JP2017102221A - 画像表示装置 - Google Patents

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章夫 深瀬
Akio Fukase
章夫 深瀬
人嗣 太田
Hitoshi Ota
人嗣 太田
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Abstract

【課題】大規模な通信装置やサーバーを用いることなく、可視光像だけでは判別しにくい温度の異なる物体を、素早く認識できる画像表示装置を提供する。【解決手段】第1撮像部としてのカメラ320aと、第2撮像部としてのカメラ320bと、第1表示部としての左眼用の電気光学装置と、第2表示部としての右眼用の電気光学装置と、カメラ320aからの画像の中心位置を中心に、可視光領域に係る第1画像と、カメラ320bからの画像の中心位置を中心に、赤外領域に係る第2画像とを生成し、第1画像を左眼用の電気光学装置に、かつ、第2画像を右眼用の電気光学装置に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイ等の画像表示装置に関する。
従来から、ヘッドマウントディスプレイに赤外カメラと可視光カメラを搭載して、視認物の温度分布画像を取得する技術が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。特許文献1では、赤外カメラ画像と可視光カメラ画像を比較して、可視光で視認している視野画像の中で異常な温度であるものを特定し、ヘッドマウントディスプレイの装着者に報知する技術が開示されている。
また、特許文献2においては、ヘッドマウントディスプレイに赤外撮イメージセンサーを備え、赤外映像と可視映像とを視点を殆ど変えずに視認可能にする技術が開示されている。
特開2010−197153号公報 特開2002−23098号公報
しかしながら、特許文献1では、可視光画像を画像処理して視認物としての部品を検出する際に、予め対象機種を入力したり、画像処理の過程で識別可能な文字列を抽出して前記部品を特定するなど複雑な処理を必要としている。
また、特許文献1では、部品検出とは別に適正温度データベースを有し、可視光画像の分析により検出した部品と、赤外カメラによる温度分布画像を比較して、異常温度の部品を特定する複雑な処理を行っている。このような処理はヘッドマウントディスプレイ単体の処理としては負荷が重いため、特許文献1では、撮影画像をネットワークを介してサーバーへ送信し、サーバー側で処理している。
したがって、特許文献1では、ヘッドマウントディスプレイ以外にも通信装置や、ネットワークに接続されたサーバーシステムが必要になるという課題がある。また、特許文献1のような技術では、特定の作業や対象物に適用が限定されてしまうという課題がある。
特許文献2では、可視光像はハーフミラーを透過するシースルー像であり、そこに赤外画像を拡張現実表示している。この場合、赤外像は可視画像に変換されて表示されるので、当該赤外像の背景に相当するシースルー像は、変換された可視画像の輝度表示部分により視認困難になる。したがって、実際には重畳表示とは程遠いものとなってしまうという課題がある。また、特許文献2では、その原理上、赤外像と可視光像を拡大して重畳表示することはできないという課題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大規模な通信装置やサーバーを用いず、可視光像と赤外像を重畳表示し、可視光像だけでは判別し難い温度の異なる物体を素早く認識可能な画像表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る画像表示装置は、可視光領域の撮像を行う第1撮像部と、赤外領域の撮像を行う第2撮像部と、第1表示部と、第2表示部と、表示制御部とを備える。表示制御部は、前記第1撮像部からの画像の指示された所定の位置を中心に、可視光領域に係る第1画像と、前記第2撮像部からの画像の指示された所定の位置を中心に、赤外領域に係る第2画像とを生成する。そして、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させることを特徴とする。
この態様によれば、複雑な画像解析や画像合成を行わずに、可視光画像と赤外光画像を重畳して視認させることができる。また、可視光画像あるいは赤外光画像のどちらかを注視したい場合は、使用者が片目をつぶるだけで、どちらかの画像の注視が可能となる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記第1表示部及び前記第2表示部の一方は左眼用の表示部であり、前記第1表示部及び前記第2表示部の他方は右眼用の表示部である、ことを特徴とする。この態様によれば、使用者の左眼では第1画像が認識され、右眼では第2画像が認識されるため、複雑な画像解析や画像合成を行わずに、可視光画像と赤外光画像を重畳して視認させることができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記表示制御部は、前記第1画像と前記第2画像の拡大倍率を同一の拡大倍率とする、ことを特徴とする。この態様によれば、複雑な画像解析や画像合成を行わずに、可視光画像と赤外光画像を重畳して視認させることができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記表示制御部は、操作指示に応じて、前記第1画像を前記第1表示部および前記第2表示部に表示させ、または、前記第2画像を前記第1表示部および前記第2表示部に表示させる、ことを特徴とする。この態様によれば、可視光画像あるいは赤外光画像のいずれかのうち、選択した画像のみを表示させるので、使用者が所望の画像を注視することができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記表示制御部は、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させる際には、前記第1表示部の平均輝度と、前記第2表示部の平均輝度との差を、次のように設定する。本態様では、平均輝度差を10%以下に抑えるように設定されている、ことを特徴とする。この態様によれば、左右で異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、外光照度検知部をさらに備え、前記表示制御部は、前記第1表示部の輝度と、前記第2表示部の輝度とを、前記外光照度検知部により検知した前記外光照度に応じて調整する、ことを特徴とする。この態様によれば、シースルー像と虚像を見たときの明るさ調整(瞳孔開き具合)の違和感を軽減することができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、加速度検知部を更に備え、前記表示制御部は、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が所定の速さ以上で動いたと判定した際には、少なくとも前記第1表示部及び前記第2表示部のいずれか一方の表示を停止する。そして、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が静止したと判定した場合に、前記停止した表示を再開する、ことを特徴とする。この態様によれば、左右で角速度の異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置の構成を示す斜視図である。 同画像表示装置の光学的構成を示す図である。 同画像表示装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 同画像表示装置の動作を示すフローチャートである。 シースルー像の画像例を示す図である。 シースルー像の画像例を示す図である。 可視光領域に係る第1画像の例を示す図である。 赤外領域に係る第2画像の例を示す図である。 第1画像に第2画像を重畳させた拡張現実画像をシースルー像上に表示させた例を示す図である。 第1表示部による虚像の結像距離と、前記第2表示部による虚像の結像距離と違いを説明する図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置としてのヘッドマウントディスプレイの外観を示す斜視図である。
図1に示されるように、ヘッドマウントディスプレイ300は、外観的には、一般的な眼鏡と同様にテンプル310や、ブリッジ321、投射光学系301L、301Rを有する。また、ブリッジ321には、第1撮像部としての可視光用のカメラ320aと、第2撮像部としての赤外線用のカメラ320bとが取付けられている。本実施形態においては、可視光用のカメラ320aと、赤外線用のカメラ320bの撮影倍率および視野角は同一である。図示を省略するが、ブリッジ321近傍であって投射光学系301L,301Rの奥側には、第1表示部としての左眼用の電気光学装置10Lと、第2表示部としての右眼用の電気光学装置10Rとが設けられる。なお、左眼用の電気光学装置10Lを第2表示部とし、右眼用の電気光学装置10Rを第1表示部としてもよい。
図2は、ヘッドマウントディスプレイ300の光学的構成を示す図である。図中で、電気光学装置10Lで発せられた画像光GL、及び外界光OLは、一点鎖線の矢印で示されている。
ヘッドマウントディスプレイ300の光学系は、第1光軸AX1と、第2光軸AX2と、第3光軸AX3とを有している。図2では、第1光軸AX1と第3光軸AX3とは平行であり、第2光軸AX2は、第1光軸AX1及び第3光軸AX3に直交する。
第1光軸AX1と第3光軸AX3とは平行でなくてもよく、第2光軸AX2は、第1光軸AX1及び第3光軸AX3に直交しなくてもよい。装着者Mがヘッドマウントディスプレイ300を装着したときに、電気光学装置10Lからの光が装着者Mの眼EYに至るように配置されていればよい。
テンプル310の内側には、外装ケース13が備えられており、外装ケース13の内部に、電気光学装置10L、投射光学系302Lが配置されている。電気光学装置10Lは、画像光GLを投射光学系302Lの側に向けて出力(射出)する。投射光学系302Lは、電気光学装置10Lから出力された画像光GLを平行状態の光束に変換するコリメートレンズである。
導光装置20は、導光部材21と光透過部材100とを接合したものであり、全体として平行に延びる平板状の光学部材である。導光部材21及び光透過部材100は、可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されている。
導光部材21は、平面視において台形のプリズムであり、側面として、第1反射面21aと、第2反射面21bと、第3反射面21cと、第4反射面21dとを有する。第1反射面21aと、第2反射面21bと、第3反射面21cとは、屈折率差を利用した全反射面である。第4反射面21dは、光透過性と光反射性とを有するハーフミラー303Lの面である。ハーフミラー303Lは、例えば銀などによる金属反射膜や誘電体多層膜を成膜することにより形成される。
第1反射面21a及び第2反射面21bは、互いに対向し、台形のプリズムの長辺部に相当し、第2光軸AX2の方向に長くなっている。第3反射面21c及び第4反射面21dは、台形のプリズムの斜面(短辺部)に相当し、共に第2光軸AX2に対して45°以下の鋭角で傾斜している。
電気光学装置10Lで発せられた画像光GLは、導光装置20に入射し、第3反射面21cで第2光軸AX2の方向に反射され、第4反射面21dに向かう。
つまり、電気光学装置10Lで発せられた画像光GLは、導光部材21を通過し、第4反射面21dで反射され、装着者Mの眼EYに入射する。さらに、外界光OLは、光透過部材100、第4反射面21d、及び導光部材21を通過し、装着者Mの眼EYに入射する。その結果、装着者Mは、虚像と外界像とを重畳させて認識することができる。
以降の説明では、第2光軸AX2に平行であって、第4反射面21dから第3反射面21cに向かう方向をX方向とする。第1光軸AX1及び第3光軸AX3に平行であって、第3反射面21cから画像表示装置11に向かう方向をZ方向とする。さらに、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
図示を省略するが、電気光学装置10Rの画像表示面は、電気光学装置10Lとは反対の右側となるように配置している。これによって電気光学装置10Rによる表示画像は、投射光学系302R、導光装置20、およびハーフミラー303Rの第4反射面21dで反射され、装着者Mの眼EYに入射する。さらに、外界光OLは、光透過部材100、ハーフミラー303Rの第4反射面21d、及び導光部材21を通過し、装着者Mの眼EYに入射する。その結果、装着者Mは、虚像と外界像とを重畳させて認識することができる。
以上のように、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ300の使用者は、外の様子をシースルー像として観察できると共に、電気光学装置10L,10Rによる表示画像を前記シースルー像に重ね合わせた状態で観察することができる。
電気光学装置10L,10Rは、一例として、複数の画素回路や当該画素回路を駆動する駆動回路などが例えばシリコン基板に形成された有機EL装置であり、画素回路には、発光素子の一例であるOLEDが用いられている。
電気光学装置には、例えば、図示を省略するFPC(Flexible Printed Circuits)基板を介して、図3に示すような表示制御部としての制御回路5が接続されている。制御回路5からは、画像データが同期信号に同期して電気光学装置に供給される。同期信号には、垂直同期信号や、水平同期信号、ドットクロック信号が含まれる。また、画像データは、表示すべき画像の画素の階調レベルを例えば8ビットで規定する。
制御回路5は、図3に示すように、CPU40、RAM41、ROM42、ビデオ入力部23、ビデオ出力部24,25、及びインターフェース(I/F)26を備えている。CPU40は、ROM42に格納されたプログラムに基づいて、ビデオ入力部23を介して入力される画像データを、RAM41によるメモリー空間を使用して処理し、拡張現実画像の表示処理を行う。さらに、CPU40は、表示処理を行った画像データをビデオ出力部24,25に出力し、当該画像データはビデオ出力部24,25を介して電気光学装置に供給される。本実施形態では、画像の拡大倍率は、左眼表示用と右眼表示用とで同じ倍率に設定されている。これにより、左眼表示用の可視光画像と右眼表示用の赤外線画像とが、使用者の脳内で合成され、可視光画像に赤外線画像が重畳した画像が認識されることになる。詳しくは後述する。
CPU40は、インターフェース(I/F)26を介して、例えばWi−Fi(登録商標)等により、コントローラー6と通信可能に構成されている。使用者が、コントローラー6を操作することにより、可視光画像に赤外線画像が重畳した画像を実像上に重畳させる拡張現実画像の表示処理を選択する。その結果、その処理内容を示す信号がコントローラー6から送信され、インターフェース(I/F)26を介してCPU40に受信される。CPU40は、受信した信号に基づいて、拡張現実画像の表示処理を実行する。
以下、図4のフローチャートに基づいて、本実施形態における拡張現実画像の表示処理について説明する。まず、使用者がヘッドマウントディスプレイ300を装着し、使用を開始した当初においては、制御回路5は電気光学装置にカーソルの画像を表示させる。そのため、使用者の左眼及び右眼には、外界の情報(シースルー像、実像)がハーフミラーを介して結像すると共に、カーソルの画像が結像する(S10)。例えば、使用者の左眼及び右眼には、図5に示すような実像(缶およびテーブルの像)と、実像の中心位置に表示されるカーソル画像30が認識されることになる。
次に、使用者が、実像のうちの一部を拡張現実表示させたい場合には、コントローラー6を操作することにより、カーソル画像30を前記一部の近くに移動させる。例えば、図5に示す実像のうち、真ん中奥の缶の部分を中心にして拡張現実表示させたい場合には、カーソル画像30を当該缶の近くに移動させるようにコントローラー6を操作する。制御回路5がこの操作を検出すると(S11:YES)、カーソル画像30を該当位置に移動させる(S12)。その結果、使用者の左眼及び右眼には、図6に示すように、前記缶の像の近くにカーソル画像30が移動した画像が認識されることになる。
カーソル画像30を所望の位置に移動させた後、使用者がコントローラー6を操作することにより、例えば決定ボタンを操作する。制御回路5がこの操作を検出すると(S13:YES)、制御回路5は、可視光用のカメラ320aで撮影した画像に基づいて、左眼用に所定の拡大率で拡大した可視光画像である第1画像を生成する(S14)。また、制御回路5は、赤外線用のカメラ320bで撮影した画像に基づいて、右眼用に、左眼用と同じ拡大率で拡大した赤外線画像である第2画像を生成する(S15)。
図7は、拡大した可視光画像である第1画像の一例である。図7に示す第1画像は、図6に示すカーソル画像30の位置を中心位置として、可視光用のカメラ320aで撮影した画像を所定の倍率で拡大した画像である。
図8は、拡大した赤外線画像である第2画像の一例である。図8に示す第2画像は、図7と同じ中心位置を中心として、赤外線用のカメラ320bで撮影した画像を、第1画像と同じ倍率で拡大した画像である。図8においては、白く表示されている部分31が、例えば他の部分よりも温度が高いことを表している。
そして、制御回路5は、第1画像を左眼用の電気光学装置に表示させると共に、第2画像を右眼用の電気光学装置に表示させる(S16)。その結果、使用者の左眼には、図7に示すような可視光画像の第1画像が認識され、かつ、使用者の右眼には、図8に示すような赤外線画像であって、第1画像と同倍率の第2画像が認識されることになる。その結果、使用者の脳内では、第1画像と第2画像が合成され、図9に示すような拡張現実画像32が、シースルー画像(実像)に重畳して表示されるように認識される。図9の例では、白く表示されている部分31が、例えば他の部分よりも温度が高いことを表している。
この状態で、使用者がコントローラー6を操作して拡張現実画像の表示処理を終了させると、制御回路5がこの操作を検出し(S17:YES)、拡張現実画像の表示処理を中止して、カーソル画像及び実像の表示を実行する(S10)。
したがって、本発明によれば、複雑な処理を行うことなく、かつ、大規模な通信装置やサーバーを用いることなく、ヘッドマウントディスプレイ300単体で、可視光画像と赤外線画像を重畳表示する。その結果、可視光像だけでは判別しにくい温度の異なる物体を、素早く認識させることができる。
なお、図9に示すような表示状態において、拡張現実画像32内にカーソル画像を表示させ、コントローラー6の操作によってカーソル画像させることにより、拡張現実画像の表示を行う領域を移動させるようにしてもよい。
なお、図4に示すステップS17において拡張現実画像の表示終了を判断する方法としては、コントローラー6による操作を行って終了させる方法がある。その他、ヘッドマウントディスプレイ300に加速度センター等を設置して、ヘッドマウントディスプレイ300が所定速度以上の速度で移動した場合に、拡大表示の終了と判断するようにしてもよい。
また、上述した例では、コントローラー6の操作によってカーソル画像30を移動させるようにした。しかし、カーソル画像30は表示領域の中心に固定表示させ、カーソル画像30に合わせて使用者の顔を移動させ、つまりヘッドマウントディスプレイ300を移動させて、所望の位置にカーソル画像30を合わせるようにしてもよい。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一または複数を、適宜に組み合わせることもできる。
<変形例1>
上述した実施形態では、可視光用のカメラ320aと赤外線用のカメラ320bを一つずつ用いたが、左眼用に可視光用のカメラと赤外線用のカメラを用意すると共に、右眼用にも可視光用のカメラと赤外線用のカメラを用意してもよい。そして、それぞれのカメラの拡大率を予め異なるように設定してもよい。可視光用のカメラ320aと赤外線用のカメラ320bを一つずつ用いる場合には、可視光用のカメラ320aと赤外線用のカメラ320bで撮影した画像を左眼用と右眼用に分けてデジタルズーム処理を行うために画像の劣化が生じる。しかし、左眼用と右眼用とで拡大率の異なるカメラを用いる場合には、このようなデジタルズームによる画像の劣化を抑えることができる。
<変形例2>
左右眼の虚像の結像距離が異なるように設定してもよい。例えば、図10に示すように、電気光学装置10Rによって表示された画像は、投射光学系302R及び導光装置20を介して、使用者の右眼に入射する。電気光学装置10Rを図10の矢印Aに示すように投射光学系302Rに近づけた場合には、虚像の位置は図10の矢印Bに示すようにシフトする。したがって、左眼用と右眼用とで、電気光学装置と投射光学系との間隔を調整することにより、左右眼の虚像の結像距離を異なるように設定することが可能である。このように設定することにより、左右の虚像のピントがずれるため、上述した第1画像と第2画像のように左右で異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
<変形例3>
倍率の異なる第1画像と第2画像を表示する場合には、左右の画像の平均輝度を調整して輝度差を10%(ISO規格)以下に抑えるようにしてもよい。この場合には、左右で異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
<変形例4>
ヘッドマウントディスプレイ300に外光照度検知部としてのセンサーを配置して、外光照度をセンシングすることにより、表示輝度を外光に合わせて調整するようにしてもよい。この場合には、シースルー像と、拡大された可視光画像と赤外線画像を見たときの明るさ調整(瞳孔開き具合)の違和感を軽減することができる。
<変形例5>
ヘッドマウントディスプレイ300に加速度検知部としての加速度センサーを配置し、ヘッドマウントディスプレイ300の動き検出を行ってもよい。そして、ヘッドマウントディスプレイ300の動きが一定の速さ以上を超える場合は、少なくとも片眼の表示を消し、静止状態になってから再表示するようにしてもよい。この場合には、左右で角速度の異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
<変形例6>
上述した実施形態では、可視光画像と赤外線画像の拡大倍率を固定としたが、コントローラー6の操作に応じて、撮影倍率を選択するようにしてもよい。また、本発明は拡大する場合に限定される訳ではなく、撮影倍率は、1倍であってもよい。
<変形例7>
ヘッドマウントディスプレイ300の内側にもカメラを配置し、当該カメラにより使用者のまばたき、目の開き具合などを撮影し、まばたき、目の開き具合などに応じて拡大率変更、表示オンオフなどの操作を行うようにしてもよい。この場合には、コントローラー6による操作を省略することができる。
<変形例8>
また、コントローラー等の操作に応じて、可視光画像である第1画像を右眼用の電気光学装置と左眼用の電気光学装置の両方に表示させてもよい。あるいは、赤外線画像である第2画像を右眼用の電気光学装置と左眼用の電気光学装置の両方に表示させるようにしてもよい。この場合には、使用者が可視光画像のみを注視したい場合、あるいは、赤外線画像のみを注視したい場合に、より鮮明にそれぞれの画像を表示させることができる。
<変形例9>
本発明は、以上のようなシースルー型のヘッドマウントディスプレイだけでなく、電子双眼鏡、ビデオシースルーと呼ばれるクローズド型ヘッドマウントディスプレイにも応用可能である。
5…制御回路、6…コントローラー、10L,10R…電気光学装置、23…ビデオ入力部、24,25…ビデオ出力部、30…カーソル画像、32…拡張現実画像、100…導光板、300…ヘッドマウントディスプレイ、310…テンプル、320a…可視光用のカメラ、320b…赤外線用のカメラ、321…ブリッジ。

Claims (7)

  1. 可視光領域の撮像を行う第1撮像部と、
    赤外領域の撮像を行う第2撮像部と、
    第1表示部と、
    第2表示部と、
    前記第1撮像部からの画像の指示された所定の位置を中心に、可視光領域に係る第1画像と、前記第2撮像部からの画像の指示された所定の位置を中心に、赤外領域に係る第2画像とを生成し、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させる表示制御部と、を備える、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第1表示部及び前記第2表示部の一方は左眼用の表示部であり、前記第1表示部及び前記第2表示部の他方は右眼用の表示部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記第1画像と前記第2画像の拡大倍率を同一の拡大倍率とする、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記表示制御部は、操作指示に応じて、前記第1画像を前記第1表示部および前記第2表示部に表示させ、または、前記第2画像を前記第1表示部および前記第2表示部に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させる際には、前記第1表示部の平均輝度と、前記第2表示部の平均輝度との差を、10%以下に抑えるように設定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 外光照度検知部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記第1表示部の輝度と、前記第2表示部の輝度とを、前記外光照度検知部により検知した前記外光照度に応じて調整する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 加速度検知部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が所定の速さ以上で動いたと判定した場合には、少なくとも前記第1表示部及び前記第2表示部のいずれか一方の表示を停止し、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が静止したと判定した場合に、前記停止した表示を再開する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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