JP2016118583A - トナー量検出装置及び画像形成装置 - Google Patents

トナー量検出装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】反射型の超音波センサーによるトナー容器内のトナー量検出性能をより一層向上させるようにする。
【解決手段】本願発明のトナー量検出装置は、発信器42及び受信器43からなる反射型の超音波センサー41を備える。受信器43の受信結果に基づきトナー容器40内のトナー量を検出する。発信器42及び受信器43のうち少なくとも発信器42に、トナー容器40内の底部40aに向けて延びる音波反射器47,48を取り付ける。受信器43自体又は受信器43側にある音波反射器48の受信口48aよりも、発信器42側にある音波反射器47の発信口47aをトナー容器40内の底部40aに近づける。
【選択図】図3

Description

本願発明は、トナー量検出装置とこれを用いた画像形成装置とに関する。画像形成装置には、複写機、プリンター、ファクシミリ及びこれらの機能を複合的に備えた複合機といった各種のものが含まれる。
従来、電子写真方式を採用した画像形成装置の中には、廃トナーボックス内の廃トナー量やトナーボトル内の印刷トナー量を非接触で検出する手段として、反射型の超音波センサーを採用したものがある。また、超音波センサーの指向性を向上させる目的で、超音波センサーを構成する発信器と受信器とに筒状の音波反射器(指向性ホーン)を設けることもよく行われている(例えば特許文献1等参照)。特許文献1の超音波センサーでは、発信器用と受信器用とで共通形状の音波反射器を用いている。
特開2006−350072号公報
しかし、特許文献1の構成では、発信器と受信器との両方に共通形状の音波反射器を取り付けているから、例えば廃トナーボックスやトナーボトルといったトナー容器内のトナー表面と両方の音波反射器との距離が近過ぎると、トナー表面を反射した超音波を受信器で受信し難くなり、超音波センサーからトナー表面までの距離、ひいてはトナー容器内のトナー量を検出できない場合があった。
本願発明はこのような現状に鑑み成されたものであり、反射型の超音波センサーによるトナー容器内のトナー量検出性能をより一層向上させることを技術的課題としている。
請求項1の発明は、トナー容器内のトナー表面に向けて超音波を発信する発信器及び前記トナー表面から反射した超音波を受信する受信器からなる反射型の超音波センサーを備え、前記受信器の受信結果に基づき前記トナー容器内のトナー量を検出するトナー量検出装置において、前記発信器及び前記受信器のうち少なくとも前記発信器に、前記トナー容器内の底部に向けて延びる音波反射器を取り付け、前記受信器自体又は前記受信器側にある音波反射器の受信口よりも、前記発信器側にある音波反射器の発信口を、前記トナー容器内の前記底部に近づけているというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載のトナー量検出装置において、前記発信器側にある音波反射器の延出方向の長さが前記受信器の不感距離以上になっているというものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のトナー量検出装置において、前記発信器と前記受信器とが互いに近接配置されているというものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちいずれかに記載のトナー量検出装置において、前記トナー容器内のトナー表面を均す均し部材を備え、前記超音波センサーを用いて前記トナー容器内のトナー量を検出する場合は、前記超音波センサーの作動前に前記均し部材を作動させるというものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のうちいずれかに記載のトナー量検出装置において、前記音波反射器が前記トナー容器に一体的に設けられている、
請求項6の発明は、請求項1〜5のうちいずれかに記載のトナー量検出装置において、前記超音波センサーを制御する超音波制御部を備え、前記超音波制御部は、前記発信器で超音波を発信してからトナー表面を反射した超音波を前記受信器で受信するまでの時間を検出し、前記時間を用いて前記トナー容器内のトナー量を算出するというものである。
請求項7の発明は、請求項6に記載のトナー量検出装置において、前記トナー容器は印刷トナーを収容するトナーボトルであり、前記発信器側にある音波反射器の発信口の位置は、前記トナーボトル内の印刷トナーが僅少状態であるときのトナー表面の位置に対応しているというものである。
請求項8の発明は、請求項7に記載のトナー量検出装置において、前記超音波制御部は、前記発信器で超音波を発信した後にトナー表面を反射した超音波を前記受信器で受信すれば、前記トナーボトル内の印刷トナーが僅少状態であると判断するというものである。
請求項9の発明は、請求項6に記載のトナー量検出装置において、前記トナー容器は廃トナーを収容する廃トナーボックスであり、前記発信器側にある音波反射器の発信口の位置は、前記廃トナーボックス内の廃トナーが満杯状態であるときのトナー表面の位置に対応しているというものである。
請求項10の発明は、請求項9に記載のトナー量検出装置において、前記超音波制御部は、前記発信器で超音波を発信した後にトナー表面を反射した超音波を前記受信器で受信しなければ、前記廃トナーボックス内の廃トナーが満杯状態であると判断するというものである。
請求項11の発明は、請求項6に記載のトナー量検出装置において、前記トナー容器は、印刷トナーを収容するトナーボトルと、廃トナーを収容する廃トナーボックスとであり、前記超音波制御部は、前記トナーボトル側の超音波センサーを用いて前記トナーボトル内の印刷トナー量を算出する一方、前記廃トナーボックス側の超音波センサーを用いて前記廃トナーボックス内の廃トナー回収可能量を算出し、前記印刷トナー量基準の印刷可能枚数と前記廃トナー回収可能量基準の印刷可能枚数とを比較し、各種情報の表示を行う表示部には、少ない方の印刷可能枚数が表示されるというものである。
請求項12の発明は画像形成装置に係り、請求項1〜11のうちいずれかに記載のトナー量検出装置を備えるというものである。
本願発明によると、トナー容器内のトナー表面に向けて超音波を発信する発信器及び前記トナー表面から反射した超音波を受信する受信器からなる反射型の超音波センサーを備え、前記受信器の受信結果に基づき前記トナー容器内のトナー量を検出するトナー量検出装置において、前記発信器及び前記受信器のうち少なくとも前記発信器に、前記トナー容器内の底部に向けて延びる音波反射器を取り付け、前記受信器自体又は前記受信器側にある音波反射器の受信口よりも、前記発信器側にある音波反射器の発信口を、前記トナー容器内の前記底部に近づけているから、前記トナー容器内のトナー表面と前記発信器側にある音波反射器の発信口との距離が近い場合であっても、前記受信器自体又は前記受信器側にある音波反射器の受信口から前記トナー表面までの距離を確保でき、前記トナー表面を反射した超音波を前記受信器で受信し易くなる。従って、前記超音波センサーの指向性向上に加えて、前記トナー容器内のトナー量をより高精度に検出できる。
プリンターの概略説明図である。 プリンターの機能ブロック図である。 第1実施例における印刷用超音波センサーの配置構造の概略説明図である 第2実施例における印刷用超音波センサーの配置構造の概略説明図である。 第3実施例における廃棄用超音波センサーの配置構造の概略断面図である。 第4実施例における廃棄用超音波センサーの配置構造の概略断面図である。 第5実施例におけるトナー量検出処理のフローチャートである。 第6実施例における印刷用超音波センサーの構造を示す概略断面図である。 第7実施例におけるトナー量検出処理のフローチャートである。 第8実施例における廃棄用超音波センサーの構造を示す概略断面図である。 第9実施例におけるトナー量検出処理のフローチャートである。 第10実施例における印刷条件毎のトナー必要量並びにトナー密度のテーブル表である。 第11実施例における廃棄用超音波センサーの構造を示す概略断面図である。
以下に、本願発明を具現化した実施形態を、画像形成装置の一例であるタンデム方式のカラーデジタルプリンター(以下、プリンターと称する)に適用した場合の図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば「左右」「上下」等)を用いる場合は、図1において紙面に直交した方向を正面視とし、これを基準にしている。これらの用語は説明の便宜のために用いたものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、図1を参照しながら、プリンター1の概要を説明する。図1に示すように、プリンター1は、その筐体2内に、画像プロセス装置3、給紙装置4、及び定着装置5等を備えている。詳細は図示していないが、プリンター1は、例えばLANといったネットワークに接続されていて、外部端末(図示省略)からの印刷指令を受け付けると、当該指令に基づいて印刷を実行するように構成されている。
筐体2内の下部に位置する給紙装置4は、記録材Pを収容する給紙カセット21、給紙カセット21内の記録材Pを最上層から繰り出すピックアップローラー22、繰り出された記録材Pを1枚ずつに分離する一対の分離ローラー23、及び、1枚に分離された記録材Pを所定のタイミングにて画像プロセス装置3に搬送する一対のタイミングローラー24等を備えている。各給紙カセット21内の記録材Pは、ピックアップローラー22及び分離ローラー23の回転によって、最上層のものから1枚ずつ搬送経路30に送り出される。搬送経路30は、給紙装置4の給紙カセット21から、タイミングローラー対24のニップ部、画像プロセス装置3の二次転写ニップ部、及び定着装置5の定着ニップ部を経て、筐体2上部にある排出ローラー対26に至る。
給紙カセット21内の記録材Pは、通紙幅(矢印S方向と直交する幅寸法)の中央を基準にして、搬送経路30に向けて矢印S方向に搬送するセンター基準にセットされる。図示は省略するが、給紙カセット21内には、給紙前の記録材Pをセンター基準に幅寄せするための一対の側部規制板を備えている。一対の側部規制板は通紙幅方向に互いに連動して遠近移動するように構成されている。給紙カセット21内の記録材Pを一対の側部規制板にて通紙幅方向両側から挟持することによって、給紙カセット21内の記録材Pがその規格に拘らずセンター基準にセットされる。従って、画像プロセス装置3での転写処理や、定着装置5での定着処理もセンター基準で実行される。
給紙装置4の上方に位置する画像プロセス装置3は、像担持体の一例である感光体ドラム13上に形成されたトナー像を記録材Pに転写する役割を担うものであり、中間転写体としての中間転写ベルト6、並びに、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応する計4つの作像部7等を備えている。
中間転写ベルト6は導電性を有する素材からなる無端状のものであり、像担持体の一例でもある。中間転写ベルト6は、筐体2内の中央部右側に位置する駆動ローラー8と、同じく中央部左側に位置する従動ローラー9とに巻き掛けられている。中間転写ベルト6のうち駆動ローラー8に巻き掛けられた部分の外側に二次転写ローラー10が配置されている。主モーター(図示省略)の動力伝達にて駆動ローラー8を図1の反時計方向に回転させることにより、中間転写ベルト6は図1の反時計方向に周回する。
中間転写ベルト6のうち駆動ローラー8に巻き掛けられた部分の外周側には、二次転写ローラー10が配置されている。二次転写ローラー10は中間転写ベルト6に当接していて、中間転写ベルト6と二次転写ローラー10との間(当接部分)が二次転写領域としての二次転写ニップ部になっている。二次転写ローラー10は、中間転写ベルト6の回転に伴って、又は二次転写ニップ部に挟持搬送される記録材Pの移動に伴って、図1の時計方向に回転する。中間転写ベルト6のうち従動ローラー9に巻き掛けられた部分の外周側には、中間転写ベルト6上の未転写トナーを除去する転写ベルトクリーナー12が配置されている。転写ベルトクリーナー12は中間転写ベルト6に当接している。
4つの作像部7は、中間転写ベルト6の下方において、図1の左からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に、中間転写ベルト6に沿って並べて配置されている。図1では説明の便宜上、各作像部7に、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。各作像部7は図1の時計方向に回転する像担持体の一例としての感光体ドラム13を備えている。感光体ドラム13の周囲には、図1における時計回りの回転方向に沿って順に、帯電装置14、露光装置19、現像装置15、一次転写ローラー16及び感光体クリーナー17が配置されている。
感光体ドラム13は負帯電性のものであり、主モーターからの動力伝達によって図1の時計方向に回転するように構成されている。帯電装置14は、感光体ドラムの表面を一様に帯電させるものである。現像装置15は、負の極性を呈するトナーを利用して、感光体ドラム13上に形成された静電潜像を反転現像にて顕在化させるものである。
一次転写ローラー16は中間転写ベルト6の内周側に位置していて、中間転写ベルト6を挟んで、対応する作像部7の感光体ドラム13に対峙している。一次転写ローラー16も、中間転写ベルト6の回転に伴って図1の反時計方向に回転する。中間転写ベルト6と一次転写ローラー16との間(当接部分)は一次転写領域としての一次転写ニップ部になっている。感光体クリーナー17は、感光体ドラム13上に残留する未転写トナーを除去するためのものであり、感光体ドラム13に当接している。4つの作像部7の下方には露光装置19が配置されている。露光装置19は、外部端末等からの画像情報に基づき、レーザー光によって各感光体ドラム13に静電潜像を形成するものである。
中間転写ベルト6の上方には、各作像部7(再現色)に対応したボトル収容部39が設けられている。ボトル収容部39内には、各現像装置15に供給される印刷トナーを収容するトナーボトル40が着脱可能に配置されている。トナーボトル40はトナー容器の一例である。なお、図1では説明の便宜上、ボトル収容部39及びトナーボトル40にも、再現色に応じて符号Y,M,C,Kを添えている。
各トナーボトル40には、当該トナーボトル40内の印刷トナー表面に向けて超音波を発信する発信器42と、印刷トナー表面から反射した超音波を受信する受信器43とからなる反射型の印刷用超音波センサー41を備えている。発信器42で超音波を発信してから、印刷トナー表面を反射した超音波を受信器43で受信し、当該受信結果に基づいてトナーボトル40内の印刷トナー量が検出される。
各作像部7において、帯電装置14にて帯電される感光体ドラム13に、露光装置19から画像信号に対応したレーザー光が投射されると、静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置15から供給されるトナーにて反転現像されて各色のトナー像となる。各感光体ドラム13上のトナー像は、それぞれ対応した一次転写ニップ部において、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体ドラム13から中間転写ベルト6の外周面に一次転写されて重ねられる。感光体ドラム13に残った未転写トナーは感光体クリーナー17にて掻き取られ、感光体ドラム13上から取り除かれる。そして、記録材Pが二次転写ニップ部を通過する際に、重ね合わせられた4色のトナー像が記録材Pに一括して二次転写される。中間転写ベルト6に残った未転写トナーは転写ベルトクリーナー12にて掻き取られ、中間転写ベルト6上から取り除かれる。
画像プロセス装置3における二次転写ローラー10の上方に位置する定着装置5は、ハロゲンランプヒータ等の熱源を内蔵した定着ローラー31と、定着ローラー31に対峙する加圧ローラー32とを備えている。定着ローラー31と加圧ローラー32との当接部分が定着領域である定着ニップ部になっている。二次転写ニップ部を通過して未定着トナー像を載せた記録材Pは、定着ローラー31と加圧ローラー32との間の定着ニップ部を通過する際に加熱・加圧され、記録材P上に未定着トナー像を定着される。その後、記録材Pは、排出ローラー対26の回転にて排紙トレイ27上に排出される。
筐体2内部のうち画像プロセス装置3の正面側(前面側)には、転写ベルトクリーナー12や各感光体クリーナー17で除去された廃トナーを回収する廃トナーボックス50が着脱可能に装着されている。廃トナーボックス50も、トナーボトル40と同様に、トナー容器の一例である。廃トナーボックス50には、当該廃トナーボックス50内の廃トナー表面に向けて超音波を発信する発信器52と、廃トナー表面から反射した超音波を受信する受信器53とからなる反射型の廃棄用超音波センサー51を備えている。この場合も、発信器52で超音波を発信してから、廃トナー表面を反射した超音波を受信器53で受信し、当該受信結果に基づき廃トナーボックス50内の廃トナー量が検出される。
筐体2内部のうち画像プロセス装置3と給紙装置4との間には、プリンター1の制御全般を司る制御部28が配置されている。制御部28には、各印刷用超音波センサー41及び廃棄用超音波センサー51を制御する超音波制御部62を有するコントローラー60が内蔵されている。図2には、コントローラー60の機能ブロック図を示している。コントローラー60には、画像データや各種設定値等を記憶する記憶部61、各印刷用超音波センサー41及び廃棄用超音波センサー51を制御する超音波制御部62、各種情報の表示を行う表示部としての操作パネル63、トナーボトル40を回転させるボトル駆動モーター45、後述する搬送スクリュー54群を回転させる搬送スクリュー駆動モーター64、後述する均しスクリュー55を回転させる均しスクリュー駆動モーター65、ボトル収容部39へのトナーボトル40装着の有無を検出するボトルセンサー66、及び筐体2内の各部の温度を検出する温度センサー67等が電気的に接続されている。各印刷用超音波センサー41及び廃棄用超音波センサー51は、超音波制御部62に電気的に接続されている。
図示は省略するが、操作パネル63は、プリンター1における筐体2の正面側(前面側)に設けられている。なお、前述の印刷用超音波センサー41、ボトルセンサー66及びボトル駆動モーター45は、再現色毎の現像器15に対応して設けられている。各印刷用超音波センサー41の検出結果に基づくトナー補給は、各色のトナー毎に独立して制御される。
図3は、トナーボトル40に対する印刷用超音波センサー41の配置構造を示す第1実施例である。第1実施例では、ボトル収容部39に設けたトナー供給部44に、トナーボトル40の一端側が着脱可能に装着される。トナーボトル40の他端側は、ボトル収容部39に収容した状態で、ボトル駆動モーター45に動力伝達可能に連結される。ボトル駆動モーター45でトナーボトル40を連続的に回転駆動させることによって、トナーボトル40内の印刷トナーは、ボトル収容部39のトナー供給部44からこれに対応する現像装置15に補給される。
ボトル駆動モーター45は、トナーボトル40内の印刷トナー表面を均す均し部材としても機能する。ボトル駆動モーター45でトナーボトル40を数回程度回転駆動させることによって、トナーボトル40内の印刷トナー表面が可及的に平滑に均される。印刷用超音波センサー41を用いてトナーボトル40内の印刷トナー量を検出する場合は、印刷用超音波センサー41の作動前に、ボトル駆動モーター45を作動させて印刷トナー表面を可及的に平滑に均すように構成されている。
第1実施例の印刷用超音波センサー41は、非駆動であるトナー供給部44の上部に形成した開口(図示省略)から出し入れ可能な基板本体46を備えている。基板本体46の突端側に、発信器42及び受信器43が互いに近接配置されている。第1実施例では、トナーボトル40内の底部40aに向けて延びる音波反射器47が発信器42に取り付けられている。音波発射器47は、トナーボトル40内の底部40aに向けて開口する発信口47aに近付くに連れて末広がりになった筒状に形成されている。基板本体46の出し入れ移動によって、トナー供給部44の開口を介して音波反射器47付きの発信器42及び受信器43がトナーボトル40内外に出し入れ可能になっている。
第1実施例では、発信器42側にある音波反射器47の発信口47aを、受信器43自体よりも、トナーボトル40内の底部40aに近づけている。通常、受信器43には、発信器42での超音波発信の残響に起因した所定長さの不感距離DDが存在する。このため、発信器42側にある音波反射器47の延出方向の長さLtは、受信器43の不感距離DD以上に設定されている。
上記の構成によると、印刷用超音波センサー41の発信器42に、トナーボトル40内の底部40aに向けて延びる音波反射器47を取り付け、発信器42側にある音波反射器47の発信口47aを、受信器43自体よりもトナーボトル40内の底部40aに近づけているから、トナーボトル40内の印刷トナー表面と発信器42側にある音波反射器47の発信口47aとの距離が近い場合であっても、受信器43自体から印刷トナー表面までの距離を確保でき、印刷トナー表面を反射した超音波を受信器43で受信し易くなる。従って、印刷用超音波センサー41の指向性を向上させつつ、トナーボトル40内の印刷トナー量をより高精度に検出できる。
また、発信器42側にある音波反射器47の延出方向の長さLtが受信器43の不感距離DD以上になっているから、発信器42での超音波発信の残響に影響されることなく、印刷トナー表面を反射した超音波を受信器43で精度よく受信できる。その上、発信器42と受信器43とが互いに近接配置されているから、印刷用超音波センサー41の指向性を向上させたものでありながら、超音波の反射特性を考慮して、印刷トナー表面を反射した超音波を受信器43でより確実に受信できる。更に、トナーボトル40内の印刷トナー表面を均す均し部材としてのボトル駆動モーター45を備え、印刷用超音波センサー41を用いてトナーボトル40内の印刷トナー量を検出する場合は、印刷用超音波センサー41の作動前に、ボトル駆動モーター45でトナーボトル40を数回程度回転駆動させるから、印刷トナー表面を可及的に平滑に均して、発信器42から発信した超音波がより安定的に印刷トナー表面を反射できると共に、トナーボトル40内の印刷トナー量の検出精度向上に寄与する。
図4は、トナーボトル40に対する印刷用超音波センサー41の配置構造を示す第2実施例である。第2実施例では、トナー供給部44だけでなくトナーボトル40自体も非駆動になっている。トナーボトル40の上部には、上下方向に貫通した装着口40bが形成されている。トナーボトル40の装着口40bはシャッター部材49によって開閉可能に塞がれている。ボトル収容部39においてトナーボトル40の装着口40bの上方には、装着口40bに嵌め込み可能な基板本体46が昇降動可能に設けられている。基板本体46の下面側に、発信器42及び受信器43が互いに近接配置されている。
第2実施例では、発信器42と受信器43との両方に、トナーボトル40内の底部40aに向けて延びる音波反射器47,48が取り付けられている。発信器42側の音波発射器47は、トナーボトル40内の底部40aに向けて開口する発信口47aに近付くに連れて末広がりになった筒状に形成されている。受信器43側の音波発射器48は、トナーボトル40内の底部40aに向けて開口する受信口48aに近付くに連れて末広がりになった筒状に形成されている。基板本体46、音波反射器47付きの発信器42及び音波反射器48付きの受信器43が第2実施例の印刷用超音波センサー41を構成している。
印刷用超音波センサー41を用いてトナーボトル40内の印刷トナー量を検出する場合は、シャッター部材49を開き作動させてから基板本体46(印刷用超音波センサー41)を下降動させることによって、印刷用超音波センサー41がトナーボトル40の装着口40bに嵌め込まれる。印刷トナー量を検出しない場合は、基板本体46(印刷用超音波センサー41)を上昇動させて上昇位置に保持し、シャッター部材49を閉じ作動させて装着口40bを塞いでいる。
印刷用超音波センサー41を装着口40bに嵌め込んだ状態では、発信器42側にある音波反射器47の発信口47aを、受信器43側にある音波反射器48の受信口48aよりも、トナーボトル40内の底部40aに近づけている。発信器42側にある音波反射器47の延出方向の長さLtは、受信器43側にある音波反射器48の延出方向の長さLrよりも長くなっている。その他の構成は第1実施例と基本的に同様である。第2実施例のように構成した場合も、第1実施例と同様の作用効果が得られる。
図5は、廃トナーボックス50に対する廃棄用超音波センサー51の配置構造を示す第3実施例である。第3実施例の廃トナーボックス50は、各感光体ドラム13や中間転写ベルト6から除去した廃トナー(未転写トナー)を貯留する中空略箱状のものである。廃トナーボックス50には、各搬送スクリュー54を介して、各作像部7の感光体クリーナー17及び転写ベルトクリーナー12が接続されている。各搬送スクリュー54は、共通の搬送スクリュー駆動モーター64に動力伝達可能に連結されている。搬送スクリュー駆動モーター64で各搬送スクリュー54を回転させることによって、各感光体クリーナー17や転写ベルトクリーナーから廃トナーボックス50に廃トナーが送り込まれる。
廃トナーボックス50には、廃トナーを廃トナーボックス50内で搬送する均し部材としての均しスクリュー55を備えている。各均しスクリュー55は、均しスクリュー駆動モーター65に動力伝達可能に連結されている。均しスクリュー駆動モーター65で均しスクリュー55を回転させることによって、廃トナーボックス50内の廃トナーが撹拌されて行き渡り、廃トナー表面が可及的に平滑に均される。廃棄用超音波センサー51を用いて廃トナーボックス50内の廃トナー量を検出する場合は、廃棄用超音波センサー51の作動前に、均しスクリュー55を回転させて廃トナー表面を可及的に平滑に均すように構成されている。
廃トナーボックス50の上面には、上下方向に貫通した取り付け穴50bが形成されている。廃トナーボックス50の取り付け穴50bは、廃棄用超音波センサー50を構成する基板本体56で塞がれている。基板本体56の下面側に、発信器52及び受信器53が廃トナーボックス50内に突出した状態で互いに近接配置されている。
第3実施例では、廃トナーボックス50内の底部50aに向けて延びる音波反射器57が発信器52に取り付けられている。音波発射器57は、廃トナーボックス50内の底部50aに向けて開口する発信口57aに近付くに連れて末広がりになった筒状に形成されている。そして、発信器52側にある音波反射器57の発信口57aを、受信器53自体よりも、廃トナーボックス50内の底部50aに近づけている。また、発信器52側にある音波反射器57の延出方向の長さLtは、受信器53の不感距離DD以上に設定されている。
上記の構成によると、廃棄用超音波センサー51の発信器52に、廃トナーボックス50内の底部50aに向けて延びる音波反射器57を取り付け、発信器52側にある音波反射器57の発信口57aを、受信器53自体よりも廃トナーボックス50内の底部50aに近づけているから、廃トナーボックス50内の廃トナー表面と発信器52側にある音波反射器57の発信口57aとの距離が近い場合であっても、受信器53自体から廃トナー表面までの距離を確保でき、廃トナー表面を反射した超音波を受信器53で受信し易くなる。従って、廃棄用超音波センサー51の指向性を向上させつつ、廃トナーボックス50内の廃トナー量をより高精度に検出できる。
また、発信器52側にある音波反射器57の延出方向の長さLtが受信器53の不感距離DD以上になっているから、発信器52での超音波発信の残響に影響されることなく、廃トナー表面を反射した超音波を受信器53で精度よく受信できる。その上、発信器52と受信器53とが互いに近接配置されているから、廃棄用超音波センサー51の指向性を向上させたものでありながら、超音波の反射特性を考慮して、廃トナー表面を反射した超音波を受信器53でより確実に受信できる。更に、廃トナーボックス50内の廃トナー表面を均す均し部材としての均しスクリュー55を備え、廃棄用超音波センサー51を用いて廃トナーボックス50内の廃トナー量を検出する場合は、廃棄用超音波センサー51の作動前に、均しスクリュー55の回転によって廃トナー表面を可及的に平滑に均すから、発信器52から発信した超音波がより安定的に廃トナー表面を反射できると共に、廃トナーボックス50内の廃トナー量の検出精度向上に寄与する。
図6は、廃トナーボックス50に対する廃棄用超音波センサー51の配置構造を示す第4実施例である。第4実施例では、発信器52と受信器53との両方に、廃トナーボックス50内の底部50aに向けて延びる音波反射器57,58が取り付けられている。発信器52側の音波発射器57は、廃トナーボックス50内の底部50aに向けて開口する発信口57aに近付くに連れて末広がりになった筒状に形成されている。受信器53側の音波発射器58は、廃トナーボックス50内の底部50aに向けて開口する受信口58aに近付くに連れて末広がりになった筒状に形成されている。基板本体56、音波反射器57付きの発信器52及び音波反射器58付きの受信器53が第4実施例の廃棄用超音波センサー51を構成している。
発信器52側にある音波反射器57の発信口57aは、受信器53側にある音波反射器58の受信口58aよりも、廃トナーボックス50内の底部50aに近づけている。すなわち、発信器52側にある音波反射器57の延出方向の長さLtは、受信器53側にある音波反射器58の延出方向の長さLrよりも長くなっている。その他の構成は第3実施例と基本的に同様である。第4実施例のように構成した場合も、第3実施例と同様の作用効果が得られる。
図7のフローチャートは、超音波センサー41,51でのトナー量検出処理を示す第5実施例である。当該トナー量検出処理は、第1及び第2実施例の各印刷用超音波センサー41と、第3及び第4実施例の廃棄用超音波センサー51とのいずれにも適用可能であるが、ここでは、第1実施例の印刷用超音波センサー41を例に挙げて説明する。
超音波制御部62は、印刷トナー量検出処理の開始後、まずは検出タイミングであるか否かを判別する(S01)。この場合の検出タイミングとしては、例えばボトル駆動モーター45の作動によって印刷トナー面を平滑に均した後、印刷動作中もしくは印刷終了後といった例が挙げられる。もちろん任意のタイミングを設定することが可能である。検出タイミングであれば(S01:YES)、発信器42から印刷トナー表面に向けて超音波を発信すると共に、発信開始時間をt0と設定する(S02)。
それから、予め設定したタイムアウト時間になっても印刷トナー表面から反射した超音波を受信器43で受信しなければ(S04:YES)、そのまま終了するが、超音波を受信器43で受信すれば(S03:YES)、受信までにかかった時間t1を記憶部61に記憶させ(S05)、超音波発信から受信までの時間であるt1−t0(秒)に基づいて、印刷用超音波センサー41から印刷トナー面までの距離L(m)=346×(t1−t0)/2を算出する(S06)。ここでは、25℃での空気中の音速を346(m/s)としている。なお、温度センサー67で検出した筐体2内部の温度によって音速の値を補正し、距離Lの算出精度を向上させてもよい。例えば記憶部61に温度と音速との関係を記憶しておき、検出温度が50℃であれば音速の値として360(m/s)を用いることになる。
その後は、S06で算出した距離Lに基づいてトナーボトル40内の印刷トナー量を算出する(S07)。この場合、予め把握できるトナーボトル40の容積を基にして計算式から印刷トナー量を算出してもよいし、距離Lと印刷トナー量との関係を示すテーブルを予め記憶部に記憶させておき、これを参照して印刷トナー量を求めてもよい。このように制御すると、超音波発信から受信までの時間を基にトナーボトル40内の印刷トナー量を求めるので、印刷トナー量を細かく算出できる。
図8(a)(b)は、印刷用超音波センサー41の音波反射器47の構造を示す第6実施例である。(a)は印刷トナーがまだ十分にある通常状態の図であり、(b)は印刷トナーが僅少状態の図である。第6実施例では、発信器42側にある音波反射器47の延出方向の長さLtを長く延ばして、音波反射器47の発信口47aをトナーボトル40内の底部40aに臨ませている(対峙させている)。発信器42側にある音波反射器47の発信口47aの位置は、トナーボトル40内の印刷トナーが僅少状態(トナー切れ間近なニアエンプティ状態)であるときの印刷トナー表面の位置に対応している。ここで、僅少状態とは、印刷トナー量が僅少に相当する所定値以下になったときを示している。
このように構成すると、印刷トナーが十分にあれば、音波反射器47の発信口47aが印刷トナーに浸かっているため、発信器42で発信した超音波を受信器43で受信することはない。印刷トナーが僅少状態になれば、音波反射器47の発信口47aが印刷トナー表面から露出して間隔が空くため、発信器42で発信した超音波は、印刷トナー表面を反射して受信器43で受信される。音波反射器47の構造(形態)に起因して印刷トナーの僅少状態を的確に検出でき、印刷用超音波センサー41による印刷トナーの僅少状態検出の信頼性を向上できる。
図9のフローチャートは、第6実施例の印刷用超音波センサー41でのトナー量検出処理を示す第7実施例である。第7実施例では、超音波制御部62が、印刷トナー量検出処理の開始後、まずは検出タイミングであるか否かを判別し(S11)、検出タイミングであれば(S11:YES)、印刷トナーの僅少状態を意味するエンプティフラグがセットされているか否かを判別する(S12)。エンプティフラグがセットされていなければ(S12:NO)、発信器42から印刷トナー表面に向けて超音波をテスト発信する(S13)。
それから、予め設定した設定時間になっても印刷トナー表面から反射した超音波を受信器43で受信しなければ(S14:NO)、音波反射器47の発信口47aが印刷トナーに浸かっていて印刷トナーが通常状態であるからそのまま終了するが、超音波を受信器43で受信すれば(S14:YES)、エンプティフラグをセットする(S15)。その後の流れは、第5実施例(図7)のステップS02以降と同様である。ただし、テスト発信は受信したものの、タイムアウト時間になっても再度の超音波発信を受信器43で受信できない場合は(S18:YES)、エンプティフラグをリセット(S19)してから終了する。
このように制御すると、印刷トナーの僅少状態から空状態までの間で、トナーボトル40内の印刷トナー量を求めるだけで済むため、印刷用超音波センサー41を頻繁に作動させる必要がなく、超音波制御部62の負荷を軽減できる。
図10(a)(b)は、廃棄用超音波センサー51の音波反射器57の構造を示す第8実施例である。(a)は廃トナーがまだ十分収容可能な通常状態の図であり、(b)は廃トナーが満杯状態の図である。第8実施例では、発信器52側にある音波反射器57の延出方向の長さLtを短くしている。そして、音波反射器57の発信口57aの位置を、廃トナーボックス50内の廃トナーが満杯状態であるときの廃トナー表面の位置に対応させている。ここで、満杯状態とは、廃トナー量が満杯に相当する所定値以上になったときを示している。
このように構成すると、廃トナーが未だ少ない状態であれば、音波反射器57の発信口57aが廃トナー表面から露出して間隔が空くため、発信器52で発信した超音波は、廃トナー表面を反射して受信器53で受信される。廃トナーが満杯状態になれば、音波反射器57の発信口57aが廃トナーに浸かるため、発信器52で発信した超音波を受信器53で受信できなくなる。従って、音波反射器57の構造(形態)に起因して廃トナーの満杯状態を的確に検出でき、廃棄用超音波センサー51による廃トナーの満杯状態検出の信頼性を向上できる。
図11のフローチャートは、第8実施例の廃棄用超音波センサー51でのトナー量検出処理を示す第9実施例である。第9実施例の基本的な流れは、第5実施例(図7)と同様である。ただし、タイムアウト時間になっても超音波発信を受信器53で受信できない場合は(S34:YES)、廃トナーが満杯状態であると判断して(S35)終了する。このように制御すると、受信器53での超音波の非検出だけで廃トナーの満杯状態を把握できるから、超音波制御部62の負荷を軽減できる。
図12のテーブル表は、記録材サイズやカラー・モノクロといった印刷条件毎のトナー必要量並びにトナー密度を示す第10実施例である。第10実施例のテーブル表は予め記憶部61に記憶させている。第10実施例では、超音波制御部62が、各印刷用超音波センサー41を用いて各トナーボトル40内の印刷トナー量を算出すると共に、廃棄用超音波センサー51を用いて廃トナーボックス50内の廃トナー量を算出する。そして、当該廃トナー量とトナーボトル40の容積との関係から廃トナー回収可能量を求める。次いで、記憶部61のテーブル表を読み出し、テーブル表の印刷トナー必要量及び印刷トナー密度と先ほど算出した印刷トナー量とに基づいて、印刷トナー量を基準とした場合の印刷可能枚数を算出すると共に、テーブル表の廃トナー発生量及び廃トナー密度と先ほど算出した廃トナー回収可能量とに基づいて、廃トナー回収可能量を基準とした場合の印刷可能枚数を算出する。それから、印刷トナー量基準の印刷可能枚数と廃トナー回収可能量基準の印刷可能枚数とを比較して、少ない方の印刷可能枚数と、基準になったトナー量(印刷トナー量又は廃トナー回収可能量)とを、操作パネル63に表示する。このように制御すると、プリンター1を使用するユーザーは、今後の印刷可能枚数や、各トナーボトル40及び廃トナーボックス50の交換時期等を前もって把握でき、プリンター1の使い勝手が向上する。
図13(a)(b)は、廃棄用超音波センサー51の音波反射器57,58の構造を示す第11実施例である。第11実施例では、廃棄用超音波センサー51の上部内面に、発信器52側の音波反射器57と受信器53側の音波反射器58とが一体的に設けられている。図13(a)(b)では、廃トナーボックス50上面に、音波反射器57,58の内周側に連通する上下貫通状の装着穴77,78が形成されている。廃棄用超音波センサー51の発信器52が一方の装着穴77に嵌め込み装着され、受信器53が一方の装着穴78に嵌め込み装着されている。これらのように構成すると、発受信器52,53をそれぞれ装着穴77,78に嵌め込むようにして廃棄用超音波センサー51を廃トナーボックス50の上面に取り付けるだけで、音波反射器57,58付きの発受信器52,53に構成できる。
本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば、画像形成装置としてプリンターを例に説明したが、これに限らず、複写機、ファクシミリ又はこれらの機能を複合的に備えた複合機等でもよい。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
39 ボトル収容部
40 トナーボトル
40a 底部
41 印刷用超音波センサー
42 発信器
43 受信器
45 ボトル駆動モーター
47,48 音波反射器
47a 発信口
48a 受信口
50 廃トナーボックス
50a 底部
51 廃棄用超音波センサー
52 発信器
53 受信器
55 均しスクリュー
57,58 音波発射器
57a 発信口
58a 受信口
60 コントローラー
61 記憶部
62 超音波制御部
63 操作パネル

Claims (12)

  1. トナー容器内のトナー表面に向けて超音波を発信する発信器及び前記トナー表面から反射した超音波を受信する受信器からなる反射型の超音波センサーを備え、前記受信器の受信結果に基づき前記トナー容器内のトナー量を検出するトナー量検出装置において、
    前記発信器及び前記受信器のうち少なくとも前記発信器に、前記トナー容器内の底部に向けて延びる音波反射器を取り付け、
    前記受信器自体又は前記受信器側にある音波反射器の受信口よりも、前記発信器側にある音波反射器の発信口を、前記トナー容器内の底部に近づけている、
    トナー量検出装置。
  2. 前記発信器側にある音波反射器の延出方向の長さが前記受信器の不感距離以上になっている、
    請求項1に記載のトナー量検出装置。
  3. 前記発信器と前記受信器とが互いに近接配置されている、
    請求項1又は2に記載のトナー量検出装置。
  4. 前記トナー容器内のトナー表面を均す均し部材を備え、
    前記超音波センサーを用いて前記トナー容器内のトナー量を検出する場合は、前記超音波センサーの作動前に前記均し部材を作動させる、
    請求項1〜3のうちいずれかに記載のトナー量検出装置。
  5. 前記音波反射器が前記トナー容器に一体的に設けられている、
    請求項1〜4のうちいずれかに記載のトナー量検出装置。
  6. 前記超音波センサーを制御する超音波制御部を備え、
    前記超音波制御部は、前記発信器で超音波を発信してからトナー表面を反射した超音波を前記受信器で受信するまでの時間を検出し、前記時間を用いて前記トナー容器内のトナー量を算出する、
    請求項1〜5のうちいずれかに記載のトナー量検出装置。
  7. 前記トナー容器は印刷トナーを収容するトナーボトルであり、
    前記発信器側にある音波反射器の発信口の位置は、前記トナーボトル内の印刷トナーが僅少状態であるときのトナー表面の位置に対応している、
    請求項6に記載のトナー量検出装置。
  8. 前記超音波制御部は、前記発信器で超音波を発信した後にトナー表面を反射した超音波を前記受信器で受信すれば、前記トナーボトル内の印刷トナーが僅少状態であると判断する、
    請求項7に記載のトナー量検出装置。
  9. 前記トナー容器は廃トナーを収容する廃トナーボックスであり、
    前記発信器側にある音波反射器の発信口の位置は、前記廃トナーボックス内の廃トナーが満杯状態であるときのトナー表面の位置に対応している、
    請求項6に記載のトナー量検出装置。
  10. 前記超音波制御部は、前記発信器で超音波を発信した後にトナー表面を反射した超音波を前記受信器で受信しなければ、前記廃トナーボックス内の廃トナーが満杯状態であると判断する、
    請求項9に記載のトナー量検出装置。
  11. 前記トナー容器は、印刷トナーを収容するトナーボトルと、廃トナーを収容する廃トナーボックスとであり、
    前記超音波制御部は、前記トナーボトル側の超音波センサーを用いて前記トナーボトル内の印刷トナー量を算出する一方、前記廃トナーボックス側の超音波センサーを用いて前記廃トナーボックス内の廃トナー回収可能量を算出し、前記印刷トナー量基準の印刷可能枚数と前記廃トナー回収可能量基準の印刷可能枚数とを比較し、
    各種情報の表示を行う表示部には、少ない方の印刷可能枚数が表示される、
    請求項6に記載のトナー量検出装置。
  12. 請求項1〜11のうちいずれかに記載のトナー量検出装置を備える、
    画像形成装置。
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