JP2016137152A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で騒音を低減することができる磁気共鳴イメージング装置を提供する。
【解決手段】磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石101と、傾斜磁場コイル103と、ボアチューブ13とを備える。静磁場磁石101は、略円筒形状に形成される。傾斜磁場コイル103は、前記静磁場磁石の内側に略円筒形状に形成される。ボアチューブ13は、前記傾斜磁場コイルの内側に略円筒形状に形成される。また、前記傾斜磁場コイル103と前記ボアチューブ13との間の空間は、密閉されて真空である。また、前記傾斜磁場コイル103と前記静磁場磁石101との間の空間は、密閉されず大気を含む。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置に関する。
従来、磁気共鳴イメージング装置における撮像時の騒音対策の1つとして、音の発生源である傾斜磁場コイルの周辺を真空状態にすることで、被検体である患者の耳元へ伝わる音を減らす静音化技術が知られている。このような静音化技術として、例えば、傾斜磁場コイルを密閉容器内に配置し、密閉容器内の空間を真空状態にする方法がある。
特開2012−157693号公報 特開2013−233354号公報 特開2011−78501号公報
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で騒音を低減することができる磁気共鳴イメージング装置を提供することである。
実施形態の磁気共鳴イメージング装置は、静磁場磁石と、傾斜磁場コイルと、円筒部とを備える。静磁場磁石は、略円筒形状に形成される。傾斜磁場コイルは、前記静磁場磁石の内側に略円筒形状に形成される。円筒部は、前記傾斜磁場コイルの内側に略円筒形状に形成される。また、前記傾斜磁場コイルと前記円筒部との間の空間は、密閉されて真空である。また、前記傾斜磁場コイルと前記静磁場磁石との間の空間は、密閉されず大気を含む。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係るMRI装置の架台の内部構造を説明するための図である。 図3は、第1の実施形態に係る真空シール材の構造を説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る真空シール材の構造を説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る真空シール材の構造を説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係る支持部材の構造を説明するための図である。 図7は、第1の実施形態に係る支持部材の構造を説明するための図である。 図8は、その他の実施形態に係るMRI装置の架台の内部構造を説明するための図である。 図9は、その他の実施形態に係るMRI装置の架台の内部構造を説明するための図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成を示すブロック図である。なお、以下では、磁気共鳴イメージング装置をMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置と称する。
図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石101と、静磁場電源102と、傾斜磁場コイル103と、傾斜磁場電源104と、寝台105と、寝台制御部106と、WB(Whole Body)コイル107と、送信部108と、受信コイル109と、受信部110と、真空ポンプ111と、シーケンス制御部120と、計算機130とを備える。なお、MRI装置100に、被検体P(例えば、人体)は含まれない。また、図1に示す構成は一例に過ぎない。
静磁場磁石101は、中空の略円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に静磁場を発生する。静磁場磁石101は、例えば、超伝導磁石等であり、静磁場電源102から電流の供給を受けて励磁する。静磁場電源102は、静磁場磁石101に電流を供給する。なお、静磁場磁石101は、永久磁石でもよく、この場合、MRI装置100は、静磁場電源102を備えなくてもよい。また、静磁場電源102は、MRI装置100とは別に備えられてもよい。また、略円筒形状には、真円の円筒形状のみならず、MRI装置100の機能を大きく損なわない範囲で歪んだ楕円の円筒形状も含まれる。
傾斜磁場コイル103は、中空の略円筒形状に形成されたコイル構造体であり、静磁場磁石101の内側に配置される。傾斜磁場コイル103は、互いに直交するx、y、及びzの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、傾斜磁場電源104から個別に電流の供給を受けて、x、y、及びzの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生する。傾斜磁場コイル103によって発生するx、y、及びzの各軸の傾斜磁場は、例えば、スライスエンコード傾斜磁場GSE(若しくはスライス選択傾斜磁場GSS)、位相エンコード傾斜磁場GPE、及び周波数エンコード傾斜磁場GROである。傾斜磁場コイル103は、例えば、これら3つのコイルがエポキシ樹脂等で含浸されて形成される。傾斜磁場電源104は、傾斜磁場コイル103に電流を供給する。
寝台105は、被検体Pが載置される天板105aを備え、寝台制御部106による制御の下、天板105aを、被検体Pが載置された状態で、傾斜磁場コイル103の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、寝台105は、長手方向が静磁場磁石101の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御部106は、計算機130による制御の下、寝台105を駆動して天板105aを長手方向及び上下方向へ移動する。
WBコイル107は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、送信部108からRFパルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。また、WBコイル107は、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられる磁気共鳴信号(以下、適宜「MR(Magnetic Resonance)信号」)を受信し、受信したMR信号を受信部110に出力する。
送信部108は、対象とする原子の種類及び磁場強度で定まるラーモア周波数に対応するRFパルスをWBコイル107に供給する。
受信コイル109は、傾斜磁場コイル103の内側に配置され、高周波磁場の影響によって被検体Pから発せられるMR信号を受信する。受信コイル109は、MR信号を受信すると、受信したMR信号を受信部110へ出力する。
なお、上述したWBコイル107及び受信コイル109は一例に過ぎない。例えば、受信コイル109は、必ずしも備えられていなくても良い。また、WBコイル107及び受信コイル109は、送信機能のみを備えたコイル、受信機能のみを備えたコイル、及び送受信機能を備えたコイルのうち、1つ若しくは複数を組み合わせることによって構成されれば良い。
受信部110は、受信コイル109から出力されるMR信号を検出し、検出したMR信号に基づいてMRデータを生成する。具体的には、受信部110は、受信コイル109から出力されるMR信号をデジタル変換することによってMRデータを生成する。また、受信部110は、生成したMRデータをシーケンス制御部120へ送信する。
真空ポンプ111は、所定の空間に含まれる空気を排出させることで、所定の空間を真空にするポンプである。MRI装置100における真空ポンプ111の機能については、後述する。
シーケンス制御部120は、計算機130から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源104、送信部108及び受信部110を駆動することによって、被検体Pの撮像を行う。ここで、シーケンス情報は、撮像を行うための手順を定義した情報である。シーケンス情報には、傾斜磁場コイル103に供給する電流の強さや電流を供給するタイミング、送信部108がWBコイル107に供給するRFパルスの強さやRFパルスを印加するタイミング、受信部110がMR信号を検出するタイミング等が定義される。例えば、シーケンス制御部120は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
また、シーケンス制御部120は、傾斜磁場電源104、送信部108及び受信部110を制御して被検体Pを撮像した結果、受信部110からMR信号データを受信すると、受信したMR信号データを計算機130へ転送する。
計算機130は、MRI装置100の全体制御や、MR画像の生成等を行う。例えば、計算機130は、操作者から入力される撮像条件に基づいてシーケンス制御部120に撮像シーケンスを実行させる。また、計算機130は、シーケンス制御部120から送信されたMR信号データに基づいて画像を再構成する。計算機130は、再構成された画像を記憶部に格納したり、表示部に表示したりする。なお、計算機130は、例えば、コンピュータ等の情報処理装置である。
このような構成のもと、第1の実施形態に係るMRI装置100は、簡易な構成で騒音を低減するために、以下に説明する構成を備える。
図2は、第1の実施形態に係るMRI装置100の架台の内部構造を説明するための図である。図2には、静磁場磁石101の中心軸を通るyz平面における断面図を例示する。
図2に示すように、架台は、例えば、被検体Pが置かれる略円筒形状の空間(ボア)を有し、架台カバー11により囲まれた構造である。架台の内部には、略円筒形状の静磁場磁石101及び傾斜磁場コイル103が設置される。ここで、傾斜磁場コイル103は、静磁場磁石101の内部の空間において、コイル支持部12a,12bにより支持される。コイル支持部12a,12bは、防振材によって形成される。なお、コイル支持部12a,12bとしては、傾斜磁場コイル103の振動を低減しつつその重量を支えるために、例えば、ゴム又は発泡弾性体等の防振材によって形成される。
また、傾斜磁場コイル103の内部の空間には、被検体Pが置かれる空間(ボア)を形成するボアチューブ13が配置される。このボアチューブ13は、強度を確保するために、ガラス繊維と、エポキシ樹脂又はポリエステル樹脂とを用いたフィラメントワインディング成形(FW成形)によって略円筒形状に形成される。また、ボアチューブ13には、WBコイル107が設置される。なお、ボアチューブ13は、円筒部の一例である。
また、ボアには、天板105aが移動する寝台レール14が設置される。寝台レール14は、寝台レール支持部15により静磁場磁石101から支持される。
ここで、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間は、円環状の真空シール材20a,20bにより密閉され、例えば、空気を排出する真空ポンプ111によって真空にされる。また、ボアチューブ13の重量は、支持部材30により静磁場磁石101から支持される。ボアチューブ13と支持部材30との間には、防振材31が配置される。また、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間は、遮音蓋40によって塞がれる。この遮音蓋40は、この空間を必ずしも密閉しなくてもよい。なお、真空には、真空に近い低圧状態も含まれる。また、真空シール材20a,20bは、必ずしも円環状でなくても良い。例えば、真空シール材20a,20bは、環状に形成されればよい。
このように、第1の実施形態に係るMRI装置100において、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の密閉空間は、密閉されて真空である。また、MRI装置100において、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間は、密閉されず大気を含む。言い換えると、MRI装置100において、真空ポンプ111は、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間、及び、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間のうち、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間を真空にする。このため、第1の実施形態に係るMRI装置100は、簡易な構成で騒音を低減することが可能となる。
例えば、傾斜磁場コイル103から発生される音には、傾斜磁場コイル103の周囲の空気を媒質として被検体Pに伝わる空気伝搬音と、傾斜磁場コイル103に接触する固体を媒質として被検体Pに伝わる固体伝搬音とがある。この空気伝搬音は、傾斜磁場コイル103の内側から伝わる音(以後、「内側の空気伝搬音」と称する)と、傾斜磁場コイル103の外側から伝わる音(以後、「外側の空気伝搬音」と称する)とに大別される。具体的には、内側の空気伝搬音は、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間にある空気を媒質として伝わる音であり、外側の空気伝搬音は、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間にある空気を媒質として伝わる音である。
ここで、第1の実施形態に係るMRI装置100においては、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間が真空にされる。このため、MRI装置100は、内側の空気伝搬音を効率良く遮音することが可能となる。
また、外側の空気伝搬音は、主に、軸方向の端部から漏れ出て、回折してボアに到達する。この場合、外側の空気伝搬音は、伝搬距離が長いために減弱される上、遮音蓋40及び架台カバー11等によっても遮音されるため、被検体Pへの影響が小さい。また、外側の空気伝搬音は、静磁場磁石101を振動させることによっても伝わるが、この経路による被検体Pへの影響も小さい。そこで、第1の実施形態に係るMRI装置100においては、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間を真空にしない。
このように、第1の実施形態に係るMRI装置100は、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間が真空であるとともに、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間が真空ではない。このため、第1の実施形態に係るMRI装置100は、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間を密閉するための構成や、その空間から空気を排出させるための構成を要しないので、簡易な構成で騒音を低減することが可能となる。
また、MRI装置100は、簡易な構成であることにより、部品点数が少なくなるので、組み立ても容易となる。また、MRI装置100は、簡易な構成であることにより、空気がリークする箇所が減少するため、真空状態が維持しやすくなるとともに、真空ポンプ111への負荷が軽減される。このため、MRI装置100においては、安価な真空ポンプ111であっても適用可能となる。
なお、図2は一例に過ぎない。例えば、ボアチューブ13の内側には、ボア内のデザインや更なる遮音を目的としてボアカバーが設置されてもよい。
(真空シール材20)
図3から図5は、第1の実施形態に係る真空シール材20の構造を説明するための図である。図3には、真空シール材20aが傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間に挿入される場合の断面図を例示する。図4には、真空シール材20aの断面の拡大図を例示する。図5には、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間が真空状態にされた場合の真空シール材20aの断面図を例示する。なお、以下では、真空シール材20aを図示して説明するが、真空シール材20a,20bは基本的には同様の機能を備えるので、両者を区別することなく「真空シール材20」と表記して説明する。
図3に示す真空シール材20は、例えば、クロロプレン等の発泡材が円環状に形成された弾性部材である。真空シール材20は、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間に挿入される(図3矢印)。また、ボアチューブ13は、外周面(真空シール材20と接触する面)に突起13aを有する。この突起13aは、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間を確保するために、軸方向の端部付近に真空シール材20を固定する。これにより、真空シール材20は、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間を密閉する。以下、この密閉された空間を、「密閉空間」とも称する。なお、突起13aは、例えば、ボアチューブ13が成形される際にボアチューブ13の一部として成形される。また、真空シール材20は、密閉部材の一例である。
また、真空シール材20は、押し潰された状態で、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間に挿入される。具体的には、真空シール材20は、長さA(傾斜磁場コイル103に接する面からボアチューブ13に接する面までの長さ)が長さD(傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の距離)にまで押し潰されて挿入される。この潰し代(長さAと長さDとの差分に対応)は、傾斜磁場コイル103の振動による変位量に対して十分な長さが与えられる。これにより、真空シール材20は、傾斜磁場コイル103が振動しても、その振動に追従して変形するので(形状追従性)、密閉空間を維持することが可能となる。
また、真空シール材20は、内部に円環状の空洞を有するとともに、密閉空間側の面の反対側の面に、空洞に到達する穴21を有する。この穴21は、真空シール材20の空洞に大気を流入させる。これにより、真空シール材20の空洞の表面には、大気圧(約0.1MPa)がかかる。なお、この穴21は、少なくとも一つあればよいが、複数ある場合には、真空シール材20の円周にそって離散的にあるのが好ましい。また、穴21は、丸穴に限らず、スリット形状の穴であってもよい。また、真空シール材20の内部の空洞は、必ずしも円環状でなくても良い。例えば、この空洞は、環状に形成されればよい。
なお、図3では図示を省略したが、真空シール材20の表面には、真空用のシリコングリス等が塗布された状態で、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間に挿入される。これにより、真空シール材20と傾斜磁場コイル103との間の接触面、若しくは、真空シール材20とボアチューブ13との間の接触面がある程度粗くても、真空シール材20は、シール性能を発揮することが可能となる。また、真空シール材20は、真空用のシリコングリス等が塗布されることにより、形状追従性も向上する。
また、長さBは、真空シール材20のうち、傾斜磁場コイル103に接する部分の厚みに対応する。また、長さCは、真空シール材20のうち、密閉空間側の部分の厚みに対応する。また、長さEは、突起13aの上端と傾斜磁場コイル103の内周面との間の距離に対応する。また、長さRは、後述するように、密閉空間が真空にされることで吸引される部分の厚みに対応する。
図4に示すように、真空シール材20は、それぞれの気泡が独立して存在する独立気泡を有する。これにより、真空シール材20は、それぞれの気泡が連続して存在する連続気泡とは異なり、密閉空間への空気の流入を防ぐことが可能となる。
また、真空シール材20は、独立発泡を有するので、柔軟性を有する。このため、真空シール材20は、傾斜磁場コイル103の振動への形状追従性に優れるとともに、真空シール材20自体を媒質として傾斜磁場コイル103から伝わる固体伝搬音を低減することが可能となる。
また、真空シール材20の独立気泡の大きさは、表面(真空シール材20の外表面及び空洞表面)から離れた深い部分22ほど大きくなり、表面に近い部分23ほど小さくなる。そして、真空シール材20の表面には、ほとんど独立気泡が存在しないスキン層がある。これにより、真空シール材20は、表面の劣化や引き裂きに対して強くなる。
なお、図4は一例に過ぎない。例えば、上記の独立気泡は、真空シール材20に含まれる全ての気泡が完全に独立していなくてもよい。言い換えると、真空シール材20に含まれる気泡は、密閉空間への空気の流入を防ぐことが可能な範囲内で、いくつかの気泡同士が繋がっていてもよい。
図5に示すように、密閉空間が真空状態にされることにより、真空シール材20が密閉空間の方向(白抜き矢印の方向)に引っ張られ、部分的に変形する。通常、シール材は、変形すると、接触面に隙間を生じさせる場合がある。しかしながら、真空シール材20は、上述したように、真空シール材20の空洞の表面には大気圧がかかっているため、領域24,25の接触面における接触圧が増加している。このため、真空シール材20は、領域24,25の接触面におけるシール性能(密着性)が高く、密閉空間の方向に引っ張られても、傾斜磁場コイル103と突起13aとの間の間隙に真空シール材20の一部が入り込む程度の変形に留まる。また、真空シール材20は、空洞の表面にかかる大気圧によって形状追従性も向上する。
なお、図5は一例に過ぎない。例えば、図5において、長さEは、長さBと同程度であり、密閉空間の長さDの4分の1程度であるが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、真空シール材20がシール性能を発揮可能な範囲内で、長さEは、任意の長さに変更可能である。具体的には、長さB,C,Rを変更したり、独立気泡の発泡倍率を変更したりすることで、真空シール材20を硬くすることができれば、長さEは、長さDの2分の1程度まで延長可能である。なお、長さEは、短くすることも可能であるが、傾斜磁場コイル103が振動しても、傾斜磁場コイル103と突起13aとが衝突しない程度の間隔を開けておくことが好ましい。
このように、第1の実施形態に係るMRI装置100において、真空シール材20は、円環状に形成され、内部に円環状の空洞を有し、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間を密閉するとともに、その空間側の面とは反対側の面に空洞に到達する穴21を有する。これにより、真空シール材20は、簡易な構成で内側の空気伝搬音を低減することが可能となる。
例えば、MRI装置100に関する作業を行う作業員は、MRI装置100を設置する場合、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間に、2つの真空シール材20a,20bを両端から挿入するだけで、密閉空間を形成することが可能である。このため、MRI装置100は、組み立て性に優れている。
また、MRI装置100において、真空シール材20が設置される位置の内側には、突起13aが設けられる。これにより、MRI装置100は、密閉空間を真空にすることによって真空シール材20が密閉空間に吸い込まれてしまうのを防ぐことが可能となる。
また、MRI装置100において、真空シール材20の独立気泡の大きさは、真空シール材20の表面に近いほど小さいので、劣化し難く、亀裂等が生じにくい。
(支持部材30)
図6及び図7は、第1の実施形態に係る支持部材30の構造を説明するための図である。図6には、支持部材30の設置位置付近における真空シール材20の断面図を例示する。図7には、傾斜磁場コイル103の端面付近の構造を軸方向から見た図を例示する。なお、図6及び図7には、遮音蓋40の構造についても例示しているが、ここでは支持部材30について説明することとし、遮音蓋40については後述する。
図6に示すように、支持部材30は、雄ネジを有する第1支持部材30aと、その雄ネジに対応する雌ネジを有する第2支持部材30bと、第1支持部材30aを支持する第3支持部材30cとを備える。例えば、第1支持部材30aは、棒状の部材であり、その一端に雄ネジの構造を有するとともに、中央付近に六角柱の形状を有する。また、第2支持部材30bは、第1支持部材30aの雄ネジに対応する雌ネジの構造を有する部材であって、静磁場磁石101に固定具32(ボルト等)によって固定される。また、第3支持部材30cは、第1支持部材30aを回転可能に支持する部材であって、防振材31を介してボアチューブ13に固定される。この防振材31は、例えば、ゴム又は発泡弾性体等によって形成され、傾斜磁場コイル103の振動を低減する。
ここで、第1支持部材30aの雄ネジは、第2支持部材30bの雌ネジに結合される(リードスクリュー構造)。また、第1支持部材30aの雄ネジの構造を有しない側の端が、第3支持部材30cに回転可能に挿入される。このため、作業員は、例えば、第1支持部材30aの六角柱の部分をレンチ等の工具によって回転させることで、支持部材30全体の長さを任意の長さに調整することが可能となる。
また、図7に示すように、支持部材30は、例えば、ボアチューブ13の周囲を放射状に囲むように8個(支持部材301,302,303,304,305,306,307,308)設置される。このため、作業員は、それぞれの支持部材30の長さを任意の長さに調整することで、ボアチューブ13を任意の位置で固定することが可能となる。
このように、第1の実施形態に係るMRI装置100において、支持部材30は、ボアチューブ13を任意の位置で固定することが可能である。このため、MRI装置100は、上記の長さEを任意の長さで一定に保つことが可能となる。
また、MRI装置100において、支持部材30は、ボアチューブ13の重量の大部分を支える。このため、MRI装置100は、真空シール材20にかかるボアチューブ13の重量を軽減するので、真空シール材20の真空シール性能を維持するとともに、真空シール材20自体を媒質として伝わる固体伝搬音を低減することが可能となる。
また、MRI装置100は、防振材31を備えるので、傾斜磁場コイル103の振動を抑制することが可能となる。更に、その振動の抑制により、MRI装置100は、真空シール材20の真空シール性能を補助したり、真空シール材20の劣化を遅延させたりすることも可能となる。
なお、図6は一例に過ぎない。例えば、第3支持部材30cは、ボアチューブ13と一体となっていてもよい。この場合、ボアチューブ13は、第1支持部材30aを回転可能に支持する穴を有する。すなわち、MRI装置100は、支持部材30として、少なくとも第1支持部材30a及び第2支持部材30bを備えていればよい。
また、例えば、防振材31は、必ずしも第3支持部材30cとボアチューブ13との間に設置されなくてもよい。例えば、防振材31は、第1支持部材30aと第3支持部材30cとの間に設置されてもよいし、第2支持部材30bと静磁場磁石101との間に設置されてもよい。
また、図7は一例に過ぎない。例えば、支持部材30の数は、必ずしも8個でなくてもよい。すなわち、支持部材30は、ボアチューブ13の位置を任意の位置に固定可能であれば、任意数設置されてよい。
(遮音蓋40)
図6及び図7を用いて、遮音蓋40の構造について説明する。図6に示す遮音蓋40は、FRP(Fiber Reinforced Plastics)等によって形成される板部材である。遮音蓋40と傾斜磁場コイル103との間には、ゴム又は発泡弾性体等によって形成される防振材41が設置される。
図7に示すように、遮音蓋40は、例えば、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間の空間を塞ぐように8個(遮音蓋40a,40b,40c,40d,40e,40f,40g,40h)設置される。それぞれの遮音蓋40a〜40hは、円弧形状に形成された板部材である。ここで、遮音蓋40が8個の板部材に分割されて設置されるのは、各支持部材301〜308によってボアチューブ13が静磁場磁石101から支持された後に、遮音蓋40が設置されるからである。つまり、各遮音蓋40a〜40hは、静磁場磁石101とボアチューブ13との間に設置された各支持部材301〜308の間から挿入される。そして、各遮音蓋40a〜40hは、静磁場磁石101及び傾斜磁場コイル103の端面において、ずらしながら敷き詰められることにより、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間の空間を密閉する。なお、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間の空間は大気圧に保持される。
このように、MRI装置100において、遮音蓋40は、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間の空間を塞ぐ。ここで、この空間から漏れ出る空気伝搬音(外側の空気伝搬音)は、上述したように、被検体Pへの影響が小さい。このため、MRI装置100は、外側の空気伝搬音を簡易な構成で低減することが可能である。
また、MRI装置100において、遮音蓋40は、8個の支持部材301〜308の間から挿入されて設置される。このため、遮音蓋40は、組み立てが容易である。
なお、図7では、静磁場磁石101と傾斜磁場コイル103との間の空間が密閉される場合を例示したが、密閉されなくてもよい。例えば、各遮音蓋40a〜40hは、8個の支持部材301〜308の間に収まる大きさに形成される。そして、各遮音蓋40a〜40hは、各支持部材301〜308の間に配置される。この場合、各遮音蓋40a〜40h同士の間隔は、空いた状態である。また、遮音蓋40の数は、必ずしも8個でなくてもよい。例えば、遮音蓋40は、外側の空気伝搬音を低減できる範囲内で任意数設置されればよいし、十分低減できている場合には設置しなくてもよい。
また、遮音蓋40は、FRPによって形成されなくてもよい。例えば、遮音蓋40自体が防振材であるゴムや発泡弾性体等によって形成されてもよい。この場合、防振材41は、設置されなくてもよい。
(寝台レール14の設置)
図2を用いて、寝台レール14の設置について説明する。図2に示すように、寝台レール14は、寝台レール支持部15によって静磁場磁石101から支持される。ここで、この寝台レール支持部15は、ボアチューブ13に接触しない構造である。なお、寝台レール14は、少なくとも被検体Pの体重によって変形しない程度の剛性を備え、例えば、FRP等によって成形される。
このように、MRI装置100において、寝台レール14は、静磁場磁石101から支持される。このため、MRI装置100は、天板105aがボアに挿入されたとしても、被検体Pの体重が真空シール材20にかからないので、真空シール材20の真空シール性能の維持に寄与するとともに、真空シール材20を媒質とする固体伝搬音を抑制することが可能となる。
上述したように、第1の実施形態に係るMRI装置100は、簡易な構成で騒音を低減することが可能となる。
(その他の実施形態)
さて、これまで第1の実施形態について説明したが、上述した第1の実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてもよい。
(寝台レール14の床からの支持)
例えば、上記の実施形態では、寝台レール14が静磁場磁石101から支持される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、寝台レール14は、床から支持されてもよい。
図8は、その他の実施形態に係るMRI装置の架台の内部構造を説明するための図である。図8に示す例では、寝台レール14は、寝台レール支持部15によって床から支持される。このように、MRI装置100は、寝台レール14を床から支持することで、真空シール材20の真空シール性能を維持するとともに、真空シール材20自体を媒質として伝わる固体伝搬音を低減することが可能となる。
(ボアチューブ13の床からの支持)
また、例えば、上記の実施形態では、ボアチューブ13が静磁場磁石101から支持される場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、ボアチューブ13は、床から支持されてもよい。
図9は、その他の実施形態に係るMRI装置の架台の内部構造を説明するための図である。図9に示す例では、ボアチューブ13は、支持部材30によって床から支持される。このように、MRI装置100は、ボアチューブ13を床から支持することで、真空シール材20の真空シール性能を維持するとともに、真空シール材20自体を媒質として伝わる固体伝搬音を低減することが可能となる。
(突起の位置)
また、例えば、上記の実施形態では、突起13aがボアチューブ13の外周面に存在する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、突起13aは、傾斜磁場コイル103の内周面に存在してもよいし、ボアチューブ13の外周面と傾斜磁場コイル103の内周面とに存在してもよい。
(傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間の真空化)
また、例えば、上記の実施形態では、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間を密閉し、真空にする場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間に加えて、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間を密閉し、真空にしてもよい。
この場合、例えば、突起13aは、傾斜磁場コイル103の外周面及び静磁場磁石101の内周面の少なくとも一方に設置される。そして、真空シール材20は、軸方向の両端から挿入されることで、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間を密閉する。そして、この空間の内部の空気が真空ポンプ111によって排出されることで、この空間は真空となる。
このように、MRI装置100は、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間を真空にすることで、外側の空気伝搬音を効率良く遮音することが可能となる。
(真空ポンプ111の着脱)
また、例えば、上記の実施形態では、真空ポンプ111がMRI装置100に常設されるものとして説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、真空ポンプ111は、傾斜磁場コイル103とボアチューブ13との間の空間や、傾斜磁場コイル103と静磁場磁石101との間の空間を真空にする場合に取り付けられ、真空が維持されている場合にはMRI装置100から取り外されても良い。つまり、真空ポンプ111は、必要に応じて着脱可能である。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、簡易な構成で騒音を低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 MRI装置
101 静磁場磁石
103 傾斜磁場コイル
13 ボアチューブ
20 真空シール材

Claims (15)

  1. 略円筒形状に形成された静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に略円筒形状に形成された傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルの内側に略円筒形状に形成された円筒部と、
    を備え、
    前記傾斜磁場コイルと前記円筒部との間の空間は、密閉されて真空であり、
    前記傾斜磁場コイルと前記静磁場磁石との間の空間は、密閉されず大気を含む、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 略円筒形状に形成された静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に略円筒形状に形成された傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルの内側に略円筒形状に形成された円筒部と、
    環状に形成され、内部に環状の空洞を有し、前記傾斜磁場コイルと前記円筒部との間の空間を密閉するとともに、当該空間側の面とは反対側の面に当該空洞に到達する穴を有する密閉部材と
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記密閉部材は、独立気泡を有する発泡材により形成される、請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記独立気泡の大きさは、前記密閉部材の表面に近いほど小さい、請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記円筒部は、前記密閉部材と接触する面に突起を有する、請求項2〜4のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記突起と前記傾斜磁場コイルとの間の距離は、前記円筒部と前記傾斜磁場コイルとの間の距離の2分の1以下である、請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記傾斜磁場コイルは、前記密閉部材と接触する側の面に突起を有する、請求項2〜5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記円筒部を前記静磁場磁石から支持する支持部材を備える、請求項1〜7のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記支持部材は、雄ネジを有する第1支持部材と、当該雄ネジに対応する雌ネジを有する第2支持部材とを含む、請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記円筒部は、床から支持される、請求項1〜9のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 被検体が配置される寝台のレールは、前記静磁場磁石又は床から支持される、請求項1〜10のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記静磁場磁石の端面において、前記静磁場磁石と前記傾斜磁場コイルとの間の空間を塞ぐ蓋を有する、請求項1〜11のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記蓋は、前記静磁場磁石又は前記傾斜磁場コイルに接触する面に、ゴム材又は発泡弾性体により形成される部材を有する、請求項12に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記蓋は、円弧形状の板部材であり、当該板部材が複数環状に並べられることにより前記静磁場磁石と前記傾斜磁場コイルとの間の空間を塞ぐ、請求項12又は13に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 略円筒形状に形成された静磁場磁石と、
    前記静磁場磁石の内側に略円筒形状に形成された傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルの内側に略円筒形状に形成された円筒部と、
    前記傾斜磁場コイルと前記円筒部との間の第1空間、及び、前記傾斜磁場コイルと前記静磁場磁石との間の第2空間のうち、前記第1空間を真空にする真空ポンプと
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
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