JP2016118816A - 表示システム、表示方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】店内を移動しているお客様に積極的に商品等の情報を提示すること。【解決手段】投影系21〜25を備えた複数のサイネージ装置(10A〜10D)を含む表示システムにおいて、マスタ機のCPU32により、複数台の装置(10A〜10D)の表示部の前を移動する人物の位置を各撮像部IMで検出させ、検出した人物の位置に応じて複数の表示装置の投影系21〜25で画像を表示させ、画像を表示させた(n−1)台の装置(10A〜10D)の投影系21〜25に対する、人物の視認状態を各撮像部IMで検出させ、検出した人物の状態と人物の位置に応じて表示装置の投影系21〜25でさらなる画像を表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば店舗内で商品画像を表示する装置等に好適な表示システム、表示方法及びプログラムに関する。
従来、商品画面を利用する利用者の商品画面への注視結果をこの商品画面での表示形態にフィードバックし、利用者に好適な画面表示を提供するべく、注視された商品の画像を強調して表示するようにした技術が提案されている。(例えば、特許文献1)
特開2012−022589号公報
上記特許文献に記載された技術では、商品の一覧画像中で利用者に注視された商品を強調した表示に代えるような処理を実行している。この種の装置は、店舗内の商品売り場に設置されるもので、足を止めて提示内容を視聴して戴ける利用者を前提としており、足を休めずに装置前を移動するような、より多くの一般的な利用者(来店客)には対応していない。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、店内を移動しているお客様に積極的に商品等の情報を提示することが可能な表示システム、表示方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、表示部を備えた複数の表示装置を含む表示システムであって、上記複数の表示装置の表示部の前を移動する人物の位置を検出する第1の検出部と、上記第1の検出部で検出した人物の位置に応じて上記複数の表示装置の表示部で画像を表示させる第1の表示制御部と、上記第1の表示制御部で画像を表示させた上記複数の表示装置の表示部に対する、人物の状態を検出する第2の検出部と、上記第2の検出部で検出した人物の状態と、上記第1の検出部で検出した人物の位置と、に応じて上記表示装置の表示部で画像を表示させる第2の表示制御部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、店内を移動しているお客様に積極的に商品等の情報を提示することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るサイネージ装置単体の外観構成を示す斜視図。 同実施形態に係るサイネージ装置単体の主として電子回路の機能構成を示すブロック図。 同実施形態に係る複数のサイネージ装置を隣接して有線接続し、表示システムを構築した場合の接続方法の一例を示す図。 同実施形態に係るマスタ機となるサイネージ装置のCPUが実行する処理内容を示すフローチャート。 同実施形態に係る4台のサイネージ装置からなる表示システム前を移動する人物と各サイネージ装置でのコンテンツ再生状態を例示する図。 同実施形態に係る4台のサイネージ装置からなる表示システム前を移動する人物と各サイネージ装置でのコンテンツ再生状態を例示する図。
以下、本発明を店舗で使用されるサイネージシステムに適用した場合の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、同システムを構成する複数のサイネージ装置10単体の外観構成を示す斜視図である。サイネージ装置10は、プロジェクタ技術を用いた電子マネキンであり、装置筐体11の上面前端側に、交換可能な矩形状のサイネージボードSB(表示部)が立設される。
サイネージボードSBは、装置筐体11の上面に設けられた、図示しないリアプロジェクション方式の投影レンズから出射された光像が背面側から投影されることで画像を表示する。
このサイネージボードSBの下部には複数、ここでは4個の操作ボタンB1〜B4を合わせて投影しており、当該ボタン中のいずれかを閲覧者がタッチ操作した場合、ボード取付け基部に配列された、それぞれが指向性を有するライン状の赤外線センサアレイにより当該操作位置が検知可能となっている。
さらに装置筐体11の前面には、このサイネージ装置10の前面側の環境を撮影するための広角光学系の撮像部IMと、人感センサPEとを備える。
次に図2により上記サイネージ装置10単体の主として電子回路の機能構成を説明する。コンテンツメモリ20には予め各種商品に関するそれぞれ長短2バージョンのコンテンツデータが記憶される。これらコンテンツデータはそれぞれ、画像データ及び音データ等から構成される。コンテンツデータ中の画像データは、後述するCPU32により読出され、システムバスBSを介して投影画像駆動部21に送られる。
上記投影画像駆動部21は、送られてきた画像データに応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば120[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、表示素子であるマイクロミラー素子22を表示駆動する。
このマイクロミラー素子22は、アレイ状に配列された複数個、例えばWXGA(横1280画素×縦768画素)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して表示動作することで、その反射光により光像を形成する。
一方で、光源部23から時分割でR,G,Bの原色光が循環的に出射される。光源部23は、半導体発光素子であるLEDを有し、R,G,Bの原色光を時分割で繰返し出射する。光源部23が有するLEDは、広義でのLEDとして、LD(半導体レーザ)や有機EL素子を含むものとしても良い。
また、LEDから出射された光を蛍光体に照射することで励起される、元の光とは波長が異なる原色光を用いるものとしても良い。この光源部23からの原色光が、ミラー24で全反射して上記マイクロミラー素子22に照射される。
そして、マイクロミラー素子22での反射光で光像が形成され、形成された光像が投影レンズ部25を介して上記サイネージボードSBの背面に投射される。
上記撮像部IMは、サイネージ装置10の正面方向を向いた広角系の撮影レンズ部27、及びこの撮影レンズ部27の焦点位置に配設された固体撮像素子であるCMOSイメージセンサ28を含む。
CMOSイメージセンサ28で得られる画像信号は、A/D変換器29でデジタル化された後、撮影画像処理部30に送られる。
この撮影画像処理部30は、上記CMOSイメージセンサ28を走査駆動して撮影動作を実行させ、撮影により得た画像データをデータファイル化して、後述するCPU32に送出する。
また撮影画像処理部30は、例えば得られる画像のコントラスト評価値に基づいて上記撮影レンズ部27の一部を構成するフォーカスレンズの位置をレンズ光軸に沿って可変制御し、最もコントラスト評価値の高い位置を合焦位置とする自動合焦動作を実行させて、対象物までの距離情報を取得すると共に、その自動合焦動作に伴う撮影画像中の対象物の位置、範囲、経時的な位置の変化から対象物の大きさや移動速度等を検出する。
さらに撮影画像処理部30は、CPU32の制御の下に、撮影により得た画像データが示す画像中から人物の顔認識処理を行ない、顔部分の画像領域を抽出すると共に、当該人物の視線方向を抽出する。
上記各回路の動作すべてをCPU32が制御する。このCPU32は、メインメモリ33及びプログラムメモリ34と直接接続される。メインメモリ33は、例えばSRAMで構成され、CPU32のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ34は、電気的書換可能な不揮発性メモリ、例えばフラッシュROMで構成され、CPU32が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。
CPU32は、上記プログラムメモリ34に記憶されている動作プログラムや定型データ等を読出し、メインメモリ33に展開して記憶させた上で当該プログラムを実行することにより、このサイネージ装置10自体及び後述するような他のサイネージ装置10を統括して制御する。
上記CPU32は、操作部35からの操作信号に応じて各種投影動作を実行する。この操作部35は、サイネージ装置10の本体に備える、電源キーを含むいくつかの操作キーのキー操作信号、または上記サイネージボードSBの一部に仮想的に投影する操作ボタンB1〜B4への操作を検出する、上記赤外線センサアレイからの検出信号を受付け、受付けた操作に応じた信号を上記CPU32へ送出する。
上記CPU32はさらに、上記システムバスBSを介して音処理部36、無線LANインタフェース(I/F)38、有線インタフェース(I/F)40、上記人感センサPEと接続される。
音処理部36は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に上記コンテンツメモリ20から読出されるコンテンツデータ中の音データをアナログ化し、スピーカ部37を駆動して放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
無線LANインタフェース38は、無線LANアンテナ39を介して図示しない最寄りの無線LANルータと接続し、データの送受を行なう。
有線インタフェース40は、例えば隣接する他のサイネージ装置10と有線接続することによりデータの送受を行なう。
人感センサPEは、例えば焦電型赤外線センサと受光レンズ光学系で構成され、上記撮像部IMでの撮影範囲内に人物が存在するか否かを検出する。
図3は、上記サイネージ装置10を複数台、例えば3台以上隣接して有線接続し、表示システムを構築した場合の接続方法の一例を示す。同図では、上記システムを構成する一部のサイネージ装置10A,10B,10Cの筐体背面側において、デイジーチェーン状のパラレルインタフェース接続を行なうものとして、ケーブルCV1,CV2により有線接続した状態を示している。
次に上記実施形態の動作について説明する。
図4は、複数台、例えば4台のサイネージ装置10A〜10Dを図3で示した如く接続して、1台のマスタ機と3台のスレーブ機とによる表示システムを構築した場合に、マスタ機となるサイネージ装置10X(X=A〜Dのいずれか)のCPU32がプログラムメモリ34から読出した動作プログラムをメインメモリ33に展開して実行する処理内容である。
その当初、マスタ機のCPU32は、4台のサイネージ装置10A〜10Dでそれぞれ連動して撮像部IMにより各端末前に位置する人物の画像撮影を連続して実行させ、得られる時系列の画像データに対する顔認識処理とその位置の経緯を判断することで、各サイネージ装置10A〜10Dで再生するコンテンツを視聴している人物、及び操作ボタンB1〜B4等を操作している人物の数をカウントする(ステップS101)。
このカウント結果を集計するマスタ機のCPU32は、足を止めている人物の数が「0(ゼロ)」で、且つサイネージ装置10を操作している人物の数も「0(ゼロ)」であるか否かにより、本システム前を移動する人物を対象としたアイキャッチ再生を行なえる状態か否かを判断する(ステップS102)。
ここで足を止めている人物が少なくとも一人存在するか、またはサイネージ装置10を操作している人物が少なくとも一人存在し、本システム前を移動する人物を対象としたアイキャッチ再生を行なえる状態ではないと判断した場合(ステップS102のNo)、マスタ機のCPU32は、各サイネージ装置10A〜10Dにてそれぞれ予め設定されているデフォルトの広告商品に関するコンテンツデータを再生した上で(ステップS103)、再び上記ステップS101からの処理に戻る。
こうしてステップS101〜S103の処理を繰返し実行し、各サイネージ装置10A〜10Dにてそれぞれ予め設定されているデフォルトの広告商品に関するコンテンツデータを再生しながら、アイキャッチ再生を行なえる状態となるのを待機する。
その後、サイネージ装置10A〜10Dの前で足を止めている人物が一人もおらず、且つサイネージ装置10を操作している人物も一人もいないと判断した場合(ステップS102のYes)、マスタ機のCPU32は、本システム前を移動する人物を対象としたアイキャッチ再生を行なえる状態となったものとして、次に各サイネージ装置10A〜10Dの特に両端に位置するサイネージ装置10A,10Dの各人感センサPEの検出出力と、各撮像部IMで得た画像により、サイネージ装置10Aの撮像部IMで得られる画像の右端側から、あるいはサイネージ装置10Dの撮像部IMで得られる画像の左端側からこのシステムの前側に侵入するような、左右いずれかからシステム前の範囲に入ってくる人物が存在するか否かを判断する(ステップS104)。
ここでシステム前の範囲に入ってくる人物が存在しないと判断した場合(ステップS104のNo)、再び上記ステップS101からの処理に戻る。
そしてステップS104において、サイネージ装置10Aの撮像部IMで得られる画像の右端側から、あるいはサイネージ装置10Dの撮像部IMで得られる画像の左端側からこのシステムの前の範囲に入ってくる人物が存在すると判断した時点で(ステップS104のYes)、次にマスタ機のCPU32は、その人物の移動方向を基準として、全サイネージ装置10A〜10Dの4(n=4)台中、最下流側の一台を除いて、残る上流側の3(=n−1)台の装置においてそれぞれ異なる商品の短いバージョンのコンテンツデータを再生させる(ステップS105)。
図5は、人物GSが向かって左端のサイネージ装置10A側から歩いてきて、サイネージ装置10A〜10D前を矢印W方向に移動している状態を示す。ここでは人物GSの移動方向Wに合わせて、最下流側のサイネージ装置10Dを除いて、上流側の3台のサイネージ装置10A〜10Cにおいてそれぞれ異なるデジタルカメラの短いバージョンのコンテンツデータを再生している。
このときマスタ機のCPU32は、4台のサイネージ装置10A〜10Dの撮像部IMで得られる画像中の人物GSの経時的な位置の変化からその移動速度を算出する(ステップS106)。
さらに同CPU32は、当該人物GSの顔認識を行ない、その顔を向けている方向を検出すると共に(ステップS107)、その視線の方向と注視時間とを検出、計測する(ステップS108)。
これらの処理結果に基づき、サイネージ装置10A〜10Cで表示している3つの商品(デジタルカメラ)の中で人物GSが最も興味をもったと思われる商品を選出すると共に(ステップS109)、人物GSが最下流側のサイネージ装置10Dに到達するタイミングに合わせて、選出した商品に関する長いバージョンのコンテンツデータをサイネージ装置10D内のコンテンツメモリ20より読出させて、そのままサイネージ装置10Dで再生させる(ステップS110)。
図6は、人物GSの移動方向及び人物GSの位置に応じて最下流側のサイネージ装置10Dで、人物GSが最も注視していたと思われる商品のコンテンツデータを再生している状態を示す。このときにマスタ機のCPU32は、主としてサイネージ装置10Dの撮像部IMで得た画像中の人物GSの位置が移動しているか否かにより、当該サイネージ装置10Dで商品のコンテンツを再生させたことにより人物GSの足止めが成功したか否かを判断する(ステップS111)。
ここで人物GSの位置が移動しておらず、サイネージ装置10Dでの商品のコンテンツ再生により人物GSの足止めが成功したと判断した場合(ステップS111のYes)、当該CPU32は、サイネージ装置10Dでのコンテンツ再生を最後まで実行させた上で(ステップS112)、再び上記ステップS101からの処理に戻り、通常のコンテンツ再生状態から次の人物が到来するのを待機する。
また上記ステップS111において、人物GSの位置が移動しており、サイネージ装置10Dでの商品のコンテンツ再生により人物GSの足止めが成功しなかったと判断した場合(ステップS111のNo)、当該CPU32は、サイネージ装置10Dでのコンテンツ再生を直ちに停止して再び上記ステップS101からの処理に戻り、通常のコンテンツ再生状態から次の人物が到来するのを待機する。
以上詳述した如く本実施形態によれば、店内を移動している人物GSに積極的に商品等の情報を提示することが可能となる。
特に上記実施形態では、人物GSの移動速度を算出し、その算出した移動速度に応じて、移動方向の最下流側のサイネージ装置10Dでコンテンツデータを再生するタイミングを合わせるものとしたので、タイミングの設定の仕方によって、より高いアイキャッチ効果を得ることができる。
また上記実施形態では、顔認識技術により人物GSの顔の向きと視線の方向とを検出することで、注視されたと思われる商品の推定を行なうものとしたので、画像撮影の技術分野では広く普及しつつある顔認識技術を応用して注視された商品の推定を行なうことにより、画像処理による負担を軽減しながら、注視された商品の推定が実行できる。
加えて上記実施形態では、コンテンツデータが画像データと音声データとからなり、特に人物GSの移動方向に応じて最下流側に位置するサイネージ装置10Dにおいてそれら画像及び音声からなるコンテンツデータを再生するものとしたので、総合的なコンテンツにより訴求力のある提示を行なうことができる。
さらに上記実施形態では、店舗に設置される表示システムとして、複数の商品の画像を1台の装置を除く他の装置において平行して実施し、それらの商品の中で最も注視されたと推定される商品に関する画像を残る1台の装置において念入りに提示するようにしたため、人物GSの興味の度合いにより当該店舗で直接購買に至る可能性が高く、販売促進上も高い効果を見込むことができる。
なお上記実施形態では、4台のサイネージ装置10A〜10Dが隣接して設置された表示システムを構成するものとして説明したが、それらの台数を限定するものではなく、また設置環境としてそれぞれのサイネージ装置10を、所定の間隔を持って設置するものとしても良い。
また上記実施形態では、4台のサイネージ装置10A〜10Dのうちの一台がマスタ機、他がスレーブ機として機能するものとして説明したが、マスタ機となるサイネージ装置10は固定しても良いし、または人物GSが移動する方向に合わせて、例えば最上流側のサイネージ装置10がマスタ機となるなど、各機の機能を遷移させるものとしても良い。
また上記実施形態では、複数のサイネージ装置10それぞれに、撮像部IM(第1及び第2の検出部)、及び人感センサPE(第1の検出部)が設けられているので、複数のサイネージ装置10の一端側又は他端側から人物が進行して来なくても対応可能である。たとえば、複数のサイネージ装置10の一端側と他端側の間に位置するサイネージ装置10の前に向かって人物が進行して来て、その後、複数のサイネージ装置10の一端側又は他端側の何れかの方向に進行して行く場合でも、この人物の進行方向と最下流側のサイネージ装置10を識別可能である。
また、各サイネージ装置10A〜10Cで表示している商品の中で人物GSが最も興味をもったと思われる商品を選出してその商品の関連情報を表示するサイネージ装置10は、複数のサイネージ装置10の表示部の前を移動する人物の移動方向の下流側であれば良く、最下流側のサイネージ装置10でなくても良い。
また、撮像部IM(第1及び第2の検出部)、及び人感センサPE(第1の検出部)は、各サイネージ装置10A〜10Dに設けられておらず、別体であっても良い。また、撮像部IM(第1及び第2の検出部)、及び人感センサPE(第1の検出部)は、サイネージ装置10A〜10Dの数と同一ではなく、例えば2台のサイネージ装置10に対して1個の割合で設けられていても良い。
さらに、サイネージシステムを構成する複数台のサイネージ装置10(表示装置)の一部は、横方向に隣接して配置されていなくても良い。例えば、3台のサイネージ装置10A〜10Cで構築される表示システムにおいて、高さ方向に2台の表示装置10A、10Bが設けられており、人物の顔の向きが表示装置10A、10Bの方向を向いている、または表示装置10A、10Bの前を移動する人物の歩行速度が閾値以下である場合、人物の視線方向を検出し、人物の視線が上側のサイネージ装置10Aの表示部を見ているのか、下側のサイネージ装置10Bの表示部を見ているのかを検出し、この検出結果に基づき、人物が見ている方向の表示部の商品のコンテンツデータを、人物の移動方向の最下流側に位置するサイネージ装置10Cの表示部に表示しても良い。
さらに上記実施形態は、店舗で使用されるプロジェクション技術を用いたサイネージシステムに適用した場合について説明したが、画像を投影する装置のみならず、カラー液晶パネルを用いた表示装置等による表示システムにも同様に適用可能となる。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[請求項1]
表示部を備えた複数の表示装置を含む表示システムであって、
上記複数の表示装置の表示部の前を移動する人物の位置を検出する第1の検出部と、
上記第1の検出部で検出した人物の位置に応じて上記複数の表示装置の表示部で画像を表示させる第1の表示制御部と、
上記第1の表示制御部で画像を表示させた上記複数の表示装置の表示部に対する、人物の状態を検出する第2の検出部と、
上記第2の検出部で検出した人物の状態と、上記第1の検出部で検出した人物の位置と、に応じて上記表示装置の表示部で画像を表示させる第2の表示制御部と、
を有することを特徴とする表示システム。
[請求項2]
上記第1の検出部及び上記第2の検出部は、上記複数の表示装置それぞれに設けられており、
上記第1の検出部は、人物の移動速度を合わせて検出し、
上記第2の表示制御部は、上記第1の検出部で検出した人物の移動速度に応じ、上記1台の表示装置の表示部で画像を表示させるタイミングを制御する、
ことを特徴とする請求項1記載の表示システム。
[請求項3]
上記第2の検出部は、上記人物の顔の向き、及び視線の少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項1または2記載の表示システム。
[請求項4]
上記複数n台の表示装置は、それぞれ音声を出力する拡声部をさらに備え、
上記第2の表示制御部は、最下流側の1台の表示装置の表示部で画像を表示させると同時に同表示装置の拡声部で音声を出力させる、
ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の表示システム。
[請求項5]
上記第1の表示制御部は、(n−1)台の表示装置の表示部で複数の商品の画像を表示させ、
上記第2の検出部は、(n−1)台の表示装置の表示部で表示される複数の商品の画像中で人物に最も注視された商品の画像を検出し、
上記第2の表示制御部は、上記第2の検出部で検出した商品の画像と対応する画像を1台の表示装置の表示部で表示させる、
ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の表示システム。
[請求項6]
表示部を備えた複数の表示装置を含むシステムでの表示方法であって、
上記複数の表示装置の表示部の前を移動する人物の位置を検出する第1の検出工程と、
上記第1の検出工程で検出した人物の位置に応じて上記複数の表示装置の表示部で画像を表示させる第1の表示制御工程と、
上記第1の表示制御工程で画像を表示させた上記複数の表示装置の表示部に対する、人物の状態を検出する第2の検出工程と、
上記第2の検出工程で検出した人物の状態と、上記第1の検出工程で検出した人物の位置と、に応じて上記表示装置の表示部で画像を表示させる第2の表示制御工程と、
を有することを特徴とする表示方法。
[請求項7]
表示部を備えた複数の表示装置を含むシステム内のコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、
上記複数の表示装置の表示部の前を移動する人物の位置を検出する第1の検出部、
上記第1の検出部で検出した人物の位置に応じて上記複数の表示装置の表示部で画像を表示させる第1の表示制御部、
上記第1の表示制御部で画像を表示させた上記複数の表示装置の表示部に対する、人物の状態を検出する第2の検出部、及び
上記第2の検出部で検出した人物の状態と、上記第1の検出部で検出した人物の位置と、に応じて上記表示装置の表示部で画像を表示させる第2の表示制御部、
として機能させることを特徴とするプログラム。
10,10A〜10D…サイネージ装置(表示装置)、
11…装置筐体、
20…コンテンツメモリ、
21…投影画像駆動部、
22…マイクロミラー素子、
23…光源部、
24…ミラー、
25…投影レンズ部、
27…撮影レンズ部、
28…CMOSイメージセンサ、
29…A/D変換器、
30…撮影画像処理部、
32…CPU(第1及び第2の表示制御部)、
33…メインメモリ、
34…プログラムメモリ、
35…操作部、
36…音処理部、
37…スピーカ部、
38…無線LANインタフェース(I/F)、
39…無線LANアンテナ、
40…有線インタフェース、
B1〜B4…操作ボタン、
BS…システムバス、
CV1,CV2…ケーブル、
GS…人物、
IM…撮像部(第1及び第2の検出部)、
PE…人感センサ(第1の検出部)、
SB…サイネージボード(表示部)。

Claims (7)

  1. 表示部を備えた複数の表示装置を含む表示システムであって、
    上記複数の表示装置の表示部の前を移動する人物の位置を検出する第1の検出部と、
    上記第1の検出部で検出した人物の位置に応じて上記複数の表示装置の表示部で画像を表示させる第1の表示制御部と、
    上記第1の表示制御部で画像を表示させた上記複数の表示装置の表示部に対する、人物の状態を検出する第2の検出部と、
    上記第2の検出部で検出した人物の状態と、上記第1の検出部で検出した人物の位置と、に応じて上記表示装置の表示部で画像を表示させる第2の表示制御部と、
    を有することを特徴とする表示システム。
  2. 上記第1の検出部及び上記第2の検出部は、上記複数の表示装置それぞれに設けられており、
    上記第1の検出部は、人物の移動速度を合わせて検出し、
    上記第2の表示制御部は、上記第1の検出部で検出した人物の移動速度に応じ、上記1台の表示装置の表示部で画像を表示させるタイミングを制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の表示システム。
  3. 上記第2の検出部は、上記人物の顔の向き、及び視線の少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項1または2記載の表示システム。
  4. 上記複数n台の表示装置は、それぞれ音声を出力する拡声部をさらに備え、
    上記第2の表示制御部は、最下流側の1台の表示装置の表示部で画像を表示させると同時に同表示装置の拡声部で音声を出力させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の表示システム。
  5. 上記第1の表示制御部は、(n−1)台の表示装置の表示部で複数の商品の画像を表示させ、
    上記第2の検出部は、(n−1)台の表示装置の表示部で表示される複数の商品の画像中で人物に最も注視された商品の画像を検出し、
    上記第2の表示制御部は、上記第2の検出部で検出した商品の画像と対応する画像を1台の表示装置の表示部で表示させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の表示システム。
  6. 表示部を備えた複数の表示装置を含むシステムでの表示方法であって、
    上記複数の表示装置の表示部の前を移動する人物の位置を検出する第1の検出工程と、
    上記第1の検出工程で検出した人物の位置に応じて上記複数の表示装置の表示部で画像を表示させる第1の表示制御工程と、
    上記第1の表示制御工程で画像を表示させた上記複数の表示装置の表示部に対する、人物の状態を検出する第2の検出工程と、
    上記第2の検出工程で検出した人物の状態と、上記第1の検出工程で検出した人物の位置と、に応じて上記表示装置の表示部で画像を表示させる第2の表示制御工程と、
    を有することを特徴とする表示方法。
  7. 表示部を備えた複数の表示装置を含むシステム内のコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、
    上記複数の表示装置の表示部の前を移動する人物の位置を検出する第1の検出部、
    上記第1の検出部で検出した人物の位置に応じて上記複数の表示装置の表示部で画像を表示させる第1の表示制御部、
    上記第1の表示制御部で画像を表示させた上記複数の表示装置の表示部に対する、人物の状態を検出する第2の検出部、及び
    上記第2の検出部で検出した人物の状態と、上記第1の検出部で検出した人物の位置と、に応じて上記表示装置の表示部で画像を表示させる第2の表示制御部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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