JP2016119882A - 緑茶抽出物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】生茶葉からカフェインを低減しつつ、非重合体カテキン類を効率よく回収し、かつ茶葉由来の風味の良好な緑茶抽出物の製造方法を提供すること。【解決手段】生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程Aと、工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程Bを備え、第1の溶媒がショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水であり、第2の溶媒が水である、カフェイン低減茶緑茶抽出物の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、緑茶抽出物の製造方法に関する。
緑茶葉には非重合体カテキン類が豊富に含まれており、緑茶抽出物を利用して非重合体カテキン類を飲食品に添加する方法が知られている。しかしながら、緑茶抽出物にはカフェイン等の夾雑物が含まれており、夾雑物の影響により茶葉本来の風味が損なわれやすい。
緑茶抽出物に含まれるカフェインを低減する技術として、例えば、緑茶抽出物を活性白土又は酸性白土と接触させる方法(特許文献1)、茶抽出物をアルカリ条件下、合成吸着剤と接触させる方法(特許文献2)等が知られている。また、生茶葉に含まれるカフェインを低減する方法として、例えば、生茶葉1kgに対して、70〜100℃の熱水50〜250Lを0.01MPa以上の水圧で吹き付ける方法(特許文献3)、生茶葉を乾燥し、乾燥茶葉を水にて抽出して抽出残渣を回収し、該抽出残渣を水で抽出する方法も提案されている(特許文献4)。
また、HLB11以上のショ糖脂肪酸エステル、又はHLB11以上のショ糖脂肪酸エステルと、ポリグリセリン脂肪酸エステル及び酵素処理レシチンよりなる群より選ばれた少なくとも1種以上とを抽出液に添加し、抽出又は煮込み操作を行うことにより、食品又は医薬原料より有効成分を効率よく抽出できることが報告されている(特許文献5)。
特開平6−142405号公報 特開平8−109178号公報 特開2007−60957号公報 特開2013−132229号公報 特開平10−225264号公報
緑茶抽出物の製造においては、摘採直後から生茶葉の発酵が進みやすいため、通常、摘採直後の生茶葉を蒸熱処理し、その後粗揉、揉捻、中揉、精揉及び乾燥の各工程を施した乾燥茶葉が原料として使用されている。乾燥茶葉を原料として使用した場合には、非重合体カテキン類が抽出されやすいものの、カフェイン等の夾雑物も同時に抽出されてしまうという課題がある。一方、生茶葉を原料として使用した場合には、前記従来技術に記載されるように生茶葉を熱水で処理することによりカフェインを低減できるものの、非重合体カテキン類が抽出され難いという課題がある。
本発明の課題は、生茶葉からカフェインを低減しつつ、非重合体カテキン類を効率よく回収し、かつ茶葉由来の風味の良好な緑茶抽出物の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、生茶葉を特定温度以上の特定溶媒と短時間接触させた後、接触処理後の茶葉を前記特定溶媒とは異なる特定溶媒にて抽出することにより、生茶葉からカフェインを低減しつつ、非重合体カテキン類を効率よく回収し、かつ茶葉由来の風味の良好な緑茶抽出物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程Aと、工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程Bを備え、
第1の溶媒がショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水であり、第2の溶媒が水である、緑茶抽出物の製造方法を提供するものである。
本発明はまた、生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程Aと、工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程Bを備え、
第1の溶媒が水であり、第2の溶媒がショ糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水である、緑茶抽出物の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、生茶葉からカフェインを低減しつつ、非重合体カテキン類を効率よく回収し、かつ茶葉由来の風味の良好な緑茶抽出物を工業的に有利に製造することができる。
〔緑茶抽出物の製造方法〕
本発明の緑茶抽出物の製造方法は、工程A及びBを含むものである。以下、各工程について詳細に説明する。
工程A
工程Aは、生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程である。これにより、生茶葉の発酵を抑制するとともに、生茶葉中のカフェインを除去することができる。
(生茶葉)
本明細書において「生茶葉」とは、摘採後、熱処理前の茶葉、又は摘採後、熱処理前に冷蔵若しくは冷凍保存した茶葉をいう。発酵抑制の観点から、生茶葉として、摘採後24時間以内のものを使用するか、又は摘採後24時間以内に冷蔵保存若しくは冷凍保存したものを使用することが好ましい。また、生茶葉として、摘採後、裁断又は粉砕したもの、ないしは摘採した状態の茶葉(フルリーフ)を使用することができるが、風味の観点から、摘採した状態の茶葉(フルリーフ)が好ましい。
生茶葉としては、一般に栽培されている茶品種であれば特に限定されないが、例えば、べにふうき、べにほまれ、べにふじ、べにひかり、やぶきた、あさつゆ、やまとみどり、まきのはらわせ、かなやみどり、やえほ、するがわせ、ゆたかみどり、おくむさし、おくみどり、おおいわせ、おくひかり、めいりょく、さみどり、こまかげ、やまなみ、みねかおり、はつもみじ、やまかい、からべに等を挙げることができる。生茶葉は、1種又は2種以上を適宜選択して使用することができる。茶葉の採取時期は、一番茶、二番茶、三番茶及び四番茶のいずれでもよい。また、摘採方法としては、二葉摘み、三葉摘み、普通摘み等を挙げることができる。なお、茶葉のみならず、茎も使用してもよい。
(第1の溶媒)
第1の溶媒は、ショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水である。
本発明においては、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルをそれぞれ単独で又は組み合わせて用いるだけでなく、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルのそれぞれにおいて、構成脂肪酸の種類、HLB、エステル化度及びグリセリンの平均重合度のうちの1以上が異なる1種又は2種以上を組み合わせて使用することもできる。
ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸としては、炭素数14〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸が挙げられる。具体例としては、例えば、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデカン酸、ステアリン酸、ノナデシル酸、アラキジン酸、ヘンイコシル酸、ベヘン酸、オレイン酸等を挙げることができる。中でも、構成脂肪酸としては、カフェイン除去、非重合体カテキン類の回収率の観点から、炭素数14〜22の飽和脂肪酸が好ましく、炭素数14〜18の飽和脂肪酸がより好ましく、炭素数16〜18の飽和脂肪酸が更に好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルは、モノエステル、ジエステル、トリエステル、テトラエステル、ペンタエステル、ヘキサエステル、ヘプタエステル及びオクタエステルのいずれの形態でもよい。ショ糖脂肪酸エステルは、通常、エステル化度の異なるショ糖脂肪酸エステルの混合物であり、モノエステル比率が、好ましく30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは50質量%以上のものが好適に用いられる。
また、ショ糖脂肪酸エステルのHLBは、カフェイン除去の観点から、3以上が好ましく、7以上がより好ましく、11以上が更に好ましく、そして16以下が好ましい。かかるHLBの範囲としては、好ましくは3〜16、より好ましくは7〜16、更に好ましくは11〜16である。なお、HLBの異なるショ糖脂肪酸エステルを併用する場合、HLBが上記範囲外のものを用いても差し支えないが、HLBの平均値が上記範囲内となるように適宜組み合わせて使用することが好ましい。HLBの平均値は、ショ糖脂肪酸エステルのHLBに、当該ショ糖脂肪酸エステルの含有質量比を乗じた値の総和として求められる。ここで、本明細書において「HLB」とは、界面活性剤の分野で通常使用される親水性−疎水性のバランスのことであり、カタログ等に掲載されているHLBの数値を参照することができる。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸としては、炭素数6〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸が挙げられる。具体例としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステルにおいて例示した構成脂肪酸の他、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸等を挙げることができる。中でも、カフェイン除去の観点から、構成脂肪酸としては、炭素数6〜22の飽和脂肪酸が好ましく、炭素数8〜18の飽和脂肪酸がより好ましく、炭素数8〜14の飽和脂肪酸が更に好ましい。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの原料であるポリグリセリンは、グリセリンの重縮合物であり、重合度分布を有し、直鎖状重合体ばかりでなく分岐状重合体や環状重合体等も含まれる。そのため、ポリグリセリン脂肪酸エステルは、ポリグリセリン骨格の異なる種々のエステル化度のポリグリセリン脂肪酸エステルを含む組成物となる。ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンは、グリセリンの平均重合度が、好ましくは2〜20、より好ましくは4〜12、更に好ましくは4〜10であり、例えば、テトラグリセリン(平均重合度4)、ヘキサグリセリン(平均重合度6)、オクタグリセリン(平均重合度8)、デカグリセリン(平均重合度10)等を挙げることができる。なお、平均重合度の異なるポリグリセリン脂肪酸エステルを併用する場合、グリセリンの平均重合度は、ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するグリセリンの平均重合度に、当該ポリグリセリン脂肪酸エステルの含有質量比を乗じた値の総和とする。
また、ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLBは、カフェイン除去の観点から、3以上が好ましく、5以上がより好ましく、12以上が更に好ましく、そして16以下が好ましい。かかるHLBの範囲としては、好ましくは3〜16、より好ましくは5〜16、更に好ましくは12〜16である。なお、HLBの異なるポリグリセリン脂肪酸エステルを併用する場合、HLBが上記範囲外のものを用いても差し支えないが、HLBの平均値が上記範囲内となるように適宜組み合わせて使用することが好ましい。HLBの平均値は、ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLBに、当該ポリグリセリン脂肪酸エステルの含有質量比を乗じた値の総和とする。
第1の溶媒中の界面活性剤の濃度は、界面活性剤由来の異味抑制、作業効率の観点から、0.15質量%未満が好ましく、0.12質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下が更に好ましい。また、カフェイン除去の観点から、第1の溶媒中の界面活性剤の濃度は、0.0005質量%以上が好ましく、0.001質量%以上がより好ましく、0.005質量%以上が更に好ましい。かかる界面活性剤濃度の範囲としては、第1の溶媒中に、好ましくは0.0005質量%以上0.15質量%未満、より好ましくは0.001〜0.12質量%、更に好ましくは0.005〜0.1質量%である。なお、第1の溶媒に含まれる水としては、例えば、水道水、蒸留水、イオン交換水、天然水等が挙げられ、適宜選択することができる。
また、本発明においては、第1の溶媒として、水を使用することもできる。水の種類は特に限定されず、水道水、蒸留水、イオン交換水、天然水等を適宜選択して使用することができる。
(接触処理)
生茶葉と第1の溶媒との接触方法としては、生茶葉の表面に第1の溶媒を接触させることができれば特に限定されないが、例えば、生茶葉を第1の溶媒に浸漬させる方法が挙げられ、浸漬中に攪拌することが好ましい。また、生茶葉に第1の溶媒をシャワー状に供給する方法等も挙げることができる。
第1の溶媒の温度は85℃以上であるが、発酵抑制、カフェイン除去の観点から、88℃以上が好ましく、92℃以上がより好ましく、95℃以上が更に好ましい。また、第1の溶媒の温度の上限は特に限定されないが、温度制御の容易さの点から、100℃以下が好ましく、99℃以下がより好ましい。かかる第1の溶媒の温度の範囲としては、好ましくは85〜100℃、より好ましくは88〜100℃、更に好ましくは92〜100℃、より更に好ましくは95〜100℃、殊更に好ましくは95〜99℃である。
第1の溶媒の使用量は、接触方法やスケールにより適宜選択することが可能であるが、発酵抑制、カフェイン除去の観点から、生茶葉に対して、5質量倍以上が好ましく、10質量倍以上がより好ましく、15質量倍以上が更に好ましい。また、非重合体カテキン類の抽出抑制の観点から、生茶葉に対して、100質量倍以下が好ましく、50質量倍以下がより好ましく、30質量倍以下が更に好ましい。第1の溶媒の使用量の範囲としては、生茶葉に対して、好ましくは5〜100質量倍、より好ましくは10〜50質量倍、更に好ましくは15〜30質量倍である。
接触時間は4分未満であるが、非重合体カテキン類の抽出抑制の観点から、3分以下が好ましく、2.5分以下がより好ましく、2分以下が更に好ましい。また、発酵抑制、カフェイン除去の観点から、接触時間は、10秒以上が好ましく、20秒以上がより好ましく、30秒以上が更に好ましい。かかる接触時間の範囲としては、好ましくは10秒から3分、より好ましくは20秒から2.5分、更に好ましくは30秒から2分である。
接触処理後、処理液と茶葉とを分離し茶葉を回収する。回収された茶葉は、次工程にそのまま使用することが可能であり、一般的な製茶工程、例えば、蒸熱、揉捻、乾燥等の処理や、裁断、粉砕等の処理を必ずしも要しない。また、分離した処理液は廃棄してよい。
茶葉の回収方法としては、例えば、濾過、遠心分離、膜処理等の固液分離が挙げられ、1種又は2種以上組み合わせて行うこともできる。
濾過は、例えば、濾紙、ステンレス等の金網等によるフィルタ分離を採用することができる。金網のメッシュサイズは処理液と茶葉とを分離できれば特に制限されないが、例えば、18〜300μmである。
遠心分離は、分離板型、円筒型、デカンター型などの一般的な機器を使用することができる。遠心分離条件は適宜選択可能であるが、例えば、温度は、好ましくは5〜70℃、更に好ましくは10〜40℃であり、回転数と時間は、例えば、分離板型の場合、好ましくは4000〜10000rpm、より好ましくは5000〜10000rpm、更に好ましくは6000〜10000rpmであって、好ましくは0.2〜30分、より好ましくは0.2〜20分、更に好ましくは0.2〜15分である。
膜処理としては、一般的な膜を用いて処理することができる。膜孔径としては、好ましくは0.1〜10μm、より好ましくは0.2〜5μm、更に好ましくは0.3〜1μmである。なお、膜孔径の測定方法としては、水銀圧入法、バブルポイント試験、細菌濾過法などを用いた一般的な測定方法が挙げられるが、バブルポイント試験で求めた値を用いることが好ましい。膜ろ過で使用する膜の材質としては、高分子、セラミック、ステンレス等を挙げることができる。
工程B
工程Bは、工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程である。これにより、生茶葉に含まれる非重合体カテキン類を収率よく回収することができる。ここで、本明細書において「非重合体カテキン類」とは、エピガロカテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びカテキンガレートからなるガレート体と、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びカテキンからなる非ガレート体を併せての総称である。なお、非重合体カテキン類の濃度は、上記8種の合計量に基づいて定義され、本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
(第2の溶媒)
工程Aにおいて、第1の溶媒としてショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水を使用した場合には、第2の溶媒として、水を使用する。水の種類は特に限定されず、水道水、蒸留水、イオン交換水、天然水等を適宜選択することができる。
一方、第1の溶媒として水を使用した場合には、第2の溶媒としてショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水を使用する。なお、ショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルの具体的構成は、前述の工程Aにおいて説明したとおりである。また、工程Aと同様に、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルをそれぞれ単独で又は組み合わせて用いるだけでなく、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルのそれぞれにおいて、構成脂肪酸の種類、HLB、エステル化度及びグリセリンの平均重合度のうちの1以上が異なる1種又は2種以上を組み合わせて使用することもできる。
ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸としては、非重合体カテキン類の回収の観点から、炭素数14〜22の飽和脂肪酸が好ましく、炭素数14〜18の飽和脂肪酸がより好ましく、炭素数16〜18の飽和脂肪酸が更に好ましい。また、ショ糖脂肪酸エステルとして、モノエステル比率が、好ましく30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは50質量%以上のものが好適に用いられる。
ショ糖脂肪酸エステルのHLBは、非重合体カテキン類の回収の観点から、3以上が好ましく、7以上がより好ましく、11以上が更に好ましく、そして16以下が好ましい。かかるHLBの範囲としては、好ましくは3〜16、より好ましくは7〜16、更に好ましくは11〜16である。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸としては、非重合体カテキン類の回収の観点から、炭素数6〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸が好ましく、炭素数8〜18の飽和脂肪酸がより好ましく、炭素数8〜14の飽和脂肪酸が更に好ましい。ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリンは、非重合体カテキン類の回収の観点から、グリセリンの平均重合度が、好ましくは2〜20、より好ましくは4〜12、更に好ましくは4〜10である。
ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLBは、非重合体カテキン類の回収の観点から、3以上が好ましく、5以上がより好ましく、12以上が更に好ましく、そして16以下が好ましい。かかるHLBの範囲としては、好ましくは3〜16、より好ましくは5〜16、更に好ましくは12〜16である。
第2の溶媒中の界面活性剤の濃度は、界面活性剤由来の異味抑制、作業効率の観点から、0.15質量%未満が好ましく、0.12質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下が更に好ましく、0.08質量%以下が更に好ましく、0.06質量%以下が更に好ましい。また、非重合体カテキン類の回収の観点から、第2の溶媒中の界面活性剤の濃度は、0.0005質量%以上が好ましく、0.001質量%以上がより好ましく、0.008質量%以上が更に好ましい。かかる界面活性剤濃度の範囲としては、第2の溶媒中に、好ましくは0.0005質量%以上0.15質量%未満、より好ましくは0.001〜0.12質量%、更に好ましくは0.008〜0.1質量%、より更に好ましくは0.008〜0.08質量%、殊更に好ましくは0.008〜0.06質量%である。なお、第2の溶媒に含まれる水としては、例えば、水道水、蒸留水、イオン交換水、天然水等を適宜選択することができる。
第2の溶媒の温度は、非重合体カテキン類の回収の観点から、90℃以上が好ましく、92℃以上がより好ましく、95℃以上が更に好ましい。また、第2の溶媒の温度の上限は特に限定されないが、温度制御の容易さの点から、100℃以下が好ましく、99℃以下がより好ましい。かかる第2の溶媒の温度の範囲としては、好ましくは90〜100℃、より好ましくは92〜100℃、更に好ましくは95〜100℃、より更に好ましくは95〜99℃である。
第2の溶媒の使用量は、抽出方法やスケールにより適宜選択することが可能であるが、非重合体カテキン類の回収の観点から、生茶葉に対して、5質量倍以上が好ましく、10質量倍以上がより好ましく、15質量倍以上が更に好ましい。また、夾雑物低減、風味の観点から、生茶葉に対して、100質量倍以下が好ましく、50質量倍以下がより好ましく、30質量倍以下が更に好ましい。第2の溶媒の使用量の範囲としては、生茶葉に対して、好ましくは5〜100質量倍、より好ましくは10〜50質量倍、更に好ましくは15〜30質量倍である。
(抽出)
抽出方法としては特に限定されず、例えば、ニーダー抽出、撹拌抽出、カラム抽出、ドリップ抽出等の公知の方法を採用することができる。
抽出時間は、非重合体カテキン類の回収の観点から、1分以上が好ましく、3分以上がより好ましく、5分以上が更に好ましく、また夾雑物低減、風味の観点から、30分以下が好ましく、20分以下がより好ましく、15分以下が更に好ましい。かかる抽出時間の範囲としては、好ましくは1〜30分、より好ましくは3〜20分、更に好ましくは5〜15分である。
抽出後、例えば、緑茶抽出物と抽出残渣とを固液分離し、緑茶抽出物を回収する。なお、固液分離は、工程Aと同様の方法を採用することができる。
このようして、カフェイン含有量を通常含まれる量よりも大幅に低減しつつ、非重合体カテキン類を収率よく回収し、かつ茶葉由来の風味の良好な緑茶抽出物の製造することができる。より具体的には、当該緑茶抽出物は、カフェインと非重合体カテキン類との質量比(カフェイン/非重合体カテキン類)が、好ましくは0.001〜0.1、より好ましくは0.005〜0.09、更に好ましくは0.01〜0.08、殊更に好ましくは0.01〜0.07である。また、非重合体カテキン類の回収率は、好ましくは60質量%以上、より好ましくは65質量%以上、更に好ましくは70質量%以上である。なお、「非重合体カテキン類の回収率」は、後掲の実施例に記載の方法に供して分析するものとする。
緑茶抽出物の形態としては、例えば、液体、スラリー、半固体、固体等の種々のものが挙げられる。緑茶抽出物の製品形態として液体が望ましい場合は、例えば、減圧濃縮、逆浸透膜濃縮等により濃縮することができる、また、粉体が望ましい場合は、例えば、噴霧乾燥や凍結乾燥等により乾燥し粉体化することが可能であり、濃縮と組み合わせて行うこともできる。
〔飲料〕
本発明の飲料は、前述の緑茶抽出物を配合したものである。
飲料中への緑茶抽出物の配合量は、適宜選択することが可能であるが、例えば、20℃における飲料のBrixが好ましくは0.15〜0.24、より好ましくは0.17〜0.22、更に好ましくは0.19〜0.21となるように、緑茶抽出物を配合することができる。この場合、水、他の茶抽出物等で希釈することも可能である。水としては、前述と同様のものが挙げられ、また他の茶抽出物としては、前述の緑茶抽出物以外の緑茶抽出物、紅茶抽出物、烏龍茶抽出物を挙げることができる。
本発明の飲料は、茶飲料でも、非茶系飲料であってもよい。茶飲料としては、例えば、緑茶飲料、烏龍茶飲料、紅茶飲料が挙げられる。また、非茶系飲料としては、例えば、果汁ジュース、野菜ジュース、スポーツ飲料、アイソトニック飲料、エンハンスドウォーター、ボトルドウォーター、ニアウォーター、コーヒー飲料、栄養ドリンク剤、美容ドリンク剤等の非アルコール飲料、ビール、ワイン、清酒、梅酒、発泡酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎、ラム、ジン、リキュール類等のアルコール飲料が挙げられる。なお、飲料の形態は特に限定されず、摂取しやすい形態であれば、液体、ゲル状、スラリー状等のいずれであってもよい。
更に、本発明の飲料には、香料、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、各種エステル類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス、野菜エキス、花蜜エキス、品質安定剤等の添加剤を1種又は2種以上を組み合わせて配合することができる。これら添加剤の配合量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜設定することができる。
本発明の飲料のpH(25℃)は、非重合体カテキン類の安定性の点から、好ましくは2〜7、より好ましくは3〜6.5、更に好ましくは3〜6である。
また、本発明の飲料は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、瓶等の通常の包装容器に充填して提供することができる。また、容器詰飲料は、加熱殺菌されていてもよく、加熱殺菌方法としては、適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであれば特に限定されるものではない。例えば、レトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、超高温殺菌法(UHT法)等を挙げることができる。また、容器詰飲料の容器の種類に応じて加熱殺菌法を適宜選択することも可能であり、例えば、金属缶のように、飲料を容器に充填後、容器ごと加熱殺菌できる場合にあってはレトルト殺菌を採用することができる。また、PETボトル、紙容器のようにレトルト殺菌できないものについては、飲料をあらかじめ上記と同等の殺菌条件で加熱殺菌し、無菌環境下で殺菌処理した容器に充填するアセプティック充填や、ホットパック充填等を採用することができる。
上記実施形態に関し、本発明は更に以下の緑茶抽出物の製造方法及び飲料を開示する。
<1>
生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程Aと、
工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程B
を備え、
第1の溶媒がショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水であり、
第2の溶媒が水である、
緑茶抽出物の製造方法。
<2>
第1の溶媒中の界面活性剤濃度が、好ましくは0.15質量%未満、より好ましくは0.12質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下であって、好ましくは0.0005質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.005質量%以上である、前記<1>記載の製造方法。
<3>
第1の溶媒中の界面活性剤濃度が、好ましくは0.0005質量%以上0.15質量%未満、より好ましくは0.001〜0.12質量%、更に好ましくは0.005〜0.1質量%である、前記<1>又は<2>記載の製造方法。
<4>
第1の溶媒中に含まれる水が、好ましくは水道水、蒸留水、イオン交換水及び天然水から選択される1種又は2種以上である、前記<1>〜<3>のいずれか一に記載の製造方法。
<5>
第2の溶媒が、好ましくは水道水、蒸留水、イオン交換水及び天然水から選択される1種又は2種以上である、前記<1>〜<4>のいずれか一に記載の製造方法。
<6>
生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程Aと、
工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程B
を備え、
第1の溶媒が水であり、
第2の溶媒がショ糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水である、
緑茶抽出物の製造方法。
<7>
第1の溶媒が、好ましくは水道水、蒸留水、イオン交換水及び天然水から選択される1種又は2種以上である、前記<6>記載の製造方法。
<8>
第2の溶媒中の界面活性剤濃度が、好ましくは0.15質量%未満、より好ましくは0.12質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下、更に好ましくは0.08質量%以下、更に好ましくは0.06質量%以下であって、好ましくは0.0005質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.008質量%以上である、前記<6>又は<7>記載の製造方法。
<9>
第2の溶媒中の界面活性剤濃度が、好ましくは0.0005質量%以上0.15質量%未満、より好ましくは0.001〜0.12質量%、更に好ましくは0.008〜0.1質量%、、より更に好ましくは0.008〜0.08質量%、殊更に好ましくは0.008〜0.06質量%である、前記<6>〜<8>のいずれか一に記載の製造方法。
<10>
第1の溶媒中に含まれる水が、好ましくは水道水、蒸留水、イオン交換水及び天然水から選択される1種又は2種以上である、前記<6>〜<9>のいずれか一に記載の製造方法。
<11>
生茶葉が、好ましくは摘採した状態の茶葉、更に好ましくはフルリーフである、前記<1>〜〜<10>のいずれか一に記載の製造方法。
<12>
生茶葉が、好ましくはべにふうき、べにほまれ、べにふじ、べにひかり、やぶきた、あさつゆ、やまとみどり、まきのはらわせ、かなやみどり、やえほ、するがわせ、ゆたかみどり、おくむさし、おくみどり、おおいわせ、おくひかり、めいりょく、さみどり、こまかげ、やまなみ、みねかおり、はつもみじ、やまかい、及びからべにから選択される1種又は2種以上である、前記<1>〜〜<11>のいずれか一に記載の製造方法。
<13>
ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸が、好ましくは炭素数14〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸であり、より好ましくは炭素数14〜22の飽和脂肪酸であり、更に好ましくは炭素数14〜18の飽和脂肪酸であり、より更に好ましくは炭素数16〜18の飽和脂肪酸である、前記<1>〜〜<12>のいずれか一に記載の製造方法。
<14>
ショ糖脂肪酸エステルは、モノエステル比率が、好ましく30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは50質量%以上のものである、前記<1>〜<13>のいずれか一に記載の製造方法。
<15>
ショ糖脂肪酸エステルのHLBが、好ましくは3以上、より好ましくは7以上、更に好ましくは11以上であって、好ましくは16以下である、前記<1>〜<14>のいずれか一に記載の製造方法。
<16>
ショ糖脂肪酸エステルのHLBが、好ましくは3〜16、より好ましくは7〜16、更に好ましくは11〜16である、前記<1>〜<15>のいずれか一に記載の製造方法。
<17>
ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂肪酸が、好ましくは炭素数6〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸であり、より好ましくは炭素数6〜22の飽和脂肪酸であり、更に好ましくは炭素数8〜18の飽和脂肪酸であり、より更に好ましくは炭素数8〜14の飽和脂肪酸である、前記<1>〜<16>のいずれか一に記載の製造方法。
<18>
ポリグリセリン脂肪酸エステルは、グリセリンの平均重合度が、好ましくは2〜20、より好ましくは4〜12、更に好ましくは4〜10である、前記<1>〜<17>のいずれか一に記載の製造方法。
<19>
ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLBが、好ましくは3以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは12以上であって、好ましくは16以下である、前記<1>〜<18>のいずれか一に記載の製造方法。
<20>
ポリグリセリン脂肪酸エステルのHLBが、好ましくは3〜16、より好ましくは5〜16、更に好ましくは12〜16である、前記<1>〜<19>のいずれか一に記載の製造方法。
<21>
界面活性剤のHLBが、好ましくは3〜16、より好ましくは5〜16、更に好ましくは12〜16である、前記<1>〜<20>のいずれか一に記載の製造方法。
<22>
生茶葉と第1の溶媒との接触方法が、好ましくは生茶葉を第1の溶媒に浸漬させる方法、生茶葉を第1の溶媒に攪拌しながら浸漬させる方法、又は生茶葉に第1の溶媒をシャワー状に供給する方法である、前記<1>〜<21>のいずれか一に記載の製造方法。
<23>
第1の溶媒の温度が、好ましくは88℃以上、より好ましくは92℃以上、更に好ましくは95℃以上であって、好ましくは100℃以下、より好ましくは99℃以下である、前記<1>〜<22>のいずれか一に記載の製造方法。
<24>
第1の溶媒の温度が、好ましくは85〜100℃、より好ましくは88〜100℃、更に好ましくは92〜100℃、より更に好ましくは95〜100℃、殊更に好ましくは95〜99℃である、前記<1>〜<23>のいずれか一に記載の製造方法。
<25>
第1の溶媒の使用量が、生茶葉に対して、好ましくは5質量倍以上、より好ましくは10質量倍以上、更に好ましくは15質量倍以上であって、好ましくは100質量倍以下、より好ましくは50質量倍以下、更に好ましくは30質量倍以下である、前記<1>〜<24>のいずれか一に記載の製造方法。
<26>
第1の溶媒の使用量が、生茶葉に対して、好ましくは5〜100質量倍、より好ましくは10〜50質量倍、更に好ましくは15〜30質量倍である、前記<1>〜<25>のいずれか一に記載の製造方法。
<27>
接触時間が、好ましくは3分以下、より好ましくは2.5分以下、更に好ましくは2分以下であって、好ましくは10秒以上、より好ましくは20秒以上、更に好ましくは30秒以上である、前記<1>〜<26>のいずれか一に記載の製造方法。
<28>
接触時間が、好ましくは10秒から3分、より好ましくは20秒から2.5分、更に好ましくは30秒から2分である、前記<1>〜<27>のいずれか一に記載の製造方法。
<29>
接触処理後、好ましくは処理液と茶葉とを固液分離し、茶葉を回収する、前記<1>〜<28>のいずれか一に記載の製造方法。
<30>
固液分離が、好ましくは濾過、遠心分離、及び膜処理から選択される1種又は2種以上である、前記<29>記載の製造方法。
<31>
第2の溶媒の温度が、好ましくは90℃以上、より好ましくは92℃以上、更に好ましくは95℃以上であって、好ましくは100℃以下、より好ましくは99℃以下である、前記<1>〜<30>のいずれか一に記載の製造方法。
<32>
第2の溶媒の温度が、好ましくは90〜100℃、より好ましくは92〜100℃、更に好ましくは95〜100℃、より更に好ましくは95〜99℃である、前記<1>〜<31>のいずれか一に記載の製造方法。
<33>
第2の溶媒の使用量が、生茶葉に対して、好ましくは5質量倍以上、より好ましくは10質量倍以上、更に好ましくは15質量倍以上であって、好ましくは100質量倍以下、より好ましくは50質量倍以下、更に好ましくは30質量倍以下である、前記<1>〜<32>のいずれか一に記載の製造方法。
<34>
第2の溶媒の使用量が、生茶葉に対して、好ましくは5〜100質量倍、より好ましくは10〜50質量倍、更に好ましくは15〜30質量倍である、前記<1>〜<33>のいずれか一に記載の製造方法。
<35>
抽出方法が、好ましくはニーダー抽出、撹拌抽出、カラム抽出、又はドリップ抽出である、前記<1>〜<34>のいずれか一に記載の製造方法。
<36>
抽出時間が、好ましくは1分以上、より好ましくは3分以上、更に好ましくは5分以上であって、好ましくは30分以下、より好ましくは20分以下、更に好ましくは15分以下である、前記<1>〜<35>のいずれか一に記載の製造方法。
<37>
抽出時間が、好ましくは1〜30分、より好ましくは3〜20分、更に好ましくは5〜15分である、前記<1>〜<36>のいずれか一に記載の製造方法。
<38>
抽出後、好ましくは緑茶抽出物と抽出残渣とを固液分離し、緑茶抽出物を回収する、前記<1>〜<37>のいずれか一に記載の製造方法。
<39>
固液分離が、好ましくは濾過、遠心分離、及び膜処理から選択される1種又は2種以上である、前記<38>記載の製造方法。
<40>
当該緑茶抽出物は、カフェインと非重合体カテキン類との質量比(カフェイン/非重合体カテキン類)が、好ましくは0.001〜0.1、より好ましくは0.005〜0.09、更に好ましくは0.01〜0.08、殊更に好ましくは0.01〜0.07である、前記<1>〜<39>のいずれか一に記載の製造方法。
<41>
当該緑茶抽出物は、非重合体カテキン類の回収率は、好ましくは60質量%以上、より好ましくは65質量%以上、更に好ましくは70質量%以上である、前記<1>〜<40>のいずれか一に記載の製造方法。
<42>
緑茶抽出物の形態が、好ましくは液体、スラリー、半固体、又は固体である、前記<1>〜<41>のいずれか一に記載の製造方法。
<43>
工程B後、緑茶抽出物を濃縮する工程、及び/又は緑茶抽出物を乾燥する工程を有する、前記<1>〜<42>のいずれか一に記載の製造方法。
<44>
前記<1>〜<43>のいずれか一に記載の製造方法により得られた緑茶抽出物を配合した飲料。
<45>
緑茶抽出物を、20℃における飲料のBrixが好ましくは0.15〜0.24、より好ましくは0.17〜0.22、更に好ましくは0.19〜0.21となるように配合する、前記<44>記載の飲料。
<46>
好ましくは水、前記緑茶抽出物以外の緑茶抽出物、紅茶抽出物、及び烏龍茶抽出物から選択される1種又は2種以上により希釈したものである、前記<44>又は<45>記載の飲料。
<47>
好ましくは茶飲料(例えば、緑茶飲料、烏龍茶飲料又は紅茶飲料)、又は非茶系飲料(例えば、非アルコール飲料又はアルコール飲料)である、前記<44>〜<46>のいずれか一に記載の飲料。
<48>
好ましくは香料、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、各種エステル類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、酸味料、果汁エキス、野菜エキス、花蜜エキス、及び品質安定剤から選択される1種又は2種以上を配合したものである、前記<44>〜<47>のいずれか一に記載の飲料。
<49>
pH(25℃)が、好ましくは2〜7、より好ましくは3〜6.5、更に好ましくは3〜6である、前記<44>〜<48>のいずれか一に記載の飲料。
<50>
好ましくは容器詰飲料である、前記<44>〜<49>のいずれか一に記載の飲料。
<51>
容器が、好ましくはポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、又は瓶である、前記<50>記載の飲料。
<52>
好ましくは加熱殺菌されたものである、前記<44>〜<51>のいずれか一に記載の飲料。
<53>
加熱殺菌が、好ましくは適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するもの、更に好ましくはレトルト殺菌、高温短時間殺菌(HTST)、又は超高温殺菌(UHT)である、前記<52>記載の飲料。
1.非重合体カテキン類及びカフェインの分析
純水で希釈した試料を、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP、島津製作所製)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。なお、グラディエント条件は以下の通りである。
濃度勾配条件(体積%)
時間 A液濃度 B液濃度
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
60分 97% 3%
2.カフェインの除去率
カフェインの除去率は、98℃の熱水に浴比が100倍となる量の生茶葉を投入し、30分間撹拌抽出を行って得られた緑茶抽出物中のカフェイン量を100(全抽出量)とし、その値に対して工程Aを経て得られた処理液中のカフェイン量との比率より求めた。
3.非重合体カテキン類の回収率
非重合体カテキン類の回収率は、98℃の熱水に浴比が100倍となる量の生茶葉を投入し、30分間撹拌抽出を行って得られた緑茶抽出物中の非重合体カテキン類量を100(全抽出量)とし、その値に対して工程A及び工程Bを経て得られた緑茶抽出物中の非重合体カテキン類量との比率を求めた。
4.Brixの測定
試料を、20℃にて糖度計(Atago RX−5000、Atago社製)を用いて測定した。
5.官能評価
各緑茶抽出物を、Brix(20℃)が0.20となるように蒸留水で希釈し緑茶飲料を調製した。次いで、各緑茶飲料を専門パネル3名が飲用し、茶葉由来の風味、界面活性剤由来の異味について下記の5段階で評価し、その後協議により最終スコアを決定した。
茶葉由来の風味の評価基準
評点5:常飲する茶飲料より苦味や雑味が極めて少なく、風味が良好である。
4:常飲する茶飲料より苦味や雑味が少ない。
3:抽出強度不足により、常飲する茶飲料より味が薄い。
2:常飲する茶飲料よりカフェイン由来の苦味や雑味が多い。
1:常飲する茶飲料よりカフェイン由来の苦味に加え、雑味も極めて多い。
界面活性剤由来の異味の評価基準
評点5:界面活性剤の影響を全く感じることなく、常飲する茶飲料よりも風味が良好である。
4:常飲する茶飲料に近く、風味バランスも良い。
3:やや界面活性剤の影響を受けて、常飲する茶飲料より風味バランスが崩れている。
2:界面活性剤由来のニオイや雑味が多い。
1:界面活性剤由来のニオイと雑味に加え、常飲する茶飲料と異なる苦味も極めて多い。
実施例1
(1)工程A
HLB16のショ糖脂肪酸エステル(リョトーシュガーエステルS−1670、三菱化学フーズ社製)を含有する、98℃の熱水2000gに、フルリーフの生茶葉(2014年産八女産弐番茶)100gを入れ、シリコーン製ヘラで1分間撹拌を行った後、目開き150μmの金網で処理液と茶葉とを濾別して茶葉を回収した。なお、第1の溶媒中の界面活性剤濃度は、0.1質量%であった。
(2)工程B
98℃の熱水2000gに工程A後の茶葉を入れ、一定速度で10分間撹拌抽出した後、目開き150μmの金網で濾別し、緑茶抽出物を得た。
そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例2〜4
工程Aにおいて、第1の溶媒中の界面活性剤濃度を表1に示す濃度に変更したこと以外は、実施例1と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表1に示す。
実施例5〜8
工程Aにおいて、界面活性剤の種類を表1に示すものに変更したこと以外は、実施例1と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例1
工程Aにおいて、第1の溶媒として水を使用したこと以外は、実施例1と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表1に示す。
比較例2
工程Aにおいて、生茶葉の代わりに乾燥茶葉を用いたこと以外は、実施例1と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表1に示す。
Figure 2016119882
実施例9
(1)工程A
98℃の熱水2000gに、フルリーフの生茶葉(2014年産八女産弐番茶)を100g入れ、シリコーン製ヘラで1分間撹拌を行った後、目開き150μmの金網で処理液と茶葉とを濾別して茶葉を回収した。
(2)工程B
HLB16のショ糖脂肪酸エステル(リョトーシュガーエステルS−1670、三菱化学フーズ社製)を含有する、98℃の熱水2000gに、工程A後の茶葉を入れ、泡立たないように一定速度で10分間撹拌抽出した後、目開き150μmの金網で濾別し、緑茶抽出物を得た。なお、第2の溶媒中の界面活性剤濃度は、0.05質量%であった。
そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例10〜13
工程Bにおいて、第2の溶媒中の界面活性剤濃度を表2に示す濃度に変更したこと以外は、実施例9と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例14、15
工程Bにおいて、界面活性剤の種類を表2に示すものに変更したこと以外は、実施例9と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表2に示す。
実施例16
工程Aにおいて、第1の溶媒の温度を85℃に変更したこと以外は、実施例13と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表2に示す。
比較例3
工程Aにおいて、第1の溶媒の温度を80℃に、接触時間を4分に、それぞれ変更したこと以外は、実施例13と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表2に示す。
比較例4
工程Aにおいて、接触時間を4分に変更したこと以外は、実施例13と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表2に示す。
比較例5
工程Aにおいて、生茶葉の代わりに乾燥茶葉を用い、接触時間を10分に変更したこと以外は、実施例13と同様にして緑茶抽出物を得た。そして、得られた緑茶抽出物について分析、官能評価を行った。その結果を表2に示す。
Figure 2016119882
表1、2から、生茶葉を85℃以上の特定溶媒と短時間接触させた後、接触処理後の茶葉を前記特定溶媒とは異なる特定溶媒にて抽出することにより、生茶葉からカフェインを低減しつつ、非重合体カテキン類を効率よく回収し、かつ茶葉由来の風味の良好な緑茶抽出物が得られることが分かる。

Claims (7)

  1. 生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程Aと、
    工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程B
    を備え、
    第1の溶媒がショ糖脂肪酸エステル及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水であり、
    第2の溶媒が水である、
    緑茶抽出物の製造方法。
  2. 第1の溶媒中の界面活性剤濃度が0.15質量%未満である、請求項1記載の製造方法。
  3. 生茶葉を、85℃以上の第1の溶媒と4分間未満接触させる工程Aと、
    工程A後の茶葉を、第2の溶媒にて抽出する工程B
    を備え、
    第1の溶媒が水であり、
    第2の溶媒がショ糖脂肪酸エステル又はポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1以上の界面活性剤を含む水である、
    緑茶抽出物の製造方法。
  4. 第2の溶媒中の界面活性剤濃度が0.15質量%未満である、請求項3記載の製造方法。
  5. 界面活性剤のHLBが3〜16である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 第1の溶媒の使用量が生茶葉に対して5〜100質量倍である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造方法。
  7. 第2の溶媒の使用量が生茶葉に対して5〜100質量倍である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の製造方法。
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