JP2016132200A - 印刷装置、印刷データ生成装置、および印刷システム - Google Patents

印刷装置、印刷データ生成装置、および印刷システム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置に接続されるコンピューターが異なっても、印刷の濃度キャリブレーションが簡便に行われる印刷装置を提供する。
【解決手段】プリンター100は、印刷媒体に印刷を行う印刷部(ヘッドユニット40)と、印刷部が印刷したテストパターンの印刷濃度を計測する濃度計測部(光学センサー51)と、第1期に印刷され計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第1期印刷特性情報、および、第1期印刷特性情報と、第1期から時間が経過した第2期に印刷され計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第2期印刷特性情報と、に基づき求められた経時変化情報を記憶する記憶部(メモリー13)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置、印刷データ生成装置、およびこれらを備えた印刷システムに関する。
インクジェット式のカラープリンター(印刷装置)が多く使用されている。このようなプリンターでは、色彩の再現性を向上させるために、濃度キャリブレーションが行われる。濃度キャリブレーションとは、プリンターに所定のテストパターンを印刷させ、そのテストパターンの濃度を測定して目標濃度とのずれ量を求め、そのずれ量に基づいて、目標濃度の印刷がされるように、プリンターの印刷特性の補正を行う処理である。
例えば、特許文献1には、テストパターンの濃度測定が可能な光学センサーを備え、接続されるコンピューターに濃度キャリブレーションを行わせることができる印刷装置が記載されている。この印刷装置は、印刷媒体に形成されるドットのドットサイズ毎のドット生成率と、ドットサイズ毎のドット生成率に対応付けられた入力階調値とを特定するテーブルに基づいて、印刷データの印刷を行う印刷装置であって、このテーブルとテストパターンの読取結果に基づいて補正された入力階調値とに基づいて生成された(つまりコンピューターが補正し生成した)印刷データに基づき印刷を行う。
特開2013−220574号公報
しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置では、濃度キャリブレーション(テストパターンの読取結果に基づいて行う補正処理)を行うための補正データ(テストパターンの濃度測定結果と目標濃度とのずれ量の情報)がコンピューターに記憶されるため、例えば、異なるコンピューターから印刷させようとした場合には、接続するコンピューター毎に補正データの取得(つまりテストパターンの印刷とその濃度測定)をやり直さなければならないという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例にかかる印刷装置は、印刷媒体に印刷を行う印刷部と、前記印刷部が印刷したテストパターンの印刷濃度を計測する濃度計測部と、第1期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第1期印刷特性情報、および、前記第1期印刷特性情報と、前記第1期から時間が経過した第2期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第2期印刷特性情報と、に基づき求められた経時変化情報を記憶する記憶部と、を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷装置は、第1期に印刷され計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第1期印刷特性情報を記憶している。また、第1期から時間が経過した第2期に印刷され計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第2期印刷特性情報と、この記憶しておいた第1期印刷特性情報とを比較することで、第1期から第2期までの印刷特性の経時変化が分かる。印刷装置は、この経時変化情報も記憶しているため、印刷装置に印刷をさせる外部機器(例えばコンピューター)が変わった場合であっても、外部機器がこの経時変化情報を読み取ることで、外部機器において、印刷装置の印刷特性の経時変化を加味して、より適切な補正を行うことができる。
[適用例2] 上記適用例にかかる印刷装置において、前記印刷部は、前記印刷媒体に液滴を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを搭載し、前記印刷媒体上を走査方向に移動するキャリッジと、前記印刷媒体を前記走査方向と交差する搬送方向に移動する搬送部と、を備え、前記濃度計測部は、前記キャリッジに搭載されていることを特徴とする。
本適用例によれば、濃度計測部は、印刷のために液滴を吐出する吐出ヘッドと共にキャリッジに搭載されている。そのため、印刷部が印刷したテストパターンの印刷濃度を計測するにあたり、吐出ヘッドから液滴を吐出させながら、吐出した液滴によって形成されたドットによるテストパターンの印刷濃度の計測を行うことができる。
[適用例3] 本適用例にかかる印刷データ生成装置は、印刷装置が印刷媒体に印刷する際に用いる印刷データを、画像データに基づいて生成する印刷データ生成装置であって、前記印刷装置が第1期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第1期印刷特性情報を求めて前記印刷装置に記憶させる第1期印刷特性算出部と、前記印刷装置が記憶する前記第1期印刷特性情報を取得し、前記印刷装置が前記第1期から時間が経過した第2期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第2期印刷特性情報を求め、前記第1期印刷特性情報と前記第2期印刷特性情報とに基づき経時変化情報を求めて前記印刷装置に記憶させる経時変化算出部と、前記経時変化算出部が求めた前記経時変化情報、あるいは、前記印刷装置から取得した前記経時変化情報に基づき前記印刷データを補正する印刷データ補正部と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、第1期印刷特性算出部は(すなわち、第1期印刷特性算出部を備える印刷データ生成装置は)、印刷装置が第1期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第1期印刷特性情報を求めて印刷装置に記憶させる。
また、経時変化算出部は(すなわち、経時変化算出部を備える印刷データ生成装置は)、印刷装置が記憶する第1期印刷特性情報を取得し、印刷装置が第1期から時間が経過した第2期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第2期印刷特性情報を求め、第1期印刷特性情報と第2期印刷特性情報とに基づき経時変化情報を求めて印刷装置に記憶させる。つまり、第2期印刷特性情報と、印刷装置が記憶していた第1期印刷特性情報とを比較することで、第1期から第2期までの印刷特性の経時変化が分かり、印刷データ生成装置は、印刷装置に、この経時変化情報を記憶させることができる。
また、印刷データ補正部は(すなわち印刷データ補正部を備える印刷データ生成装置は)、経時変化算出部が求めた経時変化情報、あるいは、印刷装置から取得した経時変化情報に基づき印刷データを補正する。つまり、印刷データ生成装置は、接続する印刷装置において、テストパターンの印刷とその印刷濃度の計測をやり直すことなく、印刷装置の印刷特性の経時変化を加味して、より適切な補正を行うことができる。
[適用例4] 上記適用例にかかる印刷データ生成装置において、前記印刷データは、前記画像データに含まれる画素毎の階調値と前記印刷装置が前記印刷媒体に形成するドットのドットサイズ毎のドット生成率とを対応付けるテーブルに基づいて生成され、前記印刷データ補正部は、前記経時変化算出部が求めた前記経時変化情報、あるいは、前記印刷装置から取得した前記経時変化情報に基づき前記テーブルを補正することにより前記印刷データを補正することを特徴とする。
本適用例によれば、印刷データ生成装置は、画像データに含まれる画素毎の階調値と印刷装置が印刷媒体に形成するドットのドットサイズ毎のドット生成率とを対応付けるテーブルの補正を行い、この補正されたテーブルに基づいて印刷データを生成する。従って、例えば、予め、テーブルが印刷媒体の種類や印刷モード毎に準備されている場合においては、使用するテーブルの補正を行うことで、それぞれに、より適切に補正された印刷を行うことができる。つまり、印刷媒体や印刷モード毎に、テストパターンの印刷とその印刷濃度の計測を行って補正を行う必要がない。
[適用例5] 上記適用例にかかる印刷データ生成装置において、前記第1期印刷特性情報は、前記第1期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づいて得られる印刷特性を近似する多次元多項式関数であり、前記第2期印刷特性情報は、前記第1期から時間が経過した第2期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づいて得られる印刷特性を近似する多次元多項式関数であることを特徴とする。
本適用例によれば、第1期印刷特性情報および第2期印刷特性情報は、計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づいて得られる印刷特性を近似する多次元多項式関数である。第1期印刷特性情報および第2期印刷特性情報は、その相対関係を多次元多項式関数で近似させることができる。そのため、印刷装置に記憶させる第1期印刷特性情報や経時変化情報は、多次元多項式関数を表す情報、例えば、各項の係数情報のみで良い。つまり、印刷装置には、計測されたテストパターンの印刷濃度情報やそれに基づいて得られる印刷特性の生データを記憶させておく必要が無いため、記憶のために大きな記憶容量の記憶媒体を備える必要が無くなる。
[適用例6] 上記適用例にかかる印刷データ生成装置において、前記多次元多項式関数が、6次元多項式関数であることを特徴とする。
本適用例のように、期待する濃度情報に基づく情報と、計測の結果得られる濃度情報に基づく情報との相対関係は、6次元多項式関数で近似することが好ましい。
[適用例7] 本適用例にかかる印刷システムは、上記適用例にかかる印刷装置と、上記適用例にかかる印刷データ生成装置と、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷装置と、印刷装置に印刷をさせる印刷データ生成装置(例えばコンピューター)との組み合わせが変わった場合であっても、印刷データ生成装置がこの経時変化情報を読み取ることで、印刷データ生成装置において、印刷装置の印刷特性の経時変化を加味して、より適切な補正を行うことができる。
実施形態1に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図 実施形態1に係る印刷装置としてのインクジェットプリンターの概略斜視図 「濃度計測部」としての光学センサーの概念図 印刷データを生成する基本フローを示すフローチャート (a)2ビット(4階調)におけるドット生成率テーブル、(b)ドット生成率テーブルのグラフ 入力階調値に補正階調値を対応付けた補正階調値テーブル (a)〜(c)濃度キャリブレーションに用いるテストパターンの説明図 (a)第1期印刷特性情報の一例を示すグラフ、(b)第2期印刷特性情報の一例を示すグラフ (a)経時変化情報を説明するグラフ、(b)経時変化情報としての補正量テーブルの一例 濃度キャリブレーションのフローを示すフローチャート
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。
(実施形態1)
<印刷システム>
図1は、実施形態1に係る印刷システム1の全体構成を示すブロック図である。
図2は、実施形態1に係るプリンター100の概略斜視図である。
印刷システム1は、「印刷装置」としてのインクジェット式のプリンター100と、「印刷データ生成装置」としてのコンピューター110などから構成されている。
コンピューター110は、デジタルカメラなどによって得られた一般的な画像データを、プリンター100が印刷を行うための印刷データに変換し、コンピューター110に接続されたプリンター100に送信する。
プリンター100は、コンピューター110から印刷データを受信すると、印刷データに基づいて、「印刷媒体」としての用紙2に印刷を行う。
<印刷装置(プリンター100)>
プリンター100は、コントローラー10、「搬送部」としての搬送ユニット20、キャリッジユニット30、「印刷部」としてのヘッドユニット40、検出器群50などから構成されている。プリンター100はコンピューター110と通信可能に接続されており、コンピューター110内にインストールされているプリンタードライバーによって、プリンター100に画像を印刷させるための印刷データが作成され、プリンター100に送信される。なお、プリンタードライバーは、CD−ROMなどに記憶されていたり、インターネットを介してダウンロード可能であったりする。
コントローラー10は、プリンター100の制御を行うための印刷制御部である。コントローラー10は、インターフェイス部11、CPU12、メモリー13、ユニット制御部14などを有する。インターフェイス部11は、コンピューター110とプリンター100との間でデータの送受信を行う。CPU12は、プリンター100全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13は、CPU12のプログラムや後述する印刷特性を補正するための情報を格納する領域を構成する「記憶部」であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子を有する。
CPU12は、メモリー13に格納されているプログラムに従って、ユニット制御部14を介して各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御する。
搬送ユニット20は、用紙2を所定の搬送方向(図2に示すY方向)に移動させる機能を有する。この搬送ユニット20は、給紙ローラー21、搬送モーター22、搬送ローラー23、プラテン24、排紙ローラー25などを備える。給紙ローラー21は、挿入された用紙2をプリンター100の内部に給紙するためのローラーである。搬送ローラー23は、給紙ローラー21によって給紙された用紙2を印刷可能な領域まで搬送するローラーであり、搬送モーター22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の用紙2を支持する。排紙ローラー25は、用紙2をプリンターの外部に排出するローラーであり、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられている。
なお、プリンター100が画像を印刷する印刷媒体は、用紙2に限らず、例えば布やフィルムなどでもよい。
キャリッジユニット30は、後述する吐出ヘッド41を所定の移動方向(図2に示すX軸方向、以下走査方向という)に移動(走査)させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモーター32などを有する。キャリッジ31は、走査方向に往復移動可能であり、キャリッジモーター32によって駆動される。また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジ6を着脱可能に保持している。なお、走査方向は、搬送方向と交差する方向である。
ヘッドユニット40は、用紙2にインクを「液滴」(以下インク滴という)として吐出する吐出ヘッド41を備える。吐出ヘッド41の下面には、インクを吐出するノズルが複数設けられ、吐出するインクの色ごとにノズル列が形成されている。例えば、ブラックインクKを吐出するブラックノズル列や、シアンインクCを吐出するシアンノズル列、マゼンタインクMを吐出するマゼンタノズル列、イエローインクYを吐出するイエローノズル列などが吐出ヘッド41の下面に形成されている。各ノズル列では、複数のノズルが搬送方向に所定の間隔で並んでいる。
インク滴を吐出する方式(インクジェット方式)としては、好適例としてピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力室に貯留されたインクに圧電素子(ピエゾ素子)により記録情報信号に応じた圧力を加え、圧力室に連通するノズルからインク滴を噴射(吐出)し記録する方式である。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、印刷媒体上にドット群を形成する他の記録方式であってもよい。例えば、小型ポンプでインクに圧力を加え、ノズルを水晶振動子などで機械的に振動させることにより、強制的にインク滴を噴射させる方式、インクを記録情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、インク滴を噴射し記録する方式(サーマルジェット方式)などであってもよい。
吐出ヘッド41に設けられた各ノズルは複数サイズのドットを形成することができる。すなわち、各ノズルは、複数サイズのドットに応じた種々の量のインクを吐出することができる。本実施形態では、各ノズルが3種類のサイズのドット(大ドット,中ドット,小ドット)を形成可能とする。
吐出ヘッド41はキャリッジ31に搭載されているため、キャリッジ31が走査方向に移動すると、吐出ヘッド41も走査方向に移動する。吐出ヘッド41が走査方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、走査方向に並ぶドットから構成されるドット列が用紙2に形成される。
検出器群50としては、リニア式エンコーダー、ロータリー式エンコーダー、紙検出センサーなどを備え、プリンター100内の状況を監視し、その検出結果をコントローラー10に出力する。
また、検出器群50には、図3に示すような「濃度計測部」としての光学センサー51が含まれている。光学センサー51は、吐出ヘッド41のノズル面から用紙2までの距離や用紙2の幅を検出したりする検出器としての機能に加え、プリンター100が印刷したテストパターンの印刷濃度を計測する「濃度計測部」としての機能を備えている。
光学センサー51は、発光部511と受光部512を有している。発光部511は、例えば、発光ダイオード(LED)、レーザーダイオード、白熱電球などから成り、用紙2に向けて光を照射することができる。受光部512は、光電変換素子であり、例えば、フォトダイオード、フォトトランジスターなどから成る。受光部512は、発光部511から用紙2に向けて照射された光の内、用紙2で反射された光を受光し、受光した光量に応じて電流を生成する。また、光学センサー51は、吐出ヘッド41と共に、キャリッジ31に取り付けられている。そのため走査方向に移動可能である。また、吐出ヘッド41よりも搬送方向下流側に取り付けられており、そのため吐出ヘッド41により印刷された画像の上を移動することができる。
光学センサー51の受光部512が受光する反射光の量(反射光の強度)は、用紙2の反射位置における印刷(色)の濃度によって変動する。従って、用紙2に印刷された画像に向けて発光部511が光を照射し、その画像からの反射光を受光部512が受光した結果に基づいて、印刷の濃度を検出することができる。つまり、光学センサー51を濃度計測部として機能させることができる。
<印刷のフロー>
このような構成のプリンター100における印刷の基本フローについて説明する。
コントローラー10は、コンピューター110から印刷命令および印刷データを受信すると、印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を用いて、以下の処理を行う。
まず、コントローラー10は、給紙ローラー21を回転させ、印刷すべき用紙2を搬送ローラー23の駆動領域まで送る。次に、コントローラー10は、搬送モーター22を駆動させることによって搬送ローラー23を回転させる。搬送ローラー23が所定の回転量にて回転すると、用紙2は所定の搬送量にて搬送される。
用紙2がヘッドユニット40の下部まで搬送されると、コントローラー10は、印刷命令に基づいてキャリッジモーター32を回転させる。このキャリッジモーター32の回転に応じて、キャリッジ31が走査方向に移動する。また、キャリッジ31が移動することによって、キャリッジ31に搭載された吐出ヘッド41も同時に走査方向に移動する。また、吐出ヘッド41が走査方向に移動している間に、コントローラー10は、吐出ヘッド41が備えるピエゾ素子を駆動させる。これにより、吐出ヘッド41が走査方向に移動している間に、吐出ヘッド41から断続的にインク滴が吐出される。このインク滴が、用紙2に着弾することによって、走査方向に複数のドットが並ぶドット列が形成される。
なお、移動する吐出ヘッド41からインクを吐出することによるドット形成動作のことをパスと言う。1つのパスは、1回の走査方向への移動に伴うドット形成を意味する。また、ノズル列からインクを吐出する動作をショットという。1つのショットでは、ノズル列(搬送方向に並ぶ複数のノズル)から吐出するインク滴によって、搬送方向に並ぶドットが形成される。
また、コントローラー10は、吐出ヘッド41が走査方向に往復移動する合間に搬送モーター22を駆動させる。搬送モーター22は、コントローラー10からの指令された駆動量に応じて搬送ローラー23を回転させる。搬送ローラー23が所定の回転量にて回転すると、用紙2は所定の搬送量にて搬送される。このように、パスと搬送動作を交互に繰り返すことで、用紙2にドット列で構成される画像が印刷される。
コントローラー10は、搬送ローラー23と同期して回転する排紙ローラー25によって印刷が終了した用紙2を排紙し印刷を完了する。
<印刷データ生成装置(コンピューター110)>
コンピューター110は、プリンター制御部111、入力装置112、表示装置113、記憶装置114などを備え、プリンター100に印刷を行わせる印刷ジョブの制御を行う。
プリンター制御部111は、CPU(演算部)や、RAM、ROMなどを備え(図示省略)印刷システム1全体の集中制御を行う。
入力装置112は、ヒューマンインターフェースとして情報入力手段である。具体的には、例えば、キーボードや情報入力機器が接続されるポートなどである。
表示装置113は、ヒューマンインターフェースとしての情報表示手段(ディスプレー)であり、プリンター制御部111の制御の基に、入力装置112から入力される情報や、プリンター100に印刷する画像、印刷ジョブに基づく情報などが表示される。
記憶装置114は、ハードディスクドライブ(HDD)やメモリーカードなどの書き換え可能な記憶媒体であり、コンピューター110が動作するソフトウェア(プリンター制御部111で走るプログラム)や、印刷する画像、印刷ジョブに基づく情報などが記憶される。
コンピューター110が動作するソフトウェアには、一般的な画像処理アプリケーションソフトウェア(以下アプリケーションと言う)や、プリンタードライバーソフトウェア(以下プリンタードライバーと言う)が含まれる。
また、プリンター制御部111は、プリンタードライバー内に、本実施形態を特徴付ける機能として、印刷データの補正を行うことができる補正処理プログラムを備えている。この補正処理プログラムは、プリンター100の印刷特性の変化に伴う補正を可能とするものであり、その機能として第1期印刷特性算出部、経時変化算出部、印刷データ補正部などから構成されている。これらの機能については後述する。
<印刷データの生成>
図4は、印刷データを生成する基本フローを示すフローチャートである。
上記の印刷処理は、前述したように、プリンター100に接続されたコンピューター110から印刷データが送信されることにより開始される。印刷データは、プリンタードライバーによって生成される。
プリンタードライバーは、アプリケーションから画像データ(テキストデータ、イメージデータなど)を受け取り(ステップS1)、ユーザーから、印刷する用紙2の指定や印刷モードの設定を受け付ける(ステップS2)。プリンタードライバーは、画像データをプリンター100が解釈できる形式の印刷データに変換し(ステップS3〜ステップS7)、印刷データをプリンター100に出力する(ステップS8)。アプリケーションからの画像データを印刷データに変換する際に、プリンタードライバーは、解像度変換処理・色変換処理・ハーフトーン処理・ラスタライズ処理・コマンド付加処理などを行う。
解像度変換処理(ステップS3)は、アプリケーションから出力された画像データを、紙に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理である。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションから受け取ったベクター形式の画像データを720×720dpiの解像度のビットマップ形式の画像データに変換する。解像度変換処理後の画像データの各画素データは、マトリクス状に配置された画素から構成されている。各画素はRGB色空間の例えば256階調の階調値を有している。つまり、解像度変換後の画素データは、対応する画素の階調値を示すものである。
引き続く色変換処理(ステップS4)は、RGBデータをCMYK色系空間のデータに変換する処理である。CMYK色とは、濃シアン(C)、濃マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)であり、CMYK色系空間の画像データは、プリンター100が有するインクの色に対応したデータである。従って、プリンター100がCMYK色系の10種類のインクを使用する場合には、プリンタードライバーは、RGBデータに基づいて、CMYK色系の10次元空間の画像データを生成する。
この色変換処理は、RGBデータの階調値とCMYK色系データの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)に基づいて行われる。なお、色変換処理後の画素データは、CMYK色系空間により表される256階調のCMYK色系データである。
引き続くハーフトーン処理(ステップS5)は、高階調数(256階調)のデータを、プリンター100が形成可能な階調数のデータに変換する処理である。このハーフトーン処理により、256階調を示すデータが、2階調を示す1ビットデータや4階調を示す2ビットデータに変換される。ハーフトーン処理後の画像データは、1ビットまたは2ビットのデータであり、この画素データは各画素でのドットの形成(ドットの有無、ドットの大きさ)を示すデータになる。
例えば2ビット(4階調)の場合、ドット階調値[00]に対応するドットなし、ドット階調値[01]に対応する小ドットの形成、ドット階調値[10]に対応する中ドットの形成、および、ドット階調値[11]に対応する大ドットの形成のように4段階に変換される。その後、各ドットのサイズについてドット生成率が決められた上で、ディザ法・γ補正・誤差拡散法などを利用して、プリンター100がドットを分散して形成するように画素データが作成される。
図5(a)は、2ビット(4階調)におけるドット生成率テーブルであり、図5(b)は、ドット生成率テーブルをグラフ化した図である。
ドット生成率テーブルは、画像データに含まれる画素毎の階調値(以下では、入力階調値という)とプリンター100が用紙2に形成するドットのドットサイズ毎のドット生成率(あるいはドット生成数)とを対応付けるテーブルであり、インクの色毎に、プリンター100内のメモリー13に記憶されている。
図5(b)に示すグラフの横軸は画素データの示す入力階調値(0〜255)を表し、左側の縦軸はドット生成率(0〜100%)を表し、右側の縦軸はドット生成数(0〜4080個)を表す。ある入力階調値iにおけるドット生成率は、用紙2上の単位領域に対応する全画素データがその入力階調値iを示す場合に、その単位領域に属する画素(例:4080個)の中でドットが形成される画素(例:n個)の割合を意味する(例:(n/4080)×100)。同様に、ある入力階調値iに対するドット生成数は、用紙2上の単位領域に対応する全画素データがその入力階調値iを示す場合に、その単位領域に形成されるドットの数を意味する。
引き続くラスタライズ処理(ステップS6)は、マトリクス状に並ぶ画素データを、印刷時のドット形成順序に従って並べ替える処理である。例えば、印刷時に数回に分けてドット形成処理が行われる場合、各ドット形成処理に対応する画素データをそれぞれ抽出し、ドット形成処理の順序に従って並べ替える。なお、印刷方式が異なれば印刷時のドット形成順序が異なるので、印刷方式に応じてラスタライズ処理が行われることになる。
引き続くコマンド付加処理(ステップS7)は、ラスタライズ処理されたデータに、印刷方式に応じたコマンドデータを付加する処理である。コマンドデータとしては、例えば用紙2の搬送速度を示す搬送データなどがある。
コンピューター110に接続されたプリンター100に印刷データが送信されることにより印刷が開始される(ステップS8)。
<印刷データの補正>
ところで、吐出ヘッド41からのインク滴の吐出は、吐出ヘッド41の製造ばらつきなどにより、その特性にばらつきが生じ、プリンター100の個体間で印刷濃度(色)に微妙な差異が発生してしまう場合がある。吐出ヘッド41の製造ばらつきに起因する印刷濃度(色)のばらつきは、プリンター100の製造段階で評価した上、印刷濃度(色)のばらつきを抑制するように、予めドット生成率テーブルに反映しておくことができる。
一方、製造段階でばらつきが補正された同一のプリンターであっても、吐出ヘッド41の経時変化によりインク滴の吐出特性が変わってしまうこともある。この吐出特性の経時変化による印刷濃度の差異を補正するために、コントローラー10は、更にこのドット生成率テーブルに補正を加える。入力階調値とドット生成率との関係を対応付けるドット生成率テーブルの補正には、様々な方法が考えられるが、本実施形態では、画素データが示す入力階調値に対して補正処理を行うことで、印刷データの補正を行う。
図6は、入力階調値に補正階調値を対応付けた補正階調値テーブルを説明する図である。
なお、ここでは、入力階調値が256階調の値(0〜255)であるとし、入力階調値が大きい程(255に近い程)対応する画素の濃度が濃く、入力階調値が小さい程(0に近い程)対応する画素の濃度が淡いとする。
補正階調値テーブルは、画像データに含まれる各入力階調値(0〜255)に対して、その入力階調値の補正値(補正階調値)が対応付けられる。
補正階調値テーブルは、後述の濃度キャリブレーションにおいて、インクの色毎に作成される。濃度キャリブレーションでは、プリンター100が実際にテストパターンを印刷し、そのテストパターンの読取結果(光学センサー51による印刷濃度の計測結果)と目標濃度との差に基づいて、入力階調値に対する補正値が求められる。例えば、目標濃度よりも淡い濃度のテストパターンが印刷された場合、吐出ヘッド41からのインク吐出量が増えるように、入力階調値よりも高い階調値が補正値(補正階調値)として求められ、目標濃度よりも濃い濃度のテストパターンが印刷された場合、吐出ヘッド41からのインク吐出量が減るように、入力階調値よりも低い階調値が補正値(補正階調値)として求められる。
例えば、ブラック(K)で、目標濃度よりも濃い濃度のテストパターンが印刷された場合には、コントローラー10は、ブラック(K)に対応する補正階調値テーブル(図6)を参照し、対象となる画素データの示す入力階調値(例:160)を補正階調値(例:151)に変換する。このように、コントローラー10は各色(CMYK)の画像データに属する全画素データに対して、入力階調値を補正する。
<テストパターン>
図7(a)〜(c)は、濃度キャリブレーションに用いるテストパターンの説明図である。
テストパターンは、各色のインク(例えば、CMYK)を吐出するノズル列毎に形成するパターン群からなる。具体的には、図7(a)に示すように、小ドットのみから構成される4個のテストパターンC(S),M(S),Y(S),K(S)と、中ドットのみから構成される4個のテストパターンC(M),M(M),Y(M),K(M)と、大ドットのみから構成される4個のテストパターンC(L),M(L),Y(L),K(L)からなる。
各テストパターンC(S)〜K(L)は、連続的に入力階調値が変化するグラデーション形式のパターンであり、図7(b)に示すように、入力階調値が0から1段階ずつ255まで上がった256個のパッチp(0)〜p(255)が走査方向に並ぶことにより形成されている。従って、各テストパターンC(S)〜K(L)では、入力階調値の増加に伴い、単位面積当たりに吐出されるインク量が徐々に増え、徐々に濃度が濃くなっている。
また、各パッチの搬送方向の幅は、光学センサー51のスポット径(発光部511が照射する光の径)よりも大きく形成している。また、余白の影響を受けないように、走査方向の両端に位置するパッチp(0),p(255)では、走査方向の幅も光学センサー51のスポット径よりも大きくしている。なお、走査方向の内側のパッチp(1)〜p(254)は、テストパターンの走査方向における全体の幅が用紙2の幅に収まるように、光学センサー51のスポット径よりも走査方向の幅を小さく形成しても良い。
図7(c)は、3種類のドットに共通したドット生成率テーブルである。入力階調値(0〜255)が高くなるにつれて、ドット生成率も線形に比例して大きくなっている。このドット生成率テーブルでは、例えば、入力階調値127におけるドット生成率が50%であるため、小ドットのみから構成されるテストパターンの中の入力階調値127のパッチp(127)では半分の画素に小ドットが形成される。同様に、中ドットのみから構成されるテストパターンの中の入力階調値127のパッチp(127)では半分の画素に中ドットが形成され、大ドットのみから構成されるテストパターンの中の入力階調値127のパッチp(127)では半分の画素に大ドットが形成される。
なお、テストパターンを形成する用紙2、つまりは、濃度キャリブレーションに用いる用紙2は、単位面積当たりに吐出されるインク量が最も多いパッチ(すなわち、大ドットの生成率が100%となるC(L),M(L),Y(L),K(L)の各パターンのパッチp(255))に対して、必要充分なインクの吸収ができる用紙を用いる。インクが吸収しきれずに、周囲のパッチへの滲みが発生すると、正確な印刷濃度の計測ができなくなる虞がある。
<濃度キャリブレーション>
コンピューター110のプリンター制御部111は、濃度キャリブレーションを行うソフトウェア機能として、プリンタードライバー内に第1期印刷特性算出部、経時変化算出部、印刷データ補正部を備えている。
第1期印刷特性算出部は、プリンター100が第1期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第1期印刷特性情報を求めてプリンター100に記憶させる機能を有する。
第1期とは、特に限定するものではないが、プリンター100の印刷特性を、その初期状態として記憶させたいときであり、具体的には、例えば、プリンター100の製造が完了したときである。あるいは、例えば、ユーザーが最初にプリンター100を使用するときであっても良い。ユーザーがプリンター100を使用開始するにあたり、プリンタードライバーを起動すると、第1期印刷特性算出部の機能を利用するか否かをユーザーに指定させることができる。ユーザーが機能の利用を指定すると、ユーザーがセットする所定の用紙2に対し、第1期印刷特性算出部は、テストパターンを印刷し、同時に、光学センサー51によってテストパターンの印刷濃度を計測する。
テストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報とは、具体的には、各テストパターンC(S)〜K(L)毎の各入力階調値(0〜255)に対する光学センサー51による印刷濃度の計測結果の情報である。
図8(a)に、第1期においてテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報(印刷濃度の計測結果)のグラフの一例を示す。これは、例えば、テストパターンK(L)の印刷濃度の計測結果である。図8に示すように、計測結果は、入力階調値と印刷濃度とが理想の線形関係に対して多少のずれがある場合がある。
第1期印刷特性情報とは、この第1期の入力階調値に対する印刷濃度の特性情報である。この特性情報は、多次元多項式関数で表す特性曲線として近似することができる。第1期印刷特性算出部がプリンター100に記憶させる第1期印刷特性情報は、具体的には、この多次元多項式関数の情報である。より具体的には、この多次元多項式は、6次元多項式で近似することが好ましい。この場合、第1期印刷特性算出部がプリンター100に記憶させる第1期印刷特性情報は、この6次元多項式を表す7つの係数である。
経時変化算出部は、プリンター100が記憶する第1期印刷特性情報を取得し(読み出し)、プリンター100が第1期から時間が経過した第2期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第2期印刷特性情報を求め、第1期印刷特性情報と第2期印刷特性情報とに基づき経時変化情報を求めてプリンター100に記憶させる機能を有する。
第2期とは、第1期から時間が経過したときであり、プリンター100の初期状態からの経時変化に対する濃度キャリブレーションを実施するときである。
第2期印刷特性情報とは、この第2期において、第1期印刷特性情報と同様に、入力階調値に対する印刷濃度を計測して得られた特性情報である。
図8(b)に、第2期においてテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報(印刷濃度の計測結果)のグラフの一例を示す。実線は、第1期の計測結果を示し、破線が第2期の計測結果を示している。このグラフは、例えば、第1期の初期特性に対して、経時の第2期において、印刷特性に経時変化が有った場合を示している。入力階調値191未満の入力階調値においては、印刷濃度が高めにシフトし、入力階調値191を超える領域では、印刷濃度が低下している様子を示している。
経時変化情報とは、第1期において印刷し計測したテストパターンの印刷濃度の計測結果と、第2期において印刷し計測したテストパターンの印刷濃度の計測結果との差異に基づく情報である。より具体的には、所定の印刷濃度が得られる入力階調値の差異に基づき得られる補正量テーブルであり、プリンター100が記憶する第1期印刷特性情報を読み出して再現した6次元多項式による関数と、第2期印刷特性情報を近似する6次元多項式による関数とから算出する。
補正量テーブルは、前述の図6に示す補正階調値テーブル(入力階調値と補正階調値との関係テーブル)を補正するための入力階調値毎の補正量のテーブルである。
図9(a)は、経時変化情報を説明するグラフ、図9(b)は、経時変化情報としての補正量テーブルの一例である。
例えば、図9(a)に示すような、第1期における印刷特性が入力階調値に対して理想の印刷濃度になる特性であり、第2期においては、中間の入力階調値ほど、印刷濃度が低くなるような経時変化があった場合を例に、経時変化算出部が求める経時変化情報について説明する。
入力階調値が120の場合に、第1期において適正な印刷濃度が得られているのに対し、第2期では、充分な濃度が得られていない。第2期において、入力階調値120に対応する所定の濃度の印刷を行うためには、図9(a)に示すように、入力階調値を150にまで上げる必要がある。つまり、120の入力階調値に対応した150の補正階調値に補正すると、所定の濃度の印刷が可能となる。同様に、各入力階調値に対して、所定の濃度(第1期の印刷濃度)の印刷が可能な補正階調値をそれぞれの印刷特性情報(第1期印刷特性情報および第2期印刷特性情報)から算出することができる。図9(b)に示す補正量テーブルは、その結果得られた、入力階調値と入力階調値に対応する補正量とを関係付けるテーブルである。経時変化算出部は、この補正量テーブルを各色のインクのドットサイズ毎に経時変化情報として求め、プリンター100に記憶させる。
印刷データ補正部は、経時変化算出部が求めた経時変化情報、あるいは、プリンター100から取得した経時変化情報に基づき印刷データを補正する機能を有する。
コンピューター110が、画像データに基づき、プリンター100に印刷を行わせる場合、印刷データ補正部は、画像データおよび経時変化算出部が求めた経時変化情報(補正量テーブル)に基づき、あるいは、画像データおよび印刷データ補正部がプリンター100から読み出した経時変化情報(補正量テーブル)に基づき、補正された補正階調値テーブルによって印刷データを生成する。
具体的には、印刷データ補正部は、経時変化情報(補正量テーブル)に基づき、印刷データの生成における色変換処理(ステップS4)(図4参照)で得られた256階調のCMYK色系データを補正する。そのため、まず、印刷データ補正部は、各色のインクのドットサイズ毎に求められた経時変化情報(補正量テーブル)から、ハーフトーン処理(ステップS5)(図4参照)を行う前のCMYK色系データが有する入力階調値が補正される補正階調値テーブルを求める。
経時変化情報(補正量テーブル)から補正階調値テーブルを求める方法は、様々な方法が考えられるが、ここでは理解を簡単にするため、加重平均により求める方法を説明する。
具体的には、下記の式(3)により、各入力階調値iの補正値である補正階調値G(i)を算出する。式(3)おいて、「ss」は小ドットのドット生成数、「ms」は中ドットのドット生成数、「ls」は大ドットのドット生成数、「Hs」は小ドットの補正階調値、「Hm」は中ドットの補正階調値、「Hl」は大ドットの補正階調値を表す。それぞれ入力階調値iに対応する値である。
G=(ss×Hs+ms×Hm+ls×Hl)/(ss+ms+ls)・・・(3)
例えば、補正量テーブルにおいて、入力階調値100における小ドットの補正階調値が107であり、中ドットの補正階調値が108であり、大ドットの補正階調値が109であったとする。また、ドット生成率テーブルにおいて、入力階調値100における小ドットのドット生成数が55であり、中ドットのドット生成数が120であり、大ドットのドット生成数が549であったとする。この場合、入力階調値100の補正階調値G(100)は、109(=(55×107+120×108+549×109)/(55+120+549)=108.68…)として求められる。
また、例えば、各サイズのドット生成数(ドット生成率)に加えて、各サイズのドットを形成するインク量も考慮して加重平均してもよい。
また、最も簡単な方法として、各入力階調値に対するドットサイズ毎の補正階調値を単純平均した値を各入力階調値の補正階調値Gとしてもよい。つまり、入力階調値100の補正階調値G(100)は、108(=(107+108+109)/3)として求められる。
このように、補正階調値テーブルは、入力階調値(i)と、入力階調値(i)に対応する補正値としての補正階調値G(i)の関係テーブルとして求められる。
印刷データ補正部は、このようにして求められた補正階調値テーブルを用いてCMYK色系データの入力階調値を補正し、引き続くハーフトーン処理以降の処理によって生成される印刷データを補正する。
なお、経時変化算出部がプリンター100に記憶させる経時変化情報は、各色のインクのドットサイズ毎に求められた補正量テーブルではなく、これらから求めた補正階調値テーブルであっても良い。この場合、印刷データ補正部は、プリンター100から補正階調値テーブルを読み出してCMYK色系データの入力階調値を補正する。
図10は、濃度キャリブレーションの処理フローを示すフローチャートである。
上述した構成の印刷システム1における濃度キャリブレーションの処理手順について説明する。
まず、プリンター100の印刷特性の初期状態を評価し、プリンター100に記憶させる。この処理は、プリンター100を製造するメーカーにおいて行っても良いし、プリンター100を入手し、使用を開始するユーザーが行っても良い。
具体的には、プリンター100が接続されるコンピューター110においてプリンタードライバーを起動し、所定の用紙2にテストパターンを印刷する(ステップS101)。この結果、プリンター100は、印刷特性の初期状態を記憶しておくことができる。
次に、プリンター100の使用開始から時間が経過し、印刷特性に変化が見られる場合や、印刷特性の変化が見られなくても、印刷濃度のキャリブレーションを行いたい場合に、プリンター100の経時変化状態を計測する。
具体的には、まず、プリンター100が記憶する印刷特性の初期状態の情報(第1期印刷特性情報)をプリンター100から読み出す(ステップS104)。次に、プリンター100が接続されるコンピューター110においてプリンタードライバーを起動し、所定の用紙2にテストパターンを印刷する(ステップS105)。また、同時に光学センサー51によってテストパターンの印刷濃度を計測する(ステップS106)。次に、印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第2期印刷特性情報を求める(ステップS107)。次に、第1期印刷特性情報と第2期印刷特性情報とに基づき経時変化情報を求めてプリンター100に記憶させる(ステップS108)。この結果、プリンター100は、印刷特性の初期状態からの経時変化の量を記憶しておくことができる。
次に、経時変化の状態に応じた印刷の補正を行う。
具体的には、まず、プリンター100が記憶する印刷特性の初期状態からの経時変化の情報(経時変化情報)をプリンター100から読み出す(ステップS109)。次に、経時変化情報に基づいて印刷データを補正する(ステップS110)。この結果、印刷特性の初期状態からの経時変化に対する適切な補正がされた印刷を行うことができる。
以上述べたように、本実施形態による印刷装置、印刷データ生成装置、および印刷システムによれば、以下の効果を得ることができる。
プリンター100は、第1期に印刷され計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第1期印刷特性情報を記憶している。つまり、例えば、第1期を、プリンター100を使用する初期とした場合に、プリンター100の印刷特性の初期状態を記憶しておくことができる。また、第1期から時間が経過した第2期に印刷され計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第2期印刷特性情報と、この記憶しておいた第1期印刷特性情報とを比較することで、第1期(例えば初期状態)から第2期までの印刷特性の経時変化が分かる。プリンター100は、この経時変化情報も記憶しているため、プリンター100に印刷をさせるコンピューター110が変わった場合であっても、コンピューター110がこの経時変化情報を読み取ることで、コンピューター110において、プリンター100の印刷特性の経時変化を加味して、より適切な補正を行うことができる。
また、テストパターンの印刷濃度を計測する光学センサー51は、印刷のためにインク滴を吐出する吐出ヘッド41と共にキャリッジ31に搭載されている。そのため、プリンター100(ヘッドユニット40)が印刷したテストパターンの印刷濃度を計測するにあたり、吐出ヘッド41からインク滴を吐出させながら、吐出したインク滴によって形成されたドットによるテストパターンの印刷濃度の計測を行うことができる。また、ドットの形成位置と印刷濃度の計測位置との位置関係や、ドットの形成から印刷濃度の計測までの経過時間などを一定の範囲に収めることが可能となり、印刷濃度の計測条件を揃えることができる。
また、第1期印刷特性算出部は(すなわち、第1期印刷特性算出部を備える印刷データ生成装置としてのコンピューター110は)、プリンター100が第1期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第1期印刷特性情報を求めてプリンター100に記憶させる。つまり、例えば、第1期を、プリンター100を使用する初期とした場合に、コンピューター110は、プリンター100に、印刷特性の初期状態を記憶させることができる。
また、経時変化算出部は(すなわち、経時変化算出部を備えるコンピューター110は)、プリンター100が記憶する第1期印刷特性情報を取得し、プリンター100が第1期から時間が経過した第2期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第2期印刷特性情報を求め、第1期印刷特性情報と第2期印刷特性情報とに基づき経時変化情報を求めてプリンター100に記憶させる。つまり、第2期印刷特性情報と、プリンター100が記憶していた第1期印刷特性情報とを比較することで、第1期(例えば初期状態)から第2期までの印刷特性の経時変化が分かり、コンピューター110は、プリンター100に、この経時変化情報を記憶させることができる。
また、印刷データ補正部は(すなわち印刷データ補正部を備えるコンピューター110は)、経時変化算出部が求めた経時変化情報、あるいは、プリンター100から取得した経時変化情報に基づき印刷データを補正する。つまり、コンピューター110は、接続するプリンター100において、テストパターンの印刷とその印刷濃度の計測をやり直すことなく、プリンター100の印刷特性の経時変化を加味して、より適切な補正を行うことができる。
また、コンピューター110は、画像データに含まれる画素毎の階調値とプリンター100が用紙2に形成するドットのドットサイズ毎のドット生成率とを対応付けるドット生成率テーブルの補正を行い、この補正されたドット生成率テーブルに基づいて印刷データを生成する。従って、例えば、予め、ドット生成率テーブルが用紙2の種類や印刷モード毎に準備されている場合においては、使用するドット生成率テーブルの補正を行うことで、それぞれに、より適切に補正された印刷を行うことができる。つまり、用紙2の種類や印刷モード毎に、テストパターンの印刷とその印刷濃度の計測を行って補正を行う必要がない。
また、第1期印刷特性情報および第2期印刷特性情報は、計測されたテストパターンの印刷濃度情報に基づいて得られる印刷特性を近似する多次元多項式関数である。第1期印刷特性情報および第2期印刷特性情報は、期待する濃度情報に基づく情報と、計測の結果得られる濃度情報に基づく情報との相対関係を示す情報であり、その相対関係を多次元多項式関数で近似させることができる。そのため、プリンター100に記憶させる第1期印刷特性情報や経時変化情報は、多次元多項式関数を表す情報として各項の係数情報のみで良い。つまり、プリンター100には、計測されたテストパターンの印刷濃度情報やそれに基づいて得られる印刷特性の生データを記憶させておく必要が無いため、記憶のために大きな記憶容量の記憶媒体を備える必要が無くなる。
また、プリンター100と、プリンター100に印刷をさせるコンピューター110との組み合わせが変わった場合であっても、コンピューター110がプリンター100の印刷特性の初期状態や経時変化情報を読み取ることで、コンピューター110において、プリンター100の印刷特性の経時変化を加味して、より適切な補正を行うことができる。
1…印刷システム、2…用紙、6…インクカートリッジ、10…コントローラー、11…インターフェイス部、12…CPU、13…メモリー、14…ユニット制御部、20…搬送ユニット、21…給紙ローラー、22…搬送モーター、23…搬送ローラー、24…プラテン、25…排紙ローラー、30…キャリッジユニット、31…キャリッジ、32…キャリッジモーター、40…ヘッドユニット、41…吐出ヘッド、50…検出器群、51…光学センサー、100…プリンター、110…コンピューター、111…プリンター制御部、112…入力装置、113…表示装置、114…記憶装置、511…発光部、512…受光部。

Claims (7)

  1. 印刷媒体に印刷を行う印刷部と、
    前記印刷部が印刷したテストパターンの印刷濃度を計測する濃度計測部と、
    第1期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第1期印刷特性情報、および、前記第1期印刷特性情報と、前記第1期から時間が経過した第2期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づき求められた第2期印刷特性情報と、に基づき求められた経時変化情報を記憶する記憶部と、を備えていることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷部は、前記印刷媒体に液滴を吐出する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを搭載し、前記印刷媒体上を走査方向に移動するキャリッジと、
    前記印刷媒体を前記走査方向と交差する搬送方向に移動する搬送部と、を備え、
    前記濃度計測部は、前記キャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 印刷装置が印刷媒体に印刷する際に用いる印刷データを、画像データに基づいて生成する印刷データ生成装置であって、
    前記印刷装置が第1期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第1期印刷特性情報を求めて前記印刷装置に記憶させる第1期印刷特性算出部と、
    前記印刷装置が記憶する前記第1期印刷特性情報を取得し、前記印刷装置が前記第1期から時間が経過した第2期に印刷したテストパターンの印刷濃度を計測し得られた印刷濃度情報に基づき第2期印刷特性情報を求め、前記第1期印刷特性情報と前記第2期印刷特性情報とに基づき経時変化情報を求めて前記印刷装置に記憶させる経時変化算出部と、
    前記経時変化算出部が求めた前記経時変化情報、あるいは、前記印刷装置から取得した前記経時変化情報に基づき前記印刷データを補正する印刷データ補正部と、を備えることを特徴とする印刷データ生成装置。
  4. 前記印刷データは、前記画像データに含まれる画素毎の階調値と前記印刷装置が前記印刷媒体に形成するドットのドットサイズ毎のドット生成率とを対応付けるテーブルに基づいて生成され、
    前記印刷データ補正部は、前記経時変化算出部が求めた前記経時変化情報、あるいは、前記印刷装置から取得した前記経時変化情報に基づき前記テーブルを補正することにより前記印刷データを補正することを特徴とする請求項3に記載の印刷データ生成装置。
  5. 前記第1期印刷特性情報は、前記第1期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づいて得られる印刷特性を近似する多次元多項式関数であり、
    前記第2期印刷特性情報は、前記第1期から時間が経過した第2期に印刷され計測された前記テストパターンの印刷濃度情報に基づいて得られる印刷特性を近似する多次元多項式関数であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の印刷データ生成装置。
  6. 前記多次元多項式関数が、6次元多項式関数であることを特徴とする請求項5に記載の印刷データ生成装置。
  7. 請求項1または請求項2に記載の印刷装置と、
    請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の印刷データ生成装置と、を備えることを特徴とする印刷システム。
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