JP2005165953A - 情報処理装置、印刷装置、情報処理システム、印刷方法、印刷プログラム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、印刷装置、情報処理システム、印刷方法、印刷プログラム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザによる判断を必要とすることなく、常に印刷ジョブを分割する印刷枚数を適切に設定することが可能となる情報処理装置を提供する。
【解決手段】 情報処理装置(10)と接続された印刷装置(20)において印刷処理を行う情報処理システムにおいて、情報処理装置(10)が、印刷装置(20)の保有する最新のキャリブレーション情報と過去のキャリブレーション情報とから変化量を算出し、該算出した変化量からジョブを分割する印刷量を決定し、印刷データを含む印刷ジョブを印刷量に基づいて複数の分割ジョブに分割し、該複数の分割ジョブを情報処理装置(10)側から印刷装置(20)側へ順次転送する。そして、複数の分割ジョブが順次転送される毎に、印刷装置(20)の保有する最新のキャリブレーション情報に基づき、補正データを更新し、該更新した補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は情報処理装置、印刷装置、情報処理システム、印刷方法、印刷プログラム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体に関し、特に、画像形成装置におけるキャリブレーションに関するものである。
従来から印刷装置は、画像情報などを出力する装置として広く用いられており、例えばレーザビームを用いた電子写真方式の印刷装置(以下、プリンタともいう)では、トナーを用紙に定着させることで可視像の形成を行い、また、インクジェット方式による印刷装置ではインクを用紙に吐出することで可視像を形成している。
なお、この印刷プロセスや、印刷メカニズムは、近年のプリンタの高解像度化、カラー化により複雑なものとなっている。また、環境の変化、各パーツの消耗などにより可視像が形成される際のプリンタでの電気的、機械的な状態が変化し、プリンタにて形成される可視像が変化する場合がある。例えば、プリンタにて印刷される画像において、その濃度もしくは濃度の階調が変化することや、カラー画像において色調が変化することがその代表的なものとして知られている。このため、従来からこの印刷画像における変化に対処するためにγ補正テーブルに対する補正処理、すなわち、キャリブレーションと呼ばれるプロセスが実行されている。以下に、ホスト装置とプリンタとから少なくとも構成される情報処理システムで行われるキャリブレーションについて説明する。
第1の例として、印刷データをPDL化した印刷ジョブの形態でプリンタに送信する場合があり、ホスト装置(以下、単にホストという)ではキャリブレーションの処理を行わず、プリンタの具備するコントローラ部が所定のタイミングでプリンタの具備するエンジン部からキャリブレーションの要求を受け付け、そのキャリブレーションの要求により補正テーブルを更新し、該更新した補正テーブルを用いてキャリブレーションを行う。その後、ホスト装置側から印刷ジョブを受け取った時点でプリンタの具備するコントローラ部が新たな補正テーブルを用いて画像データ(印刷ジョブ)の補正を行うものである。
また、第2の例として、印刷データを全て2値化した印刷ジョブの形態でプリンタに送信する場合があり、図11や図12に示すように、印刷データを処理するホスト装置(10)とプリンタ(20)とにおいて双方向通信が可能な形態に接続させ、その印刷ジョブ毎にホスト装置(10)がプリンタ(20)にキャリブレーション情報の要求を行い、ホスト装置(10)がプリンタ(20)側からキャリブレーション情報を取得し、その取得したキャリブレーション情報に基づいて新たな補正テーブルを作成しキャリブレーションを行い、該作成した新たな補正テーブルを用いて画像データ(印刷ジョブ)を作成するものである。
しかしながら、上述した第2の例では、印刷ジョブ単位でキャリブレーションを実行するため、同一の情報を大量に印刷する印刷ジョブの場合には画像の品位劣化を防止することが困難となる。例えば、図12に示すように、印刷ジョブが1ページのデータを900枚出力する場合は、まず印刷開始時にプリンタ(20)において、k階調の理論濃度値に基づくパッチ出力を行い、そのパッチを測定することで実濃度値として表わされるプリンタ(20)の状態を求め、該求めたプリンタ(20)の状態をキャリブレーション情報としてホスト装置(10)へ転送する。そして、ホスト装置(10)は、このキャリブレーション情報に基づいて補正テーブルにおける濃度補正値を更新し、キャリブレーションを行うことになる。そして、印刷データに対して新たな補正テーブルを参照して補正を施した印刷ジョブを作成することになる。そして、この印刷ジョブに基づいて印刷処理が行われると、印刷開始が間もない状態である印刷枚数の少ない状態、例えば1枚目〜30枚目では、プリンタ(20)の状態変化が起こらない、もしくは状態変化が少ないため、印刷開始時のプリンタ(20)の状態を参照して作成した印刷ジョブを用いても、キャリブレーションの効果は有効であり、品位劣化のない出力結果となる。
しかしながら、出力枚数が増すとともにプリンタ(20)の状態が変化していくことになり、実際に施されるべき補正量と、キャリブレーションにより印刷ジョブに施した補正量と、の間に差が生じることになり、印刷終了間近の印刷枚数の多い状態、例えば700枚目〜850枚目では、この差も大きくなり、その補正量の差が出力結果に顕著に現れることになる。すなわち、本来は図13に示すように開始ページである1枚目の出力結果と最終ページである900枚目の出力結果とが同一の印刷品位であることが望ましいが、例えば印刷枚数に比例して出力結果が変化し、最終的には図14に示すように開始ページである1枚目の出力結果と最終ページである900枚目の出力結果との品位の変化が顕著に異なることになる。これに対し、ユーザが意識的に印刷回数を分割して、印刷ジョブを複数回生成すること、例えば、1ページのデータを300枚出力する操作を3回繰り返し、品位劣化を回避することも可能である。しかしながら、分割毎にプリンタ(20)の状態変化の状況を正確に把握することは困難である。また、予め分割の回数毎にプリンタ(20)の状態変化を調べ、その結果に基づいて経験的に補正結果を各印刷ジョブに反映させることも考えられる。しかしながら、この場合は、時間的な効率が低下し、また、不要な出力を行うことになる。
また、上述したキャリブレーションの第1の例において、例えば、図14に示すような1ページのデータを900枚出力する場合は、一度印刷処理を開始すると、プリンタ(20)が900枚の印刷を終了するまで占有されてしまうことになる。このため、大量の印刷が終了するまでは、キャリブレーションを実行することができないことになる。
なお、上記問題点を解決すべく、本発明より先に出願された技術文献として、同一の情報を大量に印刷する場合にもキャリブレーションが適切に行われ、出力の品位劣化を生じさせない情報処理システム、印刷方法及び画像処理方法がある(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1は、ホスト装置は、予め定められてあるキャリブレーション実行タイミング情報に基づいてジョブ分割を行い、各分割ジョブ毎にプリンタ側から最新のキャリブレーション情報を取得し、その取得したキャリブレーション情報に基づいてγ補正テーブルの濃度補正値を更新し、このキャリブレーションが行われたγ補正テーブルを用いて分割ジョブの印刷を行うものである。
特開平11−157177号公報
しかしながら、上記特許文献1には、ジョブの分割形態を印刷データと濃度変化率とから決定することができると記載されているが、具体的には、キャリブレーションを行った枚数と濃度変化率の履歴情報とを表示するのみであり、ユーザは履歴情報から経験的に最適な分割サイズを設定しなくてはならない。すなわち、印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割サイズは、ユーザの判断に依存するため、操作に不慣れなユーザにとっては、適切な設定を行うことが困難であるとともに、印刷毎に分割数を履歴情報などから設定することは、熟練したユーザにとっても繁雑な作業であり、操作性が低下することになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザによる判断を必要とすることなく、常に印刷ジョブを分割する印刷枚数を適切に設定することが可能となる情報処理装置、印刷装置、情報処理システム、印刷方法、印刷プログラム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有することとする。
本発明にかかる情報処理装置は、印刷装置と接続し、補正データにより補正された印刷データを情報処理装置が印刷装置に送信し、印刷装置において印刷データに基づいて印刷処理を行う情報処理システムにおける情報処理装置であって、印刷装置の保有する最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された最新のキャリブレーション情報と、記憶手段に記憶されている過去のキャリブレーション情報と、の変化量を算出する変化量算出手段と、変化量算出手段により算出した変化量に基づいて、印刷データを含む印刷ジョブを分割するための印刷量を決定する分割量決定手段と、分割量決定手段により決定した印刷量に基づいて印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割し、該分割した複数の分割ジョブを印刷装置に順次転送するジョブ分割手段と、ジョブ分割手段により複数の分割ジョブが印刷装置に順次転送される毎に、最新のキャリブレーション情報に基づいて補正データを更新するキャリブレーション手段と、キャリブレーション手段により更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する印刷データ補正手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、分割量決定手段は、変化量算出手段により算出した変化量と所定期間に出力された枚数とを基に変化率を算出する変化率算出手段と、変化率算出手段により算出された変化率から変化量を与える出力枚数を算出する出力枚数算出手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、出力枚数算出手段は、変化率算出手段より算出される複数の変化率のうち最大値を用いて出力枚数を算出することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、出力枚数算出手段は、変化率算出手段より算出される複数の変化率のうち中央値、または、平均値を用いて出力枚数を算出することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、出力枚数算出手段は、算出する出力枚数の下限値と上限値との少なくとも1つの値を保持することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、変化率算出手段は、過去N回(Nは任意の整数)のキャリブレーションにおける変化率を保持しており、N回の変化率を基に出力枚数の算出に用いる変化率を算出することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、印刷データ補正手段により補正された印刷データは、ジョブ分割手段により印刷装置へ転送される複数の分割ジョブに含まれることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、キャリブレーション手段と、印刷データ補正手段とは、印刷装置において機能することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、キャリブレーション情報は、印刷装置において理論濃度値に基づいて印刷された結果を測定することで得られる実濃度値と印刷装置により所定の時点からカウントされた出力枚数とを少なくとも含む情報であることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、補正データは、理論濃度値と該理論濃度値の補正量とを対応付けたデータであることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、印刷量は印刷装置において印刷する用紙の枚数であることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理装置は、キャリブレーションにおける変化率は、異なる色材毎に算出されたキャリブレーション情報の変化率に対し、各色材毎に設定された係数値を乗じたものであることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる印刷装置は、情報処理装置と接続し、補正データにより補正された印刷データを情報処理装置が印刷装置に送信し、印刷装置において印刷データに基づいて印刷処理を行う情報処理システムにおける印刷装置であって、情報処理装置における処理とは独立して所定のタイミングでキャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる印刷装置は、情報処理装置からキャリブレーション情報の送信を要求された際に、キャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持することを特徴とするものである。
また、本発明にかかる印刷装置は、情報処理装置における処理とは独立して所定のタイミングでキャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持するか、または、情報処理装置からキャリブレーション情報の送信を要求された際に、キャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持するか、の選択を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる印刷装置は、キャリブレーション情報は、印刷装置において理論濃度値に基づいて印刷された結果を測定することで得られる実濃度値と印刷装置により所定の時点からカウントされた出力枚数とを少なくとも含む情報であることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる情報処理システムは、上記記載の情報処理装置と、上記記載の印刷装置と、が接続してなることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる印刷方法は、情報処理装置と、印刷装置と、が接続してなる情報処理システムにおいて、補正データにより補正された印刷データを情報処理装置が印刷装置に送信し、印刷装置において印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷方法であって、情報処理装置が、印刷装置から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報を保持する工程と、情報処理装置が、保持した最新のキャリブレーション情報と、過去のキャリブレーション情報と、からキャリブレーション情報の変化率を算出し、該算出した変化率から所定の変化量を与える印刷量を算出する工程と、情報処理装置が、印刷量に基づいて印刷データを含む印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割し、該分割した複数の分割ジョブを印刷装置へ順次転送する工程と、情報処理装置が、複数の分割ジョブが記憶装置に順次転送される毎に、最新のキャリブレーション情報に基づいて、補正データを更新し、該更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する工程と、補正された印刷データに基づき当該分割ジョブの印刷処理を印刷装置に実行させる工程と、を行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる印刷プログラムは、情報処理装置と、印刷装置と、が接続してなる情報処理システムにおいて、補正データにより補正された印刷データを情報処理装置が印刷装置に送信し、印刷装置において印刷データに基づいて印刷処理を実行させる印刷プログラムであって、印刷装置から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報を保持する処理と、保持した最新のキャリブレーション情報と、過去のキャリブレーション情報とから変化率を算出し、該算出した変化率から所定の変化量を与える印刷量を算出する処理と、算出した印刷量に基づいて印刷データを含む印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割し、該分割した複数の分割ジョブを印刷装置へ順次転送する処理と、複数の分割ジョブが順次転送される毎に、最新のキャリブレーション情報に基づいて、補正データを更新し、該更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する処理と、補正された印刷データに基づき当該分割ジョブの印刷を印刷装置に実行させる処理と、を情報処理装置に実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる画像処理方法は、予め設定された色補正条件に応じた色補正を画像データに対して行い、画像出力部に出力する画像処理部で用いられる画像処理方法であって、画像出力部から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持する工程と、保持した最新のキャリブレーション情報と過去のキャリブレーション情報とに基づいて、キャリブレーション情報の変化率を算出し、該算出した変化率からキャリブレーションの実行タイミングを設定する工程と、設定された実行タイミングにより画像出力部にキャリブレーション処理を行わせ、キャリブレーション処理の結果を画像出力部から取得し、該取得したキャリブレーション処理の結果を基に色補正条件を設定する工程と、を画像処理が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる画像処理方法は、画像出力ジョブを出力画像枚数に応じて複数の画像出力ジョブに分割し、該分割した画像出力ジョブの終了に応じて画像出力部に対してキャリブレーション処理の実行を指示する工程を画像処理部が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる画像処理方法は、キャリブレーション処理の実行間隔を設定し、該設定したキャリブレーション処理の実行間隔に応じて、画像出力部に対してキャリブレーション処理の実行を指示する工程を画像処理部が行うことを特徴とするものである。
また、本発明にかかる画像処理プログラムは、予め設定された色補正条件に応じた色補正を画像データに対して行い、画像出力部に出力する画像処理部で実行される画像処理プログラムであって、画像出力部から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報と過去のキャリブレーション情報とに基づき、キャリブレーション情報の変化率を算出し、該算出した変化率からキャリブレーションの実行タイミングを設定し、該設定した実行タイミングにより画像出力部にキャリブレーション処理を行わせ、キャリブレーション処理結果を画像処理部から取得し、該取得したキャリブレーション処理の結果を基に色補正条件を設定する処理を画像処理部に実行させることを特徴とするものである。
また、本発明にかかる記録媒体は、上記記載の印刷プログラム、または、上記記載の画像処理プログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記録したことを特徴とするものである。
本発明により、情報処理装置(10)から印刷装置(20)へ転送されるべき印刷ジョブが複数の分割ジョブに分割されて順次転送し、この分割ジョブの転送毎に、最新のキャリブレーション情報を用いて補正データのキャリブレーションが行われるので、印刷ジョブが同一データを大量に印刷(コピー)するような場合、その印刷の途中で分割ジョブ毎にキャリブレーションを行うことが可能となる。この結果、同一のデータを大量に印刷する場合でも印刷品位が劣化するのを防止できることになる。
本発明は、ホスト装置と接続されたプリンタにおいて印刷処理を行う情報処理システムにおいて、プリンタの保有する最新のキャリブレーション情報と過去のキャリブレーション情報とから変化量を算出する変化量算出手段と、その算出した変化量からジョブを分割する印刷量を決定する印刷量決定手段と、印刷データを含む印刷ジョブを印刷量に基づいて複数の分割ジョブに分割し、該複数の分割ジョブをホスト装置側からプリンタ側へ順次転送するジョブ分割手段と、ジョブ分割手段により複数の分割ジョブが順次転送される毎に、プリンタの保有する最新のキャリブレーション情報に基づき、補正データを更新するキャリブレーション手段と、該キャリブレーション手段により更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する印刷データ補正手段と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明は、補正データにより補正された印刷データに基づきホスト装置に接続されるプリンタにおいて印刷を行う印刷方法であって、印刷データを含む印刷ジョブを印刷装置における所定の印刷量に基づいて複数の分割ジョブに分割し、該複数の分割ジョブをホスト装置側からプリンタ側へ順次転送し、複数の分割ジョブが順次転送される毎に、プリンタの保有する最新のキャリブレーション情報に基づき、補正データを更新し、その更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正し、該補正された印刷データに基づき当該分割ジョブの印刷を行う、印刷方法において、過去のキャリブレーション情報との変化量を算出し、該変化量からジョブを分割する印刷量を決定する工程を行うことを特徴とするものである。
さらに、本発明は、画像データに対して、予め設定された色補正条件に応じた色補正を行い、画像出力部に出力する画像処理部で用いられる画像処理方法であって、画像出力部から状態情報を入力し、その状態情報に基づき、キャリブレーションの実行タイミングを設定し、その設定した実行タイミングにより画像出力部にキャリブレーション処理を行わせ、キャリブレーション処理結果を画像処理部から入力し、色補正条件を設定することを特徴とするものである。
このように、本発明は、キャリブレーション情報を基に印刷ジョブを分割する最適な印刷量が自動的に決定され、ホスト装置からプリンタへ転送されるべき印刷ジョブが、印刷量により複数の分割ジョブに分割されて順次転送され、この分割ジョブの転送毎に最新のキャリブレーション情報を用いて補正データのキャリブレーションが行われるので、印刷ジョブが同一データを大量に印刷(コピー)するような場合、自動的にその印刷の途中で分割ジョブ毎にキャリブレーションを行うことが可能となる。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施例について詳細に説明する。
まず、図1を参照しながら、本発明にかかる情報処理システムのシステム構成について説明する。
本実施例における情報処理システムは、ホスト装置(10)とプリンタ(20)とが接続されて構成されている。
ホスト装置(10)は、パーソナルコンピュータの形態として実施されるものであり、制御部(1010)と、接続部(1020)と、記憶部(1030)と、表示部(1040)と、媒体読取部(1050)と、記録媒体(1060)と、入力部(1070)と、を有して構成されている。
制御部(1010)は、CPUを有してホスト装置(10)における処理を実行するものであり、制御部(1011)と、変化量算出部(1012)と、分割量決定部(1013)と、を有して構成されている。変化量算出部(1012)は、キャリブレーション情報から変化率を算出するものである。分割量決定部(1013)は、変化率から印刷ジョブを分割する印刷量を決定するものである。
接続部(1020)は、プリンタ(20)と接続するためのインタフェースである。記憶部(1030)は、制御部(1010)の処理実行におけるデータを格納したり、ワークエリアとして用いられたりするものであり、RAMと、ROMと、ディスク装置と、を有して構成されている。表示部(1040)は、CRT等を有した表示部である。媒体読取部(1050)は、記録媒体(1060)の格納データを読み取るためのものである。記録媒体(1060)は、各種情報を記録するフロッピー(R)ディスク等である。入力部(1070)は、キーボード等を有した入力部である。
プリンタ(20)は、レーザビームを用いた電子写真方式のプリント装置として実施されるものであり、制御部(2010)と、接続部(2020)と、記憶部(2030)と、印刷部(2040)と、濃度測定部(2050)と、を有して構成されている。
制御部(2010)は、CPUを有してプリンタ(20)における処理を実行するものである。接続部(2020)は、ホスト装置(10)と接続するためのインタフェースである。記憶部(2030)は、制御部(2010)の処理実行におけるデータを格納したり、ワークエリアとして用いられたりするものであり、RAMと、ROMと、ディスク装置と、を有して構成されている。印刷部(2040)は画像データを印刷するものであり、感光ドラム、および、この感光ドラム上に潜像を形成するレーザビームシステム、また、感光ドラムに形成された潜像に各色のトナーを付与する現像部、感光ドラム上のトナー像を印刷用紙に転写する転写部等を有して構成されている。濃度測定部(2040)は、キャリブレーション情報として用いるプリンタの実濃度値を得るためのものであり、印刷部(2040)に設けられている。
なお、濃度測定部(2050)は、上述の感光ドラム、もしくは、中間転写体上に形成されたトナー像の濃度を測定するための読取センサを有するものである。この濃度測定部(2050)を用いてキャリブレーション情報を作成する場合は、まず、レーザビームシステムにより感光ドラム上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各トナーの色毎に、所定数の濃度段階毎のパッチ像による静電潜像を形成し、該形成したパッチ像による静電潜像にトナーを付与してトナー像を形成する。そして、濃度測定部(2050)の具備する読取センサによりトナー像を読み取ることで、後述する図2に示す各トナーの色毎の実濃度値、すなわち、キャリブレーション情報を取得することが可能となる。
なお、ホスト装置(10)とプリンタ(20)との情報やデータの授受は、接続部(1020)と接続部(2020)とを介して行われることになる。
プリンタ(20)は、所定のタイミングでキャリブレーション情報を作成し、プリンタ(20)の記憶部(2030)の具備するRAMに保持し、印刷データの補正処理に用いるホスト装置(10)からの要求に対してキャリブレーション情報を提供することになる。なお、プリンタ(20)においてキャリブレーション情報を作成するタイミングは、プリンタ(20)に独自に定められており、プリンタ(20)の電源立上げ時、所定枚数、例えば50枚、あるいは、100枚を印刷する毎、さらには、トナー等の交換時であり、これらのタイミングで作成された最新のキャリブレーション情報、または、これとそれ以前のキャリブレーション情報と、が記憶部(2030)の具備するRAMに保持されている。
また、キャリブレーション情報の作成は、印刷部(2040)を動作させ、感光ドラム、または、中間転写体上に所定のパッチのトナー像を形成し、該形成したトナー像を濃度測定部(2050)により読み取ることで、図2に示唆するように、各出力色毎のk段階(本実施例では5段階)の実濃度値を得ることで行われることになる。
一方、ホスト装置(10)の記憶部(1030)の具備するRAMには図2に示すような実行タイミング情報が格納されている。なお、実行タイミング情報とは、ホスト装置(10)側において、ホスト装置(10)と接続されるプリンタ(20)に対してキャリブレーションをどのタイミングで行うべきかを示唆する情報であり、印刷ジョブ毎に分割量決定部(1013)において算出された値が設定されることになる。
また、ホスト装置(10)の記憶部(1030)の具備するハードディスク装置には、後述する図3に示す処理動作に係るモジュールが格納されており、このモジュールは、ホスト装置(10)が起動された時点でホスト装置(10)の記憶部(1030)の具備するRAMに読み込まれて実行されることになる。なお、この他に、ホスト装置(10)の媒体読取部(1050)を介して、上述したモジュール、および、関連データをホスト装置(10)にロードして実行することも可能である。
例えば、このモジュール、および、関連データが、図4に示す記録媒体(1060)に格納されており、この記録媒体(1060)に格納されるデータ内容は、図5に示すような構成であるとする。なお、図5に示す構成は、ボリューム情報(12010)と、ディレクトリ情報(12020)と、本印刷方式モジュール実行ファイル(12030)と、本印刷方式モジュールデータファイル(12040)と、・・・を少なくとも有して構成されている。
なお、図4に示す記録媒体(1060)に記憶されている本実例の処理手順を実現したモジュール、および、関連データは、図4に示す媒体読取部(1050)を介してホスト装置(10)にロードすることになる。すなわち、この記録媒体(1060)をホスト装置(10)の媒体読取部(1050)にセットすると、OS、および、基本I/Oプログラムの制御をもとにモジュール、および、関連データが記録媒体(1060)から読み出され、ホスト装置(10)の記憶部(1030)の具備するRAMにロードされて動作可能となる。なお、図6はモジュールがホスト装置(10)の記憶部(1030)の具備するRAMにロードされて動作可能となった状態のメモリマップを示唆するものである。なお、図6に示すメモリマップは、基本I/Oモジュール(11010)と、OS(11020)と、本印刷方式モジュール(11030)と、関連データ(11040)と、ワークエリア(11050)と、を有して構成されている。
また、図4に示す記録媒体(1060)に記憶されている本実施例の処理手順に係るモジュール、および、関連データを、一旦ホスト装置(10)の記憶部(1030)の具備するディスク装置等に格納(インストール)しておき、このディスク装置に格納したモジュール、および、関連データを用いる際に、記憶部(1030)の具備するディスク装置等から記憶部(1030)の具備するRAMにロードするようにすることも可能である。
なお、本実施において上述したモジュールは、図3に示すフローチャートに基づいてプログラムコード化されたものである。
なお、本実施例の構成に基づく印刷処理、特に、キャリブレーションについて、図3に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、ホスト装置(10)の制御部(1010)は、印刷処理の起動により、そのアプリケーションから印刷要求を受け付け、印刷処理を実行するための処理を開始することになる(ステップS1)。なお、本実施例では、ホスト装置(10)の制御部(1010)が、印刷処理を実行するための処理を開始した時点でOS、あるいは、アプリケーションから図2に示すような1ページの印刷データ(900枚出力する印刷データ)を取得し、一旦、記憶部(1030)の具備するディスク装置に保存する。なお、印刷データを逐次OS、あるいは、アプリケーションから必要な時点で取得するようにすることも可能である。
次に、ホスト装置(10)の制御部(1010)は、接続部(1020)、および、接続部(2020)を介してプリンタ(20)の制御部(2010)に、最新のキャリブレーション情報を問い合わせる(ステップS2)。この問い合わせに対して、プリンタ装置(20)の制御部(2010)は、予め設定された所定枚数に基づく所定タイミングで作成され、プリンタ(20)の記憶部(2030)の具備するRAMに格納された最新のキャリブレーション情報(図2参照)を取得し、その取得したキャリブレーション情報をホスト装置(10)の制御部(1010)に送り返すことになる。そして、ホスト装置(10)の制御部(1010)は、プリンタ(20)側から取得したキャリブレーション情報を図7に示すようなデータ形式で記憶部(1030)の具備するRAMに保存することになる。この保存されたキャリブレーション情報は、過去から現在に至るプリンタの状態の履歴を示すものとなる。
なお、図7に示すキャリブレーション情報は、いわゆるγ補正曲線における理論濃度値と実濃度値とからなり、理論濃度値が10%(ID:I1)、30%(ID:I2)、50%(ID:I3)、70%(ID:I4)および100%(ID:I5)に対する5つの濃度点を測定ポイントとしている。すなわち、プリンタ(20)側では上述したようにこの5つの濃度点についてパッチを出力し、その出力したバッチの濃度を測定することにより対応する実濃度値を得ている。なお、プリンタ(20)の特性等に応じて、測定ポイントの位置を変化させたり、測定ポイントの数を増減させたキャリブレーション情報を用いたりすることも可能である。また、キャリブレーション情報には、濃度情報と共に前回のキャリブレーションから最新のキャリブレーションまでの出力枚数の情報も付加されている。
なお、プリンタ(20)側におけるキャリブレーション情報の作成が50枚印刷する毎に行われるように予め設定され、一方、ホスト装置(10)側で定められているキャリブレーションの実行タイミングが、上述のように200枚毎であるときには、ホスト装置(10)側で定められた実行タイミングにより本ステップでプリンタ(20)側へキャリブレーション情報を問い合わせるときにキャリブレーションが実行されることになる。すなわち、プリンタ(20)側におけるキャリブレーションタイミングではなく、ホスト装置(10)側で設定されたキャリブレーションタイミングでキャリブレーションを実行することになる。つまり、最も適切なタイミングキャリブレーションを実行させることが可能となる。
次に、変化量算出部(1012)は、記憶部(1030)の具備するRAMに保存された履歴情報を基に、前回のキャリブレーション時点からの実濃度値の変化率を算出し、図8に示すデータ形式で保存することになる。(ステップ3)。たとえば、図8の変化率テーブルの値X01は、最新の実濃度値と1回前の実濃度値との偏差(D01−D11)を、1回前のキャリブレーション時からの出力枚数M01で除することにより算出される。
次に、分割量決定部(1013)は、図8に示した過去N回の変化率データを元に、平均の変化率Xaveを算出する。分割量決定部(1013)は、予め設定されたRAMに記憶されている基準変化量Rを平均変化率Xaveで除算した値を、図2に示す実行タイミング情報としてRAMに設定することになる(ステップS4)。たとえば、平均の変化率が0.001で、基準変化量が0.2の時、実行タイミングは、200枚と設定される(図2参照)。当然のことながら、プリンタ(20)が新しく、出力が安定しているときには、変化率は小さくなり、キャリブレーションの実行タイミングを表す出力枚数は大きな値が設定されることとなる。逆に、プリンタ(20)が老朽化し、出力が不安定になると実行タイミングが短く設定されることになる。
このように、本実施例によれば、プリンタ(20)の出力安定性に応じてキャリブレーションの実行タイミングが適切に設定されることとなる。なお、過去N回の変化率の分布が正規分布から著しく外れるような場合には、平均値ではなく中央値をとってもよい。
また、分割量決定部(1013)は、図8に示した過去N回の変化率データを元に、平均の変化率Xaveを算出することとしたが、最大変化率を用いることも可能である。この最大変化率を用いることで、キャリブレーションの実行タイミングが短く設定されることになるので、出力画像は安定した品質のものを得ることが可能となる。また、過去N回とは、N=1を含み、最新の変化率のみから分割量を決定することも可能である。
次に、記憶部(1030)の具備するディスク装置に保存されている印刷データを調べ、出力枚数の情報を取得し、その取得した出力枚数の情報を記憶部(1030)の具備するRAMに保存する(ステップS5)。本実施例では、図2に示すように、印刷データにおける出力枚数の情報は900枚である。
次に、制御部(1010)は以上の処理に基づき、RAMに保存した出力枚数の情報と実行タイミングを示す枚数の情報とから、図2に示すジョブ分割テーブルを作成し、その作成したジョブ分割テーブルを記憶部(1030)の具備するRAMに保存する(ステップS6)。
なお、図9にジョブ分割テーブルの構成例を示す。図9のジョブ分割テーブルは、出力枚数の情報=900枚、実行タイミングを示す枚数=200枚の情報に基づいて作成したテーブルを示唆している。すなわち、まず、ジョブを5つに分割し、1番目のジョブ(図9におけるジョブNo.1)から4番目のジョブ(図9におけるジョブNo.4)にキャリブレーションを行う単位であり、各ジョブのコピー枚数を意味する200枚を設定する。そして、5番目のジョブ(図9におけるジョブNo.5)には残りの枚数である100枚を設定したものである。
次に、制御部(1030)は、後に印刷処理した際のジョブ数をカウントするためのカウンタnに初期値である1を設定し(ステップS7)、このnの値が分割ジョブの数に達したか否かを判断するために用いられるKに、図9に示すジョブ分割テーブルの分割数である5を設定し、記憶部(1030)の具備するRAMに保存する(ステップS8)。
次に、制御部(1030)は、上述したKとnとを比較し、カウンタnの内容がKの内容である5に達したか否かを判断し(ステップS9)、制御部(1030)が5に達していないと判定した場合は(ステップS9/NO)、制御部(1010)は、nの内容で示される分割印刷ジョブを実行すべく、図2に示すように、記憶部(1030)に保存してある最新のキャリブレーション情報を調べ、最新の補正テーブルを作成し、記憶部(1030)の具備するRAMに保存する。
なお、図10に、理論濃度値とプリンタの実濃度値との関係を表わすγ曲線を示す。通常、ホスト装置(10)からプリンタ(20)に送られる濃度値、すなわち、理論濃度値とプリンタ(20)で可視像が形成される際の実濃度値とは厳密には一致しない。この濃度値の差は環境の変化、および、電気的、機械的な要因によりさらに大きくなる。また、実濃度曲線はプリンタ(20)により個体差があり、さらに使用環境、使用状況によっても異なることになる。
図10では、3種類(ケース1〜3)の実濃度曲線を示しており、図7に示したキャリブレーション情報は、ケース2の場合のものである。なお、図10において、横軸は理論濃度値、すなわち、プリンタ(20)における印刷入力の濃度値であり、縦軸はその出力による実濃度値を示唆している。本実施例の場合は、理論濃度値に対して実濃度値をプロットした曲線は上に凸の曲線となり、理論濃度値に対して、可視像の中間濃度部分で実際の濃度が大きくなる傾向となっている。これを理想濃度直線、すなわち、傾きが45度の右上り直線の関係となるよう補正するため、理論濃度値に対して凹曲線で表される値で補正する。図10中、凹曲線で表わされる補正曲線は、ケース2の実濃度曲線に対する補正曲線である。この補正曲線(γ曲線)の関係が補正テーブルとしてRAMに格納されることになる。
なお、図8は、RAMに格納される補正テーブルを示す模式図である。ホスト装置(10)から理論濃度値を出力した場合にプリンタ(20)で実際に形成される濃度値が入力濃度値であり、これが実濃度値となる。そして、濃度補正値は理論濃度値を入力濃度値で除算することによって求められることになる。
次に、制御部(1010)は記憶部(1030)の具備するRAMに格納された補正テーブルと印刷データとを用いて印刷ジョブ(2値化したデータ)を作成し、記憶部(1030)の具備するRAMに保存することになる(ステップS11)。この時点で、図14に示したような出力を得るための描画データである1ページ分の印刷ジョブ(ジョブNo.n、最初はn=1)を作成したことになる。
さらに、制御部(1010)は記憶部(1030)に格納してある図9に示すジョブ分割テーブルを参照し、ジョブNo.がn(最初はn=1)である枚数情報を取得する。そして、制御部(1010)は、その枚数情報をPDLにおけるコピー枚数を意味する形式に変換し、その変換した情報を記憶部(1030)に記憶してあるジョブNo.n(最初はn=1)の印刷ジョブに付加し、記憶部(1030)に保存することになる(ステップS12)。これにより、図9に示すジョブ分割テーブルにおけるジョブNo.n(n=1)の枚数情報が200枚なので、コピー枚数として200枚が設定されることになる。この時点で、図2に示す印刷ジョブn(最初はn=1、1枚目〜200枚目)が作成されたことになる。
次に、制御部(1010)は、記憶部(1030)に格納してある印刷ジョブnを接続部(1020)、および、接続部(2020)を介してプリンタ(20)の制御部(2010)に転送することになる(ステップS13)。これによりプリンタ(20)の制御部(2010)は、印刷ジョブを実行して同一のデータを200枚出力する印刷を行うことになる。この場合、この200枚は、その印刷ジョブの設定に際してキャリブレーションが行われているので、品位劣化が生じず全て同一品位の出力となる。
その後、制御部(1010)は、nに1を加え(ステップS14)、ステップS9の処理に戻り、それ以降の処理を、nがKの値5より大となるまで繰り返すことになる。その結果、図2に示す印刷ジョブ2(図9のジョブ分割テーブルのジョブNo.2)から印刷ジョブ5(図9のジョブ分割テーブルのジョブNo.5)がそれぞれ生成されてプリンタ(20)に転送され、それぞれ印刷処理がなされることになる。そして、最終的に図13に示すように1枚目の出力から900枚目の出力まで印刷品位が変化せず同一品位の出力を得ることができることになる。
一方、n=6となり、ステップS9でKより大であると判断すると(ステップS9/YES)、制御部(1010)は、処理を終了することになる。
このように、本実施例の情報処理システムは、適切なタイミングでキャリブレーションを行うことができることになる。特に、ホスト装置(10)からプリンタ(20)へ転送されるべき印刷ジョブが複数の分割ジョブに分割されて順次転送され、この分割ジョブの転送毎に最新のキャリブレーション情報を用いて補正データのキャリブレーションが行われるので、印刷ジョブが同一データを大量に印刷(コピー)するような場合、その印刷の途中で分割ジョブ毎にキャリブレーションを行うことが可能となる。この結果、同一のデータを大量に印刷する場合においても印刷品位が劣化することが防止できることになる。
次に、第2の実施例について説明する。
第2の実施例は、キャリブレーション実行タイミングの決定する際の変化率の算出に関するものである。
キャリブレーションを実行すると、色材ごとに図7のキャリブレーション情報を取得することになる。しかしながら、色材ごとに独立にキャリブレーションを行っていたのでは、出力のスループットが低下することになる。そこで、各色材ごとに算出した図8に対応した変化率テーブルから、キャリブレーション実行タイミングを決定する印刷量を算出し、その平均印刷量、もしくは、最小印刷量を、キャリブレーション実行タイミングを与える印刷量とすることとする。さらには、色材によって算出された印刷量に重みを付加して算出される加重平均値を印刷量とする。たとえば、モノクロ出力の頻度が多い場合は、K版で算出された印刷量に対する重みを大きくすることで、K版の画質が安定するキャリブレーションタイミングが設定されることになる。
さらには、各色材ごとに測定する、異なるパッチの濃度値の変化率に対して重み付けを行い、その結果、各色材ごとに印刷量を決定することも可能である。このとき、各色材ごとに算出される印刷量に対して重み付けをさらに行うことも可能であり、単純に平均値や最大値により、キャリブレーションを実行する印刷量を決定することも可能である。
このように、濃度レベルごとに変化率に対する重みを異ならせることで、たとえば、ハイライト部分での出力濃度変化に対する重みを高くするといったことが可能となる。つまり、濃度レベルによる画質への影響の違いを考慮したキャリブレーションタイミングの設定が可能となる。
次に、第3の実施例について説明する。
第3の実施例は、印刷データをPDL化した印刷ジョブに関するものである。すなわち、プリンタの機種によっては、1つの印刷ジョブを処理するプリンタ自身がキャリブレーションを実行できないものがある。例えば、ホスト装置(10)が印刷データを出力すると、プリンタ(20)の状態変化が発生しても1ジョブ(例えば900枚の出力)が終了するまで制御部(2010)はキャリブレーションを実行できない。このため、プリンタ(20)の制御部(2010)にキャリブレーションの機能があるにもかかわらず有効に利用されず品位劣化を発生してしまうことがある。
このため、印刷データをPDL化した印刷ジョブをプリンタ(20)に送信する場合に、所定の条件をもとにジョブを分割することで品位劣化を回避することが可能となる。この場合も、ジョブを分割する印刷量を過去のキャリブレーション情報の変化量から適切な値を、ユーザの手を煩わせることなく設定することができる。
具体的には、図3に示すステップS10、ステップS11の代わりに、印刷データをPDLデータ(描画データ)に変換する処理を設けることとする。この場合、図2に示す場合において、全てPDLで記述された各1ジョブである印刷ジョブ1から印刷ジョブ5までが逐次プリンタ(20)へ転送される。そして、印刷ジョブ1の処理が終了した時点でプリンタ(20)の制御部(2010)は、キャリブレーションを実行し、その後に印刷ジョブ2の処理を行う。これにより、常に印刷ジョブの前にキャリブレーションが実行されるため、PDL化した印刷ジョブをプリンタ(20)に送信する場合においても出力の品位を保つことが可能となる。
なお、上述する実施例は、本発明の好適な実施例であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更実施が可能である。例えば、上記実施例において一例として記述したものは、具体的に以下に示すものに適用可能である。
すなわち、プリンタ(20)は、プロッタ、複写機、FAX等でも適用可能である。また、ホスト装置(10)は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、ミニコンピュータ等でも適用可能である。また、制御部(1010、2010)は、ソフトウェア、ROM、RAM等でも適用可能である。また、接続部(1020、2020)は、シリアルインタフェースボード、パラレルインタフェースボード、ネットワークインタフェースボード等でも適用可能である。また、記憶部(1030、2030)は、メモリ、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気テープ装置等でも適用可能である。また、印刷部(2040)は、レーザビーム方式、バブルジェット(R)方式、LED方式、熱転写方式等でも適用可能である。また、表示部(1040)は、CRT、液晶等でも適用可能である。また、入力部(1070)は、キーボード、マウス、トラックボール等でも適用可能である。また、媒体読取部(1050)は、FD装置、MO装置、CD−ROM装置、ICメモリカード装置等でも適用可能である。また、記録媒体(1060)は、FD、MO、CD−ROM、ICメモリカード等でも適用能である。
また、本発明は上述のように、複数の機器(たとえば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても1つの機器(たとえば、複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用することも可能である。
また、キャリブレーション情報として感光体もしくは中間転写体上の濃度情報として説明したが、紙等の記録媒体に画像を形成し、出力画像の濃度情報を測定する測定部を有した印刷装置に適用することも可能である。この場合、キャリブレーションごとに出力媒体による出力が行われるが、高精度なキャリブレーションが可能となる。また、上述した実施例の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、上記実施例の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることにより実施することも可能である。
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えば、かかるプログラムコードを格納した記録媒体は本実施例を構築することは可能となる。
なお、かかるプログラムコードを格納する記録媒体としては、例えば、フロッピー(R)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることも可能である。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施例の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは、他のアプリケーションソフト等と共同して上述した実施例の処理動作が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施例に含まれることは言うまでもない。
さらに供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施例の処理動作が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明は、キャリブレーションを行う機器に適用可能である。
本発明にかかる情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例におけるキャリブレーション、および、印刷ジョブ作成を説明するための図である。 本発明の一実施例における印刷制御であるキャリブレーションを示すフローチャートである。 記録媒体の情報をホスト装置にロードする際の例を示す図である。 記録媒体に格納されるデータ内容の構成を示す図である。 モジュールがホスト装置の記憶部にロードされて動作可能となった状態のメモリマップを示唆する図である。 キャリブレーション情報のデータ形式を示す図である。 変化率テーブルのデータ形式を示す図である。 ジョブ分割テーブルの構成例を示す図である。 理論濃度値とプリンタの実濃度値との関係を示す図である。 ホスト装置とプリンタの双方向通信を示すための概念図である。 従来のキャリブレーションおよび印刷ジョブの作成を説明するための概念図である。 印刷を行った場合に品位劣化が生じない出力例を示す図である。 印刷を行った場合に品位劣化が生じた出力例を示す図である。
符号の説明
10 ホスト装置
20 プリンタ
1010、1011、2010 制御部
1012 変化量算出部
1013 分割量決定部
1020、2020 接続部
1030、2030 記憶部
1040 表示部
1050 媒体読取部
1060 記録媒体
1070 入力部
2040 印刷部
2050 濃度測定部

Claims (24)

  1. 情報処理装置と、印刷装置と、が接続し、補正データにより補正された印刷データを前記情報処理装置が前記印刷装置に送信し、前記印刷装置において前記印刷データに基づいて印刷処理を行う情報処理システムにおける情報処理装置であって、
    前記印刷装置の保有する最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記最新のキャリブレーション情報と、前記記憶手段に記憶されている過去のキャリブレーション情報と、の変化量を算出する変化量算出手段と、
    前記変化量算出手段により算出した変化量に基づいて、前記印刷データを含む印刷ジョブを分割するための印刷量を決定する分割量決定手段と、
    前記分割量決定手段により決定した印刷量に基づいて前記印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割し、該分割した複数の分割ジョブを前記印刷装置に順次転送するジョブ分割手段と、
    前記ジョブ分割手段により前記複数の分割ジョブが前記印刷装置に順次転送される毎に、前記最新のキャリブレーション情報に基づいて前記補正データを更新するキャリブレーション手段と、
    前記キャリブレーション手段により更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する印刷データ補正手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記分割量決定手段は、
    前記変化量算出手段により算出した変化量と所定期間に出力された枚数とを基に変化率を算出する変化率算出手段と、
    前記変化率算出手段により算出された変化率から前記変化量を与える出力枚数を算出する出力枚数算出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記出力枚数算出手段は、
    前記変化率算出手段より算出される複数の変化率のうち最大値を用いて前記出力枚数を算出することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記出力枚数算出手段は、
    前記変化率算出手段より算出される複数の変化率のうち中央値、または、平均値を用いて前記出力枚数を算出することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  5. 前記出力枚数算出手段は、
    前記算出する出力枚数の下限値と上限値との少なくとも1つの値を保持することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記変化率算出手段は、
    過去N回(Nは任意の整数)のキャリブレーションにおける変化率を保持しており、前記N回の変化率を基に前記出力枚数の算出に用いる変化率を算出することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  7. 前記印刷データ補正手段により補正された印刷データは、
    前記ジョブ分割手段により前記印刷装置へ転送される複数の分割ジョブに含まれることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 前記キャリブレーション手段と、前記印刷データ補正手段とは、前記印刷装置において機能することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  9. 前記キャリブレーション情報は、
    前記印刷装置において理論濃度値に基づいて印刷された結果を測定することで得られる実濃度値と前記印刷装置により所定の時点からカウントされた出力枚数とを少なくとも含む情報であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  10. 前記補正データは、
    理論濃度値と該理論濃度値の補正量とを対応付けたデータであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  11. 前記印刷量は前記印刷装置において印刷する用紙の枚数であることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  12. 前記キャリブレーションにおける変化率は、
    異なる色材毎に算出されたキャリブレーション情報の変化率に対し、各色材毎に設定された係数値を乗じたものであることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置と、印刷装置と、が接続し、補正データにより補正された印刷データを前記情報処理装置が前記印刷装置に送信し、前記印刷装置において前記印刷データに基づいて印刷処理を行う情報処理システムにおける印刷装置であって、
    前記情報処理装置における処理とは独立して所定のタイミングでキャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持することを特徴とする印刷装置。
  14. 前記情報処理装置からキャリブレーション情報の送信を要求された際に、キャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持することを特徴とする請求項13記載の印刷装置。
  15. 前記情報処理装置における処理とは独立して所定のタイミングでキャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持するか、または、前記情報処理装置からキャリブレーション情報の送信を要求された際に、キャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持するか、の選択を行うことを特徴とする請求項14記載の印刷装置。
  16. 前記キャリブレーション情報は、
    前記印刷装置において理論濃度値に基づいて印刷された結果を測定することで得られる実濃度値と前記印刷装置により所定の時点からカウントされた出力枚数とを少なくとも含む情報であることを特徴とする請求項13から15の何れか1項に記載の印刷装置。
  17. 請求項1から請求項12の何れか1項に記載の情報処理装置と、請求項13から請求項15の何れか1項に記載の印刷装置と、が接続してなることを特徴とする情報処理システム。
  18. 情報処理装置と、印刷装置と、が接続してなる情報処理システムにおいて、補正データにより補正された印刷データを前記情報処理装置が前記印刷装置に送信し、前記印刷装置において前記印刷データに基づいて印刷処理を行う印刷方法であって、
    前記情報処理装置が、前記印刷装置から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報を保持する工程と、
    前記情報処理装置が、前記保持した最新のキャリブレーション情報と、過去のキャリブレーション情報と、からキャリブレーション情報の変化率を算出し、該算出した変化率から所定の変化量を与える印刷量を算出する工程と、
    前記情報処理装置が、前記印刷量に基づいて前記印刷データを含む印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割し、該分割した複数の分割ジョブを前記印刷装置へ順次転送する工程と、
    前記情報処理装置が、前記複数の分割ジョブが前記記憶装置に順次転送される毎に、前記最新のキャリブレーション情報に基づいて、前記補正データを更新し、該更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する工程と、
    前記補正された印刷データに基づき当該分割ジョブの印刷処理を前記印刷装置に実行させる工程と、
    を行うことを特徴とする印刷方法。
  19. 情報処理装置と、印刷装置と、が接続してなる情報処理システムにおいて、補正データにより補正された印刷データを前記情報処理装置が前記印刷装置に送信し、前記印刷装置において前記印刷データに基づいて印刷処理を実行させる印刷プログラムであって、
    前記印刷装置から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報を保持する処理と、
    前記保持した最新のキャリブレーション情報と、過去のキャリブレーション情報とから変化率を算出し、該算出した変化率から所定の変化量を与える印刷量を算出する処理と、
    前記算出した印刷量に基づいて前記印刷データを含む印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割し、該分割した複数の分割ジョブを前記印刷装置へ順次転送する処理と、
    前記複数の分割ジョブが順次転送される毎に、前記最新のキャリブレーション情報に基づいて、前記補正データを更新し、該更新された補正データに基づき当該分割ジョブの印刷データを補正する処理と、
    前記補正された印刷データに基づき当該分割ジョブの印刷を前記印刷装置に実行させる処理と、
    を前記情報処理装置に実行させることを特徴とする印刷プログラム。
  20. 予め設定された色補正条件に応じた色補正を画像データに対して行い、画像出力部に出力する画像処理部で用いられる画像処理方法であって、
    前記画像出力部から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得したキャリブレーション情報を保持する工程と、
    前記保持した最新のキャリブレーション情報と過去のキャリブレーション情報とに基づいて、キャリブレーション情報の変化率を算出し、該算出した変化率からキャリブレーションの実行タイミングを設定する工程と、
    前記設定された実行タイミングにより前記画像出力部にキャリブレーション処理を行わせ、前記キャリブレーション処理の結果を前記画像出力部から取得し、該取得したキャリブレーション処理の結果を基に前記色補正条件を設定する工程と、
    を前記画像処理が行うことを特徴とする画像処理方法。
  21. 画像出力ジョブを出力画像枚数に応じて複数の画像出力ジョブに分割し、該分割した画像出力ジョブの終了に応じて前記画像出力部に対して前記キャリブレーション処理の実行を指示する工程を前記画像処理部が行うことを特徴とする請求項20記載の画像処理方法。
  22. 前記キャリブレーション処理の実行間隔を設定し、該設定したキャリブレーション処理の実行間隔に応じて、前記画像出力部に対して前記キャリブレーション処理の実行を指示する工程を前記画像処理部が行うことを特徴とする請求項20または21記載の画像処理方法。
  23. 予め設定された色補正条件に応じた色補正を画像データに対して行い、画像出力部に出力する画像処理部で実行される画像処理プログラムであって、
    前記画像出力部から最新のキャリブレーション情報を取得し、該取得した最新のキャリブレーション情報と過去のキャリブレーション情報とに基づき、キャリブレーション情報の変化率を算出し、該算出した変化率からキャリブレーションの実行タイミングを設定し、該設定した実行タイミングにより前記画像出力部にキャリブレーション処理を行わせ、前記キャリブレーション処理結果を前記画像処理部から取得し、該取得したキャリブレーション処理の結果を基に前記色補正条件を設定する処理を前記画像処理部に実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  24. 請求項19記載の印刷プログラム、または、請求項23記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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