dと、第3レンズ枠10のカムフォロア10aとの係合により第3レンズ枠10が物体側あるいは像面側に向けて光軸方向に移動される。これにより、図9のように第3レンズ枠10が圧縮コイルスプリング13を撓めて像面側に移動されたときにはレンズ鏡筒LLは長焦点状態(テレ状態)となる。このときの第2ないし第4のレンズL2〜L4の状態を図8(b)に示す。
また、これらワイド状態およびテレ状態での撮像時においては、第1レンズユニット8において、ユニット筒8b内のフォーカスモータ8dを駆動してレンズ枠8cを光軸方向に螺進させ、ユニット筒8bに対する第1レンズL1の光軸位置を調整することによりフォーカス調整(合焦調整)を行う。このフォーカス調整については、本発明との関連が少ないので詳細な説明は省略する。
一方、図10は非撮像時におけるレンズ鏡筒LLの短縮状態の断面図である。変倍リング3を前記一方向と反対方向の終端に近い回転位置まで回転操作すると、これと一体的に回転される第2カム筒5のヘリコイド溝5aと、これに係合している案内移動枠6のヘリコイド突起6aによるヘリコイド動作により、案内移動枠6は像面側に向けて光軸方向に移動される。また、これと同時に案内移動枠6に光軸方向に一体化されている第1カム筒7も像面側に向けて光軸方向に移動される。これにより、案内移動枠6と第1カム筒7は、固定枠1および第2カム筒5の内径位置に収納される。
このとき、第1カム筒7は光軸方向の移動に伴って第2カム筒5と一体的に光軸回りに回転されるので、第1カム溝7bにより第1レンズユニット8が像面側に移動され、第1カム筒7の内径位置に収納される。同時に、第2カム溝7cにより第1保持枠9が像面側に移動される。さらに第3カム溝7dにより第3レンズ枠10が像面側に移動される。この第3レンズ枠10の像面側への移動により圧縮コイルスプリング13が圧縮され、当該第3レンズ枠10の移動力が圧縮コイルスプリング13を介して第2保持枠12に伝達され、第2保持枠12も像面側に移動される。
第2保持枠12は像面側に移動されて案内枠4および固定枠1の内径位置にまで移動され、第2保持枠12に設けられている収納位置規制部12dが案内枠4の物体側の面に当接した状態で移動が規制される。この規制により第2保持枠12、すなわち第4レンズL4は固定枠1の内径位置に収納される。また、第2保持枠9は第3レンズ枠10との間に介装されている圧縮コイルスプリング13のバネ力によって案内枠4に向けて押圧され、当該移動位置が規制される。このときの第2ないし第4のレンズL2〜L4の状態を図8(c)に示す。
このように第1レンズユニット8、第1保持枠9、第3レンズ枠10、第2保持枠12がそれぞれ像面側に向けて光軸方向に移動されることで、図10に示したように、レンズ鏡筒LLは短縮状態に設定される。これにより、非撮像時におけるレンズ鏡筒LLの筒長、すなわち光軸方向の寸法を縮小し、レンズ鏡筒の携帯性が向上されることになる。図5(b)はこのときの模式図である。
ここで、第1保持枠9と第2保持枠12との相互動作についてみると、図11(a)に第1保持枠9と第2保持枠12のみを示すように、レンズ鏡筒LLの撮像時には、第1保持枠9のガイド突起9cと、第2保持枠12の位置規制部12cとが光軸方向に当接され、この当接したときの光軸寸法で第1保持枠9と第2保持枠12が連結されることになる。特に、第2保持枠12は第3レンズ枠10との間に介装した圧縮コイルスプリング13によって像面方向に付勢されているので、この圧縮コイルスプリング13のバネ力によってガイド突部9cと位置規制部12cが弾接され、両者の当接状態、すなわち第1保持枠9と第2保持枠12の光軸寸法が一定に保持される。また、第1保持枠9の付勢部材14の先端部14cが第2保持枠12の偏位当接部12eのテーパ面12gに弾接していることにより、テーパ面12gに生じる弾接力の軸方向の分力がガイド突部9cと位置規制部12cとの弾接を補助する。
したがって、このレンズ鏡筒LLでは、撮像時には、第2保持枠12は第1保持枠9との光軸寸法を一定に保った状態で光軸方向に移動され、第3レンズ枠10の光軸方向の移動によってテレ状態からワイド状態に焦点距離が調整されることになる。すなわち、第1保持枠9と第2保持枠12は光軸方向に連結された状態で光軸方向に移動されることになり、変倍性能を向上することが可能になる。
一方、図11(b)に示すように、レンズ鏡筒LLの短縮時には、第1保持枠9は第2カム溝7cにより像面側に移動されるが、このときにはガイド突起9c、位置規制部12c、および圧縮コイルスプリング13、さらには付勢部材14の作用によって伸長時と同様に第2保持枠12との光軸寸法が保持される。したがって、第2保持枠12は第1保持枠9とともに像面側に移動される。そして、第2保持枠12の収納位置規制部12dが案内枠4に当接されてそれ以上の像面側への移動が規制されると、以降は第1保持枠9のガイド突部9cと第2保持枠12の位置規制部12cとの当接が離れる。したがって、第2保持枠12が像面方向に位置規制されているのにもかかわらず第1保持枠9は継続して像面側に移動される。そして、ガイド突部9cの先端が案内枠4の物体側の面に当接して短縮状態となると第1保持枠9はそれ以降の移動が規制される。
この短縮時において、ガイド片9bと位置規制片12bはそれぞれ物体側に拡径された形状とされているので、第1保持枠9と第2保持枠12の光軸寸法が低減するのに伴って、ガイド突部9cの内径端は位置規制片12cの外周から僅かに径方向に離間して行く。これにより、位置規制片12c、すなわち第2保持枠12は径方向の自由度が生じることになり、第2の保持枠12と第1の保持枠9がそれぞれ案内枠4に当接して移動が規制されたときに、ガイド片9cと位置規制片12cが干渉することが防止され、レンズ鏡筒LLでの円滑な短縮が可能になる。
さらに、付勢部材14のバネ片14a先端部14cが偏位当接部12eのテーパ面12gに弾接することにより、偏位当接部12eないし第2保持枠12は付勢部材14によって光軸直交方向に付勢される。そのため、第2保持枠12と第1保持枠9との間に径方向のガタ(隙間)が生じているような場合でも、この光軸直交方向の付勢力によって第2保持枠12が径方向に偏位され、付勢部材14を配設している領域と径方向の反対側の面において第1保持枠9と第2保持枠12が密接状態とされ、両保持枠9,12の径方向のガタを吸収することができる。これにより、撮像時においては、第1保持枠9と第2保持枠12の光軸位置、換言すれば第2レンズL2と第4レンズL4の光軸を一致した状態を保持し、変倍性能を向上することができる。
また、この実施形態のレンズ鏡筒LLでは、偏位当接部12eにスロープ面12fが設けられており、第1保持枠9と第2保持枠12が光軸方向に相対移動する際には、付勢部材14のバネ片14aの先端部14cがスロープ面12fに摺接されるので、付勢部材14がテーパ面12gに接触し、あるいはこれから離反する際における付勢力(弾接力)の急激な変化を抑制し、レンズ鏡筒LLの短縮、伸長時における衝撃の発生を抑止する。
前記実施形態では、第1保持枠9に設けた付勢部材14を第2保持枠12の偏位当接部12eに径方向に弾接することにより、第2保持枠12を光軸直交方向に付勢して径方向のガタを吸収しているが、偏位当接部12eに径方向のバネ性を持たせ、その偏位当接部12eを第1保持枠9のガイド片9bに対して径方向に当接させるようにしてもよい。この偏位当接部12eのバネ性によって第1保持枠9に対して第2保持枠12が光軸直交方向に付勢されることになり、付勢部材が不要になる。
また、本発明のレンズ鏡筒では、第2保持枠12の像面側への位置規制をレンズ系の一部で構成してもよい。図12(a)はその模式図であり、第4レンズL4の像面側に第5レンズL5を備えているレンズ鏡筒に適用される。この第5レンズL5の第5レンズ枠15はカムフォロア15aを有しており、このカムフォロア15aは第1カム筒7に設けた第4カム溝7eにカム係合されており、第1カム筒7の回転によって光軸方向に移動されるが、その移動量は僅かである。
この第5レンズ枠15は本発明における第3保持枠として構成されており、この第3保持枠15が第4レンズL4の像面側において光軸方向のほぼ同じ位置に停留されていることにより、レンズ鏡筒LLの短縮時には、図12(b)のように、第4レンズ枠、すなわち第2保持枠12が第3保持枠15に当接される。これにより、レンズ鏡筒LLの短縮時に第2保持枠12、さらには第1保持枠9の光軸方向の位置を規制し、好適な短縮動作が可能になる。
また、本発明においては、第1ないし第3の保持枠に保持されているレンズの光軸方向および光軸と直交する面方向のレンズ位置を調整可能な機構を設けるようにしてもよい。ここでは、前記第2保持枠12に保持された第4レンズL4のレンズ位置調整機構を示しており、図13(a)は斜視図、図13(b)は光軸方向の像面側から見た図である。また、図14(a)はその主要部の分解斜視図である。
図13(a),(b)において、第4レンズL4は第4レンズ枠11を介して第2保持枠12に保持されているが、この第4レンズ枠11は第2保持枠12に対して光軸方向と、これと直交する方向に相対移動可能に保持されている。すなわち、図14(a)に示すように、第2保持枠12の像面側の端部には概ね円環状をした固定リング16が第2保持枠12に一体的に支持されている。また、この固定リング16の内径側には円環状をした調整リング17が光軸回りに回転可能に内挿支持されている。そして、前記第4レンズ枠11は、当該調整リング17の像面側に当接された状態で当該調整リング17を挟んで前記固定リング16および第2保持枠12に保持されている。
その上で、前記第4レンズ枠11の円周方向に3等配した3箇所には、それぞれ光軸方向に弾性力を有する引っ張りコイルスプリング18aが配設されており、これらの引っ張りスプリング18aの一端は第2保持枠12に係止され、他端は第4レンズ枠11に係止されている。これにより、第4レンズ枠11は3つの引っ張りコイルスプリング18aの引っ張り力によって前記調整リング17に対して光軸方向に弾接され、かつこの弾接力によって第2保持枠12に保持されることになる。
また、前記第4レンズ枠11の円周方向の2箇所、特に仮想の直径線を挟んだ片方の側の2箇所には、前記固定リング16との間に、径方向に弾性力を有する圧縮コイルスプリング18bが介装されている。そのため、これらの圧縮コイルスプリング18bにより、第4レンズ枠11は固定リング16に対して、すなわち第2保持枠12に対して光軸と直交する面上において径方の一方向に付勢されている。
一方、前記第4レンズ枠11の前記仮想の直径線を挟んだ反対側の円周方向の2箇所には、それぞれ前記固定リング16に配設支持された調整カム19が当接されている。この調整カム19は、ここでは円形偏心カムで構成されており、当該調整カム19の周面、すなわちカム面が前記第4レンズ枠11の周縁に径方向に当接されている。これらの調整カム19は、光軸方向の一面に設けられたスリットを利用して治具により回転操作が可能であり、この回転操作によってカム面に当接されている第4レンズ枠11を径方向に付勢することが可能とされている。
さらに、前記調整リング17は、図14(b)に物体側から見た図を示すように、物体側の面に光軸方向の当接突部17aが一体に形成されており、この当接突部17bは前記第2保持枠12の像面側の端部に形成されているテーパ端面12hに光軸方向に当接される。このテーパ端面12hは円周方向に沿って傾斜されており、その円周位置の違いによって光軸方向に変位される構成である。また、前記調整リング17は、像面側の面の一部に操作突部17bが設けられており、この操作突部17bは前記第4レンズ枠11に設けた円弧状の窓部11aを通して像面側に露呈されている。この窓部11aを通して操作突部17bを円周方向に操作することにより、調整リング17の光軸回り方向の位置が調整できるようになっている。
この構成のレンズ位置調整機構によれば、調整カム19を回転操作することにより、調整カム19はカム面に当接されている第4レンズ枠11の周縁を径方向に付勢する。これにより第4レンズ枠11は圧縮コイルスプリング18bを撓めながら径方向に移動される。したがって、2つの調整カム19を適切に回転操作することにより、第4レンズ枠11を光軸方向と直交する面上で移動でき、第4レンズ枠11の中心、すなわち第4レンズL4の中心となる光軸をレンズ鏡筒LLの光軸に一致させることが可能になる。
また、操作突部17bを操作して調整リング17を光軸回り方向に位置調整すると、調整リング17の当接突部17aは第2保持枠12のテーパ端面12hに当接されながら当該テーパ面12hに沿って移動されるため、当該当接突部17bはテーパ端面12hによって光軸方向の位置が変化される。そのため、引っ張りコイルスプリング18aによって調整リング17の像面側の端部に弾接されている第4レンズ枠11も調整リング17と一体的に光軸方向に移動される。これにより、第4レンズ枠11の光軸方向の位置、すなわち第4レンズL4の光軸方向の位置が調整できる。したがって、第1の保持枠9と第2の保持枠12との間に光軸方向の位置ずれや光軸と直交する方向の位置ずれが生じた場合でも、第4レンズL4のレンズ位置を調整することにより高品質なレンズ鏡筒が提供できる。
なお、このようなレンズ系におけるレンズ光軸調整機構は、第4レンズに限られるものではなく、他のレンズにおいても同様に適用することは可能である。
以上の説明は本発明の光学機器をレンズ鏡筒に適用しているが、実施形態における第1ないし第5レンズは、レンズ群として構成されていてもよい。また、本発明における光学要素は、実施形態のようなレンズやレンズ群に限られるものではなく、光学機器を構成して光軸方向に配列される要素であれば本発明を同様に適用できる。例えば、光学要素として、絞り、シャッター、フィルター、撮像素子(CMOS等の撮像素子を構成する光電変換素子)を適用することも可能である。さらに、本発明における光学機器は、レンズ交換式カメラのレンズ鏡筒、コンパクトカメラのレンズ鏡筒、ビデオカメラのレンズ鏡筒に適用できることはもとより、単眼鏡や双眼鏡、望遠鏡、各種携帯電子機器のカメラモジュールないしレンズモジュールにも適用できる。
LL レンズ鏡筒
L1〜L5 第1レンズ〜第5レンズ(光学要素)
1 固定枠
2 可動枠
3 変倍リング
4 案内枠
5 第2カム筒
6 案内移動枠
7 第1カム筒
8 第1レンズユニット(第1レンズ枠:第1保持部材)
9 第1保持枠(第2レンズ:第2保持部材)
9b ガイド片
9c ガイド突部
10 第3レンズ枠
11 第4レンズ)
12 第2保持枠
12b 位置規制片
12c 位置規制部
12d 収納位置規制部
13 圧縮コイルスプリング(バネ手段)
14 付勢部材
15 第3保持枠(第5レンズ枠:第3保持部材))
16 固定リング
17 調整リング
18a,18b スプリング
19 調整カム

Claims (15)

  1. 第1の光学要素を保持する第1保持部材と、第2の光学要素を保持する第2保持部材を備え、前記第1保持部材と前記第2保持部材を光軸方向に移動させて光軸方向の長さを短縮することが可能な光学機器であって、前記第1保持部材は駆動手段により光軸方向に移動可能に構成され、前記第2保持部材は、前記第1保持部材と共に光軸方向に移動されるとともに当該第1保持部材に対して光軸方向に相対移動できるように当該第1保持部材と光軸方向に連結されていることを特徴とする光学機器。
  2. 前記第1保持部材と前記第2保持部材の少なくとも一方は、両保持部材が光軸方向に離間する方向への相対移動を規制する位置規制手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記第1保持部材には光軸方向に突出した複数のガイド片が周方向に配設され、前記第2保持部材には光軸方向に突出した複数の位置規制片が周方向に配設され、前記第2保持部材はこれら複数の位置規制片において前記複数のガイド片に保持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学機器。
  4. 前記ガイド片の先端に設けられたガイド突部と、このガイド突部に光軸方向に当接される前記位置規制片の先端に設けられた位置規制部とで前記位置規制手段を構成していることを特徴とする請求項3に記載の光学機器。
  5. 前記ガイド突部と前記位置規制部が光軸方向に当接しているときに、前記位置規制片の外周面が前記ガイド突部の内径端に径方向に当接された状態で前記第2保持部材が前記第1保持部材に保持されていることを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
  6. 前記ガイド突部と前記位置規制部が光軸方向に離間しているときに、前記位置規制片の外周面は前記ガイド突部の内径端と径方向に離間されることを特徴とする請求項4又は5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記第2保持部材を前記第1保持部材に対して光軸方向に離間させる方向に付勢するバネ手段を備えており、前記ガイド突部と前記位置規制部は当該バネ手段の付勢力により光軸方向に当接されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光学機器。
  8. 前記第1保持部材は、前記第2保持部材に弾接して当該第2保持部材を光軸直交方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の光学機器。
  9. 伸長時には前記第1保持部材と前記第2保持部材は前記位置規制片と前記ガイド突部とが当接された状態で光軸方向に連結され、短縮時には前記第1保持部材と前記第2保持部材は前記位置規制片と前記ガイド突部が光軸方向に離間するように相対移動されることを特徴とする請求項4ないし8のいずれかに記載の光学機器。
  10. 短縮時には前記第1保持部材と前記第2保持部材はレンズ鏡筒の短縮方向に移動され、前記第2保持部材は光学機器の固定部に当接されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の光学機器。
  11. 第3の光学要素を保持する第3の保持部材を有し、当該第3の保持部材は前記第2の保持部材よりも像面側に配設され、短縮時に前記第2の保持部材は前記第3の保持部材に当接されることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の光学機器。
  12. カメラのレンズ鏡筒として構成された光学機器であって、当該レンズ鏡筒の固定枠と、この固定枠に支持された案内枠と、前記固定枠に支持されて光軸回りに回転される第1カム筒と、前記第1カム筒の回転により案内枠に沿って光軸方向に移動可能な案内移動枠と、前記案内移動枠と一体的に光軸方向に移動されるとともに、前記第1カム筒とともに光軸回りに回転される第2カム筒と、前記第1カム筒により光軸方向に移動される第1保持枠と、前記第1保持枠に対して光軸方向に相対移動できるように当該第1保持枠と光軸方向に連結された第2保持枠とを備え、前記第1保持枠と前記第2保持枠にそれぞれ少なくとも一つのレンズ又はレンズ群が支持されていることを特徴とする光学機器。
  13. カメラのレンズ鏡筒として構成された光学機器であって、第1ないし第4のレンズ又はレンズ群と、前記第1ないし第3のレンズまたはレンズ群を光軸方向に移動させるレンズ駆動手段とを備え、前記第2レンズを保持する第1保持枠と、前記第4レンズを保持する第2保持枠は光軸方向に相対移動できるように光軸方向に連結され、前記レンズ駆動手段により前記第1ないし第3のレンズ又はレンズ群が光軸方向に移動されたときに、前記第1保持枠を介して前記第2保持枠が光軸方向に移動される構成であることを特徴とする光学機器。
  14. 前記第1ないし第4のレンズ又はレンズ群は、フォーカスレンズ、バリエータレンズ、コンペンセータレンズ、リレーレンズであることを特徴とする請求項13に記載の光学機器。
  15. 前記保持部材又は前記保持枠に保持される光学要素又はレンズあるいはレンズ群を、前記保持部材又は前記保持枠に対して光軸方向および光軸方向と直交する方向に位置調整する位置調整機構を備えることを特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載の光学機器。

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