JP2016124809A - 固形状組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
(B)HLBが1〜6のショ糖脂肪酸エステル 1〜5質量%、
(C)アスパルテーム、スクラロース又はこれらの組み合わせ 0.3〜5質量%
を含有する固形状組成物。
【選択図】なし
Description
近年、メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームの患者数が著しく増加し、社会的に大きな問題となっていることから、前述したような生理機能を有する脂肪球皮膜成分の幅広い利用が期待されている。
そのため、脂肪球皮膜成分を高濃度で配合して1回当たりの固形状組成物の摂取量を少量に設定することが求められ、先に本発明者らは、脂肪球皮膜成分を高濃度に含有する固形状組成物を提案している(特許文献3)。
したがって、本発明は、高濃度の脂肪球皮膜成分を含みながらも後味が良好な固形状組成物を提供することに関する。
(A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
(B)HLBが1〜6のショ糖脂肪酸エステル 1〜5質量%、
(C)アスパルテーム、スクラロース又はこれらの組み合わせ 0.3〜5質量%
を含有する固形状組成物を提供するものである。
また、脂質以外の成分としては、ミルクムチンと呼ばれる糖タンパク質が含まれることが知られている(Mather、Biochim Biophys Acta、1978)。
また、(A)脂肪球皮膜成分は、生理効果の点から、リン脂質としてスフィンゴミエリンを含むのが好ましく、脂肪球皮膜成分中のスフィンゴミエリンの含有量が、1%以上、更に2%以上、更に3%以上であるのが好ましく、また、風味・ハンドリングの点から、50%以下、更に30%以下、更に25%以下、更に20%以下であるのが好ましい。また、脂肪球皮膜成分中のスフィンゴミエリンの含有量は、1〜50%、更に2〜30%、更に3〜25%、更に3〜20%が好ましい。
同様の点から、脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリン含有量が、3%以上、更に5%以上、更に10%以上、更に15%以上であるのが好ましく、また、50%以下、更に40%以下、更に35%以下、更に30%以下であるのが好ましい。また、脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリン含有量は、3〜50%、更に5〜40%、更に10〜35%、更に15〜30%が好ましい。
なお、本明細書において、脂肪球皮膜成分中の脂質、リン脂質及びスフィンゴミエリンの含有量、並びに脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリン含有量は、脂肪球皮膜成分の乾燥物に対する質量割合とする。
なお、(A)脂肪球皮膜成分の形態は、特に限定されず、室温(15〜25℃)で液状、半固体状(ペースト等)、固体状(粉末、固形、顆粒等)等のいずれでもよく、これらを単独で又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
バターミルクは、牛乳等を遠心分離して得られるクリームからバター粒を製造する際に得られ、当該バターミルク中に脂肪球皮膜成分が多く含まれているので、脂肪球皮膜成分としてバターミルクをそのまま使用してもよい。同様に、バターオイルを製造する際に生じるバターセーラム中にも脂肪球皮膜成分が多く含まれているので、脂肪球皮膜成分としてバターセーラムをそのまま使用してもよい。
脂肪球皮膜成分中又は固形状組成物中の脂質及びリン脂質の含有量は、酸分解法、比色法又は薄層クロマトグラフ法により測定することができる。
ここで、HLB(親水性−親油性のバランス、Hydrophile―lipophile balance)は、ショ糖脂肪酸エステルの全分子量に占める親水基部分の分子量を示すものである。ショ糖脂肪酸エステルのHLBは、グリフィン(Griffin)の式により求められる。
なかでも、風味の点から、ショ糖脂肪酸エステルのモノエステル含有量は50%以下、更に40%以下、更に30%以下であることが好ましい。
また、ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸は、炭素数12〜24、更に炭素数18〜22であることが好ましい。
アスパルテームとスクラロースは、高甘味度甘味料として一般に市販されているものを特に限定なく使用することができる。なかでも、風味の点から、アスパルテームを用いるのが好ましい。
なお、アスパルテームとスクラロースの定量は、Food Chemicals Codex Online(FCC8)に記載された高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法により行うことができる。
このような剤型の固形状組成物を製造する際には、必要に応じて許容される担体を配合することができる。例えば、賦形剤(例えば、デンプン類、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸、リン酸水素カルシウム等)、結合剤(例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ゼラチン、アルファー化デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、プルラン、メチルセルロース、硬化油等)、崩壊剤(例えば、カルメロース、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、トウモロコシデンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース等)、滑沢剤(例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、タルク、二酸化ケイ素等)、嬌味剤(例えば、ステビア等)、増量剤、界面活性剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、希釈剤等の担体が挙げられる。
直接圧縮して成形して錠剤を製造する場合、打錠成形機としてはロータリー式打錠機や単発式打錠機等通常使用されるものを用いることができる。
また、造粒法より造粒してから錠剤とする場合、円筒造粒機、球形整粒機、ペレッター等を使用する押し出し造粒法;スピードミル、パワーミル等を使用する破砕造粒法;転動造粒法、攪拌造粒法、流動層造粒法等により造粒物を製造し、乾燥・整粒した後、得られた造粒物を前記打錠成形機で圧縮して錠剤を形成できる。
(A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
(B)HLBが1〜6のショ糖脂肪酸エステル 1〜5質量%、
(C)アスパルテーム、スクラロース又はこれらの組み合わせ 0.3〜5質量%
を含有する固形状組成物。
<3>(A)脂肪球皮膜成分のリン脂質の含有量が、好ましくは5質量%以上、より好ましくは8質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上であり、また、好ましくは100質量%以下、より好ましくは85質量%以下、更に好ましくは70質量%以下、更に好ましくは60質量%以下であり、また、好ましくは5〜100質量%、より好ましくは8〜90質量%、更に好ましくは10〜70質量%、更に好ましくは15〜60質量%である<1>又は<2>に記載の固形状組成物。
<4>(A)脂肪球皮膜成分が、好ましくはリン脂質としてスフィンゴミエリンを含み、脂肪球皮膜成分中のスフィンゴミエリンの含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下であり、また、好ましくは1〜50質量%、より好ましくは2〜30質量%、更に好ましくは3〜25質量%、更に好ましくは3〜20質量%である<1>〜<3>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<5>(A)脂肪球皮膜成分の全リン脂質中のスフィンゴミエリン含有量が、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは35質量%以下、更に好ましくは30質量%以下であり、また、好ましくは3〜50質量%、より好ましくは5〜40質量%、更に好ましくは10〜35質量%、更に好ましくは15〜30質量%である<1>〜<4>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<6>固形状組成物中の(A)脂肪球皮膜成分の含有量が、好ましくは25質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは35質量%以上、更に好ましくは40質量%以上であり、また、好ましくは60質量%以下、より好ましくは55質量%以下、更に好ましくは50質量%以下であり、また、好ましくは20〜60質量%、より好ましくは25〜55質量%、更に好ましくは30〜50質量%である<1>〜<5>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<7>固形状組成物中のリン脂質の含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上、更に好ましくは4質量%以上であり、また、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは40質量%以下、更に好ましくは30質量%以下であり、また、好ましくは1〜60質量%、より好ましくは2〜50質量%、更に好ましくは3〜40質量%、更に好ましくは4〜30質量%である<1>〜<6>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<8>固形状組成物中のスフィンゴミエリンの含有量が、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.7質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、また、好ましくは3.5質量%以下、より好ましくは3質量%以下であり、また、好ましくは0.5〜3.5質量%、より好ましくは0.7〜3.5質量%、更に好ましくは1〜3質量%である<1>〜<7>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<9>(B)ショ糖脂肪酸エステルのHLBが、好ましくは2以上であり、また、好ましくは5以下、より好ましくは4以下であり、また、好ましくは2〜5、より好ましくは2〜4である<1>〜<8>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<10>(B)HLBが1〜6のショ糖脂肪酸エステルのモノエステル含有量が、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは30質量%以下である<1>〜<9>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<11>固形状組成物中の(B)HLBが1〜6のショ糖脂肪酸エステルの含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上であり、また、好ましくは4質量%以下であり、また、好ましくは1〜4質量%、より好ましくは2〜4質量%である<1>〜<10>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<12>固形状組成物中の(A)脂肪球皮膜成分の含有量に対する、固形状組成物中の(B)HLBが1〜6のショ糖脂肪酸エステルの含有量の比(含有質量比)[(B)/(A)]が、好ましくは0.015以上、より好ましくは0.02以上、更に好ましくは0.03以上、更に好ましくは0.04以上であり、また、好ましくは0.25以下、より好ましくは0.2以下、更に好ましくは0.15以下、更に好ましくは0.1以下であり、また、好ましくは0.015〜0.25、より好ましくは0.02〜0.2、更に好ましくは0.03〜0.15、更に好ましくは0.04〜0.1である<1>〜<11>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<13>(C)アスパルテーム、スクラロース又はこれらの組み合わせが、好ましくはアスパルテームである<1>〜<12>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<14>固形状組成物中の成分(C)の含有量が、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.7質量%以上であり、また、好ましくは4質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下であり、また、好ましくは0.3〜4質量%、より好ましくは0.5〜3質量%、更に好ましくは0.7〜2質量%である<1>〜<13>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<15>固形状組成物中の(A)脂肪球皮膜成分の含有量に対する、固形状組成物中の成分(C)の含有量の比(含有質量比)[(C)/(A)]が、好ましくは0.005以上、より好ましくは0.01以上、更に好ましくは0.02以上であり、また、好ましくは0.2以下、より好ましくは0.1以下、更に好ましくは0.06以下であり、また、好ましくは0.005〜0.2、より好ましくは0.01〜0.1、更に好ましくは0.02〜0.06である<1>〜<14>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<16>固形状組成物中の(A)脂肪球皮膜成分の含有量に対する、固形状組成物中の成分(B)と成分(C)の合計含有量の比(含有質量比)[{(B)+(C)}/(A)]が、好ましくは0.02以上、より好ましくは0.05以上であり、また、好ましくは0.3以下、より好ましくは0.2以下であり、また、好ましくは0.02〜0.3、より好ましくは0.05〜0.2である<1>〜<15>のいずれか1に記載の固形状組成物。
<17>固形状組成物の形態が、好ましくはカプセル剤、顆粒剤、散剤、錠剤、丸剤又はトローチ剤であり、より好ましくはチュアブル錠又はトローチ剤であり、更に好ましくはチュアブル錠である<1>〜<16>のいずれか1に記載の固形状組成物。
(1)タンパク質の分析
タンパク質量はケルダール法を用いて、窒素・タンパク質換算係数6.38として求めた。
脂質量は酸分解法で求めた。試料を1g量りとり、塩酸を加え分解した後、ジエチルエーテル及び石油エーテルを加え、攪拌混和した。エーテル混合液層を取り出し、水洗した。溶媒を留去させ、乾燥させた後、重量を秤量することで脂質量を求めた。
炭水化物量は試料の質量から試料中のタンパク質量、脂質質量、灰分量、及び水分量を除くことにより求めた。なお、灰分量は直接灰化法(550℃で試料を灰化させ重量測定)、水分量は常圧加熱乾燥法(105℃4時間乾燥させ重量測定)により求めた。
試料1gを量りとり、クロロホルム及びメタノールの2:1(V/V)混液150mL、100mL、及び20mL中でホモジナイズ後、0.88%(W/V)塩化カリウム水溶液93mLを添加し、一晩室温で放置した。脱水ろ過、溶媒留去後、クロロホルムを添加し総量を50mLとした。そのうち2mLを分取し、溶媒留去後、550℃16時間加熱処理により灰化した。灰分を6M塩酸水溶液5mLに溶解後、蒸留水を添加し、総量を50mLとした。3mLを分取し、モリブデンブルー発色試薬5mL、5%(W/V)アスコルビン酸水溶液1mL及び蒸留水を添加し総量を50mLとし、710nmの吸光度を測定した。リン酸2水素カリウムを用いた検量線からリン量を求め、リン量に25.4をかけた値をリン脂質量とした。
試料1gを量りとり、クロロホルム及びメタノールの2:1(V/V)混液150mL、100mL、及び20mL中でホモジナイズ後、0.88%(W/V)塩化カリウム水溶液93mLを添加し、一晩室温で放置した。脱水ろ過、溶媒留去後、クロロホルムを添加し総量を50mLとした。そのうち10mLを分取し、シリカカートリッジカラムに添加した。カラムをクロロホルム20mLで洗浄後、メタノール30mLでリン脂質を溶出し、溶媒留去後クロロホルム1.88mLに溶解した。シリカゲル薄層プレートに20μLを負荷し、1次元展開溶媒としてテトラヒドロフラン:アセトン:メタノール:水=50:20:40:8(V/V)、2次元展開溶媒としてクロロホルム:アセトン:メタノール:酢酸:水=50:20:10:15:5(V/V)を用いて2次元展開を行った。展開後の薄層プレートにディトマー試薬を噴霧し、スフィンゴミエリンのスポットをかきとり、3%(V/V)硝酸含有過塩素酸溶液2mL添加後、170℃3時間の加熱処理を行った。蒸留水5mL添加後モリブデンブルー発色試薬5mL、5%(W/V)アスコルビン酸水溶液1mL及び蒸留水を添加し総量を50mLとし、710nmの吸光度を測定した。リン酸2水素カリウムを用いた検量線からリン量を求め、リン量に25.4をかけた値をスフィンゴミエリン量とした。
脂肪球皮膜成分1:BSCP、メグレジャパン(株)(水分5.1%)
脂肪球皮膜成分2:ミルクセラミドMC−5、雪印乳業(株)(水分4.3%)
ショ糖脂肪酸エステル1:ショ糖脂肪酸エステルB−370F、HLB=3、三菱化学フーズ(株)
ショ糖脂肪酸エステル2:ショ糖脂肪酸エステルS−570 HLB=5、三菱化学フーズ(株)
ショ糖脂肪酸エステル3:ショ糖脂肪酸エステルS−970 HLB=9、三菱化学フーズ(株)
ショ糖脂肪酸エステル4:ショ糖脂肪酸エステルS−1170 HLB=11、三菱化学フーズ(株)
アスパルテーム:PAL SWEET DIET、味の素(株)
スクラロース:三栄源エフ・エフ・アイ(株)
サッカリン:和光純薬工業(株)
コーンスターチ:日食コーンスターチ、日本食品化工(株)
マルチトール:アマルティMR−100、三菱商事フードテック(株)
脂肪球皮膜成分2の組成は、乾燥物換算で、炭水化物:26.1%、脂質:43.3%、タンパク質:21.2%であった。また、脂肪球皮膜成分2中、リン脂質含有量は33.3%であった。スフィンゴミエリン含有量は8.03%であった。
実施例1〜実施例14及び比較例1〜比較例11
粒径の大きい原料は粉砕し、50メッシュに通したのち、表1に記載の配合組成で各原料成分を混合した。次に単発式打錠機(RIKEN製)を用いて、穴径9.5mmのリング状杵で、錠剤重量500mgで打錠し、チュアブル錠を得た。
結果を表1に示す。
実施例2を「5」、比較例10を「1」とし評価した。具体的には以下のような項目で評価した。
5:口内で先に感じる甘味が人工的でなく非常に良好でかつその甘味が長期に持続する
4:口内で先に感じる甘味が人工的でなく良好でかつその甘味が持続する
3:口内で先に感じる甘味が人工的でなくやや良好だが、その甘味は持続しない
2:口内で先に感じる甘味がやや良くない
1:口内で先に感じる甘味が良くない
実施例2を「5」、比較例6を「1」とし評価した。具体的には以下のような項目で評価した。
5:後に乳臭・油臭を感じず、非常にすっきりしている
4:後に乳臭・油臭を殆ど感じず、すっきりしている
3:後に乳臭・油臭をやや感じ、ややすっきりしている
2:後に乳臭・油臭を強く感じ、ややすっきりしていない
1:後に乳臭・油臭を非常に強く感じ、すっきりしていない
これに対し、HLBが9のショ糖脂肪酸エステル3を配合した比較例3やHLBが11のショ糖脂肪酸エステル4を配合した比較例4、アスパルテームの代わりにサッカリンを配合した比較例7、その他の比較例は、後に乳臭と油臭が残りすっきりしないか、甘味が良好ではなかった。
Claims (6)
- 次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)脂肪球皮膜成分 20〜70質量%、
(B)HLBが1〜6のショ糖脂肪酸エステル 1〜5質量%、
(C)アスパルテーム、スクラロース又はこれらの組み合わせ 0.3〜5質量%
を含有する固形状組成物。 - 成分(A)の含有量に対する成分(B)の含有量の比(含有質量比)[(B)/(A)]が0.015〜0.25である請求項1記載の固形状組成物。
- 成分(A)の含有量に対する成分(B)と成分(C)の合計含有量の比(含有質量比)[{(B)+(C)}/(A)]が0.02〜0.3である請求項1又は2記載の固形状組成物。
- 固形状組成物中のリン脂質の含有量が1〜60質量%である請求項1〜3のいずれか1項記載の固形状組成物。
- 固形状組成物中のスフィンゴミエリンの含有量が0.5〜3.5質量%である請求項1〜4のいずれか1項記載の固形状組成物。
- チュアブル錠である請求項1〜5のいずれか1項項記載の固形状組成物。
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