JP2016123621A - ミシン及びミシンの制御方法 - Google Patents

ミシン及びミシンの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016123621A
JP2016123621A JP2014266612A JP2014266612A JP2016123621A JP 2016123621 A JP2016123621 A JP 2016123621A JP 2014266612 A JP2014266612 A JP 2014266612A JP 2014266612 A JP2014266612 A JP 2014266612A JP 2016123621 A JP2016123621 A JP 2016123621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
yarn
cloth
moves
wiper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014266612A
Other languages
English (en)
Inventor
徹 竹村
Toru Takemura
徹 竹村
中野 元就
Motonari Nakano
元就 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014266612A priority Critical patent/JP2016123621A/ja
Priority to CN201510996654.9A priority patent/CN105734852B/zh
Publication of JP2016123621A publication Critical patent/JP2016123621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B65/00Devices for severing the needle or lower thread
    • D05B65/06Devices for severing the needle or lower thread and for disposing of the severed thread end ; Catching or wiping devices for the severed thread
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B27/00Work-feeding means
    • D05B27/02Work-feeding means with feed dogs having horizontal and vertical movements
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/10Electrical or electromagnetic drives
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B69/00Driving-gear; Control devices
    • D05B69/30Details
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05DINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
    • D05D2305/00Operations on the work before or after sewing
    • D05D2305/50Removing cut-out material or waste

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

【課題】糸払い動作を実行する場合に、上糸を捕捉できない可能性を低減するミシン及びミシンの制御方法を提供する。【解決手段】本発明のミシンでは、糸払いレバーが、糸払い処理の停止位置から開始位置に移動するS37前に、糸払いレバーに上糸が接触しない方向に縫製した布が距離Aだけ移動するS35。次に、糸払いレバーが、糸払い処理の停止位置から開始位置に移動する。糸払いレバーが糸払い処理の開始位置から停止位置に移動するS41前に、糸払いレバーの屈曲部が確実に上糸を捕らえて払う方向に縫製した布が距離Bだけ移動するS39。次いで、糸払いレバーが糸払い処理の開始位置から停止位置に移動して糸払い処理が行われる。【選択図】図8

Description

本発明は糸払い機構を備えたミシン及びミシンの制御方法に関する。
糸払い機構を備えたミシンがある。特許文献1は、上糸の切断後に糸払いを行って切断後の上糸の端部を布の上方に引き出すための糸払い機構を備えるミシンを開示する。この糸払い機構は、フック状の屈曲部を有するワイパと、糸払い動作の駆動源である糸払いソレノイドとを備える。縫い針が針板より上方に位置する時にワイパの先端の屈曲部が縫い針の上下動経路を横切るように往復動作を行うことにより、ワイパの先端の屈曲部が上糸を捕捉して引き出しを行う。糸払いソレノイドは、常時、バネ圧を受けてプランジャが一定方向に押圧保持されており、ワイパの位置は、先端の屈曲部が上方に位置する初期位置である。ワイパ駆動時、糸払いソレノイドには動作電流が流れてバネ圧に抗してプランジャを作動させ、ワイパを初期位置から動作位置まで前進回動させる。この時、ワイパは、縫い針の上下動経路を通過するが、ワイパの先端の屈曲部は、上糸をワイパ先端の屈曲部の側方に逃がして捕捉することなく通過する。糸払いソレノイドの動作電流が止まるとバネ圧によりプランジャが元の位置に戻り、ワイパも動作位置から後退回動して元の初期位置に戻る。ワイパの先端の屈曲部は針上下動経路を通過し、上糸を捕捉して布から引き抜く糸払い動作を実行する。即ち、ワイパの先端の屈曲部は、その形状が方向性を持っており、前進回動時には上糸をワイパ先端の屈曲部の側方に逃がして捕捉せず、後退回動時に捕捉可能な形状となっている。
実開平4−14081号公報
上記ミシンにおいて、上糸の切断後に、針側の上糸を布上に払う糸払い動作を実行する場合には、ワイパが初期位置から動作位置まで移動する。該時、ワイパが縫い針の上下動経路を通過時に、ワイパ先端の屈曲部が上糸に接触して上糸を屈曲部の側方に逃がす。上糸を屈曲部の側方に逃がした状態では上糸が膨らみ、ワイパが動作位置から初期位置まで戻る場合に、屈曲部が上糸を捕捉できない可能性があるという問題点があった。
本発明の目的は、糸払い動作を実行する場合に、上糸を捕捉できない可能性を低減するミシン及びミシンの制御方法を提供することである。
本発明のミシンは、布を縫製後に上糸を切断する糸切装置と、前記糸切装置が切断した前記上糸と係合可能な上糸係合部を有し、前記上糸係合部が上方に移動し前記上糸を払う糸払い動作を開始する開始位置と、前記上糸係合部が前記糸払い動作の終了後に停止する停止位置との間を往復移動可能な糸払い部材と、前記糸払い部材を駆動する糸払い駆動機構と、前記糸払い駆動機構を制御する糸払い制御部と、を備えたミシンにおいて、前記布を水平方向に送る送り歯と、前記送り歯に前記布を搬送する方向である搬送方向の動作及び前記搬送方向と反対方向の動作を付与する送り歯駆動機構と、前記送り歯駆動機構を駆動するモータと、前記モータを制御して、前記送り歯を前記搬送方向又は前記搬送方向と反対方向に動作させるモータ制御部とを備え、前記糸払い制御部は、前記糸切装置が前記上糸を切断後、前記糸払い部材が前記停止位置から前記開始位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する往動制御部と、前記往動制御部が前記糸払い部材を前記停止位置から前記開始位置に移動後、前記糸払い部材が前記開始位置から前記停止位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する復動制御部とを含み、前記モータ制御部は、前記往動制御部が前記開始位置に移動した前記糸払い部材を前記復動制御部が前記停止位置に移動する前に、前記送り歯が前記布を前記搬送方向に第一距離だけ移動するように前記モータを制御する接近制御を行うことを特徴とする。
本発明のミシンは、布を縫製後の上糸を糸切装置が切断する。糸払い制御部は、上糸係合部が上方に移動し前記上糸を払う糸払い動作を開始する開始位置と、上糸係合部が糸払い動作の終了後に停止する停止位置との間を往復移動可能な糸払い部材を駆動する糸払い駆動機構を制御する。送り歯駆動機構は、送り歯に布を搬送する方向である搬送方向の動作及び搬送方向と反対方向の動作を付与する。糸払い制御部の往動制御部は、糸切装置が上糸を切断後、糸払い部材が停止位置から開始位置に移動するよう糸払い駆動機構を制御する。往動制御部が糸払い部材を停止位置から開始位置に移動後、復動制御部は、糸払い部材が開始位置から停止位置に移動するよう糸払い駆動機構を制御する。モータ制御部は、往動制御部が開始位置に移動した糸払い部材を復動制御部が停止位置に移動する前に、送り歯が布を搬送方向に第一距離だけ移動するようにモータを制御する接近制御を行う。故に、糸払い部材が開始位置から停止位置に移動する場合に、布が搬送方向に第一距離だけ移動しているので、上糸係合部が上糸に近接して上糸を確実に捕捉できる。
本発明のミシンの前記モータ制御部は、前記往動制御部が前記糸払い部材を前記停止位置から前記開始位置に移動する前に、前記送り歯が前記布を前記反対方向に第二距離だけ移動するように前記モータを制御する待避制御を行うようにしてもよい。この場合、ミシンのモータ制御部は、往動制御部が糸払い部材を停止位置から開始位置に移動する前に、送り歯が布を反対方向に第二距離だけ移動するようにモータを制御する待避制御を行うので、上糸係合部が上糸から離間し、上糸係合部が縫い針の上下動経路を通過時に、糸払い部材の先端の屈曲部が上糸に接触して上糸を屈曲部の側方に逃がすおそれを防止できる。
本発明のミシンの前記モータ制御部は、前記復動制御部が前記糸払い部材を前記開始位置から前記停止位置に移動後、前記送り歯が前記布を前記第一距離と前記第二距離の差分だけ前記搬送方向に移動するように前記モータを制御する補正制御を行うようにしてもよい。この場合、復動制御部が糸払い部材を開始位置から停止位置に移動後、補正制御により送り歯が布を第一距離と第二距離の差分だけ搬送方向に戻すので、次の縫製位置がずれることを防止できる。
本発明のミシンは、次の縫製開始時に前記布の搬送方向への搬送量である送りピッチの変更が有るか否か判断する変更判断部を備え、前記モータ制御部は、前記変更判断部が前記送りピッチの変更が有ると判断した場合、前記送り歯が変更後の前記送りピッチに対応する縫製開始位置に移動するように前記モータを制御する直接移動制御を行うようにしてもよい。この場合、モータ制御部は、変更判断部が送りピッチの変更が有ると判断した場合、送り歯が変更後の送りピッチに対応する縫製開始位置に移動するので、糸払い処理後に、変更がある送りピッチに対応する縫製開始位置に布を直接移動することができる。故に、縫製の効率を高めることができる。
本発明のミシンは、前記接近制御及び前記待避制御を行うか否かを設定する選択手段を備えてもよい。この場合、作業者は、縫製する布の厚みや種類に応じて、接近制御及び前記待避制御を行うか否かを設定できる。
本発明のミシンの制御方法は、布を縫製後に上糸を切断する糸切装置と、前記糸切装置が切断した前記上糸と係合可能な上糸係合部を有し、前記上糸係合部が上方に移動し前記上糸を払う糸払い動作を開始する開始位置と、前記上糸係合部が前記糸払い動作の終了後に停止する停止位置との間を往復移動可能な糸払い部材と、前記糸払い部材を駆動する糸払い駆動機構と、前記布を水平方向に送る送り歯と、前記送り歯に前記布を搬送する方向である搬送方向の動作及び前記搬送方向と反対方向の動作を付与する送り歯駆動機構と、前記送り歯駆動機構を駆動するモータとを備えたミシンの制御方法であって、前記糸切装置が前記上糸を切断後、前記糸払い部材が前記停止位置から前記開始位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する往動制御工程と、前記往動制御工程で前記糸払い部材を前記停止位置から前記開始位置に移動後、前記糸払い部材が前記開始位置から前記停止位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する復動制御工程と、前記往動制御工程で前記開始位置に移動した前記糸払い部材を前記復動制御工程で前記停止位置に移動する前に、前記送り歯が前記布を前記搬送方向に第一距離だけ移動するように前記モータを制御する接近制御を行うモータ制御工程とを備える。
本発明のミシンの制御方法は、糸切装置が上糸を切断後、往動制御工程にて糸払い部材が停止位置から開始位置に移動するよう糸払い駆動機構を制御する。往動制御工程にて糸払い部材を停止位置から開始位置に移動後、復動制御工程にて糸払い部材が開始位置から停止位置に移動するよう糸払い駆動機構を制御する。モータ制御工程にて往動制御工程で開始位置に移動した糸払い部材を復動制御工程で停止位置に移動する前に、送り歯が布を搬送方向に第一距離だけ移動するようにモータを制御する接近制御を行う。故に、糸払い部材が開始位置から停止位置に移動する場合に、布が搬送方向に第一距離だけ移動しているので、上糸係合部が上糸に近接して上糸を確実に捕捉できる。
ミシン1の斜視図。 糸払い機構32の左側面図。 糸払い機構32を後側から見た図。 図3のIV−IV線矢視方向断面図。 布送り機構60の斜視図。 ミシン1の電気的構成のブロック図。 主処理のフローチャート。 糸払い処理のサブルーチンのフローチャート。 軌跡1及び軌跡2を示すグラフ。 軌跡パターンテーブル100のデータ構成図。 係数テーブル200のデータ構成図。 動作軌跡101、201の左側面図。 近接制御の時の縫針8及び糸払いレバー38近傍の拡大図である。 待避制御の時の縫針8及び糸払いレバー38近傍の拡大図である。
本発明の実施形態を図面を参照し説明する。図1の上側、下側、右側、左側、表側、裏側は夫々ミシン1の上側、下側、右側、左側、前側、後側である。
図1に示す如く、ミシン1はベッド部2、脚柱部3、アーム部4を備える。ベッド部2はミシン1の土台となる。ベッド部2はテーブル20上面の矩形穴(図示略)に上方から装着する。脚柱部3はベッド部2右端から鉛直上方に延びる。アーム部4は脚柱部3上端から左方に延びる。アーム部4はベッド部2上面に対向する。アーム部4は左端部下方に押え足17を装着する。押え足17はベッド部2上面に設けた針板15と対向する。
アーム部4は上部に操作部10を備える。操作部10は前面に表示部111と操作キー112を備える。作業者は表示部111を見ながら操作キー112を操作し各種指示をミシン1に入力する。アーム部4は左端下方に返し縫いスイッチ9を備える。作業者が返し縫いスイッチ9を押すことでミシン1は返し縫いを行うことができる。
アーム部4は内部に針棒7、上軸14を保持する。針棒7は下端に縫針8を装着する。針棒7と縫針8は上軸モータ12の駆動に従い上下に往復移動する。上軸モータ12は脚柱部3右側面上部に設ける。上軸14は、回転可能な状態でアーム部4内部を左右方向に延びる。上軸14右端は上軸モータ12に接続する。上軸14左端は針棒上下動機構(図示略)に接続する。上軸モータ12は上軸14を回転し、針棒上下動機構を駆動して針棒7を上下動する。ベッド部2は上面左端に針板15を備える。針板15は略中央部に針穴18を有する。縫針8下端は下降時に針穴18を通過する。針板15は針穴の左方、後方、右方、前方の夫々に送り歯穴19を備える。送り歯穴19は前後方向に長い長方形状である。ベッド部2は針板15下方に釜機構(図示略)、布送り機構60(図5参照)を備える。釜機構は周知の機構であり、上軸モータ12によって駆動する。布送り機構60は縫製の対象となる布を送る機構である。布送り機構60構成は後述する。
ミシン1は糸切装置31(図6参照)を備える。糸切装置31はリンク機構(図示略)、ソレノイド311(図6参照)、切断刃(図示略)を備える。リンク機構は上軸14の回転する力を切断刃に伝達する。ソレノイド311はリンク機構を駆動する。切断刃は針板15下側に設ける。切断刃はソレノイド311がリンク機構を駆動した時、上軸14の回転する力で駆動し上糸を切断する。ミシン1は糸払い機構32(図2〜図4参照)を備える。糸払い機構32は、糸切装置31で上糸を切断後、縫針8側に残る上糸を押え足17上方に移動する。糸払い機構32の詳細は後述する。ミシン1はテーブル20下方に制御装置16を備える。制御装置16はCPU44(図6参照)等を備える。制御装置16はロッド21を介して踏み込み式のペダル22に接続する。制御装置16は作業者がペダル22をつま先側又は踵側に操作した時、ペダル22の操作方向と操作量に応じた信号を入力する。制御装置16は入力する信号に応じて、ペダル22の操作方向と操作量を特定する。
図2〜図4を参照し糸払い機構32の詳細を説明する。糸払い機構32はソレノイド33、プランジャ34、ばね35、リンク36、糸払い軸37、糸払いレバー38を備える。糸払い機構32は、固定部材30によりミシン1のアーム部4左端の後側面に固定する。
固定部材30は板状であり、ミシン1後側面に沿って上下方向に延びる。固定部材30は第一部301、第二部302、第三部303を有する。図3に示す如く、第一部301は基部301A、立設部301B、301C、301D、覆部301E、突出部301Fを有する。基部301Aは正面視略長方形であり、アーム部4後側面と略平行に延びる。突出部301Fは、基部301A右端上方から右方に突出する。突出部301Fは前後方向に貫通する穴(図示略)を備える。ねじ301Gは該穴に挿通し、アーム部4後側面に形成したねじ穴(図示略)に締結して、固定部材30上端側をアーム部4に固定する。立設部301B、301C、301Dは、夫々、基部301A上端、右端下方、下端から夫々後方(図3の表側)に延びる。覆部301Eは立設部301C後端部から、左方且つ基部301Aと平行に延びる。覆部301Eは前後方向に貫通する二つの穴(図示略)を備える。二つのねじ333の夫々は該二つの穴に挿通し、後述するソレノイド33を固定部材30に固定する。固定部材30に対するソレノイド33の固定位置により、糸払い機構32は糸払いレバー38の揺動量を調整できる。
図2に示す如く、第二部302は第一部301の基部301A下端から下方斜め前方に延びる。第二部302の左右方向の長さは、基部301Aの左右方向の長さよりも短い。第三部303は第二部302下端から下方に延びる。第三部303は上端部右方に前後方向に貫通する穴(図示略)を備える。ねじ303Gは該穴に挿通し、アーム部4後側面に形成したねじ穴(図示略)に締結して、固定部材30下端側をアーム部4に固定する。第三部303は下端部が前方に突出し、突出部分に穴303Aを備える。穴303Aは、前後方向に延び、後述する糸払い軸37を回動可能に支持する。
図2に示す如く、糸払い機構32は、第一部301の基部301A、立設部301B、301C、301D、覆部301Eで囲まれた部分にソレノイド33を備える。図4に示す如く、ソレノイド33は枠部331とコイル(図示略)を備える。以下、ソレノイド33が備えるコイルを、糸払いコイルという。枠部331は略円柱状である。枠部331の軸心は上下方向に延びる。枠部331は軸心に沿って延びる穴332を備える。穴332の断面は略円形である。穴332は、枠部331下側面から上方に延びる。穴332は、上端部が上方へ向かうに従い径が小さくなる。糸払いコイルは、枠部331の周側面に渦巻き状に巻回する。
プランジャ34は、本体部341、座金342、ピン344、弾性体345を備える。本体部341は略円柱状である。本体部341は枠部331の穴332に挿通する。本体部341の上下方向の長さは、穴332の上下方向の長さよりも長い。本体部341の断面の径は、穴332の断面の径と略同一である。本体部341下端部は穴332から下方に突出する。本体部341は穴332に沿って上下方向に移動可能である。後述するCPU44が駆動回路55(図6参照)を介して糸払いコイルに通電した時、発生する磁気的な力は、本体部341に対して上方向に作用する。該場合、本体部341は上方に移動する。本体部341は、上端が穴332底面(穴332上側の内壁)に接触するまで上方に移動可能である。
本体部341は、上下方向中央よりも下方に溝部343を有する。溝部343は、本体部341の周壁に沿って延びる環状の溝である。溝部343の位置は、本体部341の上端から穴332の上下方向の長さと略同一長さ分下方となる位置である。本体部341は、溝部343よりも下側に穴346を有する。穴346は本体部341を前後方向に貫通する。ピン344は穴346に挿通する。ピン344の長さは、本体部341の径よりも大きい。ピン344の前後両端部は、本体部341から前後方向に突出する。図2に示す如く、二つの突出部348は、本体部341下端から下方に突出する。二つの突出部348は前後方向に並んで対向する。図4に示す如く、二つの突出部348は、夫々穴347を有する。二つの穴347の夫々は、二つの突出部348の夫々を前後方向に貫通する。ピン361Bは、二つの穴347に挿通する。
本体部341は周壁に弾性体345を備える。弾性体345は略円筒形である。弾性体345は軸心に沿って延びる穴345Aを備える。本体部341は穴345Aに挿通する。弾性体345は上端に突出部345Bを備える。突出部345Bは穴345Aの内側に突出し、本体部341の溝部343に嵌る。図3に示す如く、弾性体345は下端の前側と後側の夫々に凹部345Cを備える。ピン344は凹部345Cに下側から嵌る。ピン344は弾性体345を下方から支持し、且つ、弾性体345の下方への移動を規制する。弾性体345は下端に複数の凹凸部345Dを有する。複数の凹凸部345Dは、弾性体345下端の全周に設ける。座金342は、ピン344上側に設ける。座金342は円形板状である。座金342の穴に本体部341と弾性体345が挿通する。座金342の穴の径は、弾性体345の外径よりも大きい。ピン344は座金342を下方から支持し、且つ、座金342の下方への移動を規制する。
糸払い機構32は、ソレノイド33下端と座金342の間にばね35を備える。ばね35は圧縮ばねである。ばね35の径は、弾性体345の径よりも大きい。ばね35上端はソレノイド33下端に接触し、ばね35下端は座金342上端に接触する。ばね35はプランジャ34を下方に付勢する。
糸払い機構32は、プランジャ34下方にリンク36を備える。リンク36は、プランジャ34の本体部341下端に固定する。リンク36は板状である。図2に示す如く、リンク36は、第一延伸部361、第二延伸部362を有する。第一延伸部361は、二つの突出部348の間を下方に延び、曲折部361Aで曲折して前方斜め下方に延びる。図3に示す如く、第一延伸部361の曲折部361Aの上側の左右方向の長さは、曲折部361Aの下側の左右方向の長さよりも短い。第一延伸部361は上端に穴361Cを有する。ピン361Bは、穴361Cと、二つの突出部348の夫々に設けた穴347に挿通する。ピン361Bは、プランジャ34の本体部341にリンク36を回動可能に支持する。本体部341の下端と曲折部361Aは、弾性体349を間に挟む。弾性体349は平面視円形の板状である。弾性体349は軸心に沿って延びる穴(図示略)を備える。第一延伸部361の曲折部361Aの上側は、該穴に挿通する。弾性体349は、プランジャ34と第一延伸部361に対して互いに離隔する向きに力を加えるので、プランジャ34、リンク36、弾性体349は密着する。故に、プランジャ34とリンク36は互いにがたつかない。
第二延伸部362は、第一延伸部361下端から下方に延びる。第二延伸部362下端は、クランク371後側(図3の表側)の面に回動可能に接続する。クランク371は板状である。クランク371は、固定部材30の第三部303後側に位置する。クランク371の板面は前後方向を向く。後述する糸払い軸37後端は、クランク371の前側面且つ正面視にて第二延伸部362との接続部分と異なる位置に接続する。糸払い軸37は、前方水平方向に延びる。クランク371は、糸払い軸37を支点として回動可能である。クランク371は、第二延伸部362が上下方向に移動した時に回動する。
糸払い機構32は、固定部材30の第三部303近傍に糸払い軸37を有する。糸払い軸37の形状は略円筒形である。図2に示す如く、固定部材30の第三部303は糸払い軸37を回動可能に支持する。糸払い軸37後端部は、固定部材30の第三部303下端部に設けた穴303Aに挿通する。糸払い軸37前端部は、アーム部4左端部近傍下方に位置する。ばね372は、固定部材30の第三部303とクランク371の間に設ける。ばね372はねじりばねである。ばね372の一端側はクランク371に設けた穴(図示略)に接続し、他端側は第三部303に設けた穴303Bに接続する。ばね372は、糸払い軸37を後面視時計回り方向に付勢する。該方向は、糸払い軸37が反時計回りの方向に回転した時、回転方向に対して反発する向きである。ばね372は、ソレノイド33の糸払いコイルが非通電の時、リンク36と糸払い軸37が互いにがたついて糸払いレバー38が振動するのを防止する。
糸払い軸37は前端にねじ373が締めてある。糸払い軸37は前端の後方にフランジ375を有する。糸払い軸37は前端側からカラー374を挿入する。カラー374は、フランジ375との間に糸払いレバー38の一端側を挟む。カラー374とフランジ375の間に糸払いレバー38を挟んだ状態でねじ373を締めることで、糸払い機構32は糸払い軸37に糸払いレバー38を固定する。糸払いレバー38は棒状である。糸払いレバー38は、他端側(糸払い軸37に接続する側と反対側)に屈曲した屈曲部381を有する。図3に示す如く、糸払いレバー38は、糸払い軸37の回動に伴い揺動する。糸払いレバー38が揺動した時、屈曲部381の上下方向の位置は変位する。糸払いレバー38が下方に揺動した時、屈曲部381は針棒7下方近傍に位置する。糸払いレバー38が上方に揺動した時、屈曲部381は針棒7から右方に離隔する。
図5を参照して、布送り機構60の構成について説明する。図5の紙面上側、下側、右側、左側、左上側、右下側は夫々ミシン1の上側、下側、前側、後側、右側、左側である。図5に示すように、布送り機構60は送り台133、送り歯134、布送りモータ58、動力伝達機構140、中間作用腕138、上下動力機構147等を備える。図5が示すW1領域は針板15上面周囲の部分拡大図である。
送り台133は針板15の下方に位置し且つ針板15に対して略平行である。送り台133は上面の中心近傍に3つの送り歯134を略水平に支持する。送り歯134の夫々は送り歯穴19の位置に対応する。送り歯134の夫々は前後方向に長い。送り歯134の前後方向の長さは送り歯穴19の長さより小さい。送り歯134は押え足17との間で布を挟む為の凹凸を上部に備える。送り歯134は、布を水平方向に移動する。
布送りモータ58は送り台133の右方に配置してある。布送りモータ58はステッピングモータである。布送りモータ58は送り台133を前後方向に移動する。布送りモータ58は左方に延びる駆動軸136を備えている。布送りモータ58は駆動軸136を回動する。
動力伝達機構140は、送り腕141、送り腕142、連結部165を備える。送り腕141の一端は布送りモータ58の駆動軸136の先端に直交して取り付けてある。送り腕141の他端は送り腕142の一端に回動可能に連結してある。送り腕142の他端は中間作用腕138の後端に回動可能に連結してある。送り腕141の他端と送り腕142の一端が連結する部分は連結部165である。送り腕142の他端と中間作用腕138の後端が連結する部分は連結部166である。中間作用腕138は前端部が水平送り軸128の右端側に固定してある。中間作用腕138は水平送り軸128の長手方向に直交し且つ後方側に延びる。水平送り軸128は布送りモータ58の左上方に回動可能に設けてある。水平送り軸128は左右方向に延び、ベッド部2に支持してある。リンク部材150の下端は水平送り軸128の左端部に直交して固定してある。リンク部材150の上端は送り台133の前端部に回動可能に連結してある。
駆動軸136が回動範囲の一方向及び逆方向に回動することで、連結部165は前後方向に往復移動し、連結部166は上下方向に往復移動する。連結部166の移動によって中間作用腕138は水平送り軸128を中心に揺動する。中間作用腕138の揺動と連動して水平送り軸128は回動する。水平送り軸128の回動によって送り台133は前後方向に移動する。
送り台133の後端には上下動力機構147が設けてある。上下動力機構147は上下送り軸127、プーリ124、偏心部139、リンク部材151を備える。上下送り軸127は回転可能な状態で左右方向に延び、ベッド部2に支持してある。上下送り軸127は水平送り軸128に対して平行に位置する。上下送り軸127は右端部にプーリ124を固定する。プーリ124はタイミングベルト(図示略)を介して上軸14に連結する。上下送り軸127は上軸モータ12の駆動により上軸14と同期を保持した状態で回転する。上軸モータ12はベッド部2内に設け、上下送り軸127に接続してもよい。偏心部139は上下送り軸127の左端に設けてある。偏心部139は上下送り軸127の軸心に対して偏心している。偏心部139はリンク部材151を回転可能に保持する。リンク部材151は送り台133の後端に回転可能に設けてある。偏心部139は上下送り軸127の回転によりリンク部材151を介して送り台133を上下動させる。
布送り機構60は布送りモータ58の駆動による送り台133の前後方向への移動と、上軸モータ12の駆動による送り台133の上下動で布を送る。布送りモータ58の駆動軸136の回動量が小さくなると、布を移送する量(以下、布送り量)は小さくなる。駆動軸136の回動量が大きくなると、布送り量は大きくなる。故にミシン1は駆動軸136の回動量を変更するだけで布送り量を調整できる。
図6を参照しミシン1の電気的構成を説明する。ミシン1はCPU44を備える。CPU44はミシン1の制御を司る。CPU44はROM45、RAM46を内部に備える。CPU44は、I/Oインターフェース(以下「I/O」という)48、EEPROM(登録商標)49と接続する。ROM45は後述する主処理(図7参照)、糸払い処理(図9参照)を実行する為のプログラム等を記憶する。EEPROM49は各種値を記憶する不揮発性の記憶装置である。EEPROM49は後述する距離A、距離B、軌跡パターンテーブル100(図10参照)、係数テーブル200(図11参照)、近接処理、待避処理を行うか否かの設定データ、縫製データ等を記憶する。軌跡パターンテーブル100、係数テーブル200については後述する。RAM46はプログラムを実行する為に必要な各種値を一時的に記憶する。RAM46はEEPROM49から読み出したデータを一時的に記憶する。
I/O48はペダル22、操作キー112、駆動回路51〜56に電気的に接続する。CPU44はペダル22の操作方向と操作量を取得する。CPU44は操作キー112から作業者による操作指示を取得する。駆動回路51はCPU44から入力する信号に応じて、表示部111を駆動する。駆動回路52はCPU44から入力する信号に応じて、上軸モータ12を駆動する。ミシン1は上軸モータ12の回転角位相(以下、「上軸角」という)及び回転速度を検出する為の上軸エンコーダ57を備える。上軸エンコーダ57は上軸モータ12の上軸角及び回転速度の検出結果をI/O48を介してCPU44に出力する。駆動回路54はCPU44から入力する信号に応じて、糸切装置31のソレノイド311のコイルに通電するか否かを切り替える。以下、糸切装置31のソレノイド311のコイルを糸切りコイルという。駆動回路55はCPU44から入力する信号に応じて、糸払い機構32のソレノイド33の糸払いコイルに通電するか否かを切り替える。駆動回路54、55は、夫々、コイルの一端側に接続する為の電源とスイッチを有する。該スイッチがONした時、電流は電源からコイルに流れる。ソレノイド33の糸払いコイルに電流が流れる場合に発生する磁気的な力は、プランジャ34に対して上方向に作用する。該スイッチがOFFした時、電流は電源からコイルに流れない。駆動回路56はCPU44から入力する信号に応じて、布送りモータ58を駆動する。布送りモータ58はパルスモータである。布送りモータ58の布送り駆動信号はパルス信号である。ミシン1は布送りモータ58の駆動軸136の回転角位相(以下、「布送り軸角」という)及び回転速度を検出する為の布送りエンコーダ59を備える。布送りエンコーダ59は布送りモータ58の布送り軸角及び回転速度の検出結果をI/O48を介してCPU44に出力する。
図3、図7及び図8を参照し、CPU44が実行する主処理と糸払い機構32の動作を説明する。CPU44は、ミシン1の電源がオンした時、ROM45に記憶したプログラムを読み出して実行することで、主処理を開始する。
CPU44は、糸切装置31の糸切りコイルへの通電を停止する為の信号を、駆動回路54に出力する。以下、コイルへの通電を停止する為の信号をOFF信号という。駆動回路54はスイッチをOFFし、糸切りコイルへの通電を停止する(S11)。ソレノイド311はリンク機構を駆動しないので、上軸14の回転する力はリンク機構に伝達しない。故に、糸切装置31の切断刃は稼働せず、上糸を切断しない。
CPU44は、駆動回路55にOFF信号を出力する。駆動回路55はスイッチをOFFし、糸払いコイルへの通電を停止する(S11)。糸払いコイルへの通電を停止すると、プランジャ34の本体部341に磁気的な力は作用しないので、プランジャ34はばね35の付勢力により下方に移動する。本体部341は、固定部材30の立設部301Dに弾性体345下端が接触した状態で停止する。以下、固定部材30の立設部301Dに弾性体345下端が接触した時のプランジャ34の位置を、第一位置という。リンク36は、プランジャ34の本体部341の下方への移動に伴い下方に移動する。クランク371と糸払い軸37は、後面視時計回りに回動する。糸払い軸37に接続する糸払いレバー38は揺動する。図3の実線で示す如く、糸払いレバー38の屈曲部381は上方に移動する。屈曲部381は押え足17から離隔し、アーム部4左端下方の返し縫いスイッチ9(図1参照)の下方近傍に位置する。この時、糸払いレバー38の位置は「停止位置」である。尚、図3の二点鎖線で示す如く、糸払いレバー38の屈曲部381が下方に移動した時、糸払いレバー38の位置は「開始位置」である。
CPU44は、作業者がペダル22をつま先側に操作したか判断する(S13)。CPU44は、作業者がペダル22をつま先側に操作しないと判断した時(S13:NO)、処理をS21に進める。CPU44は、作業者がペダル22をつま先側に操作したと判断した時(S13:YES)、ペダル22の操作量を特定する。CPU44は、特定した操作量に応じて上軸モータ12を駆動する為に、駆動回路52に信号を出力する。駆動回路52は、上軸モータ12が操作量に応じた回転速度で回転するように、上軸モータ12を駆動する(S15)。CPU44は、上軸エンコーダ57が出力する上軸角を取得し、取得した上軸角に対応する布送り軸角を取得する。CPU44は、布送りモータ58の駆動軸136が取得した布送り軸角になるように、駆動回路56に信号を出力する。駆動回路56は、布送りモータ58を駆動し、駆動軸136を回動する(S15)。ミシン1は、針棒上下動機構がペダル22の操作量に応じた速度で針棒7を上下動し、且つ、布送り機構60が布を送ることで、縫製を実行する(S15)。縫製時、布送り機構60は布を後側方向に搬送する。上軸エンコーダ57が出力する上軸角に対応する布送り軸角の取得方法は後述する。
CPU44は、作業者がペダル22のつま先側への操作を解除したか判断する(S17)。CPU44は、作業者がペダル22のつま先側への操作を解除しないと判断した時(S17:NO)、処理をS15に戻す。CPU44は、作業者がペダル22のつま先側への操作を解除したと判断した時(S17:YES)、駆動回路52、56に信号を出力し、上軸モータ12、布送りモータ58の駆動を停止する(S19)。ミシン1は縫製を終了する(S19)。
CPU44は、作業者がペダル22を踵側に操作したか判断する(S21)。CPU44は、作業者がペダル22を踵側に操作しないと判断した時(S21:NO)、処理をS13に戻す。CPU44は、作業者がペダル22を踵側に操作したと判断した時(S21:YES)、糸切装置31の糸切りコイルに通電する為の信号を駆動回路54に出力する。以下、コイルに通電する為の信号をON信号という。駆動回路54はスイッチをONし、糸切りコイルに通電する(S23)。ソレノイド311はリンク機構を駆動する。CPU44は駆動回路52、56に信号を出力し、上軸モータ12、布送りモータ58を駆動して所定の上軸角、布送り軸角にする。上軸14の回転する力は、リンク機構を介して切断刃に伝達する。切断刃は稼働し、上糸を切断する(S23)。切断した上糸の先端は、押え足17下方に位置する。
CPU44は、糸切装置31が上糸を切断した後、駆動回路54にOFF信号を出力する。駆動回路54はスイッチをOFFし、糸切りコイルへの通電を停止する(S25)。糸切りコイルへの通電を停止すると、ソレノイド311はリンク機構の駆動を停止する。切断刃は稼働前の状態に戻る。
次に、CPU44は糸払い処理を行う(S30)。CPU44は糸払い処理を、図8に示すサブルーチンの処理に従って行う。CPU44は、糸払い処理を行う設定が有るか否かをEEPROM49に予め記憶した設定情報により判断する(S31)。CPU44は、設定情報で糸払い処理を行う設定が有ると判断した場合には、(S31:YES)、特殊糸払い処理を行う設定が有るか否かを設定情報により判断する(S33)。CPU44は、糸払い処理を行う設定が無いと判断した場合には、(S31:NO)、処理を後述するS47に進める。
「特殊糸払い処理」は、後述するS35〜S41の処理である。即ち、糸払いレバー38が、停止位置から開始位置に移動する場合に、糸払いレバー38に上糸が接触しない方向(一例として前側)に縫製した布が距離Aだけ移動する。次に、糸払いレバー38が開始位置から停止位置に移動する場合に、糸払いレバー38の屈曲部381が確実に上糸を捕らえる方向(一例として後側)に縫製した布が距離Bだけ移動する処理である。尚、糸払い処理を行う設定、及び特殊糸払い処理を行う設定は、操作者が予め操作部10の操作キー112を操作して設定情報として設定し、EEPROM49に記憶する。
CPU44は、特殊糸払い処理を行う設定が設定情報に有ると判断した場合には(S33:YES)、糸払いレバー38に上糸が接触しない方向(前側)に縫製した布を距離Aだけ移動するための信号を駆動回路56に出力する。駆動回路56の制御により布送りモータ58の駆動軸136は所定角度回動し、送り歯134が搬送方向と反対方向の前側方向に距離Aだけ移動する(S35)。距離Aは、糸払いレバー38が停止位置から開始位置に移動する場合に、屈曲部381に上糸が接触しない距離であればよく、一例として1mmである。
CPU44は、駆動回路55にON信号を出力する。駆動回路55はスイッチをONし、ソレノイド33の糸払いコイルに通電する(S37)。糸払いコイルに電流が流れることで発生する磁気的な力は、プランジャ34の本体部341に対して上向きに作用する。プランジャ34はばね35の付勢力に逆らって上方に移動する。リンク36は、本体部341の上方への移動に伴い上方に移動する。クランク371と糸払い軸37は、後面視反時計回りに回動する。糸払いレバー38は、ばね372(図2参照)の力に逆らって揺動する。図3の二点鎖線で示す如く、糸払いレバー38の屈曲部381は下方(開始位置)に移動する(S37)。プランジャ34は、本体部341上端が穴332底面(穴332上側の内壁)に接触する位置まで上方に移動する。以下、本体部341上端が穴332底面に接触する位置まで移動した時のプランジャ34の位置を第二位置という。屈曲部381は押え足17に近接する。上糸はS23で糸切装置31による切断後、縫針8と縫製した布との間に残る。S35の処理により、縫製した布が前側方向に距離Aだけ移動しているので、縫針8と縫製した布との間に残る上糸は前方に引っ張られる。即ち、糸払いレバー38が下方に揺動する前に、上糸は屈曲部381が通る経路から離れる。故に、糸払いレバー38が下方に揺動する時、屈曲部381は縫針8側に残る上糸に接触しないか、接触しても上糸に対する影響は僅かである。故に、糸払いレバー38が停止位置から開始位置に移動する場合に、屈曲部381が上糸に干渉して上糸が撓むのを防止できる。
CPU44は、糸払いレバー38に上糸が近付く方向(後側)に縫製した布を距離Bだけ移動するための信号を駆動回路56に出力する。駆動回路56の制御により布送りモータ58の駆動軸136は所定角度回動し、送り歯134が搬送方向である後側方向に距離Bだけ移動する(S39)。距離Bは、糸払いレバー38が開始位置から停止位置に移動する場合に、糸払いレバー38の屈曲部381が上糸を捕捉して糸払いを行うことが可能な距離であればよい。故に、距離B≧距離Aであればよい。距離Bは一例として2mmである。
次に、CPU44は、駆動回路55にソレノイド33の糸払いコイルへの通電を停止する信号を出力する(S41)。糸払いコイルへの通電を停止すると、プランジャ34の本体部341に磁気的な力は作用しないので、プランジャ34は、ばね35の付勢力により第二位置から第一位置に向けて下方に移動する。リンク36は下方に移動する。クランク371と糸払い軸37は、後面視時計回りに回動する。糸払いレバー38は開始位置から停止位置に移動し、屈曲部381は上方に移動する。この時、屈曲部381は上糸を捕捉する。屈曲部381に係合した上糸は上方に移動する。故に、上糸は布から抜けて糸払いが完了する(S41)。尚、CPU44は、S33において、特殊糸払い処理を行う設定が設定情報に無いと判断した場合には(S33:NO)、S35の処理を行わず、S37と同様に糸払いレバー38を糸払い開始位置に移動する処理を行う(S43)。次いで、CPU44は、S41と同様に糸払いレバー38で糸払いを行う処理を行う(S45)。
S39の処理により、縫製した布が後側方向に距離Bだけ移動しているので、縫針8と縫製した布との間に残る上糸は後方に引っ張られる。即ち、S41でCPU44が糸払いレバー38を上方に揺動する前に、上糸は屈曲部381が通る経路上に移動する。故に、糸払いレバー38の屈曲部381は、上糸を確実に捕捉できる。故に、糸払いレバー38が開始位置から停止位置に移動して糸払いを行う場合に、屈曲部381が上糸を捕捉できなくなることを防止できる。
次に、CPU44は、縫製データに基づく次の縫製開始時に縫製ピッチの変更又は縫製軌跡の変更が有るか否かを判断する(S47)。縫製データは縫製動作の実行順序、針数、縫製ピッチ等を含む。縫製動作の実行順序は縫製動作の手順を定める。針数は縫製動作における針棒7の往復移動の回数を定め、縫製動作における針落ち回数を示す。縫製ピッチは、縫製動作における布送り量の目標値を、針棒7の往復移動の一往復単位で定める。縫製軌跡は、上軸モータ12と布送りモータ58の駆動による送り台133の動作に基づく送り歯134の動作軌跡である。CPU44が縫製ピッチの変更又は縫製軌跡の変更が無いと判断した場合には(S47:NO)、CPU44は、距離Cだけ布を移動するための信号を駆動回路56に出力する(S49)。距離Cは以下の式により算出する。
距離C=距離A−距離B
駆動回路56の制御により布送りモータ58の駆動軸136は所定角度回動し、送り歯134が距離Cだけ移動する(S49)。即ち布は特殊糸払いを実行する前の位置に戻る。
CPU44が縫製ピッチの変更又は縫製軌跡の変更が有ると判断した場合には(S47:YES)、CPU44は、上軸エンコーダ57が出力する上軸角と変更後の縫製ピッチ又は縫製軌跡により、布送り軸角を計算する(S51)。
布送り軸角の計算を図9〜図11を参照して説明する。図9の軌跡1及び軌跡2のグラフは、図10の上軸角と布送りモータの位置の対応表である軌跡パターンテーブル100に基づくグラフである。軌跡1及び軌跡2は夫々縫製軌跡である。図9のグラフの横軸は上軸角であり、縦軸は布送りモータ位置である。布送りモータ位置は、軌跡1及び軌跡2の夫々に於いて上軸角に対応する布送り軸角を算出する為に使用し、軌跡1及び軌跡2の夫々で予め決まっている定数である。図11は、縫製ピッチと係数1の対応表である係数テーブル200である。係数1は、縫製ピッチ毎に予め決まっている定数である。軌跡パターンテーブル100は、軌跡1及び軌跡2の夫々について上軸角と対応付けてEEPROM49に記憶してある。係数テーブル200は、縫製ピッチ毎に係数1を対応付けてEEPROM49に記憶してある。布送り軸角は、布送りモータ位置と係数1とに基づき以下の式により計算できる。
布送り軸角 =布送りモータ位置×係数1/4000
例えば、縫製軌跡が軌跡1、上軸角が50°、縫製ピッチ5mmの場合には、
布送り軸角 = −7033×100/4000=−175.825°
例えば、縫製軌跡が軌跡1、上軸角が50°、縫製ピッチ3mmの場合には、
布送り軸角 = −7033×60/4000=−105.495°
例えば、縫製軌跡が軌跡2、上軸角が50°、縫製ピッチ3mmの場合には、
布送り軸角 = −7770×60/4000=−116.55°
である。
図12に示す如く、動作軌跡101、201は上軸モータ12と布送りモータ58の駆動による送り台133の動作に基づく送り歯134の動作軌跡である。動作軌跡101は、縫製軌跡が図9の軌跡1の場合の送り歯134の動作軌跡である。動作軌跡201は、縫製軌跡が図9の軌跡2の場合の送り歯134の動作軌跡である。図9に示す如く、上軸角に対する布送りモータ位置は、軌跡1と軌跡2とで異なる。即ち、布送りモータ58は、上軸モータ12の出力軸の回転に対する駆動軸136の回動の開始時機及び終了時機を変更可能である。駆動軸136の回動の開始時機及び終了時機を変更することで、送り歯134の動作軌跡は、動作軌跡101又は動作軌跡201のように変化する。
次に、CPU44は、次の縫製開始の位置に送り歯134を移動させるための信号を駆動回路56に出力する(S53)。駆動回路56の制御により布送りモータ58の駆動軸136は所定角度回動し、送り歯134が位置αに移動する(S53)。位置αはCPU44がS51の処理により求めた布送り軸角に基づく位置である。次に、CPU44は処理をS13に戻す。S13では、CPU44は、作業者がペダル22を操作するまで待機状態となる(S13:NO、S21:NO)。主処理は、ミシン1の電源がオフした時終了する。
以上説明したように、本発明のミシン1では、CPU44が糸払いレバー38を上方に揺動する前に、CPU44の信号に基づく駆動回路56の制御により、布送りモータ58の駆動軸136を回動し、送り歯134が搬送方向である後側方向に距離Bだけ移動する(S39)。故に、糸払いレバー38に上糸が近付く方向(後側)に縫製した布が距離Bだけ移動する(図13参照)。本実施形態では、糸払いレバー38に上糸が近付く方向は、搬送方向Dである。故に、糸払いレバー38が開始位置から停止位置に移動する場合に、上糸5は屈曲部381が通る経路上(図13の紙面表側から裏側の方向)に位置する。図13に示すように、布6が搬送方向Dに距離Bだけ移動しているので、糸払いレバー38の屈曲部381は、上糸5に近接して上糸5を確実に捕捉できる。
また、CPU44が糸払いレバー38を下方に揺動する前に、CPU44の信号に基づく駆動回路56の制御により、布送りモータ58の駆動軸136を回動し、送り歯134が搬送方向と反対方向である前側方向に距離Aだけ移動する(S35)。故に、糸払いレバー38に上糸が接触しない方向(前側)に縫製した布を距離Aだけ移動することができる(図14参照)。本実施形態では、糸払いレバー38に上糸が接触しない方向は、搬送方向Dと反対方向である。故に、糸払いレバー38の屈曲部381が縫い針の上下動経路を通過する前に、上糸は屈曲部381が通る経路から離れる。図14に示すように、布6が搬送方向Dと反対方向に距離Aだけ移動しているので、屈曲部381が上糸5に接触して上糸5を屈曲部381の側方に逃がすおそれを防止できる。
CPU44は、駆動回路56の制御により布送りモータ58の駆動軸136を回動し、「距離C=距離A−距離B」だけ送り歯134を移動させ、布を元の位置に戻すので、次の縫製位置がずれることを防止できる。
CPU44が縫製ピッチの変更又は縫製軌跡の変更が有ると判断した場合には(S47:YES)、CPU44は、上軸角と変更後の縫製ピッチ又は縫製軌跡により、布送り軸角を計算する(S51)。その後、CPU44は、次の縫製開始の位置に送り歯134を移動させるための信号を駆動回路56に出力する(S49)。駆動回路56の制御により布送りモータ58の駆動軸136は所定角度回動し、送り歯134が位置αに移動する(S49)。位置αはCPU44がS51の処理により求めた布送り軸角に基づく位置である。従って、糸払い処理後に、変更後の縫製ピッチに対応する縫製開始位置に布を直接移動することができる。故に、縫製の効率を高めることができる。
また、本発明のミシン1では、CPU44は、特殊糸払い処理(S35〜S41)を行う設定が有るか否かを設定情報により判断する(S33)。ミシン1は、縫製する布の厚みや種類に応じて、特殊糸払い処理を行うか否かを設定できる。
糸払いレバー38が「糸払い部材」の一例であり、屈曲部381が「上糸係合部」の一例である。ソレノイド33が「糸払い駆動機構」の一例である。CPU44及び駆動回路55が、「糸払い制御部」の一例である。布送り機構60が「送り歯駆動機構」の一例である。布送りモータ58が、「送り歯駆動機構を駆動するモータ」の一例である。CPU44及び駆動回路56が「モータ制御部」の一例である。S37又はS43の制御を行うCPU44が、「往動制御部」の一例である。S41又はS45の制御を行うCPU44が、「復動制御部」の一例である。S39の制御が「接近制御」の一例である。S35の制御が、「待避制御」の一例である。S49の制御が「補正制御」の一例である。距離Bが「第一距離」の一例である。距離Aが「第二距離」の一例である。S47の判断処理を行うCPU44が「変更判断部」の一例である。操作部10の操作キー112が、「選択手段」の一例である。S37又はS43の処理が、「往動制御工程」の一例である。S41又はS45の処理が、「復動制御工程」の一例である。S39の処理が、「モータ制御工程」の一例である。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、S35の「待避制御」を行わず、S39の「接近制御」のみを行うようにしてもよい。この場合、距離Aは有さず、距離Bのみ設定すればよい。
S47の処理は省略してもよい。この場合、S51、53の処理は主処理のS11とS13の間で実行してもよいし、省略してもよい。S45で糸払いを行う処理を行った後、S49を省略して主処理のS13に戻ってもよい。
S33の処理は省略してもよい。この場合、S43、S45の糸払いを行う処理も省略すればよい。
S51での布送り軸角の計算方法は、上記実施形態に限らない。例えば、軌跡パターンテーブル100は軌跡1及び軌跡2毎に上軸角と布送り軸角を対応付けて直接EEPROM49に記憶してもよい。この場合、軌跡パターンテーブル100は上軸角と布送り軸角に加えて縫製ピッチも対応付けてEEPROM49に記憶してもよい。
1 ミシン
31 糸切装置
32 糸払い機構
33 ソレノイド
38 糸払いレバー
44 CPU
54 駆動回路
55 駆動回路
56 駆動回路
58 布送りモータ
60 布送り機構
134 送り歯
381 屈曲部

Claims (6)

  1. 布を縫製後に上糸を切断する糸切装置と、
    前記糸切装置が切断した前記上糸と係合可能な上糸係合部を有し、前記上糸係合部が上方に移動し前記上糸を払う糸払い動作を開始する開始位置と、前記上糸係合部が前記糸払い動作の終了後に停止する停止位置との間を往復移動可能な糸払い部材と、
    前記糸払い部材を駆動する糸払い駆動機構と、
    前記糸払い駆動機構を制御する糸払い制御部と、
    を備えたミシンにおいて、
    前記布を水平方向に送る送り歯と、
    前記送り歯に前記布を搬送する方向である搬送方向の動作及び前記搬送方向と反対方向の動作を付与する送り歯駆動機構と、
    前記送り歯駆動機構を駆動するモータと、
    前記モータを制御して、前記送り歯を前記搬送方向又は前記搬送方向と反対方向に動作させるモータ制御部とを備え、
    前記糸払い制御部は、
    前記糸切装置が前記上糸を切断後、前記糸払い部材が前記停止位置から前記開始位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する往動制御部と、
    前記往動制御部が前記糸払い部材を前記停止位置から前記開始位置に移動後、前記糸払い部材が前記開始位置から前記停止位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する復動制御部とを含み、
    前記モータ制御部は、前記往動制御部が前記開始位置に移動した前記糸払い部材を前記復動制御部が前記停止位置に移動する前に、前記送り歯が前記布を前記搬送方向に第一距離だけ移動するように前記モータを制御する接近制御を行うことを特徴とするミシン。
  2. 前記モータ制御部は、前記往動制御部が前記糸払い部材を前記停止位置から前記開始位置に移動する前に、前記送り歯が前記布を前記反対方向に第二距離だけ移動するように前記モータを制御する待避制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 前記モータ制御部は、
    前記復動制御部が前記糸払い部材を前記開始位置から前記停止位置に移動後、前記送り歯が前記布を前記第一距離と前記第二距離の差分だけ前記搬送方向に移動するように前記モータを制御する補正制御を行うことを特徴とする請求項2に記載のミシン。
  4. 次の縫製開始時に前記布の搬送方向への搬送量である送りピッチの変更が有るか否か判断する変更判断部を備え、
    前記モータ制御部は、
    前記変更判断部が前記送りピッチの変更が有ると判断した場合、前記送り歯が変更後の前記送りピッチに対応する縫製開始位置に移動するように前記モータを制御する直接移動制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン。
  5. 前記接近制御及び前記待避制御を行うか否かを設定する選択手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載のミシン。
  6. 布を縫製後に上糸を切断する糸切装置と、
    前記糸切装置が切断した前記上糸と係合可能な上糸係合部を有し、前記上糸係合部が上方に移動し前記上糸を払う糸払い動作を開始する開始位置と、前記上糸係合部が前記糸払い動作の終了後に停止する停止位置との間を往復移動可能な糸払い部材と、
    前記糸払い部材を駆動する糸払い駆動機構と、
    前記布を水平方向に送る送り歯と、
    前記送り歯に前記布を搬送する方向である搬送方向の動作及び前記搬送方向と反対方向の動作を付与する送り歯駆動機構と、
    前記送り歯駆動機構を駆動するモータとを備えたミシンの制御方法であって、
    前記糸切装置が前記上糸を切断後、前記糸払い部材が前記停止位置から前記開始位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する往動制御工程と、
    前記往動制御工程で前記糸払い部材を前記停止位置から前記開始位置に移動後、前記糸払い部材が前記開始位置から前記停止位置に移動するよう前記糸払い駆動機構を制御する復動制御工程と、
    前記往動制御工程で前記開始位置に移動した前記糸払い部材を前記復動制御工程で前記停止位置に移動する前に、前記送り歯が前記布を前記搬送方向に第一距離だけ移動するように前記モータを制御する接近制御を行うモータ制御工程とを備えることを特徴とするミシンの制御方法。
JP2014266612A 2014-12-26 2014-12-26 ミシン及びミシンの制御方法 Pending JP2016123621A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014266612A JP2016123621A (ja) 2014-12-26 2014-12-26 ミシン及びミシンの制御方法
CN201510996654.9A CN105734852B (zh) 2014-12-26 2015-12-25 缝纫机和缝纫机的控制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014266612A JP2016123621A (ja) 2014-12-26 2014-12-26 ミシン及びミシンの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016123621A true JP2016123621A (ja) 2016-07-11

Family

ID=56296377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014266612A Pending JP2016123621A (ja) 2014-12-26 2014-12-26 ミシン及びミシンの制御方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016123621A (ja)
CN (1) CN105734852B (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006187457A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Juki Corp ミシン
JP2006271476A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Juki Corp ミシン
JP2007268013A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Brother Ind Ltd 穴かがり縫いミシンの糸掴み装置
JP2007268014A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Brother Ind Ltd 穴かがり縫いミシンの糸掴み装置
JP2008212442A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Brother Ind Ltd ミシン

Also Published As

Publication number Publication date
CN105734852A (zh) 2016-07-06
CN105734852B (zh) 2018-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104846563B (zh) 缝纫机
JP2019005502A (ja) ミシン
JP5925603B2 (ja) ミシン
JP5273632B2 (ja) 自動糸切り装置を備えたミシン
CN107881658B (zh) 缝纫机和缝纫机的控制方法
JP2014064825A (ja) ミシン
CN110093723B (zh) 缝纫机
JP2003326059A (ja) 針送りミシン
CN103361906B (zh) 缝纫机
JP2016123621A (ja) ミシン及びミシンの制御方法
JP2019166039A (ja) ミシン
CN110295462B (zh) 缝纫机
JP2012165849A (ja) ミシン及びミシンの糸切り方法
JP2007089987A (ja) 玉縁縫いミシン
CN107663718A (zh) 缝纫机及缝纫机的控制方法
JP2009050638A (ja) ミシン
JP6520399B2 (ja) ミシンとミシンの制御方法
JP2012176182A (ja) ミシン
CN107881657A (zh) 缝纫机和缝纫机的控制方法
EP3006615B1 (en) Sewing machine
JP2020000731A (ja) ミシン
JP2020000267A (ja) ミシン
CN104846560B (zh) 缝纫机
CN103628259B (zh) 缝纫机
JP6361292B2 (ja) ミシン