JP2016132017A - レーザー加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工効率を更に高めたレーザー加工装置を提供する。
【解決手段】被加工物(11)を保持する保持手段(6)と、レーザー光線(L)を照射するレーザー照射手段(30)と、保持手段とレーザー照射手段とを加工送り方向に相対的に移動させる加工送り手段(8)と、保持手段とレーザー照射手段とを割り出し送り方向に相対的に移動させる割り出し送り手段(8)と、各部の動きを制御する制御手段(44)と、を備え、制御手段は、保持手段に対してレーザー照射手段を停止させる停止ステップに要する時間をta、レーザー光線の照射位置を次の分割予定ラインに合わせる割り出しステップに要する時間をtbとして、tb>taである場合、停止ステップと割り出しステップとを同時に開始し、停止ステップが終了した後の割り出しステップの残りの時間(tb−ta)を利用して、保持手段に対してレーザー照射手段を加速させる開始ステップを実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物を加工するレーザー加工装置に関する。
分割予定ラインで区画された各領域にIC等のデバイスが形成された半導体ウェーハは、例えば、レーザー加工装置で加工され、各デバイスに対応する複数のデバイスチップへと分割される。レーザー加工装置は、一般に、半導体ウェーハ等の被加工物を吸引保持するチャックテーブルと、レーザー光線を照射するレーザー照射ユニットとを備えている。
このレーザー加工装置で被加工物を加工するには、レーザー照射ユニットとチャックテーブルとを分割予定ラインに対して平行な方向に相対移動(以下、加工送りとも呼ぶ)させながら、レーザー照射ユニットからレーザー光線を照射する。これにより、チャックテーブルに吸引保持された被加工物の分割予定ラインに沿ってレーザー光線を照射し、被加工物を加工できる。
ところで、上述のようなレーザー加工装置の加工効率を高めるために、分割予定ラインに対して平行な方向にレーザー照射ユニットとチャックテーブルとを往復移動させながら被加工物を加工する加工方法が実用化されている。
この加工方法では、例えば、往路での加工が終了した後に、レーザー照射ユニットとチャックテーブルとの相対移動(加工送り)を停止させる。次に、分割予定ラインに対して垂直な方向にレーザー照射ユニットとチャックテーブルとを相対移動(以下、割り出し送りとも呼ぶ)させて、復路で加工すべき分割予定ラインの延長線上にレーザー光線の照射位置を合せる。その後、復路での加工を開始する。
また、加工送りの停止に要する時間、及び割り出し送りに要する時間に着目した新たな技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、加工送りの停止と割り出し送りとを並列に実施して、割り出し送りに要する時間を実質的にゼロとすることで、次の加工の開始までに要する時間を短縮して加工効率を高めている。
特開2012−161799号公報
近年では、デバイスチップの生産性を高めるために、被加工物の大型化が進められている。被加工物が大型化すると、加工すべき分割予定ラインの数も増えるので、レーザー加工装置には、更なる加工効率の向上が求められている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加工効率を更に高めたレーザー加工装置を提供することである。
本発明によれば、レーザー光線を照射して被加工物を加工するレーザー加工装置であって、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー照射手段と、該保持手段と該レーザー照射手段とを加工送り方向に相対的に移動させる加工送り手段と、該保持手段と該レーザー照射手段とを割り出し送り方向に相対的に移動させる割り出し送り手段と、各部の動きを制御する制御手段と、を備え、該制御手段は、該保持手段に対して該レーザー照射手段を該加工送り方向に平行な第1の向きに所定の速さで移動させながら、該レーザー照射手段からレーザー光線を照射して、該保持手段に保持された被加工物を任意の分割予定ラインに沿って被加工物の端部まで加工する加工ステップと、該加工ステップの後、該保持手段に対して該レーザー照射手段を停止させる停止ステップと、該保持手段と該レーザー照射手段とを該割り出し送り方向に相対的に移動させて、該レーザー光線の照射位置を次に加工する分割予定ラインの延長線上に合わせる割り出しステップと、該停止ステップの後、該保持手段に対して該レーザー照射手段を該第1の向きとは反対の第2の向きに加速させて、該レーザー光線が被加工物の端部に達する前に該所定の速さに到達させる開始ステップと、を実施する際に、該停止ステップに要する時間をta、該割り出しステップに要する時間をtbとして、tb>taである場合、該加工ステップの後に該停止ステップと該割り出しステップとを同時に開始し、該停止ステップが終了した後の該割り出しステップの残りの時間(tb−ta)を利用して該開始ステップを実施することを特徴とするレーザー加工装置が提供される。
本発明に係るレーザー加工装置では、停止ステップに要する時間よりも割り出しステップに要する時間の方が長くなる場合に、停止ステップと割り出しステップとを同時に開始し、停止ステップが終了した後の割り出しステップの残りの時間を利用して開始ステップを実施するので、停止ステップに要する時間を実質的にゼロとし、開始ステップに要する時間を実質的に短縮できる。
すなわち、本発明に係るレーザー加工装置では、停止ステップと割り出しステップとを並列に実施し、且つ、割り出しステップと開始ステップとを並列に実施するので、次の加工までに要する時間を短縮して加工効率を更に高めることができる。
レーザー加工装置を模式的に示す図である。 被加工物が加工される様子を模式的に示す斜視図である。 図3(A)、図3(B)、及び図3(C)は、割り出しステップと開始ステップとを並列に実施する場合のレーザー光線の軌跡の例を模式的に示す平面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るレーザー加工装置を模式的に示す図である。図1に示すように、本実施形態のレーザー加工装置2は、各構造が搭載される直方体状の基台4を備えている。
基台4の上面には、チャックテーブル(保持手段)6をX軸方向(加工送り方向)及びY軸方向(割り出し送り方向)に移動させる水平移動機構(加工送り手段、割り出し送り手段)8が設けられている。水平移動機構8は、基台4の上面に固定されY軸方向に平行な一対のY軸ガイドレール10を備えている。
Y軸ガイドレール10には、Y軸移動テーブル12がスライド可能に設置されている。Y軸移動テーブル12の裏面側(下面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Y軸ガイドレール10と平行なY軸ボールネジ14が螺合されている。
Y軸ボールネジ14の一端部には、Y軸パルスモータ16が連結されている。Y軸パルスモータ16でY軸ボールネジ14を回転させることにより、Y軸移動テーブル12はY軸ガイドレール10に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動テーブル12の表面(上面)には、X軸方向に平行な一対のX軸ガイドレール18が固定されている。X軸ガイドレール18には、X軸移動テーブル20がスライド可能に設置されている。X軸移動テーブル20の裏面側(下面側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、X軸ガイドレール18と平行なX軸ボールネジ22が螺合されている。
X軸ボールネジ22の一端部には、X軸パルスモータ24が連結されている。X軸パルスモータ24でX軸ボールネジ22を回転させることにより、X軸移動テーブル20はX軸ガイドレール18に沿ってX軸方向に移動する。
X軸移動テーブル20の表面側(上面側)には、被加工物11(図2参照)を吸引保持するチャックテーブル6が配置されている。被加工物11は、例えば、円盤状の半導体ウェーハやサファイア基板等であり、表面11a側は、中央のデバイス領域と、デバイス領域を囲む外周余剰領域とに分けられている。
デバイス領域は、格子状に配列された分割予定ライン(ストリート)でさらに複数の領域に区画されており、各領域にはIC等のデバイス13が形成されている。被加工物11の裏面11b側には、粘着テープ15が貼着されており、粘着テープ15の外周部分には、環状のフレーム17が固定されている。
図1に示すように、チャックテーブル6の表面(上面)は、被加工物11を吸引保持する保持面6aとなっている。この保持面6aは、チャックテーブル6の内部に形成された流路(不図示)を通じて吸引源(不図示)と接続されている。
チャックテーブル6の下方には、回転機構(不図示)が設けられており、チャックテーブル6は、この回転機構によってZ軸の周りに回転する。また、チャックテーブル6の周囲には、環状のフレーム17を四方から挟持固定する4個のクランプ26が設けられている。
水平移動機構8の後方には、正面視で略L字状の支持構造28が設置されている。支持構造28の一方側の側面には、レーザー照射ユニット(レーザー照射手段)30をZ軸方向(鉛直方向)に移動させる鉛直移動機構32が設けられている。鉛直移動機構32は、支持構造28の一方側の側面に固定されZ軸方向に平行なZ軸ガイドレール34を備えている。
Z軸ガイドレール34には、支持ブロック36がスライド可能に設置されている。支持ブロック36の裏面側(支持構造28側)には、ナット部(不図示)が設けられており、このナット部には、Z軸ガイドレール34と平行なZ軸ボールネジ(不図示)が螺合されている。
Z軸ボールネジの一端部には、Z軸パルスモータ38が連結されている。Z軸パルスモータ38でZ軸ボールネジを回転させることにより、支持ブロック36は、Z軸ガイドレール34に沿ってZ軸方向に移動する。支持ブロック36には、レーザー照射ユニット30を支持する支持アーム40が固定されている。
支持アーム40には、レーザー光線L(図2参照)を下方に照射するレーザー照射ユニット30が設けられている。レーザー照射ユニット30は、集光器(不図示)を備えており、レーザー発振器(不図示)でパルス発振されるレーザー光線Lを、チャックテーブル6に吸引保持された被加工物11に照射する。
レーザー照射ユニット30と隣接する位置には、被加工物11の表面11a側を撮像するカメラ42が設置されている。カメラ42で撮像された画像は、例えば、被加工物11に対するレーザー照射ユニット30の位置等を調整する際に使用される。
チャックテーブル6、水平移動機構8、レーザー照射ユニット30、鉛直移動機構32、カメラ42等の各構成要素は、制御装置(制御手段)44に接続されている。制御装置44は、被加工物11が適切に加工されるように各構成要素の動作を制御する。
図2は、本実施形態のレーザー加工装置2で被加工物11が加工される様子を模式的に示す斜視図である。制御装置44は、レーザー光線Lの照射位置を加工対象の分割予定ラインの延長線上に位置付けた後に、後述する加工ステップ、停止ステップ、割り出しステップ、開始ステップを繰り返して被加工物11を加工する。
なお、本実施形態のレーザー加工装置2では、チャックテーブル6側をX軸方向及びY軸方向に移動させるが、本発明のレーザー加工装置は、チャックテーブル6とレーザー照射ユニット30とを相対的に移動できるように構成されていれば良い。具体的には、例えば、レーザー照射ユニット30側をX軸方向及びY軸方向に移動させることも可能である。そのため、以下の説明では、チャックテーブル6とレーザー照射ユニット30との相対的な動きのみについて言及する。
加工ステップでは、チャックテーブル6に対してレーザー照射ユニット30をX軸方向に平行な第1の向き(例えば、向きX1)に任意の速さvで移動させながら、レーザー照射ユニット30からレーザー光線Lを照射する。速さvは、例えば、被加工物11の材質や厚さ、レーザー光線Lの波長、パワー密度、繰り返し周波数等の条件に応じて設定される。これにより、図2に示すように、加工対象の分割予定ラインに沿って分割の起点となる起点領域19を形成できる。
起点領域19は、被加工物11に吸収され易い波長のレーザー光線を用いて形成される加工溝でも良いし、被加工物11に吸収され難い波長のレーザー光線を用いて形成される改質領域でも良い。加工対象の分割予定ラインに沿って被加工物11が端部まで加工されると、加工ステップは終了する。
加工ステップの後には、チャックテーブル6に対してレーザー照射ユニット30を停止させる停止ステップを実施する。また、チャックテーブル6とレーザー照射ユニット30とをY軸方向に相対的に移動させて、レーザー光線Lの照射位置を次に加工すべき分割予定ラインの延長線上に合わせる割り出しステップを実施する。
さらに、停止ステップの後には、チャックテーブル6に対してレーザー照射ユニット30を第1の向きとは反対の第2の向き(例えば、向きX2)に所定の速さvまで加速させる開始ステップを実施する。この開始ステップでは、レーザー光線L(レーザー光線Lの照射位置)が被加工物11の端部に達する前に、チャックテーブル6に対してレーザー照射ユニット30を所定の速さvまで加速させる。
開始ステップの後には、再び加工ステップが実施される。なお、この加工ステップでは、チャックテーブル6に対してレーザー照射ユニット30を第2の向き(例えば、向きX2)に速さvで移動させながら、レーザー照射ユニット30からレーザー光線Lを照射する。
このように、チャックテーブル6に対してレーザー照射ユニット30を往復移動させながら被加工物11を加工することで、往路のみ、又は復路のみで加工する場合と比べて加工効率を高めることができる。
また、制御装置44は、上述した停止ステップ、割り出しステップ、開始ステップを実施する際に、停止ステップと割り出しステップとを並列に実施する。更に、所定の条件を満たす場合、制御装置44は、割り出しステップと開始ステップとを並列に実施する。
具体的には、停止ステップに要する時間をta、割り出しステップに要する時間をtbとして、tb>taを満たす場合、制御装置44は、割り出しステップと開始ステップとを並列に実施する。図3(A)、図3(B)、及び図3(C)は、割り出しステップと開始ステップとを並列に実施する場合のレーザー光線Lの軌跡の例を模式的に示す平面図である。
図3(A)、図3(B)、及び図3(C)に示すように、レーザー光線Lの軌跡T上の点P1で加工ステップが終了すると、停止ステップ及び割り出しステップが同時に開始される。tb>taを満たしている場合、割り出しステップより先に停止ステップが終了するので、停止ステップが終了した直後の割り出しステップの残りの時間は、tb−taである。
ここで、開始ステップに要する時間をtcとすると、tb−ta>tcを満たす場合の軌跡Tは、図3(A)のようになる。すなわち、停止ステップが点P2で終了し、その後の任意の点P3で開始ステップが開始される。すなわち、点P2と点P3との間では、割り出しステップのみが実施される。
例えば、割り出しステップの残りの時間がtcに等しくなるタイミングで開始ステップを開始すると、図3(A)に示すように、割り出しステップは点P4で終了し、同時に、点P5で開始ステップが終了する。このように、加工効率を高める観点からは、割り出しステップの残りの時間がtcより短くならないタイミングで開始ステップを開始することが好ましい。
一方で、tb−ta=tcを満たす場合の軌跡Tは、図3(B)のようになる。すなわち、停止ステップが点P2で終了し、同時に、点P3で開始ステップが開始される。また、割り出しステップは点P4で終了し、同時に、点P5で開始ステップが終了する。
さらに、tb−ta<tcを満たす場合の軌跡Tは、図3(C)のようになる。この場合にも、停止ステップが点P2で終了し、同時に、点P3で開始ステップが開始される。一方、tb−ta<tcなので、割り出しステップは点P4で先に終了する。その後、点P5で開始ステップが終了する。
以上のように、本実施形態に係るレーザー加工装置2では、停止ステップに要する時間taよりも、割り出しステップに要する時間tbの方が長くなる場合に、停止ステップと割り出しステップとを同時に開始し、停止ステップが終了した後の割り出しステップの残りの時間(tb−ta)を利用して開始ステップを実施するので、停止ステップに要する時間を実質的にゼロとし、開始ステップに要する時間を実質的に短縮できる。
すなわち、本実施形態に係るレーザー加工装置2では、停止ステップと割り出しステップとを並列に実施し、且つ、割り出しステップと開始ステップとを並列に実施するので、次の加工までに要する時間を短縮して加工効率を更に高めることができる。
なお、上記実施形態に係る構成、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 レーザー加工装置
4 基台
6 チャックテーブル(保持手段)
6a 保持面
8 水平移動機構(加工送り手段、割り出し送り手段)
10 Y軸ガイドレール
12 Y軸移動テーブル
14 Y軸ボールネジ
16 Y軸パルスモータ
18 X軸ガイドレール
20 X軸移動テーブル
22 X軸ボールネジ
24 X軸パルスモータ
26 クランプ
28 支持構造
30 レーザー照射ユニット(レーザー照射手段)
32 鉛直移動機構
34 Z軸ガイドレール
36 支持ブロック
38 Z軸パルスモータ
40 支持アーム
42 カメラ
44 制御装置(制御手段)
T 軌跡
P1,P2,P3,P4,P5 点

Claims (1)

  1. レーザー光線を照射して被加工物を加工するレーザー加工装置であって、
    被加工物を保持する保持手段と、
    該保持手段に保持された被加工物にレーザー光線を照射するレーザー照射手段と、
    該保持手段と該レーザー照射手段とを加工送り方向に相対的に移動させる加工送り手段と、
    該保持手段と該レーザー照射手段とを割り出し送り方向に相対的に移動させる割り出し送り手段と、
    各部の動きを制御する制御手段と、を備え、
    該制御手段は、
    該保持手段に対して該レーザー照射手段を該加工送り方向に平行な第1の向きに所定の速さで移動させながら、該レーザー照射手段からレーザー光線を照射して、該保持手段に保持された被加工物を任意の分割予定ラインに沿って被加工物の端部まで加工する加工ステップと、該加工ステップの後、該保持手段に対して該レーザー照射手段を停止させる停止ステップと、該保持手段と該レーザー照射手段とを該割り出し送り方向に相対的に移動させて、該レーザー光線の照射位置を次に加工する分割予定ラインの延長線上に合わせる割り出しステップと、該停止ステップの後、該保持手段に対して該レーザー照射手段を該第1の向きとは反対の第2の向きに加速させて、該レーザー光線が被加工物の端部に達する前に該所定の速さに到達させる開始ステップと、を実施する際に、
    該停止ステップに要する時間をta、該割り出しステップに要する時間をtbとして、tb>taである場合、該加工ステップの後に該停止ステップと該割り出しステップとを同時に開始し、該停止ステップが終了した後の該割り出しステップの残りの時間(tb−ta)を利用して該開始ステップを実施することを特徴とするレーザー加工装置。
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