JP2016134392A - インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法 - Google Patents

インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016134392A
JP2016134392A JP2015005993A JP2015005993A JP2016134392A JP 2016134392 A JP2016134392 A JP 2016134392A JP 2015005993 A JP2015005993 A JP 2015005993A JP 2015005993 A JP2015005993 A JP 2015005993A JP 2016134392 A JP2016134392 A JP 2016134392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
hole
interposer
electrode
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015005993A
Other languages
English (en)
Inventor
脩治 木内
Shuji Kiuchi
脩治 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2015005993A priority Critical patent/JP2016134392A/ja
Priority to PCT/JP2016/000137 priority patent/WO2016114133A1/ja
Priority to TW105101019A priority patent/TW201637143A/zh
Publication of JP2016134392A publication Critical patent/JP2016134392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

【課題】貫通孔内部の基板と導電層との密着性の高いインターポーザを提供する。【解決手段】インターポーザは、貫通孔を持つ基板と、配線層用のエッチング液でエッチングが可能なシード層を介して基板上に配置された1層以上の配線層と、貫通孔の壁面に形成された金属で構成される密着層と、密着層上に形成される基板の両面側を導通可能な貫通電極とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、インターポーザ及びその製造方法とそのインターポーザを使用する半導体装置に関する技術である。
ウェハープロセスで製造される各種のメモリー、CMOS、CPU等の半導体素子は、電気的接続用の端子を有する。その接続用端子のピッチと、半導体素子と電気的な接続がなされるべきプリント配線板側の接続部のピッチとは、そのスケールが数倍から数十倍程度異なる。そのため、半導体素子とプリント基板を電気的に接続しようとする場合、インターポーザと称されるピッチ変換のための仲介用基板(半導体素子実装用基板)が使用される。一般に、インターポーザの一方の面に半導体素子が実装され、他方の面もしくは基板の周辺でプリント配線板との接続が行われる。
半導体素子をプリント配線板に実装するためのインターポーザは、従来、有機材料を用いた基板が使用されてきた。しかし、近年のスマートフォンに代表される急速な電子機器の発展により、半導体素子を縦に積層させたり、異なるタイプの半導体素子を同一基板上に並べて実装する、3次元又は2.5次元実装技術が不可欠となりつつある。前述の技術開発により、電子機器のさらなる高速化・大容量化・低消費電力化が実現可能と考えられている。一方で、半導体素子が高密度化するに従い、インターポーザにもより微細な配線を作りこむことが求められる。しかしながら、従来の有機基板では樹脂の吸湿や温度による伸縮が大きく、スケールを合わせた微細配線の形成が難しいという課題があった。
そこで、近年基板にシリコンやガラスを用いるインターポーザの開発に大きな注目が集まっている。これらの材料からなる基板は、吸湿や伸縮の影響を受けにくいため、微細配線の形成に有利となる。また内部に微細な貫通穴をあけ導電性物質を充填させる、TSV(Through−Silicon Via)やTGV(Through−Glass Via)と呼ばれる貫通電極が形成できる。この貫通電極は、基板の表裏面の配線を最短距離で接続し、信号伝送速度の高速化など優れた電気特性を実現させる。さらには内部に配線を形成する構造のため、デバイスの小型化や高密度化にも有効な実装方法であるといえる。また貫通電極の採用により、多ピン並列接続が可能となるため、LSI自体を高速化させる必要がなくなり、低消費電力化が実現できる。このような多数の利点が挙げられている。
両者を比較すると、シリコンインターポーザ(Si−IP)はガラスインターポーザ(G−IP)よりもさらに微細加工性に優れ、配線・TSV形成プロセスも既に確立されている。一方で、円形のシリコンウエハでしか扱えないためウエハ周辺部が使用できないことや、大型サイズで一括生産できないため、コストが高くなるという欠点を有する。G−IPは、大型パネルでの一括処理が可能であり、またロール・ツー・ロール方式での生産方法も考えられるため大幅なコストダウンが可能となる。さらに放電やレーザー加工などで貫通穴を形成させるTGVとは異なり、TSVはガスエッチングにより穴を掘っていくため、加工時間が長くなることや、ウエハ薄化工程を含むことなども、コスト高の要因となっている。
さらに電気特性の面では、G−IPは基板自体がSi−IPと違って絶縁体のため、高速回路においても寄生素子発生の懸念がなく、より電気特性に優れている。そもそも基板にガラスを用いると絶縁膜を形成させる工程自体が必要ないため、絶縁信頼が高く、タクトも短い。
特開2006−60119号公報 特開2012−15209号公報
以上のように、ガラス基板を用いると低コストにインターポーザを作ることができるが、課題として、微細配線やTGVを形成させるプロセスが未だ確立されていないこと、また配線材料の主流である銅とガラスとの密着性が悪いことなどが挙げられる。
一般的に、ガラス基板への金属電極の形成においては、ガラスと金属電極との密着を向上させるために、ガラス表面に無機密着層を形成し、その上から電極形成している。(上記特許文献1参照)。ガラスへの密着性が良好な物質として、チタン、クロムなどが挙げられるが、クロムやチタンはウェットプロセスで形成することが困難であり、上記特許文献1で示されているようなドライプロセスではインターポーザの貫通孔の直径である10μm〜200μmでは開口が狭く、貫通孔内部に密着層を形成することができない。
上記特許文献2のように貫通孔と貫通電極との密着性を向上させるために、樹脂を使用する試みもあるが、貫通孔の直径が狭いため、樹脂によって貫通孔が完全に充填されてしまい、貫通電極の形成ができないということが問題である。
本発明の目的は、貫通孔内部の基板と導電層との密着性の高いインターポーザを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、貫通孔を持つ基板と、配線層用のエッチング液でエッチングが可能なシード層を介して基板上に配置された1層以上の配線層と、貫通孔の壁面に形成された金属で構成される密着層と、密着層上に形成される基板の両面側を導通可能な貫通電極と、貫通電極の端面に形成されたランドとを含む、インターポーザである。
また、本発明の他の態様は、上述のインターポーザに半導体チップが固定された、半導体装置である。
また、本発明の他の態様は、基板を、表面がチタンで修飾された支持基板に固定する工程と、基板に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、貫通孔側壁にチタンで構成される密着層を形成する密着層形成工程と、貫通孔に導電性材料を充填して貫通電極を形成する貫通電極形成工程と、基板の表面上の導電層を選択的に除去する導電層除去工程とを含むインターポーザの製造方法である。
また、本発明の他の態様は、上述のインターポーザの製造方法で製造したインターポーザに半導体チップを固定する工程を含む半導体装置の製造方法である。
基板の貫通孔内に対し、ガラスと密着性が良く、ウェットプロセスでは形成が困難な金属層を密着層として形成して構成された貫通電極と、銅配線層用のエッチングで溶解する密着層を介してガラス基板上に形成した表裏の配線層が電気的に接続される。これによれば、貫通電極の密着性を高めることができる。
従って本発明によれば、電気接続信頼性の高さと微細配線形成を両立したインターポーザを提供することができる。
第1の実施形態に係るインターポーザの構造を示す概略断面図 第1の実施形態に係るインターポーザの変形例の構造を示す概略断面図 第1の実施形態に係るインターポーザに半導体チップを実装した半導体装置の構造を示す概略断面図 第1の実施形態に係るインターポーザの形成方法を示すフローチャート 第1の実施形態に係るインターポーザの形成方法の工程を示す概略断面図 第2の実施形態に係るインターポーザの構造を示す概略断面図 第2の実施形態に係るインターポーザの形成方法を示すフローチャート 第2の実施形態に係るインターポーザの形成方法の工程を示す概略断面図 第2の実施形態に係るインターポーザに半導体チップを実装した半導体装置の構造を示す概略断面図 第2の実施形態に係るインターポーザの変形例の構造を示す概略断面図
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るインターポーザは、貫通孔を持つ基板と、配線層用のエッチング液でエッチングが可能なシード層を介して基板上に配置された1層以上の配線層と、貫通孔の壁面に形成されたチタンで構成される密着層と、密着層上に形成される基板の両面側を導通可能な貫通電極と、貫通電極の端面に形成されたランドとを含む。
また、本実施形態に係るインターポーザの製造方法は、基板を、表面が金属で修飾された支持基板に固定する工程と、基板に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、貫通孔側壁に金属で構成される密着層を形成する密着層形成工程と、貫通孔に導電性材料を充填して貫通電極を形成する貫通電極形成工程と、基板の表面上の導電層の一部を選択的に除去する導電層除去工程とを含む。また、このインターポーザの製造方法に加え、半導体チップを固定する工程を含んでもよい。
以下の説明では、基板にガラスを用いた場合を例にして説明をする。基板はガラス基板に限定されず、シリコン製などであっても良い。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るインターポーザ100の構造を示す概略断面図である。第1の実施形態に係るインターポーザ100は、図1に示すように、貫通孔13を持つガラス基板11と、ガラス基板11の表面に形成されたシード層14と、シード層14上に形成された配線層23と、貫通孔13に形成された密着層16と、密着層16上に形成された貫通電極20と、を備える。
配線層23は貫通電極20によって電気的に接続される。
配線層23と貫通電極20を形成する導電性材料とは、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス錫鉛の少なくとも1つ、またはこれらの化合物の少なくとも1つ、またはこれらの金属粉と樹脂材料との混合物の少なくとも1つから構成すればよい。貫通電極20についても同様である。
後述する絶縁樹脂層30及び埋込樹脂22は、エポキシ/フェノール、ポリイミド、シクロオレフィン、PBOのいずれか、もしくはこれらの複合材料からなり、線膨張係数が30以上40以下であるようにすればよい。
貫通孔13は、最大径が15μm以上100μm以下であり、深さが50μm以上700μm以下とすればよい。
後述する金属つき支持体12の基材はエポキシ/フェノール、ポリイミド、シクロオレフィン、PBOのいずれか、もしくはこれらの複合材料からなり、線膨張係数が30以上40以下であるようにすればよい。
金属つき支持体12の金属はチタン、ニッケル、クロムの少なくとも1つからなるもので構成される。
図2は、インターポーザ100の変形例であるインターポーザ200を示す概略断面図である。図2に示すように、絶縁樹脂層30と配線層23とを交互にガラス基板11上に積層して、各配線層23を、各配線層23に積層された絶縁樹脂層30に形成された導通ビア25を介して、隣接する別の配線層23と電気的に接続するように配置しても良い。
図3は、インターポーザ100に半導体チップを実装した半導体装置300の構造を示す概略断面図である。図3に示すように、上述のインターポーザ100に、例えば接続パッド41を介して半導体チップ50を固定(実装)することで半導体装置300が構成される。
本実施形態でのインターポーザ100の形成は、例えば図4に示すように、支持体固定、貫通孔形成、密着層形成、シード層形成、貫通電極・配線層形成の各工程の順に行われる。
次に、図4及び図5を参照して、インターポーザの形成方法を説明する。図4は、インターポーザ100の形成方法を示すフローチャートである。図5は、インターポーザ100の形成方法の工程を示す概略断面図である。
以下各形成の工程について説明する。
(金属つき支持体とガラス基板固定の工程)
まず、図5の(a)に示すような、表面が金属で修飾された金属つき支持体12(支持基板)にガラス基板11をテープなどで固定する。ガラス基板11の厚さは、例えば、50μm以上、700μm以下である。金属つき支持体12の基材はエポキシ/フェノール、ポリイミド、シクロオレフィン、PBOのいずれか、もしくはこれらの複合材料、もしくはガラス、もしくはセラミックスなどからなり、線膨張係数が1以上40以下であるようにすればよい。
金属つき支持体12の金属部分(金属層)はチタン、ニッケル、クロムの少なくとも1つからなるもので構成される。
ガラス基板11の金属つき支持体12への固定はテープや、樹脂による接着、水や溶剤で吸着させることができる。
(貫通孔形成の工程)
次に、図5の(b)に示すように、ガラス基板11へ貫通孔13を形成する。貫通孔13の径は、例えば、15μm以上100μm以下、深さが50μm以上700μm以下である。貫通孔13の形成は、エキシマレーザー、またはUV−YAGレーザー、COレーザーなどを使用して開口する。
(密着層形成の工程)
次に、貫通孔13を通じてレーザーによって金属つき支持体12を加工する。レーザーのエネルギーにより、金属が昇華し、図5の(c)に示すように、貫通孔13内(側壁)に密着層16が形成される。密着層16の厚みは20nm以上500nm以下であるようにすればよい。
この工程により、ウェットプロセスでは形成が困難なチタンや、めっきの環境負荷が高いクロムなどの密着層16を、ドライプロセスでは形成困難な貫通孔13内部に形成することができる。
(シード層形成の工程)
次に、図5の(d)に示すように、金属つき支持体12からガラス基板11を分離し、ガラス基板11表面に導電層であるシード層14を形成する。シード層14の形成方法は、スパッタ、無電解めっきなど適した方法を選択できる。次に、図5の(e)に示すように、シード層14上にレジスト15をフォトリソグラフィで形成する。
(貫通電極・配線層形成の工程)
次に、図5の(f)に示すように、貫通孔13内とレジスト15の開口部とに導電性材料を充填して貫通電極20、配線層23を形成する。この際、貫通電極20の端面に、ランドを形成してもよい。
導電性材料は、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス錫鉛の少なくとも1つ、またはこれらの化合物の少なくとも1つ、またはこれらの金属粉と樹脂材料との混合物の少なくとも1つからなる。
次に、図5の(g)に示すように、ガラス基板11上のレジスト15を除去した後、エッチングによってシード層14の一部を除去する。
以上の工程で、図1のインターポーザ100が製造される。
貫通電極20内の密着層16をドライプロセスで形成することで、ウェットプロセスよりも密着力の高い密着層16を形成することができる。この結果、導電部分の剥離のない、信頼性の高いインターポーザが得られる。
ここで、図2に示すように、作製したインターポーザ100に絶縁樹脂層30を形成し、配線層23を複数層設け、絶縁樹脂層30と配線層23とを交互に積層させても良い。ガラス基板11の表裏において、積層されている絶縁樹脂層30と配線層23との数は違っても良い。この場合、各配線層23は、各配線層23に積層された絶縁層に形成された導通ビア25を介して、隣接する別の配線層23と電気的に接続されている。
また、インターポーザ100に半導体チップ50を実装して図3に示すような半導体装置200とすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図面を参照して説明する。
図6は、第2の実施形態に係るインターポーザ101の構造を示す概略断面図である。
第2の実施形態に係るインターポーザ101の基本構造は、第1の実施形態に係るインターポーザと同様である。
ここで、第1の実施形態では、工程の出発材料にガラス基板11を用いて、貫通孔13を形成した後に貫通孔13内部に密着層16を形成し、導電材料を充填して貫通電極20を形成する例を説明した。これに対し、本実施形態は、貫通孔13内の充填をめっきと樹脂などの複数種類で行う場合の例である。
本実施形態でのインターポーザ101の形成は、例えば図7に示すように、支持体固定、貫通孔形成、密着層形成、シード層形成、めっき層形成、埋込樹脂充填、研磨、シード層形成、めっき層形成、配線層・貫通電極形成の各工程の順に行われる。
次に、図7及び図8を参照して、インターポーザ101の形成方法を説明する。図7は、インターポーザ101の形成方法を示すフローチャートである。図8は、インターポーザ101の形成方法の工程を示す概略断面図である。
以下各形成の工程について説明する。
(金属つき支持体とガラス基板固定の工程)
まず、図8の(a)に示すような、表面が金属で修飾された金属つき支持体12にガラス基板11をテープなどで固定する。ガラス基板11の金属つき支持体12への固定はテープや、樹脂による接着、水や溶剤で吸着させることができる。
(貫通孔形成の工程)
次に、図8の(b)に示すように、ガラス基板11へ貫通孔13を形成する。貫通孔13の径は、例えば、15μm以上100μm以下、深さが50μm以上700μm以下である。貫通孔13の形成は、エキシマレーザー、またはUV−YAGレーザー、COレーザーなどを使用して開口する。
(密着層形成の工程)
次に貫通孔13を通じてレーザーによって金属つき支持体12を加工する。レーザーのエネルギーにより、金属が昇華し、図8の(c)に示すように、貫通孔13内(側壁)に密着層16が形成される。密着層16の厚みは20nm以上500nm以下であるようにすればよい。
(シード層形成の工程)
次に、図8の(d)に示すように、金属つき支持体12からガラス基板11を分離し、ガラス基板11表面にシード層14を形成する。シード層14の形成方法は、スパッタ、無電解めっきなど適した方法を選択できる。
(めっき層形成の工程)
次に、図8の(e)に示すように貫通孔13内及びシード層14上にめっき層21を形成する。めっき層21の厚みは貫通孔13を塞がないような条件で行う。
(埋込樹脂充填の工程)
次に、図8の(f)に示すように、埋込樹脂22を貫通孔13内に充填する。充填には、スクリーン印刷法やディスペンサーによる充填などを用いることができる。埋込樹脂22を充填することで、貫通孔13内の空隙がなくなり、貫通孔13内部のめっき層21の剥離を防ぐことができる。
(研磨の工程)
次に、図8の(g)に示すようにガラス基板11表面のシード層14と、貫通孔13上に盛られている埋込樹脂22を研磨により除去する。この工程によりガラス基板11表面を平滑にすることで、配線層23の形成や実装時の信頼性を向上させることができる。
研磨方法はバフ研磨などの物理的な研磨、CMPなどの化学的な研磨が考えられ、埋込樹脂の材料に適した方法を選択する。
(シード層形成の工程)
次に、図8の(h)に示すように、ガラス基板11表面にシード層14を形成する。シード層14の形成方法は、スパッタ、無電解めっきなど適した方法を選択できる。
(めっき層形成の工程)
次に、図8の(i)および(j)に示すように、レジスト15を形成した後、めっき層21の形成を行う。
(配線層、貫通電極形成の工程)
次に、レジスト15を除去した後、エッチングによってシード層14の一部を除去し、図8の(k)のように、貫通電極20、配線層23を形成する。この際、貫通電極20の端面には、ランドを形成してもよい。
以上の工程によって、図6に示すインターポーザ101が製造される。
第1の実施形態と同様の理由により、耐熱性が高く、信頼性の高いインターポーザ101が得られる。
また、本実施形態では貫通電極20の充填方法に埋込樹脂22を用いているため、貫通孔13の開口径が大きい場合でも、貫通電極20の形成が可能である。
なお、上記の各実施形態で得られたインターポーザにおいては、形成する配線のサイズに適した工法を適宜選択することができる。例えば、微細な配線層23の形成にはビルドアップ工法を使用し、配線のサイズが微細でない配線層23には従来のプリプレグと銅箔とを積層する工法を使用して、インターポーザを製造することも可能である。
図9は、インターポーザ101に半導体チップを実装した半導体装置301の構造を示す概略断面図である。図9に示すように、上述のインターポーザ101に、例えば接続パッド41を介して半導体チップ50を実装して半導体装置301が構成される。
ここで、上記実施形態では、密着層16形成の後、金属つき支持体12からガラス基板11を剥離し、シード層14を形成する工程で説明しているが、ガラス基板11を金属つき支持体12に固定したまま密着層16上にめっきを行うようにしても良い。
図10に、インターポーザ101の変形例であるインターポーザ201の概略断面図を示す。上記実施形態では配線層は1層だけであったが、配線層23と絶縁樹脂層30とを交互に積層し、導通ビア25にて接続していくことによって、図10に示すような複数の配線層を形成したインターポーザ201を製造することも可能である。
以下、本発明に係る実施例を説明する。本実施例は、上記の第1の実施形態に係る製造方法(図5)に対応する。
まず、低膨張ガラス基板(厚さ300μm、CTE:3.5)に銅つき支持体をテープにより固定した。(図5の(a)参照)。次に、開口径70μmの貫通孔をUV−YAGレーザーによって形成した(図5の(b)参照)後、さらにレーザー加工を行い、銅の密着層を貫通孔内に形成した(図5の(c)参照)。
次に、ガラス基板表面にTi/Cuスパッタを行い、シード層を形成した(図5の(d)参照)。
次に、得られたガラス基板の両面に日立化成株式会社製ドライフィルムレジスト RY−3525(厚さ25μm)をラミネートした後、フォトリソグラフィによって、開口部を形成し(図5の(e)参照)、電解銅めっきによって貫通電極と配線層とをめっきした(図5の(f)参照)。
次に、レジストを除去し、エッチングによりシード層の一部を除去し(図5の(g)参照)、貫通電極と配線層とを有したガラス基板を用いたインターポーザを得た(図5の(g)参照)。
本発明に係るインターポーザ、及びその製造方法は、接続孔を通して層間接続構造が設けられる半導体装置の一部に利用できる。
100、101、300、301 インターポーザ
200、201 半導体装置
10 支持体つきガラス基板
11 ガラス基板
12 金属つき支持体(支持基板)
13 貫通孔
14 シード層
15 レジスト
16 密着層
20 貫通電極
21 めっき層
22 埋込樹脂
23 配線層
25 導通ビア
30 絶縁樹脂層
40 はんだ
41 接続パッド
50 半導体チップ

Claims (10)

  1. 貫通孔を持つ基板と、
    配線層用のエッチング液でエッチングが可能なシード層を介して前記基板上に配置された1層以上の配線層と、
    前記貫通孔の壁面に形成されたチタンで構成される密着層と、
    前記密着層上に形成される前記基板の両面側を導通可能な貫通電極と、
    前記貫通電極の端面に形成されたランドとを含む、インターポーザ。
  2. 貫通孔を持つ基板と、
    配線層用のエッチング液でエッチングが可能なシード層を介して前記基板上に配置された1層以上の配線層と、
    前記貫通孔の壁面に形成されたクロムで構成される密着層と、
    前記密着層上に形成される前記基板の両面側を導通可能な貫通電極と、
    上記貫通電極の端面に形成されたランドとを含む、インターポーザ
  3. 前記配線層と前記貫通電極とを形成する導電性材料は、銅、銀、金、ニッケル、白金、パラジウム、ルテニウム、錫、錫銀、錫銀銅、錫銅、錫ビスマス錫鉛の少なくとも1つ、またはこれらの化合物の少なくとも1つ、またはこれらの金属粉と樹脂材料との混合物の少なくとも1つからなる、請求項1または2に記載のインターポーザ。
  4. 前記貫通孔は、最大径が15μm以上100μm以下であり、深さが50μm以上700μm以下である、請求項1または2に記載のインターポーザ。
  5. 前記基板は、厚みが50μm以上700μm以下のガラス基板である、請求項1〜4のいずれかに記載のインターポーザ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のインターポーザに、半導体チップが固定された、半導体装置。
  7. 基板を、表面がチタンで修飾された支持基板に固定する工程と、
    前記基板に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
    前記貫通孔側壁にチタンで構成される密着層を形成する密着層形成工程と、
    前記貫通孔に導電性材料を充填して貫通電極を形成する貫通電極形成工程と、
    前記基板の表面上の導電層を選択的に除去する導電層除去工程とを含む、インターポーザの製造方法。
  8. 基板を、表面がクロムで修飾された支持基板に固定する工程と、
    前記基板に貫通孔を形成する貫通孔形成工程と、
    前記貫通孔側壁にクロムで構成される密着層を形成する密着層形成工程と、
    前記貫通孔に導電性材料を充填して貫通電極を形成する貫通電極形成工程と、
    前記基板の表面上の導電層の一部を選択的に除去する導電層除去工程とを含む、インターポーザの製造方法。
  9. 前記基板としてガラス基板を使用する、請求項7または8に記載のインターポーザの製造方法。
  10. 請求項7−9のいずれかに記載のインターポーザの製造方法で製造したインターポーザに半導体チップを固定する工程を含む、半導体装置の製造方法。
JP2015005993A 2015-01-15 2015-01-15 インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法 Pending JP2016134392A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015005993A JP2016134392A (ja) 2015-01-15 2015-01-15 インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法
PCT/JP2016/000137 WO2016114133A1 (ja) 2015-01-15 2016-01-13 インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法
TW105101019A TW201637143A (zh) 2015-01-15 2016-01-14 中介層、半導體裝置及其等之製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015005993A JP2016134392A (ja) 2015-01-15 2015-01-15 インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016134392A true JP2016134392A (ja) 2016-07-25

Family

ID=56464549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015005993A Pending JP2016134392A (ja) 2015-01-15 2015-01-15 インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016134392A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074482A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Sekisui Chem Co Ltd スルーホール電極の形成方法及び電子部品
JP2014207452A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 ショット コーポレーション ガラス貫通ビアを製造する方法
JP2015095590A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 大日本印刷株式会社 貫通電極基板の製造方法、貫通電極基板、および半導体装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012074482A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Sekisui Chem Co Ltd スルーホール電極の形成方法及び電子部品
JP2014207452A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 ショット コーポレーション ガラス貫通ビアを製造する方法
JP2015095590A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 大日本印刷株式会社 貫通電極基板の製造方法、貫通電極基板、および半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6539992B2 (ja) 配線回路基板、半導体装置、配線回路基板の製造方法、半導体装置の製造方法
US10790209B2 (en) Wiring circuit substrate, semiconductor device, method of producing the wiring circuit substrate, and method of producing the semiconductor device
JP5010737B2 (ja) プリント配線板
JP5224845B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP5331958B2 (ja) 配線基板及び半導体パッケージ
TWI670803B (zh) 中介層、半導體裝置、中介層的製造方法及半導體裝置的製造方法
US8324513B2 (en) Wiring substrate and semiconductor apparatus including the wiring substrate
WO2014192270A1 (ja) 貫通電極付き配線基板、その製造方法及び半導体装置
JP5367523B2 (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2007053327A (ja) 電子部品実装構造及びその製造方法
JP6079992B2 (ja) 一体的金属コアを備えた多層電子支持構造体
JP6840935B2 (ja) 配線回路基板の製造方法
JP2011187863A (ja) 配線基板及びその製造方法
JP4890959B2 (ja) 配線基板及びその製造方法並びに半導体パッケージ
JP2015207580A (ja) 配線基板およびその製造方法
WO2016114133A1 (ja) インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法
JP2015198094A (ja) インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法
JP2017005081A (ja) インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法
JP2009135147A (ja) 配線基板及び電子素子の接続構造及び電子装置
JP2015198093A (ja) インターポーザー、半導体装置、インターポーザーの製造方法、半導体装置の製造方法
JP5363377B2 (ja) 配線基板及びその製造方法
JP2016134392A (ja) インターポーザ、半導体装置、およびそれらの製造方法
JP6354130B2 (ja) 両面配線基板の製造方法、両面配線基板、半導体装置
JP6828733B2 (ja) インターポーザー、半導体装置、インターポーザーの製造方法、半導体装置の製造方法
JP2023005239A (ja) 配線基板、配線基板の製造方法及び中間生成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190108