JP2016123557A - 医薬品包装用樹脂シート、医薬品包装用積層体およびブリスターパック - Google Patents

医薬品包装用樹脂シート、医薬品包装用積層体およびブリスターパック Download PDF

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信吾 早野
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博務 井口
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Abstract

【課題】一層からなるシートであっても、高い紫外線カット能を有し、医薬品の包装用シートとして用いることができる医薬品包装用樹脂シートを提供すること。【解決手段】厚み250μmにおける、分光光度計を用いて測定した波長220〜380nmの光の透過率の最大値が10%以下である、一層からなる医薬品包装用樹脂シート。【選択図】なし

Description

本発明は、医薬品包装用樹脂シート、医薬品包装用積層体およびブリスターパックに関する。
医薬品には、光、特に紫外線により、効能等が変化してしまうものがあり、医薬品包装用のシートには、高い紫外線カット能が要求されている。
紫外線カット能を有するシートを得るために、例えば、ベンゾフェノン系やベンゾトリアゾール系等の従来公知の有機系紫外線吸収剤を配合したシートが知られている(特許文献1)。
特開2013−248036号公報
前記従来公知の有機系紫外線吸収剤を含むシートを医薬品包装用として用いた場合、該紫外線吸収剤が医薬品に移行してしまい、医薬品の効能等が変化する場合があった。このため、このような紫外線吸収剤を医薬品包装用のシートに用いる場合には、積層体として用いられてきた。しかし、このような積層体は、積層部分において劣化が生じやすく、医薬品に対し悪影響を及ぼす場合があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、一層からなるシートであっても、高い紫外線カット能を有し、医薬品の包装用シートとして用いることができる医薬品包装用樹脂シートを提供することを課題とする。
本発明者らは前記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、以下の医薬品包装用樹脂シートによれば、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の構成例は以下のとおりである。
[1] 厚み250μmにおける、分光光度計を用いて測定した波長220〜380nmの光の透過率の最大値が10%以下である、一層からなる医薬品包装用樹脂シート。
[2] 下記式(I)で表される化合物(I)またはその互変異性体を含む、[1]に記載の医薬品包装用樹脂シート。
Figure 2016123557
(式(I)中、R1およびR3はそれぞれ独立に、炭素数6〜18のアリール基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、アルキル基の少なくとも1部がハロゲン原子または酸素原子で置換された基(但し、該基の炭素数は1〜18である。)、ヒドロキシ基、または、アリール基の少なくとも1部がアルコキシ基で置換された基(但し、該基の炭素数は7〜18である。)であり、R2は、単結合、炭素数1〜18のアルキレン基または炭素数7〜18のアラルキレン基であり、R1〜R3は互いに結合していてもよく、R2において2量体を形成してもよい。)
[3] 前記式(I)で表される化合物(I)またはその互変異性体以外に、実質的に有機系紫外線吸収剤を含まない、[2]に記載の医薬品包装用樹脂シート。
[4] 樹脂100質量部に対する前記化合物(I)またはその互変異性体の含有量が0.01〜2.0質量部である、[2]または[3]に記載の医薬品包装用樹脂シート。
[5] 厚み250μmにおける、分光光度計を用いて測定した波長400〜780nmの光の透過率の平均値が60%以上である、[1]〜[4]のいずれかに記載の医薬品包装用樹脂シート。
[6] 前記樹脂が塩化ビニル系樹脂を含む、[1]〜[5]のいずれかに記載の医薬品包装用樹脂シート。
[7] [1]〜[6]のいずれかに記載の医薬品包装用樹脂シートとその他の層とを含む、医薬品包装用積層体。
[8] [1]〜[6]のいずれかに記載の医薬品包装用樹脂シートまたは[7]に記載の医薬品包装用積層体を含む、医薬品を包装するためのブリスターパック。
本発明によれば、一層からなるシートであっても、高い紫外線カット能を有し、医薬品の包装用シートとして用いることができる医薬品包装用樹脂シートを提供することができる。
本発明によれば、一層であっても、高い紫外線カット能を有するため、劣化が生じにくく、医薬品に対し悪影響を及ぼし難い医薬品包装用樹脂シートを容易に製造することができる。
図1は、実施例1および比較例1で得られた樹脂シートの全光線透過曲線を示す図である。
≪医薬品包装用樹脂シート≫
本発明の医薬品包装用樹脂シート(以下単に「樹脂シート」ともいう。)は、一層からなり、厚み250μmにおける、分光光度計を用いて測定した波長220〜380nmの光の透過率の最大値が10%以下であり、好ましくは7%以下であり、より好ましくは5%以下である。
透過率の最大値が前記範囲にあることで、高い紫外線カット能を有し、紫外線による医薬品の劣化を容易に抑制できる樹脂シートを得ることができる。
前記透過率は、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
また、本発明の樹脂シートは、厚み250μmにおける、分光光度計を用いて測定した波長400〜780nmの光の透過率の平均値が、好ましくは60%以上であり、より好ましくは70%以上であり、さらに好ましくは80%以上である。
本発明の樹脂シートがこのような透過率を有すると、可視光透過性に優れ、包装される医薬品の視認性や、医薬品をブリスターパックする際に用いられる、アルミニウム層等を含むシール材に記載された文字などの視認性に優れる樹脂シートを得ることができる。
前記透過率は、具体的には、下記実施例に記載の方法で測定することができる。
本発明の樹脂シートの形状は特に制限されず、所望の用途に応じて適宜選択すればよい。
本発明の樹脂シートの厚みも特に制限されないが、ブリスターパックへの成形性等の点から、好ましくは30〜500μmであり、より好ましくは50〜300μmである。
本発明の樹脂シートは、下記式(I)で表される化合物(I)またはその互変異性体(以下、化合物(I)およびその互変異性体を併せて「化合物(A)」ともいう。)を含むことが好ましく、具体的には、化合物(A)および樹脂(以下「樹脂(B)」ともいう。)を含むことが好ましい。
<化合物(A)>
前記化合物(A)を用いることで、従来の安定剤が有していた、樹脂(B)、特に下記塩化ビニル系樹脂の熱による劣化等に対する優れた安定性と同程度あるいはそれ以上の安定性を有しながらも、紫外線カット能に優れ、さらには、ブリードアウト量が少なく、安全性、低臭気、可視光透過性および透明性にも優れる樹脂シートが得られる。
近年毒性が発見されたスズ系安定剤の代わりに化合物(A)を用い、スズ系安定剤を用いた場合と同程度あるいはそれ以上の優れた安定性を有しながらも、安全性、低臭気、紫外線カット能および透明性に優れるこのような樹脂シートは、産業上、特に医薬品包装分野において有用である。つまり、本発明では、化合物(A)を用いる場合、スズ系安定剤を用いないことが好ましい。
もちろん、本発明者はこれらのことを見出しただけでなく、前記化合物(A)を用いても安全性に問題がなく、医薬品包装用として使用できることを確認している。
前記化合物(A)は、本発明の樹脂シートに含まれる樹脂(B)、特に下記塩化ビニル系樹脂の安定化剤としても使用され、具体的には、低臭気の医薬品包装用ポリ塩化ビニル系シートのための樹脂安定化剤として使用される。
このような化合物(A)を用いることで、従来から使用されていたスズ系安定剤を用いなくても、従来と同程度あるいはそれ以上の熱安定性等の安定性を維持したまま、紫外線カット能に優れ、特にブリードアウト量が少なく、低毒性の材料からなり、臭気が少ない医薬品包装用樹脂シートを得ることができる。
さらに、このような化合物(A)を用いることで、低温でブリスターパックを形成できる樹脂シートを得ることができる。
ケトン類は、通常不快なにおいの元となる化合物の一種であるが、本発明では、理由は明らかではないが、このようなケトン類を用いても樹脂シートの臭気を低減することができる。
Figure 2016123557
前記式(I)中、R1およびR3はそれぞれ独立に、炭素数6〜18のアリール基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、アルキル基の少なくとも1部がハロゲン原子または酸素原子で置換された基(但し、該基の炭素数は1〜18である。)、ヒドロキシ基、または、アリール基の少なくとも1部がアルコキシ基で置換された基(但し、該基の炭素数は7〜18である。)である。
前記炭素数6〜18のアリール基としては、炭素数6〜12のアリール基が好ましく、フェニル基、ビフェニル基およびナフチル基等が挙げられる。
前記炭素数1〜18のアルキル基としては、炭素数1〜12のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基およびn−オクチル基等が挙げられる。
前記炭素数7〜18のアラルキル基としては、炭素数7〜12のアラルキル基が好ましく、ベンジル基、フェニルメチル基およびフェニルエチル基等が挙げられる。
前記アルキル基の少なくとも1部がハロゲン原子または酸素原子で置換された基(但し、該基の炭素数は1〜18である。)としては、炭素数1〜12の基が好ましく、アルキル基の少なくとも1部がヒドロキシ基、カルボキシル基またはアシル基などの基で置換された基等が挙げられ、具体的には、−CF3、−CCl3、−O−CH3、−O−C25、−CH2COOCH3、−CH2COOC25等が挙げられる。
前記アリール基の少なくとも1部がアルコキシ基で置換された基(但し、該基の炭素数は7〜18である。)としては、炭素数7〜12の基が好ましく、−Ph−O−CH3、−Ph−O−C25(但し、phはベンゼン環を表す。)等が挙げられる。
前記式(I)中、R2は、単結合、炭素数1〜18のアルキレン基または炭素数7〜18のアラルキレン基である。
炭素数1〜18のアルキレン基としては、炭素数1〜12のアルキレン基が好ましく、炭素数1〜6のアルキレン基がより好ましく、メチレン基、エチレン基、メチルメチレン基、プロピレン基、メチルエチレン基、ジメチルメチレン基、ブチレン基、メチルプロピレン基、メチルプロピレン基等が挙げられる。
炭素数7〜18のアラルキレン基としては、炭素数7〜12のアラルキレン基が好ましく、フェニルメチレン基、フェニルエチレン基、フェニルプロピレン基等が挙げられる。
前記式(I)において、R1〜R3は互いに結合していてもよく、R2において2量体を形成してもよい。このような化合物としては、シクロヘキサン−1,3−ジオン、ビスアセチルアセトン、5,5'−ジメチルシクロヘキサン−1,3−ジオン、2,2’−メチレンビスシクロヘキサン−1,3−ジオン、2−ベンジルシクロヘキサン−1,3−ジオン等が挙げられる。
前記化合物(I)としては、熱安定性等により優れ、紫外線カット能に優れる樹脂シートが得られる等の点から、R1およびR3が炭素数6〜12のアリール基であり、R2が炭素数1〜6のアルキレン基である化合物(i)が好ましく、さらには、低臭気、熱安定性および紫外線カット能に優れ、医薬品包装用のシートとしてより好適に用いることができる等の点から、R1およびR3がフェニル基であり、R2がメチレン基である化合物(ii)がより好ましい。
前記化合物(I)の互変異性体としては、化合物(I)のケト−エノール互変異性により得られる異性体が挙げられる。
前記化合物(A)としては、高熱安定性、低臭気および高紫外線カット能に優れる樹脂シートを得ることができる等の点から、化合物(I)、さらには化合物(i)、特に化合物(ii)が好ましい。
前記化合物(A)は、従来公知の方法で合成して得た化合物を用いてもよく、市販品を用いてもよい。
本発明の樹脂シートにおいて、前記化合物(A)の含有量は、樹脂(B)100質量部に対し、好ましくは0.01〜2.0質量部であり、より好ましくは0.01〜1.0質量部であり、さらに好ましくは0.01〜0.7質量部であり、特に好ましくは0.01〜0.5質量部である。
化合物(A)の含有量が前記範囲にあると、より、高熱安定性、低臭気、高紫外線カット能および高透明性にバランス良く優れる樹脂シートを得ることができ、特に、ブリスターパック用として好適な樹脂シートを得ることができる。
本発明の樹脂シートに含まれる化合物(A)は、1種単独であってもよく、2種以上であってもよい。
<樹脂(B)>
本発明の樹脂シートに含まれる樹脂(B)としては、特に制限されず、従来公知の、医薬品包装用樹脂シートに使用される樹脂であればよい。このような樹脂(B)としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのエステル系樹脂(ポリエステル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・ブテン共重合体などのオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリアミド、塩化ビニル系樹脂(PVC)、ポリカーボネート、ポリアクリルニトリル、ポリイミドが挙げられる。なお、本発明の樹脂シートに含まれる樹脂(B)は、1種単独であってもよく、2種以上であってもよい。
この中でも、従来の医薬品包装用樹脂シートが有していた課題をより解決でき、本発明の樹脂シートが化合物(A)を含む場合には、医薬品包装用のシートとしてより好適に用いることができる樹脂シートが得られる等の点から、塩化ビニル系樹脂が好ましい。
前記塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルを原料として得られる樹脂であれば特に制限されず、塩化ビニルの単独重合体または塩化ビニルと他のモノマーと共重合体が挙げられる。
前記他のモノマーとしては、特に限定されないが、例えば、エチレン、プロピレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、マレイン酸またはそのエステル、アクリル酸またはそのエステル、メタクリル酸またはそのエステルおよび塩化ビニリデンが挙げられる。
また、前記塩化ビニル系樹脂としては、前記単独重合体または共重合体が部分的に架橋された樹脂であってもよい。また、塩化ビニル系樹脂のポリマーブレンド物、例えば、塩化ビニル樹脂とポリ塩化ビニリデンからなるポリマーブレンド物を用いてもよい。
これらのうち、塩化ビニルの単独重合体が好ましい。
前記塩化ビニル系樹脂のJIS K 6720−2に基づいて測定した平均重合度は、熱安定性および成形性に優れる樹脂シートが得られる等の点から、好ましくは500〜5000であり、より好ましくは500〜2000である。
前記樹脂(B)は、従来公知の方法で合成して得た樹脂であってもよく、市販品でもよい。
<他の成分(C)>
本発明の樹脂シートは、必要に応じて、化合物(A)および樹脂(B)以外の他の成分(C)を、本発明の効果を損なわない範囲で含んでいてもよい。
他の成分(C)としては、例えば、酸化防止剤、熱安定剤や耐光安定剤などの安定剤、紫外線散乱剤、顔料、帯電防止剤、滑剤、柔軟剤、可塑剤、加工助剤が挙げられる。
これらの他の成分(C)は、それぞれ、1種単独で本発明の樹脂シートに使用してもよく、2種以上を本発明の樹脂シートに使用してもよい。
本発明の樹脂シートが化合物(A)を含む場合、従来の医薬品包装用樹脂シートに用いられてきた、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリシレート系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤およびベンゾエート系紫外線吸収剤などの有機系紫外線吸収剤を含まなくても所望の紫外線カット能を有する。このため、本発明の樹脂シートが化合物(A)を含む場合には、安全性に優れ、ブリードアウト成分の少ない樹脂シートが得られる等の点から、本発明の樹脂シートは、有機系紫外線吸収剤を含まないことが好ましい。
また、本発明の樹脂シートが化合物(A)を含む場合、さらに、安全性に優れ、ブリードアウト成分が少なく、かつ、波長400〜780nmの光の透過率の平均値が前記範囲にある樹脂シートを得ることを目的とする場合には、本発明の樹脂シートは、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を含まないことが好ましい。特に、本発明の樹脂シートが紫外線散乱剤を含まないことで、波長400〜780nmの光の透過率の平均値が前記範囲にある樹脂シートを容易に得ることができる。
前記紫外線散乱剤としては、例えば、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子酸化亜鉛、酸化鉄、微粒子酸化鉄、酸化セリウム等の粉末が挙げられる。
〈柔軟剤〉
前記柔軟剤としては、医薬品包装用樹脂シートに従来用いられてきた柔軟剤を使用することができ、特に制限されないが、得られる樹脂シートの耐衝撃性を向上させる等の点から、ブチルアクリレート−メチル(メタ)アクリレート共重合体、ブチルアクリレート−スチレン−メチル(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、エポキシ変性エチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−エチレン−ブチレン共重合体、スチレン−エチレン−プロピレン共重合体等の耐衝撃性改良樹脂が好ましい。
〈可塑剤〉
前記可塑剤としては、医薬品包装用樹脂シートに従来用いられてきた可塑剤を使用することができ、特に制限されないが、ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DBP)、ジヘプチルフタレート(DHP)、ジイソデシルフタレート(DIDP)等のフタル酸エステル系可塑剤;ジ−2−エチルヘキシルアジペート(DOA)、ジイソブチルアジペート(DIBA)、ジブチルアジペート(DBA)等の脂肪酸エステル系可塑剤;エポキシ化アマニ油、エポキシ化大豆油、エポキシ化ヒマシ油、エポキシ化サフラワー油、エポシキ化アマニ油脂肪酸ブチル、エポキシステアリン酸オクチル等のエポキシ化エステル系可塑剤;トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート(TOTM)、トリイソノニルトリメリテート(TINTM)等のトリメリット酸エステル系可塑剤;トリメチルホスフェート(TMP)、トリエチルホスフェート(TEP)等のリン酸エステル系可塑剤などが挙げられる。これらの中でも、樹脂シートの成形性、加工性等の点から、エポキシ化エステル系可塑剤が好ましい。
〈滑剤〉
前記滑剤としては、医薬品包装用樹脂シートに従来用いられてきた滑剤を使用することができ、特に制限されないが、ジメチルポリシロキサン、脂肪酸アルコールエステル、低分子ポリエチレンなどが挙げられ、樹脂シートの加工性等の点から、脂肪酸アルコールエステルが好ましい。
前記脂肪酸アルコールエステルとしては、グリセリンと脂肪酸の1〜3価のエステル系化合物であることが好ましく、例えば、ステアリン酸モノグリセライド、ステアリン酸ジグリセライド、ステアリン酸トリグリセライド等のステアリン酸グリセライド滑剤、オレイン酸グリセライド滑剤、パルチミン酸グリセライド滑剤が挙げられる。
〈加工助剤〉
前記加工助剤としては、医薬品包装用樹脂シートに従来用いられてきた加工助剤を使用することができ、特に制限されないが、メチルメタクリレート・エチルアクリレート共重合体、高分子量のポリメチルメタクリレート等のアクリル系加工助剤が好ましい。
〈安定剤〉
前記安定剤としては、医薬品包装用樹脂シートに従来用いられてきた安定剤を使用することができ、特に制限されないが、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、バリウム、亜鉛等の金属化合物、有機亜リン酸エステル、多価アルコール、フェノール系化合物、エポキシ系化合物、有機ホスファイト化合物が挙げられ、安全性および安定性に優れる樹脂シートが得られる等の点から、カルシウム、バリウム、亜鉛等の金属化合物が好ましい。
<樹脂シートの製造方法>
本発明の樹脂シートは、例えば、化合物(A)、樹脂(B)および必要に応じて他の成分(C)を含む樹脂組成物を、溶融成形法など公知の手法によってシート状に成形することで製造することができる。
≪医薬品包装用積層体≫
本発明の樹脂シートは、該シート単層で医薬品の包装に用いてもよく、本発明の樹脂シートを2層以上積層して医薬品の包装に用いてもよいが、必要に応じて、本発明の樹脂シートとその他の層との積層体(医薬品包装用積層体)として、医薬品の包装に用いてもよい。
前記その他の層としては、医薬品包装用樹脂シートに用いられてきた従来公知の層が挙げられ、例えば、酸素バリア層などのガスバリア層、ガス吸収層、防湿層、遮光層、ブリードアウト防止層が挙げられる。
前記その他の層は、本発明の樹脂シートの片面設けてもよく、両面に設けてもよい。
前記積層体は、従来公知の積層体の製造方法と同様の方法で製造することができる。例えば、前記積層体は、本発明の樹脂シートの片面または両面に、前記各層を形成するシートを重ね合せた後に熱融着したり、各層を形成するシートを接着剤層などを介して貼着することで製造できる。ここで、得られる積層体の層間密着性を良くするために、積層体を形成するいずれかの層の表面を、予めコロナ処理、低温プラズマ処理、イオンボンバード処理、薬品処理、溶剤処理などの方法で前処理しておいてもよい。
また、前記積層体は、例えば、化合物(A)、樹脂(B)および必要に応じて他の成分(C)を含む樹脂組成物と、前記その他の層を形成する組成物とを用い、多層Tダイ法や多層インフレーション法等の共押出成形法、押出コーティング、ドライラミネーション、ヒートラミネーション、湿式流延法や乾式流延法等のキャスティング法、カレンダー法などの一般的な多層シート成形法により製造することもできる。
前記積層体の厚さは、所望の用途により適宜選択すればよいが、通常150μm〜500μm、好ましくは180μm〜350μmの範囲である。このような厚さであれば、前記積層体から成形性よくブリスターパックを製造することができる。
<ブリスターパック>
本発明の樹脂シートや前記積層体は、医薬品を放送するためのブリスターパックとして好適に用いられる。
本発明の樹脂シートが化合物(A)を含む場合、熱等を加えても、臭気が発生し難く、ポケット内の臭気残りが生じ難いため、衛生面や作業環境面で優れた環境下でブリスターパックを製造することができ、低温での成形性に優れるため、製造コストが安く、透明性に優れる等のブリスターパックを容易に得ることができる。さらに、本発明の樹脂シートが化合物(A)を含む場合、ブリスターパックを低温で成形できるため、高温成形の際に生じやすい臭気の発生やフィルム性能の低下を抑制することができる。
本発明の樹脂シートや前記積層体から、ブリスターパックを製造する方法は特に制限されないが、例えば、公知の成形方法でポケットを形成し、各ポケットに医薬品を装填し、装填された医薬品を密封するように、本発明の樹脂シートや前記積層体とシール材(蓋材)とを接着することでブリスターパックを製造することができる。
ここで、本発明の樹脂シートや前記積層体にポケットを形成する方法は、具体的には、以下の方法等が挙げられる。
・加熱圧空成形法:本発明の樹脂シートや前記積層体を高温、高圧のエアーが供給される孔を有する下型と、ポケット形状の凹部を有する上型との間に挟み、加熱軟化させながらエアーを供給してポケットを形成する方法
・プレヒーター平板式圧空成形法:本発明の樹脂シートや前記積層体を加熱し軟化させた後、高圧のエアーが供給される孔を有する下型と、ポケット形状の凹部を有する上型との間に挟み、エアーを供給してポケットを形成する方法
・ドラム式真空成形法:本発明の樹脂シートや前記積層体をポケット形状の凹部を有する加熱ドラムで部分的に加熱し軟化させた後、前記凹部を真空引きしてポケットを成形する方法
・ピン成形法:本発明の樹脂シートや前記積層体を加熱し軟化させた後、ポケット形状の凹凸金型で圧着する方法
・プレヒータープラグアシスト圧空成形法:本発明の樹脂シートや前記積層体を加熱し軟化させた後、高圧のエアーが供給される孔を有する下型と、ポケット形状の凹部を有する上型との間に挟み、エアーを供給してポケットを形成する方法であって、成形の際に、凸形状のプラグを上昇および降下させて成形を補助する方法。
なお、前記ブリスターパックのポケット部の形状、大きさ、深さ、個数、配列等は医薬品の形状や用途によって適宜選択することができる。
前記シール材(蓋材)としては、ヒートシール(加熱接着)によって、装填された内容物を密封できることから、ヒートシール性樹脂層を有するものが好ましい。ヒートシール性樹脂層とは、ヒートシールの際に、医薬品が装填された本発明の樹脂シートや前記積層体と融着する層である限り特に限定されないが、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリプロピレン(PP)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン・メタアクリル酸共重合体(EMA)、エチレン・メチルアクリレート共重合体(EMAA)、エチレン・エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン・メチルメタアクリル酸共重合体(EMMA)、アイオノマー(IO)などを、1種または2種以上含む層が挙げられる。
また、シール材(蓋材)は、ガスバリア性が良好である点から、アルミニウム層などの金属蒸着膜層や金属箔層を有することが好ましい。
以下、本発明について実施例を挙げてさらに具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。下記実施例および比較例の樹脂シートは、塩化ビニル系樹脂、および、化合物(A)またはスズ系安定剤の他に、医薬品包装用樹脂シートにおいて従来より使用されてきた前記その他の成分(C)、特に、これらの中でも好ましい成分を用いて製造することができる。
[実施例1]
ポリ塩化ビニル85.6質量%、耐衝撃性改良樹脂8質量%、可塑剤4質量%、滑剤1質量%、加工助剤0.6質量%、安定剤0.5質量%およびジベンゾイルメタン0.3質量%を混合することで樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物を用い、カレンダー成形により、厚みが約250μmの樹脂シートを作成した。
[実施例2]
実施例1において、カレンダー成形の条件を、得られる樹脂シートの厚みが約200μmになるように変更した以外は、実施例1と同様にして樹脂シートを作成した。
[比較例1]
実施例1において、ジベンゾイルメタン0.3質量%の代わりに、ジオクチルスズ0.3質量%を用いた以外は、実施例1と同様にして、厚みが約250μmの樹脂シートを作成した。
[比較例2]
比較例1において、カレンダー成形の条件を、得られる樹脂シートの厚みが約200μmになるように変更した以外は、比較例1と同様にして樹脂シートを作成した。
<紫外・可視光透過性>
前記実施例1および比較例1の樹脂シートの全光線透過性を、紫外可視分光光度計(日本分光(株)製V−560)を用いて測定した。具体的には、前記実施例1および比較例1の樹脂シートから、それぞれ10×40mmの大きさの試験片を切り出し、該試験片を用い、前記紫外可視分光光度計で220〜780nmの光の透過率を測定した。結果を図1に示す。
図1から、実施例の樹脂シートは、波長220〜380nmの光の透過率の最大値が5%以下であり、従来の樹脂シート(比較例の樹脂シート)と比べ、紫外線(220〜380nm)を十分にカットできており、さらに、可視光(400〜780nm)透過性に優れることが分かる。
<ヘイズ>
前記実施例1および比較例1の樹脂シートのヘイズを、紫外可視分光光度計(日本分光(株)製V−560)を用いて測定した。具体的には、前記実施例1および比較例1の樹脂シートから、それぞれ10×40mmの大きさの試験片を切り出し、該試験片を用い、前記紫外可視分光光度計で全光線透過率および拡散光線透過率を測定し、これらの値からヘイズを算出した。
実施例1の樹脂シートのヘイズは、約0.8%であり、比較例1の樹脂シートのヘイズは、約1.5%であった。
以上の結果から、実施例の樹脂シートは、従来の樹脂シート(比較例の樹脂シート)と比べ、ヘイズ値が小さく、透明性についても優れることが分かる。
<安全性(ブリードアウト量)>
実施例1の樹脂シートの安全性を、食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の第3のDの2、合成樹脂製の器具又は容器包装(区分:使用温度、100℃以下)に基づいて測定した。
実施例の樹脂シートは、表1に示す分析結果となり、安全性に優れることが分かった。
また、実施例の樹脂シートは、浸出用液として、ヘプタン、20%エタノール、水または4%酢酸のいずれの浸出用液を用いた場合でも、蒸発残留物試験による蒸発残留物量が、10μg/ml以下となり、ブリードアウト量が極端に少ないことが分かる。
Figure 2016123557
なお、表1のような安全性についての分析試験を経て初めて、樹脂シートが医薬品包装用として使用できるか否かが決まる。医薬品を包装するためのシートには、それだけの安全性が求められる。
<安定性>
前記実施例1および比較例1の樹脂シートの熱安定性を以下の方法で測定した。結果を表2に示す。
ホットプレス機を用い、加熱温度220〜260℃、プレス圧力100kgfの条件にて、実施例1および比較例1の樹脂シートを3分間、加熱プレスし、プレス後のシートの状態を目視により確認し、熱プレス前後で変形や変色がない場合を「○」と評価し、変色が生じた場合を「×」と評価した。
その後、熱プレス後のシートのYI値を分光測色計(コニカミノルタ(株)製、CM−2600d)を用いて測定した。
Figure 2016123557
表2から、実施例の樹脂シートは、従来の樹脂シート(比較例の樹脂シート)と比べ、同程度またはそれ以上の耐熱性を示すことが分かる。
<臭気>
前記実施例2および比較例2の樹脂シートの臭気を以下の方法で測定した。
前記実施例2および比較例2の樹脂シートから、それぞれ2.0gの試験片を切り出し、該試験片をそれぞれ容量22mLの大きさのパーキンエルマー社製ガスクロマトグラフィー専用バイアルに入れて密封し、ヘッドスペースサンプラー(HSS)で140℃で5分間加熱し、加熱により生じた気体600μLをGC/MSに自動注入して、各試験片からの発生ガスを分析した。なお、GC/MS(ガスクロマトグラフィー質量分析)の分析条件は下記表3に示すとおりである。
臭気試験の結果を表4に示す。なお、表4中、各試験の左側欄の数値は各気体成分のピーク面積を示し、右側欄の数値は空気のピーク面積を100%とした場合の各発生ガス成分の割合(%)を示す。●や▲は臭気強度の大きい物質であり、●(有機酸)の方が▲(芳香族など)より100倍程強い。
Figure 2016123557
Figure 2016123557
実施例2および比較例2の樹脂シートからは、いずれも臭気強度の強い硫化水素、硫化メチル、メルカプタン等の硫黄化合物は検出されなかった。
比較例2の樹脂シートからは、臭気強度の強い物質として2-Ethyl-hexanoic acidおよび2-Propyl-1-pentanolが検出されたが、実施例2の樹脂シートからは2-Ethyl-hexanoic acidが検出されず、また、2-Propyl-1-pentanolの発生量も1/3以下に減少し、ガスの全発生量についても10ppc以下に減少していた。
以上の分析結果から、実施例の樹脂シートは、従来の樹脂シート(比較例の樹脂シート)と比べ、臭気の発生が少ないことがわかる。
<ブリスターパック成形性>
前記実施例1および比較例1で得られた樹脂シートのブリスターパック成形性を以下の方法で評価した。結果を表5に示す。
ブリスターパックの成形性は、PTP成形機(シー・ケー・ディー(株)製、FBP−M2)において、実施例1および比較例1の樹脂シートをピンポイント加熱板を用いて下記表5の温度で加熱した後、φ11.0×H4.0用錠剤型(直径11mmφ、深さ4.0mm)およびプラグアシスト機構を用いて成形し、各温度における得られた樹脂シートの成形型(錠剤型)への型追従性を評価した。なお、型追従性は、目視により、ポケット天部、コーナー部および側面部の外観ムラを評価した。
さらに、前記(加熱温度120℃)で得られたポケット部を有する樹脂シートを、アルミ箔でシールし、得られたブリスターパックにスリットを入れた後、幅50mm、長さ108mm、コーナーR5mmに打ち抜いた。得られた成形品の、アルミ箔と樹脂シートの接着部であるダイス目の現れ方を外観評価した。
Figure 2016123557
表5より、実施例の樹脂シートは、従来の樹脂シート(比較例の樹脂シート)と比べ、低温で成形可能であることが分かり、低温成形性に優れていることが分かる。
また、ダイス目の現れ方、アルミ箔の破れもなく、従来の樹脂シート(比較例の樹脂シート)と同程度のアルミシール性を有することが分かる。

Claims (8)

  1. 厚み250μmにおける、分光光度計を用いて測定した波長220〜380nmの光の透過率の最大値が10%以下である、一層からなる医薬品包装用樹脂シート。
  2. 下記式(I)で表される化合物(I)またはその互変異性体を含む、請求項1に記載の医薬品包装用樹脂シート。
    Figure 2016123557
    (式(I)中、R1およびR3はそれぞれ独立に、炭素数6〜18のアリール基、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数7〜18のアラルキル基、アルキル基の少なくとも1部がハロゲン原子または酸素原子で置換された基(但し、該基の炭素数は1〜18である。)、ヒドロキシ基、または、アリール基の少なくとも1部がアルコキシ基で置換された基(但し、該基の炭素数は7〜18である。)であり、R2は、単結合、炭素数1〜18のアルキレン基または炭素数7〜18のアラルキレン基であり、R1〜R3は互いに結合していてもよく、R2において2量体を形成してもよい。)
  3. 前記式(I)で表される化合物(I)またはその互変異性体以外に、実質的に有機系紫外線吸収剤を含まない、請求項2に記載の医薬品包装用樹脂シート。
  4. 樹脂100質量部に対する前記化合物(I)またはその互変異性体の含有量が0.01〜2.0質量部である、請求項2または3に記載の医薬品包装用樹脂シート。
  5. 厚み250μmにおける、分光光度計を用いて測定した波長400〜780nmの光の透過率の平均値が60%以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の医薬品包装用樹脂シート。
  6. 前記樹脂が塩化ビニル系樹脂を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の医薬品包装用樹脂シート。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬品包装用樹脂シートとその他の層とを含む、医薬品包装用積層体。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の医薬品包装用樹脂シートまたは請求項7に記載の医薬品包装用積層体を含む、医薬品を包装するためのブリスターパック。
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岡崎具視: "最近の紫外線吸収剤開発の現状", 色材, vol. 65, no. 5, JPN6020015502, 1992, JP, pages 298 - 307, ISSN: 0004264758 *

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