JP2016113522A - ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、本発明は、ゴム成分と、1種以上の両性化合物と、1種以上のカーボンブラックとを含むゴム組成物において、上記両性化合物が、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基、チオスルホン酸基、ジチオカルボン酸基、炭素数1〜20のアルキル基を有するチオアルキルカルボン酸基、及び、フェノール性水酸基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基である酸性官能基、並びに、アミノ基又は置換アミノ基である塩基性官能基を有し、上記カーボンブラックのうち少なくとも1種が、該カーボンブラックを製造するための原料油として、平均沸点T(°C)及び60°Fの水と比較した際の比重D(60/60°F)から以下の式で計算されるBMCI値が150以下、脂肪族炭化水素比率が30質量%以上である原料油を使用して得られたカーボンブラックであるゴム組成物に関する。
BMCI = 48640 / (T+273) +473.7D − 456.8
(A1):下記式(II)で表される化合物
(B1):下記式(II)で表される化合物の塩
(C1):下記式(II)で表される化合物の溶媒和物
(D1):下記式(II)で表される化合物の塩の溶媒和物
BMCI = 48640 / (T+273) +473.7D − 456.8
なお、BRのシス含量は赤外吸収スペクトル分析法により測定できる。
界面活性剤(SIGMA CHEMICAL社製「NONIDET P−40」)を加えた20%エタノール水溶液に精秤したカーボンブラック試料を加えて、カーボンブラック濃度が0.01重量%の試料液を調製する。この試料液を超音波分散機(超音波工業製「超音波発生装置USV−500V」)を用いて、振動数200kHz、出力100Wとして5分間分散処理することにより、カーボンブラックスラリーを調製する。一方、遠心沈降式の粒度分布測定装置(BROOK HAVEN INSTRUMENTS社製「BI−DCP PARTICLSIZER」)にスピン液(純水)10ミリリットルを注入し、更にバッファー液(20vol%エタノール水溶液)1ミリリットルを注入した後、前記調製したカーボンブラックスラリー各1ミリリットルを注入し、回転数8000rpmで遠心沈降させることによりストークス相当径を測定し、ストークス相当径に対して相対的な発生頻度のヒストグラムを作製する。ヒストグラムのピーク(A)を通るY軸と平行な直線と、ヒストグラムのX軸との交点をCとする。このCでのストークス直径を最大頻度ストークス相当径(Dmod)とする。また線分ACの中点をFとして、Fを通りX軸に平行な直線Gとヒストグラムの分布曲線との2点の交点(D、E)を求め、このDとEのストークス直径の差の絶対値をストークス相当径半値幅値(分布曲線の半値幅(△D50))とする。
なお、本明細書において、カーボンブラックの臭化セチルトリメチルアンモニウム吸着比表面積(CTAB)は、JIS K6217−3:2001に準拠して測定される値である。
なお、本明細書において、カーボンブラックのヨウ素吸着量(IA)は、JIS K6217−1:2008に準拠して測定される値である。
また、CTAB/IAは、カーボンブラック表面に存在する酸性官能基の量を評価するパラメーターとしても位置づけられる。カーボンブラック表面の酸性官能基は、ゴム成分との相互作用に寄与するが、CTAB/IAが高いほどカーボンブラックの表面に酸性官能基が多く存在していることを示す。従って、CTAB/IAが上記範囲内であると、ゴム成分に対してより顕著な補強効果を奏することができ、本発明の効果がより好適に得られる。
なお、本明細書において、カーボンブラックの24M4ジブチルフタレート吸油量(24M4DBP)は、ASTM D3493−85aに準拠して測定される値である。
なお、平均沸点Tは、当該原料油について蒸留試験を実施したときに、質量基準でその50%が溜出したときの温度である。
BMCI = 48640 / (T+273) +473.7D − 456.8
ここで動植物油とは、魚類肝臓から得られる脂肪油(肝油)やクジラからとれる海獣油のような水産動物油及び牛脂、豚脂などのような陸産動物油のほか、植物の種子、果実、核などから採取される脂肪酸グリセリドを成分とする油脂等を含有する。
なお、本明細書において、カーボンブラックのN2SAは、JIS K 6217−2:2001によって求められる。
なお、本明細書において、カーボンブラックのDBPは、JIS K6217−4:2001に準拠して測定される。
なお、シリカの窒素吸着比表面積は、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
上記塩基性官能基としては、第1級アミノ基、第2級アミノ基、第3級アミノ基等のアミノ基、置換アミノ基などが挙げられる。
なお上記両性化合物は、該化合物の金属塩であってもよい。
化合物(I)は上記式(I)で表されるが、上記式(I)において、R1のアルキレン基、アルケニレン基、アルキニレン基の炭素数は、好ましくは2〜18、より好ましくは2〜12である。該R1は直鎖状、分岐状のいずれでも良く、アルキレン基の具体例としては、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基など、アルケニレン基の具体例としては、ビニレン基、プロペニレン基、ブテニレン基など、アルキニレン基具体例としては、エチニレン基、プロピニレン基、ブチニレン基などが挙げられる。Aの酸性官能基としては,前述と同様のものが挙げられる。R2及びR3の炭素数1〜20のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基など、アルケニル基としては、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基など、アルキニル基としては、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基などが挙げられ、炭素数1〜20のアルコキシシリル基としては、トリエトキシシリル基、トリメトキシシリル基などが挙げられる。
(A1):下記式(II)で表される化合物(本明細書において、「化合物(II)」ともいう。)
(B1):化合物(II)の塩
(C1):化合物(II)の溶媒和物
(D1):化合物(II)の塩の溶媒和物
化合物(II)の塩は、R14がヒドロキシ基である化合物(II)のカルボキシラート塩、及び、化合物(II)中のアミン部分(−NH2又は−NH−)において酸とともに形成される付加塩を含む。
化合物(II)のカルボキシラート塩としては、例えば、式(II)におけるR14が−O−(Yn+)1/n(Yn+は、n価のカチオンを表し、nは1又は2を表す。)であるような塩の形態、すなわち、下記式(IV)で表される塩が挙げられる。
溶媒和物としては、メタノール和物や水和物等が挙げられる。
化合物(II)中の炭素−炭素二重結合とR13及びCO−R14との結合については、炭素−炭素二重結合の立体がE体の化合物、Z体の化合物、又は、E体の化合物及びZ体の化合物の混合物のいずれであってもよい。中でも炭素−炭素二重結合の立体がZ体である化合物が好ましい。
また、化合物(II)としては、下記式(III)で表される化合物が好ましい。
炭素数3〜12のシクロアルカンジイル基が有していてもよい置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基等の炭素数1〜4のアルキル基;フェニル基、4−メチルフェニル基、ナフチル基等の炭素数6〜10のアリール基;メトキシ基、エトキシ基、n−ブトキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシ基;アセチル基、ベンゾイル基、ホルミル基、ピバロイル基等の炭素数1〜7のアシル基;メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等の炭素数3〜4のアルコキシカルボニル基;フェノキシカルボニル基、ナフチルオキシカルボニル基等の炭素数7〜11のアリールオキシカルボニル基;アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基等の炭素数2〜7のアシルオキシ基;等が挙げられる。
炭素数3〜12のシクロアルカンジイル基としては、シクロペンチレン基、シクロへキシレン基、メチルシクロヘキシレン基、t−ブチルシクロヘキシレン基が好ましい。
Arにおける炭素数6〜12の2価の芳香族炭化水素基としては、フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニレン基等が挙げられる。
R11における*−B1−Ar−B2−*基としては、例えば、フェニレン基、ナフチレン基、ビフェニレン基、下記の基等が挙げられる。*は結合手を表す。
R12及びR13における炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。
R12及びR13における炭素数6〜12のアリール基は、炭素数6〜12の単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素を示し、例えば、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基等が挙げられる。
R12及びR13における炭素数1〜6のアルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペントキシ基、イソペントキシ基、n−ヘキシルオキシ基等が挙げられる。
R12及びR13が、互いに結合して炭素数2〜12のアルカンジイル基を形成する場合の、アルカンジイル基としては上記と同じ基が挙げられ、炭素数3又は4のアルカンジイル基であることが好ましい。また、R12及びR13が一緒になって、それらが結合している炭素原子と共に形成する環状構造としては、例えばシクロペンテン環、シクロヘキセン環等が挙げられる。
R12が水素原子であり、R13が水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基であることが好ましく、R12及びR13が水素原子であることがより好ましい。
R14における炭素数6〜12のアリールオキシ基としては、上記の炭素数6〜12のアリール基にオキシ基が結合した基が挙げられ、例えば、フェニルオキシ基、ナフチルオキシ基、ビフェニルオキシ基等が挙げられる。
R14における炭素数7〜15のアリールアルコキシ基としては、フェニルエチルオキシ基、ベンジルオキシ基、フェニルプロピルオキシ等が挙げられる。
R14における−NR15R16としては、メチルアミノ基、エチルアミノ基、フェニルアミノ基、エチルメチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、メチルフェニルアミノ基、エチルフェニルアミノ基、ジフェニルアミノ基等が挙げられる。
R14としては、ヒドロキシ基が好ましい。
また、Xとしては、−NH−が好ましい。
化合物(II)は、例えば、下記式(a)、(b)、又は(c)に示される反応を行なうことにより製造することができる。
化合物(II)の塩は、例えば、上記式(a)、(b)、又は(c)に示される反応により、R14がヒドロキシ基である化合物(II)を製造し、当該化合物(II)について、塩形成反応を行なうことにより製造することができる。塩形成反応としては、例えば当該化合物(II)を金属を用いて金属塩化する反応が挙げられる。
上記式(IV)で表される塩は、例えば下記の式に示される方法により製造することができる。
式(IV)で表される塩は、例えば、上記式(a)、(b)、又は(c)に示される反応により、R14がヒドロキシ基である化合物(II)を製造し、当該化合物(II)について、塩形成反応を行なうことにより製造することができる。塩形成反応としては、当該化合物(II)を金属(上記Yで示される金属を含有する水酸化物、炭酸塩および炭酸水素塩、等)を用いて金属塩化する反応や、アミン等のカルボキシ基と塩形成しうる有機塩基類を用いて塩を形成する反応が挙げられる。
化合物(II)の水和物は、例えば、上記式(a)、(b)、又は(c)に示される反応を、水及び有機溶媒の混合溶媒中で行うか、あるいは、化合物(II)を製造した後、水溶媒でリパルプ又は再結晶を行うことにより製造することができる。
化合物(II)のメタノール和物は、例えば、式(a)、(b)、又は(c)に示される反応を、メタノールを含む有機溶媒中で行うか、あるいは、化合物(II)を製造した後、メタノール溶媒でリパルプ又は再結晶を行うことにより製造することができる。
化合物(II)の塩の水和物は、例えば、式(a)、(b)、又は(c)に示される反応により、R14がヒドロキシ基である化合物(II)を製造し、当該化合物(II)について、水及び有機溶媒の混合溶媒中で塩形成反応を行うか、あるいは、化合物(II)の塩を製造した後、水溶媒でリパルプ又は再結晶を行うことにより製造することができる。
化合物(II)の塩のメタノール和物は、例えば、式(a)、(b)、又は(c)に示される反応により、R14がヒドロキシ基である化合物(II)を製造し、当該化合物(II)について、メタノールを含む有機溶媒中で塩形成反応を行うか、あるいは、化合物(II)の塩を製造した後、メタノール溶媒でリパルプ又は再結晶を行うことにより製造することができる。
すなわち、前記成分を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でトレッドなどの各タイヤ部材の形状にあわせて押出し加工し、他のタイヤ部材とともに、タイヤ成型機上にて通常の方法で成形することにより、未加硫タイヤを形成する。この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することによりタイヤを得る。
空気導入ダクトと燃焼バーナーを備える内径500mm、長さ1750mmの燃焼帯域、該燃焼帯域に連なっており、周辺から原料ノズルを貫通設置した内径55mm、長さ700mmの狭径部からなる原料導入帯域、クエンチ装置を備えた内径200mm、長さ2700mmの後部反応帯域を順次接合したカーボンブラック製造設備を用いた。
[製造条件](ファーネス法)
この製造設備を用い、燃料に天然ガスを用い、特性を表1に示した油及び石油系炭化水素を原料油として用い、その他条件として表2に示した各条件によりカーボンブラックを製造した。各製造例により得られたカーボンブラックの歩留まり、各種特性を表2に併せて示した。なお、カーボンブラックの各種特性の測定は、上述の方法により行った。また、製造例2−5、7−14により得られたカーボンブラックは、上記カーボンブラック(1)に相当する。なお、製造例12−14により得られたカーボンブラックについては、歩留まりが悪く、評価を行えるほどのカーボンブラックが得られなかったため、該製造条件における原料油量の値は確認できず、更に、カーボンブラックの各種特性の測定、及び後述するカーボンブラックをゴム組成物に配合する試験は行わなかった。
窒素ガスで置換した反応容器に3−ブロモプロピルアミン臭化水素酸塩75g、チオ硫酸ナトリウム・五水和物85.26g、メタノール375ml、水375mlを加え、これらの混合物を70℃、5時間還流した。放冷した後、減圧下でメタノールを除去した。残渣に水酸化ナトリウム13.68gを加え、室温で1時間攪拌した後、減圧下で溶媒を除去した。得られた残渣にエタノール600mlを加えて1.5時間還流した。熱ろ過を行い、ろ液を減圧下で濃縮し結晶を得た。結晶をろ過により取り出し、エタノールで洗浄し。更にヘキサンでの洗浄を行った。得られた結晶を真空乾燥し、S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸ナトリウムを得た。窒素ガスで置換した反応容器にS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸ナトリウム52g、水90ml、5mol/l塩酸を加え、得られた溶液を減圧下で濃縮し、ろ過により結晶を取り出した。得られた結晶を真空乾燥し、下記式(A)で表されるS−(3−アミノプロピル)チオ硫酸を得た。
反応容器に、フタルイミドカリウム99.2g及びジメチルホルムアミド480mlを加えた。この混合物に1,6−ジブロモヘキサン200gとジメチルホルムアミド200mlとの混合物を室温で滴下した。滴下終了後、得られた混合物を120℃まで昇温して5時間還流し、放冷後、反応混合物から溶媒を留去した。酢酸エチルと水とを加えて分液した後、有機層を濃縮した。得られた残渣にヘキサンと酢酸エチルを加え、結晶を析出させた。結晶を取り出し、真空乾燥して、N−(6−ブロモヘキシル)フタルイミドを得た。反応容器に、N−(6−ブロモヘキシル)フタルイミド40g、チオ硫酸ナトリウム・五水和物32.0g、メタノール200ml、水200mlを加え、これらの混合物を5時間還流させ、放冷後、反応混合物から溶媒を留去した。得られた残渣に、エタノール200mlを加えて1.5時間還流した。熱ろ過を行い、ろ液を減圧下で濃縮し結晶を得た後、静置した。結晶をろ過により取り出し、エタノールで洗浄し、更にヘキサンでの洗浄を行った。得られた結晶を真空乾燥し、6−フタルイミドヘキシルチオ硫酸ナトリウム塩を得た。窒素置換した反応容器に、6−フタルイミドヘキシルチオ硫酸のナトリウム塩20.0g(54.7mmol)及びエタノール200mlを仕込み、得られた混合物にヒドラジン・一水和物4.25g(84.8mmol)を滴下した。滴下終了後、得られた混合物を70℃で5時間攪拌した後、減圧下でエタノールを留去した。残渣にメタノール100mlを加えて1時間還流させた。熱ろ過により結晶を取得し、これをメタノールで洗浄し、真空乾燥することにより、S−(6−アミノヘキシル)チオ硫酸ナトリウム塩を得た。窒素ガスで置換した反応容器に、S−(6−アミノヘキシル)チオ硫酸ナトリウム26g、水45ml、5mol/l塩酸を加え、得られた溶液を減圧下で濃縮し、ろ過により結晶を取り出した。得られた結晶を真空乾燥し、下記式(B)で表されるS−(6−アミノヘキシル)チオ硫酸を得た。
上記製造例A及びBで得られた両性化合物A及びBをそれぞれ、分散溶媒(トルエン)と分散剤(10質量%スルホこはく酸ジー2−エチルヘキシルナトリウム/トルエン溶液)との混合溶液に室温で分散させ、得られた分散液に超音波を照射しながら、該分散液を5分間撹拌して試験液を得た。該試験液を回分セルに移し、1分後に測定した。(屈折率:1.70−0.20i)
窒素雰囲気下、反応容器に1,4−フェニレンジアミン195.5g(1.81mol)とテトラヒドロフラン3000mlを仕込んだ。そこへ氷冷下、無水マレイン酸118.1g(1.20mol)をテトラヒドロフラン1200mlに溶解した溶液を約3時間で滴下した後、室温で一晩撹拌した。反応終了後、析出した結晶を濾取し、テトラヒドロフラン250mlで2回洗浄し、40℃で乾燥して粗製の(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸を黄橙色の粉末として241.8g得た。粗製の(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸241.8gに水484mlを加えて0〜10℃に冷却し、5N水酸化ナトリウム水溶液216ml、次いで1N水酸化ナトリウム水溶液21mlを滴下した。その後、減圧下に溶媒を留去して得られた残渣に2−プロパノール200mlを加えて再度減圧下に溶媒を留去した。得られた黄褐色固体にテトラヒドロフラン800mlを加えて室温で一晩撹拌し、固体を濾取、テトラヒドロフラン100mlで3回洗浄して乾燥し、粗製のナトリウム(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸を279g得た。粗製のナトリウム(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸279gを2分割し、それぞれにメタノール2800mlを加え、1時間加熱還流後、熱時に濾過を行い不溶物を除去した。ろ液を減圧濃縮して得られた固体を合一し、テトラヒドロフラン750mlを加えて室温で一晩撹拌して、50℃で30分保温した後、熱時濾過した。得られた固体をテトラヒドロフラン150mlで3回洗浄し、45℃で5時間減圧乾燥して、下記式(C)で表されるナトリウム(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸メタノール和物を淡褐白色の粉末として264.6g得た。収率84.5%。
H1−NMR(300MHz,DMSO−d6)δppm:14.6(1H,s),7.3(2H,d,J=8.9Hz),6.5(2H, d,J=8.9Hz),6.1(1H,d,J=13.5Hz),5.6(1H,d,J=13.5Hz),4.1(1H,q,J=5.4,10.5Hz),4.8(2H、s)、3.2(3H、s)。
NR:TSR20
BR:宇部興産(株)製のウベポールBR150B(シス含量:97質量%)
カーボンブラック:製造例1〜11により得られたカーボンブラック
両性化合物A:S−(3−アミノプロピル)チオ硫酸(製造例Aで調製)
両性化合物B:S−(6−アミノヘキシル)チオ硫酸(製造例Bで調製)
両性化合物C:ナトリウム(2Z)−4−[(4−アミノフェニル)アミノ]−4−オキソ−2−ブテン酸メタノール和物(製造例Cで調製)
オイル:(株)ジャパンエナジー製のプロセスX−140(芳香族系プロセスオイル)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「椿」
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノクラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
1.7Lバンバリーミキサーを用いて、表3〜6に示す配合内容に従い、硫黄及び加硫促進剤以外の材料を160℃の条件下で3分間混練りし、混練り物を得た。次に、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加し、2軸オープンロールを用いて、80℃の条件下で5分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物を170℃で15分間プレス加硫し、加硫ゴム組成物を得た。
未加硫ゴム組成物について、JIS K6300に準拠したムーニー粘度の測定方法に従い、130℃でムーニー粘度を測定した。基準比較例のムーニー粘度(ML1+4)を100として、他の配合については、下記計算式により指数表示した(ムーニー粘度指数)。指数が大きいほどムーニー粘度が低く、加工性に優れることを示す。なお、ムーニー粘度指数が100程度であれば、充分に良好な加工性であるといえる。
(ムーニー粘度指数)=(基準比較例のML1+4)/(各配合のML1+4)×100
粘弾性スペクトロメーターVES((株)岩本製作所製)を用いて、温度50℃、初期歪み10%、動歪み2%の条件下で各配合の損失正接(tanδ)を測定し、基準比較例のtanδを100として、他の配合については、下記計算式により指数表示した(転がり抵抗指数)。指数が大きいほど転がり抵抗特性(低発熱性)に優れることを示す。
(転がり抵抗指数)=(基準比較例のtanδ)/(各配合のtanδ)×100
ランボーン摩耗試験機を用いて、温度20℃、スリップ率20%及び試験時間2分間の条件下でランボーン摩耗量を測定した。更に、測定したランボーン摩耗量から容積損失量を計算し、基準比較例のランボーン摩耗指数を100として、他の配合については、下記計算式により容積損失量を指数表示した(ランボーン摩耗指数)。指数が大きいほど耐摩耗性に優れることを示す。
(ランボーン摩耗指数)=(基準比較例の容積損失量)/(各配合の容積損失量)×100
具体的には、比較例1、3、4、実施例1の対比や、比較例2、3、4、実施例2の対比、比較例8、10、11、実施例9の対比、比較例9、10、11、実施例10の対比、あるいは、比較例16、17、18、実施例19の対比や、比較例22、23、24、実施例23の対比などにより、特定の酸性官能基及び特定の塩基性官能基を有する両性化合物(両性化合物A、B、又はC)と、カーボンブラック(1)とを併用することにより、耐摩耗性及び低発熱性が相乗的に改善されることが分かった。
Claims (17)
- ゴム成分と、1種以上の両性化合物と、1種以上のカーボンブラックとを含むゴム組成物において、
前記両性化合物が、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基、チオスルホン酸基、ジチオカルボン酸基、炭素数1〜20のアルキル基を有するチオアルキルカルボン酸基、及び、フェノール性水酸基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基である酸性官能基、並びに、アミノ基又は置換アミノ基である塩基性官能基を有し、
前記カーボンブラックのうち少なくとも1種が、該カーボンブラックを製造するための原料油として、平均沸点T(°C)及び60°Fの水と比較した際の比重D(60/60°F)から以下の式で計算されるBMCI値が150以下、脂肪族炭化水素比率が30質量%以上である原料油を使用して得られたカーボンブラックであるゴム組成物。
BMCI = 48640 / (T+273) +473.7D − 456.8 - 前記両性化合物が、下記式(I)で表される化合物である請求項1記載のゴム組成物。
- 前記式(I−2)中のMr+で表される金属イオンが、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、セシウムイオン、コバルトイオン、銅イオン、又は亜鉛イオンである請求項3記載のゴム組成物。
- 前記両性化合物が、(A1)、(B1)、(C1)及び(D1)からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1記載のゴム組成物。
(A1):下記式(II)で表される化合物
(B1):下記式(II)で表される化合物の塩
(C1):下記式(II)で表される化合物の溶媒和物
(D1):下記式(II)で表される化合物の塩の溶媒和物
- 前記式(II)中のR12及びR13が、水素原子である請求項5記載のゴム組成物。
- 前記R11が、置換基を有していてもよい炭素数6〜12の2価の芳香族炭化水素基であり、前記Xが、−NH−である請求項5〜7のいずれかに記載のゴム組成物。
- 前記R14が、ヒドロキシ基である請求項5〜8のいずれかに記載のゴム組成物。
- 前記両性化合物の含有量が、カーボンブラック100質量部に対して0.01〜30質量部である請求項1〜9のいずれかに記載のゴム組成物。
- 前記カーボンブラックのうち少なくとも1種が、該カーボンブラックを製造するための原料油として、BMCI値が95以上、脂肪族炭化水素比率が60質量%以下である原料油を使用して得られたカーボンブラックである請求項1〜10のいずれかに記載のゴム組成物。
- 前記原料油に含まれる脂肪族炭化水素100質量%中、10質量%以上が動植物油またはその改質品由来の脂肪族炭化水素である請求項1〜11のいずれかに記載のゴム組成物。
- 前記原料油がトール油を含有する請求項1〜12のいずれかに記載のゴム組成物。
- 前記カーボンブラックのうち少なくとも1種が、ファーネス法で製造されたカーボンブラックである請求項1〜13のいずれかに記載のゴム組成物。
- ゴム成分と、1種以上の両性化合物と、1種以上のカーボンブラックとを含むゴム組成物において、
前記両性化合物が、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基、チオスルホン酸基、ジチオカルボン酸基、炭素数1〜20のアルキル基を有するチオアルキルカルボン酸基、及び、フェノール性水酸基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基である酸性官能基、並びに、アミノ基又は置換アミノ基である塩基性官能基を有し、
前記カーボンブラックのうち少なくとも1種が、アグリゲート特性としてストークス相当径の分布曲線の最大頻度径(Dmod)が79nm以下、Dmodに対する分布曲線の半値幅(△D50)の比(△D50/Dmod)が0.78以上のカーボンブラックであるゴム組成物。 - タイヤ用ゴム組成物として用いられる請求項1〜15のいずれかに記載のゴム組成物。
- 請求項16記載のゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤ。
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