JP2016115397A - 車両用導光部材、車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この発明は、ランプハウジング2と、ランプレンズ3と、光源6と、導光部材7と、を備える。導光部材7は、入射部12と、出射部13と、湾曲部14と、補助導光部15と、補助出射部16と、を有する。出射部13の出射面130と補助出射部16の補助出射面160とから出射光L11、L21が外部に出射する。この結果、この発明は、出射部13の出射面130と湾曲部14に対応もしくはほぼ対応する補助出射部16の補助出射面160とにおいて均一もしくはほぼ均一な点灯見栄えが得られる。
【選択図】 図1
Description
以下、この実施形態にかかる車両用導光部材、車両用灯具の構成について説明する。図2中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。
前記車両用灯具1は、リアコンビネーションランプを構成し、車両(図示せず)の後部の左右両側にそれぞれ装備される。前記車両用灯具1は、ランプハウジング2と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)3と、インナーレンズ4と、インナーパネル(インナーハウジング)5と、光源6と、この実施形態にかかる車両用導光部材としての導光部材(ライトガイド、導光体)7と、を備えるものである。前記光源6および前記導光部材7は、リアコンビネーションランプのストップランプ、テールランプ、サイドマーカーランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、ライセンスプレートランプなどのリアコンビネーションランプのランプユニットを構成する。
前記ランプハウジング2は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。前記ランプハウジング2は、主に車両の後側から外側にかけての部分が開口し、一方、主に車両の前側から内側にかけての部分が閉塞した形状をなす。
前記インナーレンズ4は、光透過性の部材から構成されている。前記インナーレンズ4は、図2に示すように、前記ランプレンズ3と前記導光部材7との間に配置されている。前記インナーレンズ4は、前記導光部材7から出射された出射光L11、L21を前記ランプレンズ3側に拡散透過させるものである。前記インナーレンズ4は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
前記光源6は、図1〜図5に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記光源6は、基板9と、発光部10と、から構成されている。前記光源6は、前記ランプハウジング2に固定部材としてのブラケット11を介して取り付けられている。なお、前記光源6は、前記ランプハウジング2に直接取り付けても良い。前記光源6は、前記インナーパネル5より前記ランプハウジング2側に配置されている。前記光源6の前記発光部10は、前記導光部材7の入射面120に対向して配置されている。
前記導光部材7は、内部での全反射を利用して光を中心線(中心軸線)O方向に沿って導くものである。前記導光部材7は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)などの透明樹脂材から構成されている。前記導光部材7は、断面形状が円形もしくはほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。前記導光部材7の直径は、この例では、約5〜8mmである。前記導光部材7は、入射部12と、出射部13と、湾曲部14と、補助導光部15と、補助出射部16と、を備える。前記導光部材7は、前記インナーパネル5の前記透孔50中に挿通されている。前記導光部材7の一端部分もしくは両端部分は、前記インナーパネル5より前記ランプハウジング2側に配置されている。前記導光部材7の中央部分(中間部分)は、前記インナーパネル5より前記ランプレンズ3側に配置されている。
前記入射部12は、前記導光部材7の一端部分もしくは両端部分に設けられている。なお、この例においては、前記導光部材7の一端部分の前記入射部12を示す。前記入射部12は、丸棒形状の直線形状もしくはほぼ直線形状をなす。前記入射部12の端面には、円形もしくはほぼ円形の前記入射面120が設けられている。前記入射面120は、前記光源6の前記発光部10に対向して配置されている。前記入射面120は、前記光源6の前記発光部10から放射される光を入射光L1、L2として前記導光部材7中に入射させる。
前記出射部13は、前記導光部材7の中央部分(中間部分)に設けられている。前記出射部13は、丸棒形状の直線形状もしくはほぼ直線形状をなす。前記出射部13の側面すなわち凸円面もしくはほぼ凸円面のうち、前記ランプレンズ3および前記インナーレンズ4側と対向する面(外側の側面であって外側面)には、出射面130が設けられている。前記出射面130は、前記入射面120から前記導光部材7中に入射した前記入射光L1、L2の一部であって、前記入射部12および前記湾曲部14を経て前記出射部13に導かれた前記入射光L1の一部を、出射光L11として外部、すなわち、車両の後方もしくは側方に出射させるものである。
前記湾曲部14は、前記導光部材7の前記入射部12と前記出射部13との間に一体に設けられている。前記湾曲部14は、固定された点(図示せず)もしくは徐変された点を中心として、中心角度が約90°の範囲に設けられている。この結果、前記入射部12の前記中心線Oと前記出射部13の前記中心線Oとのなす角度が約90°となる。すなわち、前記入射部12と前記出射部13とが約90°の角度で曲がっていることとなる。
前記湾曲部14の側面であって、外周側の側面(外周側面)には、前記補助導光部15が一体に設けられている。前記補助導光部15は、前記入射部12の側面であって前記出射部13と反対側の側面(外側の側面であって外側面)の延長線もしくはほぼ延長線と、前記出射部13の外側面の延長線もしくはほぼ延長線と、前記湾曲部14の外周側面と、の範囲内に設けられている。前記補助導光部15は、厚さが前記湾曲部14の太さより小さい板形状をなす。
前記補助導光部15には、前記補助出射部16が一体に設けられている。前記補助出射部16は、前記補助導光部15の前記出射部13の外側面の延長線上もしくはほぼ延長線上に設けられている。前記補助出射部16は、断面形状が前記出射部13の断面形状の半分もしくはほぼ半分の断面形状、すなわち、断面円形形状もしくは断面ほぼ円形形状をなす。この結果、前記補助出射部16は、平面もしくはほぼ平面と凸曲面(凸半円面もしくは凸ほぼ半円面)とからなる棒形状をなす。
前記出射部13の前記出射面130と前記補助出射部16の前記補助出射面160とは、面一もしくはほぼ面一である。前記出射部13の前記出射面130および前記補助出射部16の前記補助出射面160と前記インナーレンズ4との間W1、W2は、一定もしくはほぼ一定である。すなわち、前記出射部13の前記出射面130と前記インナーレンズ4との間の幅W1と、前記補助出射部16の前記補助出射面160と前記インナーレンズ4との間の幅W2とは、等しいもしくはほぼ等しい。
この実施形態にかかる車両用導光部材(以下、「導光部材7」と称する)、車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
この実施形態にかかる導光部材7、車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
なお、前記の実施形態においては、リアコンビネーションランプ、および、リアコンビネーションランプのストップランプなどのランプユニットについて説明するものである。ところが、この発明においては、フロントコンビネーションランプ、および、フロントコンビネーションランプのターンシグナルランプ、クリアランスランプ、サイドマーカーランプなどにも適用することができる。
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 インナーレンズ
5 インナーパネル
50 透孔
6 光源
7 導光部材
8 灯室
9 基板
10 発光部
11 ブラケット
12 入射部
120 入射面
13 出射部
130 出射面
131 反射面
132 段差面
14 湾曲部
15 補助導光部
16 補助出射部
160 補助出射面
161 補助反射面
162 補助段差面
L1、L2 入射光
L10、L20 反射光
L11、L21 出射光
O 導光部材の中心線
W1、W2、W3 幅
Claims (6)
- 内部での全反射を利用して光を導く棒形状の車両用導光部材において、
光を入射させる入射面を有する入射部と、
入射された光を出射させる出射面を有する出射部と、
前記入射部と前記出射部との間に設けられている湾曲部と、
を備え、
前記湾曲部には、入射された光を導く補助導光部が設けられていて、
前記補助導光部には、前記補助導光部により導かれた光を出射させる補助出射面を有する補助出射部が設けられている、
ことを特徴とする車両用導光部材。 - 前記補助導光部は、厚さが前記湾曲部の太さより小さい板形状をなし、
前記補助出射部は、断面形状が前記出射部の断面形状の半分もしくはほぼ半分の断面形状をなし、かつ、平面もしくはほぼ平面と凸曲面とからなる棒形状をなし、
前記補助出射部の前記平面もしくはほぼ平面は、前記補助導光部に一体に接続されていて、
前記補助出射部の前記凸曲面は、前記補助出射面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用導光部材。 - 前記出射部の前記出射面と前記補助出射部の前記補助出射面とは、面一もしくはほぼ面一である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用導光部材。 - 前記出射部の前記出射面と反対側の面もしくはほぼ反対側の面には、入射された光を前記出射面側に反射させる反射面が設けられていて、
前記補助出射部の前記平面もしくはほぼ平面には、前記補助導光部により導かれた光を前記補助出射面側に反射させる補助反射面が設けられている、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用導光部材。 - 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
前記灯室内の前記ランプハウジング側に配置されている光源と、
前記灯室内の前記ランプレンズ側に配置されている前記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用導光部材と、
を備え、
前記車両用導光部材の前記出射部の前記出射面および前記補助出射部の前記補助出射面と前記ランプレンズとの間は、一定もしくはほぼ一定である、
ことを特徴とする車両用灯具。 - 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
前記灯室内の前記ランプハウジング側に配置されている光源と、
前記灯室内の前記ランプレンズ側に配置されている前記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用導光部材と、
前記灯室内の前記ランプレンズと前記車両用導光部材との間に配置されているインナーレンズと、
を備え、
前記車両用導光部材の前記出射部の前記出射面および前記補助出射部の前記補助出射面と前記インナーレンズとの間は、一定もしくはほぼ一定である、
ことを特徴とする車両用灯具。
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