JP2008095557A - ターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置及びサージ防止制御方法 - Google Patents

ターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置及びサージ防止制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無用のサージ防止制御を回避して運転性を悪化させないターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置及びサージ防止制御方法を提供する。
【解決手段】吸入空気がターボ過給機のコンプレッサの下流側から上流側へ間欠的に逆流するサージの発生を防止するターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置であって、エンジンの減速又は燃料噴射量の減量があったときにサージ防止制御の許可又は禁止を判定するサージ防止制御許可判定手段(ステップS8)と、サージ防止制御の禁止を判定したときはサージ防止制御を開始せず、サージ防止制御の許可を判定したときにサージ防止制御を開始するサージ防止制御開始手段(ステップS13)とを有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、ターボ過給機付きエンジンにおいて、吸入空気がターボ過給機のコンプレッサの下流側から上流側へ間欠的に逆流するサージの発生を防止する装置及び方法に関する。
排気通路に設置され排気によって駆動されるタービンと、吸気通路に設置されタービンによって駆動されるコンプレッサとを含むターボ過給機を備えるエンジンが知られている。コンプレッサの流量は、タービンの回転速度又は過給圧力に依存する。コンプレッサ流量が小さくなりすぎて許容最小流量を下回ってしまうと、吸入空気がコンプレッサの下流側から上流側へ間欠的に逆流する現象(サージ)が発生する。このサージは、燃料噴射量が減少したときのように、特定の運転状態で排気圧力が低下するときに発生しやすい。
そこで例えば特許文献1では、燃料噴射量の単位時間当たり減少量が所定量以上である特定運転状態にあるときに、タービンの回転速度を通常時よりも低下させて過給圧力を低下させるとともに、EGR装置によるEGR量を通常時よりも減少させている。このようにすることで、コンプレッサ流量の許容最小値を減少させてサージを回避する。またEGR弁を閉弁することで、EGR通路を介する吸入空気の逆流を防止している。
特開2005−240756号公報
ところで、近時のエンジンには、排ガス中に含まれるパティキュレート(Particulate Matter;以下「PM」という)を捕捉するディーゼルパーティキュレートフィルタ(Diesel Particulate Filter;以下「DPF」という)や、排気空燃比がリーンのときに流入する窒素酸化物NOxをトラップし、排気空燃比がリッチになったらトラップしていた窒素酸化物NOxを離脱浄化するNOxトラップ触媒などが装着されている。DPFがPMを捕捉し続けると、やがて目詰まりを生じてしまう。またNOxトラップ触媒は経時的に硫黄被毒する。そこでこのような場合には、排ガス温度を上昇させて、堆積したPMを強制的に燃焼除去してDPFを再生したり、硫黄被毒を解除する必要がある。そのために燃料噴射量を増量する。そしてDPFが再生したり、硫黄被毒が解除されたら、増量していた燃料を再び元の噴射量に戻す。
ところが上述の特許文献1の発明では、燃料噴射量の単位時間当たり減少量が所定量以上である特定運転状態であると判定してサージ防止制御を開始するので、DPFの再生制御や、NOxトラップ触媒の硫黄被毒解除制御が終了して燃料噴射量を元の噴射量に戻すたびに、無用のサージ防止制御を開始してしまい、運転性が悪化する。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、無用のサージ防止制御を回避して運転性を悪化させないターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置及びサージ防止制御方法を提供することを目的としている。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、吸入空気がターボ過給機(40)のコンプレッサ(41)の下流側から上流側へ間欠的に逆流するサージの発生を防止するターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置であって、エンジンの減速又は燃料噴射量の減量があったときにサージ防止制御の許可又は禁止を判定するサージ防止制御許可判定手段(ステップS8)と、サージ防止制御の禁止を判定したときはサージ防止制御を開始せず、サージ防止制御の許可を判定したときにサージ防止制御を開始するサージ防止制御開始手段(ステップS13)とを有することを特徴とする。
本発明によれば、エンジンの減速又は燃料噴射量の減量があったときであってもサージ防止制御の許可又は禁止を判定して、禁止を判定したときはサージ防止制御を開始せず、サージ防止制御の許可を判定したときにサージ防止制御を開始するようにしたので、無用のサージ防止制御を回避でき、運転性の悪化を防止できる。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態についてさらに詳しく説明する。
図1は、本発明によるターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置の一実施形態を示すシステム図である。
ディーゼルエンジン10は、排気通路23に設置され排気によって駆動されるタービン42と、吸気通路21に設置されタービン42によって駆動されるコンプレッサ41とを含むターボ過給機40を備える。コンプレッサ41の流量は、タービン42の回転速度又は過給圧力に依存する。そこで可変ノズル機構43の開度を制御してタービン42の回転速度又は過給圧力を調整してコンプレッサ41の流量を制御する。
ディーゼルエンジン10には、高圧ポンプ14で高圧化されコモンレール13に一旦蓄圧された燃料がインジェクタ12から噴射タイミングに応じて噴射される。
ディーゼルエンジン10から排出され排気通路23を通流する排ガスの一部が排ガス再循環装置(Exhaust Gas Recirculation;以下「EGR装置」という)30を介して吸気通路21に還流する。EGR装置30は、EGR通路31にEGRクーラ32とEGRバルブ33とを有する。EGRクーラ32は排気通路23から還流する排ガスを冷却する。EGRバルブ33は開閉してEGR量を調整する。EGRバルブ33は、コントローラ100によってデューティ制御される。
ディーゼル酸化触媒(Diesel Oxidative Catalyst;以下「DOC」という)70は、ディーゼルエンジン10の排気通路23に設けられ、パラジウム、白金などの触媒による酸化作用でパティキュレートを減少させる。DOC70に燃料の未燃成分(炭化水素HC)が流入すると、触媒反応によって高温になった排ガスがDOC70から流出する。
DPFアッセンブリ50は、DOC70のさらに下流に設けられる。DPFアッセンブリ50は、DPFハウジング51にDPF52を内蔵する。DPF52は、例えばコージェライト等のセラミックから成る多孔質のハニカム構造である。DPF52には、多孔質薄壁によって格子状に流路が区画される。各流路の入口は、交互に目封じされる。入口が目封じされない流路は、出口が目封じされる。DPF52に流入した排ガスは、各流路を区画する多孔質薄壁を透過して下流へ排出される。排ガスに含まれるPMは多孔質薄壁の内側表面で捕捉されて堆積する。捕捉されたPMの一部はDPFで燃焼するものの、DPFの温度(ベッド温度)が高温でなければ燃焼量は少なく、PMの燃焼量よりも堆積量のほうが多いこととなる。この状態が継続しDPFがPMを捕捉し続けると、やがて目詰まりを生じてしまう。そこでPMがある程度堆積したら排ガス温度を上昇させて、堆積したPMを強制的に燃焼除去する。
差圧センサ61は、DPFハウジング51の上流室51a(DPF52の入口)及び下流室51b(DPF52の出口)の差圧(圧力損失)を検出し、差圧信号をコントローラ100に出力する。DPF入口温度センサ62は、DPF52の入口温度Tinを検出し、入口温度信号をコントローラ100に出力する。DPF出口温度センサ63は、DPF52の出口温度Toutを検出し、出口温度信号をコントローラ100に出力する。クランク角センサ64は、ディーゼルエンジン10のクランクシャフト11の回転速度を検出する。
アクセルポジションセンサ65はドライバのアクセルペダル踏込量を検出する。エアフローセンサ66は、吸入空気量を検出する。圧力センサ67は、ターボ(コンプレッサ41)の上流側の圧力P1を検出する。圧力センサ68は、ターボ(コンプレッサ41)の下流側の圧力P2を検出する。
コントローラ100は中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。
コントローラ100は、差圧センサ61の差圧信号を入力し、この差圧の大小に基づいてDPF52のPM堆積量Mpmを推定する。コントローラ100は、PM堆積量Mpmに基づいてDPF再生時期を判定する。コントローラ100は、DPF入口温度センサ62の入口温度信号及びDPF出口温度センサ63の出口温度信号を入力し、これらに基づきDPF52のベッド温度を算出する。またコントローラ100は、入力信号に基づいてインジェクタ12及び高圧ポンプ14を制御して燃料噴射量、噴射時期を調整する。コントローラ100は、入力信号に基づいてスロットルバルブ22の開度を調整する。コントローラ100は、EGRバルブ33をデューティ制御する。コントローラ100は、これらをコントロールすることで空気過剰率(空燃比)を調整(λコントロール)して排ガス中に含まれる未燃成分(炭化水素HC)を調整し、DOC70から流出する排ガス温度を上昇させてDPF再生を実行する。
またコントローラ100は、エンジンの減速又は燃料噴射量の減量があったときにサージ防止制御を開始する。ただしエンジンの減速又は燃料噴射量の減量があれば常にサージ防止制御を開始しては無用なサージ防止制御までも行ってしまう。そこでエンジンの減速又は燃料噴射量の減量があったときはサージ防止制御を許可できるか否かを判定し、許可できるときにのみ、サージ防止制御を開始する。
ここで本発明の理解を容易にするために本件発明者らの知見について説明する。上述のようにエンジンから排出されたPMをDPFが捕捉し続けると、やがて目詰まりを生じてしまう。そこでPMがある程度堆積したら燃料を増量して排ガス温度を上昇させて、堆積したPMを強制的に燃焼除去する。
ところで、従来は、燃料噴射量の単位時間当たり減少量が所定量以上であるときに、特定運転状態であると判定してサージ防止制御を開始するので、DPFの再生制御や、NOxトラップ触媒の硫黄被毒解除制御が終了して燃料噴射量を元の噴射量に戻すたびに、無用のサージ防止制御を開始していた。本来、DPFの再生制御や、NOxトラップ触媒の硫黄被毒解除制御が終了して燃料噴射量を元の噴射量に戻したときには、サージ防止制御を実行する必要がない。しかし従来は、このようなときに無用のサージ防止制御を開始するので、運転性が悪化していた。
そこで本件発明者らは、無用のサージ防止制御をしないように、サージの発生しうる条件をさらに絞ることについて日夜研究を行った。
例えばDPFの再生制御などの開始から終了までサージ防止制御を禁止するようなことが考えられる。しかしこのようにしては、DPFの再生中にサージ防止制御を実行しなければならないときまで、サージ防止制御が禁止されてしまう。
そこで本件発明者らは、吸入空気量と、ターボ(コンプレッサ)の前後圧とに着目した。そして横軸吸入空気量Qa、縦軸圧力比(P2/P1)としたグラフにプロットすると、サージは吸入空気量Qa及び前後圧力比(P2/P1)に依存しサージ発生の境界線(サージライン)が存在することが知見された。そこでサージ発生境界線のサージ発生しない側であってサージ発生境界線付近の領域(すなわち、サージ発生の可能性のある領域)でのみ、サージ防止制御を許可し、それ以外の領域では、そもそもサージが発生する可能性がないのであるからサージ防止制御を禁止しておくようにすることで、無用のサージ防止制御を回避できることを見いだしたのである。
以上を踏まえ、コントローラ100の動作を中心として、本発明によるターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置の具体的な動作を説明する。図2は、ターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置の動作を説明するメインフローチャートである。なおコントローラ100はこの処理をDPFの再生タイミングで微少時間(例えば10ミリ秒)サイクルで繰り返し実行する。
ステップS1において、コントローラ100は、アクセルペダル踏込量APOを検出する。具体的には、例えばアクセルポジションセンサ65で検出したアクセルペダル踏込量に基づいて検出する。
ステップS2において、コントローラ100は、アクセルペダル踏込量APOに基づいて減速されたか否かを判定する。減速されたときはステップS7へ処理を移行し、そうでなければステップS3へ処理を移行する。
ステップS3において、コントローラ100は、燃料噴射量Qfを検出する。
ステップS4において、コントローラ100は、燃料噴射量Qfが減量されたか否かを判定する。減量されたときはステップS7へ処理を移行し、そうでなければステップS5へ処理を移行する。
ステップS5において、コントローラ100は、タイマをリセットする。なおこのタイマは、減速及び燃料減量噴射が継続しているときにステップS11でインクリメントされるタイマである。
ステップS6において、コントローラ100は、許可フラグFperをリセットする。なおこの許可フラグFperは、サージ防止制御が許可されているときにステップS10でセットされるフラグである。
ステップS7において、コントローラ100は、許可フラグFperがセットされているか否を判定する。セットされていればステップS11へ処理を移行し、そうでなければステップS8へ処理を移行する。
ステップS8において、コントローラ100は、サージ防止制御が許可を判定する。具体的な判定方法は後述する。
ステップS9において、コントローラ100は、サージ防止制御が許可されているときは、ステップS10へ処理を移行し、そうでなければこの処理を一旦抜ける。
ステップS10において、コントローラ100は、許可フラグFperをセットする。
ステップS11において、コントローラ100は、タイマをインクリメントする。なおこのタイマは、上述のように減速及び燃料減量噴射の継続時間をカウントするタイマである。
ステップS12において、コントローラ100は、タイマが所定時間よりも大きくなったか否かを判定する。大きくなるまではこの処理を一旦抜け、大きくなったらステップS13へ処理を移行する。
ステップS13において、コントローラ100は、サージ防止制御を開始する。
図3はサージ防止制御を許可するか否かを判定するルーチンのフローチャートである。
ステップS81において、コントローラ100は、吸入空気量Qaを検出する。
ステップS82において、コントローラ100は、吸入空気量Qaの変化が小さいか否かを判定する。小さければステップS86へ処理を移行し、そうでなければステップS83へ処理を移行する。なお小さいか否かの基準値はあらかじめ実験を通じて適合されてROMに格納されている。
ステップS83において、コントローラ100は、ターボ(コンプレッサ)の下流側の圧力P2と上流側の圧力P1とを検出し、圧力比(P2/P1)を算出する。なお下流圧P2は圧力センサ68によって検出され、上流圧P1は圧力センサ67によって検出される。
ステップS84において、コントローラ100は、図4に示す特性マップに基づいてサージ防止制御の実施領域内であるか否かを判定する。実施領域内であればステップS85へ処理を移行し、実施領域外であればステップS86へ処理を移行する。なお特性マップはあらかじめ実験を通じて適合されてROMに格納されている。
ステップS85において、コントローラ100は、サージ防止制御を許可する。
ステップS86において、コントローラ100は、サージ防止制御を禁止する。
本実施形態によれば、燃料噴射量の単位時間当たり減少量が所定量以上である場合であっても、吸入空気量の変化が小さいときは、サージ防止制御を禁止するようにした。このように吸入空気量の変化が小さいときは、DPFの再生制御や、NOxトラップ触媒の硫黄被毒解除制御が終了して燃料噴射量を元の噴射量に戻したために燃料噴射量が減少した可能性が高いので、無用なサージ防止制御を行わないですむ。
またサージ発生境界線の付近の領域(すなわち、サージ発生の可能性のある領域)でのみ、サージ防止制御を許可し、それ以外の領域では、そもそもサージが発生する可能性がないのであるからサージ防止制御を禁止しておくようにしたので、無用なサージ防止制御を行わないのである。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、ディーゼルエンジンを例示して説明したがガソリンエンジンであってもよい。また上記した基準値や特性マップは一例にすぎず、実験を通じて適宜設定可能である。
本発明によるターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置の一実施形態を示すシステム図である。 ターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置の動作を説明するメインフローチャートである。 サージ防止制御を許可するか否かを判定するルーチンのフローチャートである。 サージ防止制御の実施領域内であるか否かを判定するための特性マップの一例を示す図である。
符号の説明
10 エンジン
40 ターボ過給機
41 コンプレッサ
42 タービン
43 可変ノズル機構
66 エアフローセンサ
67、68 圧力センサ
ステップS8 サージ防止制御許可判定手段
ステップS13 サージ防止制御開始手段

Claims (6)

  1. 吸入空気がターボ過給機のコンプレッサの下流側から上流側へ間欠的に逆流するサージの発生を防止するターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置であって、
    エンジンの減速又は燃料噴射量の減量があったときにサージ防止制御の許可又は禁止を判定するサージ防止制御許可判定手段と、
    サージ防止制御の禁止を判定したときはサージ防止制御を開始せず、サージ防止制御の許可を判定したときにサージ防止制御を開始するサージ防止制御開始手段と、
    を有することを特徴とするターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置。
  2. 前記サージ防止制御許可判定手段は、吸入空気量の変化が小さいときにはサージ防止制御を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置。
  3. 前記サージ防止制御許可判定手段は、吸入空気量と、ターボ過給機のコンプレッサの前後圧力比とが所定の領域から外れているときには、サージ防止制御を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置。
  4. 前記所定の領域とは、横軸に吸入空気量、縦軸にターボ過給機のコンプレッサの前後圧力比をプロットしたときのサージ発生境界線のサージ発生しない側であってサージ発生境界線付近の領域である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置。
  5. 前記サージ防止制御開始手段は、サージ防止制御の許可を判定したときには、エンジンの減速又は燃料噴射量の減量が所定時間以上継続したときにサージ防止制御を開始する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御装置。
  6. 吸入空気がターボ過給機のコンプレッサの下流側から上流側へ間欠的に逆流するサージの発生を防止するターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御方法であって、
    エンジンの減速又は燃料噴射量の減量があったときにサージ防止制御の許可又は禁止を判定するサージ防止制御許可判定工程と、
    サージ防止制御の禁止を判定したときはサージ防止制御を開始せず、サージ防止制御の許可を判定したときにサージ防止制御を開始するサージ防止制御開始工程と、
    を有することを特徴とするターボ過給機付きエンジンのサージ防止制御方法。
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