JP2016118151A - 軸受装置、回転機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な耐久性と潤滑性能を有する軸受装置、及びこれを備える回転機械を提供する。【解決手段】軸受装置10は、水平方向に延びる軸線O回りに回転可能な回転軸20を外周側から囲むように配置されるキャリアリング11と、回転軸20とキャリアリング11との間に配置されて、内周側に潤滑油を介して回転軸20を摺動可能に支持する第1パッド面P1が形成された軸受パッド13と、キャリアリング11に軸線O方向から固定されて、軸受パッド13の軸線O方向の移動を規制するとともに、内周側に前記潤滑油を介して回転軸Oを摺動可能に支持する第2パッド面P2が形成されたサイドプレートと、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、軸受装置、回転機械に関する。
回転機械の回転軸を回転可能に支持する軸受として、従来様々な技術が実用化されている。特に、水平方向に延びる回転軸を下方から支持するためのジャーナル軸受としては、ティルティングパッド軸受が広く用いられている。一般的にティルティングパッド軸受は、回転軸の周方向に沿って配列された複数のパッドと、これら複数のパッドを外周側から覆うキャリアリングと、を有している。回転軸の外周面とパッドとの間には一定の間隙が設けられている。この間隙に潤滑油を供給することで、回転軸の外周面とパッドの内周面とが潤滑された状態で摺接する。
このようなジャーナル軸受の具体例として、特許文献1に記載されたものが知られている。このジャーナル軸受は、回転軸を支持する上半部キャリアリング及び下半部キャリアリングと、下半部キャリアリングの径方向内側に間隔を開けて配置された複数のパッドと、これらパッドの周方向への移動を規制するパッドストップと、を有している。複数のパッドストップのうちの一部は、潤滑油を放出する給油ノズルとしての機能を備えている。
特開2010−203481号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたジャーナル軸受は、全ての軸受荷重を複数のパッドのみによって支持している。したがって、軸受を高荷重条件で運用する場合、高速回転時には、パッドと回転軸との間の油膜が薄くなることで、パッドの表面温度が上昇する。一方で、回転軸が低速回転している場合には、パッドの表面と回転軸とが直接接触することで、荷重がパッドの耐力を超えてしまう可能性がある。これにより、パッドの表面に塑性流動等が生じ、軸受としての性能が劣化する可能性がある。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、十分な耐久性と潤滑性能を有する軸受装置、及び回転機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
本発明の一態様に係る軸受装置は、水平方向に延びる軸線回りに回転可能な回転軸を外周側から囲むように配置されるキャリアリングと、前記回転軸と前記キャリアリングとの間に配置されて、内周側に潤滑油を介して前記回転軸を摺動可能に支持する第1パッド面が形成された軸受パッドと、前記キャリアリングに軸線方向から固定されて、前記軸受パッドの前記軸線方向の移動を規制するとともに、内周側に前記潤滑油を介して前記回転軸を摺動可能に支持する第2パッド面が形成されたサイドプレートと、を備える。
上述のような構成によれば、軸受パッドの第1パッド面に加えて、サイドプレートに形成された第2パッド面が、回転軸の外周面を支持する。これにより、第1パッド面と第2パッド面とに荷重が分散されるため、第1パッド面及び第2パッド面それぞれに加わる荷重を低減することができる。
本発明の一態様に係る軸受装置では、前記サイドプレートは、内周側に前記第2パッド面が形成されるとともに、前記軸線を中心として環状に形成された内側サイドプレートと、前記内側サイドプレートの外周面を外周側から支持する支持面が形成された外側サイドプレートと、を有し、前記内側サイドプレートの前記外周面は、前記軸線を含む断面視にて径方向外側に向かって突出する湾曲面とされており、前記外側サイドプレートの前記支持面は、前記湾曲面と対応する形状を有することで、前記湾曲面を調心可能に支持する構成であってもよい。
上述のような構成によれば、外側サイドプレートの支持面によって、内側サイドプレートの湾曲面が調心可能に支持される。これにより、内側サイドプレートに荷重が加わることで、内側サイドプレートが軸線に対して傾いた場合であっても、外側サイドプレートの支持面と、内側サイドプレートの湾曲面とによって調心されることで、この傾きを是正することができる。
本発明の一態様に係る軸受装置では、前記サイドプレートにおける前記第2パッド面を含む少なくとも一部は、耐塑性流動性を有する樹脂材料で形成されてもよい。
上述のような構成によれば、第2パッド面が耐塑性流動性を有する樹脂材料で形成されていることから、第2パッド面に過大な荷重が加わった場合であっても、第2パッド面に塑性流動を生じる可能性を低減することができる。
本発明の一態様に係る回転機械は、上記いずれか1つの態様に係る前記軸受装置と、該軸受装置によって支持される前記回転軸と、を備える。
上述のような構成によれば、軸受装置が有する耐久性と潤滑性能により、回転軸を安定的に軸受支持することが可能な回転機械を提供することができる。
本発明によれば、十分な耐久性と潤滑性能を有する軸受装置、及びこれを備える回転機械を提供することができる。
本発明の各実施形態に係る回転機械を示す概略図である。 本発明の各実施形態に係る軸受装置を軸線方向から見た図である。 図1におけるA−A視の断面図である。 本発明の第一実施形態に係る軸受装置における要部拡大図である。 本発明の第一実施形態に係る軸受装置の変形例における要部拡大図である。
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態に係る軸受装置10、及び回転機械100について図面を参照して説明する。
図1に示すように、回転機械100としての蒸気タービン100は、水平方向に延びる軸線O回りに回転する回転軸20と、回転軸20の外周面20Aに設けられた複数のブレード2と、回転軸20を外周側から覆うケーシング3と、ケーシング3の内周面に設けられるとともに、ブレード2に対して軸線O方向に互い違いに配列されたステータ4と、回転軸20を支持する複数の軸受部5と、を有している。
蒸気タービン100には、ケーシング3に設けられた蒸気流入部6を介して外部から高温高圧の蒸気が供給される。この蒸気は、ブレード2とステータ4との間で画成される蒸気流路7を流通する。蒸気流路7を流通する過程で、蒸気がブレード2に衝突することで、回転軸20が回転する。回転軸20の回転エネルギーは、不図示のジェネレータ等によって取り出されることで、発電等に利用される。回転軸20を回転させた後の蒸気は、ケーシング3に設けられた排気部8を介して外部に排気される。
軸受部5は、回転軸20の軸線O方向における両端部を支持する装置である。本実施形態に係る軸受部5は、1つのスラスト軸受9と、2つのジャーナル軸受10(軸受装置10)と、を有している。スラスト軸受9は、回転軸20の軸線O方向における荷重を支持する装置である。一方で、軸受装置10は、回転軸20を軸線Oと交差する方向から支持する装置である。
以下、この軸受装置10について詳述する。図2に示すように、ジャーナル軸受10は、キャリアリング11と、ガイドメタル12と、複数(2つ)の軸受パッド13と、複数(4つ)の給油ノズル14と、キャリアリング11に対して軸線O方向から取り付けられる一対のサイドプレート22、とを備えている。
キャリアリング11は、上半部キャリアリング16と、下半部キャリアリング17とを備えている。上半部キャリアリング16と下半部キャリアリング17とは、ジョイントボルト(不図示)を介して結合されている。
ガイドメタル12は、図2及び3に示すように、軸線O方向に2つ並んで配置されている。さらに、ガイドメタル12は、その外周面が上半部キャリアリング16の内周面と接するようにして、上半部キャリアリング16の半径方向内側にボルト(不図示)を介して固定されている。このガイドメタル12は、回転軸20が上側に向かって飛び上がることを防ぐために設けられる。
軸受パッド13は、回転軸20の軸回転方向前側に位置する上流側パッド13aと、回転軸20の軸回転方向後側に位置する下流側パッド13bとを備えている。上流側パッド13aおよび下流側パッド13bは、周方向に沿って並んで配置されており、例えば、W87(ホワイトメタル)やS25Cで作られている。また、上流側パッド13aおよび下流側パッド13bは、その外周面が下半部キャリアリング17の内周面と接するとともに、上流側パッド13aと下流側パッド13bとの間に、間隙を介して下半部キャリアリング17の半径方向内側に取り付けられている。さらに、詳細は図示しないが、これらの軸受パッド13(上流側パッド13a,下流側パッド13b)は、ティルティング機構を有している。
ガイドメタル12の内周側の面は、軸線O方向から見て概ね円弧状に形成されている。同様に、それぞれの軸受パッド13の内周側の面は、軸線O方向から見て概ね円弧状に形成されている。このように形成されたガイドメタル12の内周面及び軸受パッド13の内周面は、ともに回転軸の外周面20Aの形状に概ね対応するように形成されることで、第1パッド面P1とされている。
給油ノズル14は、例えば、底面の側から供給された潤滑油を、回転軸20の外周面と軸受パッド13の内周面との間に供給するものであり、ガイドメタル12の一端部(回転軸20の回転方向後方側に位置する下流側の端部)に配置された(第1の)給油ノズル14aと、上流側パッド13aの両端部(回転軸20の回転方向前方側に位置する上流側の端部および回転方向後方側に位置する下流側の端部)に配置された(第2の)給油ノズル14bおよび(第3の)給油ノズル14cと、下流側パッド13bの一端部(回転軸20の軸回転方向前側に位置する上流側の端部)に配置された(第4の)給油ノズル14dと、を備えている。そして、本実施形態において、各給油ノズル14a,14b,14c,14dからは同量の潤滑油が放出されるように、すなわち、各給油ノズル14(14a,14b,14c,14d)から全体流量の25%に相当する潤滑油が等しく供給されるようになっている。
上流側パッド13aおよび下流側パッド13bの軸線O方向への移動は、止めネジ(不図示)を介して下半部キャリアリング17の両端面に固定されたサイドプレート22によって規制されている。
サイドプレート22は、軸線O方向から見て環状に形成された板状の部材である。サイドプレート22は、キャリアリング11の軸線O方向における両端面に対して不図示のボルト等によって固定される。
詳しくは図4に示すように、サイドプレート22は、軸線Oを基準として径方向外側に位置する環状の外側サイドプレート23と、この外側サイドプレート23の内周側に設けられる環状の内側サイドプレート24と、を有している。言い換えると、外側サイドプレート23と内側サイドプレート24とは、ともに軸線Oを中心として環状に形成されている。
外側サイドプレート23の内周面は、径方向外側に向かって円弧状に湾曲して形成されることで、支持面23Aとされている。好ましくは、この支持面23Aは軸線O上の中心点を中心とする円弧状に形成される。
内側サイドプレート24の外周面は、外側サイドプレート23における支持面23Aと対応する形状に形成されることで、湾曲面24Aとされている。具体的には、この湾曲面24Aは、軸線Oを含む断面視で、径方向外側に向かって突出するように形成されている。湾曲面24Aをなす円弧の曲率、及び径寸法は、外側サイドプレート23の支持面23Aとおおむね同一とされている。
以上のような構成により、内側サイドプレート24の湾曲面24Aが、外側サイドプレート23の支持面23Aを摺動可能に支持する。これにより、内側サイドプレート24は、外側サイドプレート23の内周側で支持される。
さらに、本実施形態では、内側サイドプレート24の内周側(径方向内側)には、摺動層25が設けられている。摺動層25の内周面は、回転軸の外周面20Aに接触することで第2パッド面P2とされている。内側サイドプレート24は、この第2パッド面P2を介して回転軸20を摺動可能に支持する。第2パッド面P2を含む摺動層25は、耐塑性流動性を有する樹脂で形成される。このような樹脂材料としては、例えばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等が特に好適に用いられる。
さらに、サイドプレート22の軸線O方向における寸法は、回転軸20の軸径の5〜25%に設定されている。ここで、回転軸20が軸受装置10に与える荷重は軸径に概ね比例する。したがって、回転軸20の軸径に応じてサイドプレート22の軸線O方向における寸法を決定することで、個々の回転軸20の荷重に適した軸受装置10を得ることができる。
さらに、軸線O方向から見て、サイドプレート22の第2パッド面P2と、上述の第1パッド面P1(ガイドメタル12の内周面、及び軸受パッド13の内周面)との径方向における位置は同一とされている。言い換えると、第2パッド面P2の径寸法と、第1パッド面P1が形成する仮想円の径寸法は互いに同一の値に設定されている。したがって、回転軸20の外周面20Aは、軸線O方向において第1パッド面P1と第2パッド面P2とによって、潤滑油を介して摺動可能に支持される。なお、第1パッド面P1と第2パッド面P2とが、回転軸20の外周面20Aにともに接することができる限りにおいて、第2パッド面P2の径寸法と、第1パッド面P1が形成する仮想円の径寸法との間に多少の誤差が存在してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る軸受装置10では、軸受パッド13の第1パッド面P1に加えて、サイドプレート22に形成された第2パッド面P2が、回転軸20の外周面20Aを支持する。これにより、第1パッド面P1と第2パッド面P2とに荷重が分散されるため、第1パッド面P1に加わる荷重を低減することができる。これにより、軸受パッド13の耐荷重に対する余裕度を大きく確保することができる。
加えて、本実施形態では、軸線O方向におけるサイドプレート22の寸法が、回転軸20の軸径の5〜25%に設定されている。このような構成によれば、第2パッド面P2の面積を十分に確保することができる。加えて、回転軸20の軸径に応じてサイドプレート22の寸法が適宜決定されることから、個々の回転軸20の軸受荷重に適した軸受装置10を容易に得ることができる。
さらに、上述のような軸受装置10によれば、外側サイドプレート23の支持面23Aによって、内側サイドプレート24の湾曲面24Aが調心可能に支持される。より詳しくは図4に示すように、異常な荷重等によって回転軸20が軸線Oに対して角度をなすように傾いた場合、内側サイドプレート24は、この回転軸20の傾きに追従することで、外側サイドプレート23に対してわずかに変位する。すなわち、内側サイドプレート24の湾曲面24Aが、外側サイドプレート23の支持面23Aに対して、湾曲面24Aをなす円弧の周方向に沿って摺動する。
これにより、回転軸20に傾きが生じた場合であっても、内側サイドプレート24が変位することで回転軸20の傾きによって生じる応力成分が内側サイドプレート24に集中する可能性を低減することができる。
さらに、荷重が収束した場合には、内側サイドプレート24の湾曲面24Aが外側サイドプレート23の支持面23Aに対して、最初に生じた変位とは反対の方向に向かって再び摺動する。すなわち、内側サイドプレート24は外側サイドプレート23に対して調心可能となっている。
このように、内側サイドプレート24に荷重が加わることで、内側サイドプレート24が軸線Oに対して傾いた場合であっても、外側サイドプレート23の支持面23Aと、内側サイドプレート24の湾曲面24Aとによって調心されることで、この傾きを是正することができる。したがって、この軸受装置10によれば、回転軸20を安定的に支持することができる。
さらに、上述のような軸受装置10では、キャリアリング17に潤滑油を排出するための排出孔が形成されている。この排出孔を通じて軸受装置10内の潤滑油を円滑に外部に排出することができる。特に、本実施形態に係る軸受装置10では、内側サイドプレート24の第2パッド面P2と回転軸の外周面20Aとの間の間隙が狭くなっていることから、この間隙から潤滑油を排出することが難しい場合がある。しかしながら、上記のような排出孔がキャリアリング17に形成されていることにより、この排出孔から潤滑油を円滑に排出することができる。
さらに、上述のような構成によれば、第2パッド面P2がPEEK等の耐塑性流動性を有する樹脂材料で形成されていることから、第2パッド面P2に過大な荷重が加わった場合であっても、第2パッド面P2に塑性流動を生じる可能性を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明した。しかしながら、上述の実施形態で示した構成や、組み合わせは一例であって、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々の設計変更を加えることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、第2パッド面P2を含む摺動層25を、樹脂材料によって形成した例について説明した。しかしながら、摺動層25の材料は樹脂に限定されず、ホワイトメタル等によって摺動層25を形成することも可能である。要は、摺動層25は、回転軸20を形成する材料に比べて低い硬度を有するとともに、比較的に高い耐塑性流動性を有していればよい。このような材料で摺動層25を構成することにより、第2パッド面P2に対して異常な負荷が加わった場合であっても、第2パッド面P2及び回転軸の外周面20Aに損傷を生じる可能性を低減することができる。
さらに、上述の実施形態では、内側サイドプレート24における第2パッド面P2を含む少なくとも一部のみを摺動層25とする例について説明した。しかしながら、内側サイドプレート24の態様はこれに限定されない。例えば図5に示すように、内側サイドプレート24を同じ材料で一体に形成してもよい。
このような構成によれば、上述の実施形態における内側サイドプレート24の製造工程を簡略化することができる。これにより、軸受装置10の製造コストを低減することができるとともに、保守性を向上させることができる。
さらに、上述の軸受装置10では、サイドプレート22を軸線O方向に貫通する開孔が形成されていてもよい。この開孔を通じて軸受装置10内部を流通する潤滑油の余剰分を外部に排出することができる。
特に、本実施形態に係る軸受装置10では、第1パッド面P1及び第2パッド面P2と、回転軸の外周面20Aとの間の離間寸法が、ともに略同一とされている。これにより、内側サイドプレート24の第2パッド面P2と、回転軸の外周面20Aとの間の間隙が狭く設定されている。したがって、この間隙から排出される潤滑油の量が限定的となる。
しかしながら、上述のようにサイドプレート22に開孔を形成した場合には、この開孔を介して潤滑油を積極的に排出することができるため、軸受装置10に対して潤滑油を円滑に供給することができる。
さらに、上述の説明では、2つのガイドメタル12と、2つの軸受パッド13(上流側パッド13a,下流側パッド13b)とを備える軸受を一例として挙げた。しかしながら、本実施形態はこのような構成の軸受装置に限定されず、複数のパッドを備える軸受であれば如何なる構成であってもこれを適用することが可能である。
O…軸線 2…ブレード 3…ケーシング 4…ステータ 5…軸受部 6…蒸気流入部 7…蒸気流路 8…排気部 9…スラスト軸受 10…軸受装置 11…キャリアリング 12…ガイドメタル 13…軸受パッド 13a…上流側パッド 13b…下流側パッド 14…給油ノズル 14a…(第1の)給油ノズル 14b…(第2の)給油ノズル 14c…(第3の)給油ノズル 14d…(第4の)給油ノズル 15…パッドストップ 16…上半部キャリアリング 17…下半部キャリアリング 20…回転軸 20A…回転軸の外周面 22…サイドプレート 23…外側サイドプレート 23A…支持面 24…内側サイドプレート 24A…湾曲面 25…摺動層 100…回転機械 100…蒸気タービン P1…第1パッド面 P2…第2パッド面

Claims (4)

  1. 水平方向に延びる軸線回りに回転可能な回転軸を外周側から囲むように配置されるキャリアリングと、
    前記回転軸と前記キャリアリングとの間に配置されて、内周側に潤滑油を介して前記回転軸を摺動可能に支持する第1パッド面が形成された軸受パッドと、
    前記キャリアリングに軸線方向から固定されて、前記軸受パッドの前記軸線方向の移動を規制するとともに、内周側に前記潤滑油を介して前記回転軸を摺動可能に支持する第2パッド面が形成されたサイドプレートと、
    を備える軸受装置。
  2. 前記サイドプレートは、
    内周側に前記第2パッド面が形成されるとともに、前記軸線を中心として環状に形成された内側サイドプレートと、
    前記内側サイドプレートの外周面を外周側から支持する支持面が形成された外側サイドプレートと、
    を有し、
    前記内側サイドプレートの前記外周面は、前記軸線を含む断面視にて径方向外側に向かって突出する湾曲面とされており、
    前記外側サイドプレートの前記支持面は、前記湾曲面と対応する形状を有することで、前記湾曲面を調心可能に支持する請求項1に記載の軸受装置。
  3. 前記サイドプレートにおける前記第2パッド面を含む少なくとも一部は、耐塑性流動性を有する樹脂材料で形成される請求項1又は2に記載の軸受装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の前記軸受装置と、
    該軸受装置によって支持される前記回転軸と、
    を備える回転機械。
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