JP2016125428A - 内燃機関及び内燃機関のegrクーラの閉塞防止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料を消費して余分なエネルギーを発生させることなく、EGRクーラの内部のEGRガス流路に生成する堆積物の成長を抑制して、このEGRガス流路の閉塞を防止することができ、EGRクーラの閉塞によるEGR故障に起因するNOx排出量の増加を回避することができる内燃機関及び内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法を提供する。
【解決手段】微粒子捕集装置22のアイドリング時のPM再生制御を行うときに、このPM再生制御を開始した時点で第1の開閉弁30を閉弁してEGRクーラ13aへのEGRガスGeの供給を停止し、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGcの温度Tが、予め設定した設定温度T1以上に達した時点で第2の開閉弁31を開弁して、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGbをEGRクーラ13aに供給するEGRクーラ用再生制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関及び内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法に関し、より詳細には、内燃機関のEGR通路に備えたEGRクーラの内部のEGRガス流路に生成した堆積物の成長を抑制して、このEGRガス流路の閉塞を防止することができ、EGRクーラの閉塞によるEGR故障に起因するNOx排出量の増加を回避することができる内燃機関及び内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法に関する。
一般に、車両に搭載するディーゼルエンジン等の内燃機関では、排気ガス内のNOx(窒素酸化物)の低減手段として、排気ガスの一部(EGRガス)を吸気に混合するEGR(排気再循環)が行われている。このEGRでは、気筒内の燃焼温度を下げることでNOxの発生を抑制している。
しかしながら、エンジンの気筒にEGRガスを新気に混合して供給することにより、気筒に吸入される新気の量が減少するため、エンジン出力が低下してしまう。このエンジン出力の低下を回避するために、EGR通路に水冷式のEGRクーラを設けて、エンジンの冷却水によりEGRガスを冷却して、その体積を減少させてから新気に混合することで、この冷却によるEGRガスの体積の減少分だけ新気の量を増加することが行われている。この場合、EGRガス温度が低い程、新気の割合を増加させることができる。
このEGRクーラではEGRガスはエンジンの冷却水により冷却されているため、EGRクーラのEGRガス流路の内壁面にEGRガスに含まれる炭化水素(HC)が凝縮して付着し、この内壁面に付着した炭化水素にEGRガス内の微粒子(PM)等も付着するため、徐々に、このEGRガス流路内にこれらを原料とした堆積物が生成され、加熱・冷却を繰り返されることにより、微粒子が重合し硬化して堆積物が成長する。
そのため、この堆積物により、このEGRガス流路が閉塞される懸念がある。このEGRガス流路が閉塞した場合には、EGRできない状態でエンジンを運転することになるので、NOx排出量が増加することとなる。
なお、EGR中において、エンジンの運転条件によっては、高温のEGRガスがEGRクーラの内部に流れて、凝縮した炭化水素が揮発して堆積物が分解されることもあるが、一時的に過ぎず、エンジンの運転条件が変われば、再度、炭化水素が凝縮して堆積物が生成及び成長する。
また、これに関連して、EGRクーラーの冷却管のEGRガスが接する表面に酸化チタン等の酸化触媒を配置し、この冷却管の表面に堆積した排気ガス中の物質の堆積量を推定し、この推定された堆積量が所定の判定量を超えた場合に、酸化触媒が活性化温度以上になるように冷却管の温度を上昇させるEGRシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このEGRシステムでは、EGRクーラーに酸化触媒を担持させたり、堆積量の判定のための差圧センサや冷却管の温度上昇のための冷却水の流量調整装置が必要になったりするという問題がある。
一方、車両に搭載するディーゼルエンジン等の内燃機関では、排気ガス内のPM(微粒子状物質)を除去するために、排気通路に微粒子捕集装置を設けて、この微粒子捕集装置の内部のフィルタにPMを捕集している。そして、この捕集量が限界量近傍に達した場合には、排気ガスを高温化して微粒子捕集装置に通過させることで、捕集したPMを燃焼除去するPM再生制御を、車両の走行中(自動PM再生制御)、または、車両が停止してエンジンがアイドル運転中(手動PM再生制御)に繰り返し行っている。
特開2008−25520号公報
本発明者は、上記した微粒子捕集装置のPM再生制御において、特に、EGRをする必要がなく、しかも、エンジンの運転条件が変化しない、エンジンのアイドル運転中に行う手動PM再生制御時に、高温化した排気ガスをEGRクーラに流通させることで、排気ガスのエネルギーを利用して、EGRクーラ内部のEGRガス流路の内壁面に凝縮及び付着した炭化水素を揮発させて周囲に付着する微粒子を分離して、エンジンの気筒に送ることで、この炭化水素と微粒子を燃料と共に燃焼させることができ、これによれば、余分なエネルギーを消費することなく、EGRクーラ内部のEGRガス流路の閉塞を防止することができるとの知見を得た。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の排気通路に微粒子捕集装置を備えると共に、EGRクーラを備えたEGRシステムを備えて構成される内燃機関において、燃料を消費して余分なエネルギーを発生させることなく、EGRクーラの内部のEGRガス流路に生成する堆積物の成長を抑制して、このEGRガス流路の閉塞を防止することができ、EGRクーラの閉塞によるEGR故障に起因するNOx排出量の増加を回避することができる内燃機関及び内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の内燃機関は、内燃機関の排気通路に微粒子捕集装置を備えると共に、EGRクーラを備えたEGRシステムを備えて構成される内燃機関において、前記EGRクーラより上流側の前記EGR通路に第1の開閉弁を設けると共に、前記微粒子捕集装置より下流側の前記排気通路と、前記EGRクーラの入口側、若しくは、前記第1の開閉弁よりも下流側の前記EGR通路に接続するEGRクーラ再生通路を設け、さらに、該EGRクーラ再生通路に第2の開閉弁を設けて構成し、当該内燃機関を制御する制御装置が、前記微粒子捕集装置のアイドリング時のPM再生制御を行うときに、このPM再生制御を開始した時点で前記第1の開閉弁を閉弁して前記EGRクーラへのEGRガスの供給を停止し、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスの温度が、予め設定した設定温度以上に達した時点で前記第2の開閉弁を開弁して、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給するEGRクーラ用再生制御を行うように構成される。
この構成によれば、手動PM再生制御で、高温化した排気ガスのエネルギーを利用して、燃料を消費して余分なエネルギーを発生させることなく、EGRクーラの内部のEGRガス流路に生成する堆積物の成長を抑制して、このEGRガス流路の閉塞を防止することができ、EGRクーラの閉塞によるEGR故障に起因するNOx排出量の増加を回避することができる。
なお、微粒子捕集装置より上流側の排気通路に酸化触媒装置(DOC)を配設すると、エンジンの気筒内で燃焼除去しきれなかった堆積物を酸化触媒の触媒作用で酸化除去することができるので、より好ましい。
また、上記の内燃機関において、前記制御装置が、前記EGRクーラ用再生制御で、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給しているときに、前記EGRクーラに供給する排気ガスの量だけ、新気の量を減少する制御を行うように構成されると、従来技術の吸気量一定のアイドリング運転制御における吸気関連の制御に影響を与えることなく、EGRクーラ用再生制御を行うことができる。
そして、上記の目的を達成するための本発明の内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法は、内燃機関の排気通路に微粒子捕集装置を備えると共に、EGRクーラを備えたEGRシステムを備え、前記EGRクーラより上流側の前記EGR通路に第1の開閉弁を設けると共に、前記微粒子捕集装置より下流側の前記排気通路と、前記EGRクーラの入口側、若しくは、前記第1の開閉弁よりも下流側の前記EGR通路に接続するEGRクーラ再生通路を設け、さらに、該EGRクーラ再生通路に第2の開閉弁を設けて構成した内燃機関において、前記微粒子捕集装置のアイドリング時のPM再生制御を行うときに、このPM再生制御を開始した時点で前記第1の開閉弁を閉弁して前記EGRクーラへのEGRガスの供給を停止し、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスの温度が、予め設定した設定温度以上に達した時点で前記第2の開閉弁を開弁して、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給するEGRクーラ用再生制御を行うことを特徴とする方法である。
また、上記の内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法において、前記EGRクーラ用再生制御で、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給しているときに、前記EGRクーラに供給する排気ガスの量だけ、新気の量を減少する制御を行うことが好ましい。
これらの方法によれば、上記の内燃機関と同様の作用効果を奏することができる。
本発明の内燃機関及び内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法によれば、内燃機関の排気通路に設けられた微粒子捕集装置の手動PM再生制御で、高温化した排気ガスのエネルギーを利用して、燃料を消費して余分なエネルギーを発生させることなく、EGRクーラの内部のEGRガス流路に生成する堆積物の成長を抑制して、このEGRガス流路の閉塞を防止することができ、EGRクーラの閉塞によるEGR故障に起因するNOx排出量の増加を回避することができる。
本発明に係る実施の形態の内燃機関の構成を模式的に示す図であり、エンジンの通常運転時の状態を示す図である。 図1の内燃機関におけるEGRクーラ用再生制御時の状態を示す図である。 本発明に係る実施の形態の内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法の制御フローの一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態の内燃機関及び内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法について図面を参照しながら説明する。
最初に図1、図2を参照しながら、この実施の形態のエンジン(内燃機関)1について説明する。このエンジン1のエンジン本体10には、吸気通路11と排気通路12とEGR通路13が設けられている。この排気通路12には、排気ガス浄化装置20が設けられ、EGR通路13は、吸気通路11と排気ガス浄化装置20より上流の排気通路12とを接続して設けられている。
このEGR通路13には、上流側より順に、第1の開閉弁30とEGRクーラ13aが設けられている。この第1の開閉弁30はEGR弁で兼用できるが、EGR弁がEGRクーラ13aの下流側に設けられている場合には、このEGR弁とは別にEGRクーラ13aの上流側に第1の開閉弁30を設ける必要がある。
そして、大気から導入される新気Aは、必要に応じて、EGR通路13から吸気通路11に流入する排気ガス(EGRガス)Geを伴って、気筒(シリンダ)10aに送られる。また、気筒10aで発生した排気ガスGは、排気通路12に流出し、その一部はEGR通路13にEGRガスGeとして流れ、残りの排気ガスGa(=G−Ge)は、タービン(図示しない)を経由して、排気ガス浄化装置20に流入して、浄化された後、浄化された排気ガスGcとしてマフラー(図示しない)、テールパイプ(図示しない)を経由して大気中へ放出される。
また、排気ガス浄化装置20は、図1、図2の構成では、酸化触媒装置(DOC)21、排気ガスGa中のPM(微粒子)を捕集する微粒子捕集装置22を有して構成される。また、酸化触媒装置21の上流側の排気通路12には、未燃燃料Fを排気通路12内に噴射する燃料噴射装置23が配設されている。また、微粒子捕集装置22の状態を検知するために前後差圧センサ(図示しない)や微粒子捕集装置22の温度を推定するための温度センサ24が、微粒子捕集装置22の下流側に設けられる。
そして、微粒子捕集装置22のPM再生処理時には、この燃料噴射装置23から排気通路12内に未燃燃料Fを噴射し、この未燃燃料Fを酸化触媒装置21で酸化し、この酸化で発生する熱により排気ガスGaを昇温して、微粒子捕集装置22をPM燃焼可能温度以上に昇温させて、捕集されたPMを燃焼除去する。
本発明に係る実施の形態のエンジン1では、EGRクーラ13aより上流側のEGR通路13に設けられた第1の開閉弁30に加えて、微粒子捕集装置22より下流側の排気通路12と、EGRクーラ13aの入口側、若しくは、第1の開閉弁30よりも下流側のEGR通路13に接続するEGRクーラ再生通路32を設け、さらに、このEGRクーラ再生通路32に第2の開閉弁31を設けて構成する。
この構成により、このエンジン1は、エンジン1の排気通路12に微粒子捕集装置22を備えると共に、EGRクーラ13aを備えたEGRシステムを備え、EGRクーラ13aより上流側のEGR通路13に第1の開閉弁30を設けると共に、微粒子捕集装置22より下流側の排気通路12と、EGRクーラ13aの入口側、若しくは、第1の開閉弁30よりも下流側のEGR通路13に接続するEGRクーラ再生通路32を設け、さらに、EGRクーラ再生通路32に第2の開閉弁31を設けて構成したエンジンとなる。
また、エンジン1の全般の運転状態を制御するエンジンコントロールユニット(ECU)と呼ばれる制御装置40を、微粒子捕集装置22のアイドリング時のPM再生制御(手動PM再生制御)を行うときに、このPM再生制御を開始した時点で第1の開閉弁30を閉弁してEGRクーラ13aへのEGRガスGeの供給を停止し、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGcの温度T、即ち、温度センサ24で検出した排気ガスGcの温度Tが、予め設定した設定温度T1以上に達した時点で第2の開閉弁31を開弁して、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGcをEGRクーラ13aに供給するEGRクーラ用再生制御を行うように構成する。この設定温度T1は、予め実験等により最適な値、例えば、500℃〜600℃の温度範囲の温度値に設定される。
つまり、EGRシステムを停止したアイドル運転時で、微粒子捕集装置22の手動PM再生制御を行うときに、微粒子捕集装置22の手動PM再生制御のためにPM燃焼開始温度以上に昇温された排気ガスGが微粒子捕集装置22を通過して、捕集されたPMの燃焼により、さらに高温化して、例えば500℃〜600℃になった排気ガスGcをEGRクーラ13aに流通させることで、EGRクーラ13aの内部のEGRガス流路に凝縮して付着した炭化水素(HC)を揮発させて、炭化水素の周辺に付着したPMを分離して、この炭化水素とPMを排気ガスGbと共にEGR通路13及び吸気通路11を経由してエンジン1の気筒10aに送り、気筒10a内で燃料と共に燃焼除去する。
また、制御装置40を、EGRクーラ用再生制御で、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGcをEGRクーラ13aに供給しているときに、EGRクーラ13aに供給する排気ガスGbの量だけ、新気Aの量を減少する制御を行うように構成する。これにより、従来技術の吸気量一定のアイドリング運転制御における吸気関連の制御に影響を与えることなく、EGRクーラ用再生制御を行うことができるようになる。
更に、上記のEGRクーラ用再生制御の終了した時には、制御装置40が、第1の開閉弁30を開弁して、EGR通路13を経由した気筒10aへのEGRガスGeの供給を再開するとともに、第2の開閉弁31を閉弁して、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGbをEGRクーラ13aに供給することを停止するように構成する。これにより、EGRクーラ用再生制御の終了時に、速やかに、EGRシステムを再稼働させることができる。
次に、上記のエンジン1における、本発明の実施の形態の内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法について、図3の制御フローを参照しながら説明する。図3の制御フローは、EGRクーラ用再生制御の制御フローであり、エンジン1のアイドル運転時に微粒子捕集装置22の手動PM再生制御を行うときに、上級の制御フローから呼ばれてスタートし、微粒子捕集装置22の手動再生制御が完了するまでは繰り返し実施されるものとして示してある。なお、制御の途中でエンジン1が運転停止したり、あるいは、エンジン1を搭載した車両が走行を開始したりしたときには、割り込みが生じて、ステップS15に行き、通常状態に戻してからリターンに行って上級の制御フローに戻り、この上級の制御フローの終了と共に終了する。
図3の制御フローがスタートすると、ステップS11にて、第1の開閉弁30を閉弁して、EGR通路13を経由した気筒10aへのEGRガスGeの供給を停止して、EGRシステムを停止する。このステップS11の制御を実施後、ステップS12に進む。
ステップS12にて、微粒子捕集装置22を通過した排気ガスGcの温度Tが、予め設定した設定温度T1に達したか否かを判定する。ステップS12にて、微粒子捕集装置22の温度Tが、予め設定した設定温度T1未満であるとき(NO)は、予め設定した制御時間を経過後に、再度ステップS12の判定を行う。一方、温度Tが設定温度T1以上であるとき(YES)は、ステップS13に進み、ステップS13にて、第2の開閉弁31を開弁して、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGbをEGRクーラ13aに供給する。ステップS13の制御を実施後、ステップS14に進む。
ステップS14にて、微粒子捕集装置22の手動PM再生制御が終了したか否かを判定する。ステップS14にて、微粒子捕集装置22の手動PM再生制御が終了していないとき(NO)は、予め設定した制御時間を経過後に、再度ステップS14の判定を行う。一方、微粒子捕集装置22の手動PM再生制御が終了しているとき(YES)は、ステップS15に進み、ステップS15にて、第1の開閉弁30を開弁して、EGR通路13を経由した気筒10aへのEGRガスGeの供給を再開するとともに、第2の開閉弁31を閉弁して、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGbをEGRクーラ13aに供給することを停止する。ステップS15の制御を実施後、リターンして、本制御フローを終了して、上級の制御フローに戻り、エンジン1のアイドル運転時で、微粒子捕集装置22の手動PM再生制御を行うときに、上級の制御フローから呼ばれて、再度本制御フローの制御を実施する。
なお、このEGRクーラ13aにおける炭化水素の凝縮は、エンジン1の状態に大きく影響されるので、エンジン運転状態、気筒10aから流出する排気ガスの温度、エンジン冷却水の温度等をモニターして、微粒子捕集装置22の手動PM再生制御を行うときに、上記のEGRクーラ用再生制御を毎回行わずに、微粒子捕集装置22の手動再生制御の積算回数が予め設定した回数(例えば、5回)に達したときに、上記のEGRクーラ用再生制御を行うようにしてもよい。
上記の制御フローに基づく制御により、内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法として、微粒子捕集装置22のアイドリング時のPM再生制御を行うときに、このPM再生制御を開始した時点で第1の開閉弁30を閉弁してEGRクーラ13aへのEGRガスGeの供給を停止し、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGcの温度Tが、予め設定した設定温度T1以上に達した時点で第2の開閉弁31を開弁して、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGcをEGRクーラ13aに供給するEGRクーラ用再生制御を行うことができる。
なお、この内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法において、EGRクーラ用再生制御で、微粒子捕集装置22を通過した後の排気ガスGcをEGRクーラ13aに供給しているときに、EGRクーラ13aに供給する排気ガスGbの量だけ、新気Aの量を減少する制御を行うことが好ましい。
上記の構成の内燃機関及び内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法によれば、エンジン1の排気通路12に設けられた微粒子捕集装置22の手動PM再生制御で、高温化した排気ガスGcのエネルギーを利用して、燃料を消費して余分なエネルギーを発生させることなく、EGRクーラ13aの内部のEGRガス流路に生成する堆積物の成長を抑制して、このEGRガス流路の閉塞を防止することができ、EGRクーラ13aの閉塞によるEGR故障に起因するNOx排出量の増加を回避することができる。
1 エンジン(内燃機関)
10 エンジン本体
10a 気筒
11 吸気通路
12 排気通路
13 EGR通路
13a EGRクーラ
20 排気ガス浄化装置
21 酸化触媒装置(DOC)
22 微粒子捕集装置
23 燃料噴射装置
30 第1の開閉弁
31 第2の開閉弁
32 EGRクーラ再生通路
40 制御装置
A 新気
G 発生した排気ガス
Ga 排気ガス浄化装置を通過する排気ガス
Gb EGRクーラ再生通路を通過する排気ガス
Gc 浄化処理された排気ガス
Ge EGRガス
F 未燃燃料
T 微粒子捕集装置を通過後の排気ガスの温度
T1 設定温度

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気通路に微粒子捕集装置を備えると共に、EGRクーラを備えたEGRシステムを備えて構成される内燃機関において、
    前記EGRクーラより上流側の前記EGR通路に第1の開閉弁を設けると共に、
    前記微粒子捕集装置より下流側の前記排気通路と、前記EGRクーラの入口側、若しくは、前記第1の開閉弁よりも下流側の前記EGR通路に接続するEGRクーラ再生通路を設け、さらに、該EGRクーラ再生通路に第2の開閉弁を設けて構成し、
    当該内燃機関を制御する制御装置が、
    前記微粒子捕集装置のアイドリング時のPM再生制御を行うときに、
    このPM再生制御を開始した時点で前記第1の開閉弁を閉弁して前記EGRクーラへのEGRガスの供給を停止し、
    前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスの温度が、予め設定した設定温度以上に達した時点で前記第2の開閉弁を開弁して、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給するEGRクーラ用再生制御を行うように構成されたことを特徴とする内燃機関。
  2. 前記制御装置が、
    前記EGRクーラ用再生制御で、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給しているときに、前記EGRクーラに供給する排気ガスの量だけ、新気の量を減少する制御を行うように構成された請求項1に記載の内燃機関。
  3. 内燃機関の排気通路に微粒子捕集装置を備えると共に、EGRクーラを備えたEGRシステムを備え、前記EGRクーラより上流側の前記EGR通路に第1の開閉弁を設けると共に、前記微粒子捕集装置より下流側の前記排気通路と、前記EGRクーラの入口側、若しくは、前記第1の開閉弁よりも下流側の前記EGR通路に接続するEGRクーラ再生通路を設け、さらに、該EGRクーラ再生通路に第2の開閉弁を設けて構成した内燃機関において、
    前記微粒子捕集装置のアイドリング時のPM再生制御を行うときに、
    このPM再生制御を開始した時点で前記第1の開閉弁を閉弁して前記EGRクーラへのEGRガスの供給を停止し、
    前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスの温度が、予め設定した設定温度以上に達した時点で前記第2の開閉弁を開弁して、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給するEGRクーラ用再生制御を行うことを特徴とする内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法。
  4. 前記EGRクーラ用再生制御で、前記微粒子捕集装置を通過した後の排気ガスを前記EGRクーラに供給しているときに、前記EGRクーラに供給する排気ガスの量だけ、新気の量を減少する制御を行う請求項3に記載の内燃機関のEGRクーラの閉塞防止方法。
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