JP2016139502A - スパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁体の割れに対する耐性を向上する。【解決手段】スパークプラグは、工具係合部を有し貫通孔を有する主体金具と、主体金具の貫通孔に配置される絶縁体と、絶縁体の軸孔に配置される胴部と、胴部よりも大径の鍔部と、鍔部よりも小径の頭部と、を備える端子金具と、を備える。絶縁体のうち、主体金具から後端側に露出する露出部の最小厚さは、2.5mm以下である。工具係合部のうち、外接円の径が最大である最大外径部の外接円の径と、頭部の最大外径と、の径差は9mm以下である、あるいは、露出部の最大外径と、頭部の最大外径と、の径差が2.3mm以下である。【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関等において着火に用いられるスパークプラグに関する。
内燃機関等において着火に用いられるスパークプラグは、絶縁体によって互いに絶縁された中心電極と接地電極とに電圧が印加されることによって、中心電極の先端部と接地電極の先端部との間に形成された火花ギャップに、火花を発生させる(例えば、特許文献1)。
近年、内燃機関を小型化する観点や、設計自由度を向上する観点から、スパークプラグの小径化や小型化が望まれている。
特開平11−273827号公報
しかしながら、スパークプラグの小径化、小型化に伴って、絶縁体の肉厚が薄くなるほど、絶縁体の強度の確保、例えば、スパークプラグが落下して床などに衝突した際に発生し得る絶縁体の割れに対する耐性の確保が困難になる可能性があった。
本明細書は、スパークプラグの絶縁体の割れに対する耐性を向上できる技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]取付工具を係合させるための工具係合部を有し、軸線の方向に貫通する貫通孔を有する主体金具と、
前記主体金具の前記貫通孔に配置され、前記軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、
前記絶縁体の前記軸孔に配置される胴部と、前記胴部よりも大径で、前記絶縁体の後端面に接触する鍔部と、前記鍔部よりも小径で、前記鍔部の後端側に位置する頭部と、を備える端子金具と、
を備えるスパークプラグであって、
前記頭部の最大外径を有する部分の後端と、前記工具係合部のうち、外接円の径が最大である最大外径部の後端と、を最短距離で結ぶ仮想線が、前記絶縁体のうち、前記主体金具から後端側に露出する露出部と交差せず、
前記露出部のうち、前記胴部と接触する部分の径方向の最小厚さが2.5mm以下であり、
前記最大外径部の外接円の径と、前記頭部の最大外径と、の径差が9mm以下であることを特徴とするスパークプラグ。
上記構成によれば、絶縁体の露出部における胴部と接触する部分の径方向の最小厚さが2.5mm以下であっても、工具係合部の最大外径部の外接円の径と、端子金具の頭部の最大外径と、の径差が9mm以下であるので、落下時等の絶縁体への衝撃を緩和できる。したがって、絶縁体の割れに対する耐性を向上することができる。
[適用例2]適用例1に記載のスパークプラグであって、
前記頭部の最大外径は、前記露出部の最大外径より小さいことを特徴とするスパークプラグ。
こうすれば、プラグキャップと絶縁体の露出部との密着性の低下を抑制して、フラッシュオーバーの発生を抑制できる。
[適用例3]適用例2に記載のスパークプラグであって、
前記最大外径部の外接円の径と、前記頭部の最大外径と、の径差が5mm以上であることを特徴とするスパークプラグ。
こうすれば、工具係合部の外径と露出部の外径との径差が過度に小さくなることを抑制できるので、主体金具に対する絶縁体の固定(例えば、かしめによる固定)を適切に行うことができ、ひいては、スパークプラグの気密性を確保することができる。
[適用例4]取付工具を係合させるための工具係合部を有し、軸線の方向に貫通する貫通孔を有する主体金具と、
前記主体金具の前記貫通孔に配置され、前記軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、
前記絶縁体の前記軸孔に配置される胴部と、前記胴部よりも大径で、前記絶縁体の後端面に接触する頭部と、を備える端子金具と、
を備えるスパークプラグであって、
前記頭部の最大外径を有する部分の後端と、前記工具係合部のうち、外接円の径が最大である最大外径部の後端と、を最短距離で結ぶ仮想線が、前記絶縁体のうち、前記主体金具から後端側に露出する露出部と交差し、
前記露出部のうち、前記胴部と接触する部分の径方向の最小厚さが2.5mm以下であり、
前記露出部の最大外径と、前記頭部の最大外径と、の径差が2.3mm以下であることを特徴とするスパークプラグ。
上記構成によれば、絶縁体の露出部における胴部と接触する部分の径方向の最小厚さが2.5mm以下であっても、絶縁体の露出部の最大外径と、端子金具の頭部の最大外径と、の径差が2.3mm以下であるので、落下時等の絶縁体への衝撃を緩和できる。したがって、絶縁体の割れに対する耐性を向上することができる。
[適用例5]適用例4に記載のスパークプラグであって、
前記頭部の最大外径は、前記露出部の最大外径より小さく、
前記露出部の最大外径と、前記頭部の最大外径と、の径差が1mm以上であることを特徴とするスパークプラグ。
こうすれば、生産時の公差バラツキによって、端子金具の頭部が、絶縁体の露出部の外周面より径方向外側にはみ出すことを抑制できる。したがって、プラグキャップと絶縁体の露出部との密着性の低下を抑制できるので、フラッシュオーバーの発生を抑制できる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、スパークプラグやスパークプラグを用いた点火装置、そのスパークプラグを搭載する内燃機関や、そのスパークプラグを用いた点火装置を搭載する内燃機関等の態様で実現することができる。
第1実施形態のスパークプラグ100の全体を示す図である。 スパークプラグ100の後端側の構成を示す図である。 試験装置の概略図である。 試験結果を示すグラフである。 スパークプラグ100にプラグキャップが装着された状態を示す概略図である。 第2実施形態のスパークプラグ100bの後端側の構成を示す図である。 試験結果を示すグラフである。
A.第1実施形態:
A−1.スパークプラグの構成:
以下、本発明の実施の態様を実施形態に基づいて説明する。図1は、第1実施形態のスパークプラグ100の全体を示す図である。図1の軸線COより右側には、スパークプラグ100の外観が図示され、軸線COの左側には、軸線COを含む面で切断した断面図が示されている。図1の一点破線は、スパークプラグ100の軸線COを示している。軸線COと平行な方向(図1の上下方向)を軸線方向とも呼ぶ。軸線COを中心とする円の径方向を、単に「径方向」とも呼び、軸線COを中心とする円の周方向を、単に「周方向」とも呼ぶ。図1における下方向を先端方向FDと呼び、上方向を後端方向BDとも呼ぶ。図1における下側をスパークプラグ100の先端側と呼び、図1における上側をスパークプラグ100の後端側と呼ぶ。
スパークプラグ100は、絶縁体(絶縁碍子)10と、中心電極20と、接地電極30と、端子金具40と、主体金具50と、を備える。
絶縁体(絶縁碍子)10はアルミナ等を焼成して形成されている。絶縁体10は、軸線方向に沿って延び、絶縁体10を貫通する貫通孔である軸孔12を有する略円筒形状の部材である。絶縁体10は、鍔部19と、後端側胴部18と、先端側胴部17と、段部15と、脚長部13とを備えている。後端側胴部18は、鍔部19より後端側に位置し、鍔部19の外径より小さな外径を有している。先端側胴部17は、鍔部19より先端側に位置し、鍔部19の外径より小さな外径を有している。脚長部13は、先端側胴部17より先端側に位置し、先端側胴部17の外径よりも小さな外径を有し、後端側から先端方向FDに向かって縮径している。脚長部13は、スパークプラグ100が内燃機関(図示せず)に取り付けられた際には、その燃焼室に曝される。段部15は、脚長部13と先端側胴部17との間に形成されている。
主体金具50は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼材)で形成され、内燃機関のエンジンヘッド(図示省略)にスパークプラグ100を固定するための円筒状の金具である。主体金具50は、軸線COに沿って貫通する貫通孔59が形成されている。主体金具50の貫通孔59内に、絶縁体10が配置・保持されている。絶縁体10の先端は、主体金具50の先端より先端側に露出している。絶縁体10の後端は、主体金具50の後端より後端側に露出している。
主体金具50は、スパークプラグ100をエンジンヘッドに取り付ける際に取付工具(具体的には、スパークプラグレンチ)を係合させるための工具係合部51と、内燃機関に取り付けるための取付ネジ部52と、工具係合部51と取付ネジ部52との間に形成された鍔状の座部54と、を備えている。
主体金具50の取付ネジ部52と座部54との間には、金属板を折り曲げて形成された環状のガスケット5が嵌挿されている。ガスケット5は、スパークプラグ100が内燃機関に取り付けられた際に、スパークプラグ100と内燃機関(エンジンヘッド)との隙間を封止する。
主体金具50は、さらに、工具係合部51の後端側に設けられた薄肉の加締部53と、座部54と工具係合部51との間に設けられた薄肉の圧縮変形部58と、を備えている。主体金具50における工具係合部51から加締部53に至る部位の内周面と、絶縁体10の後端側胴部18の外周面との間に形成される環状の領域には、環状の線パッキン6,7が配置されている。当該領域における2つの線パッキン6,7の間には、タルク(滑石)9の粉末が充填されている。加締部53の後端は、径方向内側に折り曲げられて、絶縁体10の外周面に固定されている。主体金具50の圧縮変形部58は、製造時において、絶縁体10の外周面に固定された加締部53が先端側に押圧されることにより、圧圧縮変形する。圧縮変形部58の圧縮変形によって、線パッキン6、7およびタルク9を介し、絶縁体10が主体金具50内で先端側に向け押圧される。金属製の環状の板パッキン8を介して、主体金具50の取付ネジ部52の内周に形成された段部56(金具側段部)によって、絶縁体10の段部15(絶縁碍子側段部)が押圧される。この結果、内燃機関の燃焼室内のガスが、主体金具50と絶縁体10との隙間から外部に漏れることが、板パッキン8およびタルク9によって防止される。これによって、スパークプラグ100の気密性が確保される。
中心電極20は、軸線方向に延びる棒状の中心電極本体21と、中心電極本体21の先端に接合された円柱状の中心電極チップ29と、を備えている。中心電極本体21は、絶縁体10の軸孔12の内部の先端側の部分に配置されている。中心電極本体21は、例えば、ニッケルまたはニッケルを主成分とする合金、本実施形態では、インコネル600(「INCONEL」は、登録商標))で形成されている。中心電極本体21は、内部に埋設され、ニッケルまたはニッケルを主成分とする合金よりも熱伝導性に優れる銅または銅を主成分とする合金で形成された芯材を含んでもよい。
中心電極本体21は、軸線方向の所定の位置に設けられた鍔部24(電極鍔部)と、鍔部24よりも後端側の部分である頭部23(電極頭部)と、鍔部24よりも先端側の部分である脚部25(電極脚部)と、を備えている。鍔部24は、絶縁体10の段部16に支持されている。脚部25の先端部分、すなわち、中心電極本体21の先端は、絶縁体10の先端より先端側に突出している。
中心電極チップ29は、中心電極本体21の先端(脚部25の先端)に、例えば、レーザ溶接を用いて、接合されている。中心電極チップ29は、高融点の貴金属を主成分とする材料で形成されている。中心電極チップ29の材料には、例えば、イリジウム(Ir)や、Irを主成分とする合金が用いられる。
接地電極30は、主体金具50の先端に接合された接地電極本体31と、円柱状の接地電極チップ39と、を備えている。
接地電極本体31は、断面が四角形の湾曲した棒状体である。接地電極本体31の後端は、主体金具50の先端面に接合されている。これによって、主体金具50と接地電極本体31とは、電気的に接続される。接地電極本体31の先端は、自由端である。
接地電極本体31は、耐腐食性の高い金属、例えば、ニッケル合金、本実施形態では、インコネル601を用いて形成されている。なお、接地電極本体31は、内部に銅などのニッケル合金よりも熱伝導率が高い金属で形成された芯材を含んでもよい。
接地電極チップ39の先端面は、接地電極本体31の湾曲された先端部分の中心電極20を向いた面に、例えば、抵抗溶接によって接合されている。接地電極チップ39は、例えば、Pt(白金)または、Ptを主成分とする合金、本実施形態では、Pt−10Ni合金などを用いて形成されている。
接地電極チップ39の後端面と、中心電極チップ29の先端面とは、火花放電が発生する間隙(ギャップとも呼ぶ)を形成している。ギャップの近傍をスパークプラグ100の発火部とも呼ぶ。
端子金具40は、軸線方向に延びる棒状の部材である。端子金具40は、導電性の金属材料(例えば、低炭素鋼)で形成され、端子金具40の表面には、防食のための金属層(例えば、Ni層)がめっきなどによって形成されている。端子金具40は、絶縁体10の軸孔12に配置される胴部43と、胴部43より後端側に位置する鍔部42と、鍔部42より後端側に位置する頭部41と、を備えている。
絶縁体10の軸孔12内において、端子金具40の先端(胴部43の先端)と中心電極20の後端(頭部23の後端)との間には、火花発生時の電波ノイズを低減するための抵抗体70が配置されている。抵抗体70は、例えば、主成分であるガラス粒子と、ガラス以外のセラミック粒子と、導電性材料と、を含む組成物で形成されている。軸孔12内において、抵抗体70と中心電極20との隙間は、導電性シール60によって埋められている。抵抗体70と端子金具40との隙間は、導電性シール80によって埋められている。導電性シール60、80は、例えば、B23−SiO2系等のガラス粒子と金属粒子(Cu、Feなど)とを含む組成物で形成されている。
A−2.スパークプラグ100の後端側の構成:
上記のスパークプラグ100の後端側の構成について、図2を参照して、さらに、詳細に説明する。図2は、スパークプラグ100の後端側の構成を示す図である。図2(A)には、図1のうち、スパークプラグ100の後端側の一部分を拡大した図が示されている。
主体金具50の貫通孔59に配置された絶縁体10のうち、後端側胴部18の後端側の部分18Aは、貫通孔59の後端から後端側に露出している。後端側胴部18の後端側の部分18Aを、絶縁体10の露出部18Aとも呼ぶ。露出部18Aの軸線方向の長さをL12とする。露出部18Aの軸孔12を形成する内周面の後端部分は、座繰り18Bと、座繰り18Bの先端側に位置する雌ねじが形成された部分18Cと、を有している。露出部18Aの軸孔12を形成する内周面の部分18Cより先端側の部分18Fは、後述するように、端子金具40の胴部43が接触する部分である。
露出部18Aの側面の後端側の部分は、周方向の全周に亘って形成された複数個の溝18Dが形成されている。複数個の溝18Dによって、露出部18Aの側面の後端側の部分は、軸線方向に沿って波状の形状を有している。露出部18Aの最大外径R13を有する部分は、外周面に溝18Dが形成されていない先端側部分である。
端子金具40の胴部43は、大径部431と、大径部431より小径で、大径部431より先端側に位置する小径部432と、を備えている。大径部431は、絶縁体10の軸孔12の内径より僅かに小さな径を有しており、大径部431の側面の一部分は、胴部43が軸孔12に挿入される際に歪みやズレ(図示省略)が発生して、露出部18Aの軸孔12を形成する内周面の部分18Fに接触している。胴部43の小径部432は、絶縁体10の軸孔12を形成する内周面に接触していない。
ここで、露出部18Aの最小厚さt1を定義する。最小厚さt1は、露出部18Aのうち、胴部43と接触する部分(図1の例では、露出部18Aの部分18F)の径方向の厚さの最小値である。最小厚さt1は、t1=(R15−R14)/2と定義することができる。R14は、露出部18Aの内径、すなわち、露出部18Aの軸孔12の径である。R15は、露出部18Aのうち、胴部43と接触する部分の最小の外径である。外径R15は、露出部18Aに複数個の溝18Dが形成されている場合には、複数個の溝18Dの谷のうち、最も軸線COに近い部位における外径(以下、溝部外径R15とも呼ぶ)である。
端子金具40の鍔部42は、胴部43よりも大きな外径を有している。鍔部42は、絶縁体10の後端面18Eに接触している。端子金具40の頭部41は、鍔部42より小さな外径を有している。以上から解るように、鍔部42の最大外径R12は、端子金具40の最大外径である。端子金具40の最大外径R12は、露出部18Aの最大外径R13より小さい(R12<R13)。この結果、端子金具40は、露出部18Aより径方向外側に突出していない。
鍔部42の頭部41には、高圧ケーブルが接続されたプラグキャップ(図示省略)が装着される。図1の例では、頭部41には、プラグキャップの接続具と接続するための溝41Aが形成されており、溝41Aの後端側の部分41Bが、頭部41の最大外径R11を有する部分である。上述したように、R11<R12<R13である。なお、絶縁体10の後端(露出部18Aの後端)から、頭部41の最大外径R11を有する部分41Bの後端までの軸線方向の長さをL11とする。
主体金具50の工具係合部51において、図2(A)の点P12から点P13までの軸線方向の範囲内の部分は、外接円の径が最大である最大外径部51Aである。図2(B)には、スパークプラグ100を後端側から先端方向FDに向かって見た図である。図2(B)は、図の煩雑を避けるために簡略化されており、端子金具40の頭部41の最大外径R11を有する部分41Bの外周面と、工具係合部51の最大外径部51Aの外周面のみが図示されている。最大外径部51Aは、後端側から先端方向FDに向かって見た形状が正六角形を有する角柱の形状を有している。軸線COと垂直で51Aと交差する面上において工具係合部51に外接する外接円VCは、正六角形の頂点を通る円である。外接円VCの径をR16とする。外接円VCの径R16は、例えば、10mm〜16mmである。
ここで、頭部41の最大外径を有する部分41Bの後端と、最大外径部51Aの後端と、を最短距離で結ぶ仮想線BL1は、図2(A)に示す断面においては、点P11と点P12とを結ぶ破線となる。第1実施形態のスパークプラグ100において、仮想線BL1は、露出部18Aと交差しない。このような仮想線BL1は、軸線COを通る任意の断面において引くことができ、任意の断面において仮想線BL1は、露出部18Aと交差しない。換言すれば、図2(A)に示す断面における仮想線BL1を、軸線COを中心として回転して得られる円錐台の内側に、露出部18Aの全体が収まる。また、主体金具50の工具係合部51より先端側の部分も、仮想線BL1とは交差しない。
なお、最大外径部51Aの外接円VCの径R16と、頭部41の最大外径R11と、の径差ΔR1=(R16−R11)は、5mm以上であることが好ましい。例えば、径R16が、12mmである場合には、頭部41の最大外径R11は、7mm以下に設定される。径R16が、14mmである場合には、頭部41の最大外径R11は、9mm以下に設定される。
A−3:評価試験
評価試験では、上記第1実施形態のスパークプラグ100の絶縁体10の割れに対する耐性を確認するために、スパークプラグの複数種類のサンプル(評価サンプルとも呼ぶ)の落下試験を実施した。
試験に用いた各評価サンプルの共通項目は、以下の通りである。
露出部18Aの最大外径R13:9mm
露出部18Aの溝部外径R15:7.5mm
露出部18Aの軸線方向の長さをL12:25mm
頭部41の最大外径R11を有する部分41Bの後端までの軸線方向の長さL11:8.5mm
端子金具40の最大外径R12:7.5mm
絶縁体10の材料:90重量%のAlと、10重量%の焼結助剤(SiO、CaO、MgO、BaO)と、から成るセラミックス
評価サンプルとして、露出部18Aの最小厚さt1を、8種類の厚さ、すなわち、1.5mm、1.8mm、2.0mm、2.2mm、2.5mm、2.7mm、3.0mm、3.2mmにそれぞれ設定したサンプルを準備した。最小厚さt1は、露出部18Aの軸孔12の径R14を変更することによって、変更された。
さらに、それぞれの最小厚さt1を有するサンプルについて、最大外径部51Aの外接円VCの径R16と、頭部41の最大外径R11と、の径差ΔR1=(R16−R11)を、5種類の値、すなわち、5mm、7mm、9mm、10mm、12mmにそれぞれ設定したサンプルを準備した。径差ΔR1は、最大外径部51Aの外接円VCの径R16と、頭部41の最大外径R11と、を以下の組み合わせに設定することによって変更された。
ΔR1=5mmのサンプル:(R16=12.4mm、R11=7.4mm)
ΔR1=7mmのサンプル:(R16=14.4mm、R11=7.4mm)
ΔR1=9mmのサンプル:(R16=15.4mm、R11=6.4mm)
ΔR1=10mmのサンプル:(R16=16.4mm、R11=6.4mm)
ΔR1=12mmのサンプル:(R16=18.4mm、R11=6.4mm)
以上のように、最小厚さt1と径差ΔR1との少なくとも一方が互いに異なる40種類のサンプルを準備した。なお、各種類のサンプルにおいて、仮想線BL1が露出部18Aと交差していない。
図3は、試験装置の概略図である。落下試験では、水平な開閉板を有するシャッター500を、水平に設置された十分な厚さを有する金属板600の上方に、落下高さFHを調整可能に設置した。落下高さFHは、開閉板の上面501から、金属板600の上面601までの鉛直方向の距離である。そして、落下高さFHを規定の落下高さFHに設定して、開閉板の上面501上にサンプルを、軸線方向を略水平にした状態で設置した。その後、シャッター500を高速で、閉状態から開状態にすることによって、軸線方向を略水平にした状態を維持したまま、サンプルを自由落下させて、金属板600の上面601に衝突させた。
本試験では、1種類のサンプルを複数個準備し、落下高さFHを20cmから5cm刻みで順次に高くしながら、1個ずつ落下試験を行い、サンプルの露出部18Aの割れの有無を確認した。落下後のサンプルの露出部18Aに割れが発生した落下高さFHのうち、最も低い高さを割れ発生高さとして特定した。サンプルの露出部18Aに発生した割れは、いずれ露出部18Aの後端から軸線方向に沿って亀裂が走る割れ(縦割れとも呼ぶ)であった。
図4は、試験結果を示すグラフである。図4に示すように、径差ΔR1が互いに同じであり、最小厚さt1が互いに異なる8種類のサンプルを比較すると、最小厚さt1が厚いサンプルほど割れ発生高さが高くなる傾向があった。すなわち、径差ΔR1が互いに同じであれば、最小厚さt1が厚いサンプルほど割れに対する耐性が高かった。この傾向は、全ての径差ΔR1のサンプル群で同じであった。
また、最小厚さt1が互いに同じであり、径差ΔR1が互いに異なる5種類のサンプルを比較すると、径差ΔR1が小さいほど割れ発生高さが高くなる傾向があった。すなわち、最小厚さt1が互いに同じであれば、径差ΔR1が小さいほど割れに対する耐性が高かった。この傾向は、全ての最小厚さt1のサンプル群で同じであった。
この理由は、以下のように推定される。露出部18Aの割れは、主に露出部18Aに対して径方向の衝撃が加えられた場合に発生する。露出部18Aの径方向の厚さは、軸線方向の長さより、大幅に小さいからである。各サンプルでは、上述したように、仮想線BL1(図2)は、露出部18Aと交差しない。したがって、露出部18Aは、直接に金属板600の上面601に衝突しない。露出部18Aに、大きな径方向の衝撃が加えられるのは、端子金具40の頭部41に対して径方向の衝撃が加えられ、その衝撃が端子金具40の胴部43を介して、露出部18Aに加えられる場合であると考えられる。端子金具40の頭部41に対して径方向の衝撃が加えられる場合は、主として本落下試験のように、軸線方向を略水平にした状態で落下した場合である。この場合には、端子金具40の頭部41より先に、主体金具50の工具係合部51が金属板600の上面601に衝突する。その後にサンプルが、工具係合部51の最大外径部51Aを支点に回転して、端子金具40の頭部41の最大外径R11を有する部分41Bが金属板600の上面601に衝突する。回転のストロークが長いほど、頭部41の衝突速度が速くなり、衝突の衝撃も大きくなる。径差ΔR1が小さいほど、主体金具50の工具係合部51が上面601に衝突してから、頭部41の最大外径R11を有する部分41Bが上面601に衝突するまでの、回転のストロークが短くなる。この結果、径差ΔR1が小さいほど、端子金具40の頭部41に加えられる径方向の衝撃が小さくなる。このために、径差ΔR1が小さいほど割れに対する耐性が高くなると考えられる。
さらに、詳しく、最小厚さt1が互いに同じである5種類のサンプルを比較する。径差ΔR1が9mm以下であるサンプルは、径差ΔR1が9mmより大きなサンプルより、大幅に割れに対する耐性が高かった。例えば、最小厚さt1=1.5mmであるサンプル群に注目する。このサンプル群では、径差ΔR1が9mmであるサンプルと、径差ΔR1が10mmであるサンプルと、の間で、割れ発生高さの差は、40cmを超えた。これに対して、径差ΔR1が9mm以下である3種類のサンプル、すなわち、径差ΔR1が9mm、7mm、5mmであるサンプル内では、割れ発生高さの差は、10cm以内であった。径差ΔR1が9mmより大きなサンプル、すなわち、径差ΔR1が、10mm、12mmであるサンプル内では、割れ発生高さの差は、5cmしかなかった。この傾向は、後述するように、最小厚さt1が2.5mm以下であるサンプルと、最小厚さt1が2.5mmより大きいサンプルと、の間で、程度に差があるものの、全ての最小厚さt1のサンプル群で見られた。
この理由は、明らかではないが、例えば、衝突のエネルギー(運動エネルギー)は、衝突速度の2乗に比例して大きくなるので、衝突速度がある速度以上に達すれば、急激に割れが発生しやすくなると考えられる。そして、主体金具50が上面601に衝突することによって、一度減速した端子金具40の頭部41の衝突速度が、割れを引き起こすために十分な速度に達するには、ある程度の回転のストロークが必要であると考えられる。このために、径差ΔR1が9mm以下では、衝突速度を抑制できることで、径差ΔR1が9mmより大きい場合と比較して、大幅に露出部18Aの割れに対する耐性を向上することができると考えられる。
さらに詳しく比較すると、最小厚さt1が2.5mm以下であるサンプルでは、最小厚さt1が2.5mmより大きなサンプルより、径差ΔR1が9mm以下であることによって割れに対する耐性が向上する程度が、大幅に大きかった。具体的には、最小厚さt1が2.5mm以下であるサンプル、すなわち、最小厚さt1が1.5mm、1.8mm、2.0mm、2.2mm、2.5mmであるサンプル群では、径差ΔR1が9mmであるサンプルと、径差ΔR1が10mmであるサンプルと、の間で、割れ発生高さの差は、40cm〜45cmであった。これに対して、最小厚さt1が2.5mmより大きいサンプル、すなわち、最小厚さt1が2.7mm、3.0mm、3.2mmであるサンプル群では、径差ΔR1が9mmであるサンプルと、径差ΔR1が10mmであるサンプルと、の間で、割れ発生高さの差は、10〜15cmであった。
以上の説明から解るように、図4に結果を示す落下試験によって、以下のことが解った。絶縁体10の露出部18Aの割れに対する耐性を向上する観点から、工具係合部51の最大外径部51Aの外接円VCの径R16と、端子金具40の頭部41の最大外径R11と、の径差ΔR1は、9mm以下であることが好ましい。そして、径差ΔR1は、9mm以下であることによって、割れに対する耐性が向上する効果は、特に、露出部18Aのうち、胴部43と接触する部分の径方向の最小厚さ(すなわち、最小厚さt1)が2.5mm以下である場合に顕著である。
換言すれば、最小厚さt1が2.5mm以下である場合には、径差ΔR1は、9mm以下であることが好ましい。こうすれば、最小厚さt1が2.5mm以下であっても、径差ΔR1が9mm以下であるので、落下時等の絶縁体10への衝撃を緩和できる。したがって、絶縁体10の割れに対する耐性を向上することができる。
なお、上述したように、図4に示すように、落下試験によって、径差ΔR1が小さいほど、露出部18Aの割れに対する耐性が向上することが明らかにされた。したがって、例えば、径差ΔR1は、7mm以下であることがより好ましい。
また、落下試験によって、割れに対する耐性が向上する効果が顕著であることが解った最小厚さt1は、1.5mm、1.8mm、2mm、2.2mmであった。これらの値のうちの任意の値を、最小厚さt1の好ましい範囲の上限値および/または下限として採用可能である。例えば、最小厚さt1としては、2.2mm以下の値を採用可能である。
なお、割れに対する耐性が向上する観点からは、径差ΔR1を小さくすべく、頭部41の最大外径R11を大きくすることが好ましいが、いわゆるフラッシュオーバーを抑制する観点から、図2を参照して説明したように、頭部41の最大外径R11は、露出部18Aの最大外径R13より小さいことが好ましい。
図5を参照して説明する。図5は、スパークプラグ100にプラグキャップが装着された状態を示す概略図である。図5には、プラグキャップ300のスパークプラグ100と接続される側の一部分の断面図が示されている。プラグキャップ300は、スパークプラグ100の端子金具40に接続される接続金具320と、接続金具320が先端に挿入された樹脂製の筒状形状の部材であるメインボディ360と、メインボディ360および接続金具320を覆うゴムカバー310と、を備えている。接続金具320の後端には、高圧ケーブルCBが接続されている。高圧ケーブルCBは、先端側の一部分がメインボディ360内に配置され、後端側の一部分(図示省略)は、メインボディ360の後端から外部に延びている。高圧ケーブルCBの後端は、図示しない電源装置に接続されている。
図5に示すように、スパークプラグ100の端子金具40の頭部41は、プラグキャップ300の接続金具320に接続されている。そして、スパークプラグ100の露出部18Aの外周面は、ゴムカバー310の先端側の部分の内周面と接触している。このタイプのプラグキャップでは、露出部18Aの外周面とゴムカバー310の内周面とが接触していることによって、フラッシュオーバーを抑制している。フラッシュオーバーは、露出部18Aの外周面を通る経路で、端子金具40と主体金具50との間に電流がリークする不具合である。
仮に、頭部41の最大外径R11(部分41Bの外径)を大きくすることによって、頭部41の最大外径R11が端子金具40の最大外径であり、頭部41の最大外径R11が、露出部18Aの最大外径R13より大きいとする。この場合には、図5の接続金具320の先端側部分の径を、露出部18Aの最大外径R13より大きくせざるを得なくなる。その結果、ゴムカバー310の露出部18Aを覆う部分の内径も大きくならざるを得ない。したがって、露出部18Aの外周面とゴムカバー310の内周面との密着性が低下するので、フラッシュオーバーを抑制する効果が低くなってしまう。
以上の説明から解るように、図2のスパークプラグ100のように、頭部41の最大外径R11を、露出部18Aの最大外径R13より小さくすれば(R13>R11)、露出部18Aの外周面とゴムカバー310の内周面との密着性の低下を抑制して、フラッシュオーバーの発生を抑制できる。
また、割れに対する耐性が向上する観点からは、径差ΔR1は、小さいほど好ましいが、スパークプラグ100の気密性を確保する観点からは、径差ΔR1は、5mm以上であることが好ましい。
仮に、頭部41の最大外径R11(部分41Bの外径)を大きくすることによって、径差ΔR1が5mmより小さくなると、(R13>R11)であるので、最大外径部51Aの外接円VCの径R16と、露出部18Aの最大外径R13と、の径差(R16−R13)も5mmより小さくなる。そうすると、主体金具50の加締部53と露出部18Aの外周面との間の領域(線パッキン6、7、タルク9が充填された領域(図2))を十分に確保できなくなる。この結果、十分な強度で加締部53を、かしめることができなくなる。この結果、絶縁体10と主体金具50との間の板パッキン8を介した密着性が低下するので、スパークプラグ100の気密性が確保できなくなる可能性がある。
以上の説明から解るように、図2のスパークプラグ100のように、径差ΔR1を5mm以上とすれば(ΔR1≧5mm)、工具係合部51の外径と露出部18Aの外径との径差が過度に小さくなることを抑制できるので、主体金具50に対する絶縁体10の固定(具体的には、かしめによる固定)を適切に行うことができ、ひいては、スパークプラグの気密性を確保することができる。
B.第2実施形態:
B−1.スパークプラグ100bの後端側の構成:
第2実施形態のスパークプラグ100bは、図1,図2の第1実施形態のスパークプラグ100とは、後端側の構成の一部が異なる。他の構成は、スパークプラグ100bの他の構成は、図1,図2の第1実施形態のスパークプラグ100と同一である。図6は、第2実施形態のスパークプラグ100bの後端側の構成を示す図である。スパークプラグ100bの構成のうち、第1実施形態のスパークプラグ100と同じ構成については、図2のスパークプラグ100と同じ符号を付して、その説明を省略する。
図6のスパークプラグ100bの絶縁体10bの露出部18Abの外周面には、溝が形成されていない。露出部18Abのその他の構成は、第1実施例の露出部18Aと同じである。
このように、露出部18Abの外周面には、溝が形成されていない場合には、露出部18Aの最小厚さt2は、第1実施形態の最小厚さt1とは、若干異なる。最小厚さt2は、露出部18Abのうち、胴部43と接触する部分(図6の例では、露出部18Abの部分18F)の径方向の厚さの最小値である。最小厚さt2は、t2=(R13−R14)/2である。露出部18Abのうち、胴部43と接触する部分の最小の外径は、表面に溝が形成されていないために、露出部18Abの最大外径R13と等しい。
図6のスパークプラグ100bの端子金具40bは、頭部41bの構成が、第1実施形態の頭部41とは異なる。端子金具40bのその他の構成は、第1実施例の端子金具40と同じである。第2実施形態の頭部41bは、軸線方向の長さL21が、第1実施例の頭部41より短い。第2実施形態の頭部41bの外径は、面取り45が形成された部分を除いて一定である。従って、第2実施形態の頭部41bの最大外径R21は、面取り45が形成された部分を除いた部分の外径である。頭部41bの後端面には、有底穴46が形成されている。有底穴46は、端子金具40に高電圧を供給するための接続金具(図示省略)を接触させるための部位である。なお、頭部41bの最大外径R21は、露出部18Abの最大外径R13より小さい。そして、露出部18Abの最大外径R13と、頭部41bの最大外径R21と、の径差ΔR2=(R13−R21)は、1mm以上である(ΔR2≧1mm)。例えば、露出部18Abの最大外径R13が、9mmである場合には、頭部41bの最大外径R21は、8mm以下に設定される。
ここで、頭部41bの最大外径を有する部分(すなわち、面取り45を除いた部分)の後端と、最大外径部51Aの後端と、を最短距離で結ぶ仮想線BL2は、図6に示す断面においては、点P21と点P12とを結ぶ破線となる。第2実施形態のスパークプラグ100bにおいて、仮想線BL2は、露出部18Abと交差する。換言すれば、第2実施形態では、露出部18Abは、図6に示す断面における仮想線BL2を、軸線COを中心として回転して得られる円錐台より外側に位置する部分OAを含んでいる。
B−3:評価試験
評価試験では、上記第2実施形態のスパークプラグ100bの絶縁体10bの割れに対する耐性を確認するために、スパークプラグの複数種類のサンプル(評価サンプルとも呼ぶ)の落下試験を実施した。
試験に用いた各評価サンプルの共通項目は、以下の通りである。
露出部18Aの最大外径R13:9mm
露出部18Aの軸線方向の長さをL12:33.2mm
端子金具40の頭部41bの軸線方向の長さL21:3.3mm
絶縁体10bの材料:90重量%のAlと、10重量%の焼結助剤(SiO、CaO、MgO、BaO)と、から成るセラミックス
評価サンプルとして、露出部18Abの最小厚さt2を、8種類の厚さ、すなわち、1.5mm、1.8mm、2.0mm、2.2mm、2.5mm、2.7mm、3.0mm、3.2mmにそれぞれ設定したサンプルを準備した。最小厚さt2は、露出部18Abの軸孔12の径R14を変更することによって、変更された。
さらに、それぞれの最小厚さt2を有するサンプルについて、露出部18Abの最大外径R13と、頭部41の最大外径R21と、の径差ΔR2=(R13−R21)を、5種類の値、すなわち、1mm、1.5mm、2.3mm、2.5mm、2.8mmにそれぞれ設定したサンプルを準備した。径差ΔR2は、端子金具40の頭部41bの最大外径R21を変更することによって、変更した。そして、各種類のサンプルについて、頭部41bの最大外径R21を変更した際に、仮想線BL2が露出部18Abと交差するように、工具係合部51の最大外径部51Aの外接円VCの径R16を調整した。
なお、各種のサンプルにおける頭部41bの最大外径R21と、最大外径部51Aの外接円VCの径R16との組み合わせは、以下のとおりである。
ΔR2=1mmのサンプル:(R21=8mm、R16=11mm)
ΔR2=1.5mmのサンプル:(R21=7.5mm、R16=11mm)
ΔR2=2.3mmのサンプル:(R21=6.7mm、R16=16mm)
ΔR2=2.5mmのサンプル:(R21=6.5mm、R16=16mm)
ΔR2=2.8mmのサンプル:(R21=6.2mm、R16=16mm)
以上のように、最小厚さt2と径差ΔR2との少なくとも一方が互いに異なる40種類のサンプルを準備した。
落下試験では、第1実施形態のスパークプラグ100の評価試験と同様の方法で行われ(図3参照)、各サンプルの割れ発生高さを特定した。サンプルの露出部18Abに発生した割れは、いずれ露出部18Abの後端から軸線方向に沿って亀裂が走る割れ(縦割れとも呼ぶ)であった。
図7は、試験結果を示すグラフである。径差ΔR2が互いに同じであり、最小厚さt2が互いに異なる8種類のサンプルを比較すると、最小厚さt2が厚いサンプルほど割れ発生高さが高くなる傾向があった。すなわち、径差ΔR2が互いに同じであれば、最小厚さt2が厚いサンプルほど割れに対する耐性が高かった。この傾向は、全ての径差ΔR2のサンプル群で同じであった。
また、最小厚さt2が互いに同じであり、径差ΔR2が互いに異なる5種類のサンプルを比較すると、径差ΔR2が小さいほど割れ発生高さが高くなる傾向があった。すなわち、最小厚さt2が互いに同じであれば、径差ΔR2が小さいほど割れに対する耐性が高かった。この傾向は、全ての最小厚さt2のサンプル群で同じであった。
この理由は、以下のように推定される。露出部18Abの割れは、主に露出部18Abに対して径方向の衝撃が加えられた場合に発生する。露出部18Aの径方向の厚さは、軸線方向の長さより、大幅に小さいからである。そして、露出部18Abの側面が局所的に衝撃を受けるより、端子金具40の頭部41bが衝撃を受け、当該衝撃が胴部43を介して露出部18Abの内側から径方向に衝撃を受ける場合のほうが、割れが発生しやすい。端子金具40の頭部41に対して径方向の衝撃が加えられる場合は、主として本落下試験のように、軸線方向を略水平にした状態で落下した場合である。ここで、各サンプルでは、上述したように、仮想線BL2(図6)は、露出部18Abと交差する。このために、この場合には、先ず、主体金具50の工具係合部51が金属板600の上面601に衝突する。その後にサンプルが、工具係合部51の最大外径部51Aを支点に回転して、露出部18Abの仮想線BL2より外側の部分OA(図6)が、上面601に衝突する。その後、さらに、サンプルが、部分OAを支点に回転して、端子金具40の頭部41bが金属板600の上面601に衝突する。部分OAの衝突後から端子金具40の頭部41bの衝突までの回転のストロークが長いほど、頭部41の衝突速度が速くなり、衝突の衝撃も大きくなる。径差ΔR2が小さいほど、部分OAの衝突後から端子金具40の頭部41bの衝突までの回転のストロークが短くなる。この結果、径差ΔR2が小さいほど、端子金具40の頭部41bに加えられる径方向の衝撃が小さくなる。このために、径差ΔR2が小さいほど割れに対する耐性が高くなると考えられる。
さらに、詳しく、最小厚さt2が互いに同じである5種類のサンプルを比較する。径差ΔR2が2.3mm以下であるサンプルは、径差ΔR2が2.3mmより大きなサンプルより、大幅に割れに対する耐性が高かった。例えば、最小厚さt2=1.5mmであるサンプル群に注目する。このサンプル群では、径差ΔR2が2.3mmであるサンプルと、径差ΔR2が2.5mmであるサンプルと、の間で、割れ発生高さの差は、40cmを超えた。これに対して、径差ΔR2が2.3mm以下である3種類のサンプル、すなわち、径差ΔR2が2.3mm、1.5mm、1mmであるサンプル内では、割れ発生高さの差は、15cm以内であった。径差ΔR2が2.3mmより大きなサンプル、すなわち、径差ΔR2が、2.5mm、2.8mmであるサンプル内では、割れ発生高さの差は、5cmしかなかった。この傾向は、後述するように、最小厚さt2が2.5mm以下であるサンプルと、最小厚さt2が2.5mmより大きいサンプルと、の間で、程度に差があるものの、ほぼ全ての最小厚さt2のサンプル群で見られた。
この理由は、明らかではないが、例えば、衝突のエネルギー(運動エネルギー)は、衝突速度の2乗に比例して大きくなるので、衝突速度がある速度以上に達すれば、急激に割れが発生しやすくなると考えられる。そして、主体金具50が上面601に衝突し、さらに、露出部18Abが上面601に衝突することによって、一度減速した端子金具40の頭部41bの衝突速度が、割れを引き起こすために十分な速度に達するには、ある程度の回転のストロークが必要であると考えられる。このために、径差ΔR2が2.3mm以下では、衝突速度を抑制できることで、径差ΔR2が2.3mmより大きい場合と比較して、大幅に露出部18Abの割れに対する耐性を向上することができると考えられる。
さらに詳しく比較すると、最小厚さt2が2.5mm以下であるサンプルでは、最小厚さt2が2.5mmより大きなサンプルより、径差ΔR2が2.3mm以下であることによって割れに対する耐性が向上する程度が、大幅に大きかった。具体的には、最小厚さt2が2.5mm以下であるサンプル、すなわち、最小厚さt2が1.5mm、1.8mm、2.0mm、2.2mm、2.5mmであるサンプル群では、径差ΔR2が2.3mmであるサンプルと、径差ΔR2が2.5mmであるサンプルと、の間で、割れ発生高さの差は、45cm〜50cmであった。これに対して、最小厚さt2が2.5mmより大きいサンプル、すなわち、最小厚さt2が2.7mm、3.0mm、3.2mmであるサンプル群では、径差ΔR2が2.3mmであるサンプルと、径差ΔR2が2.5mmであるサンプルと、の間で、割れ発生高さの差は、10〜20cmであった。
以上の説明から解るように、図7に結果を示す落下試験によって、以下のことが解った。絶縁体10bの露出部18Abの割れに対する耐性を向上する観点から、絶縁体10bの露出部18Abの最大外径R13と、端子金具40の頭部41bの最大外径R21と、の径差ΔR2は、2.3mm以下であることが好ましい。そして、径差ΔR2は、2.3mm以下であることによって、割れに対する耐性が向上する効果は、特に、最小厚さt3が2.5mm以下である場合に顕著である。
換言すれば、最小厚さt2が2.5mm以下である場合には、径差ΔR2は、2.3mm以下であることが好ましい。こうすれば、最小厚さt2が2.5mm以下であっても、径差ΔR2が2.3mm以下であるので、落下時等の絶縁体10bへの衝撃を緩和できる。したがって、絶縁体10bの割れに対する耐性を向上することができる。
なお、上述したように、図7に示すように、落下試験によって、径差ΔR2が小さいほど、露出部18Abの割れに対する耐性が向上することが明らかにされた。したがって、例えば、径差ΔR2は、1.5mm以下であることがより好ましい。
また、落下試験によって、割れに対する耐性が向上する効果が顕著であることが解った最小厚さt1は、1.5mm、1.8mm、2mm、2.2mmであった。これらの値のうちの任意の値を、最小厚さt2の好ましい範囲の上限値および/または下限として採用可能である。例えば、最小厚さt2としては、2.2mm以下の値を採用可能である。
なお、割れに対する耐性が向上する観点からは、径差ΔR2が小さいほど好ましいが、フラッシュオーバーを抑制する観点から、径差ΔR2は、1mm以上であることが好ましい。
図5を参照して説明したように、スパークプラグ100bがプラグキャップ300に接続されるときに、露出部18Abの外周面とゴムカバー310の内周面とが接触していることによって、フラッシュオーバーが抑制される。
仮に、頭部41bの最大外径R21を大きくすることによって、径差ΔR2が、1mm未満であるとする。この場合には、製造時の交差内でのバラツキによって、頭部41bの外周面の一部が、露出部18Aの外周面より径方向の外側に突出してしまう場合がある。この結果、ゴムカバー310の露出部18Abを覆う部分の内径が拡がってしまう。したがって、露出部18Abの外周面とゴムカバー310の内周面との密着性が低下するので、フラッシュオーバーを抑制する効果が低くなってしまう。
以上の説明から解るように、図6のスパークプラグ100のように、径差ΔR2を、1mm以上にすれば((R13−R21)≧1mm)、露出部18Abの外周面とゴムカバー310の内周面との密着性の低下を抑制して、フラッシュオーバーの発生を抑制できる。
C.変形例:
(1)上記第1実施形態のスパークプラグ100の露出部18Aには、溝18Dが形成されている(図2)が、第2実施形態のスパークプラグ100bの露出部18Ab(図6)と同様に、溝が形成されていなくても良い。この場合には、第1実施形態のスパークプラグ100における最小厚さt1は、第2実施形態の最小厚さt2と同様に定義される。逆に、第2実施形態のスパークプラグ100bの露出部18Abには、第1実施形態のスパークプラグ100の露出部18Aと同様に、溝18Dが形成されていても良い。この場合には、第2実施形態のスパークプラグ100bにおける最小厚さt2は、第1実施形態の最小厚さt1と同様に定義される。
(2)上記第1実施形態および第2実施形態では、絶縁体10、10bは、Alを主成分とするセラミックスを用いて形成されているが、これに代えて、絶縁体10、10bは、他の化合物を主成分とするセラミックスを用いて形成されてもよい。例えば、絶縁体10、10bは、AlN、ZrO、SiC、TiO、Yのうちのいずれかを主成分とするセラミックスを用いて形成されても良い。これらで形成された絶縁体10、10bであっても、本実施形態によれば、絶縁体10、10bの割れに対する耐性を向上することができる。
(3)上記各実施形態において、スパークプラグの後端側の構成を中心に説明してきたが、他の要素、例えば、スパークプラグの後端側の構成、主体金具50、端子金具40、接地電極30などの材質や寸法などは、様々に変更可能である。例えば、スパークプラグの発火部は、軸線と垂直な方向に対向するギャップを有するタイプであっても良いし、副室内で発火することによって生成されたプラズマを外部に放出するプラズマジェットタイプであっても良い。主体金具50の材質は、亜鉛やニッケルなどでめっきされた低炭素鋼でも良いし、これらのめっきがなされていない低炭素鋼でも良い。
以上、実施形態、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
5...ガスケット、6...線パッキン、8...板パッキン、9...タルク、10、10b...絶縁体、12...軸孔、13...脚長部、16...段部、17...先端側胴部、18...後端側胴部、18A、18Ab...露出部、18D...溝、18E...後端面、19...鍔部、20...中心電極、21...中心電極本体、23...頭部、24...鍔部、25...脚部、29...中心電極チップ、30...接地電極、31...接地電極本体、39...接地電極チップ、40、40b...端子金具、41、41b...頭部、41A...溝、42...鍔部、43...胴部、46...有底穴、50...主体金具、51...工具係合部、51A...最大外径部、52...取付ネジ部、53...加締部、54...座部、56...段部、58...圧縮変形部、59...貫通孔、60...導電性シール、70...抵抗体、80...導電性シール、100、100b...スパークプラグ、BL1、BL2...仮想線

Claims (5)

  1. 取付工具を係合させるための工具係合部を有し、軸線の方向に貫通する貫通孔を有する主体金具と、
    前記主体金具の前記貫通孔に配置され、前記軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、
    前記絶縁体の前記軸孔に配置される胴部と、前記胴部よりも大径で、前記絶縁体の後端面に接触する鍔部と、前記鍔部よりも小径で、前記鍔部の後端側に位置する頭部と、を備える端子金具と、
    を備えるスパークプラグであって、
    前記頭部の最大外径を有する部分の後端と、前記工具係合部のうち、外接円の径が最大である最大外径部の後端と、を最短距離で結ぶ仮想線が、前記絶縁体のうち、前記主体金具から後端側に露出する露出部と交差せず、
    前記露出部のうち、前記胴部と接触する部分の径方向の最小厚さが2.5mm以下であり、
    前記最大外径部の外接円の径と、前記頭部の最大外径と、の径差が9mm以下であることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記頭部の最大外径は、前記露出部の最大外径より小さいことを特徴とするスパークプラグ。
  3. 請求項1または2に記載のスパークプラグであって、
    前記最大外径部の外接円の径と、前記頭部の最大外径と、の径差が5mm以上であることを特徴とするスパークプラグ。
  4. 取付工具を係合させるための工具係合部を有し、軸線の方向に貫通する貫通孔を有する主体金具と、
    前記主体金具の前記貫通孔に配置され、前記軸線の方向に延びる軸孔を有する絶縁体と、
    前記絶縁体の前記軸孔に配置される胴部と、前記胴部よりも大径で、前記絶縁体の後端面に接触する頭部と、を備える端子金具と、
    を備えるスパークプラグであって、
    前記頭部の最大外径を有する部分の後端と、前記工具係合部のうち、外接円の径が最大である最大外径部の後端と、を最短距離で結ぶ仮想線が、前記絶縁体のうち、前記主体金具から後端側に露出する露出部と交差し、
    前記露出部のうち、前記胴部と接触する部分の径方向の最小厚さが2.5mm以下であり、
    前記露出部の最大外径と、前記頭部の最大外径と、の径差が2.3mm以下であることを特徴とするスパークプラグ。
  5. 請求項4に記載のスパークプラグであって、
    前記頭部の最大外径は、前記露出部の最大外径より小さく、
    前記露出部の最大外径と、前記頭部の最大外径と、の径差が1mm以上であることを特徴とするスパークプラグ。
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