JP2017102220A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象物が移動するものである場合でも、対象物を見失うことなく拡大表示を行うことのできる画像表示装置を提供する。【解決手段】撮像部としてのカメラ320と、第1表示部としての電気光学装置10Rと、第2表示部としての電気光学装置10Lと、前記カメラ320からの画像の指示された所定位置を中心に、第1の拡大率で拡大した第1画像と、第2の拡大率で拡大し第2画像とを生成し、前記第1画像を前記電気光学装置10Rに、かつ、前記第2画像を前記電気光学装置10Lに表示させる表示制御部としての制御回路5を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドマウントディスプレイ等の画像表示装置に関する。
従来のヘッドマウントディスプレイでは、ヘッドマウントディスプレイ本体に搭載したカメラで撮影した映像を、ヘッドマウントディスプレイにおいて拡大して表示する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、双眼鏡に関する技術ではあるが、倍率切替を可能とする技術も知られている(例えば特許文献2参照)。特許文献2においては、対象物を見失った際に、双眼鏡本体のレバーを操作することで倍率を切り替えることを可能としている。
特開2007−214964号公報 特開平9−281407号公報
しかしながら、特許文献1の装置のように、外界を視認可能なシースルー型ヘッドマウントディスプレイの場合には、拡大表示された映像により外界の直視が遮られてしまう。その結果、拡大視している対象物が鳥や自動車など移動するものである場合には、拡大視している最中に対象物が移動してしまうと観察者は視野を失い、対象物を追うことが困難になる。これはビデオシースルーと呼ばれるクローズド型ヘッドマウントディスプレイでも同様である。
また、特許文献2の場合には、双眼鏡本体のレバーを操作することで双眼鏡自体が僅かに動き、使用者が見ている視界がずれることにより、特に高倍率時には対象物を見失うことがあった。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象物が移動するものである場合でも、対象物を見失うことなく拡大表示を行うことのできるヘッドマウントディスプレイ等の画像表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る画像表示装置は、撮像部と、第1表示部と、第2表示部と、前記撮像部からの画像の指示された所定位置を中心に、第1の拡大率で拡大した第1画像と、第2の拡大率で拡大し第2画像とを生成する。そして、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させる表示制御部と、を備える、ことを特徴とする。
この態様によれば、使用者が拡大率の異なる第1画像と第2画像とを認識可能となるため、対象物が移動するものであっても、対象物を見失うことなく、拡大表示を行うことができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記第1表示部及び前記第2表示部の一方は左眼用の表示部であり、前記第1表示部及び前記第2表示部の他方は右眼用の表示部である、ことを特徴とする。この態様によれば、使用者の左眼では第1画像が認識され、右眼では第2画像が認識されるため、対象物が移動するものであっても、対象物を見失うことなく、拡大表示を行うことができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記撮像部は、左眼用の撮像部と、右眼用の撮像部との2つの撮像部を含む、ことを特徴とする。この態様によれば、デジタルズームによる画像の劣化を抑えることができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記第1表示部による虚像の結像距離と、前記第2表示部による虚像の結像距離とは、互いに異なるように設定されている、ことを特徴とする。この態様によれば、左右で異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、前記表示制御部は、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させる際には、平均輝度の差を以下のように設定する。つまり、前記第1表示部の平均輝度と、前記第2表示部の平均輝度との差を、10%以下に抑えるように設定されている、ことを特徴とする。この態様によれば、左右で異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、外光照度検知部をさらに備え、前記表示制御部は、前記第1表示部の輝度と、前記第2表示部の輝度とを、前記外光照度検知部により検知した前記外光照度に応じて調整する、ことを特徴とする。この態様によれば、シースルー像と虚像を見たときの明るさ調整(瞳孔開き具合)の違和感を軽減することができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、加速度検知部をさらに備え、前記表示制御部は、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が所定の速さ以上で動いたと判定した場合には、次のようにする。つまり、少なくとも前記第1表示部及び前記第2表示部のいずれか一方の表示を停止し、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が静止したと判定した場合に、前記停止した表示を再開する、ことを特徴とする。この態様によれば、左右で角速度の異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
本発明の他の態様に係る画像表示装置は、使用者の眼を撮像する内側撮像部をさらに備え、前記表示制御部は、前記内側撮像部により撮像した前記使用者の眼の動きと、操作指示の内容とを対応させて記憶している。そして、前記使用者の眼の動きに対応した前記操作指示の内容に基づいて所定の処理を実行する、ことを特徴とする。この態様によれば、外部装置による操作を省略することができる。
本発明の一実施形態に係る画像表示装置の構成を示す斜視図である。 同画像表示装置の光学的構成を示す図である。 同画像表示装置の制御回路の構成を示すブロック図である。 同画像表示装置の動作を示すフローチャートである。 シースルーの画像例を示す図である。 シースルーの画像例を示す図である。 第1の拡大率で拡大した第1画像の例を示す図である。 第2の拡大率で拡大した第2画像の例を示す図である。 第1表示部による虚像の結像距離と、前記第2表示部による虚像の結像距離と違いを説明する図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置としてのヘッドマウントディスプレイの外観を示す斜視図であり、図2は、その光学的な構成を示す図である。
図1に示されるように、ヘッドマウントディスプレイ300は、外観的には、一般的な眼鏡と同様にテンプル310や、ブリッジ321、投射光学系301L、301Rを有する。また、ヘッドマウントディスプレイ300は、図2に示されるように、ブリッジ321近傍であって投射光学系301L、301Rの奥側(図において下側)には、左眼用の電気光学装置10Lと、右眼用の電気光学装置10Rとが設けられる。電気光学装置10Lは第1表示部として機能し、電気光学装置10Rは第2表示部として機能する。なお、電気光学装置10Lが第2表示部として機能し、電気光学装置10Rが第1表示部として機能するようにしてもよい。また、ブリッジ321には、撮像部としてのカメラ320が取付けられている。
図2は、ヘッドマウントディスプレイ300の光学的構成を示す図である。図中で、電気光学装置10Lで発せられた画像光GL、及び外界光OLは、一点鎖線の矢印で示されている。
ヘッドマウントディスプレイ300の光学系は、第1光軸AX1と、第2光軸AX2と、第3光軸AX3とを有している。図2では、第1光軸AX1と第3光軸AX3とは平行であり、第2光軸AX2は、第1光軸AX1及び第3光軸AX3に直交する。
第1光軸AX1と第3光軸AX3とは平行でなくてもよく、第2光軸AX2は、第1光軸AX1及び第3光軸AX3に直交しなくてもよい。装着者Mがヘッドマウントディスプレイ300を装着したときに、電気光学装置10Lからの光が装着者Mの眼EYに至るように配置されていればよい。
テンプル310の内側には、外装ケース13が備えられており、外装ケース13の内部に、電気光学装置10L、投射光学系302Lが配置されている。電気光学装置10Lは、画像光GLを投射光学系302Lの側に向けて出力(射出)する。投射光学系302Lは、電気光学装置10Lから出力された画像光GLを平行状態の光束に変換するコリメートレンズである。
導光装置20は、導光部材21と光透過部材100とを接合したものであり、全体として平行に延びる平板状の光学部材である。導光部材21及び光透過部材100は、可視域で高い光透過性を示す樹脂材料で形成されている。
導光部材21は、平面視において台形のプリズムであり、側面として、第1反射面21aと、第2反射面21bと、第3反射面21cと、第4反射面21dとを有する。第1反射面21aと、第2反射面21bと、第3反射面21cとは、屈折率差を利用した全反射面である。第4反射面21dは、光透過性と光反射性とを有するハーフミラー303Lの面である。ハーフミラー303Lは、例えば銀などによる金属反射膜や誘電体多層膜を成膜することにより形成される。
第1反射面21a及び第2反射面21bは、互いに対向し、台形のプリズムの長辺部に相当し、第2光軸AX2の方向に長くなっている。第3反射面21c及び第4反射面21dは、台形のプリズムの斜面(短辺部)に相当し、共に第2光軸AX2に対して45°以下の鋭角で傾斜している。
電気光学装置10Lで発せられた画像光GLは、導光装置20に入射し、第3反射面21cで第2光軸AX2の方向に反射され、第4反射面21dに向かう。
つまり、電気光学装置10Lで発せられた画像光GLは、導光部材21を通過し、第4反射面21dで反射され、装着者Mの眼EYに入射する。さらに、外界光OLは、光透過部材100、第4反射面21d、及び導光部材21を通過し、装着者Mの眼EYに入射する。その結果、装着者Mは、虚像と外界像とを重畳させて認識することができる。
以降の説明では、第2光軸AX2に平行であって、第4反射面21dから第3反射面21cに向かう方向をX方向とする。第1光軸AX1及び第3光軸AX3に平行であって、第3反射面21cから画像表示装置11に向かう方向をZ方向とする。さらに、X方向及びZ方向に直交する方向をY方向とする。
図示を省略するが、電気光学装置10Rの画像表示面は、電気光学装置10Lとは反対の右側となるように配置している。これによって電気光学装置10Rによる表示画像は、投射光学系302R、導光装置20、およびハーフミラー303Rの第4反射面21dで反射され、装着者Mの眼EYに入射する。さらに、外界光OLは、光透過部材100、ハーフミラー303Rの第4反射面21d、及び導光部材21を通過し、装着者Mの眼EYに入射する。その結果、装着者Mは、虚像と外界像とを重畳させて認識することができる。
以上のように、本実施形態のヘッドマウントディスプレイ300の装着者は、電気光学装置10L、10Rによる表示画像を、外の様子と重ね合わせたシースルー状態で観察することができる。
電気光学装置10L、10Rは、複数の画素回路や当該画素回路を駆動する駆動回路などが例えばシリコン基板に形成された有機EL装置であり、画素回路には、発光素子の一例であるOLEDが用いられている。
電気光学装置10L、10Rには、例えば、図示を省略するFPC(Flexible Printed Circuits)基板を介して、図3に示すような表示制御部としての制御回路5が接続されている。制御回路5からは、画像データが同期信号に同期して電気光学装置10L、10Rに供給される。同期信号には、垂直同期信号や、水平同期信号、ドットクロック信号が含まれる。また、画像データは、表示すべき画像の画素の階調レベルを例えば8ビットで規定する。
制御回路5は、図3に示すように、CPU40、RAM41、ROM42、ビデオ入力部23、ビデオ出力部24,25、及びインターフェース(I/F)26を備えている。CPU40は、ROM42に格納されたプログラムに基づいて、ビデオ入力部23を介して入力される画像データを、RAM41によるメモリー空間を使用して処理し、画像の拡大または縮小等のサイズ調整処理を行う。さらに、CPU40は、サイズ調整処理を行った画像データをビデオ出力部24,25に出力し、当該画像データはビデオ出力部24,25を介して電気光学装置10L、10Rに供給される。本実施形態では、画像の拡大または縮小等のサイズ調整処理は、左眼表示用と右眼表示用と独立して行われ、左眼表示用と右眼表示用とで、拡大率または縮小率の異なる画像を電気光学装置10L、10Rに供給するように構成されている。
CPU40は、インターフェース(I/F)26を介して、例えばWi−Fi(登録商標)等により、コントローラー6と通信可能に構成されている。使用者が、コントローラー6を操作することにより、画像の拡大や縮小等の処理を選択すると、その処理内容を示す信号がコントローラー6から送信され、インターフェース(I/F)26を介してCPU40に受信される。CPU40は、受信した信号に基づいて、画像の拡大や縮小等の処理を実行する。
以下、図4のフローチャートに基づいて、本実施形態における画像拡大処理について説明する。まず、使用者がヘッドマウントディスプレイ300を装着し、使用を開始した当初においては、制御回路5は電気光学装置10L,10Rにカーソルの画像を表示させる。したがって、使用者の左眼及び右眼には、外界の情報(シースルー像、実像)がハーフミラー303L,303Rを介して結像すると共に、カーソルの画像が結像する(S10)。例えば、使用者の左眼及び右眼には、図5に示すような実像と、実像の中心位置に表示されるカーソル画像30が認識されることになる。なお、カーソル画像30の位置は、コントローラー6を操作すること等により、所定位置に移動可能に構成してもよい。
次に、使用者が、実像のうちの一部を拡大したい場合には、コントローラー6を操作することにより、カーソル画像30を前記一部の近くに移動させる。例えば、図5に示す実像のうち、鳥の部分を拡大したい場合には、カーソル画像30を鳥の像の近くに移動させるようにコントローラー6を操作する。制御回路5がこの操作を検出すると(S11:YES)、カーソル画像30を該当位置に移動させる(S12)。その結果、使用者の左眼及び右眼には、図6に示すように、鳥の像の近くにカーソル画像30が移動した画像が認識されることになる。
カーソル画像30を所望の位置に移動させた後、使用者がコントローラー6を操作することにより、例えば決定ボタンを操作する。制御回路5がこの操作を検出すると(S13:YES)、制御回路5は、カメラ320で撮影した画像に基づいて、左眼用に第1の拡大率(中倍率)で拡大した第1画像を生成する(S14)。また、制御回路5は、カメラ320で撮影した画像に基づいて、右眼用に第2の拡大率(大倍率)で拡大した第2画像を生成する(S15)。
そして、制御回路5は、第1画像を電気光学装置10Lに表示させると共に、第2画像を電気光学装置10Rに表示させる(S16)。その結果、使用者の左眼には、図7に示すような中倍率の第1画像がカーソル画像30と共に認識され、かつ、使用者の右眼には、図8に示すような大倍率の第2画像が認識されることになる。なお、図7及び図8には図示を省略するが、使用者の眼には、第1画像とカーソル画像30、及び第2画像に重畳するように、図6に示す実像も認識される。
したがって、この状態で、例えば図6乃至図8に示す鳥が移動したとしても、使用者の眼には、拡大していない実像が認識されているので、鳥の動きに追従することができる。この場合には、使用者がコントローラー6を操作して拡大表示を終了させる。制御回路5がこの操作を検出すると(S19:YES)、拡大表示を中止して、カーソル画像及び実像の表示を実行する(S10)。したがって、使用者は、移動した鳥に追従して、新たな位置で拡大表示処理を行うことができる。
また、図7に示すように、中倍率の第1画像にはカーソル画像30が表示されているので、使用者がコントローラー6を操作することによりカーソル画像30を移動させる操作を行って、拡大したい像の位置を微調整することもできる。制御回路5は、カーソル画像30の移動操作を検出すると(S17:YES)、カーソル画像30を所定の位置に移動させる(S18)。さらに、当該位置を中心位置とした第1画像の生成(S14)と第2画像の生成(S15)とを行い、電気光学装置10L,10Rに表示させる(S16)。なお、第1画像及び第2画像を、表示領域よりも広い範囲で生成しておいた場合には、カーソル画像30の位置調整に伴う第1画像の生成(S14)と第2画像の生成(S15)は省略するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、左眼と右眼とに倍率の異なる画像を表示させるので、拡大したい場所を適切に調節できると共に、拡大画像を実像に重畳させる。したがって、対象物が移動したような場合でも、対象物を見失うことなく、適切に追従することができる。
なお、図4に示すステップS19において拡大表示の終了を判断する方法としては、コントローラー6による操作で終了させる方法がある。その他、ヘッドマウントディスプレイ300に加速度センター等を設置して、ヘッドマウントディスプレイ300が所定速度以上の速度で移動した場合に、拡大表示の終了と判断するようにしてもよい。
また、上述した例では、コントローラー6の操作によってカーソル画像30を移動させるようにした。しかし、カーソル画像30は表示領域の中心に固定表示させ、カーソル画像30に合わせて使用者の顔を移動させ、つまりヘッドマウントディスプレイ300を移動させて、所望の位置にカーソル画像30を合わせるようにしてもよい。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様は、任意に選択された一または複数を、適宜に組み合わせることもできる。
<変形例1>
上述した実施形態では、1つのカメラ320を用いたが、左眼用のカメラと右眼用のカメラの2つカメラを用意し、それぞれのカメラの拡大率を予め異なるように設定してもよい。1つのカメラ320を用いる場合には、カメラ320で撮影した画像を左眼用と右眼用に分けてデジタルズーム処理を行うために画像の劣化が生じる。しかし、拡大率の異なる2つのカメラを用いる場合には、このようなデジタルズームによる画像の劣化を抑えることができる。
<変形例2>
左右眼の虚像の結像距離が異なるように設定してもよい。例えば、図9に示すように、電気光学装置10Rによって表示された画像は、投射光学系302R及び導光装置20を介して、使用者の右眼に入射する。電気光学装置10Rを図9の矢印Aに示すように投射光学系302Rに近づけた場合には、虚像の位置は図9の矢印Bに示すようにシフトする。したがって、左眼用と右眼用とで、電気光学装置10L,10Rと投射光学系302L,302Rとの間隔を調整することにより、左右眼の虚像の結像距離を異なるように設定することが可能である。このように設定することにより、左右の虚像のピントがずれるため、上述した第1画像と第2画像のように左右で異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
<変形例3>
倍率の異なる第1画像と第2画像を表示する場合には、左右の画像の平均輝度を調整して平均輝度の差を10%(ISO規格)以下に抑えるようにしてもよい。この場合には、左右で異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
<変形例4>
ヘッドマウントディスプレイ300に外光照度検知部としてのセンサーを配置して、外光照度をセンシングすることにより、表示輝度を外光に合わせて調整するようにしてもよい。この場合には、シースルー像と虚像を見たときの明るさ調整(瞳孔開き具合)の違和感を軽減することができる。
<変形例5>
ヘッドマウントディスプレイ300に加速度検知部としての加速度センサーを配置し、ヘッドマウントディスプレイ300の動き検出を行ってもよい。この場合には、ヘッドマウントディスプレイ300の動きが一定の速さ以上を超える場合は、少なくとも片眼の表示を消し、静止状態になってから再表示するようにしてもよい。この場合には、左右で角速度の異なる映像を見る時の違和感を軽減することができる。
<変形例6>
ヘッドマウントディスプレイ300の内側にも内側撮像部としてのカメラを配置し、当該カメラにより使用者のまばたき、目の開き具合などを撮影し、まばたき、目の開き具合などに応じて拡大率変更、表示オンオフなどの操作を行うようにしてもよい。この場合には、コントローラー6による操作を省略することができる。
<変形例7>
本発明は、以上のようなシースルー型のヘッドマウントディスプレイだけでなく、電子双眼鏡、ビデオシースルーと呼ばれるクローズド型ヘッドマウントディスプレイにも応用可能である。
5…制御回路、6…コントローラー、10L,10R…電気光学装置、20…導光装置、23…ビデオ入力部、24,25…ビデオ出力部、30…カーソル画像、300…ヘッドマウントディスプレイ、302L、302R…投射光学系、303L、303R…ハーフミラー、310…テンプル、320…カメラ、321…ブリッジ。

Claims (8)

  1. 撮像部と、
    第1表示部と、
    第2表示部と、
    前記撮像部からの画像の指示された所定位置を中心に、第1の拡大率で拡大した第1画像と、第2の拡大率で拡大し第2画像とを生成し、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させる表示制御部と、を備える、
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記第1表示部及び前記第2表示部の一方は左眼用の表示部であり、前記第1表示部及び前記第2表示部の他方は右眼用の表示部である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記撮像部は、左眼用の撮像部と、右眼用の撮像部との2つの撮像部を含む、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第1表示部による虚像の結像距離と、前記第2表示部による虚像の結像距離とは、互いに異なるように設定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 前記表示制御部は、前記第1画像を前記第1表示部に、かつ、前記第2画像を前記第2表示部に表示させる際には、前記第1表示部の平均輝度と、前記第2表示部の平均輝度との差を、10%以下に抑えるように設定されている、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 外光照度検知部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記第1表示部の輝度と、前記第2表示部の輝度とを、前記外光照度検知部により検知した前記外光照度に応じて調整する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 加速度検知部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が所定の速さ以上で動いたと判定した場合には、少なくとも前記第1表示部及び前記第2表示部のいずれか一方の表示を停止し、前記加速度検知部に基づいて画像表示装置本体が静止したと判定した場合に、前記停止した表示を再開する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 使用者の眼を撮像する内側撮像部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記内側撮像部により撮像した前記使用者の眼の動きと、操作指示の内容とを対応させて記憶しており、前記使用者の眼の動きに対応した前記操作指示の内容に基づいて所定の処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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