JP2007268014A - 穴かがり縫いミシンの糸掴み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 切断された上糸を掴む1対の糸掴み具が、前進揺動位置に前進したとには後退揺動位置のときよりも前側且つ右方に移動し、後端揺動位置に後退したとには前進揺動位置のときよりも後側且つ左方に移動ようにすること。
【解決手段】 鳩目穴かがり縫いミシンのアーム部に本体フレーム11が固着され、この本体フレーム11の下側に可動アーム12が昇降可能に配置されている。この可動アーム12の前端部に前端アーム16が鉛直軸回りに可動可能に支持され、この前端アーム16の右端部に1対の糸掴み具が固着されている。可動アーム12の下面に設けられた前後用エアーシリンダ17が進出駆動されるとロッドが進出して、前端アーム16が平面視にて時計回りに所定角度揺動駆動されて、後退揺動位置から前進揺動位置に揺動する。このとき、1対の糸掴み具は前方且つ右方に移動する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、穴かがり縫目の縫製終了後に、切断された上糸の端部を縫針の後方近くで掴む1対の糸掴み具を、上下方向と前後方向とに駆動し、更に開閉駆動するようにした穴かがり縫いミシンの糸掴み装置に関する。
従来、穴かがり縫いミシンは、ボタン穴をハンマーにより形成し、そのボタン穴の周囲をジグザグ状にかがり縫いを行う。このような穴かがり縫いミシンには、一般的に、縫製終了時に縫針から延びる上糸の糸端部を1対の糸掴み具で掴むようにした糸掴み装置が装備されている。
この種の糸掴み装置を装備した穴かがり縫いミシンにおいて、穴かがり縫いを連続して行う場合、糸掴み装置の1対の糸掴み具で糸端部を掴んだ状態で、次の穴かがり縫いを開始し、1対の糸掴み具から糸端部が自然に抜けるまで掴み続けることで、次の穴かがり縫目の中に糸端部を縫い込むようになっている。ところで、穴かがり縫目には、閂止めを伴わない場合もあるが、流れ閂止めや直線閂止め等、各種の閂止めを有する場合がある。
例えば、特許文献1に記載の針糸の糸ばさみ装置を備えた釦穴かがりミシンは、電磁石、複数のレバー、1対のはさみ片を備えた糸ばさみ等からなる糸ばさみ装置が、支持板を介してアーム部の静止プレートに圧縮バネで開方向に付勢されている。
それ故、電磁石が励磁されて糸ばさみが下方へ移動し且つ旋回し、糸ばさみが釦孔左縁に移動する。このとき、糸ばさみは開いた後、針糸を挟持してから閉じる。電磁石の励磁が遮断されると、糸ばさみは針糸を挟持した状態で上方に復帰する。次の釦孔かがり縫いに際して、右縁に位置するようになり、糸ばさみで保持していた針糸が釦孔の右縁に縫い込まれる。
特公平1−30510号公報 (第5頁、図1,図2)
前述したように、特許文献1に記載の針糸の糸ばさみ装置を備えた釦穴かがりミシンにおいては、穴かがり縫いの縫い開始位置は穴かがり縫目の右側であり、ボタン穴かがり縫いの終了位置は穴かがり縫目の左側である為、閂止めを伴わない穴かがり縫目や流れ閂止め型穴かがり縫目には適している。しかしこの逆の縫い方として、穴かがり縫いの縫い開始位置は穴かがり縫目の左側であって、ボタン穴かがり縫いの終了位置は穴かがり縫目の右側である直線閂止め型穴かがり縫目には適していないという問題がある。
そこで、仮に、ボタン穴かがり縫いの終了時に、穴かがり縫目の右側から延びる針糸を糸ばさみで挟持できるようにし、直線閂止め型穴かがり縫いに適用できるように、糸ばさみ装置の構成を変更したとしても、ボタン穴かがり縫いの開始位置が左側になるようになっていない為、結局、閂止めを伴わない穴かがり縫目や流れ閂止め型穴かがり縫目に適応できても、直線閂止め型穴かがり縫いに適応できないという問題が起こる。
また、次の縫製開始時に、糸ばさみで保持していた針糸を、直線閂止め型穴かがり縫目に縫い込むことは、到底、不可能である。
本発明の目的は、糸掴み装置を水平揺動方式を採用した簡単な機構で構成し、閂止めを伴わない穴かがり縫いや流れ閂止め型穴かがり縫いだけでなく、直線閂止め型穴かがり縫いをも可能にし、しかも前回の縫製により発生した上糸端部を確実に縫い込めるようにすること。
請求項1の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置は、穴かがり縫いミシンにより縫製した穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴へ延びる上糸を縫針の後方近くで掴む穴かがり縫いミシンの糸掴み装置において、ミシンのアーム部に固定された本体フレームと、本体フレームの下端近傍に水平に配設されて本体フレームに昇降可能に支持された第1アームと、本体フレームに対して第1アームを昇降駆動する為の第1アクチュエータと、第1アームに鉛直軸心回りに回動可能に支持されて縫針側へ延びる前端アームと、前記前端アームの縫針側の端部に付設された1対の糸掴み具と、前記1対の糸掴み具を縫針に接近した前進揺動位置と、該前進揺動位置から縫針に対して離れた後退揺動位置とに亙って前記前端アームを所定角度揺動駆動する為の第2アクチュエータと、前記1対の糸掴み具を開閉させる第3アクチュエータとを備えたものである。
鳩目穴かがり縫い終了時に、第1アクチュエータの駆動により、第1アームとこの第1アームに支持された前端アームとが下降し、第3アクチュエータの駆動により1対の糸掴み具が開動作する。更に、第2アクチュエータの駆動により前端アームが前進揺動位置に揺動する。このとき、前端アームは後退揺動位置から前方に所定角度揺動するので、前端アームの縫針側の端部に付設された1対の糸掴み具は、前端アームの旋回速度と同期して迅速に糸掴み位置に移動する。
その後、加工布が後方に退避移動したとき、穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴へ延びる上糸が1対の糸掴み具の間に位置する。このとき、第3アクチュエータの駆動により1対の糸掴み具が閉動作して、穴かがり縫い終了部位から延びる上糸を縫針の後方近くで掴む。その後、前端アームは第2アクチュエータの非駆動により後退揺動位置に揺動駆動され、第1アームは第2アクチュエータの非駆動により上昇する。
一方、次の穴かがり縫いの開始に際して、前端アームが後退揺動位置であって、1対の糸掴み具は縫針の目穴から延びる上糸端部を掴んだ状態なので、この上糸端部が次の穴かがり縫目に縫い込まれる。
請求項2の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置は、請求項1において、前記後退揺動位置にある前記一対の糸掴み具は、前記前進揺動位置にある前記一対の糸掴み具よりも前記アーム部の軸線に対して直交する軸線方向において、揺動支点側に位置するように構成したものである。
請求項3の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置は、請求項1又は2において、前記前端アームが前進揺動位置のとき、第3アクチュエータにより1対の糸掴み具を閉動作させて糸掴みさせるものである。
請求項4の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置は、請求項1〜3の何れかにおいて、前記本体フレームに固定された案内部材に昇降かつ回転自在に支持されたガイド軸を設け、第1アームは本体フレームの下端に水平に配設された後半部と、本体フレームよりも前方へ延びる前半部を有し、第1アームの後半部の所定部位がガイド軸の下端に固定されてガイド軸を揺動中心として揺動可能に構成されたものである。
請求項5の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置は、請求項4において、前記第1アームと本体フレームとに亙って付設され且つ第1アームの昇降を許容しながら第1アームの本体フレームに対する揺動角を調節可能な揺動角調節機構を設けたものである。
請求項6の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置は、請求項5において、前記揺動角調節機構が、第1アームに立設された立軸と、この立軸が上下に貫通状に係合すると共にアーム部の軸線と水平方向に交差する方向の溝部を有する係合部材とで構成されたものである。
請求項1の発明によれば、穴かがり縫いミシンにより縫製した穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴へ延びる上糸を縫針の後方近くで掴む穴かがり縫いミシンの糸掴み装置において、本体フレームと、第1アームと、第1アクチュエータと、前端アームと、1対の糸掴み具と、第2アクチュエータと、第3アクチュエータとを設けたので、鳩目穴かがり縫い終了時に、第1〜第3アクチュエータの夫々を所定の順序で駆動することにより、第1アームと前端アームとが下降した後、1対の糸掴み具は開動作した状態で、第1アームの前進揺動位置への所定角度の揺動により、前端アームの旋回速度と同期して迅速に糸掴み位置に移動させることができると共に、1対の糸掴み具で掴んでいる上糸端部を、鳩目穴かがり縫目に確実に縫い込むことができる。
また、1対の糸掴み具を付設した前端アームは、所定角度揺動して後退揺動位置から前方の前進揺動位置に揺動するので、前端アームを揺動させる揺動機構を格段に簡単化させることができる。
請求項2の発明によれば、前記後退揺動位置にある前記一対の糸掴み具は、前記前進揺動位置にある前記一対の糸掴み具よりも前記アーム部の軸線に対して直交する軸線方向において、揺動支点側に位置するので、前端アームが後退揺動位置に揺動し、前記1対の糸掴み具が揺動支点側の位置に移動した状態で、鳩目穴かがり縫目が縫製されるので、1対の糸掴み具で掴んでいる上糸端部を、鳩目穴かがり縫目に確実に縫い込むことができる。
穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴に延びる上糸を掴む際に、前端アームは前進揺動位置に揺動して、前記1対の糸掴み具は後退揺動位置のときよりも揺動支点と離れる側に位置するので、特に直線閂止め型穴かがり縫いの終了時には、右側に位置する穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴に延びる上糸を、1対の糸掴み具が掴むのに非常に有利になる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記前端アームが前進揺動位置のとき、第3アクチュエータにより1対の糸掴み具を閉動作させて糸掴みさせるので、縫製した穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴へ延びる上糸を1対の糸掴み具により、瞬時にして且つ確実に掴むことができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記本体フレームに固定された案内部材に昇降かつ回転自在に支持されたガイド軸を設け、第1アームは本体フレームの下端に水平に配設された後半部と、本体フレームよりも前方へ延びる前半部を有し、第1アームの後半部の所定部位がガイド軸の下端に固定されてガイド軸を揺動中心として揺動可能に構成されたので、この第1アームをガイド軸回りに揺動させることにより、前端アームを介して1対の糸掴み具の左右位置が調節可能になる。それ故、直線閂止め型穴かがり縫目だけでなく、閂止めを伴わない穴かがり縫目や流れ閂止め型穴かがり縫目をも縫製可能になる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏する。
請求項5の発明によれば、前記第1アームと本体フレームとに亙って付設され且つ第1アームの昇降を許容しながら第1アームの本体フレームに対する揺動角を調節可能な揺動角調節機構を設けたので、この揺動角調節機構により、縫製する鳩目穴かがり縫目の種類に応じて、第1アームの本体フレームに対する揺動角調節を容易に行うことができる。即ち、簡単な揺動角調節だけで、直線閂止め型穴かがり縫目だけでなく、閂止めを伴わない穴かがり縫目や流れ閂止め型穴かがり縫目をも縫製可能になる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
請求項6の発明によれば、前記揺動角調節機構が、第1アームに立設された立軸と、この立軸が上下に貫通状に係合すると共にアーム部の軸線と水平方向に交差する方向の溝部を有する係合部材とで構成したため、揺動角調節機構が簡単化する。しかも、第1アームの揺動角調節に際して、係合部材を前後方向に移動させるだけの簡単な手動操作で、第1アームに立設された立軸と係合部材に形成されたアーム部の軸線と水平方向に交差する方向の溝部との係合を介して第1アームの揺動角を調節することができる。
更に、立軸の溝部との係合により第1アームの回り止め機能を発揮でき、第1アームの本体フレームに対する揺動角調節に際して、微調節が可能になるだけでなく、調節した揺動角よりも大きな揺動移動量でもって1対の糸掴み具を左右方向に位置調節することができる。その他請求項5と同様の効果を奏する。
本実施例の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置は、穴かがり縫いミシンのアーム部に固着した本体フレームに可動アームを昇降可能に支持し、この可動アームの前端部に前端アームを鉛直軸回りに可動可能に支持し、この前端アームに1対の糸掴み具を付設し、この1対の糸掴み具を前進揺動位置と後退揺動位置とに所定角度揺動可能にしてある。
図1に示すように、穴かがり縫いミシン1は、上方を開放した略矩形箱状をなすベッド台2と、そのベッド台2に嵌め込むように載置されたベッド部3と、そのベッド部3の後方部から立設される脚柱部4と、その脚柱部4の上部から前方に延びるアーム部5等を有し、作業テーブル(図示略)上に載置固定されている。
アーム部5の前方下部には、縫針6を備えた針棒7が上下動可能に設けられ、詳しく図示はしないが、ミシンモータの駆動により回転する主軸の回転力がカム機構に伝達され、所定幅分だけ左右に揺動しながら上下駆動されるようになっている。この場合、主軸が2回転する毎に、針棒7は左側揺動位置と右側揺動位置とに揺動するようになっている。
また、ベッド部3には、針棒7に対向するように2個のルーパー(図示略)を備えたルーパー土台(図示略)が設けられている。これら2個のルーパーは図示しないカム機構を介して主軸の回転により、針棒7の上下動と調時して駆動されるようになっている。また、針棒7及びルーパー土台はベッド部3内に設けられたθ方向駆動モータ及びギヤ機構からなる回動機構(図示略)により、夫々水平面において、鉛直軸周りに一体的に回動するようになっている。
ベッド部3には、ルーパー土台の後方側に位置して固定配置された鳩目穴を形成する為のメス(図示略)が着脱可能に取付けられるとともに、このメスに対して上方より接離する打ち抜き用ハンマー(図示略)が揺動可能に設けられている。このハンマーの先端部には、鳩目穴用のハンマー(図示略)が着脱可能に取付けられ、ベッド部3内に設けられたエアーシリンダなどからなるハンマー駆動機構(図示略)により駆動され、鳩目部と脚部とからなる鳩目穴が加工布に穿孔されるようになっている。
ベッド部3の上面部には、加工布がセットされる送り台8が設けられている。ベッド部3内には、図示を省略するが、この送り台8を、X方向駆動モータの駆動によりX方向(左右方向)に送り移動させるX方向移動機構と、Y方向駆動モータの駆動によりY方向(前後方向)に送り移動させるY方向移動機構とが設けられている。
送り台8の上面には加工布を保持する左右1対の布押えレバー(図示略)が設けられ、これら布押えレバーの先端部に布押え(図示略)が夫々取付けられている。これら布押えレバーが図示外のエアーシリンダにより駆動され、上側の退避位置と下側の押圧位置とに切換えられる。
次に、穴かがり縫いが終了した後、切断された上糸を縫針6の後方近くで掴む糸掴み装置10について説明する。
図1,図2に示すように、糸掴み装置10は、本体フレーム11と、この本体フレーム11に装着され、後述する把持機構100を昇降させる昇降機構200と、昇降機構200に設けられ把持機構100を前後に移動させる移動機構300と、移動機構300に設けられ、上糸を把持する把持機構100と、昇降機構200の本体フレーム11に対する揺動角を調節可能な揺動角調節機構15とで主に構成している。
昇降機構200は、本体フレーム11の下端近傍に水平に配設された可動アーム12(これが第1アームに相当する)と、この可動アーム12を本体フレーム11に揺動可能に支持するガイド軸13と、可動アーム12を本体フレーム11に対して昇降駆動する為の昇降用エアーシリンダ14(これが第1アクチュエータに相当する)とで主に構成している。
移動機構300は、可動アーム12の前端部に鉛直軸心回りに回動可能に支持された前端アーム16と、この前端アーム16を後退揺動位置と前進揺動位置とに亙って所定角度揺動駆動する前後用エアーシリンダ17(これが第2アクチュエータに相当する)とで主に構成している。
把持機構100は、前端アーム16の先端部(右端部)に付設された左右1対の糸掴み具18a,18bと、これら1対の糸掴み具18a,18bを開閉させる開閉用エアーシリンダ19(これが第3アクチュエータに相当する)等から構成している。
図2〜図6に示すように、本体フレーム11は、側面視にて略三角形状の板部材であり、アーム部5の左側側壁に複数の固定ボルト(図示略)により鉛直向きに固着されている。可動アーム12は、平面視にて略く字状で前後方向に延び、この後半部12aにおいて本体フレーム11の下側に位置し、この前半部12bは本体フレーム11よりも前方に延びている。可動アーム12の後端部の上側にガイド軸13が立設されるとともに、後半部12aの後側寄り上側に立軸20が立設されている。
本体フレーム11の後端部の下部にブロック状の案内部材22が固定され、この案内部材22に鉛直向きに形成された円孔にガイド軸13が挿通し、可動アーム12はこのガイド軸13を介して昇降可能に支持されている。本体フレーム11に昇降用エアーシリンダ14が複数の固定ボルト23により下向きに固着され、この昇降用エアーシリンダ14のロッド14aの先端部が可動アーム12の後半部12aに固着されている。
それ故、昇降用エアーシリンダ14が進退駆動されると、可動アーム12は本体フレーム11に接近する上昇位置(図2参照)と、本体フレーム11より下側の下降位置(図4,図5参照)とに亙って昇降駆動される。
但し、図2,図5に示すように、ガイド軸13の案内部材22よりも上側部分に、圧縮スプリング24が外装されている。その為、昇降用エアーシリンダ14に圧縮エアーが供給されなくなった場合でも、圧縮スプリング24のバネ力により可動アーム12が図2に示す上昇位置に保持され、下降位置に下降することはない。
次に、揺動角調節機構15について説明する。
図3〜図5に示すように、この揺動角調節機構15は、可動アーム12に立設された立軸20と、この立軸20に係合する係合部材30等からなっている。
係合部材30は、ブロック形状であり、本体フレーム11の直ぐ右側に位置する右端部に連結壁部30aが一体的に立設されている。一方、この連結壁部30aの上端部に対応する本体フレーム11の下端部の前端部分に、水平な2つのスリット11aが夫々形成されている。そこで、係合部材30は、2つの固定ビス31を対応するスリット11aを挿通させて連結壁部30aに螺着することで、前後方向移動可能に固着されている。それ故、これら固定ビス31を緩めることで、係合部材30は、スリット11aの長さ分だけ、前後に水平移動可能になっている。
係合部材30には、更に、前端から後端近傍に亙って、前後方向向きの鉛直面に対して緩傾斜した切欠き溝部30b(これがアーム部5の軸線と水平方向に交差する方向の溝部に相当する)、つまり後方に進む程縫針側に傾く切欠き溝部30bが形成され、立軸20がこの切欠き溝部30bに上下に貫通状に係合している。その為、図7に示すように、立軸20が切欠き溝部30bの後端部に位置するときに、2つの固定ビス31を緩めて係合部材30を後方にスライド(図7に2点鎖線で図示)させると、可動アーム12は立軸20を介して、ガイド軸13を回動中心として平面視にて時計回りに回動する。
逆に、立軸20が切欠き溝部30bの前端部に位置するときに、2つの固定ビス31を緩めて係合部材30を前方にスライド(図7に実線で図示)させると、可動アーム12は立軸20を介して、ガイド軸13を回動中心として平面視にて反時計回りに回動する。ここで、図6に示すように、可動アーム12には円弧の一部である湾曲状切欠き12cが形成され、昇降用エアーシリンダ14のロッド14aの先端部がこの湾曲状切欠き12cを介して固着されている。それ故、揺動角調節機構15により可動アーム12部の揺動角を調節する際に、ロッド14aの先端部の連結位置が調節できるように、昇降用エアーシリンダ14は可動アーム12に連結されている。
ところで、図2〜図6に示すように、可動アーム12の前端部に、平面視略L字状の前端アーム16の角部が、可動アーム12に固着した第1支持軸32により鉛直軸心回りに回動可能に支持されている。可動アーム12の立軸20の前側下面に前後用エアーシリンダ17がビス33により固着されている。そこで、前端アーム16の後方に延びた第1アーム16aの後端部に、L型板を介して前後用エアーシリンダ17のロッド17aの先端部が連結されている。
前端アーム16の右方(縫針側)に延びた第2アーム16bは途中部で下方に段落ちし、第2アーム16bの右端部に、下方に延びる糸掴み具18aの上端部を固着している。糸掴み具18aの上端部に平面視にて略コ字状の1対の支持部18cが対向状に夫々形成され、これら支持部18cに亙って前後方向向きの第2支持軸35が固着されている。
そこで、糸掴み具18bの高さ方向中段部が第2支持軸35に開閉可能に支持されている。更に、この第2支持軸35にはコイルバネ(図示略)が外装され、このコイルバネのバネ力により、糸掴み具18bの下端部が糸掴み具18aの下端部に押圧付勢されている。
前端アーム16の右端部に開閉用エアーシリンダ19が固着され、この開閉用エアーシリンダ19のロッド19aの先端部が糸掴み具18bの上端部に左方から当接可能になっている。その為、開閉用エアーシリンダ19が退入駆動された場合、ロッド19aが退入する為、糸掴み具18bの下端部が糸掴み具18aの下端部に押圧付勢された閉状態(図11−4参照)となり、上糸の糸端部が保持される。しかし、開閉用エアーシリンダ19が進出駆動された場合、ロッド19aが進出する為、糸掴み具18bの下端部が糸掴み具18aの下端部から離れた開状態(図2,図4,図6参照)となる。
前述した前後用エアーシリンダ17が退入駆動された場合、ロッド17aが退入するので、前端アーム16は、図8,図9に実線で示すように、1対の糸掴み具18a,18bを装着した右端部が後退(図10の実線参照)した後退揺動位置に切換えられる。前後用エアーシリンダ17が進出駆動された場合、ロッド17aが進出するので、前端アーム16は、図8,図9に2点鎖線で示すように、1対の糸掴み具18a,18bを装着した右端部が前進(図10の2点鎖線参照)した前進揺動位置に切換えられる。
ここで、前端アーム16は第1支持軸32により、可動アーム12の前端部において鉛直軸心回りに可動するのに加えて、第2アーム16bがこの第1支持軸32よりも後方寄りに設けられている為、第1支持軸32に対する後側へのオフセットにより、第2アーム16bの先端部は前進揺動位置のときよりも後退揺動位置の方が左方、つまりアーム部5の軸線に対して直交する軸線方向において、揺動支点側に位置する。
即ち、図10に示すように、前端アーム16の右端部に設けた1対の糸掴み具18a,18bは、前端アーム16が前進揺動位置のときには後退揺動位置のときよりも前進かつ右方に移動し、前端アーム16が後退揺動位置のときには前進揺動位置のときよりも後退かつ左方に移動する。
次に、このように構成された糸掴み装置10の作用について、図12を参照しながら説明する。
図11−1に示すように、先ず、直線閂止め40aを有する鳩目穴かがり縫目40Aの縫製が終了したとき、穴かがり縫い終了部位から縫針6の目穴へ延びる上糸41が1対の糸掴み具18a,18bで掴めるように、作業者は、揺動角調節機構15により前述した調節操作して、1対の糸掴み具18a,18bの左右方向位置が実線で示すように調節する。
特に、前回において、流れ閂止めを有する鳩目穴かがり縫目や閂止め無しの鳩目穴かがり縫目を縫製した後では、図11−1に2点鎖線で示すように、前端アーム16の前進揺動位置において、穴かがり縫い終了部位からの上糸41を1対の糸掴み具18a,18bで掴めない。従って、作業者は、2つの固定ビス31を緩めて係合部材30を前方にスライドさせ、可動アーム12を平面視にて反時計回りに回転させる。
すると、1対の糸掴み具18a,18bは後方に移動しつつ右方へ移動する。このとき、ガイド軸13から立軸20までの距離よりも、ガイド軸13から1対の糸掴み具18a,18bまでの距離の方が長いので、揺動角調節機構15により調節した可動アーム12の揺動角よりも大きな揺動移動量でもって、つまり所定の拡大率により、1対の糸掴み具18a,18bを左右方向に位置調節することができる。
即ち、1対の糸掴み具18a,18bは、図11−1に2点鎖線で示す位置から実線で示すように、右方且つ後方に移動するので、1対の糸掴み具18a,18bは穴かがり縫い終了部位から縫針6の目穴へ延びる上糸41を掴めるようになる。そして、直線閂止め40aを有する鳩目穴かがり縫目40Aの縫製途中で、開閉用エアーシリンダ19が進出駆動され、可動糸掴み具18a,18bが開く。鳩目穴かがり縫目40Aの縫製が終了したとき、つまりミシンモータの駆動が停止したとき、昇降用エアーシリンダ14が進出駆動されて可動アーム12が下降する。
次に、図11−2に示すように、図示外の糸切り機構により上糸切断が開始されてから前後用エアーシリンダ17が進出駆動され、前端アーム16が図8に実線で示す後退揺動位置から2点鎖線で示す前進揺動位置に切換えられる。このときには、1対の糸掴み具18a,18bは、縫針6の後方近くに位置し、しかも前述したように、1対の糸掴み具18a,18bの左右方向の位置が既に調節されているので、1対の糸掴み具18a,18bが穴かがり縫い終了部位から縫針6の目穴へ延びる上糸41を掴める状態である。
次に、送り台8が後方に所定距離だけ移動されるので、図11−3に示すように、穴かがり縫い終了部位から縫針6の目穴へ延びる上糸41は1対の糸掴み具18a,18bの間に位置する。次に、図11−4に示すように、開閉用エアーシリンダ19が退入駆動され、可動糸掴み具18a,18bが閉じて穴かがり縫い終了部位から延びる上糸41が1対の糸掴み具18a,18bで掴まれる。
その後、図示を省略するが、上糸41が1対の糸掴み具18a,18bで掴まれた状態で、前後用エアーシリンダ17が退入駆動され、前端アーム16が後退揺動位置に切換えられ、更に、昇降用エアーシリンダ14が退入駆動されて可動アーム12が上昇する。
その後、次の縫製の為に加工布を送り台8の所定のいちに置き、布押えを下降させると、送り台8が前方に移動しつつ、次の鳩目穴かがり縫いが開始される。このとき、図11−5に示すように、1対の糸掴み具18a,18bは、2点鎖線で示す前進揺動位置から実線で示す後退揺動位置に後退したとき、前述したように、2点鎖線で示す前進揺動位置に対して後方かつ左方に位置する為、1対の糸掴み具18a,18bで掴まれている上糸41は、鳩目穴かがり縫目40Aの脚部40bのジグザグ縫幅の内側に位置するようになり、上糸41を脚部40bの縫目に確実に縫い込むことができる。
このように、本体フレーム11と、可動アーム12と、昇降用エアーシリンダ14と、前端アーム16と、1対の糸掴み具18a,18bと、前後用エアーシリンダ17と、前端アーム16の右端部に付設された1対の糸掴み具18a,18bおよび開閉用エアーシリンダ19とを設けたので、鳩目穴かがり縫い終了時に、エアーシリンダ14,17,19の夫々を所定の順序で駆動することにより、可動アーム12と前端アーム16とが下降した後、1対の糸掴み具18a,18bは開動作した状態で、可動アーム12の前進揺動位置への所定角度の揺動により、前端アーム16の旋回速度と同期して迅速に糸掴み位置に移動させることができると共に、1対の糸掴み具18a,18bで掴んでいる上糸端部を、直線閂止め型鳩目穴かがり縫目40Aに確実に縫い込むことができる。
また、1対の糸掴み具18a,18bを付設した前端アーム16は、所定角度揺動して後退揺動位置から前方の前進揺動位置に揺動するので、前端アーム16を揺動させる揺動機構を格段に簡単化させることができる。
また、後退揺動位置にある1対の糸掴み具18a,18bは、前進揺動位置にある1対の糸掴み具18a,18bよりもアーム部5の軸線に対して直交する軸線方向において、揺動支点側に位置するので、前端アーム16が 後退揺動位置に揺動し、1対の糸掴み具18a,18bが揺動支点側の位置に移動した状態で、直線閂止め型鳩目穴かがり縫目40Aが縫製されるので、1対の糸掴み具18a,18bで掴んでいる上糸端部を、直線閂止め型鳩目穴かがり縫目40Aに確実に縫い込むことができる。
一方、穴かがり縫い終了部位から縫針6の目穴に延びる上糸を掴む際に、前端アーム16は前進揺動位置に揺動して、前端アーム16の右端部に付設された1対の糸掴み具18a,18bは後退揺動位置のときよりも右方に位置するので、特に直線閂止め型穴かがり縫目40Aの縫製終了時には、右側に位置する穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴に延びる上糸を、1対の糸掴み具18a,18bが掴むのに非常に有利になる。
更に、鳩目穴かがり縫目40Aの縫製終了時に前端アーム16の右端部が前進揺動位置に揺動したときには、後退揺動位置のときよりも右方に位置し、前端アーム16にの右端部に付設された1対の糸掴み具18a,18bも右方に移動するので、直線閂止め型鳩目穴かがり縫目40Aの縫製に際して、1対の糸掴み具18a,18bをより右方に移動させることができ、縫製開始に際して、1対の糸掴み具18a,18bの左右方向の位置調節作業を簡単化させることができる。
また、前端アーム16が前進揺動位置のとき、開閉用エアーシリンダ19により1対の糸掴み具18a,18bを閉動作させて糸掴みさせるので、縫製した直線閂止め型鳩目穴かがり縫目40Aの縫い終了部位から縫針6の目穴へ延びる上糸を1対の糸掴み具18a,18bにより、瞬時にして且つ確実に掴むことができる。
また、本体フレーム11に固定された案内部材22に昇降かつ回転自在に支持されたガイド軸13を設け、可動アーム12は本体フレーム11の下端に水平に配設された後半部12aと、本体フレーム11よりも前方へ延びる前半部12bを有し、可動アーム12の後半部12aの所定部位がガイド軸13の下端に固定されてガイド軸13を揺動中心として揺動可能に構成されたので、この可動アーム12をガイド軸13回りに揺動させることにより、前端アーム16を介して1対の糸掴み具18a,18bの左右位置が調節可能になる。それ故、直線閂止め型鳩目穴かがり縫目40Aだけでなく、閂止めを伴わない穴かがり縫目や流れ閂止め型穴かがり縫目をも縫製可能になる。
また、可動アーム12と本体フレーム11とに亙って付設され且つ可動アーム12の昇降を許容しながら可動アーム12の本体フレーム11に対する揺動角を調節可能な揺動角調節機構15を設けたので、揺動角調節機構15により、縫製する鳩目穴かがり縫目の種類に応じて、可動アーム12の本体フレーム11に対する揺動角調節を容易に行うことができる。即ち、簡単な揺動角調節だけで、直線閂止め型鳩目穴かがり縫目40Aだけでなく、閂止めを伴わない穴かがり縫目や流れ閂止め型穴かがり縫目をも縫製可能になる。
更に、揺動角調節機構15が、可動アーム12に立設された立軸20と、この立軸20が上下に貫通状に係合すると共にアーム部5の軸線と水平方向に交差する方向の切欠き溝部30bを有する係合部材30とで構成されたので、揺動角調節機構15が簡単化する。しかも、可動アーム12の揺動角調節に際して、係合部材30を前後方向に移動させるだけの簡単な手動操作で、可動アーム12に立設された立軸20と係合部材30に形成された緩傾斜状の切欠き溝部30bとの係合を介して可動アーム12の揺動角を調節することができる。
しかも、立軸20の切欠き溝部30bとの係合により可動アーム12の回り止め機能を発揮でき、可動アーム12の本体フレーム11に対する揺動角調節に際して、微調節が可能になるだけでなく、調節した揺動角よりも大きな揺動移動量でもって1対の糸掴み具18a,18bを左右方向に位置調節することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
1)図13に示すように、第1支持軸32から前端アーム16Aの第2アーム16bまでの離隔寸法Dを大きくするようにして、糸掴み装置10Aを構成するようにしてもよい。この場合には、図14に示すように、前端アーム16の右端部の位置、つまり1対の糸掴み具18a,18bの揺動位置は、後退揺動位置のときよりも前進揺動位置のときの方がより大きく右方に位置し、前進揺動位置のときよりも後退揺動位置のときの方がより大きく左方に位置することができる。
2)本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者でれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
本発明の実施例に係る穴かがり縫いミシンの斜視図である。 糸掴み装置の斜視図である。 糸掴み装置の平面図である。 糸掴み装置の正面図である。 糸掴み装置の右側面図である。 糸掴み装置の底面図である。 揺動角調節を説明する図3相当図である。 前端アームが前端揺動位置と後退揺動位置を説明する図3相当図である。 前端アームの拡大平面図である。 開状態における1対の糸掴み具の移動を説明する説明図である。 糸掴み具の左右位置調節を説明する説明図である。 鳩目穴かがり縫い終了時における糸掴み具を示す図である。 糸掴み具による上糸を掴む状態の説明図である。 糸掴み具で上糸を掴んだ状態の説明図である。 鳩目穴かがり開始時における糸掴み具の位置の説明図である。 糸掴み具の移動状態を説明するタイミングチャートである。 変更形態に係る図3相当図である。 変更形態に係る図10相当図である。
符号の説明
1 穴かがり縫いミシン
6 縫針
10 糸掴み装置
11 本体フレーム
12 可動アーム(第1アーム)
12a 後半部
12b 前半部
13 ガイド軸
14 昇降用エアーシリンダ(第1アクチュエータ)
15 揺動角調節機構
16 前端アーム
17 前後用エアーシリンダ(第2アクチュエータ)
18a 糸掴み具
18b 糸掴み具
19 開閉用エアーシリンダ(第3アクチュエータ)
20 立軸
22 案内部材
30 係合部材
30b 切欠き溝部

Claims (6)

  1. 穴かがり縫いミシンにより縫製した穴かがり縫い終了部位から縫針の目穴へ延びる上糸を縫針の後方近くで掴む穴かがり縫いミシンの糸掴み装置において、
    前記ミシンのアーム部に固定された本体フレームと、
    前記本体フレームの下端に水平に配設されて前記本体フレームに昇降可能に支持された第1アームと、
    前記本体フレームに対して第1アームを昇降駆動する為の第1アクチュエータと、
    前記第1アームに鉛直軸心回りに回動可能に支持されて縫針側へ延びる前端アームと、
    前記前端アームの縫針側の端部に付設された1対の糸掴み具と、
    前記1対の糸掴み具を縫針に接近した前進揺動位置と、該前進揺動位置から縫針に対して離れた後退揺動位置とに亙って前記前端アームを所定角度揺動駆動する為の第2アクチュエータと、
    前記1対の糸掴み具を開閉させる第3アクチュエータと、
    を備えたことを特徴とする穴かがり縫いミシンの糸掴み装置。
  2. 前記後退揺動位置にある前記一対の糸掴み具は、前記前進揺動位置にある前記一対の糸掴み具よりも前記アーム部の軸線に対して直交する軸線方向において、揺動支点側に位置することを特徴とする請求項1に記載の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置。
  3. 前記前端アームが前進揺動位置のとき、前記第3アクチュエータにより1対の糸掴み具を閉動作させて糸掴みさせることを特徴とする請求項1又は2に記載の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置。
  4. 前記本体フレームに固定された案内部材に昇降かつ回転自在に支持されたガイド軸を設け、前記第1アームは前記本体フレームの下端に水平に配設された後半部と、前記本体フレームよりも前方へ延びる前半部を有し、
    前記第1アームの前記後半部の所定部位が前記ガイド軸の下端に固定されてガイド軸を揺動中心として揺動可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置。
  5. 前記第1アームと本体フレームとに亙って付設され且つ前記第1アームの昇降を許容しながら前記第1アームの前記本体フレームに対する揺動角を調節可能な揺動角調節機構を設けたことを特徴とする請求項4に記載の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置。
  6. 前記揺動角調節機構が、前記第1アームに立設された立軸と、この立軸が上下に貫通状に係合すると共にアーム部の軸線と水平方向に交差する方向の溝部を有する係合部材とで構成したことを特徴とする請求項5に記載の穴かがり縫いミシンの糸掴み装置。
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