JP2016137536A - 砥石、及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】砥粒間の距離を均一に形成可能な砥石、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】砥石は、相互に非接触に配置される複数の砥粒12と、複数の砥粒12の間に介在し、複数の砥粒12に接して配置され、且つ、複数の砥粒12間の距離を最小離間距離αとする粒径ΦBの間隔調整材14と、複数の砥粒12のそれぞれと、間隔調整材14とを結合する結合剤16と、複数の砥粒12の間に形成される気孔18と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、砥石、及びその製造方法に関する。
従来、高能率での研削加工においても、研削焼け、研削割れなどの熱的損傷を防止し、さらに良好な加工精度を得るために、研削抵抗の低い砥石にて加工が行なわれている。この場合、研削抵抗を下げるためには、単位体積あたりの砥粒含有率(砥粒集中度)を低くした、例えば、特許文献1に開示される低集中度砥石を用いることが有効である。特許文献1に開示される技術では、砥粒、骨材及び結合剤を混合して成形し焼結して低集中度砥石を形成している。このとき、砥粒表面を、有機バインダで被覆した後、結合剤粉末と、砥粒の30%以下の粒径の骨材粒子との混合物を加えて、混合し撹拌することで、各砥粒の表面に結合剤及び骨材による付着層を形成し、焼結して砥石を形成すると記載されている。これにより、砥粒及び骨材と、結合剤の間に形成される気孔と、をほぼ均一に分散させた集中度200未満のビトリファイド砥石が形成されると記載されている。
特開平6−155307号公報
しかしながら、特許文献1に開示される技術においては、砥粒及び骨材と、結合剤との間に大きな比重差がある。このため、砥粒と、結合剤粉末と、骨材粒子とを混合し撹拌する場合、砥粒及び骨材粒子が均一に配置されることは困難である。このため、特許文献1に開示される技術では、砥粒間の距離が不均一となり、これによって、使用する砥石の部位に応じて研削抵抗が不均一となる虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、砥粒間の距離を均一に形成可能な砥石、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る砥石は、相互に非接触に配置される複数の砥粒と、前記複数の砥粒の間に介在し、前記複数の砥粒に接して配置され、且つ、前記複数の砥粒間の最小離間距離を決定する間隔調整材と、前記複数の砥粒のそれぞれと前記間隔調整材とを結合する結合剤と、前記複数の砥粒の間に形成される気孔と、を備える。
上記態様によれば、各砥粒間に間隔調整剤が配置されるので、各砥粒は間隔調整材の粒径の分、つまり最小離間距離だけ確実に離間した状態で配置されることになる。このように、各砥粒間では最小離間距離が維持されるので、各砥粒間が均一で、砥石の全周に亘って研削抵抗のばらつきが小さい砥石を製作することができる。
上記発明に係る砥石の製造方法では、前記砥石は、相互に非接触に配置される複数の砥粒と、前記複数の砥粒の間に介在し、前記複数の砥粒に接して配置され、且つ、前記複数の砥粒間の距離を最小離間距離とする粒径の間隔調整材と、前記複数の砥粒のそれぞれと前記間隔調整材とを結合する結合剤と、前記複数の砥粒の間に形成される気孔と、を備え、前記砥粒と前記間隔調整材と前記結合剤とを含んで形成され、前記砥粒の表面を覆い、且つ前記砥粒の表面に露出状態で前記間隔調整材を付着する付着剤を備える、中間素材を生成する中間素材生成工程と、前記中間素材を、成形型に投入し、前記成形型内を加圧することにより、前記間隔調整材を、前記砥粒間の最小離間距離とする加圧工程と、前記加圧工程にて生成された成形体に対する加熱により前記砥石を生成する加熱工程と、を備える。上記態様の製造方法により、上述した砥石と同様の砥石が製造できる。
本発明の実施の形態を示すビトリファイドボンド砥石の全体図である。 ビトリファイドボンド砥石の砥石層の砥石面付近の組織を示す拡大図である。 砥石層を形成する中間素材(三次中間素材)の拡大図である。 砥石層の製造方法のフローチャートである。 一次中間素材の拡大図である。 二次中間素材の拡大図である。 加圧工程時における成形体の状態を説明する図である。
(1.砥石10の全体構成)
図1に示すように、砥石10は、円板状に形成される砥石車である。砥石10は、円板状のコア21と、リング状の砥石層22と、を備える。コア21は、鋼、アルミニウムあるいはチタン等の金属材料、FRP(繊維強化プラスチック)材、セラミックス等によって形成される。砥石層22は、リング状に焼成し、コア21の外周に接着剤あるいは焼結によって固着して形成される。あるいは、砥石層22は、複数の砥石セグメントを、コア21の外周に接着してリング状になるように形成してもよい。
コア21の中心には、中心穴23が貫通して形成される。中心穴23は、図略の砥石台の砥石軸の軸端に突出する芯合わせボスに嵌合する。中心穴23の周囲には、ボルト孔24が、複数形成されている。複数のボルト孔24には、砥石軸の軸端に開口する螺子孔に螺合するボルトが挿通する。これらのボルト孔24にボルトを挿通し、ボルトを螺子孔に螺入することにより、砥石10が砥石軸に固着される。
(2.砥石層22の構成)
砥石層22は、図2の拡大図に示すように、砥粒12(ここでは、ダイヤモンドやCBNの超砥粒で説明する)と、間隔調整材14と、結合剤16(ここでは、ビトリファイドボンドで説明する)と、気孔18とを備える。後に詳述するが、砥石層22は、複数の三次中間素材22a3(中間素材22a)を加圧し、且つ加熱することにより生成される。図3に示すように、加熱前における複数の三次中間素材22a3は、それぞれ1つの超砥粒12と、付着剤15と、複数の間隔調整材14と、を備える。付着剤15は、ビトリファイドボンド16を含んで形成され、1つの超砥粒12の表面全体に付着される。このとき、間隔調整材14は、超砥粒12の表面に付着剤15を介して露出状態で複数保持される。なお、図3に示す三次中間素材22a3では、超砥粒12の手前側及び奥側にも間隔調整材14は、保持されている。しかし、説明の都合上、超砥粒12の手前側及び奥側に保持されている間隔調整材14の記載は省略してある。
前述したように、超砥粒12は、例えば、CBN(立方晶窒化ホウ素)砥粒、またはダイヤモンド粒から形成される。本実施形態において、超砥粒12の平均粒径ΦA(図3参照)は、例えば、125μm程度である。図2に示すように、砥石層22において、複数の超砥粒12は、相互に非接触に配置される。
間隔調整材14は、例えば、ファインセラミックスであるアルミナ(Al)によって形成される。ただし、この態様には限らず、間隔調整材14は、他のセラミックス等によって形成されてもよい。また、間隔調整材14は、骨材として用いられる部材によって形成されてもよい。本実施形態においては、間隔調整材14の平均粒径ΦB(図3参照)は、25μm〜40μm程度で形成される。つまり、間隔調整材14の平均粒径ΦBは、超砥粒12の平均粒径ΦAに対して、その比率が約1/3〜1/5の範囲で形成される。また、間隔調整材14の平均粒径ΦBは、砥石の種類及び集中度などに応じて適宜調整される。
図2の砥石層22に示すように、複数の間隔調整材14は、相互に離散した状態で複数の超砥粒12の間に介在するとともに、複数の超砥粒12に接して配置される。これにより、間隔調整材14は、間隔調整材14のほぼ平均粒径ΦBの分だけ、2個の各超砥粒12間を離間させ、各超砥粒12間の最小離間距離α(=ΦB)を決定する。つまり、本実施形態においては、2個の超砥粒12間の最小離間距離α(本発明の距離に相当)は、間隔調整材14の平均粒径ΦBに対して、1倍以上、2倍未満とする(1×ΦB≦α<2×ΦB)。
公知であるビトリファイドボンド16は、隣接する超砥粒12と、間隔調整材14との間を架橋して(架け渡して)結合し、架橋部20を形成する(図2参照)。図3に示す三次中間素材22a3を加熱する前、ビトリファイドボンド16(結合剤)は、間隔調整材14を付着する作用を有する図略の付着補助剤17と混合され、付着補助剤17とともに上述した付着剤15を形成している。付着補助剤17は、加熱工程S14における加熱時に熱によって蒸発し消失する、例えば、ポリアクリル酸である。図3に示すように、加熱前の三次中間素材22a3の状態では、超砥粒12の表面全体に付着(コーティング)した付着剤15は、間隔調整材14の一部を埋設した状態で間隔調整材14を保持している。
加熱工程S14における三次中間素材22a3の加熱によってポリアクリル酸17(付着補助剤)は消失し、ビトリファイドボンド16(結合剤)は溶融して超砥粒12の表面から当該超砥粒12に接する間隔調整材14の表面に流れ、両者の表面同士を架け渡した状態で冷却され固化する。このように、超砥粒12の表面には、間隔調整材14が所定の間を置いて配置されるので、図2に示すように砥石層22内には、複数の超砥粒12間に空間が生じ、当該空間によって気孔18が形成される。つまり、気孔18は、複数の超砥粒12、複数の間隔調整材14及びビトリファイドボンド16以外の部分に形成される。
(3.砥石層22の製造方法)
次に、CBN砥粒による砥石層22の製造方法について説明する。砥石層22の製造方法は、図4のフローチャートに示すように、中間素材生成工程S10と、加圧工程S12と、加熱工程S14とを備える。
中間素材生成工程S10は、素材としての超砥粒12、間隔調整材14及び付着剤15を用いて、図3に示す三次中間素材22a3を生成する工程である。さらに、中間素材生成工程S10は、上記素材を用いて一次中間素材22a1を生成する工程としての付着剤コーティング工程S101と、一次中間素材22a1を用いて図3に示す三次中間素材22a3を生成する間隔調整材付着工程S102とを備える。図5Aに示すように、付着剤コーティング工程S101は、各超砥粒12の全表面にビトリファイドボンド16を含んで形成される付着剤15を付着させ、一次中間素材22a1を生成する。
図5Aに示すように、付着剤コーティング工程S101では、付着剤15が、複数の超砥粒12の各超砥粒12の外周全面に、それぞれ間隔調整材14の平均粒径ΦB(例えば25μm〜40μm)を超えない厚さtでコーティングされる。コーティングの方法は、どのようなものでもよい。例えば、付着剤15を各超砥粒12の1つずつにコーティングしてもよい。また、樽(バレル)の中に、各超砥粒12(複数の超砥粒)と付着剤15とを一緒に投入して樽(バレル)を回転させ、各超砥粒12の外周全面に同時に付着剤15をコーティングしてもよい。
前述したように、付着剤15は、ビトリファイドボンド16と、付着補助剤であるポリアクリル酸(図略)と、が混合された粉体である。詳細には、付着剤15は、軟質の粉体であり、柔らかい粘土様の性状を有する。このため、超砥粒12の外周全面に、付着剤15をコーティングすると、付着剤15は、外周全面に付着される。このとき、前述したように各超砥粒12への付着剤15のコーティングの厚さtは、間隔調整材14の平均粒径よりも小さくなるよう形成されることが好ましい。
図4に示すように、中間素材生成工程S10における間隔調整材付着工程S102は、一次中間素材22a1を用いて二次中間素材22a2を生成する工程としての付着第一工程S102Aと、二次中間素材22a2を用いて三次中間素材22a3を生成する付着第二工程S102Bとを備える。図5Bに示すように、付着第一工程S102Aでは、付着剤コーティング工程S101にて生成された一次中間素材22a1の表面に、間隔調整材14の一部が埋設され、間隔調整材14が超砥粒12に接触している二次中間素材22a2を生成する。具体的には、まず、一次中間素材22a1と間隔調整材14とを混合器などで混ぜ合わせ、一次中間素材22a1の周りを間隔調整材14が囲む状態にする。
このとき、供給される間隔調整材14の合計容積は、各超砥粒12の合計容積に対し体積比で約5倍以上であることが好ましい。これにより、間隔調整材14は、各超砥粒12の表面、即ち、付着剤15の表面に、均一、且つ大量に付着することができる。そして、一次中間素材22a1に間隔調整材14を埋設するための埋設加圧用の成形型に、混ぜ合わされた一次中間素材22a1と間隔調整材14とを投入して、埋設加圧用の成形型の内部を所定の圧力で加圧する。これにより、図5Bに示す、間隔調整材14の一部が付着剤15に埋設された成形体が生成される。なお、図5Bにおいて、二次中間素材22a2は、超砥粒12の手前側及び奥側にも間隔調整材14を保持している。しかし、説明の都合上、超砥粒12の手前側及び奥側に保持されている間隔調整材14の記載は省略する。
次に、付着第二工程S102Bは、図3に示すように、付着第一工程S102Aにて生成された二次中間素材22a2に付着している間隔調整材14の一部が除去され、超砥粒12の表面で複数の間隔調整材14が相互に離散して配置される三次中間素材22a3を生成する。具体的には、二次中間素材22a2を順に目の細かいふるいにかけていき、間隔調整材14が数多く付着した大きな二次中間素材22a2を順に除去していけばよい。これにより、二次中間素材22a2のうち、間隔調整材14が数多く付着することで外形が大きくなっている二次中間素材22a2が除去され、超砥粒12の表面に間隔調整材14が相互に離散して配置される外形が小さな三次中間素材22a3が選別される。
加圧工程S12では、選別された三次中間素材22a3を、各超砥粒12の間隔を調整するための間隔調整加圧用の成形型に投入して、型内を所定の圧力で加圧する。これにより、図3に示すように三次中間素材22a3及び三次中間素材22a3の間隔調整材14、超砥粒12が加圧の圧力によって移動する。そして、各超砥粒12間に間隔調整材14が超砥粒12から超砥粒12への方向に二つ以上配置されないように調整される。これにより、各超砥粒12間が間隔調整材14の粒径の大きさだけ離間した状態に配置される。加圧工程S12で成形された成形体は、複数の三次中間素材22a3が加圧力によって一体的に成形された構造体である。本実施形態においては、成形体は、砥石層22に対応するリング状である。
なお、各超砥粒12への付着剤15のコーティングの厚さtは、間隔調整材14の平均粒径よりも小さい。このため、成形型内に所定の圧力が付与され、間隔調整材14が、隣接する各超砥粒12の付着剤15と当接し、その後埋めこまれる際、間隔調整材14は、付着剤15のコーティング厚さtに阻害されることなく露出した部分が容易に付着剤15に埋めこまれ、隣接する各超砥粒12と直接、当接できる。
次に、加熱工程S14では、加圧工程S12にて生成された成形体に対して加熱がされ、図1に示す砥石層22が生成される。加熱工程S14では、加圧工程S12の終了後に、加圧成型されたリング状の成形体が、型枠から抜き出され、ビトリファイドボンド16の適正な焼成温度(例えば1,000℃前後)で加熱される。これに従い、付着剤15を構成するポリアクリル酸(付着補助剤)が消失する。また、付着剤15を構成するビトリファイドボンド16が溶融し、その後、固化して、隣接する超砥粒12と間隔調整材14との間が結合される。これにより、各超砥粒12と、当該各超砥粒12間に配置される間隔調整材14と、が強固に結合される。
言い換えると、付着剤15を構成するビトリファイドボンド16が、超砥粒12の表面から間隔調整材14の表面へ流動することで、間隔調整材14に接する2つの超砥粒の表面同士を架け渡し、架橋部20が形成される。このようにして、リング状の砥石層22が製造される。その後、焼成された砥石層22をコア21の外周に接着剤を用いて固着させ、ビトリファイドボンド砥石10が完成する。
(4.砥石層22の組織の確認結果)
このようにして製造された砥石層22の組織を顕微鏡で、観察した。すると、砥石層22の間隔調整材14は、各超砥粒12の間に、1個または2個ずつ配置されていた(図2参照)。そして、各超砥粒12は、およそ間隔調整材14の平均粒径ΦBの分だけ離間した状態で配置されていた。即ち、成形体を構成する複数の三次中間素材22a3は、加熱時において、各超砥粒12間に配置された間隔調整材14の作用により各超砥粒12の移動が規制され、間隔調整材14の平均粒径ΦBと等しくなる超砥粒12間の最小離間距離αが維持されていた。これにより、各超砥粒12が均一に分散して配置され、低集中度のビトリファイドボンド砥石である砥石層22を有したビトリファイドボンド砥石10が得られた。なお、本発明に係る砥石層22では、集中度200に限らず、更に低集中度となる集中度100までのビトリファイドボンド砥石の製作が可能であることが確認できた。
なお、上記実施形態においては、付着剤15を超砥粒12の表面全面にコーティングし、表面全面の付着剤15に間隔調整材14を付着させてから、不要な間隔調整材14を除去し、その後、加熱した。しかし、この態様には限らない。付着剤15は、超砥粒12の外周面のうち間隔調整材14の付着が必要な一部のみにコーティングしてもよい。これによっても同様の効果が期待できる。
また、上記実施形態においては、付着剤15を、超砥粒12の表面上に、付着剤15の厚みtが間隔調整材14の粒径以下となるようコーティングした。しかし、この態様には限らない。厚みtは、間隔調整材14の粒径をこえてもよい。この場合、埋設加圧用の成形型の加圧圧力を上昇させることによって、隣接する超砥粒12と間隔調整材14とが接する上記実施形態と同様の砥石層22を形成できる。
また、上記実施形態においては、付着第一工程S102Aにおいて、付着剤コーティング工程S101にて生成された一次中間素材22a1の表面に、間隔調整材14を埋設させ、二次中間素材22a2を生成する際、供給される間隔調整材14の合計容積は、各超砥粒12の合計容積に対し体積比で約5倍以上であることとした。しかし、この態様には限らず、体積比は何倍でもよい。これによっても、相応の効果は得られる。ただし、約5倍以上とすることにより、間隔調整材14の付着量を所望の量とすることができる。
また、上記実施形態においては、付着第二工程S102Bにおいて、二次中間素材22a2に対してふるいをかけ、付着している間隔調整材14の一部を除去した。しかし、この態様には限らず、付着第二工程S102Bは、なくてもよい、これによっても、相応の効果は期待できる。ただし、付着第二工程S102Bを設けることにより、ビトリファイドボンド16による結合力、気孔18の割合を所望の状態とすることができる。
(5.実施形態による効果)
上記実施形態によれば、砥石層22(ビトリファイドボンド砥石)は、相互に非接触に配置される複数の超砥粒12(砥粒)と、複数の超砥粒12の間に介在し、複数の超砥粒12に接して配置され、且つ、複数の超砥粒12間の最小離間距離αを決定する間隔調整材14と、複数の超砥粒12のそれぞれと間隔調整材14とを結合するビトリファイドボンド16(結合剤)と、複数の超砥粒12の間に形成される気孔18と、を備える。
これにより、各超砥粒12は、間隔調整材14の平均粒径ΦBの分、つまり最小離間距離αだけ確実に離間した状態で配置されることになる。このように、各超砥粒12間では最小離間距離αが維持されるので、各超砥粒12間が均一で、砥石層22(ビトリファイドボンド砥石)の円周方向全周に亘って研削抵抗のばらつきが小さい砥石を製作することができる。
また、上記実施形態によれば、複数の超砥粒12間の最小離間距離α(距離)は、間隔調整材14の粒径の2倍未満で1倍以上とする。これにより、安定した組成で、研削抵抗のばらつきが小さな砥石10が得られる。
また、上記実施形態によれば、砥石10は、超砥粒12(砥粒)と間隔調整材14と結合剤16(ビトリファイドボンド)とを含んで形成され、超砥粒12(砥粒)の表面を覆い、且つ超砥粒12の表面に露出状態で間隔調整材14を付着する付着剤15を備える、複数の中間素材22aより形成される。
これにより、中間素材22aが別の中間素材22aと隣接したとき、間隔調整材14と隣接する超砥粒12とは、直接接する可能性が高くなる。このため、隣接する超砥粒12同士は、中間に間隔調整材14を接して挟み込むので、隣接する超砥粒12間の距離は間隔調整材14の粒径によって決まり、均一な大きさとすることができる。
また、上記実施形態によれば、ビトリファイドボンド16(結合剤)は、複数の中間素材22a(三次中間素材22a3)を加熱することにより超砥粒12(砥粒)の表面から間隔調整材14の表面へ流動することで、間隔調整材14に接する2つの超砥粒12(砥粒)の表面同士を架け渡される。
このようにして、ビトリファイドボンド16(結合剤)により超砥粒12が固定されるとき、超砥粒12の表面には、間隔調整材14が所定の間を置いて配置されているので、超砥粒12間、及び間隔調整材14間に良好な気孔18を形成することができる。
また、上記実施形態によれば、複数の中間素材22a(二次中間素材22a2)において、付着剤15は、間隔調整材14の一部を埋設した状態で保持する。これにより、間隔調整材14は、ばらばらにならず付着剤から残部が露出された状態が容易に維持される。
また、上記実施形態によれば、複数の中間素材22a(一次中間素材22a1)において、付着剤15は、超砥粒12(砥粒)の表面全面にコーティングされる。これにより、間隔調整材14は、超砥粒12の表面全面につきやすくなり、簡易に隣接する超砥粒12間に間隔調整材14を配置することができ、超砥粒12間に、高い確率で所定の間隔を設けることができる。このため、超砥粒12間の最小離間距離αが良好に維持できる。
また、上記実施形態によれば、複数の中間素材22aのそれぞれにおいて、付着剤15の厚みtは、間隔調整材14の粒径未満である。これにより、間隔調整材14は、一部が付着剤15に埋まっても、残りの部分が必ず露出している。このため、露出している間隔調整材14の残りの部分が、隣接する超砥粒12の付着剤15に埋まり込んでも、間隔調整材14と隣接する超砥粒12とが直接接する可能性が高くなる。このため、超砥粒12間の最小離間距離αが良好に維持できる。
また、上記実施形態によれば、複数の中間素材22a(三次中間素材22a3)において、複数の間隔調整材14は、超砥粒12(砥粒)の表面にて相互に離散して配置される。これにより、間隔調整材14以外の位置に気孔18が良好に形成される。
また、上記実施形態によれば、間隔調整材14の粒径ΦB(平均粒径)は、超砥粒12(砥粒)の粒径ΦA(平均粒径)に対して1/5〜1/3の大きさである。このように、大きな粒径の間隔調整材14によって、超砥粒12間の間隔が決定できるので、所望の低集中度の砥石が形成できる。
また、上記実施形態によれば、間隔調整材14は、セラミックス又はアルミナである。このように、汎用性の高い材料が使用でき経済的である。
また、上記実施形態の砥石10の製造方法によれば、砥石10は、相互に非接触に配置される複数の超砥粒12(砥粒)と、複数の超砥粒12(砥粒)の間に介在し、複数の超砥粒12に接して配置され、且つ、複数の超砥粒12(砥粒)間の距離を最小離間距離αとする粒径ΦB(平均粒径)の間隔調整材14と、複数の超砥粒12(砥粒)のそれぞれと間隔調整材14とを結合する結合剤16と、複数の超砥粒12(砥粒)の間に形成される気孔18と、を備える。そして、超砥粒12(砥粒)と間隔調整材14と結合剤16とを含んで形成され、超砥粒12(砥粒)の表面を覆い、且つ超砥粒12(砥粒)の表面に露出状態で間隔調整材14を付着する付着剤15を備える、中間素材22aを生成する中間素材生成工程S10と、中間素材22aを、成形型に投入し、成形型内を加圧することにより、間隔調整材14を、超砥粒12間の最小離間距離αとする加圧工程S12と、加圧工程S12にて生成された成形体に対する加熱により砥石10を生成する加熱工程S14と、を備える。この製造方法により、上記砥石10が形成できる。
また、上記実施形態の砥石10の製造方法によれば、加熱工程S14は、付着剤15が加熱により超砥粒12(砥粒)の表面から間隔調整材14の表面へ流動することで、付着剤15に含まれるビトリファイドボンド16(結合剤)が間隔調整材14に接する2つの超砥粒12(砥粒)の表面同士を架け渡される。これにより、超砥粒12、間隔調整材14及びビトリファイドボンド16以外の部分で良好に気孔18を形成できる。
また、上記実施形態の砥石10の製造方法によれば、付着剤15は、ビトリファイドボンド16(結合剤)及び間隔調整材14を付着する付着補助剤を含み、加熱工程S14は、付着剤15が超砥粒12(砥粒)の表面から間隔調整材14の表面へ流動しながら、加熱により付着補助剤を消失させる。これにより、気孔18の形成が容易にできる。
また、上記実施形態の砥石10の製造方法によれば、中間素材生成工程S10は、付着剤15を超砥粒12(砥粒)の表面にコーティングして一次中間素材22a1を生成する付着剤コーティング工程S101と、付着剤コーティング工程S101にて生成された一次中間素材22a1に間隔調整材14を付着させて、中間素材22aを生成する間隔調整材付着工程S102と、を備える。これにより、確実に超砥粒12(砥粒)間に間隔調整材14を配置させることができる。
また、上記実施形態の砥石10の製造方法によれば、付着剤コーティング工程S101は、付着剤15を超砥粒12(砥粒)の表面全面にコーティングした一次中間素材22a1を生成し、間隔調整材付着工程S102は、付着剤コーティング工程S101にて生成された一次中間素材22a1の全面に間隔調整材14を付着させた二次中間素材22a2を生成する付着第一工程S102Aと、付着第一工程S102Aにて生成された二次中間素材22a2において付着している間隔調整材14の一部を除去することにより、超砥粒12(砥粒)の表面にて複数の間隔調整材14が相互に離散して配置される三次中間素材22a3を生成する付着第二工程S102Bを備える。これにより、超砥粒12には余分な間隔調整材14が付着していないので、超砥粒12、間隔調整材14及びビトリファイドボンド16以外の部分で良好に気孔18が形成できる。
上記実施形態の砥石10の製造方法によれば、付着第一工程S102Aでは、複数の超砥粒12の合計容積に対して、間隔調整材14の合計容積が5倍以上となるよう間隔調整材14を一次中間素材22a1の外周面に供給する。このように、超砥粒12の外周面において最適な位置も含めて間隔調整材14を付着させた後、必要ない部分に付着した間隔調整材14を除去するので、中間素材22aの状態においては、最適位置に間隔調整材14が付着する。
なお、間隔調整材14は、通常の骨材とは異なり、各砥粒間に配置されて、砥粒間隔が所定の値になるように保持することができる。また、砥粒間の離間しない方向に間隔調整剤14が2個以上配置されてもよい。
また、上記実施形態では、付着剤15を構成する付着補助剤をポリアクリル酸としたが、これには限らない。付着補助剤は加熱した際、消失し、且つビトリファイドボンドと混合された状態で、超砥粒12の表面に付着され、間隔調整材14を保持して中間素材22aを形成可能なものであればどのようなものでもよい。
また、上記実施形態では、砥石10を、ビトリファイドボンドを結合剤とするビトリファイドボンド砥石としたが、この態様には限らない。別の態様として、砥石は、金属を主成分とする結合剤によって形成するメタルボンド砥石でもよい。また、砥石は、樹脂を主成分とする結合剤によって形成するレジノイドボンド砥石でもよい。そして、上記の結合剤に応じて、加熱工程の温度を調整したり、低温でも消失可能な付着補助剤をしようすることもできる。また、上記実施形態では、砥石の砥粒を超砥粒としたが、これには限らない。砥粒はアルミナ系、炭化ケイ素系であっても良い。
また、上記実施形態では、間隔調整材付着工程S102における埋設加工の圧力は、加圧工程の加圧力より小さいが、結合剤、砥粒の種類などに応じて変更してもよい。
10・・・砥石(ビトリファイドボンド砥石)、 12・・・砥粒(超砥粒)、 14・・・間隔調整材、 15・・・付着剤、 16・・・結合剤(ビトリファイドボンド)、 17・・・付着補助剤(ポリアクリル酸)、 18・・・気孔、 20・・・架橋部、 22・・・砥石層、 22a・・・中間素材、 22a1・・・一次中間素材、 22a2・・・二次中間素材、 22a3・・・三次中間素材、 S10・・・中間素材生成工程、 S101・・・付着剤コーティング工程、 S102・・・間隔調整材付着工程、 S102A・・・付着第一工程、 S102B・・・付着第二工程、 S12・・・加圧工程、 S14・・・加熱工程、 α・・・最小離間距離(距離)、 ΦA、ΦB・・・粒径(平均粒径)。

Claims (16)

  1. 相互に非接触に配置される複数の砥粒と、
    前記複数の砥粒の間に介在し、前記複数の砥粒に接して配置され、且つ、前記複数の砥粒間の距離を最小離間距離とする粒径の間隔調整材と、
    前記複数の砥粒のそれぞれと前記間隔調整材とを結合する結合剤と、
    前記複数の砥粒の間に形成される気孔と、
    を備える砥石。
  2. 前記複数の砥粒間の距離は、
    前記間隔調整材の前記粒径の2倍未満で1倍以上とする、
    請求項1に記載の砥石。
  3. 前記砥粒と前記間隔調整材と前記結合剤とを含んで形成され、前記砥粒の表面を覆い、且つ前記砥粒の表面に露出状態で前記間隔調整材を付着する付着剤を備える、複数の中間素材より形成される、請求項1又は2に記載の砥石。
  4. 前記結合剤は、前記複数の中間素材を加熱することにより前記砥粒の表面から前記間隔調整材の表面へ流動することで、前記間隔調整材に接する2つの前記砥粒の表面同士を架け渡される、請求項3に記載の砥石。
  5. 前記複数の中間素材のそれぞれにおいて、前記付着剤は、前記間隔調整材の一部を埋設した状態で保持する、請求項3又は4に記載の砥石。
  6. 前記複数の中間素材のそれぞれにおいて、前記付着剤は、前記砥粒の表面全面にコーティングされる、請求項3〜5の何れか一項に記載の砥石。
  7. 前記複数の中間素材のそれぞれにおいて、前記付着剤の厚みは、前記間隔調整材の粒径未満である、請求項3〜6の何れか一項に記載の砥石。
  8. 前記複数の中間素材のそれぞれにおいて、複数の前記間隔調整材は、前記砥粒の表面にて相互に離散して配置される、請求項3〜7の何れか一項に記載の砥石。
  9. 前記間隔調整材の粒径は、前記砥粒の粒径に対して1/5〜1/3の大きさである、請求項1〜8の何れか一項に記載の砥石。
  10. 前記間隔調整材は、セラミックス又はアルミナである、請求項1〜9の何れか一項に記載の砥石。
  11. 砥石の製造方法であって、
    前記砥石は、
    相互に非接触に配置される複数の砥粒と、
    前記複数の砥粒の間に介在し、前記複数の砥粒に接して配置され、且つ、前記複数の砥粒間の距離を最小離間距離とする粒径の間隔調整材と、
    前記複数の砥粒のそれぞれと前記間隔調整材とを結合する結合剤と、
    前記複数の砥粒の間に形成される気孔と、
    を備え、
    前記砥粒と前記間隔調整材と前記結合剤とを含んで形成され、前記砥粒の表面を覆い、且つ前記砥粒の表面に露出状態で前記間隔調整材を付着する付着剤を備える、中間素材を生成する中間素材生成工程と、
    前記中間素材を、成形型に投入し、前記成形型内を加圧することにより、前記間隔調整材を、前記砥粒間の最小離間距離とする加圧工程と、
    前記加圧工程にて生成された成形体に対する加熱により前記砥石を生成する加熱工程と、
    を備える、砥石の製造方法。
  12. 前記加熱工程は、前記付着剤が前記加熱により前記砥粒の表面から前記間隔調整材の表面へ流動することで、前記付着剤に含まれる前記結合剤が前記間隔調整材に接する2つの前記砥粒の表面同士を架け渡される、請求項11に記載の砥石の製造方法。
  13. 前記付着剤は、前記結合剤及び前記間隔調整材を付着する付着補助剤を含み、
    前記加熱工程は、前記付着剤が前記砥粒の表面から前記間隔調整材の表面へ流動しながら、前記加熱により前記付着補助剤を消失させる、請求項12に記載の砥石の製造方法。
  14. 前記中間素材生成工程は、
    前記付着剤を前記砥粒の表面にコーティングして一次中間素材を生成する付着剤コーティング工程と、
    前記付着剤コーティング工程にて生成された前記一次中間素材に前記間隔調整材を付着させて、前記中間素材を生成する間隔調整材付着工程と、
    を備える、請求項11〜13の何れか一項に記載の砥石の製造方法。
  15. 前記付着剤コーティング工程は、前記付着剤を前記砥粒の表面全面にコーティングした前記一次中間素材を生成し、
    前記間隔調整材付着工程は、
    前記付着剤コーティング工程にて生成された前記一次中間素材の全面に前記間隔調整材を付着させた二次中間素材を生成する付着第一工程と、
    前記付着第一工程にて生成された前記二次中間素材において付着している前記間隔調整材の一部を除去することにより、前記砥粒の表面にて複数の前記間隔調整材が相互に離散して配置される前記中間素材としての三次中間素材を生成する付着第二工程を備える、請求項14に記載の砥石の製造方法。
  16. 前記付着第一工程では、前記複数の超砥粒の合計容積に対して、前記間隔調整材の合計容積が5倍以上となるよう前記間隔調整材を前記一次中間素材の外周面に供給する、請求項15に記載の砥石の製造方法。
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