JP2016131503A - 電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】電動リールにおいて、調整部材及びクラッチ操作部材を連携して操作しやすくする。【解決手段】電動リール100は、リール本体1、スプール2、モータ、調整部材4、ハンドル5、クラッチ機構、及びクラッチ入り操作部72を備える。調整部材4は、モータの出力を調整するために使用者に操作される。調整部材4は、第1リール本体部11において釣竿装着部13と反対側の面に配置される。クラッチ入り操作部72は、クラッチ機構を伝達状態にするために使用者に操作される。クラッチ入り操作部72は、第1リール本体11とスプール2の外周部とに沿って配置され、調整部材4に近接して配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、電動リールに関するものである。
小型の電動リールにおいて、スプールをサミングする指でモータの出力を調整するために、スプールフランジの近傍に調整部材を配置し、かつ、クラッチの戻し操作をハンドルの回転操作によらず操作可能としたものが知られている。
特開2013−21969号公報 特開2014−100078号公報
特許文献1に記載された電動リールでは、調整部材とクラッチ入り操作部材を左右の側板それぞれの内壁に配置している。このため、一方の操作に続いて他方の操作をするときには、側板間を大きく指を移動させるか、左右両手の指で操作しなくてはならない。
特許文献2の電動リールでは、クラッチ入り操作部がクラッチ操作部材の後面に設けられている。このため、連続的に操作するためにはクラッチ操作部材をまたいで指を動かす必要がある。
本発明の課題は、電動リールにおいて、調整部材及びクラッチ操作部材を連携して操作しやすくすることにある。
本発明のある側面に係る電動リールは、釣糸を前方に繰り出す。この電動リールは、リール本体、スプール、モータ、調整部材、ハンドル、クラッチ機構、及びクラッチ入り操作部を備える。リール本体は、第1リール本体部、第2リール本体部、及び釣竿装着部を有する。スプールは、第1リール本体部と第2リール本体部との間に配置される。モータは、スプールを回転駆動する。調整部材は、モータの出力を調整するために使用者に操作される。調整部材は、第1リール本体部において釣竿装着部と反対側の面に配置される。ハンドルは、リール本体に回転可能に装着される。ハンドルは、スプールを回転させる。クラッチ機構は、伝達状態と遮断状態とに切り替わる。伝達状態では、クラッチ機構は、ハンドルとスプールとの間で回転を伝達する。遮断状態では、クラッチ機構は、ハンドルとスプールとの間で回転の伝達を遮断する。クラッチ入り操作部は、クラッチ機構の状態を伝達状態にするために使用者に操作される。クラッチ入り操作部は第1リール本体部とスプール外周部とに沿って調整部材に近接して配置される。
この構成によれば、クラッチ入り操作部が調整部材に近接して配置されている。このため、クラッチ入り操作部と調整部材とを連携して操作する際の指の移動距離が短くなり、操作しやすくなる。
好ましくは、クラッチ入り操作部を前方に向かって移動させることによって、クラッチ機構は伝達状態となる。
好ましくは、クラッチ入り操作部は、径方向視において、第1リール本体部と少なくとも一部が重なる。
好ましくは、電動リールは、クラッチ切操作部をさらに備える。クラッチ切操作部は、スプールの後方に配置される。また、クラッチ切操作部は、第1リール本体部と第2リール本体部との間を延びる。
好ましくは、周方向において、クラッチ入り操作部は、第1リール本体部に沿ってクラッチ切操作部から調整部材まで延びる。
好ましくは、クラッチ入り操作部は、第2リール本体部に向かって突出する。
好ましくは、調整部材は、回転可能に第1リール本体部に取り付けられる。
好ましくは、調整部材は、第1リール本体部から少なくとも一部が突出している。
好ましくは、クラッチ入り操作部は、回転軸周りに揺動可能である。
本発明によれば、電動リールにおいて、調整部材及びクラッチ入り操作部を連携して操作しやすい。
電動リールの斜視図。 電動リールの平面図。 電動リールの分解図。 図2のIV−IV線断面図。 図2のV−V線断面図。
以下、本発明に係る電動リールの実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は電動リールの斜視図である。なお、以下の説明において、軸方向とは、スプールの回転軸が延びる方向、すなわち、スプール軸の延びる方向を意味する。また、径方向とは、スプールの回転軸を中心とした円の径方向を示し、周方向とは、スプールの回転軸を中心とした円の周方向を示す。また、径方向視とは、径方向に沿って見た状態を意味する。
図1に示すように、電動リール100は、前方に釣糸を繰り出すように構成されている。この電動リール100は、リール本体1、スプール2、モータ3(図2参照)、調整部材4、ハンドル5、クラッチ機構6(図4参照)、及びクラッチ操作部材7を備えている。また、電動リール100は、スプール軸20(図4参照)、及びリンク機構8(図3参照)も備えている。
リール本体1は、第1リール本体部11と、第2リール本体部12と、釣竿装着部13と、を有している。第1リール本体部11と第2リール本体部12とは、軸方向に互いに間隔をあけて配置されている。詳細には、第1リール本体部11はスプール2の第1端部側に配置され、第2リール本体部12はスプール2の第2端部側に配置される。第1リール本体部11と第2リール本体部12とは、互いに連結部14(図4参照)を介して連結されている。
図2に示すように、第1リール本体部11は、第1側板11aと、第1カバー11bとを有している。第1リール本体部11は、内部に収容空間を有している。この収容空間は、第1側板11aと第1カバー11bとによって画定される。
図3に示すように、収容空間内には、回転伝達機構101が収容されている。回転伝達機構101は、ハンドル5の回転をスプール2などに伝達する機構である。回転伝達機構101は、ハンドル5と一体的に回転する駆動軸101a、駆動軸101aと一体的に回転する駆動ギア101b、及び駆動ギア101bと噛み合うピニオンギア101cを有している。
図4に示すように、第2リール本体部12は、第2側板12aと、第2カバー12bと、を有している。第2側板12aは、連結部14を介して、第1側板11aと接続されている。この第1側板11aと第2側板12aと連結部14とは、一体的に形成されており、リール本体1のフレームを構成している。例えば、第1側板11a、第2側板12a、及び連結部14は、アルミ合金でダイキャスト成形によって一体的に形成されている。
図3に示すように、釣竿装着部13は、釣竿に装着されるように構成されている。釣竿装着部13は、前後方向に延びている。釣竿装着部13は、連結部14に取り付けられている。
リール本体1は、水深表示部15をさらに備えている。水深表示部15は、釣り糸の先端に装着された仕掛けの水深を表示する。水深表示部15は、第1リール本体部11と第2リール本体部12とに架けられるように取り付けられている。また、水深表示部15は、釣竿装着部13と反対側に配置されている。
図5に示すように、水深表示部15は、ケース部151、リール制御部152、表示器153、主回路基板154と、副回路基板155と、モータ駆動回路156と、スイッチ部157とを有する。なお、リール制御部152、表示器153、主回路基板154、副回路基板155、及びモータ駆動回路156は、ケース部151内に収容されている。
ケース部151は、第1側板11a及び第2側板12aの上部に載置される。ケース部151は、第1側板11a及び第2側板12aに固定されている。スイッチ部157は、表示操作を行うための複数の操作ボタンを有している。
リール制御部152は、例えば、マイクロコンピュータによって構成される。表示器153は、水深表示用の液晶ディスプレイから構成される。主回路基板154には、リール制御部152と、表示器153と、モータ駆動回路156と、が搭載される。副回路基板155には、位相検出部158が搭載される。副回路基板155は、主回路基板154と電気的に接続される。副回路基板155は、主回路基板154に対して直交して配置される。
図3に示すように、ケース部151は、ケース本体部151a、第1脚部151b、及び第2脚部151cを有している。ケース本体部151a内に、リール制御部152、表示器153、主回路基板154、及びモータ駆動回路156が収容されている。第1脚部151b及び第2脚部151cは、ケース本体部151aから後方に延びている。なお、第1脚部151bは、第1リール本体部11の一部であり、第2脚部151cは、第2リール本体部12の一部である。
図4に示すように、第1脚部151bは、基板収容空間151dを有している。基板収容空間151dは、下方に開口している。この基板収容空間151dに、副回路基板155、及び位相検出部158が収容される。
スプール2は、第1リール本体部11と第2リール本体部12との間に配置されている。詳細には、スプール2は、略円筒状であって軸方向に延びている。スプール2は、スプール軸20に取り付けられている。すなわち、スプール2は、スプール軸20と一体的に回転する。
スプール軸20は、第1リール本体部11と第2リール本体部12とによって回転可能に支持されている。詳細には、スプール軸20は、軸受部材102a,102bを介して、第1リール本体部11及び第2リール本体部12に支持されている。
スプール2は、円筒部22と、第1フランジ部23、第2フランジ部24を有している。第1フランジ部23及び第2フランジ部24は、円筒部22の両端部から径方向外側に延びている。詳細には、第1フランジ部23は、円筒部22の第1リール本体部11側の端部に形成されている。また、第2フランジ部24は、円筒部22の第2リール本体部12側の端部に形成されている。
モータ3は、スプール2を回転駆動する。図5に示すように、モータ3は、例えば、スプール2の前方において、リール本体1内に収容されている。モータ3の回転軸は、スプール軸20と平行に延びている。
調整部材4は、モータ3の出力を調整するために使用者に操作される部材である。図4に示すように、調整部材4は、第1リール本体部11において釣竿装着部13と反対側の面に配置されている。すなわち、釣竿装着部13を下にして電動リール100を置いた状態において、調整部材4は、第1リール本体部11の上面に配置されている。
調整部材4は、回転可能に第1リール本体部11に取り付けられる。詳細には、第1リール本体部11の一部である第1脚部151bに回転可能に取り付けられている。使用者が調整部材4を回転操作することによって、モータ3の出力が調整される。すなわち、調整部材4の回転位置に応じてモータ3の出力が調整される。
調整部材4には、検出子41が取り付けられている。位相検出部158は、検出子41の位相検出部158に対する相対的な回転位相を検出可能である。リール制御部152は、モータ3の出力を調整部材4の回転位置に応じて複数段階に調整するモータ制御部の機能を有する。例えば、スプール2の回転速度が複数段階に調整される。また、例えば、釣り糸に作用する張力が複数の段階に調整される。なお、リール制御部152は、水深表示部15を表示制御する表示制御機能も有する。
調整部材4は、第1リール本体部11から少なくとも一部が突出している。詳細には、調整部材4は、円筒状である。調整部材4の回転軸は、スプール軸20と平行に延びている。この調整部材4の外周部の一部が、第1リール本体部11から上方に突出している。
図1に示すように、ハンドル5は、スプール2を回転させるための部材であって、リール本体1に回転可能に装着されている。ハンドル5は、例えば、第1リール本体部11に回転可能に装着されている。図3に示すように、ハンドル5を回転させることによって、駆動軸101a及び駆動ギア101bが回転し、ピニオンギア101cが回転する。
クラッチ機構6は、ハンドル5とスプール2との間で回転を伝達する伝達状態及び回転を遮断する遮断状態に切り替わる。詳細には、クラッチ機構6は、ピニオンギア101cに形成された係合部101dと、スプール軸20の係合ピン101e(図4参照)とによって構成される。ピニオンギア101cが軸方向の第1リール本体部11側に移動すると、係合部101dと係合ピン101eとが係合する。これによって、ハンドル5とスプール2とが連結される。すなわち、クラッチ機構6は伝達状態となり、ハンドル5とスプール2との間で回転が伝達される。一方、ピニオンギア101cが軸方向の第2リール本体部12側に移動すると、係合部101dと係合ピン101eとの係合が解除される。これによって、ハンドル5とスプール2との連結が遮断される。すなわち、クラッチ機構6は遮断状態となり、ハンドル5とスプール2との間で回転の伝達が遮断される。例えば、釣糸繰り出し時にスプール2が回転しても、ハンドル5は回転しない。
図3に示すように、クラッチ操作部材7は、クラッチ機構6の状態を切り換えるために使用者に操作される部材である。使用者がクラッチ操作部材7を操作することによって、クラッチ機構6の状態を、伝達状態と遮断状態との間で切り換える。
クラッチ操作部材7は、回転軸周りに揺動可能である。図2に示すように、クラッチ操作部材7は、クラッチ切操作部71と、クラッチ入り操作部72と、を有している。
クラッチ切操作部71は、スプール2の後方に配置されている。また、クラッチ切操作部71は、第1リール本体部11と第2リール本体部12との間を延びている。使用者は、このクラッチ切操作部71を押し下げるように操作することによって、クラッチ機構6は遮断状態となる。すなわち、クラッチ切操作部71が釣竿装着部13に近付くように移動することによって、クラッチ機構6は遮断状態となる。
クラッチ入り操作部72は、クラッチ機構6を伝達状態にする際に、使用者に操作される部分である。具体的には、使用者は、このクラッチ入り操作部72を前方に向かって押すことによって、クラッチ機構6は伝達状態となる。すなわち、クラッチ入り操作部72が前方に移動することによって、クラッチ機構6は、伝達状態となる。
図5に示すように、クラッチ入り操作部72は、調整部材4に近接して配置されている。また、クラッチ入り操作部72は、第1リール本体部11に沿って配置されるとともに、スプール2の外周部に沿って配置されている。詳細には、クラッチ入り操作部72は、スプール2の第1フランジ部23の外周に沿って延びている。また、図2に示すように、電動リール100を水深表示部15側から見た場合、クラッチ入り操作部72は、スプール2と第1リール本体部11との間に配置されている。
クラッチ入り操作部72は、周方向において、第1リール本体部11に沿ってクラッチ切操作部71から調整部材4まで延びる。具体的には、図2に示すように、電動リール100を水深表示部15側から見た場合、調整部材4とクラッチ入り操作部72とは軸方向に並んでいる。
クラッチ入り操作部72は、径方向視において、第1リール本体部11と少なくとも一部が重なる。より詳細には、クラッチ入り操作部72の一部は、径方向視において、第1脚部151bと重なっている。
クラッチ入り操作部72は、第2リール本体部12に向かって突出する。詳細には、クラッチ入り操作部72の先端部72aは、第2リール本体部12に向かって突出する。すなわち、先端部72aは、軸方向に突出している。使用者は、この先端部72aを前方に向かって押すことによって、クラッチ機構6を伝達状態とすることができる。
図3に示すように、クラッチ操作部材7は、ベースプレート73をさらに有している。ベースプレート73に、クラッチ切操作部71が取り付けられている。ベースプレート73は、第1リール本体部11と第2リール本体部12との間を延びている。ベースプレート73は、第1ガイド溝111と第2ガイド溝121とによって摺動可能に支持されている。なお、第1ガイド溝111は、第1リール本体部11の第1側板11aに形成されており、周方向に延びている。また、第2ガイド溝121は、第2リール本体部12の第2側板12aに形成されており、周方向に延びている。
ベースプレート73は、装着部73aを有している。装着部73aは、リール本体1に装着される部分である。装着部73aは、リール本体1に回転可能に装着される。詳細には、装着部73aは、取り付け板11cに装着される。取り付け板11cは、第1側板11aに固定されている。取り付け板11cは、ボス部11dを有している。ボス部11dは、円筒状であって、軸方向の外側に突出している。装着部73aは中央部に開口を有している。この装着部73aの開口内にボス部11dが挿入されることによって、装着部73aはボス部11dに回転可能に装着される。
クラッチ操作部材7は、リンク機構8を介して、クラッチ機構6を操作する。詳細には使用者がクラッチ操作部材7を操作することによって、ピニオンギア101cが軸方向に移動し、クラッチ機構6が伝達状態又は遮断状態に切り替わる。リンク機構8は、クラッチカム81、押さえ板82、及びクラッチヨーク83を有している。
クラッチカム81は、ベースプレート73と連動して回転する。クラッチカム81は、回転軸Oを中心に回転可能に配置されている。クラッチカム81は、取り付け板11cに回転可能に取り付けられている。詳細には、クラッチカム81は中央部に開口を有している。この開口に、取り付け板11cのボス部11dが挿入されることによって、クラッチカム81はボス部11dに回転可能に装着されている。
クラッチカム81は、カム面81a及び突出部81bを有している。カム面81aは、クラッチヨーク83を軸方向の外側に押圧するように構成されている。具体的には、軸方向の外側から見て、クラッチカム81が反時計回りに回転すると、カム面81aがクラッチヨーク83を軸方向の外側に押圧し、クラッチヨーク83は軸方向の外側に移動する。クラッチカム81は、例えば合成樹脂製である。
突出部81bは、半径方向外側に突出した部分であって、後述するリターン部材84が装着される部分である。クラッチカム81は、係合凸部81cをさらに有している。係合凸部81cは、軸方向の内側に突出している。この係合凸部81cが、ベースプレート73の係合穴73bと係合する。この係合によって、ベースプレート73とクラッチカム81とは、回転軸Oを中心に一体的に回転する。
クラッチヨーク83は、係合部83aを有する。このクラッチヨーク83の係合部83aにカム面81aが係合することによって、クラッチヨーク83が軸方向の外側に押圧される。クラッチヨーク83は、押さえ板82によって軸方向に移動可能に支持されている。なお、押さえ板82は、ベースプレート73及びクラッチカム81の各開口部内に配置されている。また、押さえ板82は、取り付け板11cに固定されている。
押さえ板82は、軸方向に延びる複数のピン82aを有している。各ピン82aは、軸方向の外側に延びている。クラッチヨーク83は、各ピン82aと対応する位置に貫通孔83bを有している。この各貫通孔83bに各ピン82aが挿入されることによって、クラッチヨーク83は軸方向に移動可能に支持されている。
クラッチヨーク83は、ピニオンギア101cのくびれ部101fに係合するように構成されている。このため、ピニオンギア101cは、クラッチヨーク83と連動して軸方向に移動する。なお、ピニオンギア101cが回転しても、クラッチヨーク83は回転しないように構成されている。クラッチヨーク83は、付勢部材によって軸方向の内側に付勢されている。詳細には、押さえ板82の各ピン82aに支持される複数のコイルバネ82bが、クラッチヨーク83を軸方向の内側に付勢する。
通常状態では、クラッチヨーク83は、各コイルバネ82bによって軸方向の内側に付勢されている。このため、ピニオンギア101cの係合部101dは、スプール軸20の係合ピン101eと係合している。すなわち、クラッチ機構6は、ハンドル5とスプール2とを連結している。これに対して、クラッチ操作部材7を操作して、クラッチヨーク83を軸方向の外側に移動させると、ピニオンギア101cの係合部101dと、係合ピン101eとの係合が外れる。この結果、クラッチ機構6は、ハンドル5とスプール2との連結を遮断する。
リターン部材84は、クラッチカム81の突出部81bに揺動可能に装着されている。リターン部材84は爪部84bを有している。爪部84bは、駆動軸101aと一体的に回転するラチェットホイール101gの外周部に当接している。リターン部材84は、トグルばね84aにより揺動方向の両方向に振り分けて付勢されている。ラチェットホイール101gの回転によって、リターン部材84の爪部84bが押圧されることによって、クラッチカム81が軸方向の内側へと移動させられる。すなわち、クラッチカム81は、クラッチオフ位置からクラッチオン位置へと戻される。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、第1リール本体部11にハンドル5が装着されているが、ハンドル5は第2リール本体部12に装着されていてもよい。すなわち、第2リール本体部12内に回転伝達機構101などが収容されていてもよい。
また、上記実施形態では、クラッチ切操作部71とクラッチ入り操作部72とが一つの部材によって形成されていたが、特にこれに限定されない。例えば、クラッチ切操作部71とクラッチ入り操作部72とは、別々の部材によって構成されていてもよい。この場合、クラッチプレート73を介して、クラッチ切操作部71とクラッチ入り操作部72とが連動してもよい。
1 リール本体
11 第1リール本体部
12 第2リール本体部
2 スプール
3 モータ
4 調整部材
5 ハンドル
6 クラッチ機構
71 クラッチ切操作部
72 クラッチ入り操作部

Claims (9)

  1. 釣糸を前方に繰り出す電動リールであって、
    第1リール本体部、第2リール本体部、及び釣竿装着部を有するリール本体と、
    前記第1リール本体部と前記第2リール本体部との間に配置されるスプールと、
    前記スプールを回転駆動するモータと、
    前記第1リール本体部において前記釣竿装着部と反対側の面に配置され、前記モータの出力を調整するために使用者に操作される調整部材と、
    前記リール本体に回転可能に装着され、前記スプールを回転させるためのハンドルと、
    前記ハンドルと前記スプールとの間で回転を伝達する伝達状態及び前記回転の伝達を遮断する遮断状態に切り替わるクラッチ機構と、
    前記第1リール本体部と前記スプール外周部とに沿って前記調整部材に近接して配置され、前記クラッチ機構を伝達状態にするために使用者に操作されるクラッチ入り操作部と、
    を備える、電動リール。
  2. 前記クラッチ機構は、前記クラッチ入り操作部を前方に向かって移動させることによって、前記伝達状態となる、
    請求項1に記載の電動リール。
  3. 前記クラッチ入り操作部は、径方向視において、前記第1リール本体部と少なくとも一部が重なる、
    請求項1又は2に記載の電動リール。
  4. 前記スプールの後方に配置され且つ前記第1リール本体部と前記第2リール本体部との間を延びるクラッチ切操作部をさらに備える、
    請求項1から3のいずれかに記載の電動リール。
  5. 周方向において、前記クラッチ入り操作部は、前記第1リール本体部に沿って前記クラッチ切操作部から前記調整部材まで延びる、
    請求項4に記載の電動リール。
  6. 前記クラッチ入り操作部は、前記第2リール本体部に向かって突出する、
    請求項1から5のいずれかに記載の電動リール。
  7. 前記調整部材は、回転可能に前記第1リール本体部に取り付けられる、
    請求項1から6のいずれかに記載の電動リール。
  8. 前記調整部材は、前記第1リール本体部から少なくとも一部が突出している、
    請求項1から7のいずれかに記載の電動リール。
  9. 前記クラッチ入り操作部は、回転軸周りに揺動可能である、
    請求項1から8のいずれかに記載の電動リール。
JP2015006171A 2015-01-15 2015-01-15 電動リール Active JP6467230B2 (ja)

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