JP6295033B2 - 両軸受リールのスプール制動装置及び両軸受リール - Google Patents

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Description

本発明は、両軸受リールのスプール制動装置、特に、リール本体に回転自在に装着されたスプールを制動する両軸受リールのスプール制動装置に関する。
キャスティングに使用される両軸受リールでは、バックラッシュを防ぐために、制動力をスプールに作用させることが一般に行われている。この種のスプール制動装置として、スプールの回転により生じる遠心力を利用してスプールを制動し、かつこの制動力をリール本体の外部から調整可能なスプール制動装置が、知られている。なお、バックラッシュは、キャスティング時に、スプールの回転速度が糸繰り出し速度より速くなることによって生じる。
従来のスプール制動装置では、ブレーキシューを揺動させ、ブレーキシューをブレーキドラムに接触させることによって、スプールに制動力を作用させるスプール制動装置が、開示されている(特許文献1を参照)。このスプール制動装置では、互いに対向する一対のブラケットが、スプール軸に固定されている。一方のブラケットには、ピンが固定されており、このピンにブレーキシューの装着孔が挿入される。そして、他方のブラケットを、ピンの端部に装着することによって、ブレーキシューが、一対のブラケットの間において、ピン回りで揺動可能になる。
特開2013−000086
従来のスプール制動装置では、一対のブラケット及びピンを個別に組み立てる必要がある。このため、ブレーキシューを組み立てる際の工数が多くなるおそれがある。このような問題を解決するために、ブレーキシューの組み立てに関して、様々な試みがなされている。一例としては、一対のブラケット及びピン(回転部材)が、一体に成型し、ブレーキシューの装着部を、孔部(上記の装着孔)に代えて、C字状に形成することによって、ブレーキシューを容易に組み立てることができるようにすることが考えられる。この場合、C字状のブレーキシューの装着部を、回転部材のピンに弾性係合するだけで、ブレーキシューを容易に回転部材に装着することができる。しかしながら、このタイプのブレーキシューの組み立て形態では、ブレーキシューの向きが反対の状態で、ブレーキシューを回転部材のピンに装着してしまうおそれがある。この場合、ブレーキシューが適切に作動しなくなってしまう。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ブレーキシューを適切に回転部材に組み付けることができるスプール制動装置を、提供することにある。
発明1に係る両軸受リールのスプール制動装置は、リール本体に回転自在に装着されたスプールが、遠心力により制動する装置である。
本スプール制動装置は、ブレーキドラムと、回転部材と、ブレーキシューとを、備えている。ブレーキドラムは、リール本体に回転不能に取り付けられている。回転部材は、スプールの回転に連動して回転する。ブレーキシューは、回転部材に着脱可能に取り付けられる。ブレーキシューは、回転部材の回転による遠心力で揺動し、ブレーキドラムに接触可能である。ここで、回転部材は、本体部と、揺動軸部と、装着ガイド部とを、有している。揺動軸部は、本体部に設けられ、ブレーキシューを揺動可能に支持する。揺動軸部に対してブレーキシューを装着する場合には、装着ガイド部がブレーキシューを案内する。
本スプール制動装置では、回転部材の揺動軸部にブレーキシューを装着する場合に、回転部材の装着ガイド部がブレーキシューを案内する。言い換えると、ブレーキシューが回転部材の装着ガイド部に案内されることによって、ブレーキシューが適切な姿勢で回転部材の揺動軸部に装着される。このように、本スプール制動装置では、ブレーキシューを適切に回転部材に組み付けることができる。
発明2に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明1に記載のスプール制動装置において、装着ガイド部が、ブレーキシューの装着角度を規制する第1装着ガイド部を、有している。
この場合、第1装着ガイド部によってブレーキシューの装着角度が規制されるので、ブレーキシューを適切な姿勢で回転部材の揺動軸部に装着できる。すなわち、本スプール制動装置では、ブレーキシューを適切に回転部材に組み付けることができる。
発明3に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明2に記載のスプール制動装置において、第1装着ガイド部は、本体部から突出した突起部である。
この場合、ユーザは、突起部(第1装着ガイド部)に基づいて、ブレーキシューの装着角度が適切であるか否かを判断することができるので、ブレーキシューを適切な姿勢で回転部材の揺動軸部に装着できる。すなわち、本スプール制動装置では、ブレーキシューを適切に回転部材に組み付けることができる。
発明4に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明3に記載のスプール制動装置において、突起部が、揺動軸部が延びる方向と食い違う方向に向けて、本体部から突出している。
この場合、突起部(第1装着ガイド部)が、揺動軸部が延びる方向と食い違う方向に向けて、本体部から突出しているので、ユーザは、突起部を目印として確実に視認でき、ブレーキシューを適切な姿勢で回転部材の揺動軸部に装着できる。すなわち、本スプール制動装置では、ブレーキシューを適切に回転部材に組み付けることができる。
発明5に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明3又は4に記載のスプール制動装置において、ブレーキシューが、揺動軸部まわりの揺動範囲を規制する揺動規制部を、有している。揺動規制部は、突起部に当接可能である。
この場合、ブレーキシューの揺動規制部が、装着ガイド部の突起部に当接可能であるので、ユーザは、ブレーキシューの揺動規制部を突起部に当接させることによって、ブレーキシューの装着状態が適切であるということを、確実に把握することができる。
発明6に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明2から5のいずれか1項に記載のスプール制動装置において、装着ガイド部が、第2装着ガイド部をさらに有している。第2装着ガイド部は、揺動軸部に設けられており、ブレーキシューの装着位置を規制する。
この場合、第2装着ガイド部によってブレーキシューの装着位置が規制されるので、ブレーキシューを揺動軸部の適切な位置に装着できる。すなわち、本スプール制動装置では、ブレーキシューを適切に回転部材に組み付けることができる。
発明7に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明6に記載のスプール制動装置において、揺動軸部が、ブレーキシューを、揺動軸部が延びる方向に移動可能に支持している。第2装着ガイド部は、揺動軸部の周面に設けられた凸部又は凹部である。
この場合、ブレーキシューの装着位置が第2装着ガイド部(凸部又は凹部)によって規制された状態で、ブレーキシューは揺動する。また、ブレーキシューを揺動軸部に沿って移動させることによって、ブレーキシューの姿勢が揺動可能位置から揺動不能位置へと変更される。このように、本スプール制動装置では、ブレーキシューを、揺動軸部の適切な位置に装着した状態で、揺動させることができる。また、本スプール制動装置では、ブレーキシューを揺動軸部に沿って移動させるだけで、ブレーキシューを容易に揺動不能にすることができる。
発明8に係る両軸受リールのスプール制動装置では、発明7に記載のスプール制動装置において、ブレーキシューが、凹部又は凸部を有している。ブレーキシューの凹部又は凸部は、第2装着ガイド部の凸部又は凹部に係合可能である。
この場合、例えば、ブレーキシューの凸部(又は凹部)と第2装着ガイド部の凹部(又は凸部)とを係合させることによって、ブレーキシューを揺動軸部に確実に位置決めすることができる。
本発明によれば、ブレーキシューを適切に回転部材に組み付けることができる。
本発明の一実施形態による両軸受リールの斜視図。 その右側面図。 その左側面図。 図2の切断線IV−IVによる断面図。 図2の切断線V−Vによる断面図。 スプール制動装置の分解斜視図。 回転部材の側面図。 シュー支持凹部の拡大斜視図。 シュー支持凹部に装着されたブレーキシューの拡大斜視図。 揺動可能位置における揺動軸部及びブレーキシューを示す側面図。 揺動不能位置における揺動軸部及びブレーキシューを示す側面図。 ブレーキシューが装着されたシュー支持凹部の拡大斜視図。 他の実施形態による揺動不能位置における揺動軸部及びブレーキシューを示す拡大斜視図。
1.リールの全体構成
本発明の実施形態による両軸受リール10は、図1から図5に示すように、ベイトキャスト用の両軸受リールである。この両軸受リール10は、リール本体11と、リール本体11の側方に配置されたスプール回転駆動用のハンドル12と、ハンドル12のリール本体11側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ13と、糸巻用のスプール14と、スプール14が装着されるスプール軸20と、を備えている。
ハンドル12は、アーム部12a と、アーム部12aの両端に回転自在に装着された把手12b とを、有するダブルハンドル形のものである。アーム部12aは、図5に示すように、駆動軸30の先端に回転不能に装着されており、ナット28により駆動軸30に締結されている。ハンドル12は後述する第2側カバー16b側に配置される。
2.リール本体の構成
図4及び図5に示すように、リール本体11は、たとえばマグネシウム合金などの軽金属製の部材であり、フレーム15と、フレーム15の両側方に装着された第1側カバー16a及び第2側カバー16bと、軸支持部35と、を有している。リール本体11の内部には、スプール14が、スプール軸20を介して、回転自在に装着されている。図5に示すように、第1側カバー16aは、第1側板15aに着脱可能に装着され、第1側板15aの外側を覆う。第2側カバー16bは、第2側板15bにネジ止め固定され、第2側板15bの外側を覆う。
図1から図5に示すように、フレーム15内には、スプール14と、サミングを行う場合の親指の当てとなるクラッチ操作部材17と、スプール14内に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド機構18とが、配置されている。
また、図4及び図5に示すように、フレーム15と第2側カバー16bとの間には、ギア機構19と、クラッチ機構21と、クラッチ制御機構22と、ドラグ機構23と、キャスティングコントロール機構24と、が配置されている。ギア機構19は、ハンドル12からの回転力をスプール14及びレベルワインド機構18に伝えるために設けられる。クラッチ機構21は、スプール14とハンドル12とを連結及び遮断するために設けられる。クラッチ制御機構22は、クラッチ操作部材17の操作に応じてクラッチ機構21を制御するために設けられる。ドラグ機構23は、スプール14の糸繰り出し方向の回転を制動するために設けられる。キャスティングコントロール機構24は、スプール14の回転時の抵抗力を調整するために設けられる。また、フレーム15と第1側カバー16aとの間には、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための遠心力を用いたスプール制動装置25 が、配置されている。
フレーム15は、図4及び図5に示すように、第1側板15aと、第1側板15aと所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された第2側板15bと、第1側板15a及び第2側板15bを前後及び下部で一体に連結する複数(例えば、3個)の連結部15cとを、有している。下側の連結部15cには、釣り竿を装着するための釣り竿装着部15dが、一体に形成される。第1側板15aは、中央部にスプール軸20の軸芯Cを中心として円形に形成された開口部15eを有する。開口部15eには、軸支持部35が着脱可能に連結される。
スプール14は、図4から図6に示すように、第1側板15aと第2側板15bとの間に設けられる。スプール14は、リール本体11に回転自在に支持される。スプール14は、両側部に皿状のフランジ部14aを有しており、両フランジ部14aの間に筒状の糸巻胴部14bを、有している。スプール14は、糸巻胴部14bの内周側を貫通するスプール軸20に、一体回転可能に固定されている。例えば、スプール14は、セレーション結合により、スプール軸20に一体回転可能に固定されている。
スプール軸20は、たとえばSUS304等の非磁性金属製である。スプール軸20は、図5に示すように、第2側板15bを貫通して第2側カバー16bの外方に延びている。スプール軸20の一端(図5左端)は、軸受38aを介して、軸受収納部35aに回転自在に支持される。スプール軸20の第2側カバー16bの外方に延びる他端(図5右端)は、軸受38bにより、第2側カバー16bに形成されたボス部16dに、回転自在に支持されている。スプール軸20の軸方向の中間部には、大径部20aが形成されている。大径部20aが第2側板15bを貫通する部分には、クラッチ機構21を構成するクラッチピン21aが、径方向に沿って貫通して設けられる。クラッチピン21aは、両端がスプール軸20の外周面に突出する。
クラッチ操作部材17は、図1に示すように、第1側板15a及び第2側板15bの間の後部でスプール14後方に配置されている。クラッチ操作部材17は、クラッチ制御機構22に連結されている。クラッチ操作部材17は、第1側板15a及び第2側板15bの間で上下方向にスライド可能である。このクラッチ操作部材17のスライドによって、クラッチ機構21が、連結状態と遮断状態とに切り換えられる。クラッチ操作部材17は、第1側板15aにおいてスプール14側に設けられたガイド軸(図示しない)によって、釣り竿装着部15dと接近及び離反する上下方向に案内される。
ギア機構19は、図5に示すように、駆動軸30と、駆動軸30に固定された駆動ギア31と、駆動ギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32とを、有している。駆動軸30は、第2側板15b及び第2側カバー16bに、回転自在に装着されている。駆動軸30は、ローラ型のワンウェイクラッチ50により、糸繰り出し方向の回転(逆転)が禁止されている。ローラ型のワンウェイクラッチ50は、第2側カバー16bと駆動軸30との間に、装着されている。駆動ギア31は、駆動軸30に回転自在に装着されており、駆動軸30とドラグ機構23を介して連結されている。
ピニオンギア32は、第2側板15bを貫通して、スプール軸20方向に延びる。ピニオンギア32は、中心にスプール軸20が貫通する筒状部材である。ピニオンギア32は、第2側板15b及び第2側カバー16bに、軸受52及び軸受54によって回転自在かつ軸方向に移動自在に装着されている。ピニオンギア32の一端には、クラッチピン21aに係合する係合溝32aが、形成されている。このピニオンギア32とクラッチピン21aによって、クラッチ機構21が構成される。ピニオンギア32は、クラッチ制御機構22によって、図5のスプール軸20の軸芯Cの上側に示すクラッチオン位置と、軸芯Cの下側に示すクラッチオフ位置と、に移動させられる。
クラッチ制御機構22は、図4に示すように、ピニオンギア32をスプール軸20方向に沿って移動させるクラッチヨーク45を、有している。クラッチ操作部材17がクラッチオフ位置に操作されると、クラッチヨーク45は、ピニオンギアをクラッチオフ位置に移動させる。また、クラッチ制御機構22は、スプール14の糸巻き取り方向の回転に連動してクラッチ機構21をクラッチオンさせる図示しないクラッチ戻し機構を、有している。
3.スプール制動機構
スプール制動装置25 は、遠心力によってスプール14を制動するためのものである。スプール制動装置25は、スプール軸20及び軸支持部35に装着されている。スプール制動装置25は、図4から図6に示すように、ブレーキドラム66と、回転部材62と、複数(例えば、6個)のブレーキシュー64と、移動機構68と、を備えている。
3−1.ブレーキドラム
ブレーキドラム66は、ブレーキシュー64の径方向内方に配置される。ブレーキドラム66は、揺動するブレーキシュー64に接触可能である。具体的には、ブレーキドラム66の少なくとも一部は、ブレーキシュー64に対して、径方向内方に配置される。より具体的には、ブレーキドラム66は、スプール14に向かって傾斜したテーパ形状の外周面66a(以下、テーパ面と呼ぶ)を、有している。テーパ面66aは、ブレーキシュー64の径方向内方に形成され、このテーパ面66aが、揺動するブレーキシュー64に接触する。
3−2.回転部材
回転部材62は、例えば、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂等の合成樹脂製の概ね円形の部材である。回転部材62は、スプール14の糸繰り出し方向の回転、例えばスプール14の回転に連動して、回転する。回転部材62は、スプール軸20に圧入等の適宜の固定手段により一体回転可能に連結されている。
回転部材62は、図4及び図7に示すように、内周部がスプール軸20に固定されるボス部62aと、ボス部62aの径方向外方に配置された厚肉環状のシュー取付部62bと、ボス部62aとシュー取付部62bとを接続する接続部62cと、を有している。ボス部62aは、スプール軸20が貫通する段付きの貫通孔62dを有する筒状の部分である。貫通孔62dは、スプール軸20に位置決めされる。
図7に示すように、シュー取付部62bは、本体部63aと、複数(例えば、5個)のシュー支持凹部63bと、複数(例えば、5個)の揺動軸部63cと、複数(例えば、5個)の装着用の突起部63e (第1装着ガイド部の一例)と、複数(例えば、5個)の案内部63h と、複数(例えば、5個)の固定部63dと、を有している。
5個のシュー支持凹部63bは、本体部63aに設けられている。シュー支持凹部63bは、周方向に間隔を隔てて設けられている。この実施形態では、シュー支持凹部63bは、スプール14の回転方向に等間隔に配置されている。シュー支持凹部63bは、ブレーキシュー64を配置可能且つ揺動軸部63cに沿って移動可能な幅で、凹んで形成されている。
図7及び図8に示すように、揺動軸部63cは、ブレーキシュー64を、揺動可能且つ揺動軸方向に移動可能に、支持する。揺動軸部63cは、スプール軸20と食い違う方向に延びており、シュー支持凹部63bに一体形成されている。揺動軸部63cは、概ね円筒形状に形成されている。
6個の揺動軸部63cは、シュー支持凹部63bに設けられている。揺動軸部63cは、ブレーキシュー64の揺動を案内する揺動用の溝部63f(第2装着ガイド部の一例)と、ブレーキシュー64の揺動軸方向への移動を案内する移動用の切欠部63gとを、有している。
揺動用の溝部63fは、ブレーキシュー64の揺動を案内する。また、揺動用の溝部63fは、ブレーキシューの装着位置を規制する。揺動用の溝部63fは、揺動軸部63cの一端側の外周面において、周方向に形成されている。揺動用の溝部63fは、シュー支持凹部63bの壁部から所定の間隔を隔てた位置に形成されている。
なお、ここでは、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに装着する場合にブレーキシュー64を案内する部分(装着ガイド部)が、装着用の突起部63e(第1装着ガイド部の一例)と、後述する揺動用の溝部63f(第2装着ガイド部の一例)とによって、構成されている。
移動用の切欠部63gは、ブレーキシュー64を揺動軸方向に案内する。図7から図11に示すように、移動用の切欠部63gは、揺動軸部63cの軸方向に延びるように、揺動軸部63cの外周面に形成されている。具体的には、複数の(例えば、2個)の移動用の切欠部63gが、揺動軸部63cの外周面に形成されている。移動用の切欠部63gは、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64d(後述する)を案内するためのものである。移動用の切欠部63gは、一端側が揺動用の溝部63fの壁部163f(図8を参照)を切り欠いている。より具体的には、移動用の切欠部63gの一端側は、シュー支持凹部63bの壁部から離れた側の揺動用の溝部63fの壁部163fを、切り欠いている。
装着用の突起部63eは、揺動軸部63cに対してブレーキシュー64を装着する場合に、ブレーキシュー64を案内するために用いられる。例えば、装着用の突起部63eは、ブレーキシュー64の装着角度を規制する。
図12に示すように、装着用の突起部63eは、シュー取付部62bに、設けられている。具体的には、装着用の突起部63eは、シュー取付部62bの外周側において、シュー取付部62bの本体部63aに一体に形成されている。
装着用の突起部63eは、シュー取付部62bの本体部63aから外方に突出している。具体的には、装着用の突起部63eは、揺動軸部63cが延びる方向と食い違う方向に向けて、突出している。より具体的には、装着用の突起部63eは、実質的に、スプール軸20が延びる方向に突出している。装着用の突起部63eには、ブレーキシュー64の揺動規制部64e(後述する)が当接可能である。
案内部63hは、ブレーキシュー64の揺動規制部64eを案内する。案内部63hは、シュー取付部62bの本体部63aに、設けられている。具体的には、案内部63hは、シュー支持凹部63bの一方の壁部を、スプール軸20を基準として内方から外方に向けて切り欠くことによって、本体部63aに形成されている。この案内部63hとブレーキシュー64の揺動規制部64eとの間には、隙間が形成されており、ブレーキシュー64が揺動すると、ブレーキシュー64の揺動規制部64eが案内部63hに沿って、移動する。言い換えると、案内部63hは、ブレーキシュー64が揺動する場合の揺動規制部64eの揺動経路に沿うように、本体部63aに形成されている。
図8及び図11に示すように、5個の固定部63dは、揺動軸部63cと間隔を隔ててシュー支持凹部63bに配置されている。固定部63dは、ブレーキシュー64に係合し、ブレーキシュー64を揺動不能に保持する。具体的には、固定部63dは、シュー保持部163dを、有している。シュー保持部163dは、スプール軸20と食い違う方向に沿って延びており、シュー支持凹部63bに一体形成されている。具体的には、シュー保持部163dは、揺動軸部63cに実質的に並行に延びており、シュー支持凹部63bに一体形成されている。シュー保持部163dは、断面が概ね矩形に形成されている。
シュー保持部163dは、オンオフ切換機構70を構成している(図11を参照)。オンオフ切換機構70は、作動可能状態(図10の状態)と、作動不能状態(図11の状態)と、にブレーキシュー64を切り換える機構である。作動可能状態は、ブレーキシュー64がブレーキドラム66に接触可能な状態である。作動不能状態は、ブレーキシュー64がブレーキドラム66に接触不能な状態である。ブレーキシュー64を作動可能状態と作動不能状態とに切り換えることによって、ブレーキドラム66に接触可能なブレーキシュー64の数を、任意に設定することができる。
図7に示すように、接続部62cは、厚肉円板状の部材であり、ボス部62aの外周部に一体形成されている。接続部62cの外周側の端面にシュー取付部62bの本体部63aが一体形成されている。
3−3.ブレーキシュー
ブレーキシュー64は、例えば、ポリアミド樹脂等の弾性を有する合成樹脂製の部材である。図8から図12に示すように、ブレーキシュー64は、スプール軸20と食い違う軸回りに揺動可能に、回転部材62に装着される。具体的には、ブレーキシュー64は、回転部材62の揺動軸部63c回りに揺動可能に、揺動軸部63cに装着される。また、ブレーキシュー64は、揺動軸部63cの軸方向に移動可能に、回転部材62に装着されている。
具体的には、ブレーキシュー64は、ブレーキシュー64の揺動を許可する揺動可能位置(図10の位置)と、ブレーキシュー64がシュー保持部163dと係合する揺動不能位置(図11の位置)との間において、揺動軸部63cに沿って移動可能である。揺動可能位置は、ブレーキシュー64が、図8に示した揺動軸部63cの左端部で揺動する位置である。揺動不能位置は、ブレーキシュー64が、図8に示した揺動軸部63cの右端部に移動した位置である。なお、ブレーキシュー64は、揺動軸部63cに対して、着脱可能である。
ブレーキシュー64は、本体部64aと、揺動軸部63cに装着される装着部64bと、シュー保持部163dに係合する係合凹部64cと、揺動軸部まわりの揺動範囲を規制する揺動規制部64eとを、有している。
本体部64aは、第1端65aと、第1端65aと逆側の第2端65bと、を有している。本体部64aは、第1端65aから第2端65bに向かって長い部材である。第1端65aには、ブレーキドラム66に接触する接触部65fが、形成されている。接触部65fは、円弧状に形成されている。
また、本体部64aは、一対のボス部65gを、有している。ボス部65gは、本体部64aから外方に突出するように、本体部64aに一体に形成されている。より具体的には、ボス部65gは、後述する係合凹部64cを取り囲むように、本体部64aから外方に突出して形成されている。図9から図11では、一対のボス部65gの一方だけが、示されている。
ブレーキシュー64が揺動可能位置に位置する場合に、ボス部65gは、回転部材62のシュー支持凹部63bの壁部に当接している。このため、ブレーキシュー64が、揺動可能位置において揺動軸部63c回りに揺動する状態、すなわち回転部材62が回転している状態では、ボス部65gは回転部材62のシュー支持凹部63bの壁部によって、押圧される。
図10及び図11に示すように、装着部64bは、ブレーキシュー64が揺動軸部63cに装着される部分である。装着部64bは、第1端65aと重心Gとの間において、本体部64aに設けられている。装着部64bは、C字形状の装着凹部65cを、有している。装着凹部65cは、揺動軸部63cに嵌合される。例えば、装着凹部65cは、揺動軸部63cにすきま嵌めで嵌合される。装着凹部65cの開口部65kは、揺動軸部63cより狭い幅に、形成されている。
装着凹部65cは、揺動用の突起部64d(揺動用の係合部の一例)を、有している。図10に示すように、揺動可能位置において、揺動用の突起部64dは、揺動軸部63cの揺動用の溝部63fに係合し、揺動用の溝部63fに沿って案内される。揺動用の突起部64dが揺動用の溝部63fに沿って案内されると、ブレーキシュー64は揺動軸部63c回りに揺動する。
また、図11に示すように、ブレーキシュー64が所定の揺動角度に配置された場合、揺動用の突起部64dは、揺動軸部63cの移動用の切欠部63gに係合可能である。この状態で、ブレーキシュー64が、揺動軸部63cに沿う方向に移動させられると、揺動用の突起部64dは、揺動軸部63cの移動用の切欠部63gに沿って、移動する。これにより、ブレーキシュー64は、揺動可能位置から揺動不能位置へと、移動する。一方で、ブレーキシュー64が揺動不能位置に位置する状態で、ブレーキシュー64が、揺動軸部63cに沿う方向に移動させられると、揺動用の突起部64dは、揺動軸部63cの移動用の切欠部63gに沿って、移動する。これにより、ブレーキシュー64は、揺動不能位置から揺動可能位置へと、移動する。
係合凹部64cは、シュー保持部163dに係合する部分である。係合凹部64cは、オンオフ切換機構70を構成している(図11を参照)。係合凹部64cは、シュー保持部163dを三方から囲むように、矩形状に形成されている。係合凹部64cは、オンオフ切換機構70を構成している。係合凹部64cは、シュー保持部163dに嵌合される。より具体的には、係合凹部64cは、ブレーキシュー64が揺動可能位置から揺動不能位置へと移動した場合に、シュー保持部163dに嵌合される。これにより、ブレーキシュー64が、揺動不能位置において、回転部材62に対して揺動不能に保持される。
このように、オンオフ切換機構70(シュー保持部163d及び係合凹部64c)によって、ブレーキドラム66に接触不能なブレーキシュー64の数、すなわちブレーキドラム66に接触可能なブレーキシュー64の数を、任意に設定することができる。すなわち、オンオフ切換機構70によって、スプール14の糸繰り出し方向の回転を、広範囲で制動することができる。
揺動規制部64eは、揺動軸部まわりの揺動範囲を規制する。図10から図12に示すように、揺動規制部64eは、ブレーキシュー64の本体部64aの一端側に設けられている。具体的には、揺動規制部64eは、第1端65aと揺動軸部63cとの間において、装着部64bに設けられている。また、揺動規制部64eは、装着部64bから外方に突出するように、装着部64bに一体に形成されている。揺動規制部64eは、円柱状に形成された突出部である。揺動規制部64eは、装着用の突起部63eに当接可能である。
上記のような構成を有するブレーキシュー64は、スプール14が回転すると、重心Gに作用する遠心力により、揺動軸芯P (図10及び図11を参照)を中心として揺動する。
3−4.移動機構
移動機構68は、ブレーキシュー64とブレーキドラム66とを、スプール軸20の軸方向に、相対移動可能かつ位置決め可能である。移動機構68は、図3から図6に示すように、操作部材60と、ブレーキカム71(図4参照)と、第1ギア部材73(図6参照)と、第1ギア部材73に噛み合う第2ギア部材74と、を有している。
操作部材60は、例えば合成樹脂製の円形のつまみであり、第1側カバー16aに形成された開口部16cによって第1側カバー16aから外部に露出する。操作部材60は、軸支持部35の底部35cの外側面にねじ込まれるねじ軸78によって、回動自在に支持される。操作部材60は、位置決め機構76によって複数(たとえば、40段階程度)に位置決めされる。第1ギア部材73は、操作部材60と一体形成される。第2ギア部材74は、ブレーキドラム66に一体回動可能に連結される。
図4に示すように、ブレーキドラム66は、軸支持部35に、ブレーキカム71を介して係合する。ブレーキカム71は、軸支持部35の外周面に回転不能に固定されている。ブレーキカム71は、螺旋状のカム溝71aを有している。ブレーキカム71(カム溝71a)は、ブレーキドラム66の内周面に突出して形成された、例えば複数のカム突起66cに、係合する。これにより、操作部材60が一方向に回動操作されると、ブレーキドラム66がスプール14に接近する方向に移動して制動力が徐々に強くなる。また、操作部材が他方向に回動操作されると、ブレーキドラム66がスプール14から離反する方向に移動し、制動力が徐々に弱くなる。
4.スプール制動装置の動作
4−1.スプール制動装置の動作概要
スプール制動装置25では、操作部材60が操作開始位置にあるときは、ブレーキシュー64の接触部65fは、ブレーキドラム66のテーパ面66aの小径側に接触する。このとき、ブレーキシュー64の揺動角度が最も大きくなり、ブレーキドラム66がブレーキシュー64を押圧する押圧力は、最も小さくなる。これにより、スプール14に作用する制動力は、最も小さい。
操作部材60が操作開始位置から回動操作されると、第1ギア部材73が回転する。すると、第1ギア部材73に噛み合う第2ギア部材74が、回転し、ブレーキドラム66も回動する。すると、ブレーキドラム66は、ブレーキカム71を介して、スプール14に接近する方向に移動する。このとき、ブレーキシュー64の接触部65fは、テーパ面66aの大径側に移動する。すると、ブレーキシュー64の揺動角度が徐々に小さくなり、ブレーキドラム66がブレーキシュー64を押圧する押圧力は、徐々に大きくなる。これにより、スプール14に作用する制動力は、徐々に大きくなる。
操作部材60が最大制動位置に設定されると、ブレーキシュー64の揺動角度が最も小さくなり、ブレーキドラム66がブレーキシュー64を押圧する押圧力が、最大になる。これにより、スプール14に作用する制動力は、最も大きくなる。この場合、ブレーキシュー64の接触部65fは、ブレーキドラム66のテーパ面66aの大径側に接触させても、テーパ面66aの基端部(大径側)に連なって一体に形成された筒状部に、接触させてもよい。
なお、操作部材60を最大制動位置から操作開始位置に向けて操作する場合は、上記とは反対に、制動力が徐々に弱くなる。
4−2.ブレーキシューの取付形態
ここでは、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに取り付ける際の形態について、説明する。
まず、ユーザは、ブレーキシュー64の装着凹部65cの開口部65kを揺動軸部63cに対向させる。次に、ユーザは、図12に示した装着用の突起部63eを目視し、ブレーキシュー64の揺動規制部64eが装着用の突起部63eに当接しないように、ブレーキシュー64の揺動規制部64eを、回転部材62の案内部63hに対向して配置する。また、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dを、揺動軸部63cにおける揺動用の溝部63fに対向して配置する。この状態において、ユーザが、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに向けて押し付けることによって、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dが、揺動軸部63cにおける揺動用の溝部63fの内部に配置され、ブレーキシュー64の装着凹部65cが、揺動軸部63cに装着される。このようにして、ブレーキシュー64は、揺動軸部63cに装着される。
このように、ユーザは、装着用の突起部63eを目印として、ブレーキシュー64の揺動規制部64eを、回転部材62の案内部63hの範囲内に配置することによって、ブレーキシュー64の装着角度を適切な角度に設定することができる。そして、この状態で、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに装着することによって、ブレーキシュー64を回転部材62に適切に組み付けることができる。また、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dを、揺動軸部63cにおける揺動用の溝部63fの内部に配置することによって、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに確実に位置決めすることができる。
なお、ブレーキシュー64が揺動軸部63cに装着されると、ブレーキシュー64の揺動規制部64eと回転部材62の案内部63hとの間には隙間が形成されているので、ブレーキシュー64は、案内部63hに沿って、揺動軸部63c回りに回転可能である。また、ブレーキシュー64は、装着用の突起部63eに当接可能である。ブレーキシュー64の揺動範囲は、この装着用の突起部63eによって制限される。ブレーキシュー64を装着用の突起部63eに当接させた状態で、後述するようにブレーキシュー64を揺動軸部63cに沿って移動させる場合に、ブレーキシュー64を揺動可能位置から揺動不能位置へとスムーズに移動することができる。
4−3.ブレーキシューの設定及び動作
6個のブレーキシュー64それぞれは、揺動可能位置と揺動不能位置とに設定可能である。各ブレーキシュー64の設定及び動作は、同じであるので、ここでは、1個のブレーキシュー64に注目して、説明を行う。
ブレーキシュー64が揺動可能位置に設定されている状態(作動可能状態)において、スプール14の回転に連動して、回転部材62が回転すると、遠心力によって、ブレーキシュー64は揺動する。詳細には、回転部材62が回転すると、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dが、揺動軸部63cの揺動用の溝部63fに沿って案内されながら、ブレーキシュー64は揺動する。すると、ブレーキシュー64が、ブレーキドラム66に接触して、スプール14の回転が制動される。具体的には、ブレーキシュー64の接触部65fが、ブレーキドラム66に接触することによって、スプール14の回転が制動される。
ここで、ブレーキシュー64が揺動可能位置に設定され、回転部材62が静止している状態で、ユーザが、ブレーキシュー64を所定の揺動角度に揺動すると(装着用の突起部63eに当接させると)、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dが、移動用の切欠部63gに係合可能となる。この状態で、ユーザが、ブレーキシュー64を、揺動軸部63cに沿う方向に押すと、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dが、揺動軸部63cの移動用の切欠部63gに案内され、ブレーキシュー64は、揺動可能位置から揺動不能位置へと移動する。すると、ブレーキシュー64の係合凹部64cが、揺動不能位置において、回転部材62のシュー保持部163dに嵌合される。これにより、ブレーキシュー64は、揺動不能位置において、揺動軸部63c回りに揺動不能になる。この状態が、作動不能状態である。
また、ブレーキシュー64が揺動不能位置に設定され、回転部材62が静止している状態で、ユーザが、ブレーキシュー64を、揺動軸部63cに沿う方向(上記と反対方向)に押すと、ブレーキシュー64の係合凹部64cと回転部材62のシュー保持部163dとの嵌合が解除される。そして、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dが、揺動軸部63cの移動用の切欠部63gに案内される。そして、ブレーキシュー64が揺動可能位置に到達すると、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dが、揺動軸部63cの移動用の切欠部63gから離脱して、揺動軸部63cの揺動用の溝部63fに配置される。このようにして、ブレーキシュー64は、揺動不能位置から揺動可能位置へと移動する。
このようにして、5個のブレーキシュー64それぞれは、揺動可能位置及び揺動不能位置のいずれか一方に、任意に設定可能である。すなわち、各ブレーキシュー64を、揺動可能位置に配置するか、揺動不能位置に配置するかによって、スプール14の回転に与える制動力を、調節することができる。
5.特徴
(A)本スプール制動装置25では、回転部材62の揺動軸部63cにブレーキシュー64を装着する場合に、回転部材62の装着ガイド部がブレーキシュー64を案内する。言い換えると、ブレーキシュー64が、回転部材62の装着用の突起部63e(第1装着ガイド部の一例)及び揺動用の溝部63f(第2装着ガイド部の一例)によって、揺動軸部63cへと案内されることによって、ブレーキシュー64が適切な姿勢で回転部材62の揺動軸部63cに装着される。このように、本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64を適切に回転部材62に組み付けることができる。なお、回転部材62の装着用の突起部63e及び揺動用の溝部63fによって、装着ガイド部が構成されている。
また、従来技術では、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに装着する場合、ブレーキシュー64が揺動軸部63cに不適切に案内されると、係合凹部64cがシュー支持凹部63bの底部に嵌ってしまうおそれがあった。また、係合凹部64cがシュー支持凹部63bの底部に嵌ってしまうと、ブレーキシュー64が適切に作動しないだけでなく、ブレーキシュー64のシュー支持凹部63bが変形してしまうおそれもあった。
しかしながら、本スプール制動装置25では、回転部材62の装着用の突起部63e及び揺動用の溝部63によって、ブレーキシュー64を揺動軸部63cへと適切に案内することができる。このため、ブレーキシュー64の係合凹部64cを、シュー支持凹部63bの内側に適切に配置することができ、且つブレーキシュー64の係合凹部64cの変形を防止することができる。
(B)本スプール制動装置25では、装着用の突起部63eによってブレーキシュー64の装着角度が規制されるので、ブレーキシュー64を適切な姿勢で回転部材62の揺動軸部63cに装着できる。すなわち、本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64を適切に回転部材62に組み付けることができる。また、(A)と同様に、ブレーキシュー64の係合凹部64cを、シュー支持凹部63bの内側に適切に配置することができ、且つブレーキシュー64の係合凹部64cの変形を防止することができる。
(C)本スプール制動装置25では、ユーザは、装着用の突起部63eに基づいて、ブレーキシュー64の装着角度が適切であるか否かを判断することができるので、ブレーキシュー64を適切な姿勢で回転部材62の揺動軸部63cに装着できる。すなわち、本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64を適切に回転部材62に組み付けることができる。また、(A)と同様に、ブレーキシュー64の係合凹部64cを、シュー支持凹部63bの内側に適切に配置することができ、且つブレーキシュー64の係合凹部64cの変形を防止することができる。
(D)本スプール制動装置25では、装着用の突起部63eが、揺動軸部63cが延びる方向と食い違う方向に向けて、回転部材62の本体部63aから突出しているので、ユーザは、装着用の突起部63eを目印として確実に視認でき、ブレーキシュー64を適切な姿勢で回転部材62の揺動軸部63cに装着できる。すなわち、本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64を適切に回転部材62に組み付けることができる。また、(A)と同様に、ブレーキシュー64の係合凹部64cを、シュー支持凹部63bの内側に適切に配置することができ、且つブレーキシュー64の係合凹部64cの変形を防止することができる。
(E)本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64の揺動規制部64eが、装着用の突起部63eに当接可能であるので、ユーザは、ブレーキシュー64の揺動規制部64eを装着用の突起部63eに当接させることによって、ブレーキシュー64の装着状態が適切であるということを、確実に把握することができる。
(F)本スプール制動装置25では、揺動用の溝部63fによってブレーキシュー64の装着位置が規制されるので、ブレーキシュー64を揺動軸部63cの適切な位置に装着できる。すなわち、本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64を適切に回転部材62に組み付けることができる。
(G)本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64の装着位置が揺動用の溝部63fによって規制された状態で、ブレーキシュー64は揺動する。また、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに沿って移動させることによって、ブレーキシュー64の姿勢が揺動可能位置から揺動不能位置へと変更される。このように、本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64を、揺動軸部63cの適切な位置に装着した状態で、揺動させることができる。また、本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに沿って移動させるだけで、ブレーキシュー64を容易に揺動不能にすることができる。
(H)本スプール制動装置25では、ブレーキシュー64の揺動用の突起部64dと、回転部材62の揺動用の溝部63fとを、係合させることによって、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに確実に位置決めすることができる。
6.他の実施形態
(a)前記実施形態では、ブレーキシュー64が揺動用の突起部64dを有し、回転部材62が揺動用の溝部63fを有し、物理的に誤った装着ができないように、案内する装着ガイドを設けた場合の例を、示した。これに代えて、操作者が確実に目視して確認できる視覚的に誤った装着ができないようにする視覚的装着ガイドであってもよい。例えば、視覚的装着ガイドは、▼印等のような記号を回転部材62に設けるようにしてもよい。
(b)前記実施形態では、ブレーキシュー64が係合凹部64cを有し、回転部材62がシュー保持部163dを有する場合の例を示した。これに代えて、ブレーキシュー64がシュー保持部163dを有し、回転部材62が係合凹部64cを有するようにしてもよい。
(c)前記実施形態では、ブレーキシュー64が係合凹部64cを有し、回転部材62がシュー保持部163dを有する場合の例を示した。ここで、ブレーキシュー64の係合凹部64cに代えて、図13に示すように、ブレーキシュー64に孔部164cを形成してもよい。
ここで、図13は、スプール制動装置25が、揺動用の突起部64d、揺動用の溝部63f、及び移動用の切欠部63gを、有していない場合の例である。また、図13では、前記実施形態と同じ部材及び部分については、同じ符号を付している。
この場合、ブレーキシュー64が孔部164cを有し、回転部材62がシュー保持部263dを有する。例えば、シュー保持部263dは、円筒状に形成されている。ここでは、ブレーキシュー64を揺動軸部63cに沿って移動させることによって、シュー保持部263dを孔部164cに係合させる。これによって、ブレーキシュー64が揺動不能に固定される。すなわち、ブレーキシュー64を、作動不能状態において、確実に固定することができる。
なお、ここでは、ブレーキシュー64が孔部164cを有し、回転部材62がシュー保持部263dを有する場合の例を示したが、ブレーキシュー64がシュー保持部263dを有し、回転部材62が孔部164cを有するようにしてもよい。
(d)前記実施形態では、ブレーキドラム66が、ブレーキシュー64に対して、径方向内方に配置される場合の例を、示した。これに代えて、ブレーキドラム66を、ブレーキシュー64に対して、径方向外方に配置されるようにしてもよい。この場合、ブレーキシュー64が遠心力によって揺動姿勢をとると、ブレーキシュー64の外周側の端部が、ブレーキドラム66に接触する。これにより、スプール14を制動することができる。
(e)前記実施形態では、ブレーキシュー64の係合凹部64c又は孔部164cが、回転部材62のシュー保持部163d,263dに係合することによって、ブレーキシュー64が回転部材62に揺動不能に保持される場合の例を、示した。これに加えて、図13に示すように、位置決め凹部62eを、回転部材62に設けることによって、ブレーキシュー64を回転部材62に位置決めしてもよい。
ここで、図13は、スプール制動装置25が、1個の揺動用の突起部64dと、この揺動用の突起部64dを案内する移動用の溝部163gとを、有する場合の例である。また、図13では、前記実施形態と同じ部材及び部分については、同じ符号を付している。
図13に示すように、位置決め凹部62eは、揺動軸部63cの端部側(揺動用の溝部63fの反対側)の外周面に形成されている。揺動用の突起部64dが移動用の溝部163gに案内され、図13に示すように、ブレーキシュー64が揺動不能位置に位置すると、ブレーキシュー64は、シュー保持部263dに揺動不能に保持され、揺動用の突起部64dが位置決め凹部62eに係合する。ここで、位置決め凹部62eは、移動用の溝部163gより、深さが浅くなるように、形成されている。このため、揺動用の突起部64dが位置決め凹部62eに係合すると、揺動軸部63cが装着凹部65cに押し付けられる。これにより、揺動不能位置において、ブレーキシュー64を確実に保持することができる。また、移動規制用係合部を位置決め凹部62eに係合する際の押し込み感(クリック感)によって、ユーザは、ブレーキシュー64が作動不能状態であることを、確認することができる。
なお、ここでは、揺動不能位置において、揺動用の突起部64dが位置決め凹部62eに係合する場合の例を示した。これに代えて、ブレーキシュー64を、移動用の溝部163gに沿って、揺動可能位置から揺動不能位置へと移動させる過程において、位置決め凹部又は凸部を設けるようにしてもよい。この場合、揺動用の突起部64dが、位置決め凹部又は凸部を乗り越える際のクリック感によって、ユーザは、ブレーキシュー64が作動不能状態であることを、確認することができる。
11 リール本体
14 スプール
10 両軸受リール
25 スプール制動装置
62 回転部材
63c 揺動軸部
63e 装着用の突起部(第1装着ガイド部)
63f 揺動用の溝部(第2装着ガイド部)
63g 移動用の溝部(凹部の一例)
64 ブレーキシュー
64d 揺動用の突起部(凸部の一例)
66 ブレーキドラム

Claims (10)

  1. リール本体に回転自在に装着されたスプールを遠心力により制動する両軸受リールのスプール制動装置であって、
    リール本体に回転不能に取り付けられたブレーキドラムと、
    前記スプールの回転に連動して回転する回転部材と、
    前記回転部材に着脱可能に取り付けられ、前記回転部材の回転による遠心力で揺動し前記ブレーキドラムに接触可能なブレーキシューと、
    を備え、
    前記回転部材は、本体部と、前記本体部に設けられ前記ブレーキシューを揺動可能に支持する揺動軸部と、前記揺動軸部に対して前記ブレーキシューを装着する場合に前記ブレーキシューを案内する装着ガイド部とを、有する、
    両軸受リールのスプール制動装置。
  2. 前記装着ガイド部は、前記揺動軸部に対して前記ブレーキシューを装着する場合に前記ブレーキシューの一部を前記本体部の所定の範囲に配置するための目印として用いられる第1装着ガイド部を、有する、
    請求項1に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  3. 前記ブレーキシューは、前記ブレーキシューが前記揺動軸部に装着された場合に前記揺動軸部まわりの揺動範囲を規制する揺動規制部を、有し、
    前記本体部は、前記ブレーキシューが前記揺動軸部に装着された場合に前記揺動規制部に対向する対向部を、有し、
    前記揺動軸部に対して前記ブレーキシューを装着する場合に、前記第1装着ガイド部は、前記揺動規制部を前記対向部における前記所定の範囲に配置するための目印として用いられる、
    請求項2に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  4. 前記第1装着ガイド部は、前記本体部から突出した突起部である、
    請求項2又は3に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  5. 前記突起部は、前記揺動軸部が延びる方向と食い違う方向に向けて、前記本体部から突出している、
    請求項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  6. 前記第1装着ガイド部は、前記本体部から突出した突起部であり、
    前記ブレーキシューは、前記ブレーキシューが前記揺動軸部に装着された場合に前記揺動軸部まわりの揺動範囲を規制する揺動規制部を、有し、
    前記揺動規制部は、前記突起部に当接可能である、
    請求項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  7. 前記第1装着ガイド部は、前記本体部から突出した突起部であり、
    前記揺動規制部は、前記突起部に当接可能である、
    請求項3に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  8. 前記装着ガイド部は、前記揺動軸部に設けられ前記ブレーキシューの装着位置を規制する第2装着ガイド部を、さらに有する、
    請求項2からのいずれか1項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  9. 前記揺動軸部は、前記ブレーキシューを、前記揺動軸部が延びる方向に移動可能に支持し、
    前記第2装着ガイド部は、前記揺動軸部の周面に設けられた凸部又は凹部である
    請求項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
  10. 前記ブレーキシューは、前記第2装着ガイド部の凸部又は凹部に係合可能な凹部又は凸部を、有する
    請求項に記載の両軸受リールのスプール制動装置。
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