JP4337495B2 - 鳩目穴かがりミシン - Google Patents

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Description

本発明は、鳩目穴かがりミシンに関し、特に縫製対象物に形成されたポケット等の開口部の一方側布片部分に鳩目穴かがり縫目を縫製する場合に、開口部の他方側布片部分の縫い込みや挟み込みを防止するようにしたものに関する。
従来、ルーパーを有する鳩目穴かがりミシンにおいては、前後左右方向に移動可能な送り台と、この送り台に揺動可能に枢支された左右1対の布押えレバー及びこの先端部に夫々設けられた布押えと、二重環縫いの為のルーパー及び針棒等が設けられるとともに、針棒の後側に鳩目穴を穿孔する為のメスと、このメスと協働で鳩目穴を穿孔するハンマーを固定したアーム状のハンマー本体部等が設けられている(例えば、特許文献1)。
鳩目穴かがりミシンは、一般にこのように構成されているので、鳩目穴かがり縫目を縫製する場合には、先ず、送り台が縫製位置に移動した状態で、鳩目穴かがり縫目を縫製しようとするズボンの後身頃等の縫製対象物を送り台上に載置し、左右1対の布押えで縫製対象物の縫製部位を押圧保持しておき、縫製開始スイッチをON操作すると、予め選択しておいた鳩目穴かがり縫目の縫製データに基づいて、送り台が移動駆動されるとともに、ルーパーと針棒とがミシンモータで同期駆動され、二重環縫いにより鳩目穴かがり縫目を縫製できるようになっている。
ところで、ズボンの後身頃生地に左ピスポケットを形成し、その左ピスポケットの開口部の下側の布片部分に鳩目穴かがり縫目を縫製するような場合には、オペレータは先ず、その下側布片部分(ポケットに手を入れた際に開口部に対して外側に相当する布片部分)の内側を上向きにし、しかもその開口端部側を後方向きにした状態で、開口部を大きく広げて、開口部よりも上側の鳩目穴かがり縫目を縫製しない上側布片部分(ポケットに手を入れた際に開口部に対して人体側に相当する布片部分)を手前に引っ張りながら、下側布片部分だけを両布押えの下側に載置してから布押えで押圧保持させる。ここで、ピスポケットは、ヒップポケット(HIP POCKET)のことである
この場合、両布押えで上側布片部分を挟み込まないように、オペレータが手で上側布片部分をできるだけ手前に引っ張るようにし、鳩目穴かがり縫目の縫製が開始されると、上側布片部分を縫い込まないように、上側布片部分を十分に手前に引っ張るようにしている。更に、鳩目穴かがり縫目の縫製が終了し、鳩目穴の穿孔に際して送り台が後方に移動する場合には、縫針が上側布片部分に引っ掛からないように、しかも上側布片部分がハンマーに接触しないように、上側布片部分を可能な限り、オペレータが手で手前に引っ張るようにしている。
特開平9−294884号公報 (第4〜5頁、図1〜図3)
前述したように、鳩目穴かがりミシンで、ズボンに形成した左ピスポケットの開口部の下側の布片部分に、鳩目穴かがり縫目を縫製するような場合、鳩目穴かがり縫目を縫製しない上側布片部分を規制するようになっていないため、両布押えで上側布片部分を挟み込まないように、また鳩目穴かがり縫目の縫製中においては上側布片部分を縫い込まないように、更に鳩目穴かがり縫目の縫製が終了して鳩目穴の穿孔に際して送り台が後方に移動する場合にも、オペレータは、上側布片部分を可能な限り、十分に手前に引っ張らなければならず、鳩目穴かがり縫目の縫製作業が複雑化すること、そのために作業性が悪いこと、等の問題がある。
請求項1の鳩目穴かがりミシンは、左右1対の布押えにより送り台上に押えられた縫製対象物に縫針とルーパーとで鳩目穴かがり縫目を縫製する鳩目穴かがりミシンにおいて、縫製対象物に形成された開口部の一方側布片部分に鳩目穴かがり縫目を縫製するに際して、開口部の他方側布片部分が送り台上に押えられた一方側布片部分の縫目形成領域に接近しないように規制する左右1対の布片規制部材を設け、左右1対の布片規制部材が、夫々左右同じ側の布押えに対応するように設けられると共に、各布片規制部材の後端部の枢支部が、対応する布押えを布押えレバーの先端部に枢着する枢支軸を共通に用いてこの枢支軸に布押えと一体回動するように且つ取外し可能に取付けられたものである。
縫製対象物に形成された開口部の一方側布片部分に鳩目穴かがり縫目を縫製する場合には、鳩目穴かがり縫目を縫製しない開口部の他方側布片部分が左右1対の布片規制部材により規制されるため、他方側布片部分が、送り台上に載置して左右1対の布押えにより押えられた一方側布片部分の縫目形成領域に接近するようなことはない。
左右1対の布片規制部材が、夫々左右同じ側の布押えに対応するように設けられ、各布片規制部材の後端部の枢支部が、対応する布押えを布押えレバーの先端部に枢着する枢支軸を共通に用いてこの枢支軸に布押えと一体回動するように取付けられるため、布押えを布押えレバーに枢着する枢支軸を共通化して有効活用できる。しかも布押えと布片規制部材の位置関係を常に保持しておけるため、他方側布片部分は布押えに対して確実に所定の位置になるように規制される。また、各布片規制部材の後端部の枢支部が、枢支軸に取外し可能に取付けられるため、布片規制部材が必要なときにだけ装着でき、不要な場合には簡単に取外すことができる。
ここで、前記左右1対の布片規制部材の間に、送り台の移動に伴って縫針の通過を許容する隙間が設けられている場合(請求項に従属の請求項)には、左右1対の布押えが上昇位置に切換えられて、左右1対の布片規制部材が上昇している状態で、送り台が移動した場合であっても、縫針がこれら1対の布片規制部材の間に設けられた隙間を通過することで、縫針と布片規制部材とが衝突することがない。
ここで、前記布片規制部材は、枢支部よりも前側において他方側布片部分を上下両側から規制する上側規制板部及び下側規制板部と、他方側布片部分の後端を位置規制する後端規制部を有する場合(請求項に従属の請求項)には、鳩目穴かがり縫目を形成しない他方側布片部分の上下両側を上側規制板部及び下側規制板部で規制するとともに、他方側布片部分の後端については後端規制部で位置規制される。
ここで、前記布片規制部材は1つの金属板から一体的に形成され、上側規制板部は下側規制板部よりも縫針側に設けられている場合(請求項に従属の請求項)には、布片規制部材を1つの金属板から一体的に作成できる。また、他方側布片部分の縫針側の部位が、縫針側に設けられた上側規制板部で位置規制されるため、他方側布片部分が縫針に接触するようなことはない。
ここで、前記下側規制板部の前端部は、上側規制板の前端よりも前方に所定長さ分突出している場合(請求項に従属の請求項)には、他方側布片部分の後端部を突出している下側規制板部の先端部に、上側規制板に邪魔されることなく載置できる。
請求項1の発明によれば、左右1対の布押えにより送り台上に押えられた縫製対象物に縫針とルーパーとで鳩目穴かがり縫目を縫製する鳩目穴かがりミシンにおいて、縫製対象物に形成された開口部の一方側布片部分に鳩目穴かがり縫目を縫製するに際して、開口部の他方側布片部分が送り台に押えられた一方側布片部分の縫目形成領域に接近しないように規制する左右1対の布片規制部材を設けたので、布片規制部材により規制された他方側布片部分の布押えによる挟み込みを防止できるだけでなく、縫針により他方側布片部分の縫い込みを確実に防止することができるため、縫製作業が簡単化し、そのために縫製作業の作業性を大幅に改善することができる。
また、左右1対の布片規制部材が、夫々左右同じ側の布押えに対応するように設けられ、 各布片規制部材の後端部の枢支部が、対応する布押えを布押えレバーの先端部に枢着する枢支軸を共通に用いてこの枢支軸に布押えと一体回動するように取付けられたので、布押えを布押えレバーに枢着する枢支軸を共通化して有効に活用することができ、しかも、他方側布片部分の布押えに対する位置関係を確実化させることができる。
さらに、各布片規制部材の後端部の枢支部が、枢支軸に取外し可能に取付けられたので、布片規制部材を必要なときにだけ取付けでき、不必要で邪魔なときには取外しでき、縫製作業の作業能率を向上させることができる
請求項の発明によれば、前記左右1対の布片規制部材の間に、送り台の移動に伴って縫針の通過を許容する隙間が設けられているので、送り台が移動するような場合であっても、縫針がこれら1対の布片規制部材の間に設けられた隙間を通過するため、縫針と布片規制部材とが衝突したりや干渉することがなく、縫製作業の安全性を高めることができる。その他請求項2と同様の効果を奏する。
請求項の発明によれば、前記布片規制部材は、枢支部よりも前側において他方側布片部分を上下両側から規制する上側規制板部及び下側規制板部と、他方側布片部分の後端を位置規制する後端規制部を有するので、鳩目穴かがり縫目を形成しない他方側布片部分の上下両側及びその後端において規制できるため、他方側布片部分の位置規制の確実性を向上させることができる。その他請求項と同様の効果を奏する。
請求項の発明によれば、前記布片規制部材は1つの金属板から一体的に形成され、上側規制板部は下側規制板部よりも縫針側に設けられているので、布片規制部材を1つの金属板から一体的に安価に且つ迅速に作成することができる。また、他方側布片部分の縫針側の部位を、縫針側に設けられた上側規制板部で位置規制できるようになり、他方側布片部分の縫針への接触を確実に防止でき、縫製品質が向上する。その他請求項と同様の効果を奏する。
請求項の発明によれば、前記下側規制板部の前端部は、上側規制板の前端よりも前方に所定長さ分突出しているので、他方側布片部分の後端部を突出している下側規制板部の先端部に、上側規制板に邪魔されることなく載置でき、他方側布片部分の布片規制部材へのセット作業が簡単化し、作業性が向上する。その他請求項と同様の効果を奏する。
本実施形態の鳩目穴かがりミシンは、送り台に設けられた左右1対のクロスプレートに揺動自在に設けられた左右1対の布押えアームの先端部に、布押えと布片規制部材とが夫々一体的に回動可能に枢着され、その布片規制部材により、ピスポケットの鳩目穴かがり縫目を形成しない上側布片部分を規制するようにしてある。
ここで、先ず、この鳩目穴かがりミシン1により、背広のズボンに形成された左ピスポケットPに鳩目穴かがり縫目DNを縫製する側布片部分W(ポケットに手を入れた際に開口部に対して側に相当する布片部分)と、鳩目穴かがり縫目DNを縫製しない側布片部分W(ポケットに手を入れた際に開口部に対して人体側に相当する布片部分)とについて説明しておく。ここで、ピスポケットは、ヒップポケット(HIP POCKET)のことである
図10に示すように、背広のズボンの後身頃生地W(これが縫製対象物に相当する)の左側に左ピスポケットPが既に形成されている。それ故、その左ピスポケットPには玉縁縫いにより開口部Waが形成されているため、その開口部Waの上側の上側布片部分Wbと、開口部Waの下側の下側布片部分Wcとが形成されている。そこで、下側布片部分Wcの開口端部に近い部位に、ボタン用の鳩目穴かがり縫目DNを縫製する。
図1に示すように、鳩目穴かがりミシン1は、略矩形箱状をなすベッド部2に、その後方部上部から前方に連続して延びるアーム部3を一体的に有して構成され、図示しないミシンテーブル上に載置されている。
このミシンテーブルには、針棒6やルーパー(図2、図3〜図4参照)等を同期駆動させる駆動機構の駆動源となるミシンモータ、複数種類の鳩目穴かがり用の基本データのうちから択一的に選択する操作パネル、足踏み式の起動・停止スイッチなどが設けられ、更に各機構の作動を制御するマイクロコンピュータからなる制御装置が設けられている。
アーム部3の先端下部には、縫針5を備えた針棒6(図3,図4参照)が上下動可能に設けられ、詳しく図示はしないが、ミシンモータの駆動により回転する主軸7の回転力がカム機構に伝達され、所定幅分だけ左右に揺動しながら上下駆動されるようになっている。この場合、主軸7の1回転により、針棒6は左側揺動位置と右側揺動位置とに2回上下動するようになっている。
また、ベッド部2には、針棒6に対向するように2個のルーパー8aを備えたルーパー土台8が設けられ、これら2個のルーパー8aは図示しないカム機構を介して主軸7の回転により、針棒6の上下動と調時して駆動されるようになっている。また、針棒6及びルーパー土台8はベッド部2内に設けられたステッピングモータからなるθ方向駆動モータ及びギヤ機構からなる回動機構により、夫々水平面において、鉛直軸周りに一体的に回動するようになっている。
ベッド部2には、図2に示すように、ルーパー土台8の後方側に位置して固定配置された鳩目穴を形成する為のメス10が取付け台11にボルトにより着脱可能に取付けられるとともに、このメス10に対して上方より接離する打ち抜き用ハンマー本体12が揺動可能に設けられている。このハンマー本体12の先端部には、鳩目穴用のハンマー13が着脱可能に取付けられ、ベッド部2内に設けられたエアシリンダなどからなるハンマー駆動機構により駆動され、メス10の協働により、略円形状の鳩目穴部とこれに連なる直線状の足部とからなる鳩目穴10aを加工布に穿孔するようになっている。
ベッド部2の上面部には、加工布がセットされる送り台15が設けられている。この送り台15は、全体として薄形の矩形箱状をなし、ルーパー土台8及びメス10に対向する部位が開放されている。また、この送り台15の上面には、図2に示すように、金属製からなる左右1対のクロスプレート16,17が夫々設けられ、これら両クロスプレート16,17の略前半部分は、ガイド板18で覆われている。
ベッド部2内には、この送り台15を、ステッピングからなるX方向送りモータの駆動によりX方向(左右方向)に送り移動させるX方向移動機構(図示略)と、ステッピングモータからなるY方向送りモータの駆動によりY方向(前後方向)に送り移動させるY方向移動機構(図示略)とが設けられている。
次に、加工布を送り台15の上面に保持する布押え27,28について説明する。
右側クロスプレート16及び左側クロスプレート17の後端部において、揺動レバー20,21の枢支部が左右方向向きの枢支軸22により、枢支ブロック23を介して夫々揺動可能に枢着されている。その揺動レバー20,21の上端部に布押えレバー24,25の後端部が夫々ボルトにより固定され、布押えレバー24,25の前端部に布押え27,28の前後方向中央部が枢支ボルト26により夫々回動可能に枢着されている。
ところで、図2〜図4に示すように、両布押え27,28の外側には、布ガイド板30,31が夫々配置され、これら布ガイド板30,31は、その前後方向に長く形成された切欠き穴30a,31aを介して、前後方向位置調節可能にボルト32で支持されている。これら布ガイド板30,31の後端部分が上向きに折り曲げ形成されて、下側布片部分Wcの後端を当接させて前後方向位置を位置決めする後端位置規制部30b,31bが夫々形成されている。それ故、これら布ガイド板30,31の前後方向の取付け位置を調節することで、鳩目穴かがり縫目DNを縫製する布端からの縫製位置を微調節することができる。
図3、図4に示すように、揺動レバー20,21の下端部は、U字状に曲げ形成された連結部20a,21aが夫々形成されている。一方、左右方向向きの連結軸34の外側にクランプレバー35,36の上端部が夫々固着されるとともに、連結軸34の内側には押え駆動レバー37,38の後端部が夫々固着されている。但し、これらクランプレバー35,36と押え駆動レバー37,38とは約80°に相当する位相差が設けられている。そこで、各押え駆動レバー37,38の前端部が対応する連結部20a,21aに夫々連結されている。
右側クロスプレート16の右側と、左側クロスプレート17の左側とに、押え用エアシリンダ39,40が夫々後向きに設けられ、各押え用エアシリンダ39,40の後端部が、送り台15のフレームに支持された左右方向向きの枢支ピン41に夫々上下揺動可能に枢着されている。各押え用エアシリンダ39,40から後方に延びるピストンロッド39a,40aの後端部には、ブロック状の連結部材42,43が夫々固定され、その連結部材42,43の後端部に、クランプレバー35,36の下端部が枢支ピン44により夫々回動可能に枢支されている。
各押え用エアシリンダ39,40のピストンロッド39a,40aが退入状態では、図5に実線で示すように、クランプレバー35,36及び押え駆動レバー37,38を介して各揺動レバー20,21の上端部が夫々後方に移動するため、左右の布押え27,28は夫々上側の退避位置に上昇する。一方、各押え用エアシリンダ39,40のピストンロッド39a,40aが進出状態では、図5に2点鎖線で示し、図3及び図4に実線で示すように、揺動レバー20,21の上端部が夫々前方に移動するため、左右の布押え27,28は夫々下方の押圧位置まで下降し、左右両側のクロスプレート16,17の上面を押圧する。
次に、前述した各布押え27,28と一体的に夫々取付けられた左右1対の布片規制部材(布片規制具)50,52について説明する。先ず、右側の布押え27に対応するように設けられた右側布片規制部材50について説明する。
図2、図3、、図6に示すように、この右側布片規制部材50は、1つの金属板から一体的に構成され、曲げ形成されたものである。右側布片規制部材50の後半部は縦板状の枢支部50aとして形成され、その枢支部50aの後端部にビス穴50bが形成されている。
また、その水平状の前半部は左右方向2分割され、2分割された外側部分に、左ピスポケットPの開口部Waの上側布片部分Wb(図10参照)を下側から規制する略水平状の下側規制板部50cが形成され、2分割された内側部分、つまり縫針5側に、その上側布片部分Wbの後端を位置規制する鉛直壁からなる後端規制部50dと、その後端規制部50dに連続する水平状の上側規制板部50eであって、上側布片部分Wbを上側から規制する上側規制板部50eが形成されている。
この場合、後端規制部50dは布押え27の前端よりも前側に位置している。また、下側規制板部50cの前端部は、上側規制板部50eの前端よりも前方に所定長さ分突出している。図2、図3、図5に示すように、右側布片規制部材50の枢支部50aは、ビス穴50bを介して、右側の布押え27の枢着と共通に用いられる枢支ボルト26に右側の布押え27と一体回動するように且つ取外し可能に取付けられている。
一方、図2、図4、図6に示すように、左側の布押え28に対応するように設けられた左側布片規制部材52は、前述した右側布片規制部材50と左右対に構成されている。それ故、左側布片規制部材52についても、枢支部52aと、下側規制板部52cと、後端規制部52dと、上側規制板部52eとが1つの金属板から一体的に形成されている。図6に示すように、枢支部52aの後端部には、ビス穴52bが形成されている。図2、図4に示すように、左側布片規制部材52の枢支部52aは、ビス穴52bを介して、左側の布押え28の枢着と共通に用いられる枢支ボルト26に左側の布押え28と一体回動するように且つ取外し可能に取付けられている。この左側布片規制部材52についても、その後端規制部52dは布押え28の前端よりも前側に位置している。
ここで、両布片規制部材50,52が布押え27,28と共に押圧位置に下降した状態では、図3、図4に示すように、両布片規制部材50,52は、縫製終了に際して最上位置に上昇した縫針5よりも下側に位置するように低い位置に設けられている。そのため、これら両布片規制部材50,52で規制された上側布片部分Wbが前後に移動する場合に、上側布片部分Wbが縫針5に引っ掛かることがなく、上側布片部分Wbの縫針5による破損を確実に防止できる。
ところで、これら両布片規制部材50,52の間、つまり縫針5側に形成された上側規制板部50e,52eの間に、縫針5が十分に通過し得るだけの左右寸法を有する隙間Sが設けられており、両布押え27,28が上昇位置に切換えられて、左右1対の布片規制部材50,52が上昇している状態で、送り台15が前後方向に移動した場合であっても、縫針がこれら1対の布片規制部材の間に設けられた隙間Sを通過できるようになっている。
次に、このように構成された左右両側に設けられた布片規制部材50,52の作用及び効果について説明する。
鳩目穴10aかがり縫目DNの縫製に際して、送り台15は図1に2点鎖線で示す前方の縫製位置に移動され、図7に示すように、各押え用エアシリンダ39,40のピストンロッド39a,40aが退入状態に切り換えられ、前述したように、左右の布押え27,28は夫々上側の退避位置に上昇している。このとき、左右の布押え27,28間には、図8に2点鎖線で示すように、送り台15上に押えられた下側布片部分Wcの縫目形成領域HEが形成され、縫針5はその縫目形成領域HEの縫製開始位置に位置している。
縫製開始準備が完了した状態において、図7、図8に示すように、オペレータは先ず、左ピスポケットPの鳩目穴かがり縫目DNを縫製する下側布片部分Wcの内側を上向きにした状態で、その開口端部側を後方向きにし、左右両手で、鳩目穴かがり縫目DNを縫製しない上側布片部分Wbの開口端部側を左右方向に引っ張りながら水平状に把持し、左右両側の布片規制部材50,52の下側規制板部50c,52cの前端部分に、夫々上側から載置し、その状態で後端規制部50d,52dまで十分に移動させる。
このように、下側規制板部50c,52cの前端部は、上側規制板部50e,52eの前端よりも前方に所定長さ分突出しているため、上側布片部分Wbの後端部を突出している下側規制板部50c,52cの端部に、上側規制板部50e,52eに邪魔されることなく載置でき、上側布片部分Wbの布片規制部材50,52へのセット作業が簡単化し、作業性が向上する。
次に、オペレータは、鳩目穴かがり縫目DNを縫製する下側布片部分Wcの内側を上向きにした状態で、開口部Waを大きく広げながら、しかもその開口端部側を左右方向に引っ張りながら水平状に把持し、開口端部側から布押え27,28の下側に挿入させて、布ガイド板30,31の後端位置規制部30b,31bまで後方に十分に移動させる。ここで、図7に示すように、上側布片部分Wbと下側布片部分Wcとは、ポケット用の薄い布Wdでつながっている。そこで、この場合、下側規制板部50c,52cを長くしてあるため、その薄い布Wdの後方への折り返し部が布押え27,28の下側に入り込まないようになっている。
このとき、オペレータは、図示外の押え作動スイッチを足操作でON操作する。それ故、各押え用エアシリンダ39,40のピストンロッド39a,40aが進出状態に切り換えられ、前述したように、左右の布押え27,28が夫々下方の押圧位置まで下降し、下側布片部分Wcを十分に押圧する。
この場合、図8、図9に示すように、上側規制板部50e,52eは下側規制板部50c,52cよりも縫針5側(内側)に設けられているため、上側布片部分Wbの縫針5近傍部を、これら上側規制板部50e,52eにより縫針5に引っ掛からないように確実に規制することができる。そして、最終的に足踏み式の起動・停止スイッチが操作され、予め選択しておいた鳩目穴かがり縫いの縫製データに基づいて、図10に示すように、鳩目穴かがり縫目DNが下側布片部分Wcの所定の縫製位置に縫製される。
このように、鳩目穴かがり縫目DNの縫製時には、上側布片部分Wbは、後端規制部50d,52dでその後端移動位置が規制されるとともに、これら上下両規制板部50c,50e,52c,52eにより規制されているため、オペレータは手で上側布片部分Wbを手前側に逃がすように引っ張る煩わしい作業を何ら必要とすることなく、上側布片部分Wbが送り台15上に押えられた下側布片部分Wcの縫目形成領域HEに接近しないように、両布片規制部材50,52で確実に規制できるため、上側布片部分Wbの位置規制の確実性を向上させることができる。
それ故、両布片規制部材50,52により規制された他方側布片部分の布押えによる挟み込みを防止できるだけでなく、縫針により他方側布片部分の縫い込みを確実に防止することができるため、縫製作業が簡単化し、そのために縫製作業の作業性を大幅に改善することができる。
更に、下側布片部分Wcに鳩目穴かがり縫目DNが縫製された後、左右両布押え27,28により側布片部分Wを押圧状態で送り台15が、縫製位置SPから約60〜70mm後方の打ち抜き位置PP(図8参照)まで移動した場合であっても、上側布片部分Wbは左右両側の布片規制部材50,52で規制された状態であるため、後方への移動に際して、縫針5が上側布片部分Wbに接触することなく移動でき、しかも、打ち抜き位置PPに移動したときでも、上側布片部分Wbは、鳩目穴かがり縫目DNが縫製された下側布片部分Wcの打ち抜き領域に接近するようなことがない。
このように、オペレータは、上側布片部分Wbを縫製位置から後方の打ち抜き位置PPへの移動に際して、またハンマー13による鳩目穴10aの穿孔時に際しても、オペレータは手で上側布片部分Wbを手前側に逃がすように引っ張る煩わしい作業を何ら必要とすることなく、上側布片部分Wbが、下側布片部分Wcの打ち抜き領域に接近しないように、両布片規制部材50,52で確実に規制しておくことができる。
また、1対の布片規制部材50,52が、左右1対の布押え27,28に夫々着脱可能に設けられたので、これら布片規制部材50,52を必要なときにだけ取付けでき、不必要で邪魔なときには取外しでき、縫製作業の作業能率を向上させることができる。
また、左右1対の布片規制部材50,52の間に、送り台15の移動に伴って縫針5の通過を許容する隙間Sが設けられているので、送り台15が前後方向に移動するような場合であっても、縫針5がこれら布片規制部材50,52の間に設けられた隙間Sを通過するため、縫針5と布片規制部材50,52とが衝突したりや干渉することがなく、縫製作業の安全性を高めることができる。
また、布片規制部材50,52の後端部の枢支部50a,52aが、布押え27,28を布押えレバー24,25の先端部に枢着する枢支軸26に布押え27,28と一体回動するように取付けられたので、布押え27,28を布押えレバー24,25に枢着する枢支軸26を有効に活用することができ、しかも、上側布片部分Wbの布押えに対する位置関係を確実化させることができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変更形態について説明する。
1〕左右両布片規制部材50,52は、その上側規制板部50e,52eと後端規制部50d,52dと下側規制板部50c,52cとを、側面視にて横向きのU字状に構成したり、後端規制部50d,52dを省略して、上側規制板部50e,52eと下側規制板部50c,52cとで横向きのV字状に構成するようにしてもよい。
2〕左右両布片規制部材50,52は、2分割以外に、3分割以上の分割数に分割するようにしてもよい。
3〕左右両布片規制部材50,52は、これら上側規制板部50e,52eと後端規制部50d,52dと下側規制板部50c,52cのうち、少なくとも1つ以上を別体で構成するようにしてもよい。
4〕左右両布片規制部材50,52を、布押え27,28に直接固定するようにしてもよい。
5〕左右両布片規制部材50,52は、合成樹脂、アクリル板等、金属以外の材料で構成するようにしてもよい。また、透明な材料により構成するようにしてもよい。
6〕左右両布片規制部材50,52の下側規制板部50c,52cを、上側規制板部50e,52eに対して縫針5側に設けるようにしてもよい。
7〕左右両布片規制部材50,52の上側規制板部50e,52eと後端規制部50d,52dとを相互に当接(押圧)するように弾性付勢するようにし、これら上側規制板部50e,52eと後端規制部50d,52dの間に挿入させた下側布片部分Wcを弾性的に挟持させるように構成してもよい。
8〕左右両布片規制部材50,52に上側布片部分Wbがセットされているか否かを検出する布片検出センサを設け、縫製開始に際して、上側布片部分Wbが所定の位置にセットされていなければ、その旨を報知したり、縫製作業を禁止するようにしてもよい。
9〕前記実施形態に関し、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり得る。
10〕本案は、ルーパーを有する各種の鳩目穴かがり縫目を縫製する種々の鳩目穴かがりミシンに本発明を適用し得ることは勿論である。
本発明の実施形態に係る鳩目穴かがりミシンの斜視図である。 送り台の平面図である。 鳩目穴かがりミシンの一部縦断部分右側面図である。 鳩目穴かがりミシンの一部縦断部分左側面図である。 送り台の一部縦断部分右側面図である。 布片規制部材の斜視図である。 ピスポケットを有する身頃生地をセットした図5相当図である。 ピスポケットを有する身頃生地をセットした図2相当図である。 ピスポケットを有する身頃生地をセットした図7相当図である。 ピスポケットを有する身頃生地の平面図である。
1 鳩目穴かがりミシン
5 縫針
15 送り台
24 布押えレバー
25 布押えレバー
26 枢支軸
27 布押え
28 布押え
50 布片規制部材
50a 枢支部
50c 下側規制板部
50d 後端規制部
50e 上側規制板部
52 布片規制部材
52a 枢支部
52c 下側規制板部
52d 後端規制部
52e 上側規制板部
DN 鳩目穴かがり縫目
H 縫目形成領域
W ズボンの後身頃生地
Wa 開口部
Wb 上側布片部分
Wc 下側布片部分

Claims (5)

  1. 左右1対の布押えにより送り台上に押えられた縫製対象物に縫針とルーパーとで鳩目穴かがり縫目を縫製する鳩目穴かがりミシンにおいて、
    前記縫製対象物に形成された開口部の一方側布片部分に鳩目穴かがり縫目を縫製するに際して、開口部の他方側布片部分が前記送り台上に押えられた一方側布片部分の縫目形成領域に接近しないように規制する左右1対の布片規制部材を設け
    前記左右1対の布片規制部材が、夫々左右同じ側の布押えに対応するように設けられると共に、前記各布片規制部材の後端部の枢支部が、対応する布押えを布押えレバーの先端部に枢着する枢支軸を共通に用いてこの枢支軸に前記布押えと一体回動するように且つ取外し可能に取付けられたことを特徴とする鳩目穴かがりミシン。
  2. 前記左右1対の布片規制部材の間に、前記送り台の移動に伴って縫針の通過を許容する隙間が設けられていることを特徴とする請求項に記載の鳩目穴かがりミシン。
  3. 前記布片規制部材は、枢支部よりも前側において前記他方側布片部分を上下両側から規制する上側規制板部及び下側規制板部と、他方側布片部分の後端を位置規制する後端規制部を有することを特徴とする請求項に記載の鳩目穴かがりミシン。
  4. 前記布片規制部材は1つの金属板から一体的に形成され、前記上側規制板部は下側規制板部よりも前記縫針側に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の鳩目穴かがりミシン。
  5. 前記下側規制板部の前端部は、上側規制板の前端よりも前方に所定長さ分突出していることを特徴とする請求項に記載の鳩目穴かがりミシン。
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