JP2016142593A - 情報処理装置、位置測定方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、位置測定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置において、自律的な位置の測定をより高精度に行うこと。
【解決手段】情報処理装置1において、加速度センサ17aは、加速度を検出する。第1進行方向検出部53aは、加速度センサ17aの検出結果に基づいて、第1の進行方向(進行方向Da)を検出する。角速度センサ17bは、角速度を検出する。第2進行方向検出部53bは、角速度センサ17bの検出結果に基づいて、第2の進行方向(進行方向Dw)を検出する。自律位置更新部54は、第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する。位置算出部54cは、自律位置更新部54の推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、位置測定方法及びプログラムに関する。
従来、スマートフォン等の携帯型の情報処理装置において、GPS(Global Positioning System)等から取得した位置情報を基に、現在位置を表示するものが知られている。また、情報処理装置に各種センサ(磁気センサ、角速度センサ、加速度センサ等)を内蔵し、自律的に位置を測定する機能(自律位置測定機能)を備えるものも知られている。
このような情報処理装置においては、建物の影や屋内等に位置することにより、GPS等の外部からの信号が受信できないことがあり、この場合、自律位置測定機能の精度が重要となる。
なお、位置情報を取得する機能を備えた情報処理装置については、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2012−122892号公報
しかしながら、自律位置測定機能を実現する場合、歩行中等の位置情報は、進行方向と速度とを基に算出されるが、携帯型の情報処理装置においては、装置の姿勢が固定されておらず、持ち方や携帯の方法が随時変化する等、使用状況が多用である。そのため、進行方向及び速度を精度良く検出することが困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、情報処理装置において、自律的な位置の測定をより高精度に行うことを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段の検出結果に基づいて、第1の進行方向を検出する第1進行方向検出手段と、
角速度を検出する角速度検出手段と、
前記角速度検出手段の検出結果に基づいて、第2の進行方向を検出する第2進行方向検出手段と、
前記第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する進行方向推定手段と、
前記進行方向推定手段の推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する位置算出手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置において、自律的な位置の測定をより高精度に行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェアの構成を示すブロック図である。 図2の情報処理装置の機能的構成のうち、自律位置測位処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。 図3の機能的構成を有する図1の情報処理装置が実行する自律位置測位処理の流れを説明するフローチャートである。 姿勢検出処理の流れを説明するフローチャートである。 歩行検出処理の流れを説明するフローチャートである。 進行方向検出処理の流れを説明するフローチャートである。 加速度進行方向検出処理の流れを説明するフローチャートである。 角速度進行方向検出処理の流れを説明するフローチャートである。 自律位置更新処理の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
[ハードウェア構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1の外観構成を示す模式図である。
また、図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置1のハードウェアの構成を示すブロック図である。
情報処理装置1は、例えばスマートフォン等として構成される。
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、GPS(Global Positioning System)部16と、センサ部17と、入力部18と、出力部19と、記憶部20と、通信部21と、ドライブ22と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、または、記憶部20からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。例えば、CPU11は、後述する自律位置測位処理のためのプログラムに従って、自律位置測位処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、GPS部16、センサ部17、入力部18、出力部19、記憶部20、通信部21及びドライブ22が接続されている。
GPS部16は、アンテナを含み複数のGPS衛星から送信されるGPS信号を受信して、情報処理装置1の位置情報を取得する。
センサ部17は、加速度センサ17a、角速度センサ17b及び地磁気センサ17cを含む各種センサを備えている。情報処理装置1においては、表示部19aを正面から見たときの装置左右方向をx軸、装置上下方向をy軸、装置表裏方向をz軸とするローカル座標系が設定されている。また、情報処理装置1においては、東西方向をX軸、南北方向をY軸、天地方向をZ軸とする絶対座標系(ワールド座標系)が設定されている。
加速度センサ17aは、情報処理装置1に設定されている3軸(ローカル座標系)それぞれの方向における加速度を検出する。
角速度センサ17bは、情報処理装置1に設定されている3軸(ローカル座標系)それぞれの周りの角速度を検出する。
地磁気センサ17cは、地磁気の向き(即ち、南北方向における北向き)を検出する。地磁気センサ17cによって検出される地磁気の向きを基に、絶対座標系とローカル座標系との変換が行われる。
入力部18は、各種ボタンや表示部19aの表示領域に積層される静電容量式または抵抗膜式の位置入力センサ等で構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
出力部19は、CPU11の指示に従って画像を出力する表示部19aや、音声を出力するスピーカ等で構成される。例えば、表示部19aは、各種画像やユーザインターフェースの画面を表示する。本実施形態においては、表示部19aに入力部18の位置入力センサが重畳して配置され、タッチパネルが構成されている。
記憶部20は、ハードディスクあるいはDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種画像のデータを記憶する。
通信部21は、インターネットを含むネットワークを介して他の装置(図示せず)との間で行う通信を制御する。
ドライブ22には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ22によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部20にインストールされる。また、リムーバブルメディア31は、記憶部20に記憶されている画像のデータ等の各種データも、記憶部20と同様に記憶することができる。
[機能的構成]
次に、情報処理装置1の機能的構成のうち、自律位置測位処理を実行するための機能的構成を、図3を参照して説明する。
図3は、このような図2の情報処理装置1の機能的構成のうち、自律位置測位処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。なお、図3においては、リングバッファ13aに記憶される進行方向の変化の一例を併せて示しており、Z軸に対して右回りを+方向、左回りを−方向として進行方向の変化を示している。
自律位置測位処理とは、現在の進行方向に対して、加速度センサ17aの検出結果から取得した進行方向(以下、「進行方向Da」と呼ぶ。)の変化(ΔDa)と、角速度センサ17bの検出結果から取得した進行方向(以下、「進行方向Dw」と呼ぶ。)の変化(ΔDw)とを比較し、これらに共通して検出された進行方向の変化を基にユーザの進行方向を推定して、現在位置を自律的に算出する一連の処理をいう。
自律位置測位処理が実行される場合、図3に示すように、CPU11において、姿勢検出部51と、歩行検出部52と、進行方向検出部53と、自律位置更新部54とが機能する。
また、RAM13の一領域には、リングバッファ13aが設定される。
また、記憶部20の一領域には、地図データ記憶部71が設定される。
リングバッファ13aには、角速度センサ17bによって検出された角速度から求められた進行方向Dwの変化ΔDwを示す値(例えば、北向きを基準とする方位の変化を示す角度の値)が、一定時間(例えば1.5[s])分、循環的に記憶される。即ち、リングバッファ13aには、角速度センサ17bの検出結果から所定時間(例えば20[ms])毎に算出された進行方向Dwの変化ΔDwを示す値が、循環的に指定されるリングバッファ13aの各記憶領域に、順番に記憶される。本実施形態において、加速度センサ17aは、過去の一定時間(以下、「参照時間」と呼ぶ。)の加速度の波形のデータを用いて現在の加速度の値を検出する一方、角速度センサ17bは、角速度の瞬時値を検出する。そこで、参照時間内の加速度変化の状態が反映されている最新の加速度の値から算出された進行方向Daの変化ΔDaに対して、進行方向Dwの変化ΔDwを比較する際に、参照時間内における進行方向Dwの変化ΔDwを累積して反映させるために、リングバッファ13aには、角速度センサ17bの検出結果から算出された参照時間分の進行方向Dwの変化ΔDwを示す値がそれぞれ記憶される。
地図データ記憶部71には、自律位置測位処理において表示される地図のデータが記憶される。
姿勢検出部51は、後述する姿勢検出処理を実行し、加速度センサ17aによって検出された加速度の値、角速度センサ17bによって検出された角速度の値及び地磁気センサ17cによって検出された地磁気の向き(ローカル座標系の値)を取得する。また、姿勢検出部51は、情報処理装置1の姿勢情報を生成する。姿勢情報とは、ローカル座標系のxyz軸それぞれが、絶対座標系においていずれの方向を向いているかを示す情報である。姿勢検出部51は、情報処理装置1の静止時においては、加速度センサ17aによって検出された加速度の値及び地磁気センサ17cによって検出された地磁気の向きに基づいて、情報処理装置1の姿勢情報をセンサ出力から直接生成する。一方、姿勢検出部51は、情報処理装置1の非静止時においては、角速度センサ17bによって検出された角速度の値を時間積分し、直前の姿勢情報に対する相対変化として加算することにより、情報処理装置1の姿勢情報を生成する。さらに、姿勢検出部51は、加速度センサ17aによって検出された加速度の値、角速度センサ17bによって検出された角速度の値及び地磁気センサ17cによって検出された地磁気の向きを絶対座標系の値に変換し、RAM13に記憶する。
歩行検出部52は、後述する歩行検出処理を実行することにより、絶対座標系の加速度におけるZ軸方向の成分が示す波形について、ピークの周期及び振幅を検出する。そして、歩行検出部52は、ピークの周期及び振幅がそれぞれに設定された閾値範囲内であるか否かに基づいて、ユーザが歩行中であるか否かを判定し、歩行中であると判定した場合には、ピークの振幅の大きさを基に、進行速度を更新する。
進行方向検出部53は、後述する進行方向検出処理を実行することにより、加速度センサ17aの検出結果から進行方向Daを検出する。また、進行方向検出部53は、角速度センサ17bの検出結果から進行方向Dwの変化ΔDwを検出する。
具体的には、進行方向検出部53は、第1進行方向検出部53aと、第2進行方向検出部53bとを備えている。
第1進行方向検出部53aは、絶対座標系のXY平面における加速度変化の特徴点(ピークあるいはゼロクロス点)を検出し、それらの累積的な変化からXY平面における進行方向Daを算出する。例えば、第1進行方向検出部53aは、絶対座標系のXY平面における加速度変化の特徴点のパターンを統計的に解析した結果(実験値)から、進行方向Daを算出する。
第2進行方向検出部53bは、絶対座標系における角速度のZ軸成分(Z軸周りの角速度)の変化を積分し、所定時間毎の累積結果を進行方向Dwの変化ΔDwとして、リングバッファ13aに循環的に記憶する。
なお、一般に、情報処理装置1を携帯するユーザのよろけは角速度の変化として誤差となり、情報処理装置1のユーザによる持ち替えは加速度の変化として誤差となる傾向にある。
自律位置更新部54は、後述する自律位置更新処理を実行することにより、リングバッファ13aを参照して進行方向Daの変化ΔDaと進行方向Dwの変化ΔDwとを比較し、これらに共通する進行方向の変化を誤差が除外された進行方向の変化として採用し、自律位置情報を更新する。自律位置情報とは、GPS信号を用いることなく、加速度センサ17a及び角速度センサ17bの検出結果を用いて取得された自律的な位置検出の結果を示す情報である。
具体的には、自律位置更新部54は、比較部54aと、進行方向決定部54bと、位置算出部54cとを備えている。
比較部54aは、現在の進行方向を基に、第1進行方向検出部53aによって算出された進行方向Daの変化ΔDaを算出する。そして、比較部54aは、進行方向Daの変化ΔDaと、第2進行方向検出部53bによってリングバッファ13aに記憶された進行方向Dwの変化ΔDwとを比較する。具体的には、比較部54aは、進行方向Daの変化ΔDaがZ軸に対して右回りである場合、リングバッファ13aに記憶された進行方向Dwの変化ΔDwのデータのうち、進行方向Daの変化ΔDaと同量の右回りのデータを古い順に消去する。また、比較部54aは、進行方向Daの変化がZ軸に対して左回りである場合、リングバッファ13aに記憶された進行方向Dwの変化ΔDwのデータのうち、進行方向Daの変化ΔDaと同量の左回りのデータを古い順に消去する。このとき、比較部54aは、リングバッファ13aに記憶された右回りまたは左回りの進行方向Dwの変化ΔDwの総量よりも、進行方向Daの変化ΔDaが大きい場合には、進行方向Dwの変化ΔDwの総量を上回る分の変化ΔDa(リングバッファ13aに記憶されていない分の進行方向Dwの変化ΔDwに相当する量)を進行方向Daから減算する。一方、比較部54aは、リングバッファ13aに記憶された右回りまたは左回りの進行方向Dwの変化ΔDwの総量よりも、進行方向Daの変化ΔDaが小さい場合には、進行方向Daの変化ΔDaを上回る分の変化ΔDw(消去後にリングバッファ13aに残る進行方向Dwの変化ΔDwに相当する量)を無視する。
このような処理により、進行方向Dwの変化ΔDwにのみ含まれる進行方向の変化及び進行方向Daの変化ΔDaにのみ含まれる進行方向の変化を誤差として除去し、進行方向Dwの変化ΔDw及び進行方向Daの変化ΔDaに共通して含まれる進行方向の変化をユーザの進行方向に反映させることができる。
進行方向決定部54bは、比較部54aの比較結果に基づいて、現在の進行方向を決定する。具体的には、進行方向決定部54bは、進行方向Dwの変化ΔDw及び進行方向Daの変化ΔDaに共通して含まれる進行方向の変化を現在の進行方向に加算することにより、現在の進行方向を更新する。また、進行方向決定部53dは、ユーザが歩行中でない(即ち、情報処理装置1が静止している)と判定された場合、リングバッファ13aを初期化する。このとき、進行方向決定部54bは、右回りの進行方向Daの変化ΔDw及び左回りの進行方向Daの変化ΔDaの初期値として、各180度を記憶領域の数の半分で割った角度を算出し、リングバッファ13aの各領域に算出した右回りまたは左回りの角度を記憶する。これにより、リングバッファ13aの初期化後、比較部54aにおいて、進行方向Daの変化ΔDaをリングバッファ13aに記憶された進行方向Dwの変化ΔDwと初回に比較する際(例えば、歩き始め等)に、進行方向Dwの変化ΔDw及び進行方向Daの変化ΔDaに共通して含まれる進行方向の変化として、180度分をバッファとして確保することができる。そのため、リングバッファ13aをゼロにリセットする場合に比べ、リングバッファ13aの初期化後、比較部54aにおける初回の比較において、進行方向Daの変化ΔDaが全て誤差であるものとして処理されることを防ぐことができる。また、静止状態から動き始めた際の進行方向の変化を速やかに反映させることができる。
位置算出部54cは、進行方向決定部54bによって決定された進行方向と、加速度センサ17aによって検出された加速度から現在位置を逐次算出し、自律位置情報を更新する。
表示制御部55は、地図データベースを参照し、位置算出部54cによって算出された現在位置を地図上に表示する。
[動作]
次に、動作を説明する。
[自律位置測位処理]
図4は、図3の機能的構成を有する図1の情報処理装置1が実行する自律位置測位処理の流れを説明するフローチャートである。
自律位置測位処理は、情報処理装置1が現在位置の測位を行う設定となっている状態で、GPS部16においてGPS信号の受信ができない状態となった場合に開始される。
ステップS1において、姿勢検出部51は、姿勢検出処理(後述)を実行する。
ステップS2において、歩行検出部52は、歩行検出処理(後述)を実行する。
ステップS3において、進行方向検出部53は、進行方向検出処理(後述)を実行する。
ステップS4において、自律位置更新部54は、自律位置更新処理(後述)を実行する。
ステップS4の後、自律位置測位処理が繰り返される。
なお、自律位置測位処理は、GPS信号の受信ができる状態になった場合に終了となる。
[姿勢検出処理]
図5は、姿勢検出処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS11において、姿勢検出部51は、加速度センサ17aによって検出された加速度の値、角速度センサ17bによって検出された角速度の値及び地磁気センサ17cによって検出された地磁気の向き(ローカル座標系の値)を取得する。
ステップS12において、姿勢検出部51は、静止検出処理を実行する。静止検出処理では、各センサの検出値が予め設定された閾値の範囲内にあるか否かに応じて、情報処理装置1の静止状態または非静止状態が検出される。
ステップS13において、姿勢検出部51は、情報処理装置1が静止状態であるか否かの判定を行う。
情報処理装置1が静止状態である場合、ステップS13においてYESと判定されて、処理はステップS14に移行する。
一方、情報処理装置1が静止状態でない場合、ステップS13においてNOと判定されて、処理はステップS15に移行する。
ステップS14において、姿勢検出部51は、加速度センサ17aによって検出された加速度の値及び地磁気センサ17cによって検出された地磁気の向きに基づいて、情報処理装置1の姿勢情報をセンサ出力から直接生成する。
ステップS14の後、処理はステップS16に移行する。
ステップS15において、姿勢検出部51は、角速度センサ17bによって検出された角速度の値を時間積分し、直前の姿勢情報に対する相対変化として加算することにより、情報処理装置1の姿勢情報を生成する。
ステップS16において、姿勢検出部51は、加速度センサ17aによって検出された加速度の値、角速度センサ17bによって検出された角速度の値及び地磁気センサ17cによって検出された地磁気の向きを絶対座標系の値に変換し、RAM13に記憶する。
ステップS15の後、処理は自律位置測位処理に戻る。
[歩行検出処理]
図6は、歩行検出処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS21において、歩行検出部52は、絶対座標系の加速度におけるZ軸方向の成分が示す波形について、ピークの周期及び振幅を検出する。
ステップS22において、歩行検出部52は、検出されたピークの周期が、予め設定されたピークの閾値範囲内であるか否かの判定を行う。
検出されたピークの周期が、予め設定されたピークの閾値範囲内である場合、ステップS22においてYESと判定されて、処理はステップS23に移行する。
一方、検出されたピークの周期が、予め設定されたピークの閾値範囲内でない場合、ステップS22においてNOと判定されて、処理はステップS26に移行する。
ステップS23において、歩行検出部52は、検出されたピークの振幅が、予め設定された振幅の閾値範囲内であるか否かの判定を行う。
検出された振幅の周期が、予め設定されたピークの閾値範囲内である場合、ステップS23においてYESと判定されて、処理はステップS24に移行する。
一方、検出された振幅の周期が、予め設定されたピークの閾値範囲内でない場合、ステップS23においてNOと判定されて、処理はステップS26に移行する。
ステップS24において、歩行検出部52は、ユーザが歩行中である旨を設定(歩行中フラグをON)する。
ステップS25において、歩行検出部52は、検出されたピークの振幅の大きさを基に、ユーザの歩行における進行速度を更新する。このとき、例えば、複数の被験者の歩行時におけるピークの振幅の大きさと進行速度との関係を統計的に解析した結果(実験値)を参照することにより、ピークの振幅の大きさから歩行における進行速度を得ることができる。
ステップS25の後、処理は自律位置測位処理に戻る。
ステップS26において、歩行検出部52は、ユーザが歩行中である旨の設定を解除(歩行中フラグをOFF)する。即ち、ステップS26では、検出されたピークの周期及び振幅の一方または両方が、予め設定されたそれぞれの閾値範囲内でない場合に、歩行中でないものとされる。
ステップS26の後、処理は自律位置測位処理に戻る。
[進行方向検出処理]
図7は、進行方向検出処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS31において、進行方向検出部53は、加速度進行方向検出処理(後述)を実行する。
ステップS32において、進行方向検出部53は、角速度進行方向検出処理(後述)を実行する。
ステップS32の後、処理は自律位置測位処理に戻る。
[加速度進行方向検出処理]
図8は、加速度進行方向検出処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS311において、第1進行方向検出部53aは、絶対座標系のXY平面における加速度変化の特徴点(ピークあるいはゼロクロス点)を検出する。
ステップS312において、第1進行方向検出部53aは、検出された加速度変化の特徴点を累積する。
ステップS313において、第1進行方向検出部53aは、加速度変化の累積的な変化からXY平面における進行方向Daを算出する。
ステップS313の後、処理は進行方向検出処理に戻る。
[角速度進行方向検出処理]
図9は、角速度進行方向検出処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS321において、第2進行方向検出部53bは、絶対座標系における角速度のZ軸成分(Z軸周りの角速度)の変化を積分する。
ステップS322において、第2進行方向検出部53bは、所定時間毎の累積結果を進行方向Dwの変化ΔDwとして、リングバッファ13aに循環的に記憶する。
ステップS322の後、処理は進行方向検出処理に戻る。
[自律位置更新処理]
図10は、自律位置更新処理の流れを説明するフローチャートである。
ステップS41において、比較部54aは、現在の進行方向を基に、第1進行方向検出部53aによって算出された進行方向Daの変化ΔDaを算出する。
ステップS42において、比較部54aは、進行方向Daの変化ΔDaがZ軸に対して右回りであるか否かの判定を行う。
進行方向Daの変化ΔDaがZ軸に対して右回りである場合、ステップS42においてYESと判定されて、処理はステップS43に移行する。
一方、進行方向Daの変化ΔDaがZ軸に対して右回りでない場合、ステップS42においてNOと判定されて、処理はステップS44に移行する。
ステップS43において、比較部54aは、リングバッファ13aに記憶された進行方向Dwの変化ΔDwのデータのうち、進行方向Daの変化ΔDaと同量の右回りのデータを古い順に消去する。
ステップS43の後、処理はステップS46に移行する。
ステップS44において、比較部54aは、進行方向Daの変化ΔDaがZ軸に対して左回りであるか否かの判定を行う。
進行方向Daの変化ΔDaがZ軸に対して左回りである場合、ステップS44においてYESと判定されて、処理はステップS45に移行する。
一方、進行方向Daの変化ΔDaがZ軸に対して左回りでない場合、ステップS44においてNOと判定されて、処理はステップS49に移行する。
ステップS45において、比較部54aは、リングバッファ13aに記憶された進行方向Dwの変化ΔDwのデータのうち、進行方向Daの変化ΔDaと同量の左回りのデータを古い順に消去する。
ステップS46において、比較部54aは、リングバッファ13aに記憶された右回りまたは左回りの進行方向Dwの変化ΔDwの総量よりも、進行方向Daの変化ΔDaが大きいか否かの判定を行う。
リングバッファ13aに記憶された右回りまたは左回りの進行方向Dwの変化ΔDwの総量よりも、進行方向Daの変化ΔDaが大きい場合、ステップS46においてYESと判定されて、処理はステップS47に移行する。
一方、リングバッファ13aに記憶された右回りまたは左回りの進行方向Dwの変化ΔDwの総量よりも、進行方向Daの変化ΔDaが大きくない場合、ステップS46においてNOと判定されて、処理はステップS48に移行する。
ステップS47において、比較部54aは、進行方向Dwの変化ΔDwの総量を上回る分の変化ΔDa(リングバッファ13aに記憶されていない分の進行方向Dwの変化ΔDwに相当する量)を進行方向Daから減算する。
ステップS48において、進行方向決定部54bは、比較部54aの比較結果に基づいて現在の進行方向を決定すると共に、位置算出部54cは、現在位置を算出することにより、自律位置情報を更新する。
ステップS49において、ユーザが歩行中であるか否か(即ち、歩行中フラグがONであるか否か)の判定を行う。
ユーザが歩行中でない場合、ステップS49においてNOと判定されて、処理はステップS50に移行する。
一方、ユーザが歩行中である場合、ステップS49においてYESと判定されて、処理は自律位置測位処理に戻る。
ステップS50において、進行方向決定部54bは、リングバッファ13aを初期化し、リングバッファ13aの各領域に初期値を記憶する。
以上のように構成される情報処理装置1は、加速度センサ17aと、第1進行方向検出部53aと、角速度センサ17bと、第2進行方向検出部53bと、自律位置更新部54と、位置算出部54cとを備える。
加速度センサ17aは、加速度を検出する。
第1進行方向検出部53aは、加速度センサ17aの検出結果に基づいて、第1の進行方向(進行方向Da)を検出する。
角速度センサ17bは、角速度を検出する。
第2進行方向検出部53bは、角速度センサ17bの検出結果に基づいて、第2の進行方向(進行方向Dw)を検出する。
自律位置更新部54は、第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する。
位置算出部54cは、自律位置更新部54の推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する。
これにより、現在の進行方向に対して、加速度センサ17aの検出結果から取得した進行方向Daの変化(ΔDa)と、角速度センサ17bの検出結果から取得した進行方向Dwの変化(ΔDw)とを比較し、これらに共通して検出された進行方向の変化を基にユーザの進行方向を推定して、現在位置を自律的に算出することができる。
したがって、情報処理装置において、自律的な位置の測定をより高精度に行うことが可能となる。
また、情報処理装置1は、リングバッファ13aを備える。
リングバッファ13aは、第2進行方向検出部53bによって検出された第2の進行方向の変化を記憶する。
自律位置更新部54は、第1進行方向検出部53aによって検出された第1の進行方向の変化と、リングバッファ13aに記憶された第2の進行方向の変化とを比較し、第1の進行方向の変化と第2の進行方向の変化とに共通する変化を自装置の進行方向の変化とする。
これにより、第1の進行方向と第2の進行方向とが検出されるタイミングの差を調整して、進行方向の変化を比較することが可能となる。
また、自律位置更新部54は、リングバッファ13aに記憶された第2の進行方向の変化のうち、第1進行方向検出部53aによって検出された第1の進行方向の変化よりも大きい変化を考慮せず、第1進行方向検出部53aによって検出された第1の進行方向の変化のうち、リングバッファ13aに記憶された第2の進行方向の変化よりも大きい変化を第1の進行方向の変化から減算することにより、自装置の進行方向の変化を算出する。
これにより、リングバッファ13aに記憶された第2の進行方向の変化を用いて、第1の進行方向の変化及び第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化を適切に算出することが可能となる。
また、自律位置更新部54は、第1進行方向検出部53aによって検出された第1の進行方向の変化が鉛直軸に対して右回りであるか左回りであるかに応じて、リングバッファ13aに記憶された第2の進行方向の変化における右回りまたは左回りのデータと比較する。
これにより、リングバッファ13aに記憶されたデータのうち、第1進行方向検出部53aによって検出された第1の進行方向の変化の方向に対応するデータによって、共通する進行方向の変化を算出することができる。
また、自律位置更新部54は、自装置の静止時にリングバッファ13aを初期化し、鉛直軸に対して右回り及び左回りの進行方向の変化の初期値を記憶する。
これにより、初期化後に、第1の進行方向の変化及び第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化を適切に比較することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上述の実施形態では、比較部54aが、現在の進行方向を基に、第1進行方向検出部53aによって算出された進行方向Daの変化ΔDaを算出することとして説明したが、これに限られない。例えば、第1進行方向検出部53aが、進行方向Daの変化ΔDaを算出することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、リングバッファ13aを初期化する際に、右回りの進行方向Daの変化ΔDw及び左回りの進行方向Daの変化ΔDaの初期値として、各180度を分割して記憶することとして説明したが、これに限られない。例えば、右回りの進行方向Daの変化ΔDw及び左回りの進行方向Daの変化ΔDaの初期値として、各180度以上の角度を分割して記憶することとしてもよい。
また、上述の実施形態では、本発明が適用される情報処理装置1は、スマートフォンを例として説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、本発明は、自律位置測位機能を有する電子機器一般に適用することができる。具体的には、例えば、本発明は、歩数計、ウェアラブル端末、ノート型のパーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、携帯型ナビゲーション装置、携帯電話機、ポータブルゲーム機等に適用可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図3の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図3の例に限定されない。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図2のリムーバブルメディア31により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。リムーバブルメディア31は、例えば、磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク、または光磁気ディスク等により構成される。光ディスクは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk),Blu−ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等により構成される。光磁気ディスクは、MD(Mini−Disk)等により構成される。また、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体は、例えば、プログラムが記録されている図2のROM12や、図2の記憶部20に含まれるハードディスク等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段の検出結果に基づいて、第1の進行方向を検出する第1進行方向検出手段と、
角速度を検出する角速度検出手段と、
前記角速度検出手段の検出結果に基づいて、第2の進行方向を検出する第2進行方向検出手段と、
前記第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する進行方向推定手段と、
前記進行方向推定手段の推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する位置算出手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記第2進行方向検出手段によって検出された前記第2の進行方向の変化を記憶する記憶手段を備え、
前記進行方向推定手段は、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化と、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化とを比較し、前記第1の進行方向の変化と前記第2の進行方向の変化とに共通する変化を前記自装置の進行方向の変化とすることを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記進行方向推定手段は、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化のうち、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化よりも大きい変化を考慮せず、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化のうち、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化よりも大きい変化を前記第1の進行方向の変化から減算することにより、前記自装置の進行方向の変化を算出することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記進行方向推定手段は、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化が鉛直軸に対して右回りであるか左回りであるかに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化における右回りまたは左回りのデータと比較することを特徴とする付記2または3に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記進行方向推定手段は、自装置の静止時に前記記憶手段を初期化し、鉛直軸に対して右回り及び左回りの進行方向の変化の初期値を記憶することを特徴とする付記4に記載の情報処理装置。
[付記6]
加速度を検出する加速度検出手段と、角速度を検出する角速度検出手段とを備える情報処理装置における位置測定方法であって、
前記加速度検出手段の検出結果に基づいて、第1の進行方向を検出する第1進行方向検出ステップと、
前記角速度検出手段の検出結果に基づいて、第2の進行方向を検出する第2進行方向検出ステップと、
前記第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する進行方向推定ステップと、
前記進行方向推定ステップの推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する位置算出ステップと、
を含むことを特徴とする位置測定方法。
[付記7]
加速度を検出する加速度検出手段と、角速度を検出する角速度検出手段とを備える情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記加速度検出手段の検出結果に基づいて、第1の進行方向を検出する第1進行方向検出機能と、
前記角速度検出手段の検出結果に基づいて、第2の進行方向を検出する第2進行方向検出機能と、
前記第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する進行方向推定機能と、
前記進行方向推定機能の推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する位置算出機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
1・・・情報処理装置,11・・・CPU,12・・・ROM,13・・・RAM,13a・・・リングバッファ,14・・・バス,15・・・入出力インターフェース,16・・・GPS部,17・・・センサ部,17a・・・加速度センサ,17b・・・角速度センサ,17c・・・地磁気センサ,18・・・入力部,19・・・出力部,20・・・記憶部,21・・・通信部,22・・・ドライブ,31・・・リムーバブルメディア,51・・・姿勢検出部,52・・・歩行検出部,53・・・進行方向検出部,53a・・・第1進行方向検出部,53b第2進行方向検出部,54・・・自律位置更新部,54a・・・比較部,54b・・・進行方向決定部,54c・・・位置算出部,71・・・地図データ記憶部

Claims (7)

  1. 情報処理装置において、
    加速度を検出する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段の検出結果に基づいて、第1の進行方向を検出する第1進行方向検出手段と、
    角速度を検出する角速度検出手段と、
    前記角速度検出手段の検出結果に基づいて、第2の進行方向を検出する第2進行方向検出手段と、
    前記第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する進行方向推定手段と、
    前記進行方向推定手段の推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する位置算出手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2進行方向検出手段によって検出された前記第2の進行方向の変化を記憶する記憶手段を備え、
    前記進行方向推定手段は、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化と、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化とを比較し、前記第1の進行方向の変化と前記第2の進行方向の変化とに共通する変化を前記自装置の進行方向の変化とすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記進行方向推定手段は、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化のうち、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化よりも大きい変化を考慮せず、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化のうち、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化よりも大きい変化を前記第1の進行方向の変化から減算することにより、前記自装置の進行方向の変化を算出することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記進行方向推定手段は、前記第1進行方向検出手段によって検出された前記第1の進行方向の変化が鉛直軸に対して右回りであるか左回りであるかに応じて、前記記憶手段に記憶された前記第2の進行方向の変化における右回りまたは左回りのデータと比較することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記進行方向推定手段は、自装置の静止時に前記記憶手段を初期化し、鉛直軸に対して右回り及び左回りの進行方向の変化の初期値を記憶することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 加速度を検出する加速度検出手段と、角速度を検出する角速度検出手段とを備える情報処理装置における位置測定方法であって、
    前記加速度検出手段の検出結果に基づいて、第1の進行方向を検出する第1進行方向検出ステップと、
    前記角速度検出手段の検出結果に基づいて、第2の進行方向を検出する第2進行方向検出ステップと、
    前記第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する進行方向推定ステップと、
    前記進行方向推定ステップの推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する位置算出ステップと、
    を含むことを特徴とする位置測定方法。
  7. 加速度を検出する加速度検出手段と、角速度を検出する角速度検出手段とを備える情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記加速度検出手段の検出結果に基づいて、第1の進行方向を検出する第1進行方向検出機能と、
    前記角速度検出手段の検出結果に基づいて、第2の進行方向を検出する第2進行方向検出機能と、
    前記第1の進行方向の変化及び前記第2の進行方向の変化に共通する進行方向の変化に基づいて、自装置の進行方向を推定する進行方向推定機能と、
    前記進行方向推定機能の推定結果に基づいて、自装置の位置を算出する位置算出機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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