JP2016117226A - カバーシート折込装置及び製本システム - Google Patents

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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】コンパクトなサイズのカバーシート折込装置を提供する。【解決手段】カバーシートCV41を冊子BK41に折り込むカバーシート折込装置100において、冊子BK41の天側又は地側の一端がカバーシートCV41からはみ出した位置で、カバーシートCV41と冊子BK41とを密着させるカバーシート密着部1と、カバーシートCV41からはみ出した部分の冊子BK41と接触して冊子BK41の表紙を開く表紙開き部2と、冊子BK41の表紙を開いた状態で冊子BK41にカバーシートCV41を折り込む折込部3と、カバーシート密着部によりカバーシートCV41を冊子BK41に密着させた状態で、表紙開き部により冊子BK41の表紙を開き、折込部により冊子BK41にカバーシートCV41を折り込むように制御する制御部7とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、カバーシート折込装置及び製本システムに関する。
従来、書店の店頭において冊子にカバー、帯、ブックカバー等のカバーシートを折り込む作業は、必要に応じて店員により行われている。
冊子にカバーシートを自動的に折り込む装置としては、例えば、集積機構から製本部へ送り込まれた中紙が狭圧ブロックで挟持拘束されて隙間を介して移動され、表紙供給機構から供給されて縦搬送路を送られる表紙に揃えられて製本テープで接着され、表紙を被覆するカバーがカバー供給機構から縦搬送路へ供給され、表紙の他端辺をくるむようにその両端が折り畳まれることにより、カバー付き冊子を製造する製本装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−025755号公報
しかしながら、特許文献1に記載された製本装置では、表紙が開かれた冊子とカバーを密着させた状態でカバーを折り込むが、冊子とカバーとを密着させた後に表紙を開こうとするとカバーが邪魔になり表紙を開くことが難しい。一方、先に冊子の表紙を開いた状態を維持しながら、カバーを冊子に密着させると、表紙開き手段の他に、別途、冊子の表紙を開いた状態を維持するための手段が必要になる。
カバーシート折込装置を書店の店頭に設置することを考えた場合、カバーシート折込装置のサイズとしては、書店の会計カウンタの脇に設置可能な卓上サイズ等のコンパクトなサイズが望ましく、特許文献1に記載された製本装置では、卓上サイズ等のコンパクトなサイズにすることが難しいといった問題点があった。
本発明の課題は、よりコンパクトなサイズのカバーシート折込装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、請求項1に記載の発明のカバーシート折込装置は、
カバーシートを冊子に折り込むカバーシート折込装置において、
前記冊子の天側又は地側の一端が前記カバーシートからはみ出した位置で、前記カバーシートと前記冊子とを密着させるカバーシート密着部と、
前記カバーシートからはみ出した部分の前記冊子と接触して前記冊子の表紙を開く表紙開き部と、
前記冊子の表紙を開いた状態で前記冊子に前記カバーシートを折り込む折込部と、
前記カバーシート密着部により前記カバーシートを前記冊子に密着させた状態で、前記表紙開き部により前記冊子の表紙を開き、前記折込部により前記冊子にカバーシートを折り込むように制御する制御部と、
を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカバーシート折込装置において、
前記冊子を前記カバーシート密着部に挿入する冊子挿入部を備え、
前記制御部は、前記冊子挿入部により前記冊子の天側又は地側の一端が前記カバーシートからはみ出した位置で、前記カバーシート密着部に挿入させることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のカバーシート折込装置において、
前記カバーシートにおける前記冊子の天地方向の位置を整合する位置整合部を備え、
前記制御部は、前記位置整合部により前記カバーシートを折り込んだ前記冊子の天地方向の位置を整合させることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載のカバーシート折込装置において、
前記カバーシートが折り込まれた冊子を排出する冊子排出部を備え、
前記制御部は、前記冊子排出部により前記カバーシートが折り込まれた前記冊子の排出と同時に、前記カバーシートにおける前記冊子の天地方向の位置を整合させることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のカバーシート折込装置において、
前記カバーシートを密着させる際の前記冊子の位置を調整する調整部を備え、
前記制御部は、前記カバーシートにその天地方向の端部が折り畳まれた折り返し部が設けられている場合、前記冊子の天地方向の両端のうち前記カバーシートからはみ出していない方の端部が前記カバーシートの折り返し部と重なる位置に前記冊子が挿入されるように、前記調整部により前記冊子の位置を調整することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、
冊子を製本する製本装置と
前記製本装置に製本された冊子にカバーシートを折り込む請求項1から5のいずれか一項に記載のカバーシート折込装置と、
を備えることを特徴としている。
本発明によれば、よりコンパクトなサイズのカバーシート折込装置を提供することができる。
本発明を適用した実施形態のカバーシート折込装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のカバーシート折込装置の機能構成を示すブロック図である。 制御部の制御動作を説明するフローチャートである。 冊子を挿入した状態の地側から見た一例を示す説明図である。 冊子を挿入した状態を小口側から見た一例を示す説明図である。 表紙開き部により冊子の表紙を開いた状態の一例を示す説明図である。 冊子にカバーシートを折り込む動作の一例を示す説明図である。 位置調整部により冊子の天地とカバーシートの天地を揃えた一例を示す説明図である。 カバーシートの天地が折られている場合に挿入位置調整部により冊子の挿入位置を調整した一例を示す説明図である。 製本時におけるカバー等を一括して折り込むシステムの一例を示すブロック図である。
(実施形態)
[1.構成の説明]
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。なお、冊子の各部名称に関しては、特に別途定義していない場合は、当業者が通常使用している名称(例えば、表紙、天、地、背、小口、カバー、見開き等)を使用して説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態のカバーシート折込装置100の概略構成を示す斜視図である。また、図2は、カバーシート折込装置100の機能構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のカバーシート折込装置100は、冊子BK11をカバーシート折込装置100の挿入口IN11に挿入することにより、冊子BK11にカバーシートCV11を自動的に折り込む。
具体的には、本実施形態のカバーシート折込装置100は、カバーシート密着部1と、表紙開き部2と、折込部3と、挿入部4と、位置整合部5と、調整部6と、制御部7等を備えて構成されている。
カバーシート密着部1は、カバーシート搬送部(不図示)により搬送されてきたカバーシートCV11を所定の位置に固定する固定部と、カバーシート折込装置100に挿入された冊子BK11を、冊子BK11の天側又は地側の一端がカバーシートCV11からはみ出した位置で背側から挟持する挟持部を有し、カバーシート折込装置100に挿入された冊子BK11の背側から表紙の一部にかけてカバーシートCV11と一緒に挟持部で挟持することにより、カバーシートCV11を密着させると共に支持する。
表紙開き部2は、カバーシート密着部1の長手方向の一端に配置され、カバーシート密着部1からはみ出した冊子BK11の天側又は地側の表紙の近傍にある空気を吸引する手段を有し、カバーシート密着部1からはみ出した冊子BK11の表紙の近傍の空気を吸引する手段で吸引して、表紙を引き寄せることにより、冊子BK11の表紙を開く。
折込部3は、カバーシート密着部1で挟持された冊子BK11の表紙の両面の側にそれぞれ配置され、一方のローラが固定され他方のローラが当該固定されたローラを中心に回動可能な一対のローラを有し、カバーシート密着部1によりカバーシートCV11と冊子BK11とを密着され、表紙開き部2により冊子BK11の表紙を開かれた状態で、回動可能な一方のローラを回転させながら冊子BK11の表紙BC11に沿ってカバーシートCV11を巻き込むように回動させることにより、表紙が開いた冊子BK11にカバーシートCV11を折り込む。
挿入部4は、カバーシート折込装置100の挿入口に挿入された冊子BK11を表紙側から挟持してカバーシート密着部1まで移動させる複数のローラを有し、挿入された冊子BK11を、当該ローラで挟持して、冊子BK11の天又は地の一端が表紙開き部2に位置し、冊子BK11の他の部分がカバーシート密着部1に位置するように、冊子BK11を自動的に位置を調整しながら移動させて、カバーシート密着部1に挟持させる。
位置整合部5は、カバーシート密着部1で支持されている冊子BK11の天又は地を押して移動させるアクチュエータ等の駆動部を有し、カバーシートCV11を固定した状態で、駆動部で冊子BK11の天又は地を押して移動させることにより、カバーシートCV11上で滑らせて移動させ、冊子BK11とカバーシートCV11の双方の天地を揃える。
また、冊子BK11とカバーシートCV11の双方の天地を揃った状態で、駆動部でさらに、冊子BK11の天又は地と共にカバーシートCV11を押して移動させ冊子BK41をカバーシート折込装置100から排出させることにより、位置整合部5は、冊子排出部として機能させることもできる。
調整部6は、冊子BK11を表紙側から挟持してカバーシート密着部1まで移動させる複数のローラを有し、カバーシートにその天地方向の端部が折り畳まれた折り返し部が設けられている場合、カバーシート折込装置100の挿入口に挿入された冊子BK11を、当該ローラで挟持して、表紙開き部2に位置する冊子BK11の天又は地の長さが、カバーシートCV11の折り代(折り返し部)の長さよりも小さくなるように、冊子BK11を自動的に位置を調整しながら移動させて、カバーシート密着部1に挟持させる。
制御部7は、例えば、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72、RAM(Random Access Memory)73等を備えて構成されている。
CPU71は、ROM72から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM73に展開し、展開されたプログラムと協働してカバーシート折込装置100の各ブロック(カバーシート密着部1、表紙開き部2、折込部3、挿入部4、位置整合部5、調整部6等)の動作を集中制御する。このとき、例えば、不揮発性の半導体メモリ(フラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成された記憶部(不図示)に格納されている各種データが参照される。
ここで、制御部7は、例えば、LANカード等で構成された通信部(図示略)を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピュータ)との間で各種データの送受信を行っても良い。
[2.動作の説明]
ここで、カバーシート折込装置100の動作を図3に示すフローチャートを用いて説明する。また、併せて、図4〜図8に示す説明図を用いて冊子にカバーシートが折り込まれる状況を説明する。
図3のフローチャートに示すように、制御部7は、冊子BK41がカバーシート折込装置100に挿入されたか否かを判断する(ステップS31)。そして、制御部7は、冊子BK41がカバーシート折込装置100に挿入されていないと判断した場合には(ステップS31:No)、ステップS31に戻る。
制御部7は、冊子BK41がカバーシート折込装置100に挿入されたと判断した場合には(ステップS31:Yes)、カバーシート密着部1で冊子BK41にカバーシートCV41を密着させると共に、表紙開き部2により冊子BK41の表紙BC41を開く(ステップS32)。
図4は、冊子BK41がカバーシート折込装置100に挿入された状態を示しており、冊子BK41の背から表紙BC41の一部にかけてカバーシートCV41を密着させる。また、図5に示すように、冊子BK41の地(又は天)の一端は、表紙開き部2に位置し、冊子BK41の他の部分がカバーシート密着部1に位置し、カバーシート密着部1によりカバーシートCV41に密着されている。
なお、冊子BK41の天と地の間の長さL51は、カバーシートCV41の短手方向の長さL52と等しい。
このような位置関係を満足するために、制御部7が、挿入部4を制御して冊子BK41をカバーシート折込装置100に挿入してもよい。勿論、挿入部4を使用することなく、このような位置関係を満足するように作業者がカバーシート折込装置100に挿入してもよい。
このような冊子BK41の密着状態において、制御部7が、表紙開き部2を動作させることにより、図6に示すように、冊子BK41の表紙BC41を開く。例えば、表紙開き部2は、カバーシート密着部1からはみ出した冊子BK11の天側又は地側の一端の表紙BK41を吸引して引き寄せることにより、冊子BK11の表紙を開く。
ここで、図3に戻って、制御部7は、折込部3を制御して冊子BK41の表紙BC41を開いた状態で冊子BK41にカバーシートCV41を折り込む(ステップS33)。例えば、図7に示すように、折込部3を構成する一対のローラのうち回動可能な一方のローラを回転させながら冊子BK41の表紙BC41に沿ってカバーシートCV41を巻き込むように破線矢印のように回動させることにより、BC41表紙が開いた冊子BK41にカバーシートCV41を折り込む。
この時、カバーシートCV41を巻き込んで折り込みやすいようにガイド板(不図示)により表紙BC41の小口近傍を天から地にかけて支持してもよい。
すなわち、表紙BC41の材質によっては、折込部3を構成するローラの回動動作によって、表紙BC41の小口近傍が湾曲したり変形してカバーシートCV41をうまく折り込めないことが想定されるので、このようなガイド板を使用することにより表紙BC41の小口近傍が湾曲等を防止できるので、冊子BK41に確実にカバーシートCV41を折り込むことができる。
最後に、制御部7は、位置整合部5を制御して冊子BK41の天地と、カバーシートCV41の天地を揃える(ステップS34)。例えば、図8に示すように、制御部7は、位置整合部5により、カバーシートCV41を固定した状態で、冊子BK41の天又は地を押してカバーシートCV41上で矢印の方向に滑らせて移動させ、冊子BK11とカバーシートCV11の双方の天地を揃える。
或いは、制御部7が、位置調整部5を制御して、冊子BK11とカバーシートCV11の双方の天地を揃った状態で、さらに、冊子BK11の天又は地と共にカバーシートCV11を押して移動させることにより、カバーシートCV11の折り込まれた冊子BK41をカバーシート折込装置100から排出させる。
以上のように、本実施形態のカバーシート折込装置100によれば、冊子の天側又は地側の一端がカバーシートCV41からはみ出した位置で、カバーシートCV41と冊子BK41とを密着させるカバーシート密着部1と、カバーシートCV41からはみ出した部分の冊子BK41と接触して冊子BK41の表紙BC41を開く表紙開き部2と、冊子BK41の表紙BC41を開いた状態で冊子BK41にカバーシートCV41を折り込む折込部3と、カバーシート密着部1によりカバーシートCV41を冊子BK41に密着させた状態で、表紙開き部2により冊子BK41の表紙BC41を開き、折込部3により冊子BK41にカバーシートCV41を折り込むように制御する制御部7とを備えることにより、表紙開き手段2の他に、別途、冊子の表紙を開いた状態を維持するための状態維持手段が不要になるので、コンパクトなサイズのカバーシート折込装置100を提供することができる。
(変形例1)
[3.天地が折られたカバーシート]
実施形態の説明に際しては、カバーシートCV41の短手方向の長さL52と、冊子BK41の天と地の間の長さL51が等しいものであったが、カバーシートCV41の天地を折ることにより、冊子BK41の天と地の間の長さL51に等しくした場合、図9に示すように、カバーシートCV91には折り返し部AC91(折り代)が存在することになる。
冊子BK41の天地と、このような折り返し部AC91(折り代)が存在するカバーシートCV91の天地を揃えようとした場合(ステップS34に相当)、冊子BK41とカバーシートCV91の位置関係によっては、冊子BK41をカバーシートCV91上で滑らせる際に、折り返し部AC91(折り代)を捲り上げてしまう恐れがある。
このため、制御部7は、調整部6を制御して、表紙開き部2に位置する冊子BK41の天又は地の長さL91が、カバーシートCV91折り代の長さL92よりも小さくなるように冊子BK41の挿入位置を矢印AD91の方向に適宜調整する。
図9に示すように、「L92>L91」になる位置関係を満足することにより、冊子BK41をカバーシートCV91上で滑らせて冊子BK41の天地と、カバーシートCV91の天地を揃える際に、折り返し部AC91(折り代)を捲り上げてしまうことを防止できる。
(第2実施形態)
[4.製本システム]
実施形態の説明に際しては、カバーシート折込装置100単体で使用しているが、カバーシート折込装置100を既存の製本装置の後処理装置として用いることにより製本システムを構成してもよい。
例えば、図10に示すように、製本装置200は、既存の冊子を製本する装置であり、このような製本装置200の後段に、カバーの折り込み用のカバーシート折込装置100と、帯の折り込み用のカバーシート折込装置100と、ブックカバーの折り込み用のカバーシート折込装置100を3台連結して製本システムを構成してもよい。
図10に示す製本システムによれば、カバー、帯及びブックカバーがそれぞれ折り込まれた冊子を一括して製造することができる。
なお、実施形態の説明に際しては、カバーシート密着部1がカバーシート折込装置100に挿入された冊子BK41を挟持する幅は通常固定である。このため、厚さ(背部分の幅)が異なる冊子BK41に対して連続してカバーシートCV41を折り込む場合には、その都度、挟持する幅を調整しなければならない。
このため、カバーシート密着部1が冊子BK41を挟持する幅を調整可能にしてもよい。例えば、カバーシート密着部1の一方の挟持面を可動、或いは、双方の挟持面を可動にすることにより、厚さ(背部分の幅)が異なる冊子BK41に対して対応可能になる。
また、実施形態の説明に際しては、カバーシート搬送部(不図示)により搬送されたカバーシートCV11が、カバーシート密着部1の固定部により所定の位置に固定されているが、勿論、作業者が、カバーシート密着部1の固定部の所定の位置にカバーシートCV11を固定してもよい。
また、実施形態の説明に際しては、位置整合部5により、カバーシートCV41を固定した状態で、駆動装置で冊子BK41の天又は地を押して移動させることにより、カバーシートCV41上で滑らせて移動させ、冊子BK41とカバーシートCV41の双方の天地を揃えているが、勿論、カバーシート折込装置100から冊子BK41を取り出した後に、作業者が天地を揃えてもよい。
また、実施形態の説明に際しては、カバーシート密着部1からはみ出した冊子BK41の天側又は地側の一端に接触する位置の空気を吸引する手段を有する表紙開き部2を例示しているが、カバー付き冊子を扱う場合は、表紙開き部2は、カバー付き冊子を背側から挟持して圧着する一対の円筒形のローラであってもよい。例えば、一対のローラを一方向に回転させてカバー付き冊子に折り込まれたカバーを背側方向に搬送させる。この時、一対のローラの回転に伴って、カバー付き冊子に折り込まれたカバーが、表紙の表面で滑って、カバーのみが冊子の背側に搬送されて撓みが生じることにより、カバー付き冊子の表紙を開く。
より具体的には、制御部7が、表紙開き部2を構成する一対のローラを回転させると、ローラの回転に伴って、冊子に折り込まれたカバーが、表紙の表面で滑って、カバーのみが冊子の背側に搬送されて撓み部が生じる。
なお、カバーが、表紙の表面で確実に滑るために、表紙開き部2を構成するローラとカバーの摩擦係数μ1が、表紙とカバーの摩擦係数μ2よりも大きいことが好ましい(μ1>μ2)。
また、表紙開き部2を構成するローラが圧着する部分からカバーの小口部分における折り目までの長さL1は、撓み部が生じ、言い換えれば、カバーが背側に引っ張られて引き寄せられているため、表紙開き部2を構成するローラが圧着する部分から表紙の小口部分までの長さL2よりも短くなる(L1<L2)。
このため、表紙は、当該長さ違いの均衡を図るため冊子の外側に向かって湾曲しなければならず、結果として、冊子の表紙が開くことになる。
なお、表紙が、冊子の外側に向かって湾曲するために、表紙開き部2を構成するローラとカバーの摩擦係数μ1とローラの圧着力Pとの積が、表紙の湾曲時の抵抗力k2/L2(但し、硬度k2は表紙BC41の硬度)よりも大きいことが好ましい(μ1・P>k2/L2)。
さらに、表紙の撓み部が形成される位置が、背側ではなく、小口側になるようにするため、表紙の小口からローラの圧着する部分までの長さL2は、表紙の背から小口までの長さL3の半分よりも大きいことが好ましい(L2>L3/2)。
100 カバーシート折込装置
1 カバーシート密着部
2 表紙開き部
3 折込部
4 挿入部
5 位置整合部
6 調整部
7 制御部
200 製本装置
BK11、BK41 冊子
BC41 表紙
CV11、CV41、CV91 カバーシート

Claims (6)

  1. カバーシートを冊子に折り込むカバーシート折込装置において、
    前記冊子の天側又は地側の一端が前記カバーシートからはみ出した位置で、前記カバーシートと前記冊子とを密着させるカバーシート密着部と、
    前記カバーシートからはみ出した部分の前記冊子と接触して前記冊子の表紙を開く表紙開き部と、
    前記冊子の表紙を開いた状態で前記冊子に前記カバーシートを折り込む折込部と、
    前記カバーシート密着部により前記カバーシートを前記冊子に密着させた状態で、前記表紙開き部により前記冊子の表紙を開き、前記折込部により前記冊子にカバーシートを折り込むように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするカバーシート折込装置。
  2. 前記冊子を前記カバーシート密着部に挿入する冊子挿入部を備え、
    前記制御部は、前記冊子挿入部により前記冊子の天側又は地側の一端が前記カバーシートからはみ出した位置で、前記カバーシート密着部に挿入させることを特徴とする請求項1に記載のカバーシート折込装置。
  3. 前記カバーシートにおける前記冊子の天地方向の位置を整合する位置整合部を備え、
    前記制御部は、前記位置整合部により前記カバーシートを折り込んだ前記冊子の天地方向の位置を整合させることを特徴とする請求項1又は2に記載のカバーシート折込装置。
  4. 前記カバーシートが折り込まれた冊子を排出する冊子排出部を備え、
    前記制御部は、前記冊子排出部により前記カバーシートが折り込まれた前記冊子の排出と同時に、前記カバーシートにおける前記冊子の天地方向の位置を整合させることを特徴とする請求項1又は2に記載のカバーシート折込装置。
  5. 前記カバーシートを密着させる際の前記冊子の位置を調整する調整部を備え、
    前記制御部は、前記カバーシートにその天地方向の端部が折り畳まれた折り返し部が設けられている場合、前記冊子の天地方向の両端のうち前記カバーシートからはみ出していない方の端部が前記カバーシートの折り返し部と重なる位置に前記冊子が挿入されるように、前記調整部により前記冊子の位置を調整することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカバーシート折込装置。
  6. 冊子を製本する製本装置と
    前記製本装置に製本された冊子にカバーシートを折り込む請求項1から5のいずれか一項に記載のカバーシート折込装置と、
    を備えることを特徴とする製本システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106394059A (zh) * 2016-11-03 2017-02-15 汝泽昊 一种书本的封皮修复装置

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