JP6885668B2 - 投影システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、自動ドアの開き幅を床面に投影するプロジェクタを備えた自動ドアシステムが開示されている。
本発明の投影システムは、所定の領域を撮像する撮像部と、第1の面にコンテンツ画像を投影する第1投影部と、前記第1の面と同一平面上にはない第2の面に誘導画像を投影する第2投影部と、前記第2投影部による投影を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、撮像画像中に人が存在する場合、前記第1投影部による前記第1の面へのコンテンツ画像の投影を開始し、前記コンテンツ画像の投影終了時の撮像画像中に人が存在する場合、前記撮像画像中に人が存在する時点と投影終了時点とで人が同一であることを確認することで、前記撮像画像中に人が存在する時点から投影終了時点まで同一の人が存在したと判断し、前記第1投影部による前記第1の面へのコンテンツ画像の投影位置は変えずに、前記第2投影部による前記第2の面への前記誘導画像の投影を開始する、または前記コンテンツ画像の投影終了時の撮像画像中に人が存在する場合、投影終了時の撮像画像中における人の滞留時間を確認し、滞留時間が閾値以上の場合、前記第1投影部による前記第1の面へのコンテンツ画像の投影位置は変えずに、前記第2投影部による前記第2の面への前記誘導画像の投影を開始する、ことを特徴とする。
以下、本発明の第1実施形態に係る投影システム100Aについて、図1〜図6を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る投影システム100Aを示す斜視図であり、図1に示す投影システム100Aは、ショッピングモール等の商業施設に設置され、商品やサービスの広告表示を行うとともに、広告に興味を持った人を特定してその商品やサービスの取り扱い店舗に誘導する機能を備える。
なお、本実施形態では、カメラ47を第1投影装置1Aが備えるとしているが、カメラ47は第1投影装置1Aと別に設けてもよい。
次に、図2〜図4を参照して第1投影装置Aについて説明する。図1に示したように、第1投影装置1Aは、テーブルTの上に設置され、図2〜図4に示すように、商品説明等の画像コンテンツをスクリーン31(第1の面P1)に投影するように構成されている。
なお、本実施形態のスクリーン31は、人物が商品説明等を行うコンテンツの再生に適したものであり、図2に示すように、人物像を投影するために三次元に湾曲形成された第1スクリーン領域31aと、商品説明等の画像を投影する平面形状の第2スクリーン領域31bとを有するが、スクリーン31の形状等はこれに限定されるものではない。
第1投影装置1Aは、商用電源を主電源とするもので、その商用電源からの電力の供給を受けるためのコンセント(図示せず)を備えた電源コード11と、交流電源を直流電源に変換する電源ユニット12と、を備えている。
なお、以下の説明においては、筐体20をテーブルT等に載置した際の上方(上側)を「上方(上側)」とし、スクリーン31側を「前方(前側)」とし、スクリーン31と反対側を「後方(後側)」として説明する。
そして、図4に示すように、開口部には、パネル23が取り付けられており、パネル23の中央は光を透過する透明部231とされている。
なお、本実施形態では、パネル23の透明部231以外の部分が、黒色印刷等により、筐体20の内部が見えないようにされているが、これに限定されるものではなく、パネル23全部を透明にしてもよい。
そして、筐体20の後方には、凹面の反射面を有する第1のミラー24が設けられており、第1のミラー24が、投影ユニット22からの投影光を、平面の反射面を有する第2のミラー25へ向けて反射し、さらに、投影光は、第2のミラー25でスクリーン31へ向けて反射される。
このスクリーン31は、例えばアクリル板などで任意の形状に成形された一枚の透光板の後方に、フィルム状のフレネルレンズが積層された背面投影用のフィルムスクリーンが貼付されて構成されたスクリーンである。
したがって、スクリーン31の後方側に斜め下方向から投影された投影光(画像)LB2は、フレネルレンズによって屈折されてスクリーン31の前方側に投影方向が変化する。
このため、第1投影装置1Aを移動する時などに、スクリーン31が持ち運びの邪魔にならないように、筐体20側にスクリーン31を倒して収納することができる。
そして、本実施形態の制御部41は、記憶部43のプログラム記憶部431に記憶されているプログラムとの協働により、第1投影装置1Aの動作を制御するだけでなく、投影システム100Aの動作も制御する。
なお、本実施形態では、第1投影装置1Aの制御部41を利用して投影システム100Aの動作を制御するが、投影システム100Aの制御は、別途追加される制御ユニットで行うようにしてもよい。
例えば、投影ユニット22としては、アレイ状に配列された複数個(XGAの場合、横1024画素×縦768画素)の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して表示動作することでその反射光により光像を形成する表示素子であるDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)を利用したDLP(Digital Light Processing)(登録商標)プロジェクタが適用可能である。
例えば、プログラム記憶部431には、制御部41で実行されるシステムプログラムや各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等が記憶されている。
また、画像データ記憶部432には、コンテンツ再生時において表示対象となる画像データなどが記憶されている。
さらに、音データ記憶部433には、コンテンツの音出力用のテキストデータが記憶されている。
本実施形態では、第1投影装置1Aから第2投影装置2A(図1参照)に対して投影開始信号や投影停止信号を送信する際に通信部44が用いられる。
なお、通信部44の具体的な通信方式は、特に限定されるものではなく、例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、NFC等による無線接続であってもよいし、USBケーブル等を用いた有線接続であってもよい。
音出力部46は、音を出力するスピーカ等であり、コンテンツなどを再生するときの音を出力する。
そして、カメラ47の撮像は、制御部41に送られ、制御部41による画像認識処理に基づいて、撮像中における人の存在や動きが判定される。
第2投影装置2Aは、例えば、任意の画像を、スクリーン、壁面、床面、天井等に投影可能なプロジェクタである。本実施形態では、図1に示すように、第2投影装置2Aは、第1投影装置1Aの設置場所近傍の天井部に設置され、第1投影装置1Aの設置場所近傍の床面(第2の面P2)に所定の誘導画像を投影する。第2投影装置2Aの設置場所は、第1投影装置1Aの設置場所近傍の壁面であってもよい。
第2投影装置2Aによる画像の投影は、第1投影装置1Aから投影開始信号を受信することにより開始され、第1投影装置1Aから投影停止信号を受信することにより停止される。
次に、本発明の第1実施形態に係る投影システム100Aの動作について、図1及び図6を用いて説明する。
例えば、ショッピングモールに設置した第1投影装置1Aで商品Aの説明表示を行うとともに、商品Aに興味を持った人を特定し、特定した人を第2投影装置2Aによる床面表示で商品Aの取り扱い店舗に誘導する場合について、図6に示すフローチャートに沿って説明する。
なお、この商品Aの説明画像が第1の面P1であるスクリーン31に投影されているときには、図1に示す第2の面P2への誘導画像の投影は、まだ行われていない。
商品Aの説明画像は、動画や複数の静止画からなり、例えば、数十秒から数分間程度のコンテンツとして制作されたものである。
ここで、商品Aの説明表示が終了した場合(ステップS13:YES)、第1投影装置1Aの制御部41は、カメラ47の撮像画像(動画)中に人が存在するか否かを再度判断する(ステップS14)。
つまり、第1投影装置1Aによる商品Aの説明を最後まで見た人がいるか否かを判断している。
そして、商品Aの説明を最後まで見た人は、商品Aに興味を持っている人であると特定される。
一方、商品Aの説明終了時にカメラ47の撮像画像(動画)中に人が存在する場合(ステップS14:YES)、第1投影装置1Aの制御部41は、第2投影装置2Aに投影開始信号を送信し、第2投影装置2Aに誘導画像を投影させる(ステップS15)。
この誘導画像は、商品Aに興味を持った人を商品Aの取り扱い店舗に誘導するための画像であり、例えば、図1に示すように、店舗の名称、店舗の方向を示す矢印、店舗までの距離等が含まれており、さらには、店舗までの地図やルートを含むようにしてもよい。
なお、このように、今まで商品Aの説明画像が投影されていた第1の面P1と異なる面である第2の面P2に誘導画像を投影するように画像の投影状態が切替わると、画像の内容が変わったことが分かり易く、誘導画像の認知度を高めることができるという効果がある。
第2投影装置2Aによる誘導画像の投影時間が所定時間を経過した場合(ステップS16:YES)、第1投影装置1Aの制御部41は、第2投影装置2Aによる誘導画像の投影を停止させ、ステップS11に戻る。
例えば、第1投影装置1Aの制御部41から第2投影装置2Aに投影停止信号を送信することにより、第2投影装置2Aによる誘導画像の投影を停止させる。
次に、本発明の第2実施形態に係る投影システム100Bの構成及び動作について、図7及び図8を用いて説明する。
第2実施形態の投影システム100Bは、第1実施形態の投影システム100Aと同様に、ショッピングモール等の商業施設に設置され、商品やサービスの広告表示を行うとともに、広告に興味を持った人を特定してその商品やサービスの取り扱い店舗に誘導する機能を備える。
例えば、ショッピングモールに設置した第1投影装置1Bで秋物商品のセール情報を表示するとともに、秋物商品のセール情報に興味を持った人を特定し、特定した人を第2投影装置2Bによる床面表示で秋物商品のセール実施店舗に誘導する場合について説明する。
なお、本実施形態でも、第1実施形態と同様に、第1の面P1に画像を投影し始めた段階では、第2の面P2への誘導画像の投影は、まだ行われていない。
秋物商品のセール情報画像は、動画や複数の静止画からなり、例えば、数分程度のコンテンツとして制作されたものである。
つまり、第1投影装置1Bにより壁面に投影されている秋物商品のセール情報を所定時間以上に亘って見た人がいるか否かを判断している。
そして、これに該当する人は、秋物商品のセール情報に興味を持っている人であると特定される。
この誘導画像は、秋物商品のセール情報に興味を持った人をそのセールを実施している店舗に誘導するための画像であり、例えば、図7に示すように、店舗の名称、店舗の方向を示す矢印、店舗までの距離等が含まれている。
なお、誘導画像を第2の面P2である床面(第1の面P1の近傍床面)に投影を行うのに合わせて、秋物商品のセール情報画像を第1の面P1である壁面に投影するのを終了しても良いが、秋物商品のセール情報画像が単なる静止画ではなく、商品説明などを含むようなコンテンツである場合には、その一通りの説明が終わってから第1の面P1への投影を終了させるようにしても良い。
第2投影装置2Bによる誘導画像の投影時間が所定時間を経過した場合(ステップS24:YES)、第1投影装置1Bの制御部は、第2投影装置2Bによる誘導画像の投影を停止させ、ステップS21に戻る。
次に、本発明の第3実施形態に係る投影システム100Cの構成及び動作について、図9及び図10を用いて説明する。
第3実施形態の投影システム100Cは、第1投影装置1Cにより壁面に投影される画像を見たい人を所定の集合エリアに集合させ、集合エリアへの集合を確認した後、第1投影装置1Cによる画像投影を開始するという一連の行為を自動化する機能を備える。
例えば、博物館等の展示施設に設置され、展示物Cの説明を受けたい人を所定の集合エリア(第2の面P2)に集合させ、集合エリアへの集合を確認した後、第1投影装置1Cにより壁面(第1の面P1)に展示物Cの説明画像を投影させる場合について説明する。
なお、第2投影装置2Cが床面に集合エリア画像を投影させる際には、集合エリアへの集合を促す音声メッセージ、例えば「展示物Cの説明が始まります。床面に投影された集合エリアにお集まりください。」等の音声メッセージをスピーカ4Cから出力させることが望ましい。
また、この集合エリア画像を第2の面P2に投影し始めたときには、まだ第1の面P1への画像の投影は開始されていない。
つまり、第2投影装置2Cにより床面に投影されている集合エリアにいる人数が閾値以上集合しているか否かを確認している。
展示物Cの説明画像は、動画や複数の静止画からなり、例えば、数分間のコンテンツとして制作されたものである。
なお、投影装置2Cによる集合エリアの投影は、展示物Cに係る説明画像の投影中は停止してもよいし、継続してもよい。
そして、展示物Cの説明表示が終了した場合(ステップS34:YES)、先頭のステップS31に戻る。
次に、本発明の第4実施形態に係る投影システム100Dの構成及び動作について、図11〜図13を用いて説明する。
カメラ47は、室外側人感センサ5bの人検知エリアよりも自動ドア5から離れた位置に立っている人を撮像するように撮像エリアが調整されている。
このような背面投影用フィルムスクリーン6としては、例えば、サイバーレップス社(日本)が販売しているマプロ社製(韓国)のプロジェクションフィルム(サイバービュースクリーン)を用いることができる。
第4実施形態の投影システム100Dは、自動ドア5が設置された店舗の出入口付近に設置され、商品やサービスの広告表示を行うとともに、広告に興味を持った人を特定して店舗内に誘導する機能を備える。
例えば、第1投影装置1Dで自動ドア5にセール情報を表示するとともに、セール情報に興味を持った人を特定し、特定した人を自動ドア5の開放動作や、第2投影装置2Dによる床面表示で店舗内に誘導する場合について説明する。
セール情報画像は、動画又は静止画からなり、図12の(a)に示す例では、「SALE 今なら最大30%OFF」という文字列からなる静止画をセール情報画像として自動ドア5に投影している。
つまり、第1投影装置1Dにより自動ドア5に投影されているセール情報に注視しているか否かを判断している。
そして、これに該当する人は、セール情報に興味を持っている人であると特定される。
つまり、自動ドア5の店外側人感センサ5bの人検知エリア外であっても、カメラ47の撮像エリア内に立ち止まっている人がいる場合は、自動ドア5を開放させるとともに、第2投影装置2Dで店内側の床面に誘導画像を投影することにより、店内に誘導する(図12の(b)参照)。
例えば、図12の(b)に示す例では、「いらっしゃいませ」という文字列からなる静止画を誘導画像として店内側の床面に投影している。
なお、この「いらっしゃいませ」という文字列の表示は、自動ドア5が動き始める瞬間に投影を開始するよりも、自動ドア5が概ね開ききったところ、例えば、8割程度開いたところで投影するようにした方が、投影が開始されたことが認知されやすいため視覚的効果を高めることができる。
この計測時間が所定時間を経過した場合(ステップS44:YES)、第1投影装置1Dの制御部は、自動ドア5に対して開放停止信号を送信するとともに、第2投影装置2Dに投影停止信号を送信した後、先頭のステップS41に戻る。
このような投影面切替手段は、例えば、画像光の反射角度を切り替え可能な可動式の反射ミラー機構などを用いて構成することができる。
また、投影部や投影面の数は、3以上であってもよく、投影面も床面や壁面に限らず、天井面であってもよく、必要に応じて適宜画像を投影する面を決めればよい。
<請求項1>
所定の領域を撮像する撮像部と、
第1の面と、前記第1の面と異なる第2の面と、に画像を投影する投影部と、
前記撮像部が撮像する人の状態に基づいて、前記投影部による投影を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする投影システム。
<請求項2>
前記投影部は、前記第1の面に画像を投影する第1投影部と、前記第2の面に画像を投影する第2投影部と、を備える請求項1に記載の投影システム。
<請求項3>
前記投影部は1つの投影部からなり、
前記投影部からの投影光を、前記第1の面と前記第2の面とに切替えて投影する投影面切替手段を有することを特徴とする請求項1に記載の投影システム。
<請求項4>
前記投影部は、前記第1の面に宣伝広告に関連するコンテンツを投影し、前記コンテンツの再生終了時にも前記撮像部が撮像する画像中に人を含む場合、前記第2の面への画像の投影を開始することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の投影システム。
<請求項5>
前記第1の面への画像の投影開始から所定の時間経過後に、前記撮像部が撮影する画像中に人を含む場合、前記第2の面への画像の投影を開始する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の投影システム。
1A、1B、1C、1D 第1投影装置
2A、2B、2C、2D 第2投影装置
47 カメラ
41 制御部
P1 第1の面
P2 第2の面
Claims (3)
- 所定の領域を撮像する撮像部と、
第1の面にコンテンツ画像を投影する第1投影部と、
前記第1の面と同一平面上にはない第2の面に誘導画像を投影する第2投影部と、
前記第2投影部による投影を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
撮像画像中に人が存在する場合、前記第1投影部による前記第1の面へのコンテンツ画像の投影を開始し、
前記コンテンツ画像の投影終了時の撮像画像中に人が存在する場合、前記撮像画像中に人が存在する時点と投影終了時点とで人が同一であることを確認することで、前記撮像画像中に人が存在する時点から投影終了時点まで同一の人が存在したと判断し、前記第1投影部による前記第1の面へのコンテンツ画像の投影位置は変えずに、前記第2投影部による前記第2の面への前記誘導画像の投影を開始する、
または前記コンテンツ画像の投影終了時の撮像画像中に人が存在する場合、投影終了時の撮像画像中における人の滞留時間を確認し、滞留時間が閾値以上の場合、前記第1投影部による前記第1の面へのコンテンツ画像の投影位置は変えずに、前記第2投影部による前記第2の面への前記誘導画像の投影を開始する、
ことを特徴とする投影システム。 - 前記コンテンツ画像は、宣伝広告に関連するコンテンツであることを特徴とする請求項1に記載の投影システム。
- 前記第2の面は床面であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の投影システム。
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