JP2022010494A - 下糸巻装置及びミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者に対する利便性を向上する。【解決手段】下糸巻装置20は、切替モータ51と、切替モータ51に連結された切替レバー53と、を有している。そして、制御部70によって切替モータ51が駆動し、切替レバー53が回動されることで、検知レバー41の中間位置が検知レバー41の回動方向一方側に変更される。これにより、直径の異なるボビンに巻き付けた下糸の巻径を変更できる。ここで、下糸巻装置20は、カラーセンサ60を有しており、カラーセンサ60によって、糸巻軸32に装着されたボビンの外径を検出する。そして、制御部70が、検出したボビンの外径に基づいて、切替モータ51を駆動して切替レバー53を回動させる。このため、使用者が、装着されるボビンの外径に基づいて切替レバー53を初期位置から回動操作することなく、外径の異なるボビンに下糸を巻き付けることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、下糸巻装置及びそれを備えたミシンに関する。
下記特許文献1に記載の下糸巻装置は、ボビンの巻回量を検出する検出手段と、検出手段の検出結果を切り替えるレバーと、を備えている。そして、レバーを第1調整回転位置又は第2調整回転位置に回転させることで、検出手段の検出結果が切り替わる。これにより、ボビンに巻かれる下糸の巻回量(巻径)を変更することができる。すなわち、例えば、外径の異なるボビンに下糸を巻くことができる。
特開2019-129881号公報
しかしながら、上記下糸巻装置では、例えば、レバーを大径のボビンに対応する調整位置に合わせた状態で小径のボビンに下糸を巻くと、下糸が小径のボビンに過剰に巻かれるという問題がある。
また、上記下糸巻装置では、例えば、使用者が、ボビンの種類に対応してレバーの位置を切り替える必要がある。したがって、上記下糸巻装置では、使用者に対する利便性を向上するという点において、改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、使用者に対する利便性を向上することができる下糸巻装置及びそれを備えたミシンを提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、ボビンが装着される糸巻軸と、下糸の前記ボビンへの巻き付け完了を検知するスイッチと、前記糸巻軸と平行な軸回りに回動可能に構成され、前記スイッチから離間した非押圧位置から回動方向一方側の中間位置を経由し押圧位置へ回動することで前記スイッチを押圧する回動体と、前記回動体に設けられ、前記下糸に当接可能に構成されると共に、前記非押圧位置において前記ボビンの芯部の径方向外側に配置され、前記ボビンに巻き付けられる下糸によって押圧されることで前記回動体を回動方向一方側へ回動させる当接部と、前記非押圧位置において回動方向他方側に且つ前記押圧位置において回動方向一方側に前記回動体を付勢すると共に、前記中間位置において前記回動体に対する付勢方向が切替えられる付勢部材と、前記糸巻軸と平行な軸回りに回動可能に構成され、前記付勢部材に連結されると共に、初期位置から回動方向一方側へ回動することで前記中間位置を前記回動体の回動方向一方側に変更する切替部材と、前記切替部材に連結され、駆動することで前記切替部材を回動させるモータと、前記ボビンの外径を検出する外径検出部と、前記外径検出部によって検出した前記ボビンの外径に基づいて前記モータを駆動し前記切替部材を前記初期位置から回動させる制御部と、を備えた下糸巻装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記外径検出部は、前記ボビンの一部の色を検出するカラーセンサである下糸巻装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記切替部材の回動に連動して移動可能に且つ前記非押圧位置の前記回動体と当接可能に構成された位置変更部材を備え、前記切替部材が前記初期位置から回動方向一方側へ回動し、前記回動体が前記位置変更部材に当接することで、前記非押圧位置が前記回動体の回動方向一方側へ変更される下糸巻装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、上記構成の下糸巻装置を備えたミシンである。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、使用者に対する利便性を向上することができる。
本実施の形態に係る下糸巻装置が適用されたミシンを示す左斜め前方から見た斜視図である。 (A)は、本実施の形態に係る下糸巻装置に用いられる小形ボビンを示す平面図及び側面図であり、(B)は、本実施の形態に係る下糸巻装置に用いられる中形ボビンを示す平面図及び側面図であり、(C)は、本実施の形態に係る下糸巻装置に用いられる大形ボビンを示す平面図及び側面図である。 本実施の形態に係る下糸巻装置の上側から見た平面図である。 図3に示される下糸巻装置の前側から見た正面図である。 図3に示される下糸巻装置の分解斜視図である。 (A)は、図3に示される糸巻軸の上端部に小形ボビンが装着された状態を示す縦断面図であり、(B)は、図3に示される糸巻軸の上端部に大形ボビンが装着された状態を示す縦断面図である。 小形ボビンモード時における検知レバーが非押圧位置に回動された状態を示す平面図である。 中形ボビンモード時における検知レバーが非押圧位置に回動された状態を示す平面図である。 大形ボビンモード時における検知レバーが非押圧位置に回動された状態を示す平面図である。 図5に示されるカラーセンサと糸切ホルダとボビンとの位置関係を説明するためのボビンを一部破断した平面図である。 (A)は、ボビンの外径を検出する外径検出機構の検出レバーを示す平面図であり、(B)は、(A)の検出レバーの斜視図である。 ボビンの外径を検出する外径検出機構を示す平面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係る下糸巻装置20が適用されたミシン10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、及び矢印RHは、それぞれミシン10及び下糸巻装置20の上側、前側、及び右側(幅方向一方側)を示している。以下、上下、前後、左右の方向を用いて説明する場合は、ミシン10及び下糸巻装置20の上下、前後、左右を示すものとする。
図1に示されるように、ミシン10は、ミシン本体12を有しており、ミシン本体12は、前側から見た正面視で、左側へ開放された略U字形状に形成されている。具体的には、ミシン本体12は、ミシン本体12の右端部を構成し且つ上下方向に延在された脚柱部12Aと、脚柱部12Aの上端部から左側へ延出されたアーム部12Bと、脚柱部12Aの下端部から左側へ延出されたベッド部12Cと、を含んで構成されている。また、ミシン本体12の内部には、ミシン本体12の骨格を構成する骨格フレーム(図示省略)が設けられており、骨格フレームが、ミシン本体12の外郭を構成するカバー13によって覆われている。
アーム部12Bの右端部には、後述する下糸巻装置20が内蔵されており、下糸巻装置20を構成する糸巻軸32の上端部が、アーム部12Bから上側へ突出している。アーム部12Bには、糸巻軸32の左斜め後方において、糸立て棒14が設けられている。下糸が巻かれた糸こま(図示省略)を糸立て棒14に装着するようになっている。
さらに、アーム部12Bには、糸立て棒14の左側において、糸巻案内部15が設けられている。糸こまから左側へ延出した下糸が糸巻案内部15において折り返されて、糸巻軸32側へ案内されるように構成されている。また、アーム部12Bの左端部には、操作ボタン16が押圧操作可能に設けられており、操作ボタン16の押圧操作によって、図示しないスイッチが押圧されるようになっている。当該スイッチは、制御部70(図4参照)に電気的に接続されて、オンオフ信号を制御部70へ出力するようになっている。
また、本実施の形態の下糸巻装置20は、形態の異なる3種類のボビンに対して下糸を巻付け可能に構成されている。このため、以下の説明では、初めに、3種類のボビンについて説明し、次いで下糸巻装置20について説明する。
(ボビンについて)
図2(A)、(B)、及び(C)に示されるように、下糸巻装置20では、「ボビン」としての小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19の3種類のボビンを使用可能に構成されている。小形ボビン17は、円筒状の芯部17Aと、芯部17Aの軸方向両端部から径方向外側へ突出した一対のフランジ部17Bと、を含んで構成されている。中形ボビン18は、小形ボビン17と同様に、円筒状の芯部18Aと、芯部18Aの軸方向両端部から径方向外側へ突出した一対のフランジ部18Bと、を含んで構成されている。また、大形ボビン19は、小形ボビン17と同様に、円筒状の芯部19Aと、芯部19Aの軸方向両端部から径方向外側へ突出した一対のフランジ部19Bと、を含んで構成されている。そして、小形ボビン17のフランジ部17Bの直径が、中形ボビン18のフランジ部18Bの直径よりも小さく設定され、中形ボビン18のフランジ部18Bの直径が、大形ボビン19のフランジ部19Bの直径よりも小さく設定されている。また、小形ボビン17及び中形ボビン18の厚み寸法(軸寸法)が、同じ厚み寸法に設定されると共に、大形ボビン19の厚み寸法よりも大きく設定されている。
また、小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19は、光を透過可能な透明の樹脂材で構成されている。また、中形ボビン18におけるフランジ部18Bの上面及び下面の外周部には、リング状の識別部18C(図2(B)にて斜線のハッチングが施された部分を参照)が形成されており、識別部18Cには、印刷が施されている。さらに、大形ボビン19におけるフランジ部19Bの上面及び下面の外周部には、リング状の識別部19C(図2(C)にて網目のハッチングが施された部分を参照)が形成されており、識別部19Cには、印刷が施されている。識別部18C及び識別部19Cには、異なる色の印刷が施されている。具体的には、本実施の形態では、赤色の印刷が識別部18Cに施されており、青色の印刷が、識別部19Cに施されている。また、識別部18C及び識別部19Cの直径寸法及び幅寸法は、同一に設定されている。すなわち、平面視で、識別部18C及び識別部19Cが、中形ボビン18及び大形ボビン19の軸線に対して同じ位置に配置されている。
(下糸巻装置20について)
図3~図5に示されるように、下糸巻装置20は、ベースプレート22と、糸巻機構部30と、糸巻検出機構部40と、切替機構部50と、「外径検出部」としてのカラーセンサ60と、を含んで構成されている。以下、下糸巻装置20の各構成について説明する。
(ベースプレート22について)
ベースプレート22は、上下方向を板厚方向とし且つ左右方向を長手方向とした略矩形板状に形成されている。ベースプレート22は、ミシン本体12のアーム部12Bの右端部に内蔵されると共に、ミシン本体12の骨格フレームに固定されている。
(糸巻機構部30について)
図6にも示されるように、糸巻機構部30は、糸巻モータ31と、糸巻軸32と、三角カム34と、糸切ホルダ35と、ホルダストッパ36と、ホルダ付勢バネ37と、を含んで構成されている。
糸巻モータ31は、上下方向を軸方向とし且つベースプレート22の下側に配置されると共に、ネジSC1によってベースプレート22に締結固定されている。糸巻モータ31の出力軸31Aは、ベースプレート22よりも上側へ突出している。糸巻モータ31は、制御部70に電気的に接続されており、制御部70によって駆動するように構成されている。
糸巻軸32は、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。そして、糸巻モータ31の出力軸31Aの上端部が、糸巻軸32の下端部に嵌入されて、糸巻軸32が、出力軸31Aに一体回転可能に連結されている。糸巻軸32の上部の内部には、ボビンストッパ33(広義には、「係合部材」として把握される要素であり、図6(A)及び(B)参照)が設けられている。ボビンストッパ33は、棒バネとして構成されると共に、側面視で、上側へ開放された略U字形状に屈曲されている。そして、ボビンストッパ33の一端部が、糸巻軸32に係止され、ボビンストッパ33の他端部が、糸巻軸32に形成されたスリット32A内に配置されている。これにより、ボビンストッパ33が、糸巻軸32の径方向に弾性変形可能に構成されている。ボビンストッパ33の他端部には、係合フック33A(広義には、「係合部」として把握される要素である)が形成されている。係合フック33Aは、略U字形状に屈曲されて、スリット32Aから糸巻軸32の径方向外側へ突出している。
三角カム34は、上下方向を板厚方向とする略三角形プレート状に形成されている。三角カム34の略中央部には、取付筒部34Aが形成されており、取付筒部34Aは、上下方向を軸方向とした円筒状に形成されている。取付筒部34Aは、三角カム34よりも上側へ突出しており、取付筒部34Aの内部が上下方向に貫通している。そして、取付筒部34A内に糸巻軸32の下端部が嵌入されて、三角カム34が糸巻軸32の下端部に一体回転可能に連結されている。
糸切ホルダ35は、上下方向を板厚方向とする略円板状に形成されている。糸切ホルダ35の中央部には、下側へ突出した取付部35Aが形成されており、取付部35Aは、上下方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。そして、糸巻軸32が糸切ホルダ35の取付部35A内を挿通して、糸切ホルダ35が、ボビンストッパ33の係合フック33Aの下側(糸巻軸32の軸方向一方側)で且つ三角カム34の上側に配置されている。また、取付部35Aは、糸巻軸32に一体回転可能に且つ軸方向に相対移動可能に連結されている。具体的には、糸切ホルダ35は、「第1位置」としての上昇位置(図6(B)に示される位置である)と、上昇位置から下降した「第2位置」としての下降位置(図6(A)に示される位置である)と、の間を移動可能に構成されている。また、取付部35Aの下端部には、フック部35B(図6(A)及び(B)参照)が形成されており、フック部35Bが、糸巻軸32に係合して、上昇位置における糸切ホルダ35の上側への移動が制限されている。
さらに、糸切ホルダ35の外周部には、3箇所の糸切スリット35Cが形成されている。糸切スリット35Cは、糸切ホルダ35の径方向に対して略直交する方向に延在しており、糸切スリット35Cの一端部が糸切ホルダ35の外周部において開放されている。また、糸切スリット35Cは、三角カム34の外形に対応して、糸切ホルダ35の周方向に120度毎に配置されている。具体的には、糸切スリット35Cは、上下方向において、三角カム34と重ならない位置に配置されている。
ホルダストッパ36は、下側へ開放された略有底円筒状に形成されている。ホルダストッパ36の上壁には、挿通孔36Aが貫通形成されている。そして、挿通孔36A内に糸巻軸32が挿通された状態で、ホルダストッパ36が、糸切ホルダ35の取付部35Aの径方向外側に配置されている。また、ホルダストッパ36の上端部が、糸切ホルダ35の取付部35Aにツメ嵌合によって、固定されている。これにより、糸切ホルダ35及びホルダストッパ36が、一体移動可能に連結されている。
ホルダ付勢バネ37は、圧縮コイルスプリングとして構成されている。そして、ホルダ付勢バネ37が、ホルダストッパ36内に収容された状態で、三角カム34の取付筒部34A及び糸切ホルダ35の取付部35Aに装着されている。具体的には、ホルダ付勢バネ37の下端部が三角カム34に係止され、ホルダ付勢バネ37の上端部がホルダストッパ36の上壁に係止されている。これにより、ホルダ付勢バネ37の上側への付勢力によって、ホルダストッパ36が上昇位置に保持されている。
また、小形ボビン17(中形ボビン18)の糸巻軸32への装着状態では、糸巻軸32が小形ボビン17(中形ボビン18)の芯部17A(芯部18A)内に挿入され、小形ボビン17(中形ボビン18)が下降位置の糸切ホルダ35の上側に隣接配置されると共に、ボビンストッパ33の係合フック33Aが、小形ボビン17(中形ボビン18)の芯部17A(芯部18A)の上端部に係合するようになっている(図6(A)参照)。一方、大形ボビン19の糸巻軸32への装着状態では、糸巻軸32が大形ボビン19の芯部19A内に挿入され、大形ボビン19が上昇位置の糸切ホルダ35の上側に隣接配置されると共に、ボビンストッパ33の係合フック33Aが、大形ボビン19の芯部19Aの上端部に係合するようになっている(図6(B)参照)。これにより、係合フック33A及び糸切ホルダ35が、糸巻軸32に装着された小形ボビン17(中形ボビン18)及び大形ボビン19を上下方向に挟み込んで保持するようになっている。したがって、糸巻軸32の回転時には、小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19の空転が防止され、小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19が糸巻軸32と共に回転するようになっている。
(糸巻検出機構部40について)
図3~図5に示されるように、糸巻検出機構部40は、「回動体」としての検知レバー41と、レバー操作部42と、「当接部」としてのレバーコンタクト43と、「スイッチ」としての検知スイッチ44と、を含んで構成されている。
<検知レバー41について>
検知レバー41は、上下方向を板厚方向とする略V字形板状に形成され、略前後方向に延在された第1レバーアーム41Aと、第1レバーアーム41Aの後端部から左斜め前方へ延出された第2レバーアーム41Bと、を含んで構成されている。そして、糸巻機構部30が第1レバーアーム41Aと第2レバーアーム41Bとの間に配置されるように、検知レバー41がベースプレート22の上側で且つ糸巻機構部30の右斜め後側に配置されている。
また、検知レバー41の第1レバーアーム41Aの後端部が、第1軸23に回動可能に支持されており、第1軸23は、上下方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、ベースプレート22から上側へ突出している。具体的には、検知レバー41が、非押圧位置(図7に示される位置)と、非押圧位置から回動方向一方側(図7の矢印A方向側)へ回動した押圧位置(図3に示される位置)と、の間を回動可能に構成されている。また、後述する切替機構部50によって、検知レバー41の非押圧位置が回動方向一方側へ変更される構成になっている。
図5に示されるように、第1レバーアーム41Aの前端部には、後述するレバー操作部42が嵌入される嵌合孔41Dが形成されている。また、図3にも示されるように、第2レバーアーム41Bの先端部には、検知レバー41の回動方向他方側(図3の矢印B方向側)へ突出したレバー突起41Eが設けられている。さらに、第2レバーアーム41Bの先端部には、後述する切替バネ54を係止するための係止孔41Fが貫通形成されている。
<レバー操作部42について>
レバー操作部42は、前側から見て略クランク形状に形成されている。そして、レバー操作部42の下部が、検知レバー41の嵌合孔41D内に嵌入されて、レバー操作部42が検知レバー41に固定されている。
<レバーコンタクト43について>
レバーコンタクト43は、上下方向を板厚方向とする略楕円板状に形成され、レバー操作部42の下部の上側に配置されている。レバーコンタクト43の一端部には、固定孔43Aが貫通形成されている。そして、ネジSC2が固定孔43A内に挿入されレバー操作部42の雌ネジに螺合されて、レバーコンタクト43がネジSC2によってレバー操作部42に固定されている。これにより、レバーコンタクト43が、検知レバー41と一体回動可能に構成されると共に、糸巻軸32に対して検知レバー41の回動方向一方側に配置されている。
また、レバーコンタクト43の他端部には、コンタクト部43Bが形成されており、コンタクト部43Bは、平面視で、検知レバー41の回転方向他方側へ凸となる円弧状に湾曲している。コンタクト部43Bと糸巻軸32とは、検知レバー41の回転方向において所定の間隔を空けて対向して配置されている。
また、検知レバー41の非押圧位置では、レバーコンタクト43のコンタクト部43Bの一部が、糸巻軸32に装着された小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19の内部に挿入されるようになっている。一方、検知レバー41の押圧位置では、糸巻軸32に装着された大形ボビン19とレバーコンタクト43とが、平面視で重ならないように設定されている。すなわち、検知レバー41の押圧位置では、小形ボビン17及び大形ボビン19の着脱時に小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19とレバーコンタクト43とが干渉しない構成になっている。さらに、詳細については後述するが、小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19に下糸を巻くときには、巻かれた下糸が、コンタクト部43Bに当接して、コンタクト部43Bを検知レバー41の回転方向一方側へ押圧するように構成されている。
<検知スイッチ44について>
図3及び図7に示されるように、検知スイッチ44は、検知レバー41の右側に配置されると共に、ベースプレート22に固定されている。検知スイッチ44は、レバー式のスイッチとして構成されている。そして、検知レバー41の非押圧位置において、検知スイッチ44のレバー部は非押圧状態となっており、検知レバー41の押圧位置において、検知スイッチ44のレバー部が検知レバー41によって押圧される構成になっている。また、検知スイッチ44は、制御部70に電気的に接続されており、オンオフ信号を制御部70へ出力するようになっている。
(切替機構部50について)
切替機構部50は、糸巻軸32に装着されるボビンに対応して、下糸巻装置20のモードを切替える機構部として構成されている。具体的には、切替機構部50は、下糸巻装置20を、小形ボビンモード、中形ボビンモード、及び大形ボビンモードの何れかのモードに切替える機構部として構成されている。図3~図5に示されるように、切替機構部50は、「モータ」としての切替モータ51と、「切替部材」としての切替レバー53と、「付勢部材」としての切替バネ54と、「位置変更部材」としてのスライドユニット55と、切替スイッチ58と、を含んで構成されている。
<切替モータ51について>
切替モータ51は、上下方向を軸方向とし、ベースプレート22の下側で且つ糸巻機構部30及び検知レバー41の左側に配置されると共に、ネジSC3によってベースプレート22に締結固定されている。切替モータ51の出力軸51Aは、ベースプレート22よりも上側へ突出している。この出力軸51Aには、ピニオンギヤ52が一体回転可能に設けられている。切替モータ51は、制御部70に電気的に接続されており、制御部70によって駆動するように構成されている。
<切替レバー53について>
切替レバー53は、上下方向を板厚方向とする板状に形成されて、ピニオンギヤ52の右斜め後方側に配置されている。具体的には、切替レバー53は、略円板状のレバー本体53Aと、レバー本体53Aの外周部から後側へ延出されたレバー連結部53Bと、を含んで構成されている。そして、レバー本体53Aの中央部が、第2軸24に回動可能に支持されており、第2軸24は、上下方向を軸方向とする円柱状に形成されて、ベースプレート22から上側へ突出している。レバー本体53Aの前部の外周部には、切替ギヤ部53Cが形成されており、切替ギヤ部53Cは、ピニオンギヤ52に噛合されている。これにより、切替モータ51が駆動することで、切替レバー53が第2軸24の軸回りに回動するようになっている。具体的には、小形ボビンモードでは、切替レバー53が初期位置(図7に示される位置)に配置されており、中形ボビンモードでは、切替レバー53が初期位置から回動方向一方側(図7の矢印C方向側)へ回動した第1切替位置(図8に示される位置)に配置され、中形ボビンモードでは、切替レバー53が第1切替位置から回動方向一方側へさらに回動した第2切替位置(図9に示される位置)に配置される構成になっている。
切替レバー53は、後述する切替バネ54の端部を係止するための、係止部53Dを有している。係止部53Dは、レバー本体53Aの外周部から右斜め後方へ突出している。係止部53Dの先端部には、係止孔53Eが貫通形成されている。また、レバー連結部53Bには、連結孔53Fが貫通形成されている。連結孔53Fは、レバー連結部53Bの長手方向に沿った長孔状に形成されている。
<切替バネ54について>
切替バネ54は、トーションスプリングとして構成されている。切替バネ54の一端部は、切替レバー53の係止孔53E内に挿入され係止部53Dに係止されており、切替バネ54の他端部は、検知レバー41の係止孔41F内に挿入され第2レバーアーム41Bの先端部に係止されている。切替バネ54は、検知レバー41を回動方向に付勢している。具体的には、切替バネ54が、検知レバー41の非押圧位置において検知レバー41を回動方向他方側(図7の矢印B方向側)へ付勢し、検知レバー41の押圧位置において検知レバー41を回動方向一方側へ付勢するように構成されている。すなわち、検知レバー41における非押圧位置と押圧位置との間の中間位置(図7において2点鎖線にて示される位置)において、検知レバー41に対する切替バネの付勢方向が切替る構成になっている。
<スライドユニット55について>
図3、図5、及び図7~図9に示されるように、スライドユニット55は、スライド部材56と、調整プレート57と、を含んで構成されている。
スライド部材56は、上下方向を板厚方向とし且つ左右方向に延在された略長尺板状に形成されている。スライド部材56の長手方向両端部には、一対のスライド孔56Aが貫通形成されており、スライド孔56Aは、左右方向を長手方向とする長孔状に形成されている。そして、ベースプレート22に設けられた支持ピン26が、スライド孔56A内に挿入されて、スライド部材56が左右方向にスライド可能にベースプレート22に連結されている。
スライド部材56の長手方向中間部には、連結ピン56Bが設けられている。連結ピン56Bは、上下方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、スライド部材56から上側へ突出している。そして、連結ピン56Bが、前述した切替レバー53の連結孔53F内に相対移動可能に挿入されている。これにより、スライド部材56が、切替レバー53に連結されると共に、切替レバー53の回動に連動して左右方向にスライドする構成になっている。具体的には、切替レバー53の初期位置において、スライド部材56が、非作動位置(図3及び図7に示される位置)に配置され、切替レバー53の第1切替位置において、スライド部材56が、第1スライド位置(図8に示される位置)に配置され、切替レバー53の第2切替位置において、スライド部材56が、第2スライド位置(図9に示される位置)に配置される設定になっている。また、スライド部材56の左端部には、前端部において、上側へ屈曲されたスイッチ押圧部56Cが形成されている。
調整プレート57は、上下方向を板厚方向とし且つ左右方向を長手方向する略矩形板状に形成されている。調整プレート57は、スライド部材56の上側に配置されて、調整プレート57の左端部が、連結ピン56Bに回動可能に支持されている。調整プレート57の右端部には、固定孔57Aが貫通形成されており、固定孔57Aは、調整プレート57の回動方向を長手方向とする長孔状に形成されている。そして、固定孔57A内を挿通したネジSC4によって、調整プレート57がスライド部材56に締結固定されている。
調整プレート57の右部の前端部には、前側へ突出した調整部57Bが形成されている。調整部57Bは、3段の階段状に形成されている。具体的には、調整部57Bは、調整部57Bの右端部を構成する第1調整部57B1と、調整部57Bの左右方向中間部を構成し且つ第1調整部57B1よりも前側へ突出した第2調整部57B2と、調整部57Bの左端部を構成し且つ第2調整部57B2よりも前側へ突出した第3調整部57B3と、を含んで構成されている。
そして、切替レバー53の初期位置(小形ボビンモード)では、非押圧位置における検知レバー41のレバー突起41Eが、調整プレート57の第1調整部57B1に当接するようになっている(図7参照)。また、切替レバー53の第1切替位置(中形ボビンモード)では、非押圧位置における検知レバー41のレバー突起41Eが、第2調整部57B2に当接して、検知レバー41の非押圧位置が回動方向一方側に変更される構成になっている(図9参照)。さらに、切替レバー53の第2切替位置(大形ボビンモード)では、非押圧位置における検知レバー41のレバー突起41Eが、第3調整部57B3に当接して、検知レバー41の非押圧位置がさらに回動方向一方側に変更される構成になっている(図9参照)。そして、中形ボビンモード時及び大形ボビンモード時においても、切替バネ54が、検知レバー41の非押圧位置において、検知レバー41を回動方向他方側へ付勢するように構成されている。
また、図8に示されるように、中形ボビンモードでは、小形ボビンモード時に比べて、検知レバー41の非押圧位置における切替バネ54の位置が、切替レバー53の回動方向一方側及び検知レバー41の回動方向一方側に変位する。このため、中形ボビンモードでは、小形ボビンモードと比べて、検知レバー41の中間位置が、検知レバー41の回動方向一方側に変更される構成になっている。
さらに、図9に示されるように、大形ボビンモードでは、中形ボビンモード時に比べて、検知レバー41の非押圧位置における切替バネ54の位置が、切替レバー53の回動方向一方側及び検知レバー41の回動方向一方側にさらに変位する。このため、大形ボビンモードでは、中形ボビンモードと比べて、検知レバー41の中間位置が、検知レバー41の回動方向一方側に変更される構成になっている。
<切替スイッチ58について>
切替スイッチ58は、スライド部材56のスイッチ押圧部56Cの前側に配置されると共に、スイッチホルダ59を介してベースプレート22に固定されている。切替スイッチ58は、検知レバー41と同様に、レバー式のスイッチとして構成されている。そして、切替レバー53の初期位置(スライド部材56の非作動位置)において、切替スイッチ58のレバー部がスイッチ押圧部56Cによって押圧されており、切替レバー53の第1切替位置及び第2切替位置(スライド部材56の第1スライド位置及び第2スライド位置)において、切替スイッチ58のレバー部が非押圧状態となるように設定されている。また、切替スイッチ58は、制御部70に電気的に接続されており、オンオフ信号を制御部70へ出力するようになっている。
(カラーセンサ60について)
図3、図5、及び図10に示されるように、カラーセンサ60は、ベースプレート22の上面に固定されると共に、糸切ホルダ35の外周部の下側に配置されている。詳しくは、糸巻モータ31の非動作状態において、カラーセンサ60が、糸切ホルダ35の何れかの糸切スリット35Cの下側に配置されている。カラーセンサ60は、図示しない投光部を有しており、投光部から上側へ光を照射するようになっている。具体的には、投光部からの光を、糸切ホルダ35の糸切スリット35Cを通過させて、糸切ホルダ35上の小形ボビン17のフランジ部17B、中形ボビン18の識別部18C、及び大形ボビン19の識別部19Cに照射するようになっている。また、カラーセンサ60は、図示しない受光部を有しており、小形ボビン17のフランジ部17B、中形ボビン18の識別部18C、及び大形ボビン19の識別部19Cから反射された光を受光するようになっている。カラーセンサ60は、受光された光の色成分に基づいて、糸巻軸32に装着されたボビンが小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19の何れかであるかを検出するようになっている。つまり、カラーセンサ60は、受光された光の色成分に基づいて、糸巻軸32に装着されたボビンの外径を検出するようになっている。
(制御部70について)
制御部70には、前述した操作ボタン16、糸巻モータ31、検知スイッチ44、切替モータ51、切替スイッチ58、及びカラーセンサ60が電気的に接続されている。そして、制御部70は、カラーセンサ60からの検出値に基づいて、糸巻軸32に装着されたボビンが小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19の何れかであるかを判別するように構成されている。また、制御部70は、ボビンの判別結果に基づいて、切替モータ51をパルス駆動して、切替レバー53を初期位置から第1切替位置又は第2切替位置に回動させるように構成されている。また、制御部70は、操作ボタン16からの信号に基づいて、糸巻モータ31をパルス駆動させると共に、検知スイッチ44からの検知信号に基づいて、糸巻モータ31を停止させるように構成されている。
(作用効果)
次に、小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19に下糸を巻くときの下糸巻装置20の動作について説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
(小形ボビン17に下糸を巻くときの下糸巻装置20の動作について)
図3に示されるように、下糸巻装置20の初期状態では、切替レバー53が初期位置に配置されている。すなわち、下糸巻装置20の初期状態では、スライド部材56が切替スイッチ58を押圧して、切替スイッチ58がオン信号を制御部70へ出力している。また、下糸巻装置20の初期状態では、糸切ホルダ35の糸切スリット35Cとカラーセンサ60とが上下方向に対向して配置されている。さらに、下糸巻装置20の初期状態では、検知レバー41が、押圧位置に配置され、検知スイッチ44を押圧して、検知スイッチ44がオン信号を制御部70へ出力している。
この状態で、小形ボビン17を糸巻軸32の上端部に装着する。具体的には、小形ボビン17を下側へ押し込んで、糸切ホルダ35を下降位置へ下降させて、糸切ホルダ35及びボビンストッパ33の係合フック33Aによって、小形ボビン17を上下に挟み込む。
小形ボビン17を糸巻軸32に装着すると、制御部70がカラーセンサ60からの検知信号に基づいて、糸巻軸32に装着されたボビンを判別する。ここで、糸巻軸32には、小形ボビン17が装着されている。そして、小形ボビン17には、中形ボビン18の識別部18Cや大形ボビン19の識別部19Cに対応する識別部が形成されていない。このため、カラーセンサ60から小形ボビン17へ照射した光が、小形ボビン17において略反射しない状態になっている。その結果、制御部70が、糸巻軸32に装着されたボビンを小形ボビン17であると判別し、下糸巻装置20を小形ボビンモードにする。ここで、切替レバー53は、初期位置に配置されている。このため、制御部70は、切替モータ51を駆動させずに、切替レバー53の初期位置の状態を維持する。
この状態で、使用者の操作によって、検知レバー41を、回動方向他方側へ回動させて、非押圧位置に配置させる(図7参照)。これにより、検知レバー41のレバー突起41Eが、スライドユニット55の第1調整部57B1に当接すると共に、検知レバー41の第1レバーアーム41Aの検知スイッチ44に対する押圧が解除される。これにより、検知スイッチ44が制御部70へオフ信号を出力する。また、検知レバー41の非押圧位置では、レバーコンタクト43のコンタクト部43Bが、小形ボビン17の内部に配置されると共に、小形ボビン17の芯部17Aの径方向外側に離間して配置される。
この状態で、使用者が操作ボタン16を操作すると、制御部70が、糸巻モータ31を駆動させる。これにより、小形ボビン17に対する下糸の巻き付けが開始される。小形ボビン17の芯部17Aに下糸が巻かれると、糸巻軸32の回動に従って、芯部17Aに巻かれた下糸の巻径が増加して、巻かれた下糸が、レバーコンタクト43のコンタクト部43Bに当接する。これにより、下糸の巻径の増加に従い、下糸がレバーコンタクト43を押圧して、検知レバー41が、切替バネ54の付勢力に抗して、非押圧位置から回動方向一方側(図7の矢印A方向側)へ回動する。
そして、下糸の巻径が、小形ボビン17の外径と略同じ径になると、検知レバー41が中間位置に到達する(図7の2点鎖線にて示される検知レバー41を参照)。そして、検知レバー41の中間位置では、切替バネ54の付勢力の方向が反転して、切替バネ54が検知レバー41を回転方向一方側へ付勢する。これにより、切替バネ54の付勢力によって、検知レバー41が、中間位置から押圧位置に回動して、検知スイッチ44を押圧する。その結果、検知スイッチ44が制御部70へオン信号を出力する。
制御部70が検知スイッチ44のオン信号を検知すると、制御部70は、糸巻モータ31の駆動を停止して、小形ボビン17に対する下糸の巻き付けを完了させる。小形ボビン17に対する下糸の巻き付け完了後では、下糸巻装置20が初期状態と同じ状態になっている。このため、制御部70は、下糸巻装置20に対する処理を終了する。
(中形ボビン18に下糸を巻くときの下糸巻装置20の動作について)
下糸巻装置20の初期状態において、中形ボビン18を糸巻軸32の上端部に装着すると、糸切ホルダ35が下降位置へ下降して、糸切ホルダ35及びボビンストッパ33の係合フック33Aが、中形ボビン18を上下に挟み込む。
中形ボビン18を糸巻軸32に装着すると、制御部70がカラーセンサ60からの検知信号に基づいて、糸巻軸32に装着されたボビンを判別する。ここで、糸巻軸32には、中形ボビン18が装着されている。このため、中形ボビン18の識別部18Cからカラーセンサ60に反射される光の赤成分が多くなる。その結果、制御部70が、糸巻軸32に装着されたボビンを中形ボビン18であると判別する。これにより、制御部70は、下糸巻装置20を中形ボビンモードにする。
すなわち、図8に示されるように、制御部70は、切替モータ51をパルス駆動して、切替レバー53を初期位置から回動方向一方側へ回動させて第1切替位置に配置させる。切替レバー53が回動するときには、スライドユニット55が切替レバー53の回動に連動して非作動位置から第1スライド位置へスライドする。これにより、スライドユニット55の切替スイッチ58に対する押圧状態が解除され、切替スイッチ58が制御部70へオフ信号を出力する。
この状態で、使用者の操作によって、検知レバー41を、回動方向他方側へ回動させて、非押圧位置に配置させる。これにより、検知レバー41のレバー突起41Eが、スライドユニット55の第2調整部57B2に当接する。すなわち、小形ボビンモードと比べて、検知レバー41の非押圧位置が回動方向一方側に変更される。また、この状態では、検知レバー41の第1レバーアーム41Aの検知スイッチ44に対する押圧が解除されて、検知スイッチ44が制御部70へオフ信号を出力する。さらに、検知レバー41の非押圧位置では、レバーコンタクト43のコンタクト部43Bが、中形ボビン18の内部に配置されると共に、中形ボビン18の芯部18Aの径方向外側に離間して配置される。
この状態で、使用者が操作ボタン16を操作すると、制御部70は、糸巻モータ31を駆動させる。これにより、中形ボビン18に対する下糸の巻き付けが開始される。中形ボビン18の芯部18Aに下糸が巻かれると、糸巻軸32の回動に従って、芯部18Aに巻かれた下糸の巻径が増加して、巻かれた下糸が、レバーコンタクト43のコンタクト部43Bに当接する。これにより、下糸の巻径の増加に従い、下糸がレバーコンタクト43を押圧して、検知レバー41が、切替バネ54の付勢力に抗して、非押圧位置から回動方向一方側へ回動する。
そして、中形ボビンモードでは、切替レバー53が第1切替位置に配置されているため、検知レバー41の中間位置が、小形ボビンモードよりも回動方向一方側に変更されている。すなわち、検知レバー41の中間位置に対応するレバーコンタクト43の位置が、小形ボビンモードよりも芯部18Aの径方向外側に変更されている。そして、下糸の巻径が、中形ボビン18の外径と略同じ径になると、検知レバー41が中間位置に到達する。そして、検知レバー41の中間位置では、切替バネ54の付勢力の方向が反転して、切替バネ54が検知レバー41を回転方向一方側へ付勢する。これにより、切替バネ54の付勢力によって、検知レバー41が、中間位置から押圧位置へ回動して、検知スイッチ44を押圧する。その結果、検知スイッチ44が制御部70へオン信号を出力する。
制御部70が検知スイッチ44のオン信号を検知すると、制御部70は、糸巻モータ31の駆動を停止して、中形ボビン18に対する下糸の巻き付けを完了させる。また、制御部70は、切替モータ51をパルス駆動して、切替レバー53を第1切替位置から回動方向他方側(図8の矢印D方向側)へ回動させて初期位置に配置させる。切替レバー53が回動するときには、スライドユニット55が切替レバー53の回動に連動して左側へスライドして非作動位置に復帰する。また、この状態では、スライドユニット55のスイッチ押圧部56Cが、切替スイッチ58を押圧して、切替スイッチ58が制御部70へオン信号を出力する。したがって、下糸巻装置20が初期状態に復帰する。以上により、制御部70は、下糸巻装置20に対する処理を終了する。
(大形ボビン19に下糸を巻くときの下糸巻装置20の動作について)
下糸巻装置20の初期状態において、大形ボビン19を糸巻軸32の上端部に装着すると、糸切ホルダ35の上昇位置において、糸切ホルダ35及びボビンストッパ33の係合フック33Aが、大形ボビン19を上下に挟み込む。
大形ボビン19を糸巻軸32に装着すると、制御部70がカラーセンサ60からの検知信号に基づいて、糸巻軸32に装着されたボビンを判別する。ここで、糸巻軸32には、大形ボビン19が装着されている。このため、大形ボビン19からカラーセンサ60に反射される光の青色成分が多くなる。その結果、制御部70が、糸巻軸32に装着されたボビンを大形ボビン19であると判別する。これにより、制御部70は、下糸巻装置20を大形ボビンモードにする。
すなわち、図9に示されるように、制御部70は、切替モータ51をパルス駆動して、切替レバー53を初期位置から回動方向一方側へ回動させて第2切替位置に配置させる。切替レバー53が回動するときには、スライドユニット55が切替レバー53の回動に連動して非作動位置から第2スライド位置へスライドする。これにより、スライドユニット55の切替スイッチ58に対する押圧状態が解除され、切替スイッチ58が制御部70へオフ信号を出力する。
この状態で、使用者の操作によって、検知レバー41を、回動方向他方側へ回動させて、非押圧位置に配置させる。これにより、検知レバー41のレバー突起41Eが、スライドユニット55の第3調整部57B3に当接する。すなわち、小形ボビンモード及び中形ボビンモードと比べて、検知レバー41の非押圧位置が回動方向一方側に変更される。また、この状態では、検知レバー41の第1レバーアーム41Aの検知スイッチ44に対する押圧が解除されて、検知スイッチ44が制御部70へオフ信号を出力する。さらに、検知レバー41の非押圧位置では、レバーコンタクト43のコンタクト部43Bが、大形ボビン19の内部に配置されると共に、大形ボビン19の芯部19Aの径方向外側に離間して配置される。
この状態で、使用者が操作ボタン16を操作すると、制御部70が、糸巻モータ31を駆動させる。これにより、大形ボビン19に対する下糸の巻き付けが開始される。大形ボビン19の芯部19Aに下糸が巻かれると、糸巻軸32の回動に従って、芯部19Aに巻かれた下糸の巻径が増加して、巻かれた下糸が、レバーコンタクト43のコンタクト部43Bに当接する。これにより、下糸の巻径の増加に従い、下糸がレバーコンタクト43を押圧して、検知レバー41が、切替バネ54の付勢力に抗して、非押圧位置から回動方向一方側へ回動する。
そして、大形ボビンモードでは、切替レバー53が第2切替位置に配置されているため、検知レバー41の中間位置が、小形ボビンモード及び中形ボビンモードよりも回動方向一方側に変更されている。すなわち、検知レバー41の中間位置に対応するレバーコンタクト43の位置が、小形ボビンモード及び中形ボビンモードよりも芯部19Aの径方向外側に変更されている。そして、下糸の巻径が、大形ボビン19の外径と略同じ径になると、検知レバー41が中間位置に到達する。そして、検知レバー41の中間位置では、切替バネ54の付勢力の方向が反転して、切替バネ54が検知レバー41を回転方向一方側へ付勢する。これにより、切替バネ54の付勢力によって、検知レバー41が、中間位置から押圧位置へ回動して、検知スイッチ44を押圧する。その結果、検知スイッチ44が制御部70へオン信号を出力する。
制御部70が検知スイッチ44のオン信号を検知すると、制御部70は、糸巻モータ31の駆動を停止して、大形ボビン19に対する下糸の巻き付けを完了させる。また、制御部70は、切替モータ51をパルス駆動して、切替レバー53を第2切替位置から回動方向他方側(図9の矢印D方向側)へ回動させて初期位置に配置させる。切替レバー53が回動するときには、スライドユニット55が切替レバー53の回動に連動して左側へスライドして非作動位置に復帰する。また、この状態では、スライドユニット55のスイッチ押圧部56Cが、切替スイッチ58を押圧して、切替スイッチ58が制御部70へオン信号を出力する。したがって、下糸巻装置20が初期状態に復帰する。以上により、制御部70は、下糸巻装置20に対する処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態の下糸巻装置20は、切替モータ51と、切替モータ51に連結された切替レバー53と、を有している。そして、制御部70によって切替モータ51が駆動して、切替レバー53が、初期位置から第1切替位置又は第2切替位置に回動されることで、検知レバー41の中間位置が検知レバー41の回動方向一方側に変更される。これにより、直径の異なるボビン(小形ボビン17、中形ボビン18、及び大形ボビン19)に巻き付けた下糸の巻径を変更することができる。
ここで、下糸巻装置20は、カラーセンサ60を有しており、カラーセンサ60によって、糸巻軸32に装着されたボビンの外径を検出する。具体的には、制御部70が、カラーセンサ60からの検出信号に基づいて、ボビンに付された色を判別して、糸巻軸32に装着されたボビンの外径を検出する。そして、制御部70が、検出したボビンの外径に基づいて、切替モータ51を駆動して切替レバー53を初期位置から第1切替位置又は第2切替位置に回動させる。このため、使用者が、装着されるボビンの外径に基づいて切替レバー53を初期位置から回動操作することなく、外径の異なるボビンに下糸を巻き付けることができる。以上により、使用者に対する利便性を向上することができる。
また、切替レバー53には、切替レバー53の回動に連動してスライドするスライド部材56が連結されており、スライド部材56には、調整プレート57が固定されている。そして、切替レバー53が初期位置から第1切替位置又は第2切替位置へ回動し、非押圧位置における検知レバー41のレバー突起41Eが調整プレート57の第1調整部57B1又は第2調整部57B2に当接することで、検知レバー41の非押圧位置が回動方向一方側へ変更される。すなわち、下糸巻装置20の中形ボビンモード又は大形ボビンモードでは、検知レバー41の非押圧位置が下糸巻装置20の小形ボビンモードよりも検知レバー41の回動方向一方側に変更される。これにより、中形ボビン18又は大形ボビン19に下糸を良好に巻くことができる。
すなわち、下糸を中形ボビン18又は大形ボビン19に巻くときには、芯部18A又は芯部19Aに巻かれた下糸がレバーコンタクト43を押圧して、切替バネ54の付勢力に抗して検知レバー41を回動方向一方側へ回動させる。このとき、下糸とレバーコンタクト43との間に接触抵抗が発生する。また、中形ボビン18又は大形ボビン19に巻かれる下糸の巻径が、小形ボビン17に巻かれる下糸の巻径よりも大きく設定されている。換言すると、中形ボビンモード時及び大形ボビンモード時における検知レバー41の中間位置に対応するレバーコンタクト43の位置が、小形ボビンモード時における検知レバー41の中間位置に対応するレバーコンタクト43の位置よりも、糸巻軸32の径方向外側に設定されている。
ここで、仮に、下糸巻装置20において、スライドユニット55を省略した場合には、中形ボビンモード又は大形ボビンモードの検知レバー41の非押圧位置が、小形ボビンモードの検知レバー41の非押圧位置と同じ位置となる。すなわち、中形ボビンモード(大形ボビンモード)におけるレバーコンタクト43の位置が、中形ボビン18(大形ボビン19)に接近した位置になる。このため、下糸とレバーコンタクト43との接触期間(下糸のレバーコンタクト43への当接開始時点から、レバーコンタクト43が検知レバー41の中間位置に対応する位置に到達し且つ下糸とレバーコンタクト43との接触状態が解除されるまでの期間)が、本実施形態と比べて長くなる。そして、糸巻モータ31のトルクは比較的低く設定されている。このため、仮に、下糸巻装置20において、スライドユニット55を省略した場合には、下糸とレバーコンタクト43との間の接触抵抗によって、糸巻モータ31の回転が阻害されて、中形ボビン18及び大形ボビン19に下糸を良好に巻くことができなくなる可能性がある。
これに対して、本実施の形態の下糸巻装置20では、中形ボビンモード又は大形ボビンモードにおいて、非押圧位置における検知レバー41のレバー突起41Eが調整プレート57の調整部57Bに当接することで、検知レバー41の非押圧位置が、小形ボビンモードと比べて回動方向一方側へ変更される。これにより、スライドユニット55を省略した場合と比べて、下糸とレバーコンタクト43との接触期間を短くすることができる。したがって、下糸とレバーコンタクト43との間の接触抵抗による糸巻モータ31の回転不良を抑制できると共に、中形ボビン18及び大形ボビン19に下糸を良好に巻くことができる。
また、調整プレート57の左端部が、連結ピン56Bに回動可能に支持されている。さらに、調整プレート57の右端部には、ネジSC4が挿通される固定孔57Aが貫通形成されており、固定孔57Aは、調整プレート57の回動方向を長手方向とする長孔状に形成されている。これにより、調整プレート57の位置を適宜変更して、中形ボビンモード又は大形ボビンモードにおける検知レバー41の非押圧位置を微調整することができる。
なお、本実施の形態では、カラーセンサ60によって、糸巻軸32に装着されるボビンを判別し、当該ボビンの外径を検出するように構成されているが、糸巻軸32に装着されるボビンの外径を検出する方法はこれに限らない。例えば、図11及び図12に示されるように、下糸巻装置20に、機械式の「外径検出部」としての外径検出機構部100を設けて、糸巻軸32に装着されるボビンの外径を検出するように構成してもよい。以下、外径検出機構部100について説明する。
図11及び図12に示されるように、外径検出機構部100は、検出レバー102と、リンク機構部110と、レバー駆動部120と、回動位置検出部130と、を含んで構成されている。
検出レバー102は、平面視で略L字形板状に形成されて、糸巻軸32の径方向外側に配置されている。検出レバー102の基端部は、上下方向を軸方向としたレバー支持軸103に一体回転可能に連結されており、検出レバー102が、レバー支持軸103の軸回りに回動するように構成されている。レバー支持軸103は、例えば、レバーコンタクト43の固定孔43A内に配置されている。検出レバー102の先端部には、検出ピン104が設けられており、検出ピン104は、上下方向を軸方向とした略円柱状に形成されて、検出レバー102から上側へ突出している。そして、検出レバー102が、レバー支持軸103の軸回りを回動することで、検出ピン104が、糸巻軸32に装着されたボビンのフランジ部(図11では、大形ボビン19のフランジ部19B)に当接するように構成されている(以下、検出ピン104がボビンのフランジ部に当接した検出レバー102の位置を当接位置という)。これにより、検出レバー102のレバー初期位置(図11において、2点鎖線にて示される位置)から当接位置への回動量を、後述するポテンションメータ131によって検出することで、糸巻軸32に装着されたボビンの外径を検出できるようになっている。
リンク機構部110は、第1リンク111、第2リンク112、第3リンク113、第4リンク114、及び第5リンク115を含んで構成されている。第1リンク111の一端部は、レバー支持軸103に一体回転可能に連結されている。すなわち、検出レバー102及び第1リンク111がレバー支持軸103の軸回りに一体回転可能に構成されている。
第2リンク112は、左右方向に延在されており、第2リンク112の一端部が、第1リンク111の他端部に、上下方向を軸方向として相対回転可能に連結されている。第2リンク112の長手方向中間部には、前側へ突出したリンク突出部112Aが形成されている。さらに、第2リンク112は、図示しないバネによって、右側へ付勢されている。
第3リンク113は、上下方向に延在されており。第3リンク113の前端部には、リンクピン113Aが、設けられている。リンクピン113Aは、第2リンク112のリンク突出部112Aの右側に隣接配置されて、リンク突出部112Aと係合している。第3リンク113の後端部は、上下方向を軸方向としたリンク支持軸116に一体回転可能に連結されており、第3リンク113がリンク支持軸116の軸回りに回動するように構成されている。
第4リンク114は、一端部がリンク支持軸116に一体回転可能に連結されており、第4リンク114がリンク支持軸116の軸回りに回動するように構成されている。これにより、第3リンク113及び第4リンク114がリンク支持軸116の軸回りに一体回動可能に構成されている。
第5リンク115は、前後方向に延在されており、第5リンク115の前端部が、第4リンク114の他端部に、上下方向を軸方向として相対回転可能に連結されている。
レバー駆動部120は、駆動モータ121と、駆動ギヤ123と、を含んで構成されている。駆動モータ121は、上下方向を軸方向として配置されており、駆動モータ121の出力軸には、ピニオンギヤ122が一体回転可能に設けられている。駆動モータ121は、制御部70に電気的に接続されており、制御部70によって駆動モータ121が駆動する構成になっている。
駆動ギヤ123は、上下方向を軸方向とする略扇形板状に形成されており、駆動ギヤ123の基端部が、上下方向を軸方向とするギヤ支持軸124によって回動可能に支持されている。駆動ギヤ123の先端部に形成されているギヤ部123Aがピニオンギヤ122に噛合されている。さらに、第5リンク115の後端部が、駆動ギヤ123の回動軸(ギヤ支持軸124)に対して偏心した位置において、上下方向を軸方向として相対回転可能に連結されている。これにより、駆動モータ121が駆動することで、リンク機構部110によって駆動モータ121の駆動力が検出レバー102に伝達されて、検出レバー102がレバー支持軸103の軸回りに回動するように構成されている。
回動位置検出部130は、ポテンションメータ131と、伝達レバー133と、を含んで構成されている。ポテンションメータ131は、ロータリー型のメータとして構成されており、制御部70に電気的に接続されている。ポテンションメータ131の回転軸には、メータギヤ132が一体回転可能に設けられている。伝達レバー133は、上下方向を板厚方向とする板状に形成されて、伝達レバー133の前後方向中間部が、上下方向を軸方向とするレバー支持軸134によって回動可能に支持されている。そして、前述した第2リンク112の他端部が、伝達レバー133の前端部に相対回転可能に連結されている。また、伝達レバー133の後端部の外周部には、ギヤ部133Aが形成されており、ギヤ部133Aがメータギヤ132に噛合されている。そして、リンク機構部110の作動時には、ポテンションメータ131の回転軸が回転されて、ポテンションメータ131から制御部70へ検出信号を出力するようになっている。
以上により、外径検出機構部100によれば、検出レバー102の回動量に応じた検出レバー102の回動位置を制御部70によって検知して、制御部70が、糸巻軸32に装着されるボビンの外径を判別することができる。そして、カラーセンサ60の代わりに、外径検出機構部100を用いる場合には、中形ボビン18において識別部18Cを省略することができると共に、大形ボビン19において識別部19Cを省略することができる。
10 ミシン
12 ミシン本体
12A 脚柱部
12B アーム部
12C ベッド部
13 カバー
14 糸立て棒
15 糸巻案内部
16 操作ボタン
17 小形ボビン(ボビン)
17A 芯部
17B フランジ部
18 中形ボビン(ボビン)
18A 芯部
18B フランジ部
18C 識別部
19 大形ボビン(ボビン)
19A 芯部
19B フランジ部
19C 識別部
20 下糸巻装置
22 ベースプレート
23 第1軸
24 第2軸
26 支持ピン
30 糸巻機構部
31 糸巻モータ
31A 出力軸
32 糸巻軸
32A スリット
33 ボビンストッパ(係合部材)
33A 係合フック(係合部)
34 三角カム
34A 取付筒部
35 糸切ホルダ
35A 取付部
35B フック部
35C 糸切スリット
36 ホルダストッパ
36A 挿通孔
37 ホルダ付勢バネ
40 糸巻検出機構部
41 検知レバー(回動体)
41A 第1レバーアーム
41B 第2レバーアーム
41D 嵌合孔
41E レバー突起
41F 係止孔
42 レバー操作部
43 レバーコンタクト(当接部)
43A 固定孔
43B コンタクト部
44 検知スイッチ(スイッチ)
50 切替機構部
51 切替モータ(モータ)
51A 出力軸
52 ピニオンギヤ
53 切替レバー(切替部材)
53A レバー本体
53B レバー連結部
53C 切替ギヤ部
53D 係止部
53E 第1係止孔
53F 連結孔
54 切替バネ(付勢部材)
55 スライドユニット(位置変更部材)
56 スライド部材
56A スライド孔
56B 連結ピン
56C スイッチ押圧部
57 調整プレート
57A 固定孔
57B 調整部
57B1 第1調整部
57B2 第2調整部
57B3 第3調整部
58 切替スイッチ
59 スイッチホルダ
60 カラーセンサ(外径検出部)
70 制御部
100 外径検出機構部(外径検出部)
102 検出レバー
103 レバー支持軸
104 検出ピン
110 リンク機構部
111 第1リンク
112 第2リンク
112A リンク突出部
113 第3リンク
113A リンクピン
114 第4リンク
115 第5リンク
116 リンク支持軸
120 レバー駆動部
121 駆動モータ
122 ピニオンギヤ
123 駆動ギヤ
123A ギヤ部
124 ギヤ支持軸
130 回動位置検出部
131 ポテンションメータ
132 メータギヤ
133 伝達レバー
133A ギヤ部
134 レバー支持軸
SC1 ネジ
SC2 ネジ
SC3 ネジ
SC4 ネジ

Claims (4)

  1. ボビンが装着される糸巻軸と、
    下糸の前記ボビンへの巻き付け完了を検知するスイッチと、
    前記糸巻軸と平行な軸回りに回動可能に構成され、前記スイッチから離間した非押圧位置から回動方向一方側の中間位置を経由し押圧位置へ回動することで前記スイッチを押圧する回動体と、
    前記回動体に設けられ、前記下糸に当接可能に構成されると共に、前記非押圧位置において前記ボビンの芯部の径方向外側に配置され、前記ボビンに巻き付けられる下糸によって押圧されることで前記回動体を回動方向一方側へ回動させる当接部と、
    前記非押圧位置において回動方向他方側に且つ前記押圧位置において回動方向一方側に前記回動体を付勢すると共に、前記中間位置において前記回動体に対する付勢方向が切替えられる付勢部材と、
    前記糸巻軸と平行な軸回りに回動可能に構成され、前記付勢部材に連結されると共に、初期位置から回動方向一方側へ回動することで前記中間位置を前記回動体の回動方向一方側に変更する切替部材と、
    前記切替部材に連結され、駆動することで前記切替部材を回動させるモータと、
    前記ボビンの外径を検出する外径検出部と、
    前記外径検出部によって検出した前記ボビンの外径に基づいて前記モータを駆動し前記切替部材を前記初期位置から回動させる制御部と、
    を備えた下糸巻装置。
  2. 前記外径検出部は、前記ボビンの一部の色を検出するカラーセンサである請求項1に記載の下糸巻装置。
  3. 前記切替部材の回動に連動して移動可能に且つ前記非押圧位置の前記回動体と当接可能に構成された位置変更部材を備え、
    前記切替部材が前記初期位置から回動方向一方側へ回動し、前記回動体が前記位置変更部材に当接することで、前記非押圧位置が前記回動体の回動方向一方側へ変更される請求項1又は請求項2に記載の下糸巻装置。
  4. 請求項1~請求項3の何れか1項に記載の下糸巻装置を備えたミシン。
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