JP2016137817A - 画像生成装置、ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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Shinichi Tanaka
伸一 田中
広川 拓郎
Takuro Hirokawa
拓郎 広川
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Abstract

【課題】視認者の利き目が違った場合でも報知対象が虚像からはみ出しにくくする。【解決手段】画像生成部130は、画像データを生成し、投影部110,120は、画像生成部130が生成した画像データに基づいた表示光Lをフロントガラス1aに投影してユーザEに虚像Vを視認させ、画像生成部130は、水平方向に任意の長さを有し、自車両1の前景に存在する報知対象Wに付随するように視認される虚像Vを表示する画像データを生成し、虚像Vが表示される仮想的な表示面DPと、報知対象Wと、の間の距離302が長くなるほど、報知対象Wと虚像Vとの間の水平方向における間隔Aを大きくする。【選択図】図1

Description

本発明は、車外の対象物に重畳した虚像を視認させる画像生成装置、ヘッドアップディスプレイに関する。
従来、特許文献1に開示されているように、車両の運転者の視点位置と、車両の前景中から運転者に報知すべき報知対象とを検出し、検出された視点位置から報知対象に向かう視線上に枠状の虚像を表示することで、運転者に前景の報知対象と、この報知対象を囲む枠状の虚像とを視認させることで、運転者に注意を促すヘッドアップディスプレイがあった。
このように報知対象と枠状の虚像で視認させる場合、報知対象の検出位置の誤差,報知対象の移動,虚像の表示位置のずれなどに起因して、報知対象が枠状の虚像からはみ出してしまう場合がある。特許文献1に記載されているヘッドアップディスプレイは、報知対象の外形と虚像との間に特定の間隔を設けることで、報知対象が枠状の虚像からはみ出して視認されるのを抑制している。
特開2010−120617号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているように、報知対象の外形形状と虚像との間に特定の間隔を設けた場合、虚像の表示面と報知対象との距離が離れてしまうと、両眼視差の影響で、運転者の利き目によっては、枠状の虚像から報知対象が大きくはみ出してしまうおそれがあった。
これについて図6を用いて詳述する。図6は、虚像530(531,532,533)が表示される表示面DPと報知対象540との間の距離に応じて変化する右眼E1で視認される右視認虚像530a(531a,532a,533a)と、左眼E2で視認される左視認虚像530b(531b,532b,533b)とについて説明する図である。なお、図6(a)(b)(c)において、虚像530は、右眼E1で視認した際に報知対象540の外形形状から特定の間隔550を有するように表示されている。図6(a)を参照すると、表示面DPと報知対象540との間の距離が距離561である場合、左眼E2で視認される左眼視認虚像531bは、右眼E1で視認される右目視認虚像531aよりも報知対象540との相対的な位置関係が右側にずれたように視認される。また、図6(b)を参照すると、表示面DPと報知対象540との間の距離が図6(a)の距離561よりも長い距離562である場合、左眼視認虚像532bは、表示面DPと報知対象540との距離が短い図6(a)の左眼視認虚像531bよりも報知対象540に対して大きく右側にずれたように視認される。さらに、図6(c)を参照すると、表示面DPと報知対象540との間の距離が図6(b)の距離562よりもさらに長い距離563である場合、左眼視認虚像533bは、報知対象540からさらに大きく右側にずれたように視認されてしまう。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、視認者の利き目が違った場合でも報知対象が虚像からはみ出しにくくすることである。
上記目的を達成するため、第一の発明に係る画像生成装置は、車両の前景に存在する報知対象を少なくとも水平方向から囲むように視認される虚像を表示する画像データを生成する画像生成装置であって、前記虚像が表示される仮想的な表示面と、前記報知対象と、の距離が長くなるほど、前記報知対象と前記虚像との間の水平方向における間隔を大きくするものである。
また、第二の発明に係るヘッドアップディスプレイは、画像データを生成する画像生成部と、前記画像生成部が生成した前記画像データに基づいた表示光を透過反射部に投影して視認者に虚像を視認させる投影部と、を備え、前記画像生成部は、車両の前景に存在する報知対象を少なくとも水平方向から囲むように視認される虚像を表示する画像データを生成し、前記虚像が表示される仮想的な表示面と、前記報知対象と、の距離が長くなるほど、前記報知対象と前記虚像との間の水平方向における間隔を大きくするものである。
本発明によれば、視認者の利き目が違った場合でも報知対象が虚像からはみ出しにくくすることができる。
本発明の一実施形態におけるヘッドアップディスプレイの構成を説明する図である。 上記実施形態におけるヘッドアップディスプレイにおいて、ユーザが視認する風景を説明する図であり、報知対象を強調する虚像を説明する図である。 上記実施形態における虚像の変形例を示す図である。 上記実施形態におけるヘッドアップディスプレイにおいて、虚像の右端及び左端の位置を調整する間隔調整処理を説明する図である。 上記実施形態の画像生成装置で演算して表示した虚像を右眼または左眼で視認した際の虚像の様子を説明する図である。 従来のヘッドアップディスプレイにおける右眼または左眼で視認した際の虚像の様子を説明する図である。
本発明のヘッドアップディスプレイ(以下、HUDと記載)の実施形態について、図1を参照して説明する。
HUD100は、自車両1に搭載されるものであり、虚像Vを自車両1のユーザEに対して表示するものであり、表示光Lを出射する表示手段110と、表示手段110が出射した表示光Lを、フロントガラス(透過反射部の一例)1aに向けるリレー光学系120と、表示手段110が表示光Lを出射するための画像データを生成する画像生成部(画像生成装置)130と、を備える。HUD100は、水平方向に任意の長さを有し、自車両1の前景に存在する報知対象Wに、付随するように視認される虚像Vを表示する。なお、特許請求の範囲に記載の投影部は、本実施形態において表示手段110及びリレー光学系120から構成される。
表示手段110は、液晶表示素子などの透過型表示パネルや、有機EL素子などの自発光表示パネルや、DMDやLCoS(登録商標)などの反射型表示パネルや、レーザー光を走査する走査型表示装置などであり、表示光Lをリレー光学系120に向けて出射する。表示手段110は、画像生成部130から出力される画像データに基づいて、虚像Vを所定の大きさ、所定の位置に表示するための表示光Lを出射する。
リレー光学系120は、レンズなどの透過型光学系や、凹面鏡,凸面鏡などの反射型光学系からなり、表示手段110から出射された表示光Lをフロントガラス1aに向けるものである。また、リレー光学系120は、その光学特性に基づいて、表示手段110から出射される表示光Lを調整することで、虚像Vの拡大をしたり,歪み補正をしたり,結像距離を調整している。本実施形態のHUD100は、表示手段110及びリレー光学系120から構成される投影部により、ユーザEから所定の表示距離Dだけ離れた位置に虚像Vを表示する仮想的な表示面DPを形成する。
画像生成部130は、CAN(Controller Area Network)等のバス2を介して、後述する前方監視部200,距離検出部300,視点位置検出部400と信号を授受するインターフェース131と、インターフェース131からの信号を入力して表示画像の表示位置などを演算する演算部132と、演算部132の演算結果に基づいた画像データを生成して表示手段110に出力する画像データ生成回路133と、を備える。
インターフェース131は、バス2から入力した信号を画像生成部130内の処理に適した形式にする。インターフェース131は、前方監視部200,距離検出部300,視点位置検出部400から各種情報を信号入力する。具体的には、インターフェース131は、前方監視部200から、報知対象Wの存在する方向に関する方向情報201や、報知対象Wの外形形状に関する形状情報202などを入力し、距離検出部300から報知対象Wと自車両1との距離情報301を入力し、視点位置検出部400からユーザEの視点情報401を入力し、それぞれを演算部132に出力する。
演算部132は、インターフェース131から入力した情報に基づいて、虚像Vの表示を調整するための演算を行う1つもしくは複数のマイクロプロセッサ,マイクロコントローラ,ASIC,FPGA,任意の他のICなどを有する演算処理部(図示しない)と、演算を実行するためのプログラムやデータが記憶されたRAM,ROM,EEPROM,フラッシュメモリなどからなる1つまたは複数のメモリを有する演算記憶部(図示しない)と、を備える。演算部132は、入力した方向情報201と視点情報401とに基づいて、報知対象WとユーザEの視点(右眼E1と左眼E2の位置)との間の表示面DP上を虚像Vの表示位置として算出する。また、演算部132は、形状情報202に基づいて、報知対象Wの外形から所定の間隔Aだけ離した位置に虚像Vの表示位置を調整する。また、演算部132は、方向情報201,形状情報202,距離情報301,視点情報401に基づいて、報知対象Wが離れている程、報知対象Wと虚像Vとの間の間隔Aが大きくなるように調整する(間隔調整処理)。なお、この演算部132が行う間隔調整処理については、後で詳述する。
画像データ生成回路133は、演算部132から入力した演算結果に基づいて、画像データを生成するマイクロコントローラなどからなる処理部(図示しない)と、画像データを生成するためのプログラム及び各画像を表示するための画像データを記憶する記憶部(図示しない)と、を備える。画像データ生成回路133は、予め記憶された画像データをもとに、演算部132から入力される演算結果に基づいて、虚像Vの表示される位置やサイズなどを調整した画像データを生成する。なお、この画像データにより表示される虚像Vは、図2に示すような報知対象Wの全周を囲む矩形の枠形状に限定されず、水平方向に任意の長さを有し、報知対象Wに付随するように視認されるものであればいいので、図3(a)に示すように任意の長さを有し、報知対象Wを左右方向から挟むように離間した2つの括弧状の画像から形成されるものであってもよい。また、虚像Vは、報知対象Wを左右方向から挟むように離間した2つの線状の画像(図3(b)),報知対象Wの下側に配置される括弧状の画像(図3(c)),報知対象Wの接地面を囲むような円状の画像(図3(d)),報知対象Wの下側に配置される線状の画像(図3(e))などから形成されるものであってもよい。
前方監視部200は、自車両1の前方状況を監視するものであり、本実施形態では、自車両1の前方側を撮像する図示しないステレオカメラと、このステレオカメラで取得された撮像データを解析する図示しない前方画像解析部と、を有する。なお、前方監視部200は、複眼のステレオカメラではなく、単眼のカメラであってもよく、また、可視光カメラではなく赤外線カメラなどであってもよい。ステレオカメラは、自車両1が走行する道路を含む前方領域を撮像するものであり、前方画像解析部がステレオカメラで取得した撮像データを、公知の画像処理、パターンマッチング法などにより画像解析することで、道路上の報知対象W(前方車両や障害物や標識など)に関する情報を解析することができる。
前方監視部200は、ステレオカメラで撮像した撮像データから解析した道路上の報知対象Wの存在する方向に関する方向情報201や、報知対象Wの形状に関する形状情報202を画像生成部130に出力する。
距離検出部300は、例えば、ミリ波レーダ等の近距離検出用レーダ、超音波等を用いたソナー、赤外線センサなどの各種センサや、複眼可視光線カメラ、複眼赤外線カメラなどの複眼撮像カメラ等で構成され、取得した自車両1と報知対象Wとの間の距離情報301を画像生成部130に出力する。
視点位置検出部400は、ユーザEの視点位置(右眼E1,左眼E2の上下及び左右方向の位置)を検出するものであり、本実施形態では、ユーザEを撮像する図示しない赤外線カメラと、この赤外線カメラで取得された撮像データを解析する視点画像解析部と、を有する。赤外線カメラは、ユーザEの右眼E1,左眼E2それぞれを撮像するものであり、視点画像解析部が赤外線カメラで取得された撮像データを、公知の画像処置、パターンマッチング法などにより画像解析することで、ユーザEの右眼E1,左眼E2の位置を解析して、ユーザEの視点位置に関する視点情報401を画像生成部130に出力することができる。
これより、演算部132が行う虚像Vと報知対象Wとの間の間隔Aを調整する間隔調整処理について説明する。演算部132は、前述したように、インターフェース131を介して、報知対象Wの存在する方向に関する方向情報201,報知対象Wの外形形状に関する形状情報202,報知対象Wと自車両1との距離情報301,視点位置検出部400からユーザEの視点情報401を入力する。これらの情報から演算部132は、図4のような報知対象W,表示面DP,右眼E1,左眼E2それぞれの相対的な位置関係を算出することができる。演算部132は、報知対象Wから予め定められた距離Bだけ右側に離れた位置Paへ向けた右眼E1からの視線11と、表示面DPとの交点DP1に、虚像Vの右端V1を配置するように調整する。他方、演算部132は、報知対象Wから予め定められた距離Bだけ左側に離れた位置Pbへ向けた左眼E2の視線21と表示面DPとの交点DP2に虚像Vの左端V2を配置するように調整する(間隔調整処理)。
図5は、間隔調整処理を行った際の虚像Vが、右眼E1,左眼E2のそれぞれでどのように視認されるかを説明する図である。図5において、HUD100は、虚像Vの右端,左端を、間隔調整処理で算出した右端V1,左端V2にそれぞれ位置する矩形状の虚像Vを表示している。利き目が右眼E1のユーザEが視認した場合、虚像Vaのように報知対象Wの左側に間隔A1をあけ、報知対象Wの右側に間隔A1より狭い間隔Bをあけて視認される。また、利き目が左眼E2のユーザEが視認した場合、虚像Vbのように報知対象Wの右側に間隔A2をあけ、左側に小さな間隔Bをあけて視認される。すなわち、両眼視差が生じた場合でも、報知対象Wと虚像Vとの間には、少なくとも間隔Bがあるため、ユーザEの利き目に応じて、報知対象Wが虚像Vからはみ出すことがない。なお、報知対象Wが虚像Vからはみ出さなければよいので、予め定められた間隔Bを概ねゼロとしてもよい。
次に、図5(b)を参照して、間隔調整処理の工程と、間隔調整処理を行った際の右眼E1,左眼E2それぞれでどのように視認されるか説明する図である。演算部132は、報知対象Wの外形から予め定められた距離Bだけ右側に離れた位置Paへ向けた右眼E1からの視線11と、表示面DPとの交点DP1に、虚像Vの右端V1を配置するように調整する。他方、演算部132は、報知対象Wから予め定められた距離Bだけ左側に離れた位置Pbへ向けた左眼E2の視線21と表示面DPとの交点DP2に虚像Vの左端V2を配置するように調整する。すると、利き目が右眼E1のユーザEが視認した場合、虚像Vaのように報知対象Wの左側に間隔A3(A3>A1)をあけ、報知対象Wの右側に間隔Bをあけて視認される。また、利き目が左眼E2のユーザEが視認した場合、虚像Vbのように報知対象Wの右側に間隔A4(A4>A2)をあけ、左側に小さな間隔Bをあけて視認される。ユーザEから表示面DPまでの表示距離Dが一定と仮定すると、距離検出部300から入力した距離情報301(301a,301b)から、演算部132は、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302(302a,302b)を算出することができる。
右眼E1が利き目であるユーザEに対して虚像Vを生成する場合、表示面DPと報知対象Wとの間の距離が大きくなった(距離302aから302bに大きくなった)際、報知対象Wの左側に位置して視認される虚像Vの左端と報知対象Wとの間の間隔Aを大きくする(間隔A1をA3に大きくする)ことで、利き目が左のユーザEが同じ虚像Vを視認した場合であっても、表示面DPと報知対象Wとの間の距離によらず、虚像Vから報知対象Wがはみ出して視認されてしまうことを防止することができる。
すなわち、右眼E1の位置を基準として虚像Vを生成するHUD100において、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302が長くなる程、報知対象Wの左側と虚像Vの左端V2との間隔Aを大きくすることで、離れた位置にある報知対象Wに対して表示した虚像Vを左眼E2で視認した場合であっても、虚像Vから報知対象Wがはみ出して視認されることを防止することができる。また、左眼E2の位置を基準として虚像Vを生成するHUD100において、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302が長くなる程、報知対象Wの右側と虚像Vの右端V1との間隔Aを大きくすることで、離れた位置にある報知対象Wに対して表示した虚像Vを右眼E1で視認した場合であっても、表示面DPと報知対象Wとの間の距離に依らず、虚像Vから報知対象Wがはみ出して視認されるのを防止することができる。
なお、右眼E1と左眼E2との間の位置を基準として虚像Vを生成するHUD100においては、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302が長くなる程、報知対象Wの左側及び右側と虚像Vの左端V2及び右端V1との間隔Aを大きくすることで、離れた位置にある報知対象Wに対して表示した虚像Vを右眼E1または左眼E2で視認した場合であっても、虚像Vから報知対象Wがはみ出して視認されるのを防止することができる。
なお、演算部132は、前述したような間隔調整処理ではなく、距離情報301と、虚像Vと報知対象Wとの間の間隔Aとを関連付けたテーブルデータを予め記憶しておき、距離検出部300から入力した距離情報301に基づいて、テーブルデータを参照し、関連付けられた間隔Aを読み出すようにしてもよい。ちなみに、この方法を用いる場合、右眼E1の位置を基準として虚像Vを生成するHUD100では、テーブルデータにおける間隔Aは、報知対象Wの左端と虚像Vの左端V2との間の間隔であり、距離情報301の距離が長くなるにつれて大きくなる。この際、報知対象Wの右端と虚像Vの右端V1との間の間隔Bは、距離情報301に依らず一定となる。ただし、この間隔Bは、ゼロ以上であればよいので、距離情報301によって変化してもよい。
以上に説明したように、本実施形態におけるHUD100は、画像データを生成する画像生成部130と、画像生成部130が生成した画像データに基づいた表示光Lをフロントガラス1aに投影してユーザEに虚像Vを視認させる投影部(表示手段110及びリレー光学系120)と、を備え、画像生成部130は、水平方向に任意の長さを有し、自車両1の前景に存在する報知対象Wに付随するように視認される虚像Vを表示する画像データを生成し、虚像Vが表示される仮想的な表示面DPと、報知対象Wと、の間の距離302が長くなるほど、報知対象Wと虚像Vとの間の水平方向における間隔Aを大きくするものである。斯かる構成により、表示面DPと、報知対象Wと、の間の距離302が長くなった場合でも両眼視差により報知対象Wが虚像Vからはみ出して視認されにくくすることができる。
また、画像生成部130は、ユーザEの右眼E1で視認した際の報知対象Wと虚像Vの左端V2との間の間隔Aが、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302が長くなるほど大きくなる、または/およびユーザEの左眼E2で視認した際の報知対象Wと虚像Vの右端V1との間の間隔Aが、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302が長くなるほど大きくなるように画像データを生成するものであり、斯かる構成により、表示面DPと、報知対象Wと、の間の距離302が長くなった場合でも報知対象Wが虚像Vからはみ出して視認されにくくすることができる。
また、画像生成部130は、ユーザEの右眼E1で視認した際の報知対象Wと虚像Vの右端V1との間の間隔Bが、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302によらず一定となる、または/およびユーザEの左眼E2で視認した際の報知対象Wと虚像Vの左端V2との間の間隔Bが、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302によらず一定となるように画像データを生成するものである。斯かる構成により、右眼E1または左眼E2で視認した場合において、少なくとも報知対象Wと虚像Vとの間に一定の間隔を持たせることができ、報知対象W及び虚像Vの双方の視認性を常に確保することができる。
また、前記画像生成部130は、報知対象Wの外形から予め定められた距離Bだけ右側に離れた位置へ向けたユーザEの右眼E1からの視線11と、表示面DPとの交点DP1に、虚像Vの右端V1を配置するように調整する、または/および報知対象Wの外形から予め定められた距離Bだけ左側に離れた位置へ向けたユーザEの左眼E2からの視線21と、表示面DPとの交点DP2に、虚像Vの左端V2を配置するように調整するものであり、表示面DPと、報知対象Wと、の間の距離302が長くなった場合でも両眼視差により報知対象Wが虚像Vからはみ出して視認されることを確実に防止することができる。
上記実施形態では、演算部132は、前方監視部200から報知対象Wの存在する方向に関する方向情報201や、報知対象Wの形状に関する形状情報202を入力していたが、前方監視部200から撮像画像を入力し、演算部132で解析することで、方向情報201や形状情報202を算出してもよい。
また、上記実施形態では、距離検出部300を設けていたが、前方監視部200がステレオカメラなどで構成され、自車両1の前方側を撮像する際に報知対象Wまでの距離を算出できる場合、設けなくてもよい。
また、前方監視部200が算出する方向情報201や距離検出部300が算出する距離情報301などは、自車両1と他の車両とを通信する車車間通信,自車両1とインフラとを通信する路車間通信により算出されてもよい。
また、上記実施形態では、視点位置検出部400は、ユーザEの右眼E1及び左眼E2の位置をそれぞれ検出していたが、片方の眼の位置を検出し、両眼の間隔の標準値を当てはめることで他方の眼の位置を推定するようにしてもよい。また、鼻や顔の輪郭などの特徴点を基点に眼の位置を推定してもよい。
また、上記実施形態では、ユーザEから表示面DPまでの表示距離Dを一定としたが、リレー光学系120を駆動することで、虚像Vを表示する表示面DPを可変としてもよい。なお、表示面DPを可変とする場合、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302の変化に応じて、報知対象Wと虚像Vとの間の間隔Aを調整する。斯かる構成により、ユーザEから表示面DPまでの距離を変えることができ、虚像Vが表示される距離感を変えて多様な表現が可能なヘッドアップディスプレイにおいても、虚像Vから報知対象Wがはみ出して視認されることを防止することができる。
また、上記実施形態にでは、画像生成部(画像生成装置)130は、HUD100内にあったが、これに限定されず、自車両1内のHUD100外に搭載されていてもよい。
また、報知対象Wと虚像Vとの間の間隔Aを、表示面DPと報知対象Wとの間の距離302または自車両1と報知対象Wとの間の距離301を変数とした単項式または多項式による演算で求めても良い。
なお、本発明は、以上の実施形態によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
1 自車両
1a フロントガラス(透過反射部)
100 ヘッドアップディスプレイ(HUD)
110 表示手段(投影部)
120 リレー光学系(投影部)
130 画像生成装置(画像生成部)
131 インターフェース
132 演算部
133 画像データ生成回路
200 前方監視部
201 方向情報
202 形状情報
300 距離検出部
301 距離情報
400 視点位置検出部
401 視点情報
A 間隔
D 表示距離
DP 表示面
E ユーザ
E1 右眼
E2 左眼
L 表示光
Pa 位置
Pb 位置
V 虚像
V1 右端
V2 左端
W 報知対象




Claims (8)

  1. 水平方向に任意の長さを有し、車両の前景に存在する報知対象に付随するように視認される虚像を表示する画像データを生成する画像生成装置であって、
    前記虚像が表示される仮想的な表示面と、前記報知対象と、の距離が長くなるほど、前記報知対象と前記虚像との間の水平方向における間隔を大きくする、
    ことを特徴とする画像生成装置。
  2. 前記表示面と前記報知対象との間の距離が長くなるほど、ユーザの右眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の左端との間の間隔または/および前記ユーザの左眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の右端との間の間隔が大きくなるように前記画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記ユーザの右眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の右端との間の間隔または/および前記ユーザの左眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の左端との間の間隔が、前記表示面と前記報知対象との間の距離によらず一定となるように前記画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記報知対象の外形から右側に予め定められた距離だけ離れた位置へ向けた前記ユーザの右眼からの視線と、前記表示面との交点に、前記虚像の右端を配置するように調整する、または/および前記報知対象の外形から左側に予め定められた距離だけ離れた位置へ向けた前記ユーザの左眼からの視線と、前記表示面との交点に、前記虚像の左端を配置するように調整する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像生成装置。
  5. 画像データを生成する画像生成部と、
    前記画像生成部が生成した前記画像データに基づいた表示光を透過反射部に投影して視認者に虚像を視認させる投影部と、を備え、
    前記画像生成部は、水平方向に任意の長さを有し、車両の前景に存在する報知対象に付随するように視認される虚像を表示する画像データを生成し、前記虚像が表示される仮想的な表示面と、前記報知対象と、の距離が長くなるほど、前記報知対象と前記虚像との間の水平方向における間隔を大きくする、
    ことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  6. 前記画像生成部は、前記表示面と前記報知対象との間の距離が長くなるほど、ユーザの右眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の左端との間の間隔または/および前記ユーザの左眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の右端との間の間隔が大きくなるように前記画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のヘッドアップディスプレイ。
  7. 前記画像生成部は、前記ユーザの右眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の右端との間の間隔または/および前記ユーザの左眼で視認した際の前記報知対象と前記虚像の左端との間の間隔が、前記表示面と前記報知対象との間の距離によらず一定となるように前記画像データを生成する、
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のヘッドアップディスプレイ。
  8. 前記画像生成部は、前記報知対象の外形から右側に予め定められた距離だけ離れた位置へ向けた前記ユーザの右眼からの視線と、前記表示面との交点に、前記虚像の右端を配置するように調整する、または/および前記報知対象の外形から左側に予め定められた距離だけ離れた位置へ向けた前記ユーザの左眼からの視線と、前記表示面との交点に、前記虚像の左端を配置するように調整する、
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のヘッドアップディスプレイ。

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