JP2016124429A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上させつつ、電気抵抗低減性能を向上すること。
【解決手段】ビード部5におけるリムRと接触する箇所にリムクッションゴム53が設けられ、このリムクッションゴム53が、ゴム組成が異なるタイヤ径方向内側の内側リムクッションゴム53Aと、タイヤ径方向外側の外側リムクッションゴム53Bと、で構成され、内側リムクッションゴム53Aは、外側リムクッションゴム53Bよりも電気抵抗が低くゴム硬度の高いゴムからなり、外側リムクッションゴム53Bは、内側リムクッションゴム53Aよりも低発熱のゴムからなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上させつつ、電気抵抗低減性能を向上することのできる空気入りタイヤに関するものである。
従来、例えば、特許文献1は、トレッド部と、サイドウォール部と、ビード部と、トレッド部からサイドウォール部を経てビード部に至るカーカスと、カーカスのタイヤ半径方向外側にブレーカーを備えた空気入りタイヤであって、トレッド部、ブレーカーおよびサイドウォール部にそれぞれ形成されるトレッドゴム、ブレーカーゴムおよびサイドウォールゴムの体積固有抵抗は、いずれも1×108Ω・cm以上であり、さらにカーカスを構成するカーカスプライとサイドウォールゴムとの間、およびブレーカーとトレッド部の間に配置されて厚みが0.2mm〜3.0mmの導電性ゴムと、導電性ゴムと接続し一部がトレッド部の表面に露出するようにトレッド部に埋設される通電ゴムと、導電性ゴムの下端と連結しビード部のリムフランジに接する領域に配置されるクリンチと、を備え、導電性ゴム、通電ゴムおよびクリンチゴムの体積固有抵抗が1×108Ω・cm未満である空気入りタイヤが示されている。
特開2009−023504号公報
上述した特許文献1の空気入りタイヤは、転がり抵抗を低く維持しながら路面とタイヤの走行時に発生する静電気を効果的に放出することを目的としている。しかし、特許文献1の空気入りタイヤは、カーカスを構成するカーカスプライとサイドウォールゴムとの間、およびブレーカーとトレッド部の間に配置されて厚みが0.2mm〜3.0mmの導電性ゴムと、導電性ゴムの下端と連結しビード部のリムフランジに接する領域に配置されるクリンチと、を備え、これらの体積固有抵抗が1×108Ω・cm未満とされている。すなわち、特許文献1の空気入りタイヤは、カーカスプライとサイドウォールゴムとの間、およびブレーカーとトレッド部の間の導電性ゴムや、ビード部のリムフランジに接する領域のクリンチゴムが、電気抵抗の低いゴム材で形成されている。この結果、電気抵抗の低いゴム材は、発熱が大きいため、耐転がり抵抗性能や高速耐久性能が低下する傾向となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上させつつ、電気抵抗低減性能を向上することのできる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気入りタイヤは、ビード部におけるリムと接触する箇所にリムクッションゴムが設けられる空気入りタイヤにおいて、前記リムクッションゴムが、ゴム組成が異なるタイヤ径方向内側の内側リムクッションゴムと、タイヤ径方向外側の外側リムクッションゴムと、で構成され、前記内側リムクッションゴムは、タイヤ構成部材に接触して設けられて前記外側リムクッションゴムよりも電気抵抗が低くゴム硬度の高いゴムからなり、前記外側リムクッションゴムは、前記内側リムクッションゴムよりも低発熱のゴムからなる、ことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、リムクッションゴムにおいてタイヤ径方向内側の内側リムクッションゴムを、タイヤ径方向外側の外側リムクッションゴムよりも電気抵抗が低くゴム硬度の高いゴムで構成することで、リムから入った電気が内側リムクッションゴム、タイヤ構成部材を通ってトレッド部側に流れる。このため、外側リムクッションゴムは、電気抵抗値を考慮せず低発熱性のゴムを採用することができ、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上することができる。この結果、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上させつつ、電気抵抗低減性能を向上することができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記内側リムクッションゴムは、前記タイヤ構成部材であるカーカス層に接触することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、カーカス層は、各タイヤ幅方向端部が、一対のビードコアでタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものであるため、このカーカス層に内側リムクッションゴムを接触させることで、リムから入った電気をトレッド部側に適宜流すことができ、電気抵抗低減性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記内側リムクッションゴムは、前記タイヤ構成部材であるインナーライナー層に接触することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、インナーライナー層は、カーカス層の内周面であって、各タイヤ幅方向両端部が一対のビードコアの下部に至り、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されて貼り付けられているものであるため、このインナーライナー層に内側リムクッションゴムを接触させることで、リムから入った電気をトレッド部側に適宜流すことができ、電気抵抗低減性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記内側リムクッションゴムは、電気抵抗値が107Ω・cm以下であり、前記外側リムクッションゴムは、60℃における損失正接tanδが0.2よりも小さい、ことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、内側リムクッションゴムが電気を通しやすく電気抵抗低減効果を顕著に得ることができ、外側リムクッションゴムが低発熱であり耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、ゴムコンパウンドのカーボン含有量について、前記内側リムクッションゴムが前記外側リムクッションゴムより多いことを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、タイヤ径方向内側でリムに対して組んだり外したりする際に変形の多い内側リムクッションゴムのゴムコンパウンドのカーボン含有量を多くすることで、強度を向上することができる。
本発明の空気入りタイヤでは、前記内側リムクッションゴムは、ビードコアのタイヤ径方向内側を少なくとも含む箇所に設けられていることを特徴とする。
ビードコアのタイヤ径方向内側となる位置では、ビードコアがリムに嵌まり込むためリムとの接触圧が高い。従って、ビードコアのタイヤ径方向内側を少なくとも含む箇所に内側リムクッションゴムを設けることで、効率よく電気抵抗を低減することができる。
本発明の空気入りタイヤでは、サイドウォール部のサイドゴム、および前記外側リムクッションゴムは、電気抵抗値が108Ω・cm以上であることを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、サイドウォール部のサイドゴムおよび外側リムクッションゴムを上記のごとく規定することで、サイドウォール部のサイドゴムおよび外側リムクッションゴムに低発熱性のゴムを採用することになり、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、トレッド部の外面に露出してトレッド部のトレッドゴムを貫通するアーストレッドゴムを有することを特徴とする。
この空気入りタイヤによれば、アーストレッドゴムを有することで、リムから入った電気をトレッド部の外面から路面に効果的に流すことができ、電気抵抗低減性能を向上する効果を顕著に得ることができる。このため、トレッドゴムに低発熱性のゴムを採用することができ、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上させつつ、電気抵抗低減性能を向上することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。 図3は、図1または図2に示す空気入りタイヤの要部拡大図である。 図4は、図1または図2に示す空気入りタイヤの要部拡大図である。 図5は、図1または図2に示す空気入りタイヤの要部拡大図である。 図6は、本発明の実施例に係る空気入りタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、この実施形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1および図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤの子午断面図である。
以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤ1の回転軸(図示せず)と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、前記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。また、タイヤ幅方向とは、前記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)CLに向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから離れる側をいう。タイヤ赤道面CLとは、空気入りタイヤ1の回転軸に直交すると共に、空気入りタイヤ1のタイヤ幅の中心を通る平面である。タイヤ幅は、タイヤ幅方向の外側に位置する部分同士のタイヤ幅方向における幅、つまり、タイヤ幅方向においてタイヤ赤道面CLから最も離れている部分間の距離である。タイヤ赤道線とは、タイヤ赤道面CL上にあって空気入りタイヤ1のタイヤ周方向に沿う線をいう。本実施形態では、タイヤ赤道線にタイヤ赤道面と同じ符号「CL」を付す。
本実施形態の空気入りタイヤ1は、図1および図2に示すように、トレッド部2と、その両側のショルダー部3と、各ショルダー部3から順次連続するサイドウォール部4およびビード部5とを有している。また、この空気入りタイヤ1は、カーカス層6と、ベルト層7と、ベルト補強層8と、インナーライナー層9とを備えている。
トレッド部2は、トレッドゴム2Aからなり、空気入りタイヤ1のタイヤ径方向の最も外側で露出し、その表面が空気入りタイヤ1の輪郭となる。トレッド部2の外周表面、つまり、走行時に路面と接触する踏面には、トレッド面21が形成されている。トレッド面21は、タイヤ周方向に沿って延び、タイヤ赤道線CLと平行なストレート主溝である複数(本実施形態では4本)の主溝22が設けられている。そして、トレッド面21は、これら複数の主溝22により、タイヤ周方向に沿って延びるリブ状の陸部23が複数形成される。なお、主溝22は、タイヤ周方向に沿って延在しつつ屈曲や湾曲して形成されていてもよい。また、トレッド面21は、陸部23において、主溝22に交差する方向に延在するラグ溝24が設けられている。本実施形態では、ラグ溝24をタイヤ幅方向最外側の陸部23に示す。ラグ溝24は、主溝22に交差していてもよく、またはラグ溝24は、少なくとも一端が主溝22に交差せず陸部23内で終端していてもよい。ラグ溝24の両端が主溝22に交差する場合、陸部23がタイヤ周方向で複数に分割されたブロック状の陸部が形成される。なお、ラグ溝24は、タイヤ周方向に対して傾斜して延在しつつ屈曲や湾曲して形成されていてもよい。
ショルダー部3は、トレッド部2のタイヤ幅方向両外側の部位である。すなわち、ショルダー部3は、トレッドゴム2Aからなる。また、サイドウォール部4は、空気入りタイヤ1におけるタイヤ幅方向の最も外側に露出したものである。このサイドウォール部4は、サイドゴム41からなる。図1に示すように、サイドゴム41は、タイヤ径方向外側の端部が、トレッドゴム2Aの端部のタイヤ径方向内側に配置され、タイヤ径方向内側の端部が、後述するリムクッションゴム53の端部のタイヤ幅方向外側に配置されている。また、図2に示すように、サイドゴム41は、タイヤ径方向外側の端部が、トレッドゴム2Aの端部のタイヤ径方向外側に配置されてショルダー部3まで延在していてもよい。また、ビード部5は、ビードコア51とビードフィラー52とを有する。ビードコア51は、スチールワイヤであるビードワイヤをリング状に巻くことにより形成されている。ビードフィラー52は、カーカス層6のタイヤ幅方向端部がビードコア51の位置で折り返されることにより形成された空間に配置されるゴム材である。このビード部5は、リムR(図3および図4に二点鎖線で示す)と接触する外側部分に露出するリムクッションゴム53を有する。リムクッションゴム53は、ビード部5の外周をなすもので、ビード部5のタイヤ内側から下端部を経てタイヤ外側のビードフィラー52を覆う位置(サイドウォール部4)まで至り設けられている。なお、図3および図4において、空気入りタイヤ1をリムRに装着した場合、リムクッションゴム53は、ビード部5のタイヤ内側のビードトウのタイヤ径方向内側部分がリムRに押圧されて変形する。
カーカス層6は、各タイヤ幅方向端部が、一対のビードコア51でタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものである。このカーカス層6は、タイヤ周方向に対する角度がタイヤ子午線方向に沿いつつタイヤ周方向にある角度を持って複数並設されたカーカスコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。カーカスコードは、有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。このカーカス層6は、少なくとも1層で設けられている。なお、図1および図2において、カーカス層6は、折り返された端部がビードフィラー52全体を覆うように設けられているが、折り返された端部がビードフィラー52の途中までを覆い、ビードフィラー52とリムクッションゴム53とが接触するように設けられていてもよい(図4参照)。本実施形態では、ビード部5からトレッド部2に至るカーカス層6をタイヤ構成部材という。
ベルト層7は、少なくとも2層のベルト71,72を積層した多層構造をなし、トレッド部2においてカーカス層6の外周であるタイヤ径方向外側に配置され、カーカス層6をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト71,72は、タイヤ周方向に対して所定の角度(例えば、20度〜30度)で複数並設されたコード(図示せず)が、コートゴムで被覆されたものである。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。また、重なり合うベルト71,72は、互いのコードが交差するように配置されている。
ベルト補強層8は、ベルト層7の外周であるタイヤ径方向外側に配置されてベルト層7をタイヤ周方向に覆うものである。ベルト補強層8は、タイヤ周方向に略平行(±5度)でタイヤ幅方向に複数並設されたコード(図示せず)がコートゴムで被覆されたものである。コードは、スチールまたは有機繊維(ポリエステルやレーヨンやナイロンなど)からなる。図1および図2で示すベルト補強層8は、ベルト層7全体を覆うように配置され、かつベルト層7のタイヤ幅方向端部を覆うように積層配置されている。ベルト補強層8の構成は、上記に限らず、図には明示しないが、例えば、2層で、ベルト層7全体を覆うように配置されていたり、ベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されていたりしてもよい。また、ベルト補強層8の構成は、図には明示しないが、例えば、1層で、ベルト層7全体を覆うように配置されていたり、ベルト層7のタイヤ幅方向端部のみを覆うように配置されていたりしてもよい。すなわち、ベルト補強層8は、ベルト層7の少なくともタイヤ幅方向端部に重なるものである。また、ベルト補強層8は、帯状(例えば幅10[mm])のストリップ材をタイヤ周方向に巻き付けて設けられている。
インナーライナー層9は、タイヤ内面、すなわち、カーカス層6の内周面であって、各タイヤ幅方向両端部が一対のビード部5のビードコア51の位置まで至り、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されて貼り付けられている。インナーライナー層9は、タイヤ外側への空気分子の透過を抑制するためのものであり、ブチルゴムやタイゴムにより構成される。なお、インナーライナー層9は、図1および図2に示すようにビードコア51の下部(タイヤ径方向内側)に至り設けられているが、図3に示すようにビード部5のタイヤ内側であってビードコア51の間近に至り設けられていてもよい。本実施形態では、ビード部5からトレッド部2に至るインナーライナー層9をタイヤ構成部材という。
図3および図4は、図1および図2に示す空気入りタイヤの要部拡大図である。
上述した空気入りタイヤ1において、図3および図4に示すように、リムクッションゴム53は、タイヤ径方向内側に配置される内側リムクッションゴム53Aと、タイヤ径方向外側に配置される外側リムクッションゴム53Bと、で構成されている。内側リムクッションゴム53Aは、ビード部5の先端側であるビードトウ5aおよびビードヒール5bを含む範囲に設けられている。なお、内側リムクッションゴム53Aは、ビード部5の先端側であるビードトウ5aを少なくとも含む範囲に設けられていればよい。外側リムクッションゴム53Bは、内側リムクッションゴム53Aよりタイヤ径方向外側であって、ビード部5のタイヤ幅方向外側(タイヤ外側)で、サイドゴム41に隣接するように設けられている。
これら、内側リムクッションゴム53Aと外側リムクッションゴム53Bとは、ゴム組成が異なる。具体的には、内側リムクッションゴム53Aは、外側リムクッションゴム53Bよりも電気抵抗が低くゴム硬度の高いゴムからなる。また、外側リムクッションゴム53Bは、内側リムクッションゴム53Aよりも低発熱のゴムからなる。
このように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、ビード部5におけるリムRと接触する箇所にリムクッションゴム53が設けられ、このリムクッションゴム53が、ゴム組成が異なるタイヤ径方向内側の内側リムクッションゴム53Aと、タイヤ径方向外側の外側リムクッションゴム53Bと、で構成され、内側リムクッションゴム53Aは、タイヤ構成部材(カーカス層6やインナーライナー層9)に接触して設けられて外側リムクッションゴム53Bよりも電気抵抗が低くゴム硬度の高いゴムからなり、外側リムクッションゴム53Bは、内側リムクッションゴム53Aよりも低発熱のゴムからなる。
近年では、転がり抵抗の向上に向けて、タイヤ外周であるケーシングゴムのコンパウンドの低発熱化が進んでいるが、特にリムクッションゴム53の低発熱化は、転がり抵抗のみならず、低扁平タイヤの高速耐久性や、高速操安時の熱ダレ性能向上にも大きく寄与するため、非常に重要である。しかし、リムクッションゴム53を低発熱化することにより、コンパウンドの電気抵抗値が悪化する傾向にあるが、リムクッションゴム53は、リムRと接触する箇所ということもあり、リムクッションゴム53の電気抵抗レベルの悪化は、タイヤの電気抵抗値を大きく悪化させてしまうことになる。
この空気入りタイヤ1によれば、リムクッションゴム53においてタイヤ径方向内側の内側リムクッションゴム53Aを、タイヤ径方向外側の外側リムクッションゴム53Bよりも電気抵抗が低くゴム硬度の高いゴムで構成することで、リムRから入った電気が内側リムクッションゴム53A、タイヤ構成部材を通ってトレッド部2側に流れる。このため、外側リムクッションゴム53Bは、電気抵抗値を考慮せず低発熱性のゴムを採用することができ、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上することができる。この結果、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上させつつ、電気抵抗低減性能を向上することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、内側リムクッションゴム53Aは、タイヤ構成部材であるカーカス層6に接触する。
この空気入りタイヤ1によれば、カーカス層6は、各タイヤ幅方向端部が、一対のビード部5のビードコア51でタイヤ幅方向内側からタイヤ幅方向外側に折り返され、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されてタイヤの骨格を構成するものであるため、このカーカス層6に内側リムクッションゴム53Aを接触させることで、リムRから入った電気をトレッド部2側に適宜流すことができ、電気抵抗低減性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、内側リムクッションゴム53Aは、タイヤ構成部材であるインナーライナー層9に接触する。
この空気入りタイヤ1によれば、インナーライナー層9は、カーカス層6の内周面であって、各タイヤ幅方向両端部が一対のビード部5のビードコア51の下部に至り、かつタイヤ周方向にトロイド状に掛け回されて貼り付けられているものであるため、このインナーライナー層9に内側リムクッションゴム53Aを接触させることで、リムRから入った電気をトレッド部2側に適宜流すことができ、電気抵抗低減性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、内側リムクッションゴム53Aは、電気抵抗値が107Ω・cm以下であり、外側リムクッションゴム53Bは、60℃における損失正接tanδが0.2よりも小さい。なお、60℃における損失正接tanδは、空気入りタイヤ1から採取したサンプルの測定によるものとする。
この空気入りタイヤ1によれば、内側リムクッションゴム53Aが電気を通しやすく電気抵抗低減効果を顕著に得ることができ、外側リムクッションゴム53Bが低発熱であり耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、ゴムコンパウンドのカーボン含有量について、内側リムクッションゴム53Aが外側リムクッションゴム53Bより多い。
この空気入りタイヤ1によれば、タイヤ径方向内側でリムRに対して組んだり外したりする際に変形の多い内側リムクッションゴム53Aのゴムコンパウンドのカーボン含有量を多くすることで、強度を向上することができる。なお、内側リムクッションゴム53Aのカーボン含有量は、50phr以上が好ましく、外側リムクッションゴム53Bのカーボン含有量は、50phr未満が好ましい。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、内側リムクッションゴム53Aは、ビードコア51のタイヤ径方向内側を少なくとも含む箇所に設けられている。ビードコア51のタイヤ径方向内側とは、図3および図4に示すように、子午断面において、ビードコア51のタイヤ径方向内側端を基準とする水平線Hよりもタイヤ径方向内側の範囲をいう。
水平線Hは、子午断面カットサンプルを後述する正規リムのリム幅相当に固定した場合に、タイヤ赤道面CLに直交し、タイヤ幅方向に平行なものである。この水平線Hよりもタイヤ径方向内側となる位置では、ビードコア51がリムRに嵌まり込むためリムRとの接触圧が高い。従って、ビードコア51のタイヤ径方向内側端を基準とする水平線Hよりもタイヤ径方向内側を少なくとも含む箇所に内側リムクッションゴム53Aを設けることで、効率よく電気抵抗を低減することができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、サイドウォール部4のサイドゴム41、および外側リムクッションゴム53Bは、電気抵抗値が108Ω・cm以上である。
この空気入りタイヤ1によれば、サイドウォール部4のサイドゴム41および外側リムクッションゴム53Bを上記のごとく規定することで、サイドウォール部4のサイドゴム41および外側リムクッションゴム53Bに低発熱性のゴムを採用することになり、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上する効果を顕著に得ることができ、しかも高速操縦安定性能における耐熱ダレ性能の向上も図ることができる。
また、本実施形態の空気入りタイヤ1では、図5は、図1または図2に示す空気入りタイヤの要部拡大図に示すように、トレッド部2の外面であるトレッド面21に露出してトレッド部2のトレッドゴム2Aを貫通するアーストレッドゴム10を有する。
この空気入りタイヤ1によれば、アーストレッドゴム10を有することで、リムRから入った電気をトレッド部2のトレッド面21から路面に効果的に流すことができ、電気抵抗低減性能を向上する効果を顕著に得ることができる。このため、トレッドゴム2Aに低発熱性のゴムを採用することができ、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能を向上する効果を顕著に得ることができる。
ここで、図5に示すように、トレッド部2をなすトレッドゴム2Aは、トレッド面21に露出するキャップトレッドゴム2Aaと、キャップトレッドゴム2Aaのタイヤ径方向内側であってベルト補強層8やベルト層7に隣接するアンダートレッドゴム2Abとを有する。そして、アーストレッドゴム10は、キャップトレッドゴム2Aaおよびアンダートレッドゴム2Abを貫通してベルト補強層8やベルト層7に接触して配置される。なお、キャップトレッドゴム2Aaは、近年ではシリカ配合量が増加する傾向にある。シリカは絶縁性のため電気を通しにくい。このため、キャップトレッドゴム2Aaおよびアンダートレッドゴム2Abを貫通してベルト補強層8やベルト層7に接触して配置すれば、リムRから入った電気をトレッド部2のトレッド面21から路面により効果的に流すことができる。
本実施例では、条件が異なる複数種類の空気入りタイヤについて、電気抵抗低減性能であるタイヤ電気抵抗値、耐転がり抵抗性能、高速耐久性能(キャンバー付)、ビード部廻り耐欠け性能に関する性能試験が行われた(図6参照)。
この性能試験では、タイヤサイズ235/45R19空気入りタイヤ(試験タイヤ)を、19×8Jの正規リムに組み付け、正規内圧(250kPa)を充填した。
ここで、正規リムとは、JATMAで規定する「標準リム」、TRAで規定する「Design Rim」、あるいは、ETRTOで規定する「Measuring Rim」である。また、正規内圧とは、JATMAで規定する「最高空気圧」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「INFLATION PRESSURES」である。また、正規荷重とは、JATMAで規定する「最大負荷能力」、TRAで規定する「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に記載の最大値、あるいはETRTOで規定する「LOAD CAPACITY」である。
電気抵抗低減性能であるタイヤ電気抵抗値の評価方法は、気温23℃、湿度50%の条件下にて1000[V]の電圧を印加して、トレッド面とリム間の抵抗値の電気抵抗値Ωが測定される。この評価は、数値が小さいほど放電性が優れ、電気抵抗低減性能が優れていることを示している。
耐転がり抵抗性能の評価方法は、室内ドラム試験機が用いられ、荷重4kNおよび速度50km/hにおける抵抗力が測定される。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、指数が大きいほど転がり抵抗が小さく、耐転がり抵抗性能が優れていることを示している。
高速耐久性能の評価方法は、試験タイヤを、規定内圧の120%増した内圧とし、温度80℃の環境下で5日間乾燥劣化させた後、規定内圧とし、ドラム径1707mmのキャンバー付ドラム試験機にて、速度120km/h、荷重負荷5kNで走行開始し、24時間ごとに速度を10km/hずつ増加させながら、タイヤが破損するまで試験を行ない、破損したときの走行距離を測定する。そして、この測定に基づいて、従来例を基準(100)とした指数評価が行われる。この評価は、指数が大きいほど高速耐久性能が優れていることを示している。
ビード部廻り耐欠け性能の評価方法は、試験タイヤを正規リムに対して組み外ししたときのビード部廻りに欠けが発生しているかを試験タイヤ10本について観察した。この評価は、欠けの発生の有無について行われる。
図6において、従来例および比較例の空気入りタイヤは、内側リムクッションゴムを有さず、内側リムクッションゴムおよび外側リムクッションゴムを一体としたリムクッションゴムを有する。ここで、図6では、従来例および比較例の空気入りタイヤの場合、一体としたリムクッションゴムを外側リムクッションゴムとして示す。
一方、実施例1〜実施例5の空気入りタイヤは、内側リムクッションゴムおよび外側リムクッションゴムを有している。また、実施例1の空気入りタイヤは、内側リムクッションゴムがカーカス層に接触し、実施例2の空気入りタイヤは、内側リムクッションゴムがインナーライナー層に接触し、実施例3〜実施例5の空気入りタイヤは、内側リムクッションゴムがカーカス層およびインナーライナー層に接触している。また、実施例1〜実施例5の空気入りタイヤは、内側リムクッションゴムが外側リムクッションゴムより多い。また、実施例5の空気入りタイヤは、アーストレッドゴムを有している。
図6の試験結果に示すように、実施例1〜実施例5の空気入りタイヤは、耐転がり抵抗性能および高速耐久性能が改善され、かつ電気抵抗低減性能が改善されていることが分かる。
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
2A トレッドゴム
21 トレッド面
4 サイドウォール部
41 サイドゴム
5 ビード部
51 ビードコア
52 ビードフィラー
53 リムクッションゴム
53A 内側リムクッションゴム
53B 外側リムクッションゴム
6 カーカス層
9 インナーライナー層
10 アーストレッドゴム
R リム

Claims (8)

  1. ビード部におけるリムと接触する箇所にリムクッションゴムが設けられる空気入りタイヤにおいて、
    前記リムクッションゴムが、ゴム組成が異なるタイヤ径方向内側の内側リムクッションゴムと、タイヤ径方向外側の外側リムクッションゴムと、で構成され、
    前記内側リムクッションゴムは、タイヤ構成部材に接触して設けられて前記外側リムクッションゴムよりも電気抵抗が低くゴム硬度の高いゴムからなり、
    前記外側リムクッションゴムは、前記内側リムクッションゴムよりも低発熱のゴムからなる、
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記内側リムクッションゴムは、前記タイヤ構成部材であるカーカス層に接触することを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記内側リムクッションゴムは、前記タイヤ構成部材であるインナーライナー層に接触することを特徴とする請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記内側リムクッションゴムは、電気抵抗値が107Ω・cm以下であり、
    前記外側リムクッションゴムは、60℃における損失正接tanδが0.2よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  5. ゴムコンパウンドのカーボン含有量について、前記内側リムクッションゴムが前記外側リムクッションゴムより多いことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記内側リムクッションゴムは、ビードコアのタイヤ径方向内側を少なくとも含む箇所に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  7. サイドウォール部のサイドゴム、および前記外側リムクッションゴムは、電気抵抗値が108Ω・cm以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  8. トレッド部の外面に露出してトレッド部のトレッドゴムを貫通するアーストレッドゴムを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
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