JPH06155307A - 集中度200未満のビトリファイド砥石及びその製造方法 - Google Patents
集中度200未満のビトリファイド砥石及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH06155307A JPH06155307A JP32849292A JP32849292A JPH06155307A JP H06155307 A JPH06155307 A JP H06155307A JP 32849292 A JP32849292 A JP 32849292A JP 32849292 A JP32849292 A JP 32849292A JP H06155307 A JPH06155307 A JP H06155307A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abrasive grains
- aggregate
- grindstone
- less
- aggregates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 砥粒,気孔が適度に分散し、骨材の脱落も適
度で、研削性能が均一かつ良好な集中度200未満のビ
トリファイド砥石を製造する。 【構成】 CBN砥粒(140/170;25vol%)を混合撹拌機に
入れ、次に樹脂系の有機バインダ(5vol%)を入れ、砥粒
を被覆する。次に、SiC(#3000;7.5vol%),ホウ珪酸
系ガラス(4μm;7vol%)を混合したものを加えて混合撹拌
し、砥粒の周囲に第1の付着層を形成する。そして、こ
の第1の付着層を硬化させた後、上記同様に、水溶性系
の有機バインダ(10vol%)で被覆し、上記粒度,粒径のS
iC(15vol%),ホウ珪酸系ガラス(14vol%)とを混合した
ものを加えて混合撹拌し、第2の付着層を形成する。そ
して、これを成形し、焼結する。この結果、砥粒(黒く
大きい粒)が均一に分散し、気孔も多く存在すると共に
均一に分散し、骨材(白い小さな粒)も砥粒の周囲に均
一に分散した研削性能良好な集中度100の砥石を得
る。
度で、研削性能が均一かつ良好な集中度200未満のビ
トリファイド砥石を製造する。 【構成】 CBN砥粒(140/170;25vol%)を混合撹拌機に
入れ、次に樹脂系の有機バインダ(5vol%)を入れ、砥粒
を被覆する。次に、SiC(#3000;7.5vol%),ホウ珪酸
系ガラス(4μm;7vol%)を混合したものを加えて混合撹拌
し、砥粒の周囲に第1の付着層を形成する。そして、こ
の第1の付着層を硬化させた後、上記同様に、水溶性系
の有機バインダ(10vol%)で被覆し、上記粒度,粒径のS
iC(15vol%),ホウ珪酸系ガラス(14vol%)とを混合した
ものを加えて混合撹拌し、第2の付着層を形成する。そ
して、これを成形し、焼結する。この結果、砥粒(黒く
大きい粒)が均一に分散し、気孔も多く存在すると共に
均一に分散し、骨材(白い小さな粒)も砥粒の周囲に均
一に分散した研削性能良好な集中度100の砥石を得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集中度200未満、即
ち砥粒の容積率が50%未満のビトリファイド砥石及び
その製造方法に関する。
ち砥粒の容積率が50%未満のビトリファイド砥石及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超砥粒による焼結砥石を製造
する際、砥粒の集中度が200未満のビトリファイド砥
石では焼結による収縮が発生し、これによるひび割れや
変形といった欠陥が生じることが知られていた。そし
て、これを防止するため、集中度200未満のビトリフ
ァイド砥石を製造する場合には、図6に示す様に、砥粒
g(通常は平均粒径30〜300μm)と骨材f(細粒
から粗粒まで用途等によって種々のものがある)とを混
合撹拌機100に入れて均一になる様に混合撹拌し、こ
こへ液状の有機バインダbiを入れて被覆し、結合剤b
o(通常は平均粒径1〜10μm)を加え、この混合物
を用いて砥石を成形し、焼結するといった方法が採用さ
れていた。但し、有機バインダは焼結時に消失する。こ
の様に骨材を混ぜることで、焼結時の収縮の問題は解消
した。
する際、砥粒の集中度が200未満のビトリファイド砥
石では焼結による収縮が発生し、これによるひび割れや
変形といった欠陥が生じることが知られていた。そし
て、これを防止するため、集中度200未満のビトリフ
ァイド砥石を製造する場合には、図6に示す様に、砥粒
g(通常は平均粒径30〜300μm)と骨材f(細粒
から粗粒まで用途等によって種々のものがある)とを混
合撹拌機100に入れて均一になる様に混合撹拌し、こ
こへ液状の有機バインダbiを入れて被覆し、結合剤b
o(通常は平均粒径1〜10μm)を加え、この混合物
を用いて砥石を成形し、焼結するといった方法が採用さ
れていた。但し、有機バインダは焼結時に消失する。こ
の様に骨材を混ぜることで、焼結時の収縮の問題は解消
した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この従来の製
造方法における砥石構造としては、図7(A)に示す様
に、砥粒gと骨材fとが交互に並ぶのが理想であるのに
対し、現実には砥粒gと骨材fとが均一に混ざり難く
て、同図(B)に示す様に、砥粒gと骨材fとがどちら
かに偏った不均一な構造の砥石しか製造できなかった。
造方法における砥石構造としては、図7(A)に示す様
に、砥粒gと骨材fとが交互に並ぶのが理想であるのに
対し、現実には砥粒gと骨材fとが均一に混ざり難く
て、同図(B)に示す様に、砥粒gと骨材fとがどちら
かに偏った不均一な構造の砥石しか製造できなかった。
【0004】この結果、従来の集中度200未満のビト
リファイド砥石では、研削性能に偏りが生じ、骨材が適
度に脱落してくれず、研削比,被研削面の粗度,研削抵
抗といった性能をトータル的に見た場合に性能が十分で
ないといった問題があった。そこで、均一な研削性能を
有し、骨材の脱落も適度な集中度200未満のビトリフ
ァイド砥石及びその様な砥石の製造方法を提供すること
を目的として本発明を完成した。
リファイド砥石では、研削性能に偏りが生じ、骨材が適
度に脱落してくれず、研削比,被研削面の粗度,研削抵
抗といった性能をトータル的に見た場合に性能が十分で
ないといった問題があった。そこで、均一な研削性能を
有し、骨材の脱落も適度な集中度200未満のビトリフ
ァイド砥石及びその様な砥石の製造方法を提供すること
を目的として本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる目的を達
成するためなされた本発明の集中度200未満のビトリ
ファイド砥石は、請求項1に記載した様に、砥粒と結合
剤と骨材とを混合して成形・焼結し、結合剤中に分散し
た砥粒及び骨材と、結合剤の間に形成される気孔とをほ
ぼ均一に分散させた集中度200未満のビトリファイド
砥石において、砥粒及び骨材は、砥粒が気孔と共にほぼ
均一に分散配置されると共に、平均粒径が2μm〜40
μm(より好ましくは5μm〜20μm)でありかつ砥
粒の粒径の30%以下(より好ましくは20%以下)で
ある骨材が各砥粒を取り囲む様に分散配置された状態
で、結合剤によって結合されており、前記砥粒と骨材と
の合計体積が、気孔を含む砥石体積の40%以上である
ことを特徴とする。
成するためなされた本発明の集中度200未満のビトリ
ファイド砥石は、請求項1に記載した様に、砥粒と結合
剤と骨材とを混合して成形・焼結し、結合剤中に分散し
た砥粒及び骨材と、結合剤の間に形成される気孔とをほ
ぼ均一に分散させた集中度200未満のビトリファイド
砥石において、砥粒及び骨材は、砥粒が気孔と共にほぼ
均一に分散配置されると共に、平均粒径が2μm〜40
μm(より好ましくは5μm〜20μm)でありかつ砥
粒の粒径の30%以下(より好ましくは20%以下)で
ある骨材が各砥粒を取り囲む様に分散配置された状態
で、結合剤によって結合されており、前記砥粒と骨材と
の合計体積が、気孔を含む砥石体積の40%以上である
ことを特徴とする。
【0006】これを模式的に強調して例示したのが図1
である。この図に示した様に、本発明による集中度20
0未満のビトリファイド砥石は、砥粒g及び気孔hがほ
ぼ均一に分散した構造を有するので、研削性能の偏りが
ない。また、骨材fは砥粒gの周囲に分散した状態で配
置されており、骨材fは砥粒gに比べて十分に小さいの
で、研削中は適度に脱落し、砥粒gの切れ味を損なうこ
とがない。加えて、被削材に対する大きな抵抗ともなら
ず、被削材の表面に引っかき傷をつけるといったことも
ない。そして、気孔hがほぼ均一に分散している結果、
研削中の目詰まりを良好に防止する。また、骨材fが適
量存在し、かつ偏ることなく分散されているので、結合
剤による結合度も良好であり、砥石自体が脆くない。
である。この図に示した様に、本発明による集中度20
0未満のビトリファイド砥石は、砥粒g及び気孔hがほ
ぼ均一に分散した構造を有するので、研削性能の偏りが
ない。また、骨材fは砥粒gの周囲に分散した状態で配
置されており、骨材fは砥粒gに比べて十分に小さいの
で、研削中は適度に脱落し、砥粒gの切れ味を損なうこ
とがない。加えて、被削材に対する大きな抵抗ともなら
ず、被削材の表面に引っかき傷をつけるといったことも
ない。そして、気孔hがほぼ均一に分散している結果、
研削中の目詰まりを良好に防止する。また、骨材fが適
量存在し、かつ偏ることなく分散されているので、結合
剤による結合度も良好であり、砥石自体が脆くない。
【0007】この様な本発明の集中度200未満のビト
リファイド砥石の製造には、請求項2に記載した様に、
砥粒表面を有機バインダで被覆した後、結合剤粉末と、
平均粒径2μm〜40μm(より好ましくは5μm〜2
0μm)でかつ砥粒の30%以下(より好ましくは20
%以下)の粒径の骨材粒子との混合物を加えて混合撹拌
することで各砥粒の表面に結合剤及び骨材による付着層
を形成し、砥石に成形後、焼結することを特徴とし、前
記砥粒と骨材との合計体積が、気孔を含む砥石体積の4
0%以上である集中度200未満のビトリファイド砥石
の製造方法が適している。
リファイド砥石の製造には、請求項2に記載した様に、
砥粒表面を有機バインダで被覆した後、結合剤粉末と、
平均粒径2μm〜40μm(より好ましくは5μm〜2
0μm)でかつ砥粒の30%以下(より好ましくは20
%以下)の粒径の骨材粒子との混合物を加えて混合撹拌
することで各砥粒の表面に結合剤及び骨材による付着層
を形成し、砥石に成形後、焼結することを特徴とし、前
記砥粒と骨材との合計体積が、気孔を含む砥石体積の4
0%以上である集中度200未満のビトリファイド砥石
の製造方法が適している。
【0008】この製造方法によれば、骨材fは、平均粒
径が2μm〜40μmでありかつ砥粒gの30%以下
と、砥粒gに比較して十分に小さい粒径であるので、結
合剤boと混合したものを加えて混合撹拌すると(図2
(A))、砥粒gの周囲に均一に配される。即ち、図2
(B)に示す様に、骨材fが結合剤boと共に有機バイ
ンダによって各砥粒gの表面に付着した状態となる。と
ころで、骨材fが砥粒gと同程度若しくは1/2程度の
粒径であるなら、この様に砥粒gの周りに均一に配され
ず、交互に並んだ状態にしか配置されない。
径が2μm〜40μmでありかつ砥粒gの30%以下
と、砥粒gに比較して十分に小さい粒径であるので、結
合剤boと混合したものを加えて混合撹拌すると(図2
(A))、砥粒gの周囲に均一に配される。即ち、図2
(B)に示す様に、骨材fが結合剤boと共に有機バイ
ンダによって各砥粒gの表面に付着した状態となる。と
ころで、骨材fが砥粒gと同程度若しくは1/2程度の
粒径であるなら、この様に砥粒gの周りに均一に配され
ず、交互に並んだ状態にしか配置されない。
【0009】そして、本発明の方法においては、成形さ
れると、図2(C)に示す様に、各砥粒gの周囲に骨材
fが分散すると共に、砥粒g間には結合剤bo及び骨材
fによる連結部分が形成される。そして、これを焼結し
ても、骨材fが適度に混ざっているので収縮することが
なく、砥石のひび割れや変形が起こらない。また、気孔
hがほぼ均一に分散し、周囲に骨材fを配した状態の砥
粒gもやはりほぼ均一に分散した状態のビトリファイド
砥石(請求項1記載の砥石)を製造することができる。
れると、図2(C)に示す様に、各砥粒gの周囲に骨材
fが分散すると共に、砥粒g間には結合剤bo及び骨材
fによる連結部分が形成される。そして、これを焼結し
ても、骨材fが適度に混ざっているので収縮することが
なく、砥石のひび割れや変形が起こらない。また、気孔
hがほぼ均一に分散し、周囲に骨材fを配した状態の砥
粒gもやはりほぼ均一に分散した状態のビトリファイド
砥石(請求項1記載の砥石)を製造することができる。
【0010】骨材fは、粒径が小さ過ぎず、軟化点が高
く、砥粒と合わせた容積を十分確保してあるため、結合
剤boを十分に溶融させて砥粒保持力を最大発揮させて
も、収縮が少ないため欠陥が無く、砥石強度が優れてい
る。この砥粒,気孔が均一で砥粒保持力が強い砥石によ
り、研削比,面粗度,研削抵抗がより良好なものとな
る。
く、砥粒と合わせた容積を十分確保してあるため、結合
剤boを十分に溶融させて砥粒保持力を最大発揮させて
も、収縮が少ないため欠陥が無く、砥石強度が優れてい
る。この砥粒,気孔が均一で砥粒保持力が強い砥石によ
り、研削比,面粗度,研削抵抗がより良好なものとな
る。
【0011】この方法において、骨材の粒径を40μm
以下としたのは、これを越えると砥粒の周囲に付着し難
い上に、一般に平均粒径が10μm以下の微細な結合剤
との混合が均一になり難いからである。なお、骨材と結
合剤との混合をより完全にするには、予め骨材の表面に
結合剤を被覆しておいてもよい。
以下としたのは、これを越えると砥粒の周囲に付着し難
い上に、一般に平均粒径が10μm以下の微細な結合剤
との混合が均一になり難いからである。なお、骨材と結
合剤との混合をより完全にするには、予め骨材の表面に
結合剤を被覆しておいてもよい。
【0012】一方、骨材の粒径が2μm未満と小さ過ぎ
るときは、焼結時の収縮を十分に抑制することは困難で
ある。この収縮は、骨材の配合量を増やしたり、焼結温
度を下げたりすれば抑制できるものの、今度は結合剤の
結合度を低下させ、脆い砥石になってしまう。従って、
骨材の粒径は2μm〜40μmの範囲とすべきである。
るときは、焼結時の収縮を十分に抑制することは困難で
ある。この収縮は、骨材の配合量を増やしたり、焼結温
度を下げたりすれば抑制できるものの、今度は結合剤の
結合度を低下させ、脆い砥石になってしまう。従って、
骨材の粒径は2μm〜40μmの範囲とすべきである。
【0013】なお、本発明の製造方法において、砥粒の
集中度が非常に小さいなど、1回で付着層を形成するこ
とが困難な場合には、付着層を形成する工程を2回以上
に分けて実行してもよい。2回目以降の工程は、その前
の工程にて形成された付着層を、そこに含まれる有機バ
インダを硬化させるか又は焼結して消失させるかしてお
くことが望ましい。こうすることにより、次の付着工程
で添加する有機バインダにより、前工程の付着層の形状
が崩れたり剥がれたりしないからである。この場合、1
回目,2回目,…の各工程は、それぞれ「結合剤の
み」,「骨材のみ」,「結合剤及び骨材」等として有機
バインダを添加した後に加えて混合撹拌する材料を変化
させ、各付着層が異なる配合のものとなる様にしてもよ
い。例えば、下記表1の如く種々の組み合せを採用する
ことができる。ここで、結合剤boや骨材fは、1回
目,2回目,3回目で異種のものを用いても構わない。
但し、1回目〜3回目の内の1回以上は、結合剤bo+
骨材fの組み合せを使用しなければならない。また、最
終付着工程の前までに付着層を固定された砥粒の容積率
は、35〜55%となる様に調整するとよい。
集中度が非常に小さいなど、1回で付着層を形成するこ
とが困難な場合には、付着層を形成する工程を2回以上
に分けて実行してもよい。2回目以降の工程は、その前
の工程にて形成された付着層を、そこに含まれる有機バ
インダを硬化させるか又は焼結して消失させるかしてお
くことが望ましい。こうすることにより、次の付着工程
で添加する有機バインダにより、前工程の付着層の形状
が崩れたり剥がれたりしないからである。この場合、1
回目,2回目,…の各工程は、それぞれ「結合剤の
み」,「骨材のみ」,「結合剤及び骨材」等として有機
バインダを添加した後に加えて混合撹拌する材料を変化
させ、各付着層が異なる配合のものとなる様にしてもよ
い。例えば、下記表1の如く種々の組み合せを採用する
ことができる。ここで、結合剤boや骨材fは、1回
目,2回目,3回目で異種のものを用いても構わない。
但し、1回目〜3回目の内の1回以上は、結合剤bo+
骨材fの組み合せを使用しなければならない。また、最
終付着工程の前までに付着層を固定された砥粒の容積率
は、35〜55%となる様に調整するとよい。
【0014】
【表1】
【0015】
【実施例】次に、本発明を適用した実施例としての超砥
粒ビトリファイド砥石についてその製造方法と共に説明
する。実施例の超砥粒ビトリファイド砥石は、上述した
本発明方法に基づき、図2に示した様な手順で製造され
る。本実施例では、砥粒gとしては、CBN又はダイヤ
モンド等の超砥粒を用いる。骨材fとしては、SiC,
ムライト,ジルコンなど、結合剤の焼結温度より融点が
高いため焼結時に変形せず適度な硬度をもつ物質を用い
る。結合剤boとしては、ホウ珪酸ガラスなどのセラミ
ック質又はビトリファイド質と称される結合剤を用い
る。有機バインダbiとしては、通常の樹脂系,水溶性
系,ワックス系などを用いる。
粒ビトリファイド砥石についてその製造方法と共に説明
する。実施例の超砥粒ビトリファイド砥石は、上述した
本発明方法に基づき、図2に示した様な手順で製造され
る。本実施例では、砥粒gとしては、CBN又はダイヤ
モンド等の超砥粒を用いる。骨材fとしては、SiC,
ムライト,ジルコンなど、結合剤の焼結温度より融点が
高いため焼結時に変形せず適度な硬度をもつ物質を用い
る。結合剤boとしては、ホウ珪酸ガラスなどのセラミ
ック質又はビトリファイド質と称される結合剤を用い
る。有機バインダbiとしては、通常の樹脂系,水溶性
系,ワックス系などを用いる。
【0016】次に、実際に外径180mm,厚さ5m
m,穴径50.8mmの平型砥石を製造して、その研削
性能を確認した結果を説明する。まず、用いた原料を表
2に示す。
m,穴径50.8mmの平型砥石を製造して、その研削
性能を確認した結果を説明する。まず、用いた原料を表
2に示す。
【0017】
【表2】
【0018】この表2の原料を用いて、砥粒を混合撹拌
機に入れると共に、まず上記Aの材料中の樹脂系の有機
バインダで砥粒表面を被覆し、次にSiCとホウ珪酸系
ガラスとを混合したものを加えて混合撹拌することによ
り、第1の付着層を形成し、硬化させる。この後、この
第1の付着層表面を水溶性系の有機バインダで被覆した
上で、SiCとホウ珪酸系ガラスとを混合したものを加
えて混合撹拌することにより、上記Bの材料による最終
付着層を形成し、これを砥石形状に加圧成形した。そし
て、900℃で焼結して砥石を製造した。なお、この砥
石は、集中度でいうと100である。
機に入れると共に、まず上記Aの材料中の樹脂系の有機
バインダで砥粒表面を被覆し、次にSiCとホウ珪酸系
ガラスとを混合したものを加えて混合撹拌することによ
り、第1の付着層を形成し、硬化させる。この後、この
第1の付着層表面を水溶性系の有機バインダで被覆した
上で、SiCとホウ珪酸系ガラスとを混合したものを加
えて混合撹拌することにより、上記Bの材料による最終
付着層を形成し、これを砥石形状に加圧成形した。そし
て、900℃で焼結して砥石を製造した。なお、この砥
石は、集中度でいうと100である。
【0019】一方、比較例として、下記表3の配合によ
り、図6で示した従来法の手順にて原料を混合撹拌して
成形し、焼結して集中度100の砥石を製造した。
り、図6で示した従来法の手順にて原料を混合撹拌して
成形し、焼結して集中度100の砥石を製造した。
【0020】
【表3】
【0021】この実施例及び比較例の砥石を用いて、下
記表4の研削条件にて研削を実施した。
記表4の研削条件にて研削を実施した。
【0022】
【表4】
【0023】この研削試験の結果を表5に示す。
【0024】
【表5】
【0025】ここで、研削比とは、被削材の体積減少量
をCBNホイールの体積減少量で割った値であり、これ
が大きいほど砥石の寿命が長いことを意味する。また、
面粗度は小さい方がよく、研削抵抗は低い方が切れ味が
よいことを意味する。この表5の結果から、実施例のC
BNホイールの研削比は、従来品より優れていることが
分かった。また、切込み量を10μmから20μmへと
増加したときの研削比の落込み率も、実施例では63
%,比較例では73%となっており、研削比の落込み率
で比較しても実施例の方が良好であった。このことか
ら、実施例の砥石は、砥粒保持力が優れていると判断す
ることができる。また、面粗度については、より顕著な
差があり、実施例は全体に低く、切込み量を増加しても
悪化率は低い。このことから、実施例の砥石は、砥粒の
分散状態が均一で、しかも脱落が少ないものと判断する
ことができる。さらに、研削抵抗においても、実施例は
低く良好であり、無駄な骨材が無く、気孔が確保されて
いるものと判断される。この様に、面粗度,研削抵抗の
いずれをとっても実施例の方が比較例よりも優れてい
た。
をCBNホイールの体積減少量で割った値であり、これ
が大きいほど砥石の寿命が長いことを意味する。また、
面粗度は小さい方がよく、研削抵抗は低い方が切れ味が
よいことを意味する。この表5の結果から、実施例のC
BNホイールの研削比は、従来品より優れていることが
分かった。また、切込み量を10μmから20μmへと
増加したときの研削比の落込み率も、実施例では63
%,比較例では73%となっており、研削比の落込み率
で比較しても実施例の方が良好であった。このことか
ら、実施例の砥石は、砥粒保持力が優れていると判断す
ることができる。また、面粗度については、より顕著な
差があり、実施例は全体に低く、切込み量を増加しても
悪化率は低い。このことから、実施例の砥石は、砥粒の
分散状態が均一で、しかも脱落が少ないものと判断する
ことができる。さらに、研削抵抗においても、実施例は
低く良好であり、無駄な骨材が無く、気孔が確保されて
いるものと判断される。この様に、面粗度,研削抵抗の
いずれをとっても実施例の方が比較例よりも優れてい
た。
【0026】次に、砥粒,骨材,気孔の分散状態につい
て実施例の砥石を顕微鏡で拡大して構造を確認したとこ
ろ、図3(約50倍に拡大した顕微鏡写真)に示す様
に、砥粒(黒く大きい粒)が均一に分散し、偏りがない
ことが分かる。また、このとき、気孔も多く分散してい
る。骨材は、白い小さな粒である。
て実施例の砥石を顕微鏡で拡大して構造を確認したとこ
ろ、図3(約50倍に拡大した顕微鏡写真)に示す様
に、砥粒(黒く大きい粒)が均一に分散し、偏りがない
ことが分かる。また、このとき、気孔も多く分散してい
る。骨材は、白い小さな粒である。
【0027】この様な良好な分散状態は砥石を使用して
研削を実施した後も同様であり、砥粒が良好に突出し、
その他の骨材や結合剤は奥へ引っ込んだ状態になってい
た。これは、研削中に骨材が適度に脱落したことを意味
する。また、この様に骨材が良好に脱落する状態で研削
を実行できるので、研削抵抗も低くなったのである。
研削を実施した後も同様であり、砥粒が良好に突出し、
その他の骨材や結合剤は奥へ引っ込んだ状態になってい
た。これは、研削中に骨材が適度に脱落したことを意味
する。また、この様に骨材が良好に脱落する状態で研削
を実行できるので、研削抵抗も低くなったのである。
【0028】一方、上記表1のSiCに代えて粒径12
μmのムライトを骨材とし、下記表6の配合比の原料を
用いて、本発明方法に基づいて集中度100の砥石を製
造した。
μmのムライトを骨材とし、下記表6の配合比の原料を
用いて、本発明方法に基づいて集中度100の砥石を製
造した。
【0029】
【表6】
【0030】この砥石の顕微鏡写真を図4に示す。図か
ら分かる様に、砥粒,骨材,気孔の分散状態について実
施例の砥石を顕微鏡で拡大して構造を確認したところ、
図4(約50倍に拡大した顕微鏡写真)に示す様に、砥
粒(黒く大きい粒)が均一に分散し、偏りがないことが
分かる。また、このとき、気孔も多く分散している。骨
材は、白い小さな粒である。この砥石においても、研削
後も砥粒が良好に突出し、その他の骨材や結合剤は奥へ
引っ込んで、砥粒及び気孔の良好な分散状態が維持され
ていた。
ら分かる様に、砥粒,骨材,気孔の分散状態について実
施例の砥石を顕微鏡で拡大して構造を確認したところ、
図4(約50倍に拡大した顕微鏡写真)に示す様に、砥
粒(黒く大きい粒)が均一に分散し、偏りがないことが
分かる。また、このとき、気孔も多く分散している。骨
材は、白い小さな粒である。この砥石においても、研削
後も砥粒が良好に突出し、その他の骨材や結合剤は奥へ
引っ込んで、砥粒及び気孔の良好な分散状態が維持され
ていた。
【0031】一方、アルミナを骨材とした上述の従来例
の砥石の顕微鏡写真を図5に示す。この顕微鏡写真から
明かな様に、砥粒が偏ってしまった。これによって実施
例ほどの研削性能が得られなかったものと考えられる。
なお、この写真中右上の白い部分は砥石ではない。
の砥石の顕微鏡写真を図5に示す。この顕微鏡写真から
明かな様に、砥粒が偏ってしまった。これによって実施
例ほどの研削性能が得られなかったものと考えられる。
なお、この写真中右上の白い部分は砥石ではない。
【0032】なお、表2に示した様に、粒径の小さいS
iCを骨材として、これを本発明方法によらず、砥粒と
骨材を最初に混ぜ合わせてから有機バインダを入れて混
合し、次に結合剤を混合して成形する従来の方法にて砥
石を製造したところ、やはり、砥粒の分散状態が不均一
となり、気孔も全くない部分とたくさんある部分とがで
きてしまい、研削性能も不十分であった。
iCを骨材として、これを本発明方法によらず、砥粒と
骨材を最初に混ぜ合わせてから有機バインダを入れて混
合し、次に結合剤を混合して成形する従来の方法にて砥
石を製造したところ、やはり、砥粒の分散状態が不均一
となり、気孔も全くない部分とたくさんある部分とがで
きてしまい、研削性能も不十分であった。
【0033】このことから、単に骨材として小さいもの
を用いるだけではだめであり、本発明方法を採用して初
めて、砥粒,気孔が良好に分散した集中度200未満の
砥石を製造することができるようになったということが
分かる。以上本発明の好適な実施例を説明したが、本発
明は何らこの実施例に限定されず、その要旨を逸脱しな
い範囲の種々なる態様を採用することができることはも
ちろんである。
を用いるだけではだめであり、本発明方法を採用して初
めて、砥粒,気孔が良好に分散した集中度200未満の
砥石を製造することができるようになったということが
分かる。以上本発明の好適な実施例を説明したが、本発
明は何らこの実施例に限定されず、その要旨を逸脱しな
い範囲の種々なる態様を採用することができることはも
ちろんである。
【0034】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の集中度20
0未満のビトリファイド砥石によれば、均一な研削性能
を有し、骨材の脱落も適度で、研削比,被削面の粗度,
研削抵抗といった研削性能が向上する。
0未満のビトリファイド砥石によれば、均一な研削性能
を有し、骨材の脱落も適度で、研削比,被削面の粗度,
研削抵抗といった研削性能が向上する。
【0035】また、本発明の集中度200未満のビトリ
ファイド砥石の製造方法によれば、砥粒,気孔及び骨材
が均一に分散した請求項1記載のビトリファイド砥石を
簡単・確実に製造することができる。そして、集中度が
200未満であるにもかかわらず、焼結による収縮がな
く、砥石のひび割れや変形が起こらない。
ファイド砥石の製造方法によれば、砥粒,気孔及び骨材
が均一に分散した請求項1記載のビトリファイド砥石を
簡単・確実に製造することができる。そして、集中度が
200未満であるにもかかわらず、焼結による収縮がな
く、砥石のひび割れや変形が起こらない。
【図1】 本発明の砥石の構成を例示する模式図であ
る。
る。
【図2】 本発明の製造方法を模式的に示す説明図であ
る。
る。
【図3】 実施例として製造した砥石の砥粒,気孔,骨
材の分散状態を示す約50倍に拡大した顕微鏡写真であ
る。
材の分散状態を示す約50倍に拡大した顕微鏡写真であ
る。
【図4】 他の実施例として製造した砥石の砥粒,気
孔,骨材の分散状態を示す約50倍に拡大した顕微鏡写
真である。
孔,骨材の分散状態を示す約50倍に拡大した顕微鏡写
真である。
【図5】 従来例として製造した砥石の砥粒,気孔,骨
材の分散状態を示す約50倍に拡大した顕微鏡写真であ
る。
材の分散状態を示す約50倍に拡大した顕微鏡写真であ
る。
【図6】 従来の砥石製造方法の説明図である。
【図7】 従来の砥石製造方法により製造される理想的
な構造と現実の構造を示す説明図である。
な構造と現実の構造を示す説明図である。
g・・・砥粒、f・・・骨材、h・・・気孔、bo・・
・結合剤、bi・・・有機バインダ。
・結合剤、bi・・・有機バインダ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の砥石の構成を例示する模式図であ
る。
る。
【図2】 本発明の製造方法を模式的に示す説明図であ
る。
る。
【図3】 実施例として製造した砥石の砥粒,気孔,骨
材の分散状態を示すため約50倍に拡大した砥石の粒子
構造の顕微鏡写真である。
材の分散状態を示すため約50倍に拡大した砥石の粒子
構造の顕微鏡写真である。
【図4】 他の実施例として製造した砥石の砥粒,気
孔,骨材の分散状態を示すため約50倍に拡大した砥石
の粒子構造の顕微鏡写真である。
孔,骨材の分散状態を示すため約50倍に拡大した砥石
の粒子構造の顕微鏡写真である。
【図5】 従来例として製造した砥石の砥粒,気孔,骨
材の分散状態を示すため約50倍に拡大した砥石の粒子
構造の顕微鏡写真である。
材の分散状態を示すため約50倍に拡大した砥石の粒子
構造の顕微鏡写真である。
【図6】 従来の砥石製造方法の説明図である。
【図7】 従来の砥石製造方法により製造される理想的
な構造と現実の構造を示す説明図である。
な構造と現実の構造を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 砥粒と結合剤と骨材とを混合して成形・
焼結し、結合剤中に分散した砥粒及び骨材と、結合剤の
間に形成される気孔とをほぼ均一に分散させた集中度2
00未満のビトリファイド砥石において、 砥粒及び骨材は、 砥粒が気孔と共にほぼ均一に分散配置されると共に、平
均粒径が2μm〜40μmでありかつ砥粒の粒径の30
%以下である骨材が各砥粒を取り囲む様に分散配置され
た状態で、結合剤によって結合されており、 前記砥粒と骨材との合計体積が、気孔を含む砥石体積の
40%以上であることを特徴とする集中度200未満の
ビトリファイド砥石。 - 【請求項2】 砥粒表面を有機バインダで被覆した後、
結合剤粉末と、平均粒径2μm〜40μmでかつ砥粒の
30%以下の粒径の骨材粒子との混合物を加えて混合撹
拌することで各砥粒の表面に結合剤及び骨材による付着
層を形成し、砥石に成形後、焼結することを特徴とし、 前記砥粒と骨材との合計体積が、気孔を含む砥石体積の
40%以上である集中度200未満のビトリファイド砥
石の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32849292A JPH06155307A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 集中度200未満のビトリファイド砥石及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32849292A JPH06155307A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 集中度200未満のビトリファイド砥石及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155307A true JPH06155307A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18210889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32849292A Pending JPH06155307A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 集中度200未満のビトリファイド砥石及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06155307A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016100897A1 (de) | 2015-01-27 | 2016-07-28 | Jtekt Corporation | Schleifrad und Verfahren zu dessen Herstellung |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP32849292A patent/JPH06155307A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102016100897A1 (de) | 2015-01-27 | 2016-07-28 | Jtekt Corporation | Schleifrad und Verfahren zu dessen Herstellung |
US20160214233A1 (en) * | 2015-01-27 | 2016-07-28 | Jtekt Corporation | Grinding wheel and method for manufacturing the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3373797B2 (ja) | 樹脂含浸補強ビトリファイド砥石およびその製造方法 | |
JP3336015B2 (ja) | 高透過性砥石の製造方法 | |
EP2384261B1 (en) | Bonded abrasive tool and method of forming | |
JP2002534281A (ja) | 活性結合剤を有する超砥石 | |
JP2001205566A (ja) | 樹脂含浸ビトリファイド砥石およびその製造方法 | |
JP2001246566A (ja) | 研削用砥石およびその製造方法並びにそれを用いた研削方法 | |
CN106956223A (zh) | 一种金属结合剂及其金刚石磨具与金刚石磨具制备方法 | |
JPH03281174A (ja) | 巨大気孔を備えた多孔性砥石 | |
JPS6352972A (ja) | 切断砥石 | |
JP2002331461A (ja) | 超仕上げ用砥石 | |
JPH06155307A (ja) | 集中度200未満のビトリファイド砥石及びその製造方法 | |
JPH03264263A (ja) | 多孔質メタルボンド砥石およびその製造方法 | |
JP2987485B2 (ja) | 超砥粒砥石及びその製造方法 | |
JPH01115574A (ja) | 極薄切断ブレード | |
JP3854835B2 (ja) | エポキシ樹脂乳濁液を用いたレジノイド砥石の製造方法 | |
JP2000246647A (ja) | ビトリファイド超砥粒砥石及びその製造方法 | |
JP7197499B2 (ja) | ビトリファイドボンド超砥粒ホイール | |
JPS6257871A (ja) | メタルボンド砥石の製造方法 | |
JP2004181575A (ja) | レジノイド超砥粒ホイールの製造方法 | |
JPH01271177A (ja) | 超砥粒ビトリファイドボンド砥石及び製造方法 | |
JPS63256365A (ja) | 多孔質型砥石 | |
JPH09132771A (ja) | ガラス質結合剤被覆ダイヤモンド砥粒及びこれを用いたビトリファイドボンド砥石の製造方法 | |
KR100334430B1 (ko) | 연삭휠의 팁 제조방법 | |
JPH0890423A (ja) | レジノイド砥石 | |
JP2005144653A (ja) | レジンボンドダイヤモンド砥石 |