JP2016129445A - 絶縁操作棒 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、絶縁操作棒を用いた間接活線作業において、作業時間の短縮、作業者の作業能率の向上のために、同じ場所で、非直線的に作業を行うことができ、絶縁操作棒を回転させる操作の簡易化、架線被覆剥ぎ取り器の架線の周囲を回転させる操作の簡易化も図った絶縁操作棒を提供することを目的とする。【解決手段】共用操作棒1Aは、アタッチメント本体3及びロックナット4等の先端側部と、ジョイント金具5等の基端側部と、先端側部と基端側部とを連接する一つ繋がりの棒状部2とを有して構成される。棒状部2は、先端側部から基端側部に向かうに従い円弧状に湾曲した形状となっていると共に、最も湾曲した部位の寸法L1は、先端側部と基端側部とを結ぶ直線X1に対し、少なくとも棒状部2の直径の2倍の寸法にて離れたものとなっている。【選択図】図1

Description

本発明は、作業員が遠隔から活線状態で作業を行う間接活線作業において用いられる絶縁操作棒の形態に関する。
例えば架線被覆剥ぎ取り器を操作する間接活線作業として、把持部の刃体ホルダーの刃体を把持部の保持部が保持された状態の架線に遠近させる場合には、例えば特許文献1等に示されるように、絶縁操作棒の一種である共用操作棒の先端側部にバインド打ち器を装着し、バインド打ち器のフック状の鉤爪部を架線被覆剥ぎ取り器のアイハンドルに差し込んでアイハンドルに連接されたボルトを回すという操作が行われる。
また、例えば架線被覆剥ぎ取り器を操作する間接活線作業として、架線の被覆のみを剥ぎ取る場合には、例えば特許文献1等に示されるように、前記共用操作棒の先端側部に装着されたバインド打ち器の鉤爪部を操作アームの操作孔に差し込んで、架線被覆剥ぎ取り器を架線を中心に回転させる操作が行われる。
そして、絶縁操作棒は、前記特許文献1の図4の共用操作棒に示されるように、アタッチメント本体等を有する先端側部からジョイント金具等を有する基端側部まで直線状に構成されているのが一般的である。
特開2014−176144号公報
もっとも、絶縁操作棒が先端側部から基端側部まで直線状であると、絶縁操作棒の操作も直線的となり、絶縁操作棒をその軸線に沿って直線的に押し或いは突く動作をすると絶縁操作棒の先端が架線等の間接活線作業の対象物から離れることとなる。
また、絶縁操作棒が先端側部から基端側部まで直線状であると、間接活線作業の対象物から作業員の位置まで直線状となり、絶縁操作棒を用いた作業可能範囲も作業者側から見た正面の位置に限られる。このため、作業者側から見た正面以外の範囲で作業を行う場合には、作業者の位置の変更が必要となる。従って、高所作業車の作業台上で作業員が作業する場合には、一連の作業であっても高所作業車の作業台を移動させる必要が生ずる。
特に、バインド打ち器が装着される共用操作棒について先端側部から基端側部まで直線状であると、作業員が両手で掴む共用操作棒の柄部も直線状となるので、共用操作棒を回転させるために、作業者は何度も手を持ち替える必要があるという不具合を有する。
そして、バインド打ち器の鉤爪部を操作アームの操作孔に挿入した状態で架線被覆剥ぎ取り器を架線を中心に回転させる場合にも、架線被覆剥ぎ取り器が架線の上方に回転するように共用操作棒の先端を上方に移動させるためには、共用操作棒全体を持ち上げる必要がある。
また、架線被覆剥ぎ取り器を架線の向う側(作業者とは架線を挟んで反対側)に架線を中心に回転させる場合には、共用操作棒を持ち上げたまま共用操作棒の先端を前方に押す必要がある。
更に、架線の向う側に位置する架線被覆剥ぎ取り器を架線の下方に架線を中心に回転させる場合に、架線被覆剥ぎ取り器に共用操作棒の先端のバインド打ち器が届かないと、作業者が架線に接近する必要が生ずる。
このため、架線被覆剥ぎ取り器による架線の被覆剥ぎ取り作業が煩雑化し、また活線状態の架線への作業員の接近による感電等の危険が生ずるおそれもあった。
そこで、本発明は、絶縁操作棒を用いた間接活線作業において、作業時間の短縮、作業者の作業能率の向上のために、同じ場所で、非直線的に作業を行うことができ、絶縁操作棒を回転させる操作の簡易化、架線被覆剥ぎ取り器を架線の周囲を回転させる操作の簡易化も図った絶縁操作棒を提供することを目的としている。
本発明に係る絶縁操作棒は、間接活線作業の対象物側となる先端側部と、作業員が把持する側となる基端側部と、前記先端側部と前記基端側部とを連接する一つ繋がりの棒状部とを有して構成され、前記棒状部は、前記先端側部から前記基端側部に向かうに従い円弧状に湾曲した形状となっていることを特徴としている(請求項1)。絶縁操作棒が共用操作棒の場合には、前記棒状部と、前記先端側部として前記棒状部の先端側に配置されたアタッチメント本体、ロックナットと、前記基端側部として前記棒状部の基端側に配置されたジョイント金具とを有して構成され、前記棒状部は、前記ロックナットの前記アタッチメント本体とは反対側から前記ジョイント金具に向かうに従い円弧状に湾曲した形状となる(請求項2)。そして、前記棒状部は、前記先端側部と前記基端側部とを結ぶ直線に対し最も離れた部位が、少なくとも前記棒状部の直径の2倍の寸法にて離れていることを特徴としている(請求項3)。絶縁操作棒としては、例えば上記共用操作棒の他、ストレーリンクトング等も考え得る。そして、先端側部は、請求項2に示すように、共用操作棒ではアダプタ本体やロックナットが該当し、例えばストレーリンクトングでは固定把持部と可動把持部とで成る把持部が該当しうる。基端側部は、例えば共用操作棒やストレーリンクトングではジョイント金具が該当する。
これにより、絶縁操作棒を押す或いは突く動作をすると、架線等の障害物が間にあっても、絶縁操作棒の先端側部は架線等の障害物の向う側に回り込むので、間接活線作業の対象物と作業者とを結ぶ直線上に障害物があっても、絶縁操作棒を押す或いは突く操作によって、作絶縁操作棒の先端側部を間接活線作業の対象物に向かわせることができる。
また、絶縁操作棒の先端側部が間接活線工具に吊り下げられた状態で、一方の手で絶縁操作棒の基端側部側の把持可能な部位のうち限界つば側を持ち、他方の手で絶縁操作棒の基端側部側の把持可能な部位のうち限界つばとは反対側を持った状態で、絶縁操作棒の基端側部側の把持可能な部位のうち限界つば側について、先端側部と基端側部とを結ぶ直線を回転軸として円を描くように一方の手で回転させることにより、絶縁操作棒の先端側部ひいては間接活線工具を円滑に回転させることが可能である。
更に、架線を中心に回転可能な状態の間接活線工具に先端側部が連結され或いは引き掛けられている状態において、上方に湾曲した共用操作棒を押す動作のみで、先端側部が架線を中心として円を描いて動くので、絶縁操作棒の先端側部ひいては間接活線工具の架線の上方から架線の向う側に向けた移行を円滑に且つ少ない力で行うことができる。
次に、架線を中心に回転可能な状態の間接活線工具に先端側部が連結され或いは引き掛けられている状態において、先端側部が架線を超えて架線の向う側に回り込むことが可能であるため、上方に湾曲した共用操作棒を更に押し込むと、架線を中心とした円運動により、絶縁操作棒の先端側部ひては間接活線工具に対し下方に向けた力が働くようになる。
そして、架線を中心に回転可能な状態の間接活線工具に対し先端側部を連結し直す場合或いは引き掛け直すときに、共用操作棒を下方に湾曲した状態に反転することにより、絶縁操作棒の先端側部を架線の下方から架線の向う側に迎えに行かせることができるので、間接活線工具を作業員側に引く動作を容易におこなうことができる。これに伴い、作業者が架線側に近づくことも不要となる。
更また、間接活線作業の対象物から作業員の位置まで直線状でなくなるので、絶縁操作棒を用いた作業可能範囲も作業者側から見た正面の位置に限られなくなり、作業中での作業者の位置の変更が不要となる。
以上のように、この発明に係る絶縁操作棒によれば、絶縁操作棒を押す或いは突く動作をすると、絶縁操作棒の先端側部を架線等の障害物の向う側に回り込ませることができるで、間接活線作業の対象物と作業者とを結ぶ直線上に障害物があっても、間接活線作業の対象物を押したり引いたりする作業を効率良く行うことが可能である。
また、この発明に係る絶縁操作棒によれば、先端側部が間接活線工具に吊り下げられた状態で、一方の手で絶縁操作棒の基端側部側の把持可能な部位のうち限界つば側を持ち、他方の手で絶縁操作棒の基端側部側の把持可能な部位のうち限界つばとは反対側を持った状態で、絶縁操作棒の基端側部側の把持可能な部位のうち限界つば側について、先端側部と基端側部とを結ぶ直線を回転軸として円を描くように回転させることにより、絶縁操作棒の先端側部ひいては間接活線工具を円滑に回転させることが可能である。このため、架線被覆剥ぎ取り器の刃体ホルダーの刃体を保持部が掛けられた架線に遠近させるために、共用操作棒を回転させる場合でも、持ち手を持ち替える必要がなくなるので、作業者の疲労の軽減を図ることができる。
更に、この発明に係る絶縁操作棒の操作では、架線を中心に回転可能な状態の間接活線工具に先端側部が連結され或いは引き掛けられている状態において、上方に湾曲した共用操作棒を押す動作のみで、先端側部が架線を中心として円を描いて動くので、絶縁操作棒の先端側部ひいては間接活線工具の架線の上方から架線の向う側に向けた移行を円滑に且つ少ない力で行うことができる。
この発明に係る絶縁操作棒の次の操作では、架線を中心に回転可能な状態の間接活線工具に先端側部が連結され或いは引き掛けられている状態において、先端側部が架線を超えて架線の向う側に回り込むことが可能であるため、上方に湾曲した共用操作棒を更に押し込むと、架線を中心とした円運動により、絶縁操作棒の先端側部ひては間接活線工具に対し下方に向けた力が働くようにすることができる。
この発明に係る絶縁操作棒の更に次の操作として、架線を中心に回転可能な状態の間接活線工具に対し先端側部を連結し直す場合或いは引き掛け直すときに、共用操作棒を下方に湾曲した状態に反転することにより、絶縁操作棒の先端側部を架線の下方から架線の向う側に迎えに行かせることができるので、間接活線工具を作業員側に引く動作を容易におこなうことができる。これに伴い、作業者が架線側に近づくことも不要とすることができる。
このため、間接活線工具として架線被覆剥ぎ取り器を用い、この架線剥ぎ取り器を絶縁操作棒に装着させたバインド打ち器を利用して回転させる際に、架線の被覆のみを剥ぎ取る作業を円滑且つ短時間で行うことが可能となる。
更にまた、この発明に係る絶縁操作棒によれば、間接活線作業の対象物から作業員の位置まで直線状でなくて良くなるので、絶縁操作棒を用いた作業可能範囲も作業者側から見た正面の位置に限られなくなり、作業中での作業者の位置の変更を不要とすることができる。
図1(a)は、この発明に係る絶縁操作棒の一例として共用操作棒の全体構成を示した説明図であり、図1(b)は共用操作棒の先端側部に装着される先端工具の一例としてバインド打ち器を示した拡大図である。 図2は、図1(a)の共用操作棒の先端に図1(b)のバインド打ち器を装着した状態の全体構成を示した説明図である。 図3は、架線に引き掛けた架線被覆剥ぎ取り器のアイハンドルにバインド打ち器のフックを差し込んでアイハンドルに連接されたボルトを回す操作を示した説明図である。 図4は、架線に引き掛けた架線被覆剥ぎ取り器の操作アームの操作孔にバインド打ち器のフックを挿入して、共用操作棒が上方に湾曲した状態で、架線被覆剥ぎ取り器を架線の周囲を回転させる操作を示した説明図である。 図5は、共用操作棒について下方に湾曲した状態にして、架線被覆剥ぎ取り器を架線の周囲を回転させる操作を示した説明図である。 図6は、この発明に係る絶縁操作棒の他の例としてストレーリンクトングの全体構成を示した説明図である。
以下、本発明の一例について図面を参照しながら説明する。
図1において、絶縁操作棒の一種である共用操作棒1A、先端工具の一種であるバインド打ち器50の構成がそれぞれ示されている。図2において、共用操作棒1Aにバインド打ち器50が装着された構成が示され、図3から図5において、バインド打ち器50が装着された共用操作棒1Aの架線被覆剥ぎ取り器100への使用例が示されている。
このうち、バインド打ち器50は、特に図1(b)に示されるように、共用操作棒1Aの先端に設けられたアタッチメント本体3に接続可能なジョイント金具51と、鉤爪部52と、この鉤爪部52から側方に突出した棒状部53とを有して構成されている。
架線被覆剥ぎ取り器100は、ハグラーとも称されるもので、特に図4及び図5に示されるように、保持部101と、刃体ホルダー102と、螺子棒103と、台部104とを備えている。保持部101は、電線等の架線Wの側面に当接可能な凹部が形成されている。刃体ホルダー102は、保持部101に遠近すると共に、刃体ホルダー102が保持部101に最も近接したときに保持部101の凹部に当接した架線Wの被覆のみに食い込むように、刃体が刃体ホルダー102に取り付けられている。螺子棒103は、保持部101から離れる方向に延出し、保持部101側の端部が刃体ホルダー102に取り付けられて、当該螺子棒103が回転することで、刃体ホルダー102を保持部101に遠近する方向に可動させることができるようになっている。台部104は、保持部101に対し凹部と対峙する側に配されると共に螺子棒103が挿通可能な螺子切りされた挿通孔を有するものとなっている。そして、螺子棒103の保持部101とは反対側端には、螺子棒103を回転させるための機構として、円状の通孔106aを有するアイハンドル106が形成されている。更には、保持部101は、架線被覆剥ぎ取り器100を架線Wを中心に回転させるための機構として、その背側から操作アーム107が突出形成され、操作アーム107の先端には円状の貫通孔たる操作孔107aが形成されている。すなわち、操作アーム107の先端は、リング状に成っている。
共用操作棒1Aは、図1に示されるように、棒状部2と、棒状部2の先端側に配置されたアタッチメント本体3、ロックナット4と、棒状部2の基端側に配置されたジョイント金具5とを有している。
棒状部2は、アタッチメント本体3側に水切りつば6が配置され、ジョイント金具5側に限界つば7が形成されていると共に、棒状部2のうち限界つば7よりも基端側は作業員が掴む柄部21となっている。
アタッチメント本体3は、バインド打ち器50のジョイント金具51等のジョイント金具と連結可能なもので、特に図1に示されるように、略円柱状の外形を有すると共にその先端面に円柱状の可動突部31を有している。可動突部31は、アタッチメント本体3の軸方向に沿って進退可能に、アタッチメント本体3に取り付けられており、アタッチメント本体3に内蔵されたバネ(図示せず)によりアタッチメント本体3からの突出方向に付勢されている。また、アタッチメント本体3は、その周面に一対の係止用突起32、32が設けられている。これらの係止用突起32、32は、円柱状をなすと共に、一方の係止用突起32と他方の係止用突起32とは、アタッチメント本体3の周方向で反対側となる位置にてアタッチメント本体3の径方向の外側に向かって突出している。すなわち、一方の係止用突起32と他方の係止用突起32とは、180°位相がずれた位置から放射状に突出している。
ロックナット4は、アタッチメント本体3に対しジョイント金具5側に近接して配置されており、ロックナット4を所定方向に回転させることで、アタッチメント本体3と、バインド打ち器50のジョイント金具51とが強固に締結し合うようにしたり、その締結を緩めたりすることができる。
その一方で、棒状部2は、この実施例では、図1に示されるように、途中に折り曲げ可能な関節部等のない一繋がりの形状をなしていると共に、例えばロックナット4等の先端側部からジョイント金具5等の基端側部に向かうに従い円弧状に湾曲した形状をなしている。そして、棒状部2の最も湾曲した部位では、ロックナット4等の先端側部とジョイント金具5等の基端側部とを結ぶ直線X1に対し、所定の寸法L1ほど離れている。すなわち、棒状部2の最も湾曲した部位は、直線X1から最も離れた部位に当たる。この寸法L1は、共用操作棒1Aの全長、使い易さ、強度、その他の検証等によって可変しうるものであるが、少なくとも棒状部2の直径の2倍の寸法が望まれ、且つこの共用操作棒1Aにあっては棒状部2の直径の3倍の寸法であっても問題ない。なお、棒状部2の直径としては、例えば、棒状部2のうち、水切りつば6よりも先端側の部位の直径や、水切りつば6と限界つば7との間の部位の直径や、柄部21の直径等が該当しうる。
そして、このような構成の棒状部2を備えた共用操作棒1Aの先端にバインド打ち器50を装着した場合には、図2に示されるように、バインド打ち器50の鉤爪部52の先端を、ロックナット4等の先端側部とジョイント金具5等の基端側部とを結ぶ直線X1に略一致させることができる。これにより、直線X1を回転軸として共用操作棒1Aを回転させた場合には、バインド打ち器50の鉤爪部52が差し込まれ、引き掛けられた物も直線X1を回転軸として(バインド打ち器50の鉤爪部52の先端を回転中心として)回転させることが可能となる。
次に、バインド打ち器50が装着された共用操作棒1Aの架線被覆剥ぎ取り器100への使用例として、架線Wに保持部101が凹部にて保持された状態としつつ、刃体ホルダー102を保持部101に遠近させる操作について、図3を用いて説明する。
まず、バインド打ち器50の鉤爪部52を架線被覆剥ぎ取り器100のアイハンドル106の通孔106aに差し込む。次に、例えば右手Rで共用操作棒1Aの柄部21のうち限界つば7側を持ち、例えば左手Lで共用操作棒1Aの柄部21のうちジョイント金具5側を持つ。そして、左手Lはそのままで、右手Rについて、図3の矢印に示されるように、ロックナット4等の先端側部とジョイント金具5等の基端側部とを結ぶ直線X1を回転軸として円を描くように回転させる。なお、左手Lと右手Rとで逆の部位を持つようにしても良い。これにより、架線被覆剥ぎ取り器100の螺子棒103を回転させて刃体ホルダー102を動かすために、バインド打ち器50が装着された共用操作棒1Aを回転させるにあたって、作業員は、共用操作棒1Aの柄部21を持つ手を持ち替えなくても、円滑に共用操作棒1Aを回転させることが可能となる。よって、作業員の疲労を抑制することができる。
また、バインド打ち器50が装着された共用操作棒1Aの架線被覆剥ぎ取り器100への使用例として、架線Wに保持部101が凹部にて保持された状態としつつ、架線Wを中心に架線被覆剥ぎ取り器100を回転させる操作の一例について、図4及び図5を用いて説明する。
まず、架線Wの下側に位置する架線被覆剥ぎ取り器100に対し、共用操作棒1Aの棒状部2が上方に湾曲した状態の向きとしつつ、バインド打ち器50の鉤爪部52を操作アーム107の操作孔107aに差し込んだ後、図4(a)の矢印に示されるように、共用操作棒1Aを操作して、操作アーム107が架線Wの上方に向くまで架線被覆剥ぎ取り器100を持ち上げる。このとき、共用操作棒1Aを上方に押し出す動作をしても、共用操作棒1Aに装着されたバインド打ち器50は、架線Wに対し近接した位置にあり、架線被覆剥ぎ取り器100を回転させる操作の妨げとはならない。
次に、図4(b)の矢印に示されるように、架線被覆剥ぎ取り器100の操作アーム107が上方を向いた状態から架線Wの向う側(作業員とは反対側)を向いた状態になるように、共用操作棒1Aを操作する。このとき、操作アーム107の操作孔107aに鉤爪部52を差し込んだ状態で、上方に共用操作棒1Aを押す動作のみで、共用操作棒1Aに装着されたバインド打ち器50は、架線Wを中心として円を描いて動くので、架線被覆剥ぎ取り器100の操作アーム107が架線Wの上方を向いた状態から向う側を向いた状態への移行を円滑に且つ少ない力で行うことができる。
更に、図4(c)の矢印に示されるように、架線被覆剥ぎ取り器100の操作アーム107が架線Wの向う側で水平よりも上側を向いた状態から架線Wの下方を向いた状態となるように、共用操作棒1Aを操作する。このとき、操作アーム107の操作孔107aに鉤爪部52を差し込んだ状態で,図4(b)の状態から共用操作棒1Aを更に押し込む動作により、共用操作棒1Aに装着されたバインド打ち器50が架線Wの向う側でも架線Wの水平方向よりも下方に向けて回り込むので、操作アーム107が架線Wよりも向う側の架線被覆剥ぎ取り器100に対し、架線Wを中心とした円運動により、下方に向けた力が働くようにすることができる。
そして、図5の矢印に示されるように、共用操作棒1Aの棒状部2について、下方に湾曲した状態の向きに反転させることで、共用操作棒1Aの先端側部を線Wの下方から向う側(作業員とは反対側)に迎えに行かせることができる。このため、架線被覆剥ぎ取り器100の操作アーム107が架線Wの向う側にあっても、バインド打ち器50の鉤爪部52を操作アーム107の操作孔107aに差し込んで、作業員側に架線剥ぎ取り器100を引く動作を容易に行うことが可能である。
そして、絶縁操作棒の一例として共用操作棒1Aを示してきたが、この発明が適用されるのは、共用操作棒1Aに限定されない。例えば図6に示されるように、ストレーリンクトング1Bにも適用される。この発明が適用されたストレーリンクトング1Bについて図6を用いて概説する。
ストレーリンクトング1Bは、棒状部2と、棒状部2の先端側に配置された把持部8と、棒状部2の基端側に配置されたジョイント金具5とを有している。
棒状部2は、把持部8側に水切りつば6が配置され、ジョイント金具5側に限界つば7が形成されていると共に、棒状部2のうち限界つば7よりも基端側は作業員が掴む柄部21となっている。
把持部8は、固定部9と可動部10とを備えている。固定部9は、先端側に鉤爪9bを有する爪部9aと、この爪部9aの基端側が接続され、中央に螺子切りされた貫通孔(図示せず)が形成された接続部9cとを備えている。一方、可動部10は、接続部9cの貫通孔のネジ溝に噛み合わさるようにネジ山を切った棒状のネジ軸体11と、固定部9と協働して電線等を把持可能な可動体12とを備えている。可動体12は、固定部9と対向する面に凹部(図示せず)を有し、固定部9の鉤爪9bから基端側に延びる直線部分に該凹部が嵌まり込んだ状態でネジ軸体11の先端に取り付けられている。図6(b)の符号13で示される部位は、棒状部2の回転をロックするロック機構である。上記の構成とすることで、棒状部2が回転することにより、可動部10の可動体12を固定部9に遠近させることができる。
そして、ストレーリンクトング1Bの棒状部2は、この実施例では、共用操作棒1Aと同様に、途中に折り曲げ可能な関節部等のない一繋がりの形状をなしていると共に、例えば把持部8等の先端側部からジョイント金具5等の基端側部に向かうに従い円弧状に湾曲した形状をなしている。そして、棒状部2の最も湾曲した部位では、把持部8等の先端側部とジョイント金具5等の基端側部とを結ぶ直線X2に対し、所定の寸法L2ほど離れている。すなわち、棒状部2の最も湾曲した部位は、直線X2から最も離れた部位に当たる。この寸法L2は、ストレーリンクトング1Bの全長、使い易さ、強度、その他の検証等によって可変しうるものであるが、少なくとも棒状部2の直径の2倍の寸法が望まれる。なお、棒状部2の直径としては、例えば、棒状部2のうち、水切りつば6よりも先端側の部位の直径や、水切りつば6と限界つば7との間の部位の直径や、柄部21の直径等が該当しうる。
このような構成のストレーリンクトング1Bによれば、図6に示されるように、把持部8の開口が、ロックナット4等の先端側部とジョイント金具5等の基端側部とを結ぶ直線X2側を向き、且つ把持部8の開口端を直線X2に近接させることができる。
次に、図示しないが、ストレーリンクトング1Bについて、柄部21を回転させて螺子棒11を回転させる機能を有することにより、以下の操作が可能である。すなわち、まず、例えば右手Rでストレーリンクトング1Bの柄部21のうち限界つば7側を持ち、例えば左手Lでストレーリンクトング1Bの柄部21のうちジョイント金具5側を持つ。次に、左手Lはそのままで、右手Rについて、把持部8等の先端側部とジョイント金具5等の基端側部とを結ぶ直線X2を回転軸として円を描くように回転させる。
これにより、把持部8が対象物を把持した状態で把持部8を回転させるために、ストレーリンクトング1Bを回転させるにあたって、作業員は、ストレーリンクトング1Bの柄部21を持つ手を持ち替えなくても、円滑にストレーリンクトング1Bを回転させることが可能となる。
1A 共用操作棒
1B ストレーリンクトング
2 棒状部
3 アタッチメント本体(先端側部)
4 ロックナット(先端側部)
5 ジョイント金具(基端側部)
8 把持部(先端側部)
X1 ロックナット等の先端側部とジョイント金具等の基端側部とを結ぶ直線
X2 把持部等の先端側部とジョイント金具等の基端側部とを結ぶ直線
L1 共用操作棒の棒状部の最も湾曲した部位の寸法
L2 ストレーリンクトングの棒状部の最も湾曲した部位の寸法

Claims (3)

  1. 間接活線作業の対象物側となる先端側部と、作業員が把持する側となる基端側部と、前記先端側部と前記基端側部とを連接する一つ繋がりの棒状部とを有して構成され、
    前記棒状部は、前記先端側部から前記基端側部に向かうに従い円弧状に湾曲した形状となっていることを特徴とする絶縁操作棒。
  2. 前記棒状部と、前記先端側部として前記棒状部の先端側に配置されたアタッチメント本体及びロックナットと、前記基端側部として前記棒状部の基端側に配置されたジョイント金具とを有して構成され、
    前記棒状部は、前記ロックナットの前記アタッチメント本体とは反対側から前記ジョイント金具に向かうに従い円弧状に湾曲した形状となっていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁操作棒。
  3. 前記棒状部は、前記先端側部と前記基端側部とを結ぶ直線に対し最も離れた部位が、少なくとも前記棒状部の直径の2倍の寸法にて離れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の絶縁操作棒。
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