JP2016122233A - 現金処理装置および現金処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現金処理装置であって、前記現金処理装置の操作者を認証する認証部と、前記認証部による認証が成功したことに基づき、前記現金処理装置の障害復旧動作時に所定領域に残留する現金の返却処理を制御する制御部と、を備える、現金処理装置。
【選択図】図1
Description
A.前記現金処理装置の操作者を認証する認証部(171)と、
B.前記認証部による認証が成功したことに基づき、前記現金処理装置の障害復旧動作時に所定領域に残留する現金の返却処理を制御する制御部(17)と、
を備える。
図1は、本実施形態による現金処理装置10の構成を示す説明図である。図1に示したように、本実施形態による現金処理装置10は、紙幣投入口1と、紙幣一時保留部2と、紙幣鑑別部3と、万券カセット4と、五千券カセット5と、千券カセット6と、回収カセット7と、リジェクト部8と、硬貨投入口20と、硬貨鑑別部21と、硬貨一時保留部22と、硬貨返却部23と、出金ホッパ24と、硬貨回収庫25と、硬貨出金箱26と、カードリーダ部13と、印字部14と、操作表示部15と、電源スイッチ19と、を備える。
釣銭出金は、各紙幣カセットおよび出金ホッパ24から釣銭準備金を出金するための処理である。例えば、メニュー画面においてオペレータにより「釣銭出金」ボタンが選択されると、操作表示部15は、事前に登録された出金量(金種と枚数)または金種ごとの出金量を入力可能な出金量入力画面を表示する。そして、現金処理装置10は、オペレータの操作に従って、レジの釣銭用紙幣と硬貨を出金する。
売上入金は、レジから回収された紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ24に収納するための処理である。例えば、メニュー画面においてオペレータにより「売上入金」ボタンが選択されると、現金処理装置10は、紙幣投入口1および硬貨投入口20のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部15に表示する。その後、現金処理装置10は、紙幣投入口1および硬貨投入口20から投入された紙幣および硬貨を計数し、紙幣鑑別部3により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部2に集積し、硬貨鑑別部21により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部22に集積する。また、紙幣鑑別部3によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口1から返却され、硬貨鑑別部21によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部23から返却される。また、操作表示部15は、計数により得られた入金合計金額を表示する。そして、オペレータにより入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部2から紙幣カセットに紙幣が搬送され、紙幣カセットが当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部22から出金ホッパ24に硬貨が搬送され、出金ホッパ24が当該硬貨を収納する。なお、紙幣および硬貨の収納時点で売上(入金合計が出金合計を上回る金額)が発生している場合、高額な紙幣が優先的に回収カセット7に収納される。
計数は、投入された紙幣および硬貨の計数を行った後、紙幣および硬貨を返却する処理である。例えば、メニュー画面においてオペレータにより「計数」ボタンが選択されると、現金処理装置10は、紙幣投入口1および硬貨投入口20のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部15に表示する。その後、現金処理装置10は、紙幣投入口1および硬貨投入口20から投入された紙幣および硬貨を計数し、紙幣鑑別部3により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部2に集積され、硬貨鑑別部21により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部22に集積される。また、紙幣鑑別部3によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口1から返却され、硬貨鑑別部21によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部23から返却される。また、操作表示部15は、計数により得られた入金合計金額を表示する。そして、オペレータにより入金合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部2の紙幣が紙幣投入口1から返却され、硬貨一時保留部22の硬貨が硬貨返却部23から返却される。
補充は、釣銭用の紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ24に補充するための処理である。例えば、メニュー画面においてオペレータにより「補充」ボタンが選択されると、現金処理装置10は、紙幣投入口1および硬貨投入口20のシャッタを開放し、紙幣および硬貨の投入を誘導する入金誘導画面を操作表示部15に表示する。そして、紙幣投入口1および硬貨投入口20に紙幣および硬貨が投入されると、現金処理装置10は、投入された紙幣および硬貨を紙幣カセットおよび出金ホッパ24に収納するための制御を行う。
抜き取りは、現金精査のために現金処理装置10内の全ての紙幣・硬貨、若しくは、入金過多で溢れそうになった(フル検知された)紙幣カセットの紙幣や出金ホッパ24の硬貨を、紙幣投入口1や硬貨出金箱26に出金して抜き取る処理である。
精算集計は、それまでの出金および入金取引を集計し、売上額(入金合計―出金合計)を算出する処理である。例えば、メニュー画面においてオペレータにより「精算集計」ボタンが選択されると、現金処理装置10は、売上額と既に回収カセット7に収納した紙幣額との差分を売上移動金額として算出する。そして、現金処理装置10は、高額券の紙幣を優先して紙幣カセットから回収カセット7に移動させ、出金ホッパ24から硬貨を回収カセット7に移動させ、売上金を作成するための制御を行う。
回収は、オペレータによる売上金の回収を可能とするための処理である。例えば、メニュー画面においてオペレータにより「売上回収」ボタンが選択されると、現金処理装置10は装置扉を解錠し、回収カセット7の脱着誘導を操作表示部15に表示する。回収カセット7が脱着され、売上金がオペレータにより回収され、空の回収カセット7がセットされると、処理が完了する。オペレータは、回収した売上金を例えば金融機関などに入金する。
精査は、現金処理装置10内の有高を確認するための処理である。例えば、メニュー画面においてオペレータにより「精査」ボタンが選択されると、制御部150は、現金処理装置10の装置扉を解錠し、紙幣カセットからの紙幣の取り出し、および出金ホッパ24からの硬貨の取り出しを誘導する画面を操作表示部15に表示する。その後、オペレータにより紙幣および硬貨の取り出しが行われ、装置扉が閉められると、操作表示部15は、紙幣および硬貨の投入を誘導する画面を表示する。そして、現金処理装置10は、紙幣投入口1および硬貨投入口20から投入された紙幣および硬貨を計数する。ここで、紙幣鑑別部3により正常と判断された紙幣は紙幣一時保留部2に集積され、硬貨鑑別部21により正常と判断された硬貨は硬貨一時保留部22に集積される。また、紙幣鑑別部3によりリジェクトされた紙幣は紙幣投入口1から返却され、硬貨鑑別部21によりリジェクトされた硬貨は硬貨返却部23から返却される。また、操作表示部15は、計数により得られた合計金額を表示する。オペレータにより合計金額の確認操作が行われると、紙幣一時保留部2から紙幣カセットに紙幣が搬送され、紙幣カセットが当該紙幣を収納する。同様に、硬貨一時保留部22から出金ホッパ24に硬貨が搬送され、出金ホッパ24が当該硬貨を収納する。
以上説明した全ての取引の過程で、紙幣詰まりのような障害が発生した場合、オペレータは、復旧動作を指示するための復旧ボタンの選択、または、電源スイッチ19による電源OFF/ON操作により、現金処理装置に障害復旧動作を行わせる。
図4は、本実施形態による現金処理装置10の構成を示す説明図である。図4に示したように、本実施形態による現金処理装置10は、紙幣処理部11、硬貨処理部12、カードリーダ部13、印字部14、操作表示部15、制御部17、および記憶部18を有する。
なお、現金処理装置10は、オフラインで運用されてもよいし、店舗会計システムなどの上位サーバと連携してオンラインで運用されてもよい。現金処理装置10は、オンラインで運用される場合、LANなどで接続される上位サーバに対して各処理の結果を電文として送信する。
上記構成による現金処理装置10は、取引時において、紙幣詰まり等により障害が発生した場合の障害復旧動作に伴う現金返却のセキュリティを向上することが可能となる。以下、このような現金処理装置10の束出金時の動作処理について、図5〜図8を参照して具体的に説明する。
図5は、本実施形態による現金処理装置10の第1の動作処理を示すフローチャートである。図5に示すように、まずステップS204において、現金処理装置10の制御部17は、取引処理中に障害が発生すると、操作表示部15に、図2の上段に示す障害画面を表示する。
上記第1の動作処理では、残留現金を返却する場合に管理者の認証を行っていたが、第2の動作処理では、残留現金を返却する場合に、取引中のどの時点で障害が発生したかに応じて、管理者の認証が必要な場合と不要な場合とを判断することで、操作者の手間を省く。以下、図8を参照して具体的に説明する。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、障害復旧動作に伴う現金返却のセキュリティを向上することが可能である。
2 紙幣一時保留部
3 紙幣鑑別部
4 万券カセット
5 五千券カセット
6 千券カセット
7 回収カセット
8 リジェクト部
10 現金処理装置
11 紙幣処理部
12 硬貨処理部
13 カードリーダ部
14 印字部
15 操作表示部
17 制御部
171 認証部
18 記憶部
19 電源スイッチ
20 硬貨投入口
21 硬貨鑑別部
22 硬貨一時保留部
23 硬貨返却部
24 出金ホッパ
25 硬貨回収庫
26 硬貨出金箱
Claims (7)
- 現金処理装置であって、
前記現金処理装置の操作者を認証する認証部と、
前記認証部による認証が成功したことに基づき、前記現金処理装置の障害復旧動作時に所定領域に残留する現金の返却処理を制御する制御部と、
を備える、現金処理装置。 - 前記現金処理装置は、表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記現金処理装置の障害復旧動作時に前記所定領域に現金が残留していることに基づき、前記操作者による認証操作を誘導する認証誘導画面を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の現金処理装置。 - 前記制御部は、
所定種別の取引において前記現金処理装置の障害が発生したことに基づき、かつ、前記現金処理装置の障害復旧動作時に前記所定領域に現金が残留していることに基づき、前記認証誘導画面を前記表示部に表示させ、前記認証部による認証が成功したことに基づき前記現金の返却処理を制御し、
前記所定種別以外の取引において前記現金処理装置の障害が発生したことに基づき、前記認証誘導画面の表示および前記認証部による認証無しに、前記現金の返却処理を制御する、請求項2に記載の現金処理装置。 - 前記現金処理装置は、前記制御部により制御された前記現金の返却処理の内容を示す情報を印字する印字部をさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の現金処理装置。
- 前記現金処理装置は、前記制御部は前記認証部による認証が成功したことに基づき前記現金の返却処理を制御した場合、前記現金の返却処理に関連付けて前記認証部により認証された前記操作者を示す情報を記憶する記憶部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の現金処理装置。
- 前記制御部は、前記所定領域に残留する現金を排出口へ排出する返却処理を制御する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の現金処理装置。
- 現金処理装置の操作者を認証することと、
前記操作者の認証が成功したことに基づき、前記現金処理装置の障害復旧動作時に所定領域に残留する現金の返却処理を制御することと、
を含む、現金処理方法。
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---|---|---|---|---|
JP2013020653A (ja) * | 2012-10-29 | 2013-01-31 | Oki Electric Ind Co Ltd | 現金入出金機 |
JP2014081851A (ja) * | 2012-10-17 | 2014-05-08 | Oki Electric Ind Co Ltd | 現金処理装置 |
JP2014139710A (ja) * | 2013-01-21 | 2014-07-31 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙幣取扱装置、紙幣取扱方法 |
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2014
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