JP6910241B2 - 電動リール - Google Patents

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本発明は電動リール、特に、仕掛けが先端に取り付けられた釣り糸を前方に繰り出し可能な電動リールに関する。
電動リールには、モータの出力(たとえば、回転速度)を調整するために出力調整部が設けられる。従来の出力調整部は、仕掛けの水深を表示する水深表示部を有するカウンタケース上に、前後に移動自在に設けられたスライドスイッチを有する(たとえば、特許文献1の図10参照)。
特開2005-295940号公報
従来の電動リールでは、カウンタケース上に設けられた、前後に移動するスライドスイッチによってモータの出力を調整する。従来の電動リールでは、モータの出力を調整するために、親指で前方にスライドスイッチを操作させた場合、親指がカウンタケース上に乗ってしまい、親指でスプールをサミングできない。
本発明の課題は、出力調整部の移動によってモータの出力を調整しても、出力調整時にスプールをサミングできるようにすることにある。
本発明に係る電動リールは、仕掛けが先端に取り付けられた釣り糸を前方に繰り出し可能である。電動リールは、リール本体と、リール本体に固定されるモータと、スプールと、回転伝達機構と、出力調整部と、移動位置検出部と、制御部とを備える。スプールは、リール本体に回転可能に設けられ、モータによって回転駆動される。回転伝達機構は、モータの回転をスプールに伝達する。出力調整部は、仕掛けの水深を表示する水深表示部を有し、リール本体に移動可能に設けられ、モータの出力を調整可能である。移動位置検出部は、出力調整部の移動位置を検出する。制御部は、検出された移動位置に応じて、モータを複数段階の出力のいずれかに制御する。
この電動リールでは、仕掛けの水深を表示する水深表示部を有する出力調整部がリール本体に移動可能に設けられる。このため、従来のカウンタケース自体が移動することになる。この出力調整部の移動位置が移動位置検出部によって検出され、制御部が検出された移動位置に応じてモータを複数段階の出力のいずれかに制御する。この電動リールは、カウンタケース自体を動かして、モータの出力を調整するように構成される。このため、出力調整部を、たとえば指の先端で移動させても、指の残りの部分を釣り糸またはスプールに接触させてスプールをサミングできる。この結果、出力調整部の移動によってモータの出力を調整しても、出力調整時にスプールをサミングできるようになる。
電動リールは、出力調整部の移動位置を複数段階に位置決めする位置決め部をさらに備えてもよい。この構成によれば、出力調整部から手を離しても出力調整部の移動位置を保持できる。
出力調整部は、リール本体の上部に前後移動可能に設けられてもよい。この構成によれば、出力調整部が前後移動するので、指で操作しやすい。
出力調整部は、リール本体に着脱可能に設けられてもよい。この構成によれば、出力調整部をリール本体から取り外すことによって、出力調整部の移動構造のメンテナンスを容易に行える。
リール本体は、モータに電力を供給する電力線を電気的に接続する電源ソケットを有し、電動リールは、電源ソケットと、出力調整部と、の間に設けられる電源コードをさらに備えてもよい。この構成によれば、電力線を着脱可能に接続でき、かつ出力調整部に電力を供給できる。
電源コードは、伸縮可能な螺旋状に形成されてもよい。この構成によれば、電源コードが伸縮するので、出力調整部の移動を電源コードが妨げにくい。
電動リールは、出力調整部をモータの出力が停止する停止位置側に付勢する付勢部材をさらに備えてもよい。この構成によれば、出力調整部から手を離せばモータの出力が停止する停止位置に出力調整部が戻るため、操作性が向上する。また、意に反して出力調整部が移動してモータが回転するといった事象が起りにくくなる。さらに、出力調整部を停止位置側に戻す操作を考慮する必要がなくなるため、出力調整部の形状の選択肢が増える。
本発明によれば、出力調整部の移動によってモータの出力を調整しても、調整時にスプールをサミングできるようになる。
本発明の一実施形態による電動リールの平面図。 図1の切断線II−IIによって切断した断面図。 図1の切断線III−IIIによって切断した断面図。 フレームおよびカウンタケースの分解斜視図。 電源コードを示す電動リールの側面図。 本発明の変形例による図3に相当する図。 位置決め部の変形例を示した模式図。
図1から図3において、本発明の一実施形態による電動リール10は、仕掛けが先端に取り付けられた釣り糸を前方に繰り出し可能である。電動リール10は、ハンドル13が設けられるリール本体12と、モータ14と、スプール16と、回転伝達機構18(図2参照)と、リール本体12に移動可能に設けられる出力調整部20と、移動位置検出部22(図3参照)と、制御部24(図3参照)と、位置決め部26と、電源コード28(図5参照)と、を備える。
リール本体12は、フレーム30と、フレーム30の両側を覆う第1側カバー32および第2側カバー34と、フレーム30に設けられる釣り竿装着部36と、電源ソケット38と、を有する。フレーム30は、ハンドル13側の第1側板30aと、第1側板30aと間隔をあけて対向して配置される第2側板30bと、第1側板30aと第2側板30bとを連結する複数の連結部30cと、を有する。図4に示すように、第1側板30aの第1内側面30d、および第2側板30bの第2内側面30eの前上部には、第1案内突起30fおよび第2案内突起30gが設けられる。第1案内突起30fおよび第2案内突起30gは、左右方向に対向して配置される。第1案内突起30fおよび第2案内突起30gは、それぞれ前後方向に延びるように設けられ、出力調整部20を前後方向に案内する。
図1および図3に示すように、リール本体12の後部には、スプール16の糸巻き取り方向の回転を伝達および遮断するクラッチ機構(図示せず)を操作するクラッチ操作部材8が上下に移動可能に設けられる。クラッチ操作部材8は、第1側板30aに向けて徐々に上方に延びるクラッチ操作部8aを有する。
図3に示すように、複数の連結部30cは、リール本体12の前部、下部、上部および後部に配置される。前部の連結部30cは円筒状に形成され、内部にモータ14が収容される。上部の連結部30cには、出力調整部20が前後移動可能に載置される。第1側カバー32は、第1側板30aの外側を覆う。第2側カバー34は、第2側板30bの外側を覆う。釣り竿装着部36は、下側の連結部30cに一体的に形成される。電源ソケット38は、第2側カバー34の前下部に取り付けられる。電源ソケット38には、電源に接続するための電源ケーブル(図示せず)が着脱可能に電気的に接続される。
モータ14は、前述したように、前部の円筒状の連結部30cに固定される。スプール16は、リール本体12に回転可能に設けられ、モータ14によって回転駆動される。スプール16にはスプール軸48が一体回転可能に連結される。スプール軸48のハンドル13側の第1端は、第1側カバー32に、軸受を介して回転可能に支持される。スプール軸48の、第1端と反対側の第2端は第2側板30bに、軸受を介して回転可能に支持される。回転伝達機構18は、モータ14の回転を減速してスプール16に伝達し、かつハンドル13の回転を増速してスプール16に伝達する。
図3および図4に示すように、出力調整部20は、仕掛けの水深を表示する水深表示部40と、3つの操作ボタン42a〜42cを含む操作部42と、を有する。出力調整部20は、仕掛けの水深を表示するカウンタケースとしても機能する。水深表示部40は、たとえば液晶ディスプレイ40a(図3参照)を含む。出力調整部20は、リール本体12の上部に移動可能に設けられ、モータ14の出力を調整するために設けられる。本実施形態では、出力調整部20は、図1および図3に実線で示す出力停止用の第1位置と、二点鎖線で示す最大出力用の第2位置との間で、リール本体12に前後方向に往復移動可能に設けられる。
図2、図3および図4に示すように、出力調整部20は、リール本体12の上部に前後スライド可能に設けられる。出力調整部20は、リール本体12に着脱可能に設けられる。出力調整部20は、モータ14の出力を制御モードに応じて調整操作するために設けられる。ここでは、制御モードが速度モードのとき、たとえば、スプール16の回転速度を複数段階(たとえば、10段階から31段階)に調整する。また、制御モードが張力モードのとき、たとえば、釣り糸に作用する張力を複数段階(たとえば、10段階から31段階)に調整する。
出力調整部20は、第1ケース部44aと第2ケース部44bとを含むケース部材44を有する。第1ケース部44aには、制御部24、水深表示部40、および移動位置検出部22が、収容される。第1ケース部44aの両側面には、第1溝44cおよび第2溝44dが前後方向に沿って形成される。第1溝44cおよび第2溝44dは、第1側板30aに形成された第1案内突起30fおよび第2側板30bに形成された第2案内突起30gに各別に係合する。第1溝44cおよび第2溝44dは、それぞれ後端が解放され、前端が閉じている。これによって、ケース部材44がリール本体12に前後移動自在に支持される。また、第1溝44cおよび第2溝44dの後端が解放されているので、出力調整部20を、リール本体12に対して着脱できる。さらに、第1溝44cおよび第2溝44dの前端が閉じているので、ケース部材44を第1位置に位置決めできる。
第2ケース部44bは、第1ケース部44aの収容空間を塞ぐ蓋部材として機能する。第2ケース部44bの上面には、水深表示部40に対向して配置される表示窓44eが矩形に形成される。第2ケース部44bの後部の左右には、出力調整部20を前後移動させる操作を行うためのわずかに凹んだ第1操作部44fと第2操作部44gとが設けられる。第1操作部44fは、左手Hの、たとえば親指で出力調整部20を前後に操作するために設けられ、第2操作部44gは、右手の、たとえば親指で出力調整部20を前後に操作するために設けられる。このような凹んだ第1操作部44fおよび第2操作部44gを設けることによって、左右いずれかの手の親指の腹で、出力調整部20を前方に移動させる出力増加操作、および出力調整部20を後方に移動させる出力減少操作、を行いやすくなる。また、出力調整時に、出力を調整する手の親指の中間部でスプール16をサミングしやすくなる。
移動位置検出部22は、出力調整部20の前後の移動位置を検出する。移動位置検出部22は、たとえば、ケース部材44に収容されたホール素子22aを含む。ホール素子22aは、上側の連結部30cに設けられる磁石46の磁束の向きおよび磁力の強さによって、出力調整部20の前後位置を検出可能である。
制御部24は、たとえばマイクロコンピュータを有し、出力調整部20の移動位置に応じて、モータ14の出力を制御する。制御部24は、たとえば、出力調整部20の移動位置に応じて、出力停止を含めた複数の出力段階のいずれかにモータ14を制御する。ここでは、速度モードのとき、移動位置検出部22の検出結果に応じて、たとえば、スプール16の回転速度を複数段階(たとえば、10段階から31段階)のいずれかに制御する。また張力モードのとき、移動位置検出部22の検出結果に応じて、たとえば、釣り糸に作用する張力を複数段階(たとえば、10段階から31段階)のいずれかに調整する。
位置決め部26は、出力調整部20の移動位置を複数段階(たとえば、10段階から31段階)に位置決めする。位置決め部26は、上側の連結部30cの上面に形成された装着穴30hに進退自在に装着された位置決めピン50と、位置決めピン50の頭部50aが係合する複数(たとえば、11個から32個)の位置決め凹部52と、を有する。頭部50aの先端は、位置決め凹部52よりも小径の半球状に形成される。位置決め凹部52は、前後方向に間隔を隔てて第2ケース部44bの下面に球面状に凹んで形成される。
図5に示すように、電源コード28は、電源ソケット38と出力調整部20との間に設けられる。電源コード28は、図3に示すように前側の連結部30cの前方を通って電源ソケット38に接続される。電源コード28は、図5に示すように、伸縮可能な螺旋状に形成される。電源コード28を、伸縮可能な螺旋状に形成することによって、出力調整部20が前後方向に移動するのを、電源コード28が妨げにくくなる。また、電源コード28を外さなくても、出力調整部20をリール本体12から外ことができる。これによって、出力調整部20のメンテナンスおよび出力調整部20の掃除を行いやすくなる。
このように構成された電動リール10では、図1に示すように、たとえば、右ハンドルの場合、左手Hの親指の腹で出力調整部20の第1操作部44fを押し出し操作すると、モータ14の出力が増加する。また、左手Hの親指の腹で出力調整部20の第1操作部44fを引き込み操作すると、モータ14の出力が減少する。この出力調整部20によって、出力調整操作する際に、親指の腹よりの根元側の部分がスプール16および釣り糸に接触できる。このため、出力調整部20の移動によってモータ14の出力を調整しても、出力調整時にスプール16をサミングできるようになる。
<変形例>
図6は、前記実施形態の変形例を示す図である。変形例では、電動リール110は、出力調整部120をモータ14の出力が停止する停止位置側に付勢する付勢部材60をさらに備えている。付勢部材60は、出力調整部120を出力停止用の第1位置側に付勢している。
付勢部材60は、例えばコイルばねである。付勢部材60は、ホール素子22a等が装着される装着板45と上部の連結部130cとの間の空間に配置されている。連結部130cは、前記実施形態よりも後方に延び、上方に突出する突出部130iを有している。突出部130iは、付勢部材60の基端側を支持している。
付勢部材60の先端には、係合ピン61が装着されている。係合ピン61は、図6に拡大して示すように、軸部61aと、軸部61aよりも大径の鍔部61bと、半球状に形成された頭部61cと、を有している。軸部61aは、付勢部材60の内周部に配置されている。鍔部61bは、付勢部材60の外径よりも大径であり、付勢部材60によって第1位置側に付勢されている。これにより、頭部61cが第1ケース部144aの後部内面に球面状に凹んで形成された係合凹部144hに係合して、出力調整部120が第1位置側に付勢されている。
また、変形例では、図7に示すように、位置決め部126の構成が前記実施形態とは異なっている。位置決め部126は、出力調整部120の移動位置を複数段階に位置決めするためのロックレバー65と、ロックレバー65に係合する係合凹部130kと、を有している。
ロックレバー65は、出力調整部120の後部に設けられた案内溝120aに沿って、図7(A)に示すロック解除位置と、図7(B)に示すロック位置との間で、左右方向にスライド可能である。図7(A)に示す出力調整部120の位置は、モータ14の出力が停止される停止位置に対応している。なお、図7では、図面を分かり易くするために第2側板130bを2点鎖線で示している。
ロックレバー65は、操作部65aと、係合部65bと、を有している。操作部65aは、手の親指等を当てて、ロックレバー65を左右にスライドさせる部分である。係合部65bは、操作部65aから第2側板130bに向かって棒状に延びている。
係合凹部130kは、前後方向に間隔を隔てて第2側板130bの第2内側面130eに複数設けられている。なお、係合凹部130kを第1側板30aの第1内側面30dに設けて、係合部65bを第1側板30a側に向かって延ばしてもよい。係合凹部130kは、図7(B)に示すように、ロックレバー65がロック解除位置からロック位置に操作されたとき、ロックレバー65の係合部65bに係合する。これにより、出力調整部120の移動位置がロックされる。
ロックレバー65を用いて出力調整部120の移動位置を複数段階に位置決めすることにより、出力調整部120から手を離した場合でも、第1位置側に付勢された出力調整部120が第1位置側に戻ることがない。このため、出力調整部120の操作性が向上する。
また、ロックレバー65がロック解除位置にあるとき、ロックレバー65の操作部65aは、第2操作部44gに近接した位置にあるため、例えば、第2操作部44gを押し出し操作した手の指をそのまま左側に移動させるだけで、ロックレバー65をロック位置に移動させることができる。
<特徴>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(A)電動リール10は、仕掛けが先端に取り付けられた釣り糸を前方に繰り出し可能である。電動リール10は、リール本体12と、リール本体12に固定されるモータ14と、スプール16と、回転伝達機構18と、出力調整部20と、移動位置検出部22と、制御部24とを備える。スプール16は、リール本体12に回転可能に設けられ、モータ14によって回転駆動される。回転伝達機構18は、モータ14の回転をスプール16に伝達する。出力調整部20は、仕掛けの水深を表示する水深表示部40を有し、リール本体12に移動可能に設けられ、モータ14の出力を調整可能である。移動位置検出部22は、出力調整部20の移動位置を検出する。制御部24は、検出された移動位置に応じて、モータ14を複数段階の出力のいずれかに制御する。
この電動リール10では、仕掛けの水深を表示する水深表示部40を有する出力調整部20がリール本体12に移動可能に設けられる。このため、従来のカウンタケース自体が移動することになる。この出力調整部20の移動位置が移動位置検出部22によって検出され、制御部24が検出された移動位置に応じてモータ14を複数段階の出力のいずれかに制御する。この電動リール10は、カウンタケース自体を動かして、モータ14の出力を調整するように構成される。このため、出力調整部20を、たとえば指の先端で移動させても、指の残りの部分を釣り糸またはスプール16に接触させてスプール16をサミングできる。この結果、出力調整部20の移動によってモータ14の出力を調整しても、出力調整時にスプール16をサミングできるようになる。
(B)電動リール10は、出力調整部20の移動位置を複数段階に位置決めする位置決め部26をさらに備えてもよい。この構成によれば、出力調整部20から手を離しても出力調整部20の移動位置を保持できる。
(C)出力調整部20は、リール本体12の上部に前後移動可能に設けられてもよい。この構成によれば、出力調整部20が前後移動するので、指で操作しやすい。
(D)出力調整部20は、リール本体12に着脱可能に設けられてもよい。この構成によれば、出力調整部20をリール本体12から取り外すことによって、出力調整部20の移動構造のメンテナンスを容易に行える。
(E)リール本体12は、モータ14に電力を供給する電力線を電気的に接続する電源ソケット38を有し、電動リール10は、電源ソケット38と、出力調整部20と、の間に設けられる電源コード28をさらに備えてもよい。この構成によれば、電力線を着脱可能に接続でき、かつ出力調整部20に電力を供給できる。
(F)電源コード28は、伸縮可能な螺旋状に形成されてもよい。この構成によれば、電源コード28が伸縮するので、出力調整部20の移動を電源コード28が妨げにくい。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態および変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、カウンタケースとしても機能する出力調整部20を前後方向にスライドさせたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、左右方向にスライドさせてもよいし、上下方向にスライドさせてもよい。また、移動の形態は、スライドではなく揺動でもよい。
(b)上記実施形態では、位置決め部26によって、出力調整部20を複数段階に位置決め部するように構成したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、リール本体12と出力調整部20の間に、操作後の出力調整部20を動きにくくするためのわずかな摩擦力等を付与できる部材(たとえば、弾性体、滑り止め部材)を配置してもよい。
(c)上記実施形態では、出力調整部20に第1操作部44fと第2操作部44gの2つの操作部を後部の左右端部に設けたが、本発明はこれに限定されない。操作部の数は一つでもよいし3以上あってもよい。また、操作部の位置は出力調整部の後部であればどこでもよい。
(d)上記実施形態では、モータ14がスプール16の前方に配置される電動リール10を開示したが、本発明はこれに限定されない。モータがスプール内部に配置される電動リールにも本発明を適用できる。
(e)上記実施形態では出力調整部20,120の移動位置を直接検出したが、出力調整部20,120の移動に連動して回転する回転部材の位相を検出してもよい。また、感圧シートで位置決めピン50の頭部50aの先端が押圧する位置を検出してもよい。
10,110 電動リール
12 リール本体
14 モータ
16 スプール
18 回転伝達機構
20,120 出力調整部
22 移動位置検出部
24 制御部
26,126 位置決め部
28 電源コード
38 電源ソケット
60 付勢部材

Claims (7)

  1. 仕掛けが先端に取り付けられた釣り糸を前方に繰り出し可能な電動リールであって、
    リール本体と、
    前記リール本体に固定されるモータと、
    前記リール本体に回転可能に設けられ、前記モータによって回転駆動されるスプールと、
    前記モータの回転を前記スプールに伝達する回転伝達機構と、
    前記仕掛けの水深を表示する水深表示部を有し、前記リール本体に移動可能に設けられ、前記モータの出力を調整するための出力調整部と、
    前記出力調整部の移動位置を検出する移動位置検出部と、
    前記移動位置に応じて、前記モータを複数の出力のいずれかに制御する制御部と、
    を備える電動リール。
  2. 前記出力調整部の前記移動位置を複数段階に位置決めする位置決め部をさらに備える、請求項1に記載の電動リール。
  3. 前記出力調整部は、前記リール本体の上部に前後移動可能に設けられる、請求項1または2に記載の電動リール。
  4. 前記出力調整部は、前記リール本体に着脱可能に設けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動リール。
  5. 前記リール本体は、前記モータに電力を供給する電力線を電気的に接続する電源ソケットを有し、
    前記電源ソケットと、前記出力調整部と、の間に設けられる電源コードをさらに備える、請求項4に記載の電動リール。
  6. 前記電源コードは、伸縮可能な螺旋状に形成される、請求項5に記載の電動リール。
  7. 前記出力調整部を前記モータの出力が停止する停止位置側に付勢する付勢部材をさらに備えた、請求項1から6のいずれか1項に記載の電動リール。
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